JP2005226454A - 気体圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストの増大を招くことなく吐出ポートの吐出方向の変更に容易に対応することができる気体圧縮機を提供する。
【解決手段】 フロントハウジング12に設けられた吸入ポート14から吸入された気体を圧縮するための圧縮機構17を収容するハウジング本体11を、圧縮機構17で圧縮した気体を吐出するための吐出ポート18が設けられた一端閉鎖の第一のハウジング部37と、フロントハウジング12が装着され、該フロントハウジングと第一のハウジング部37との間に位置する両端開放の全体に筒状の第二のハウジング部38とに分割し、第一のハウジング部37をハウジング本体11の軸線の周りの所定の回転位置で第二のハウジング部38に結合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両に設けられた空調装置に用いるのに好適な気体圧縮機に関する。
一般的に、例えば車両に設けられる空調装置は、車室内の空気から吸収する熱により液状の冷媒を気化させるためのエバポレータと、該エバポレータで気化された冷媒を圧縮するための気体圧縮機と、該気体圧縮機で圧縮された冷媒から熱を放出することにより冷媒を液化させるためのコンデンサとを備える(例えば、特許文献1参照。)。
冷媒を圧縮する気体圧縮機は、一端が開放され、他端が閉鎖された全体に円筒状のハウジング本体を備える。ハウジング本体内には、冷媒を圧縮するための圧縮機構が収容されている。ハウジング本体の開放端には、エバポレータで気化された冷媒を圧縮するために圧縮機構に吸入するための吸入ポートが一体に設けられたフロントハウジングが取り付けられる。また、ハウジング本体の周壁には、圧縮機構で圧縮された冷媒を気体圧縮機からコンデンサへ吐出するための吐出ポートがハウジング本体と一体に設けられている。
また、吐出する冷媒の量の変更に対応すべく、ハウジング本体を、吐出ポートが設けられた第一のハウジング部と、フロントハウジングが取り付けられ、内部に圧縮機構が収容される第二のハウジング部とに分割し、第二のハウジング部を共有化し、第一のハウジング部を選択的に取替え可能とした気体圧縮機が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−242835号(第3−5頁、第1図) 特開2000−249089号(第4−5頁、第1図)
ところで、吐出ポートから吐出される冷媒の吐出方向は、例えば車の種類や気体圧縮機の配置等によって異なるため、車の種類や気体圧縮機の配置等に応じて吐出ポートの吐出方向を変更する必要がある。しかしながら、吐出ポートはハウジング本体にそれと一体に設けられていることから、吐出ポートの吐出方向の変更に対応するためには、吐出ポートの吐出方向を変更する度にハウジング本体全体を新たに製造する必要があるという問題があった。このため、製造コストが増大してしまい、吐出ポートの吐出方向を容易に変更することができなかった。
本発明の目的は、製造コストの増大を招くことなく吐出ポートの吐出方向の変更に容易に対応することができる気体圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、気体を吸入するための吸入ポートが設けられるフロントハウジングと、一端に前記フロントハウジングが取り付けられる開放端を有し他端に閉鎖端を有する全体に筒状のハウジング本体であって前記吸入ポートから吸入された気体を圧縮するための圧縮機構を収容し、該圧縮機構で圧縮した気体を吐出するための吐出ポートが設けられるハウジング本体とを備える気体圧縮機であって、前記ハウジング本体は、前記吐出ポートが設けられる一端閉鎖の第一のハウジング部と、前記フロントハウジングが取り付けられ、該フロントハウジングと前記第一のハウジング部との間に位置する両端開放の全体に筒状の第二のハウジング部とに分割され、前記第一のハウジング部は、前記ハウジング本体の軸線の周りの所定の回転位置で前記第二のハウジング部に結合されることを特徴とする。
請求項1に記載の構成では、吐出ポートが設けられた第一のハウジング部と第二のハウジング部とが分割され、第一のハウジングはハウジング本体の軸線の周りの所定の回転位置で第二のハウジング部に結合されることから、吐出ポートが所望の吐出方向へ向くように第一のハウジング部を第二のハウジング部に結合させることができる。従って、吐出ポートからの気体の吐出方向を変更する際に、従来のようにハウジング本体全体を新たに製造することによる製造コストの増大を招くことなく、吐出ポートの吐出方向の変更に容易に対応することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第一のハウジング部及び前記第二のハウジング部の各周壁には、前記両ハウジング部の径方向に突出する取付リブが設けられており、該両取付リブで前記両ハウジング部が結合されることを特徴とする。
請求項2に記載の構成では、第一及び第二の両ハウジング部が、それらの周壁に設けられた取付リブで互いに結合されることから、両ハウジング部の結合強度を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記両取付リブは、前記第一及び前記第二の両ハウジング部の前記各周壁の全周に亘って設けられており、前記両取付リブには、締結具の挿通を許す複数の挿通孔が互いに対応する位置に該両取付リブの周方向に沿って互いに所定の間隔をおいて形成されており、前記第一のハウジング部は、その回転位置が所定の間隔毎に調節可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の構成では、前記第一のハウジング部の回転位置が所定の間隔毎に調節可能であることから、第一のハウジング部を吐出ポートが所望の吐出方向へ向く回転位置で第二のハウジング部により確実に結合することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記両取付リブのいずれか一方には、その周方向に沿って延びる複数の長溝が互いに所定の間隔をおいて形成されており、他方の前記取付リブには、前記各挿通孔が形成されており、該各挿通孔に挿通した前記締結具は前記各長溝の長手方向に沿って移動可能であり、前記第一のハウジング部は、その回転位置が前記締結具の移動範囲内で調節可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の構成では、各挿通孔に挿通した締結具が各長溝に沿って移動することにより、第一のハウジング部を吐出ポートが所望の吐出方向へ向く回転位置に容易に移動させることができる。
本発明によれば、吐出ポートが設けられた第一のハウジング部と第二のハウジング部とが分割されることから、第一のハウジング部を吐出ポートが所望の吐出方向を向くように第二のハウジング部に結合させることができる。従って、吐出ポートの吐出方向を変更する際に、従来のようにハウジング本体全体を新たに製造することによる製造コストの増大を招くことなく、吐出ポートの吐出方向の変更に容易に対応することができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本実施例では、本発明に係る気体圧縮機を車両に設けられた空調装置に用いた例について説明する。
気体圧縮機は、従来よく知られているように、図示しないエバポレータで気化された冷媒を吸入し、吸入した冷媒ガスを圧縮することにより冷媒ガスを高圧高温にし、高圧高温にした冷媒ガスを図示しないコンデンサへ吐出するために用いられている。
本発明に係る気体圧縮機10は、図1に示すように、一端11aが開放され、他端11bが閉鎖された円筒状のハウジング本体11と、該ハウジング本体の開放端11aに取り付けられるフロントハウジング12とを備える。
フロントハウジング12は、ハウジング本体11の開放端11aを覆う大きさを有しており、複数のボルト13によってハウジング本体11に気密的に取り付けられる。フロントハウジング12には、前記エバポレータから冷媒ガスを吸入するための吸入ポート14が、図1で見てフロントハウジング12の上方へ突出して設けられている。また、フロントハウジング12には、気体圧縮機10の駆動源である図示しない車両のエンジンからの駆動力を後述する圧縮機構17に伝達するための伝動機構28が設けられている。伝動機構28には、図示の例では、従来よく知られた電磁クラッチ28が用いられている。電磁クラッチ28については、後に詳述する。
ハウジング本体11は、その閉鎖端11aを構成する端壁15と、該端壁の周縁から延びる周壁16とを有する。ハウジング本体11の内部には、フロントハウジング12に設けられた吸入ポート14から吸入された冷媒ガスを圧縮するための前記した圧縮機構17(図2参照。)が収容されている。ハウジング本体11の周壁16には、端壁15の近傍に圧縮機構17で圧縮した冷媒ガスを前記コンデンサへ吐出するための吐出ポート18が、図1で見てハウジング本体11の上方へ突出して設けられている。
冷媒を圧縮するための圧縮機構17は、図2に示すように、シリンダ19と、該シリンダ19とフロントハウジング12との間に配置されたフロントサイドブロック20と、シリンダ19とハウジング本体11の端壁15との間に配置されたリアサイドブロック21とを備える。圧縮機構17には、図示の例では、従来よく知られたベーンロータリー型の圧縮機構17が用いられている。
シリンダ19は、図3に示すように、縦断面が楕円形をなす内周面22を有する円筒形状をなしており、その軸線をハウジング本体11の軸線に一致させてハウジング本体11(図2参照。)内に嵌合されている。シリンダ19の外周面19aには、シリンダ19内で圧縮された冷媒をシリンダ19から吐出するための吐出孔25が設けられている。
フロントサイドブロック20及びリアサイドブロック21は、図2に示すように、フロントハウジング12側及びハウジング本体11の端壁15側におけるシリンダ19の各端面19b,19cにそれぞれ固定されており、ハウジング本体11の周壁16との間にOリング20a,21cを介してハウジング本体11内にそれぞれ気密的に嵌合されている。
フロントサイドブロック20には、吸入ポート14から吸入した冷媒ガスをシリンダ19内へ吸入するための吸入孔23が設けられている。
リアサイドブロック21には、シリンダ19から吐出された冷媒ガスに含まれた油を冷媒ガスから分離するための従来よく知られた油分離部24が設けられている。リアサイドブロック21とハウジング本体11の端壁15との間には、油分離部24で冷媒ガスから分離された油を貯留するための油溜部35設けられている。また、リアサイドブロック21には、油溜部35に連通する通路36aが形成されている。リアサイドブロックのシリンダ19に対向する面には、油溜部35に貯留された油が通路36aを経て供給される凹部21aが形成されている。凹部21aは、後述するロータ26のベーン溝32に連通している。
シリンダ19内には、図2及び図3に示すように、該シリンダの内周面22の短径に略等しい径を有する円柱形状の前記したロータ26がその軸線をシリンダ19の中心軸に一致させて回転可能に設けられている。ロータ26には、ハウジング本体11の軸線に沿って延びる回転軸27が一体に設けられている。回転軸27の一端27aは、リアサイドブロック21に設けられた軸受部21bに回転可能に支持されている。回転軸27の他端27bは、フロントサイドブロック20及びフロントハウジング12を貫通して該フロントハウジングに設けられた軸受部12aにシール機構45を介して回転可能に支持されている。シール機構45は、フロントハウジング12内からその外方へ冷媒ガスが漏れないように軸受部12aを塞ぐ機能を有する。リアサイドブロック21及びフロントハウジング12の各軸受部21b,12aには、回転軸27の回転を潤滑にするために、前記した油溜部35からリアサイドブロック21、フロントサイドブロック20及びシリンダ19に形成された通路36a,36b,36cを経て、油溜部35に貯留された油が供給される。
回転軸27の他端27bには、前記した電磁クラッチ28のアーマチュア29が固定されている。電磁クラッチ28は、フロントハウジング12の軸受部12aにベアリング46を介して回転可能に支持されたプーリ30を有する。プーリ30は、車両の前記エンジンからベルトを介して回転駆動力を受けることにより回転する。プーリ30の内部には、電磁石31が埋設されている。回転軸27に固定されたアーマチュア29が、電磁石31の励磁により該電磁石に吸引されてプーリ30と一体に回転することにより、アーマチュア29の回転が回転軸27を介してロータ26に伝わる。
ロータ26の外周面26aには、図3に示すように、該外周面からロータ26の中心へ向けて複数の前記したベーン溝32が互いに所定の間隔をおいて形成されている。各ベーン溝32内には、それぞれ板状のベーン33が摺動可能に挿入されている。各ベーン33は、従来よく知られているように、ロータ26の回転時には、ロータ26の回転による遠心力とリアサイドブロック21に形成された凹部21aに供給された油から各ベーン溝32を介して受ける油圧とによりシリンダ19の内周面22に常時付勢される。このため、ロータ26の回転時には、ロータ26の外周面26a及びシリンダ19の内周面22の間の空間が各ベーン33で複数の圧縮室34に仕切られる。
ロータ26が回転すると、吸入ポート14から冷媒ガスが吸入され、フロントサイドブロック20に設けられた吸入孔23を経てシリンダ19内の各ベーン33で仕切られた各圧縮室34内に案内される。各圧縮室34内に案内された冷媒ガスは、ロータ26の回転に伴って各圧縮室34の容積が縮小していくことにより圧縮される。圧縮された冷媒ガスは、シリンダ19の吐出孔25から吐出され、リアサイドブロック21の図示しない通路を経て前記した油分離部24で油と分離される。油と分離された冷媒ガスは、吐出ポート18から前記コンデンサへ吐出され、冷媒ガスから分離された油は、前記したように、油溜部35に貯留される。
本発明に係る気体圧縮機10では、ハウジング本体11は、図1及び図2に示すように、前記した吐出ポート18が設けられた第一のハウジング部37と、第二のハウジング部38とに分割されている。ハウジング本体11は、図示の例では、リアサイドブロック21のハウジング本体11の端壁15側の端面21dを含む平面を境にして分割されている。
第一のハウジング部37は、その一端37aが開放され、ハウジング本体11の他端11bである他端は前記した端壁15で閉鎖されており、全体に円筒状をなしている。第二のハウジング部38は、その両端38a,38bが開放されており、全体に円筒状をなしている。第二のハウジング部38の一方の開放端38aには、第一のハウジング部37がその開放端37aで結合され、他方の開放端38bには、フロントハウジング12が結合される。
第一のハウジング部37の開放端部37a及び第二のハウジング部38の第一のハウジング部37が結合される開放端部38aには、それぞれ各開放端部37a,38aの全周に亘って両ハウジング部37,38の径方向に突出する取付リブ39a,39bが設けられている。両取付リブ39a,39bは、第一及び第二の両ハウジング部37,38の結合状態で互いに当接可能である。
第一のハウジング部37に設けられた取付リブ39aには、図4に示すように、複数の挿通孔40が取付リブ39aの周方向に沿って互いに所定の間隔をおいて形成されている。各挿通孔40は、第一及び第二の両ハウジング部37,38を互いに結合するための締結具41の挿通を許す大きさを有する。締結具41は、図示の例では、ボルト41で構成されている。
第二のハウジング部38に設けられた取付リブ39bには、図5に示すように、各ボルト41の螺合が可能な複数のねじ孔42が形成されている。各ねじ孔42は、第一のハウジング部37をハウジング本体11の軸線の周りに回転させたときに、各挿通孔40の所定の間隔毎に各挿通孔40に整合する。これにより、第一のハウジング部37は、そのハウジング本体11の軸線の周りの回転位置が所定の間隔毎に調節可能である。また、第二のハウジング部38の取付リブ39bには、Oリング43が設けられている。
第一及び第二の両ハウジング部37,38を結合させる際、第一及び第二の両ハウジング部37,38の両取付リブ39a,39bを互いに当接させた状態で第一のハウジング部37をハウジング本体11の軸線の周りに回転させ、吐出ポート18が所望の吐出方向を向くように第一のハウジング部37の回転位置を調節する。吐出ポート18が所望の吐出方向を向く回転位置で各挿通孔40にそれぞれボルト41を挿通し、該各ボルトを各ねじ孔42に螺合することにより、第一及び第二の両ハウジング部37,38が互いに結合される。このとき、前記したように、第二のハウジング部38の取付リブ39bにはOリング43が設けられていることから、第一及び第二の両ハウジング部37,38の結合に気密性を得ることができる。
本実施例によれば、前記したように、吐出ポート18が設けられた第一のハウジング部37と第二のハウジング部38とが分割され、第一のハウジング部37がハウジング本体11の軸線の周りの所定の間隔毎の回転位置で第二のハウジング部38に結合されることから、第一のハウジング部37を吐出ポート18が所望の吐出方向へ向くように第二のハウジング部38に結合させることができる。従って、吐出ポート18の吐出方向を変更する際に、従来のようにハウジング本体11全体を新たに製造することによる製造コストの増大を招くことなく、吐出ポート18の吐出方向の変更に容易に対応することができる。
また、前記したように、第一及び第二の両ハウジング部37,38がそれらの周壁に設けられた取付リブ39で互いに結合されることから、両ハウジング部37,38の結合強度を高めることができる。
本実施例では、第一のハウジング部37の取付リブ39aに挿通孔40が形成され、第二のハウジング部38の取付リブ39bにねじ孔42が形成された例を示したが、第一のハウジング部37の取付リブ39aにねじ孔42を形成し、第二のハウジング部38の取付リブ39bに挿通孔40を形成することができる。また、図6に示すように、第一ハウジング部の取付リブ39aに、その周方向に沿って互いに所定の間隔をおいて延びる複数の長溝44を形成することができる。各ボルト41を各長溝44に挿通し且つ第二のハウジング部38の取付リブ39bに形成された各ねじ孔42に螺合することにより、各ボルト41は各長溝44の長手方向に沿って相対的に移動可能となる。これにより、第一のハウジング部37は、その回転位置が端壁15とリアサイドブロック21との間に設けられた前記した油溜部35に貯留された油が吐出ポート18から出ないような各ボルト41の移動範囲内で調節可能となる。従って、各挿通孔40に挿通した各ボルト41が各長溝44に沿って移動することにより、第一のハウジング部37を吐出ポート18が所望の吐出方向へ向く回転位置に容易に移動させることができる。図5に示す例では、各長溝44が第一のハウジング部37の取付リブ39aに形成されているが、各長溝44を第二のハウジング部38の取付リブ39bに形成することができる。
また、本実施例では、第一のハウジング部37を、吐出ポート18が所望の吐出方向へ向くようにその回転位置を調節する例を示したが、吐出ポート18の形状、寸法及び吐出方向等の形態を異にする複数の第一のハウジング部37を相互に選択的に第二のハウジング部38に取り付けることができる。これにより、吐出ポートの形態を変更する際に、第二のハウジング部38を共有化し、第一のハウジング部37のみを新たに製造することにより、従来のようにハウジング本体全体を新たに製造することによる製造コストの増大を招くことなく、吐出ポート18の形態の変更に容易に対応することができる。
また、本実施例では、ハウジング本体11がリアサイドブロック21のハウジング本体11の端壁15側の端面21dを含む平面で分割された例を示したが、リアサイドブロック12の端面21dよりもハウジング本体11の端壁15側で第一のハウジング部が吐出ポート18を含むようにハウジング本体11をその軸線に直角に分割することができる。
更に、本実施例では、冷媒ガスを圧縮するための圧縮機構17にベーンロータリー型の圧縮機構を用いた例を示したが、ベーンロータリー型以外の圧縮機構を用いることができる。
本発明に係る気体圧縮機を概略的に示す側面図である。 本発明に係る気体圧縮機を概略的に示す縦断面図である。 図2のI−I線に沿った縦断面図である。 第一のハウジング部を概略的に示す正面図である。 第二のハウジング部を概略的に示す正面図である。 第一のハウジング部の取付リブに複数の長溝が形成された例を概略的に示す正面図である。
符号の説明
14 吸入ポート
12 フロントハウジング
11a 開放端
11b 閉鎖端
11 ハウジング本体
17 圧縮機構
18 吐出ポート
10 気体圧縮機
37 第一のハウジング部
38 第二のハウジング部
16 周壁
39a,39b 取付リブ
41 締結具(ボルト)
40 挿通孔
44 長溝

Claims (4)

  1. 気体を吸入するための吸入ポートが設けられるフロントハウジングと、一端に前記フロントハウジングが取り付けられる開放端を有し他端に閉鎖端を有する全体に筒状のハウジング本体であって前記吸入ポートから吸入された気体を圧縮するための圧縮機構を収容し、該圧縮機構で圧縮した気体を吐出するための吐出ポートが設けられるハウジング本体とを備える気体圧縮機であって、前記ハウジング本体は、前記吐出ポートが設けられる一端閉鎖の第一のハウジング部と、前記フロントハウジングが取り付けられ、該フロントハウジングと前記第一のハウジング部との間に位置する両端開放の全体に筒状の第二のハウジング部とに分割され、前記第一のハウジング部は、前記ハウジング本体の軸線の周りの所定の回転位置で前記第二のハウジング部に結合されることを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記第一のハウジング部及び前記第二のハウジング部の各周壁には、前記両ハウジング部の径方向に突出する取付リブが設けられており、該両取付リブで前記両ハウジング部が結合されることを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  3. 前記両取付リブは、前記第一及び前記第二の両ハウジング部の前記各周壁の全周に亘って設けられており、前記両取付リブには、締結具の挿通を許す複数の挿通孔が互いに対応する位置に該両取付リブの周方向に沿って互いに所定の間隔をおいて形成されており、前記第一のハウジング部は、その回転位置が所定の間隔毎に調節可能であることを特徴とする請求項2に記載の気体圧縮機。
  4. 前記両取付リブのいずれか一方には、その周方向に沿って延びる複数の長溝が互いに所定の間隔をおいて形成されており、他方の前記取付リブには、前記各挿通孔が形成されており、該各挿通孔に挿通した前記締結具は前記各長溝の長手方向に沿って移動可能であり、前記第一のハウジング部は、その回転位置が前記締結具の移動範囲内で調節可能であることを特徴とする請求項2に記載の気体圧縮機。
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