JP2005227146A - 赤外線近接センサ - Google Patents
赤外線近接センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005227146A JP2005227146A JP2004036543A JP2004036543A JP2005227146A JP 2005227146 A JP2005227146 A JP 2005227146A JP 2004036543 A JP2004036543 A JP 2004036543A JP 2004036543 A JP2004036543 A JP 2004036543A JP 2005227146 A JP2005227146 A JP 2005227146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- infrared
- proximity sensor
- infrared proximity
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
【解決手段】 赤外線を放射する発光部10と、前記発光部を覆うフィルタ11と、反射した赤外線を受光する受光部12とを備えた赤外線近接センサ100であって、前記フィルタに、前記発光部からの前記赤外線の中央部の光量を削減する光量削減手段が設けてある赤外線近接センサ。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明の第1実施形態による赤外線近接センサ100を示す模式断面図である。赤外線近接センサ100は、赤外線を放射する発光部10と、発光部10を覆うフィルタ11と、反射した赤外線を受光する受光部12とを備えている。また、フィルタ11には、光量削減手段として遮光手段13が設けられている。検知領域内に物体が存在すると、発光部10から放射された赤外線がその物体で反射し、反射光が受光部12に入射する。赤外線近接センサ100の検知領域を拡大するためには、発光部10からの赤外線の光量を増加し、外線近接センサ100の検知領域に対応する赤外線光量分布を相似的に拡大させる必要がある。ところが、検知領域拡大のために赤外線光量を増加させると、検知幅だけでなく検知距離も拡大してしまう。これを防止するために、本実施形態では遮光手段13を用いている。この遮光手段13は、赤外線検知範囲において検知距離方向の領域を遮光することができる。これにより、発光部10からの赤外線の中央部の光量が削減され、赤外線近接センサ100の検知領域は中央部に窪みを有する扁平球状の赤外線光量分布(図1の点線で示す領域)として形成される。このように本実施形態では、物体の検知領域拡大のために発光部10からの赤外線の光量を増加させても、検知距離を拡大することなく検知幅のみを拡大することが可能となるので、赤外線近接センサとしての検知精度を向上させることができる。さらに、このような遮光手段13は、簡単かつ安価な構成で実現可能であるという利点も有する。
図2は、本発明の第2実施形態による赤外線近接センサ200を示す模式断面図である。赤外線近接センサ200は、光量削減手段として光拡散手段23がフィルタ11に設けられていること以外は、第1実施形態による赤外線近接センサ100と同様の構成である。光拡散手段23は、発光部10から放射される赤外線を外向きに屈折および拡散させることができる。この結果、赤外線はフィルタ11から放射されたときには外向きに指向されて中央部の光量が低減しているので、赤外線近接センサ200の検知距離を拡大することなく検知幅のみを拡大することが可能となり、赤外線近接センサとしての検知精度を向上させることができる。さらに、このような光拡散手段23は、遮光手段のように発光部から放射される赤外線を遮光するものではなく、屈折および拡散によって赤外線を外方向に指向させるものであるので、発光部10からの赤外線のすべてを物体の検知に用いることができる。従って、遮光手段によって赤外線中央部を遮光する場合よりもエネルギー効率がよいという利点もある。
図3は、本発明の第3実施形態による赤外線近接センサ300を示す模式断面図である。赤外線近接センサ300は、光量削減手段として光拡散手段23が設けられ、その光拡散手段23としてフィルタ11中に設けられた傾斜面を有する空洞部31であること以外は、第1実施形態による赤外線近接センサ100と同様の構成である。空洞部31の形状は屈折および拡散としての機能を発現するため、例えば、円錐形状、角錐形状等にすることが好ましい。赤外線近接センサ300では、発光部10からフィルタ11に赤外線が入射すると、フィルタ11中に設けられた空洞部31の傾斜面において、臨界角以下の光は屈折し、臨界角以上の光は全反射を引き起こす。そしてこの赤外線は、フィルタ11の外部に放射される際には外方向に指向されて中央部の光量が低減しているので、赤外線近接センサ300の検知距離を拡大することなく検知幅のみを拡大することが可能となり、赤外線近接センサとしての検知精度を向上させることができる。さらに、このような空洞部31は、遮光手段のように発光部から放射される赤外線を吸収するものではなく、屈折および拡散によって赤外線を外方向に指向させるものであるので、発光部10からの赤外線のすべてを物体の検知に用いることができる。従って、遮光手段によって赤外線中央部を遮光する場合よりもエネルギー効率がよいという利点もある。
図4は、本発明の第4実施形態による赤外線近接センサ400を示す模式断面図である。赤外線近接センサ400は、光拡散手段23に角度をつけた反射手段40が設けられていること以外は、第1実施形態による赤外線近接センサ100と同様の構成である。光拡散手段23に設けられた反射手段40は、発光部10から放射された赤外線の中央部分を反射することができるので、赤外線がフィルタの外部に放射されるときには赤外線の中央部の光量が削減されている。従って、物体の検知領域拡大のために発光部10からの赤外線の光量を増加させても、検知距離を拡大することなく検知幅のみを拡大することが可能となるので、赤外線近接センサとしての検知精度を向上させることができる。
図5は、本発明の第5実施形態による赤外線近接センサ500を示す模式断面図である。赤外線近接センサ500は、光拡散手段23に拡散方向設定手段50が設けられていること以外は、第3実施形態による赤外線近接センサ300と同様の構成である。光拡散手段23に設けられた拡散方向設定手段50は、例えば、非対称な円錐形状または角錐形状の光透過性部材31として構成される。この光拡散手段23(光透過性部材30)に赤外線が入射すると、赤外線は光透過性部材31の形状によって決まる特定の方向に屈折および拡散される。すなわち、本実施形態では、フィルタ11から放射される赤外線を、特定の方向に重点的に指向させることができる。このような赤外線の拡散方向の非対称性を利用すると、例えば、検知幅を発光部10の正面だけでなく、発光部10の正面から少しずれた側方にも設定することが可能になる。この場合、受光部12は、発光部10に対して当該ずれ方向に配置しておくことが好ましい。また、拡散方向の設定は、センサの使用場所、使用状態、使用目的等に応じて変更可能であるので、赤外線近接センサの適用範囲を広げることが可能となる。
図6は、本発明の第6実施形態による赤外線近接センサ600を示す模式断面図である。赤外線近接センサ600は、受光部12に遮光部60を設けたこと以外は、第3実施形態による赤外線近接センサ300と同様の構成である。赤外線近接センサ600の発光部10から放射された赤外線は、フィルタ11を通って外部に放射される。ここで、赤外線近接センサ600の検知領域に物体が存在すると、赤外線がその物体により反射されるが、物体が発光部10から遠い位置にある場合、反射赤外線は受光部12に高角度で入射する。一方、物体が発光部10から近い位置にある場合、反射赤外線は受光部12に低角度で入射する。ここで、「高角度」とは、受光部12に対して垂直方向に近い範囲の角度であり、「低角度」とは、受光部12に対して比較的斜め方向の範囲の角度である。高角度および低角度の値は、遮光部60の位置および形状、受光部12の受光面積と遮光部60の遮光面積との関係等から決定される。
図7は、本発明の第7実施形態による赤外線近接センサ700を示す模式断面図である。赤外線近接センサ700は、受光部12に集光部70を設けたこと以外は、第3実施形態による赤外線近接センサ300と同様の構成である。
11 フィルタ
12 受光部
13 遮光手段
100 赤外線近接センサ
Claims (8)
- 赤外線を放射する発光部と、
前記発光部を覆うフィルタと、
反射した赤外線を受光する受光部と
を備えた赤外線近接センサであって、
前記フィルタに、前記発光部からの前記赤外線の中央部の光量を削減する光量削減手段が設けてある赤外線近接センサ。 - 前記光量削減手段は、遮光手段である請求項1に記載の赤外線近接センサ。
- 前記光量削減手段は、光拡散手段である請求項1に記載の赤外線近接センサ。
- 前記光拡散手段は、前記フィルタ中に設けられた傾斜面を有する空洞部である請求項3に記載の赤外線近接センサ。
- 前記光拡散手段に、反射手段を設けてある請求項3または4に記載の赤外線近接センサ。
- 前記光拡散手段に、拡散方向設定手段を設けてある請求項3〜5のいずれか1項に記載の赤外線近接センサ。
- 前記受光部に、遮光部を設けてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の赤外線近接センサ。
- 前記受光部に、集光部を設けてある請求項1〜7のいずれか1項に記載の赤外線近接センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004036543A JP2005227146A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 赤外線近接センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004036543A JP2005227146A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 赤外線近接センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005227146A true JP2005227146A (ja) | 2005-08-25 |
JP2005227146A5 JP2005227146A5 (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=35001975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004036543A Pending JP2005227146A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 赤外線近接センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005227146A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020100450A1 (ja) * | 2018-11-14 | 2020-05-22 | 豊田合成株式会社 | 赤外線透過カバー |
-
2004
- 2004-02-13 JP JP2004036543A patent/JP2005227146A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020100450A1 (ja) * | 2018-11-14 | 2020-05-22 | 豊田合成株式会社 | 赤外線透過カバー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5493147B2 (ja) | 光束制御部材、発光装置、及び照明装置 | |
JP2021523502A (ja) | 指紋検出用のコンパクトな光学センサ | |
RU2541178C2 (ru) | Светоизлучающий участок, фотоэлектрический датчик дыма и система всасывающего типа для определения присутствия дыма | |
EP2701209B1 (en) | Reflective photoelectric sensor | |
CN110300950B (zh) | 触摸感测系统中的光学耦合 | |
JP2013238854A (ja) | 光学レンズアセンブリ及びその光学デバイス | |
TR199901890T1 (xx) | Konikoidal bir i� sath� havi pencereli optik sistem. | |
JP6502706B2 (ja) | キーボード | |
JP2020154598A (ja) | 煙感知器 | |
JP2005227146A (ja) | 赤外線近接センサ | |
US7869048B2 (en) | Photoelectonic sensor | |
WO2018209885A1 (zh) | 图像传感器及具有其的图像传感扫描系统 | |
KR200392016Y1 (ko) | 확산형 센서 | |
CN210038328U (zh) | 光扫描装置和激光雷达 | |
TWI547850B (zh) | 可提高信噪比以降低能源消耗的光學偵測裝置 | |
JPH0674763A (ja) | 距離測定装置 | |
JP2007003348A (ja) | 回帰反射型光電センサ | |
JPS6035880Y2 (ja) | 油膜検知器 | |
CN110940619A (zh) | 一种高精准烟雾探测器 | |
KR100672973B1 (ko) | 확산형 센서 | |
JPS5924478B2 (ja) | 光散乱式煙感知器 | |
JP2006153730A (ja) | 測距センサおよびそれを搭載した機器 | |
JP2000065741A (ja) | 光電式感知器 | |
JPH1130533A (ja) | 計器用指針照明装置 | |
JPH01203919A (ja) | 距離検出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070326 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070531 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071004 |