JP2005226637A - 振動減衰デバイスを備えた冷却式ローターブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブレードの振動を効果的に減衰させるための手段を備えるローターアセンブリ用のローターブレードを提供する。
【解決手段】 根部(18)と、翼形部(20)と、プラットフォーム(22)と、ダンパー(24)とを含む、ローターアセンブリ(9)用のローターブレード(12)が提供される。翼形部(20)は少なくとも一つの空隙(44)を有する。プラットフォーム(22)は根部(18)と翼形部(20)との間に配される。プラットフォーム(22)は、内面(58)と、外面(56)と、内面(58)に設けられたダンパー開口(60)とを有する。ダンパー(24)は本体(62)およびベース(64)を有する。ベース(64)およびダンパー開口(60)は、係合形状からの実質的障害を伴わず、ベース(64)がダンパー開口(60)内で回転することを可能にする係合形状を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は概してローターブレードに適用され、特にローターブレード内の振動を減衰しかつローターブレードを冷却するための装置に適用される。
軸流タービンエンジンのタービンおよびコンプレッサーセクションは、概して、回転ディスクと、このディスクの周りに周方向に配置された複数のローターブレードとを具備するローターアセンブリを含む。ローターブレードのそれぞれは、根部と、翼形部(airfoil)と、根部と翼形部との間の変転領域に配置されるプラットフォームとを含む。ブレードの根部は、ディスクの相補的形状の凹部に収容される。ブレードのプラットフォームは横方向外側に延在し、全体としてローターステージを通過する流体用の流路を形成する。各ブレードの前方の縁部は概して前縁と呼ばれ、後方の縁部は後縁と呼ばれる。前方は、エンジンを通過するガス流において後方から上流に向かう側として定義される。
運転中、ブレードには多くの異なる強制的作用によって振動が発生する。たとえば、ガス温度、圧力、および/または密度における振動は、ローターアセンブリの全体にわたって、特にブレード翼形部に振動を引き起こす可能性がある。上流側タービンおよび/またはコンプレッサーセクションを周期的にあるいは「脈動」的に出るガスもまた、好ましくない振動を引き起こす。チェックされずに放置されると、振動はブレードを早期に疲弊させ、そしてその結果、ブレードのライフサイクルを低下させる可能性がある。
ダンパーとブレードとの間の摩擦は、ブレードの振動的動作を減衰させる手段として利用可能であることが知られている。
上記の望ましい摩擦減衰を生み出すためのある公知の手法は、タービンブレード内に細長いダンパー(ときにスティックダンパーと呼ばれる)を挿入するというものである。運転中、このダンパーは、振動エネルギーを消散させるためタービンブレードの内部接触面に接した状態で装填される。スティックダンパーに付随する問題の一つは、それらが、タービンブレード内で冷却空気流障害物をなすということである。当業者であれば、タービンブレード内での適切な冷却空気分配の重要性を認めるであろう。スティックダンパーによって引き起こされる障害を軽減するため、いくつかのスティックダンパーは、それらの接触面に配置された幅方向に(すなわち実質的に軸方向に)延在する流路を備え、ダンパーとブレードの接触面との間を冷却空気が流動するのを可能にしている。この流動はダンパーによって引き起こされる障害を確かに軽減するが、それらは単に別個のポジションで局限された冷却を可能にするに過ぎない。流路間の接触領域は冷却されないままとなり、それゆえ熱劣化に耐える能力が減殺されてしまう。機械加工に伴う、あるいはさもなければスティックダンパーに流路を形成することに伴う他の問題は、流路が望ましくない応力集中を招き、これがスティックダンパーの低いサイクル疲弊耐性を低下させるということである。
手短に言えば、必要なのは、ブレードの振動を効果的に減衰させ、しかもそれ自身およびブレード内の周囲領域の効果的な冷却を可能にする振動減衰デバイスを持つローターブレードである。
それゆえ本発明の目的は、ブレードの振動を効果的に減衰させるための手段を備えるローターアセンブリ用のローターブレードを提供することである。
本発明によれば、根部と、翼形部と、プラットフォームと、ダンパーとを含む、ローターアセンブリ用のローターブレードが提供される。翼形部は、第1の側壁と第2の側壁との間に配された少なくとも一つの空隙を有する。プラットフォームは根部と翼形部との間に配される。プラットフォームは、内面と、外面と、内面に設けられたダンパー開口とを有する。ダンパーは本体およびベースを有する。ベースおよびダンパー開口は、係合形状(mating geometries)からの実質的障害(substantial impediment)を伴わず、ベースがダンパー開口内で回転することを可能にする係合形状を有する。
本発明の一態様によれば、ダンパーはさらに、ベースから延出する保持突出部(retention tang)を具備する。
本発明の利点は、ベースがプラットフォームにあるいはその下方に配されたダンパー開口内で位置固定された場合に生じがちである、ダンパーベース領域での望ましくない応力の増大を伴わずに遠心力荷重および圧力差荷重に適応するために、運転中、ダンパーが動けることである。
本発明の他の利点は、保持突出部がブレードへのダンパーの取り付けおよびブレードからのダンパーの取り外しを容易にすることである。いくつかの従来技術の施工では、ダンパーはろう付けまたは溶接によってローターブレードに固定されていた。ダンパーの耐用寿命がローターブレードのそれよりも短い場合、ダンパーを取り外すため、ろう付けまたは溶接材を除去することが必要であった。本発明の突出部は、ダンパーをローターブレードに固定する必要性を排除する。
本発明の上記および他の目的、特徴ならびに利点は、添付図面に図示されるその最良の実施形態の詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1ないし図4を参照すると、ディスク10および複数のローターブレード12を有する、ガスタービンエンジン用のローターブレードアセンブリ9が提供される。ディスク10は、その周りに周方向に配置された複数の凹部14と、それを中心としてディスク10が回転可能な回転中心線16とを含む。各ブレード12は、根部18と、翼形部20と、プラットフォーム22と、ダンパー24(図2参照)とを含む。各ブレード12はまた、このブレード12を通る放射状中心線26を含み、これはディスク10の回転中心線16に対して直交している。根部18は、ディスク10の凹部14の一つの形状(geometry)と係合する形状を有する。モミの木形状は一般に公知であり、しかもこの実例において使用可能である。図2からわかるように、根部18はさらに流路28を備え、これを経て冷却空気は根部18に入り、それを通過して翼形部20内に流入できる。図3および図4からわかるように、保持リング30がディスク10の後方部分に隣接して配置されている。
図2を参照すると、翼形部20は、基端32と、先端34と、前縁36と、後縁38と、圧力側壁40(図1参照)と、吸引側壁42(図1参照)と、これらの間に配された空隙44と、チャネル46とを具備する。図2は、前縁36と後縁38との間で切断した翼形部20を大雑把に示している。圧力側壁40と吸引側壁42とは基端32と先端34との間に延在し、かつ前縁36および後縁38においてつながる。空隙44は、チャネル46の前方に第1の空隙部48を有しかつチャネル46の後方に第2の空隙部50を有するものとして表現できる。翼形部20が単一の空隙44を含む実施形態では、チャネル46は一つの空隙44の一部分間に配置される。翼形部20が二つ以上の空隙44を含む実施形態では、チャネル46は隣り合う空隙44間に配置されてもよい。ここでの説明を簡単にするため、チャネル46はここでは第1の空隙部48と第2の空隙部50との間に配置されているものとして説明する。だが、別に言及しない限りは、複数空隙および単一空隙の翼形部20を含むことを意図している。図2に示す実施形態では、第2の空隙部50は後縁38に近接しており、第1の空隙部48および第2の空隙部50は両方とも、翼形部20の壁間に延在する複数の柱脚52を含む。代替的実施形態では、空隙部48,50の一方のみが柱脚52を含むか、そのいずれも柱脚52を含まない。しかもチャネル46はそこに配置された冷却開口を備えたリブによって前方および後方に向かって形成される。複数のポート54が第2の空隙部50の後方縁部に沿って配置され、後縁38に沿って冷却空気が翼形部20から出て行くための流路を提供する。ダンパー24を収容するチャネル46は後縁に近接して配置されているものとしてここでは説明している。チャネル46およびダンパー24は後縁38に近接したポジションには限定されず、翼形部内の他の場所、たとえば前縁36に近接して配置されてもよい。
第1および第2の空隙部48,50間のチャネル46は、基端32と先端34との間で長手方向に、実質的には基端32と先端34との間の距離全体にわたって延在する第1の壁部と第2の壁部とによって横方向に形成される。チャネル46は、複数の柱脚52またはリブ、またはその組み合わせによって前方および後方に向かって形成される。壁部の一方あるいは両方は、壁からチャネル46内へと延出する複数の隆起部(図示せず)を含む。隆起部がとり得る形状の例としては、球形、円柱形、円錐形、あるいはその切頭バージョン、その混成形が含まれるが、それらに限定されるものではない。2003年12月19日に出願され、本出願の譲受人に譲渡された米国特許出願シリアルナンバー00/000,000(シリアルナンバーはまだ不明)(整理番号3309P−151)は、チャネル内での隆起部の使用を開示している。この引用によって、この米国特許出願明細書は本明細書に組み込まれる。
プラットフォーム22は、外部面56、内部面58、および内部面58に配されたダンパー開口60を含む。外部面56は、ローターブレードアセンブリ9を通過するコアガス流路の一部を形成し、かつ内部面58は外部面56と向き合うよう配置されている。ダンパー開口60は翼形部20内に配されたチャネル46とつながり、これによってチャネル46がダンパー24の本体62を収容することを可能にする。ダンパー開口60は、以下で説明するように、係合形状からの障害を伴わず、ベースがダンパー開口60内で動くことを可能にするようダンパー24の一部と係合する形状を有する。
図5Aないし図8を参照すると、ダンパー24は、本体62、ベース64、および長手方向に延在する中心線66(図2参照)を含む。本体は、長さ68と、前方面70と、後方面72と、第1の支持面74と、第2の支持面76と、ベース端部78と、先端部80とを含む。ダンパー62は、直線形のあるいはアーチ形の長手方向に延在する中心線66(図2参照)を有していてもよく、しかもローターブレード12内に取り付けられた際、本体62の一部または全部がブレード12の放射状中心線26に対して傾斜するような角度で配置されてもよい。本体62の一部または全部がブレード12の放射状中心線26に対して傾斜する角度は、以後、ブレード12内でのダンパー本体62の傾斜角度と言う。ダンパー本体62はチャネル46の断面形状と係合するような断面となっている。すなわちダンパー本体62の全体断面形状はチャネル46の断面形状と係合する。チャネル46が隆起部を含むこれらの例では、隆起部がチャネル46の断面プロファイルを規定してもよい。
上記のように、ダンパーベース64の一部82は、ダンパー開口60の形状と係合する形状を有する。この部分82は支持面部と呼ぶことができる。この係合形状は、それから実質的障害を伴わず、ベース64が開口60内で動くことを可能にする。係合形状からの障害を伴わずという文言は、ここでは、係合形状が開口60内でのベース64の動きを実質的に妨げないことを意味するものと定義される。ベース64の支持面部82と開口60との間の摩擦は、ここでは、開口60内でのベース64の動きに対する実質的障害になるものとは考えない。開口60内でベース64が動くことを可能にする係合形状の例は、円柱形ダンパー開口60内に収容されたベース64の円柱形支持面部82である。図3および図4には、平坦プレート部84および円柱形支持面部82を持つベース64の一例が示されており、後者はプラットフォーム22内に設けられた円柱形開口60内に収容される。だが、この係合形状は、ダンパーベース64とダンパー開口60との間の360°の回転を必ずしも可能とはしない。ダンパー本体62がチャネル46内で回転可能ではない上記用途では、たとえば、ダンパーベース64はダンパー開口60内で360°回転可能とはならない。この例では、ダンパー24の360°回転を阻止するのはベース64と開口60との係合形状でではない。ダンパー24の360°回転を阻止するのはむしろ、ダンパー本体62およびチャネル46の形状である。そうした場合、ローターアセンブリの通常動作の途中で出会う量だけベース64は開口60内で回転自在である。ダンパー24の平坦プレート部84は、プラットフォームの内部面58に対するシール面を提供する。平坦プレート部84と内部面58との間のシールは、チャネル46からの冷却空気の漏れを最小化するのを助ける。
好ましい実施形態では、上記係合形状は、それからの実質的障害を伴わず、少なくとも3自由度で(たとえば、軸方向、周方向および回転方向)、開口60内でベース64が動くことを可能にする。軸方向の動きは図5Aに矢印92で示され、これは用紙平面内での動きと一致する。周方向の動きは図5Aに矢印94で示され、これは用紙平面に出入りする動きと一致する。回転方向の動きは図5Aに矢印96で示され、これは用紙平面内の軸線周りの動きと一致する。軸方向、周方向、および回転方向という用語は、相対的な動きを説明するのに用いている。軸方向および周方向という用語は、ガスタービン内において一般に意味付けられる軸方向および周方向と実質的に揃うように選ばれる。実質的障害を伴わずに少なくとも3自由度で、ベース64が開口60内で動くことを可能にする、係合するベース64および開口60の形状の例には、球形状(図5A参照)、トロイダル形状、または円錐形状(図5B参照)を有する開口60と、球形状または円錐形状を有するベース64とが含まれる。しかしながら、このダンパー開口およびダンパーベースの形状は上記実例には限定されない。ダンパーベース64と開口60との係合形状は、チャネル46からの冷却空気の漏れを最小化するのを助けるシール面を提供するために組み合わされる。
ある実施形態では、ダンパー24はさらにベースから延出する突出部86を備える。ある実施形態では、突出部86は、ローターアセンブリの一部であるか、またはそれに隣接する他の要素、たとえばローターアセンブリに隣接して配置された保持リング30と係合するような形状となる。図3および図4に示す保持リング30は、ディスク10の後部に隣接して配置された状態で示されている。保持リング30またはローターアセンブリの一部またはそれに隣接する他の要素は、ディスクの前方に井筒(well)として配置することができる。この結果、上記実施形態では、突出部86はダンパー24の、ローターブレード12との係合を維持するよう作用する。
突出部86が他の要素と係合するのを可能にする形状に加えて、あるいはそれと無関係に、突出部86はさらに第1の断面プロファイル88および第2の断面プロファイル90を有する。第1および第2の断面プロファイル88,90は、ある実施形態では、風損を低減し、かつ/またはダンパー24を位置決めするための空力的荷重を提供するため、実質的に互いに直交し、かつサイズは異なる。たとえば、図8に示す突出部86は、実質的に直交する第2の断面プロファイル90よりも断面積がより大きな第1の断面プロファイル88を持つ。ローターアセンブリに隣接するエンジン区域内で突出部86の風損を低減することが望ましい場合、突出部86はエンジン区域内で、第1の断面プロファイル88がエンジン区域内の空気流の方向に対して平行であるよう配置され、かつ(実質的に空気流に対して直交するよう配置された)第2の断面プロファイル90の面積は最小限に維持されることになる。特定の位置決め特性を形成するようダンパー24を装填するのが望ましい場合、第2の断面プロファイル90の面積を増大させることができる。さらに、ダンパー24を回転モーメントの影響下に置くことが望ましい場合、突出部86が配されるエンジン区域内の空気流の方向に対して第1および第2の断面プロファイル88,90を傾斜させることもできる。
図1ないし図8を参照すると、定常状態運転条件下では、ガスタービンエンジンのローターブレードアセンブリ9は、このエンジンを通過するコアガス流によって回転する。ローターアセンブリ9の回転速度が増大するとき、そこに配置されたローターブレード12およびダンパー24はますます大きな遠心力を受ける。最初に、ダンパー24に作用する遠心力はダンパー24の重量に打ち勝ち、そしてダンパー24を、プラットフォーム22の内部半径方向面に設けられたダンパー開口60に当接させる。回転速度が増大するとき、ダンパー24に作用する遠心力の成分は、チャネル46の壁部の方向に働く。すなわち、遠心力成分はチャネル46の壁部の方向にダンパー24に対する垂直力として働く。チャネル路がブレード12の放射状中心線に対して傾斜している場合、ダンパー24のベース64は、ダンパー開口60内で回転および/または旋回可能である。さらに、ダンパー24が突出部86を含む場合、この突出部86に作用する空気は、ダンパー24のベース64をダンパー開口60内で回転および/または旋回させることができる。
本発明をその詳細な実施形態に関して図示しかつ説明した。しかしながら、当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、その外形および細部にさまざまな変更を施すことが可能であることを理解するであろう。
ローターアセンブリの一部斜視図である。 ローターブレードの概略断面図である。 ローターアセンブリの一部概略図であり、ローターブレードに取り付けられたダンパーの一実施形態を図示する。 図3に示す図の一部断面図である。 ローターアセンブリの部分的に破断した状態での一部概略図であり、ローターブレードに取り付けられたダンパーの一実施形態を図示する。 ローターアセンブリの部分的に破断した状態での一部概略図であり、ローターブレードに取り付けられたダンパーの一実施形態を図示する。 ダンパーの一実施形態の斜視図である。 ダンパーの一実施形態の斜視図である。 ダンパーの一実施形態の一部斜視図である。
符号の説明
9 ローターブレードアセンブリ
10 ディスク
12 ローターブレード
14 凹部
16 回転中心線
18 根部
20 翼形部
22 プラットフォーム
24 ダンパー
26 放射状中心線
28 流路
30 保持リング
32 基端
34 先端
36 前縁
38 後縁
40 圧力側壁
42 吸引側壁
44 空隙
46 チャネル
48 第1の空隙部
50 第2の空隙部
52 柱脚
54 ポート
56 外部面
58 内部面
60 ダンパー開口
62 ダンパー本体
64 ダンパーベース
66 中心線
68 長さ
70 前方面
72 後方面
74 第1の支持面
76 第2の支持面
78 ベース端部
80 先端部
82 ダンパーベースの一部(円柱形支持面部)
84 平坦プレート部
86 突出部
88 第1の断面プロファイル
90 第2の断面プロファイル

Claims (28)

  1. ローターアセンブリ用のローターブレードであって、
    根部と、
    少なくとも一つの空隙を有する翼形部と、
    前記根部と前記翼形部との間に配されたプラットフォームであって、内面と、外面と、前記内面に設けられたダンパー開口とを有するプラットフォームと、
    本体およびベースを有するダンパーと、を具備し、
    前記ベースおよび前記ダンパー開口は、係合形状からの実質的障害を伴わず、前記ベースが前記開口内で動くことを可能にする前記係合形状を有することを特徴とするローターブレード。
  2. 前記係合形状は、この係合形状からの実質的障害を伴わず、前記ベースが前記開口内で回転できるようなものであることを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  3. 前記係合形状は、この係合形状からの実質的障害を伴わず、前記ベースが前記開口内で軸方向に移動できるようなものであることを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  4. 前記係合形状は、この係合形状からの実質的障害を伴わず、前記ベースが前記開口内で円周方向に移動できるようなものであることを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  5. 前記係合形状は、ローターブレード稼働中に、前記ベースと前記ダンパー開口との間で3自由度の動きを可能にすることを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  6. 前記ベースの支持部は球形状であることを特徴とする請求項5に記載のローターブレード。
  7. 前記ベースの支持部は円錐形状であることを特徴とする請求項5に記載のローターブレード。
  8. 前記ダンパー開口はトロイダル形状であることを特徴とする請求項5に記載のローターブレード。
  9. 前記ダンパーはさらに、前記ベースから外に向かって延在する突出部を具備することを特徴とする請求項1に記載のローターブレード。
  10. 前記突出部は、前記突出部の前記ローターブレードとの係合を維持するような作用的形状となっていることを特徴とする請求項9に記載のローターブレード。
  11. 前記突出部は第1の断面プロファイルと第2の断面プロファイルとを有すると共に、前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとは実質的に互いに直交するよう配置されることを特徴とする請求項9に記載のローターブレード。
  12. 前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとはサイズが異なることを特徴とする請求項11に記載のローターブレード。
  13. 前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとは、運転中、前記突出部を通過する空気流方向に対して傾斜するよう方向付けられていることを特徴とする請求項11に記載のローターブレード。
  14. ディスクと、
    前記ディスクに選択的に取り付け可能な複数のローターブレードと、を具備してなるローターアセンブリであって、
    前記ローターブレードのそれぞれは、
    根部と、
    少なくとも一つの空隙を有する翼形部と、
    前記根部と前記翼形部との間に配されたプラットフォームであって、内面と、外面と、前記内面に設けられたダンパー開口とを有するプラットフォームと、
    本体およびベースを有するダンパーと、を具備し、
    前記ベースおよび前記ダンパー開口は、係合形状からの実質的障害を伴わず、前記ベースが前記開口内で回転することを可能にする前記係合形状を有することを特徴とするローターアセンブリ。
  15. 前記係合形状は、前記ローターブレード稼働中に、前記ベースと前記ダンパー開口との間で3自由度の動きを可能にすることを特徴とする請求項14に記載のローターアセンブリ。
  16. 各ダンパーはさらに、前記ベースから外に向かって延在する突出部を具備することを特徴とする請求項14に記載のローターアセンブリ。
  17. 各ダンパーの前記突出部に近接して配置された保持リングをさらに具備することを特徴とする請求項16に記載のローターアセンブリ。
  18. 前記突出部は、前記突出部の前記ローターブレードとの係合を維持するような作用的形状となっていることを特徴とする請求項16に記載のローターブレード。
  19. 各突出部は第1の断面プロファイルと第2の断面プロファイルとを有すると共に、前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとは実質的に互いに直交するよう配置されていることを特徴とする請求項16に記載のローターアセンブリ。
  20. 各ローターブレードの前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとはサイズが異なることを特徴とする請求項16に記載のローターアセンブリ。
  21. 前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとは、運転中、前記突出部を通過する空気流方向に対して傾斜するよう方向付けられていることを特徴とする請求項20に記載のローターアセンブリ。
  22. ローターブレード内で使用するためのダンパーであって、
    前記ローターブレード内での前記ダンパーの動きを許容する形状となった支持面部を有するベースと、
    前記ベースから外に向かって延在する本体と、を具備してなることを特徴とするダンパー。
  23. 前記支持面部は少なくとも部分的に球面状に形成されていることを特徴とする請求項22に記載のダンパー。
  24. 前記支持面部は少なくとも部分的に円錐状に形成されていることを特徴とする請求項22に記載のダンパー。
  25. 前記ベースから外側に延在する突出部をさらに具備することを特徴とする請求項22に記載のダンパー。
  26. 前記突出部は、前記突出部のローターブレードとの係合を維持するような作用的形状となっていることを特徴とする請求項24に記載のダンパー。
  27. 前記突出部は第1の断面プロファイルと第2の断面プロファイルとを有すると共に、前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとは実質的に互いに直交するよう配置されていることを特徴とする請求項25に記載のダンパー。
  28. 前記第1の断面プロファイルと前記第2の断面プロファイルとはサイズが異なることを特徴とする請求項27に記載のダンパー。
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