JP2005227210A - 直流高圧電源装置 - Google Patents

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啓三 穐田
Tatsunobu Sugita
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Abstract

【課題】 電源変圧器の小型化ひいては直流高圧電源装置の小型化を可能にする。
【解決手段】 この直流高圧電源装置においては、電源変圧器2を、その鉄心4の三つの脚6がほぼ水平に並ぶ横向きに配置して接地電位部から支持し、三つの倍電圧整流回路20を、その各ベース板42と電源変圧器2の鉄心4との間に絶縁支柱をそれぞれ設けて、電源変圧器2の各二次巻線12の上方にそれぞれ支持し、かつ各二次巻線12を、それに対応する各倍電圧整流回路20のベース板42からそれぞれ吊り下げて支持している。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば電子線照射装置等の直流高電圧を必要とする装置に用いられる直流高圧電源装置に関する。
この種の直流高圧電源装置の電気回路の例を図5に示す。この直流高圧電源装置は、三相の電源変圧器2と、各相の二次出力をそれぞれ倍電圧整流する三つの倍電圧整流回路20とを備えている。
電源変圧器2は、鉄心4に三つの一次巻線10および三つの二次巻線12を巻いた構成をしている。三つの一次巻線10は、この例では、Δ結線されて、U相、V相、W相の入力端子14に接続されているが、Y結線でも良い。この入力端子14には、例えば200V程度の三相の商用交流電力が入力される。各二次巻線12は、接続線16を経由して、各倍電圧整流回路20にそれぞれ接続されている。各二次巻線12の出力電圧は、例えば50kV(ピーク値)という高電圧である。
各倍電圧整流回路20は、特許文献1にも記載されているように、二つの整流器22および二つのコンデンサ24を有する周知の倍電圧整流回路である。そしてこの三つの倍電圧整流回路20は、接続線26で互いに直列接続されている。接続線26の一端は接地されており、他端は高圧出力端子28に接続されている。各倍電圧整流回路20は、例えば、各二次巻線12の出力電圧が前記のように50kVの場合、約100kVの直流電圧をそれぞれ出力する。その場合は、高圧出力端子28には、約−300kVの直流高電圧HVが出力される。
特開平7−320680号公報(段落0002、図3)
上記のような電気回路の直流高圧電源装置は、従来は、構造的には図3および図4に示すように構成されていた。
即ち、電源変圧器2の鉄心4は、三つの脚6を継鉄8でつないだ三脚鉄心であり、その各脚6の周りに一次巻線10をそれぞれ配置し(巻き)、かつ各一次巻線10の外側に、各一次巻線10との間に一定距離の空間30をあけて、円筒状の二次巻線12をそれぞれ配置した(巻いた)構成をしている。各空間30は、各二次巻線12から出力される前記のような高電圧を電気絶縁(空間絶縁)するためのものである。
電源変圧器2は、その鉄心4の三つの脚6が(換言すれば三つの二次巻線12が)ほぼ垂直に並ぶ縦向きに配置されている。三つの二次巻線12は、各相の二次巻線12間の電気絶縁を行いつつ前記空間30を維持するために、絶縁板32によって支持されている。絶縁板32は、この例は半割れ構造であり、各二次巻線12を左右から挟んで合わせ目34で合わされている。
各倍電圧整流回路20は、複数の絶縁支柱44を用いて、各二次巻線12の横にそれぞれ位置するように、縦に積み重ねられている。この絶縁支柱44によって、各倍電圧整流回路20間の電位差(例えば前述した100kV)を電気絶縁している。各倍電圧整流回路20は、ベース板42を有しており、その上に図5に示した整流器22およびコンデンサ24を有する電気回路が組まれている。ベース板42は、例えば金属製であるが、絶縁物製でも良い。前者の場合は、その上に、前記電気回路を所定の電気絶縁を保って組めば良い。
この直流高圧電源装置は、この例では、金属製の容器(例えばSF6 ガスを充填した容器)内に収納されており、当該容器の底面40上に金属製のベース板38を設けて、その上に電源変圧器2および各倍電圧整流回路20を支持している。具体的には、ベース板38上に、金属製の複数の支柱36を用いて鉄心4を支持すると共に、上記絶縁板32および絶縁支柱44を支持している。底面40およびベース板38は、電気的に接地されていて、接地電位部を構成している。鉄心4は、支柱36を経由して電気的に接地されている。上記接続線26の一端は、例えばベース板38に接続されて接地されている。
上記直流高圧電源装置においては、各相の二次巻線12間の電気絶縁が、絶縁板32を用いた沿面絶縁であるため、空間絶縁の場合に比べて、各二次巻線12間の距離L1 を大きく取る必要がある。これは、一般的に、空間絶縁耐力に比べて沿面絶縁耐力の方が小さいからである。その結果、各二次巻線12間の距離L1 が大きくなり、電源変圧器2の小型化ひいては当該直流高圧電源装置の小型化を阻害していた。
そこでこの発明は、電源変圧器の小型化ひいては直流高圧電源装置の小型化を可能にすることを主たる目的としている。
この発明に係る直流高圧電源装置は、前記電源変圧器を、その鉄心の三つの脚がほぼ水平に並ぶ横向きに配置して接地電位部から支持し、前記三つの倍電圧整流回路を、その各ベース板と前記電源変圧器の鉄心との間に絶縁支柱をそれぞれ設けて、前記電源変圧器の各二次巻線の上方にそれぞれ支持し、かつ前記電源変圧器の各二次巻線を、それに対応する各倍電圧整流回路のベース板からそれぞれ吊り下げて支持していることを特徴としている。
上記構成によれば、電源変圧器の各二次巻線を、それに対応する各倍電圧整流回路のベース板からそれぞれ吊り下げて支持しているので、各二次巻線間の電気絶縁は、空間による空間絶縁となる。従って、沿面絶縁の場合に比べて、各二次巻線間の距離を小さくすることができる。その結果、電源変圧器の小型化ひいては当該直流高圧電源装置の小型化が可能になる。
この発明に係る直流高圧電源装置によれば、電源変圧器の各二次巻線間の電気絶縁が空間絶縁となるので、沿面絶縁の場合に比べて、各二次巻線間の距離を小さくすることができる。その結果、電源変圧器の小型化ひいては当該直流高圧電源装置の小型化が可能になる。
また、電源変圧器の上方に、絶縁支柱によって、各倍電圧整流回路を支持した構成をしていて、電源変圧器と倍電圧整流回路とは互いに機械的にも結合された一群のものとして構成されているので、当該直流高圧電源装置の移動が容易になると共に、より小型化が可能になる。
図1は、この発明に係る直流高圧電源装置の一実施形態を示す図であり、電源変圧器は断面で示している。図2は、図1のP視図であり、巻線は断面で示している。電気回路は図5に示したとおりである。図3および図4に示した従来例と同一または相当する部分には同一符号を付し、以下においては当該従来例との相違点を主に説明する。
この直流高圧電源装置においては、前記電源変圧器2を、その鉄心4の三つの脚6が(換言すれば三つの二次巻線12が)ほぼ水平(水平を含む)に並ぶ横向きに配置して、金属製の複数の支持体50によって、接地電位部から支持している。即ち、前記容器の底面40上のベース板38上に支持している。鉄心4は、支持体50を経由して電気的に接地されている。
各支持体50は、支柱でも良いし、車輪を有するものでも良い。車輪を有するものにすると、当該直流高圧電源装置の移動が、例えば前記容器の内外への移動が容易になる。
前記三つの倍電圧整流回路20は、その各ベース板42と電源変圧器2の鉄心4との間に複数の絶縁支柱52(図1には表れていない。図2参照)をそれぞれ設け、それによって、電源変圧器2の各二次巻線12の上方にそれぞれ支持している。
更に、電源変圧器2の各二次巻線12を、それに対応する(即ち各二次巻線12の上方に位置する)各倍電圧整流回路20のベース板42から、この例では吊り下げ部材54を用いて、それぞれ吊り下げて支持している。これによって、各二次巻線12とその内側の一次巻線10との間に、前記空間30を維持している。かつ、隣り合う二次巻線12間に、一定の距離L2 の空間56を維持している。
吊り下げ部材54は、例えば金属製であるが、絶縁物製でも良い。また、二次巻線12の出力電圧が低い等の場合は、吊り下げ部材54を省略して、各ベース板42から各二次巻線12を直に吊り下げて支持しても良い。
各倍電圧整流回路20は、図5の電気回路図にも示すように、接続線26で互いに直列接続され、接続線26の一端は接地され、他端は前記高圧出力端子28に接続されている。
上記直流高圧電源装置によれば、電源変圧器2の各二次巻線12を、それに対応する各倍電圧整流回路20のベース板42からそれぞれ吊り下げて支持していて、各二次巻線12間に従来例の絶縁板32に相当するものを設ける必要はなく、そのようなものは設けていないので、各二次巻線12間の電気絶縁は、空間56による空間絶縁となる。従って、沿面絶縁の場合に比べて、各二次巻線12間の距離L2 を小さくすることができる。即ち、L2 <L1 にすることができる。その結果、電源変圧器2の小型化ひいては当該直流高圧電源装置の小型化が可能になる。
具体例を挙げると、各二次巻線12の出力電圧が前記50kVの場合、図3の従来例の距離L1 は約90mm必要であったのが、図1の実施形態の距離L2 は約50mmで済み、隣り合う二次巻線12間で40mmの短縮が可能になり、電源変圧器2全体で少なくとも80mmの長さの短縮が可能になった。
また、電源変圧器2の上方に、絶縁支柱52によって、各倍電圧整流回路20を支持した構成をしていて、電源変圧器2と倍電圧整流回路20とは互いに機械的にも結合された一群のものとして構成されているので、当該直流高圧電源装置の移動が容易になると共に、より小型化が可能になる。
特に、前述したように、各支持体50を車輪を有するものにすると、当該直流高圧電源装置の前記容器の内外への移動が非常に容易になり、当該直流高圧電源装置の組立、保守点検等が非常に容易になる。このようなことは、図3の従来例のように、電源変圧器2と各倍電圧整流回路20とが別々に支持された構造のものでは困難である。
なお、図3の従来例の変形例として、仮に、絶縁板32を用いる代わりに、各倍電圧整流回路20から横に支持部材を張り出してそれで各二次巻線12を支持する構造を採用したとしても、各二次巻線12の支持が片持支持になるので、機械的強度が弱く、上記実施形態の構造に比べて劣ることになる。
この発明に係る直流高圧電源装置の一実施形態を示す図であり、電源変圧器は断面で示している。 図1のP視図であり、巻線は断面で示している。 従来の直流高圧電源装置の一例を示す図であり、電源変圧器は断面で示している。 図3の線A−Aに沿う断面図である。 図1ないし図4に示す直流高圧電源装置の電気回路図である。
符号の説明
2 電源変圧器
4 鉄心
6 脚
10 一次巻線
12 二次巻線
20 倍電圧整流回路
30 空間
42 ベース板
50 支持体
52 絶縁支柱
54 吊り下げ部材
56 空間

Claims (1)

  1. 三脚の鉄心の各脚の周りに一次巻線をそれぞれ配置し、かつ各一次巻線の外側に空間をあけて二次巻線をそれぞれ配置して成る三相の電源変圧器と、当該電源変圧器の各二次巻線からの出力をそれぞれ倍電圧整流するものであってベース板上に回路が組まれている三つの倍電圧整流回路とを備えていて、当該三つの倍電圧整流回路を互いに直列接続して成る直流高圧電源装置において、
    前記電源変圧器を、その鉄心の三つの脚がほぼ水平に並ぶ横向きに配置して接地電位部から支持し、前記三つの倍電圧整流回路を、その各ベース板と前記電源変圧器の鉄心との間に絶縁支柱をそれぞれ設けて、前記電源変圧器の各二次巻線の上方にそれぞれ支持し、かつ前記電源変圧器の各二次巻線を、それに対応する各倍電圧整流回路のベース板からそれぞれ吊り下げて支持していることを特徴とする直流高圧電源装置。
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