JP2005224817A - 圧延機用ワイピング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スクレイパの先端部に堆積した異物によって鋼帯の表面に擦れ疵が発生したり、鋼帯の表面光沢度が低下したりすることを防止することのできる圧延機用ワイピング装置を提供する。
【解決手段】ワイピングロール2のテンションリール側に配置されたスクレイパ6を保持するスクレイパホルダ7に洗浄液スプレイ装置8が設け、この洗浄液スプレイ装置8から洗浄液を吹き付けてスクレイパ6の先端部に堆積した摩耗粉等の異物を洗浄除去するように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】ワイピングロール2のテンションリール側に配置されたスクレイパ6を保持するスクレイパホルダ7に洗浄液スプレイ装置8が設け、この洗浄液スプレイ装置8から洗浄液を吹き付けてスクレイパ6の先端部に堆積した摩耗粉等の異物を洗浄除去するように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、リバース式圧延機等で用いられる圧延機用ワイピング装置に関する
リバース式圧延機では、圧延ロール間を通過した鋼帯の表面に多量の圧延油が付着していると横滑り等のコイル巻き不良を発生することがあるため、圧延油等の付着物を鋼帯の表面から除去する装置として、図3に示すようなワイピング装置1が圧延ロール2の両側(入側と出側)に設けられている。このワイピング装置1は3本のワイピングロール3を備えており、これらのワイピングロール3をバックアップロール4により鋼帯Sの上面と下面に押し付けて圧延油等の付着物を鋼帯Sの表面から除去するように構成されている。
このようなワイピング装置では、圧延油と共に鋼帯Sの表面から除去された摩耗粉等の異物がワイピングロール3の表面に付着し、ワイピングロール3と鋼帯Sとの間に噛み込まれると、鋼帯Sの表面に噛み込み疵等の表面欠陥が発生する。そこで、異物の噛み込みによる表面欠陥の発生を防止するために、従来では、図3に示すように、ワイピングロール3の圧延ロール2側とテンションリール(図示せず)側にスクレイパ5,6を配置して、ワイピングロール3の表面に付着した摩耗粉等の異物を除去するようにしている。
また、下記の特許文献1には、ワイピングロールとスクレイパ間に堆積する異物を除去するワイピング装置及びワイピング方法が開示され、特許文献2には、ワイピングロールとデフレクタロールを有するリバース式圧延ラインにおいて、デフレクタロールの洗浄方法について開示されている。
特開平11−156423号公報
特開2003−80312号公報
しかしながら、上述したワイピング装置および特許文献1及び2記載のものでは、鋼帯Sを図中矢印方向に走行させると、ワイピングロール3の表面から除去された摩耗粉等の異物がテンションリール側に配置されたスクレイパ6の先端部に堆積する。このため、次の工程で鋼帯Sを図中矢印方向と反対方向に走行させると、スクレイパ6の先端部に堆積した異物によって鋼帯Sの表面に擦れ疵が発生したり、鋼帯Sの表面光沢度が低下したりするなどの問題が生じていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、スクレイパの先端部に堆積した異物によって鋼帯の表面に擦れ疵が発生したり、鋼帯の表面光沢度が低下したりすることを防止することのできる圧延機用ワイピング装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、スクレイパの先端部に堆積した異物によって鋼帯の表面に擦れ疵が発生したり、鋼帯の表面光沢度が低下したりすることを防止することのできる圧延機用ワイピング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、圧延ロール間を通過した鋼帯の表面に該表面に付着した異物を除去するワイピングロールの圧延ロール側とテンションリール側に、前記ワイピングロールの表面に付着した異物を除去するスクレイパを配置した圧延機用ワイピング装置において、前記テンションリール側に配置されたスクレイパの先端部に堆積した異物に洗浄液を吹き付けて前記異物を洗浄除去する洗浄液スプレイ手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る圧延機用ワイピング装置において、前記洗浄液スプレイ手段は、前記鋼帯を前記テンションリール側から圧延ロール側へ送り出すときに前記異物に洗浄液を吹き付けるように構成されていることが好ましい。また、前記洗浄液スプレイ手段は、前記テンションリール側に配置されたスクレイパの先端部に堆積した異物を、前記鋼帯の表面に洗浄液を吹き付けて洗浄除去するように構成されるものであってもよい。また、前記洗浄液は圧延油であることが好ましい。
本発明に係る圧延機用ワイピング装置では、洗浄液スプレイ手段からの洗浄液によってスクレイパの先端部に堆積した異物を洗浄除去できるので、スクレイパの先端部に堆積した異物によって鋼帯の表面に擦れ疵が発生したり、鋼帯の表面光沢度が低下したりすることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る圧延機用ワイピング装置の一実施形態を図1及び図2に示す。同図において、符号7はワイピングロール3のテンションリール側に配置されたスクレイパ6を保持するスクレイパホルダであり、このスクレイパホルダ7には、スクレイパ6の先端部に堆積した摩耗粉等の異物に洗浄液を吹き付けて異物を洗浄除去する洗浄液スプレイ手段としての洗浄液スプレイ装置8が設けられている。この洗浄液スプレイ装置8は、図2に示すように、鋼帯Sをテンションリール側から圧延ロール側へ送り出すとき(鋼帯Sの走行方向が図2中矢印方向のとき)に洗浄液9を堆積異物に吹き付けるように構成されており、異物に吹き付けられる洗浄液としては、濾過済みの圧延油が使用されている。
本発明に係る圧延機用ワイピング装置の一実施形態を図1及び図2に示す。同図において、符号7はワイピングロール3のテンションリール側に配置されたスクレイパ6を保持するスクレイパホルダであり、このスクレイパホルダ7には、スクレイパ6の先端部に堆積した摩耗粉等の異物に洗浄液を吹き付けて異物を洗浄除去する洗浄液スプレイ手段としての洗浄液スプレイ装置8が設けられている。この洗浄液スプレイ装置8は、図2に示すように、鋼帯Sをテンションリール側から圧延ロール側へ送り出すとき(鋼帯Sの走行方向が図2中矢印方向のとき)に洗浄液9を堆積異物に吹き付けるように構成されており、異物に吹き付けられる洗浄液としては、濾過済みの圧延油が使用されている。
上述した本発明の一実施形態では、ワイピングロール3のテンションリール側に配置されたスクレイパ6の先端部に堆積した異物に洗浄液を吹き付けて異物を洗浄除去する洗浄液スプレイ装置8を設けたことで、洗浄液スプレイ装置8からの洗浄液9によってスクレイパ6の先端部に堆積した異物を洗浄除去できるので、スクレイパ6の先端部に堆積した異物によって鋼帯Sの表面に擦れ疵が発生したり、鋼帯Sの表面光沢度が低下したりすることを防止することができる。また、洗浄液スプレイ装置8から異物に吹き付けられる洗浄液として圧延油を用いたことで、洗浄液を回収する設備を新たに設けることなくスクレイパ6の先端部に堆積した異物を洗浄除去することができる。
さらに、上述した実施形態では洗浄液スプレイ装置8が鋼帯Sをテンションリール側から圧延ロール側へ送り出すときに洗浄液9を堆積異物に吹き付けるように構成されているので、横滑り等のコイル巻き不良を発生させることなくスクレイパ6の先端部に堆積した異物を洗浄除去することができる。すなわち、鋼帯Sの走行方向が図2に示す矢印方向と反対方向のときにスクレイパ6の先端部に圧延油等の洗浄液を吹き付けると鋼帯Sの表面に多量の圧延油が付着し、横滑り等のコイル巻き不良を発生する可能性があるが、本実施形態では鋼帯Sの走行方向が図2に示す矢印方向のときに圧延油等の洗浄液をスクレイパ6の先端部に吹き付けているので、横滑り等のコイル巻き不良を発生させることなくスクレイパ6の先端部に堆積した異物を洗浄除去することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。たとえば、上述した実施形態ではテンションリール側に配置されたスクレイパ6の先端部に堆積した異物に洗浄液を吹き付けて異物を洗浄除去するようにしたが、洗浄液スプレイ装置8から鋼帯Sの表面に洗浄液を吹き付け、通板方向の鋼帯表面に沿って洗浄液が流れてスクレイパ先端部の異物を洗浄除去するようにしてもよい。また、上述した実施形態では洗浄液として圧延油を使用したが、圧延油の代わりに水等を用いてもよい。また、上述した実施形態では本発明をリバース式圧延機に適用した場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リバース式以外の圧延機にも適用可能である。
2 圧延ロール
3 ワイピングロール
4 バックアップロール
5 ワイピングロールの圧延ロール側に配置されたスクレイパ
6 ワイピングロールのテンションリール側に配置されたスクレイパ
7 スクレイパホルダ
8 洗浄液スプレイ装置
9 洗浄液
3 ワイピングロール
4 バックアップロール
5 ワイピングロールの圧延ロール側に配置されたスクレイパ
6 ワイピングロールのテンションリール側に配置されたスクレイパ
7 スクレイパホルダ
8 洗浄液スプレイ装置
9 洗浄液
Claims (4)
- 圧延ロール間を通過した鋼帯の表面から該表面に付着した異物を除去するワイピングロールの圧延ロール側とテンションリール側に、前記ワイピングロールの表面に付着した異物を除去するスクレイパを配置した圧延機用ワイピング装置において、
前記テンションリール側に配置されたスクレイパの先端部に堆積した異物に洗浄液を吹き付けて前記異物を洗浄除去する洗浄液スプレイ手段を備えたことを特徴とする圧延機用ワイピング装置。 - 前記洗浄液スプレイ手段は、前記鋼帯を前記テンションリール側から圧延ロール側へ送り出すときに前記異物に洗浄液を吹き付けるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の圧延機用ワイピング装置。
- 前記洗浄液スプレイ手段は、前記テンションリール側に配置されたスクレイパの先端部に堆積した異物を、前記鋼帯の表面に洗浄液を吹き付けて洗浄除去するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の圧延機用ワイピング装置。
- 前記洗浄液は圧延油であることを特徴とする請求項1又は2記載の圧延機用ワイピング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004033834A JP2005224817A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | 圧延機用ワイピング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004033834A JP2005224817A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | 圧延機用ワイピング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005224817A true JP2005224817A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=34999935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004033834A Pending JP2005224817A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | 圧延機用ワイピング装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005224817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101484545B1 (ko) * | 2013-08-26 | 2015-01-20 | 주식회사 포스코 | 압연유 분사 장치 |
-
2004
- 2004-02-10 JP JP2004033834A patent/JP2005224817A/ja active Pending
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KR101484545B1 (ko) * | 2013-08-26 | 2015-01-20 | 주식회사 포스코 | 압연유 분사 장치 |
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