JP2005223736A - ネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 面倒なことをしなくてもTV番組の録画を失敗することがないようにする。
【構成】 ホームサーバ30は、ユーザ領域341と共有領域342とに区分けされたストレージ34を有し、TV番組録画等の設定が行われ容量不足であるときには他のホームサーバ30のストレージ34を用いたサービスの提供を受ける旨の要求を転送する。センターサーバ10は、ホームサーバ間のサービスの授受の仲介を行い、ホームサーバ30Aから要求があると、管理ファイル13を参照してその要求を満たすサービスの提供を行うホームサーバ30B、Cを探し出し、これをアクセスするのに必要なアクセス鍵等を読み出してホームサーバ30Aに転送し、ホームサーバ30Aは、アクセス鍵等を受けると、これらを用いてホームサーバ30B、Cに回線接続してその共有領域343にデータを転送して書き込みを行い、その後、同様にアクセスしてデータの読み出しを行う。
【選択図】 図1
【構成】 ホームサーバ30は、ユーザ領域341と共有領域342とに区分けされたストレージ34を有し、TV番組録画等の設定が行われ容量不足であるときには他のホームサーバ30のストレージ34を用いたサービスの提供を受ける旨の要求を転送する。センターサーバ10は、ホームサーバ間のサービスの授受の仲介を行い、ホームサーバ30Aから要求があると、管理ファイル13を参照してその要求を満たすサービスの提供を行うホームサーバ30B、Cを探し出し、これをアクセスするのに必要なアクセス鍵等を読み出してホームサーバ30Aに転送し、ホームサーバ30Aは、アクセス鍵等を受けると、これらを用いてホームサーバ30B、Cに回線接続してその共有領域343にデータを転送して書き込みを行い、その後、同様にアクセスしてデータの読み出しを行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、TV番組が録画可能なクライアントその他のネット機器が広域ネットワークを介してセンターサーバに接続されたネットワークシステムに関する。
最近においてはインターネットに接続されたコンピュータ上にてデジタルテレビジョンの番組を視聴することが可能になっている。この場合、TV番組を録画するときには同コンピュータに接続されたハードディスクに記録するのが一般的である。ただ、ハードディスクの残量容量不足であるときは録画に失敗することになるから、ハードディスクに番組録画をする際に容量不足であることを検知したときはその旨を使用者に知らせて連絡させるようになっている(例えば、特許文献1)。
特開2003−123451号公報
しかしながら、上記従来例による場合、ユーザがハードディスクに記録されているデータを消去したり別のハードディスクを外付けしたりしないとTV番組の録画を失敗することになり、TV番組の録画の設定も含めて非常に面倒である。また、ネットストレージを用いるという方法もあるが、サーバにおいてストレージを追加することが必要であり、設備コストが高いという問題がある。
本発明は上記背景の下で創作されたものであり、その課題とするところは面倒なことをしなくてもTV番組の録画を失敗することがないネットワークシステムを提供することにある。
本発明のネットワークシステムは、TV番組が録画可能な機能を有したクライアントその他のネット機器が広域ネットワークを介してセンターサーバに接続されたネットワークシステムにおいて、ネット機器は、ユーザ領域と共有領域とに区分けされたストレージを有しており、TV番組録画又はその予約が設定が行われると、ストレージに記憶すべき当該TV番組のデータの容量を把握して容量不足であるか否かを判定し、その結果、容量不足であると判定したときには他のネット機器のストレージを用いたサービスの提供を受ける旨の要求を転送する一方、センターサーバは、ネット機器のストレージの少なくとも共有領域をアクセスするのに必要な鍵及び通信アドレスを機器毎に管理ファイルに登録しており、ネット機器のストレージの共有領域上のデータ容量、空き容量の管理を行いながらネット機器間のストレージの機器資源の利用に関するサービスの授受の仲介を行い、一のネット機器からストレージを用いたサービスを受ける旨の要求があると、管理ファイルを参照して当該要求を満たすサービスの提供を行う他のネット機器を探し出し、管理ファイルに予め登録された当該他のネット機器のストレージの共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを読み出して一のネット機器に転送し、一のネット機器は、当該他のネット機器のアクセス鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のネット機器に回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスし記憶すべきデータを転送して書き込みを行い、その後、同様にアクセスしてデータの読み出しを行う構成となっている。
本発明の別のネットワークシステムは、TV番組が録画可能であるクライアントその他のネット機器が広域ネットワークを介してセンターサーバに接続されたネットワークシステムであって、ネット機器は、ユーザ領域と共有領域とに区分けされたストレージを有しており、TV視聴履歴、録画履歴及び再生履歴をストレージの共有領域に記録する一方、TV番組録画予約の設定が行われると、そのTV録画予約内容をセンターサーバに転送し、センターサーバは、ネット機器のストレージの少なくとも共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを機器毎に管理ファイルに登録しており、管理ファイル上のアクセス鍵及び通信アドレスを用いてネット機器のストレージの公共領域にアクセスしてネット機器のTV視聴履歴、録画履歴及び再生履歴を読み出して収集・分析を行ってネット機器に係るユーザの趣味/嗜好を推測し、その推測結果を管理ファイルに登録又は更新し、一のネット機器から転送されたTV録画予約内容を受けると、管理ファイルを参照して当該一のネット機器に係るユーザと趣味/嗜好が同一のユーザに係る他のネット機器を探し、同一のTV録画予約内容を示すデータを当該他のネット機器に転送し、他のネット機器は、センターサーバから転送されたTV録画予約内容を受けると、同一のTV番組録画予約の設定を行う構成となっている。
ネット機器は、同機器に固有の情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するとともに広域ネットワークを通じて転送された暗号化したアクセス鍵を公開鍵により復号化したアクセス鍵によりストレージの共有領域をアクセス可能にするセキュリティチップを有しており、センターサーバは、ネット機器からシステム導入時に転送されたセキュリティチップ上の情報通信用の公開鍵を及びアクセス鍵を管理ファイルに登録する一方、情報通信用の公開鍵でもってアクセス鍵を暗号化する機能を有した構成とすることが望ましい。
ネット機器であるクライアントは、センターサーバから送信された各種デジタル情報を広域ネットワークを通じて受け、当該各種デジタル情報をその再生装置たる家電機器にホームネットワークを用いて配信するホームサーバであることが望ましい。
センターサーバは、サービスの授受に関する管理データを参照して、サービスの提供を受ける側の当該サービスを提供する側に対する当該サービスに応じたサービス料の支払いを決済する機能を有した構成とすることが望ましく、この場合、同サーバが管理するローカルマネーを用いてサービス料の決済を行う機能を有した構成とすることが望ましい。
本発明の請求項1に係るネットワークシステムによる場合、TV番組をネット機器のストレージに録画するに際して容量不足であるときには、他のネット機器のストレージの公共理領域に自動的に録画される構成となっているので、非常に楽であり、TV番組の録画を失敗することもない。また、センターサーバにおいてストレージを追加することも必要もなく、設備コストも安いというメリットがある。
本発明の請求項2に係るネットワークシステムによる場合、趣味/嗜好が同一である他のユーザがTV番組録画予約の設定を行うと、そのTV番組録画予約の設定が自己のネット機器において自動的に行われる構成となっているので、TV番組録画予約の設定が勝手に行われることになり、非常に楽であり、好みでありながら知らなかったTV番組も自動的に録画されることになり、この点でも非常に使い勝手が良い。
本発明の請求項3に係るネットワークシステムによる場合、情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するセキュリティチップを用いてストレージの公共領域に対する不正な外部アクセスを禁止する構成となっているので、全てをソフトウエアに依存する場合に比べてセキュリティ性が向上するという効果がある。
本発明の請求項4に係るネットワークシステムによる場合、ネット機器がホームサーバである構成となっており、その普及率が今後益々高くなり、近い将来一家に一台という時代になると予想されることから、巨大なマシンパワーが得られ、より複雑な処理を行うことが可能になるという効果がある。
本発明の請求項5又は6に係るネットワークシステムによる場合、クライアント等がストレージやCPUを用いたサービスの提供を行ったときは、その提供分の利益が還元される構成となっているので、提供されるマシンの台数が益々増加する傾向になり、同システムの利用の促進を図る上で大きな意義がある。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。
図1はネットワークシステムの構成図、図2は同システムを構成するセンターサーバの構成図、図3は同システムを構成するホームサーバの構成図である。
ここに掲げるネットワークシステムは、図1に示すようにセンターサーバ10と、光ファイバー等を用いた広域ネットワーク20と、センターサーバ10に広域ネットワーク20を介して接続されたネット機器たるクライアントとしてのホームサーバ30等を有した基本構成となっている。
同システムにおいて最も特徴的であるのは、広域ネットワーク20上に分散配置された複数のホームサーバ30等を用いてグリッドコンピューティングを行うことが可能であるという点と、ホームサーバ30のストレージ34上に公共領域342(図3参照)が設けられているという点と、センターサーバ10がユーザ間のサービスの授受の管理を行っているという点と、ホームサーバ30がサービスの提供を受ける旨の要求をセンターサーバ10に対して行うと、センターサーバ10がその要求に係るサービスを行うホームサーバ30のストレージ34の公共領域342をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを与えるという点と、このサービスの提供を行うホームサーバ30等のユーザが当該サービスに応じたサービス料を受けることができるという点である。
なお、ホームサーバ30の基本構成については全て同一であるが、説明の都合上、サービスの提供を受ける側のホームサーバ30を30Aと、サービスの提供を行う側のホームサーバ30を30B、30Cとして表すことにする。以下、各構成の詳細について説明する。
センターサーバ10は、図2に示すように広域ネットワーク20の回線接続という基本的な機能に加えてユーザ間等で行われるサービスの授受を支援するために予め用意されたプログラムを逐次実行するコンピュータである制御部11と、広域ネットワーク20の末端に接続された通信部12と、上記機能を実現する上で必要な種々の管理データを記録したハードディスク等の管理ファイル13等とを備えている。
センターサーバ10は、ホームサーバ30Aから送信されたサービスの提供を受ける旨の要求、具体的には、そのサービスの種類を示すサービス要求コマンド、そのサービスの提供を行うのに必要なメモリ使用容量(以下、メモリ使用容量UVと称する)及びそのサービスの提供を受ける期間(以下、サービス提供期間Tと称する)等のデータを受信すると、管理ファイル13内のユーザ管理ファイル131上の管理データを参照して、そのサービスの提供を行うのに適したホームサーバ30B、30Cを探し出し、ホームサーバ30Aにホームサーバ30B、30Cのストレージ34A、34Bの公共領域342A、342Bをアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを各々転送する構成となっている。
ホームサーバ30のストレージ34の公共領域342をアクセスするのに必要なアクセス鍵についてはセンターサーバ10により生成されている。センターサーバ10は、ホームサーバ30からシステム導入時に転送されたセキュリティチップ35(後述する)上の情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵をユーザ管理ファイル1314に登録する一方、情報通信用の公開鍵でもってアクセス鍵を暗号化する機能を有した構成となっている。
管理ファイル13は、ユーザ単位のユーザ管理ファイル131と、サービス単位のサービス管理ファイル132とを有した内容となっている。各ファイルの管理データは制御部131により記録される。
ユーザ管理ファイル131は、回線接続契約時にユーザから提供された情報が専らベースとなったユーザ情報である管理データ等を記録するメインファイルと、ユーザ間でのサービスの提供の授受を行う際のその内容を示す管理データを記録するサブファイルとを有した内容となっている。
ユーザ管理ファイル131のメインファイルには、ユーザの氏名住所、ホームサーバ30の使用機種名、ホームサーバ30の通信アドレス(以下、通信アドレスと称する)、ストレージ34の公共領域342のアドレス空間(以下、アドレス空間と称する)、そのアドレス空間のデータ記憶容量(以下、最大容量MVと称する)、情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵が記録される。
ユーザ管理ファイル131のサブファイルには、ホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342の空き容量(以下、空き容量と称する)、制御部31(図3参照)内のCPUの稼働率(以下、CPU稼働率と称する)、ユーザに支払われるべきサービス料(以下、サービス料と称する)等が記録される。
サービス管理ファイル132は、ホームサーバ間等で行われるストレージを用いたサービスの授受を管理するための管理データを記録するファイルであって、ホームサーバ30A等から送信されたサービスの提供を受ける旨の要求を受信する毎に作成される。サービス管理ファイル132には、そのサービスを特定するコード(以下、サービス特定コードと称する)、そのサービスの種類を示すコード(以下、サービス種類コードと称する)、そのサービスの提供を行うのに必要なメモリ使用容量(以下、メモリ使用容量と称する)、サービスの提供を受ける期間(以下、サービス提供期間と称する)、サービスの提供を受ける側のホームサーバの通信アドレス(以下、被提供側アドレスと称する)、サービスの提供を行う側のホームサーバの通信アドレス(以下、提供側アドレスと称する)、同ホームサーバのストレージの公共領域の使用アドレス(以下、使用アドレスと称する)等が記録される。
サービス特定コードについては、サービス要求コマンドを受信した日時やそのコマンドの種類等により得ている。メモリ使用容量については、サービス要求コマンドと一緒に送信されたメモリ使用容量UVにより得ている。サービス提供期間については、サービス要求コマンドと一緒に送信されたサービス提供期間Tにより得ている。被提供側アドレスについては、サービス要求コマンドを送信された通信アドレスにより得ている。提供側アドレス及び使用アドレスについては、次のようにして得ている。
ホームサーバ30A等から送信されたサービス要求コマンドがストレージを用いたサービスを示しており、メモリ使用容量UVがXを示している場合、ユーザ管理ファイル131上の空き容量をランダムに検索して、ストレージ34の公共領域342の空き容量がX以上であるホームサーバ30を探す。例えば、探されたホームサーバ30がホームサーバ30B(又は30C)であったと仮定すると、ユーザ管理ファイル131からホームサーバ30B(又は30C)の通信アドレスを読み出し、これが提供側アドレスとなる。この場合、ホームサーバ30B(又は30C)が上記サービスの提供の全部を行うに適したホームサーバということになる。使用アドレスについては、ホームサーバ30B(又は30C)に関するユーザ管理ファイル131のメインファイルに含まれるアドレス空間の先頭アドレスからこれにXに相当するアドレス分を加算して得ている。
これに対して、ユーザ管理ファイル131を検索しても空き容量がX以上であるホームサーバ30が見つからなかった場合、センターサーバ10は、メモリ使用容量が大き過ぎ、複数に分割することを要請する旨のデータをホームサーバ30A等に送信する。これに応じてホームサーバ30A等から送信された分割メモリ使用容量(これをX1、X2・・・とする)等のデータを受信すると、上記と同様にユーザ管理ファイル131を検索して、ストレージ23の公共領域342の空き容量がX1、X2・・以上であるホームサーバ30を探す。例えば、探されたホームサーバ30がホームサーバ30B及び30Cであったと仮定すると、ユーザ管理ファイル131からホームサーバ30B及び30Cの通信アドレスを各々読み出し、これらが提供側アドレスとなる。この場合、ホームサーバ30B及び30Cが上記サービスの提供の一部を行うに適したホームサーバということになる。使用アドレスについては、ホームサーバ30B及び30Cに関するユーザ管理ファイル131のメインファイルに含まれるアドレス空間の先頭アドレスからこれにX1、X2の相当するアドレス分を各々加算して得ている。
このようにセンターサーバ10は、ホームサーバ30Aから送信されたサービス要求コマンド、メモリ使用容量UV及びサービス提供期間T等のデータを受信すると、制御部31は、ユーザ管理ファイル131のサブファイルに含まれる空き容量等を参照して、そのサービスの提供を行うのに適したホームサーバ30B及び/又は30Cを探し、同サーバのユーザ管理ファイル131から通信アドレス、アクセス鍵等を読み出し、使用アドレスを含めたアクセスデータをサービス特定コードとともにホームサーバ30Aに送信するようになっている。なお、アクセス鍵についてはホームサーバ30B及び/又は30Cの情報通信用の公開鍵でもって暗号化したものを送信するようになっている。
アクセスデータを送信した後、上記した通りにサービス管理ファイル132を作成し、ユーザ管理ファイル131のサブファイルに含まれる空き容量を上記の通りに書き換える。その後、サービス管理ファイル132が存在する間において、ホームサーバ30A等から送信されたサービス要求コマンド及びサービス特定コード等を受信すると、その都度、当該コードに対応するサービス管理ファイル132から上記アクセスデータを読み出し、ホームサーバ30A等に送信する。そしてサービス管理ファイル132に含まれるサービス提供期間Tを経過すると、当該サービスの提供が終了したとして、ユーザ管理ファイル131のサービス料を上記の通りに書き換え、サービス管理ファイル132を決済に必要な一部の情報を残して抹消する。
また、センターサーバ10の事業者によりサービス料の決済が銀号振込やプロバイダー使用料との相殺等の方法により定期的に行われ、その決済情報がセンターサーバ10に入力されると、制御部11は決済が完了したユーザのユーザ管理ファイル131に含まれるサービス料をリセットする。
ホームサーバ30は、図3に示すようにセンターサーバ10から送信された各種デジタル情報を広域ネットワーク20を通じて受信し、この各種デジタル情報をホームネットワーク40を通じて再生機器である家電機器50等に配信する装置である。ここではエージェント機能、ビデオダイジェスト機能、レコメンデーション機能、家電機器コントロール機能、携帯・PDA連携機能、ホームモニタリング機能等の多彩な機能を有するものを使用している。家電機器50については、パソコンだけでなく次世代ホームネットワーク対応のTV、ステレオ、ビデオ、電子レンジ、冷蔵庫、ルータ、カーナビ、エアコン、製水器、監視用カメラ等が例として掲げられる。また、ホームネットワーク40については、IEEE1394等のネットワークだけでなく、有線のLANや無線LAN等を対象に含まれている。
ホームサーバ30は、全体を制御するCPUを含む制御部31と、広域ネットワーク20の末端に接続された通信部31と、ホームネットワーク40の末端に接続された通信部33と、ユーザ領域341以外に公共領域342及びサービスプロバイダー領域343が設けられたストレージ34と、情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するとともに広域ネットワーク20を通じて転送された暗号化したアクセス鍵を公開鍵により復号化したアクセス鍵によりストレージ34の共有領域342をアクセス可能にするセキュリティチップ35と、TV番組等録画用のハードディスク36と、TV用チューナを含んでおり且つハードディスク36に保存すべきTV等の番組予約・録画・再生等を行うビデオコントロール部37等を備えている。
このようにストレージ34上の各領域のセキュリティの安全性を高めるために、暗号化ソフトウエアを用いることなく、ハードウエアであるセキャリティチップ35を用いている。よって、他のホームサーバ30等についても勿論のこと、センターサーバ10についてもアクセス鍵なしにはストレージ34の公共領域342をアクセスすることができない。一方、制御部31についてはストレージ34の公共領域342をアクセスできることができるのは当然であるが、公共領域342上には暗号化されたデータが記録されるようになっているので、アクセスしても原則としてその内容を再生することができないようになっている。
ストレージ34は、1つのハードディスクをユーザ領域341、公共領域342、サービスプロバイダー領域343という3つの領域に分割して用いている。ユーザ領域341はユーザ自身のために用意されたメモリ領域であって、制御部31内のCPUにて処理されるプログラムや必要なデータ等が記録される。公共領域342は、センターサーバ10の管理下に置かれており、他のホームサーバ30等にストレージを用いたサービスを提供するために特別に用意されたメモリ領域である。サービスプロバイダー領域343は、サービスプロバイダーが所定の作業を行うために用意されたメモリ領域である。
ホームサーバ30は、他のホームサーバ30等からストレージを用いたサービスを受ける際には、上記したようにサービス要求コマンド、メモリ使用容量UV及びサービス提供期間T等のデータをセンターサーバ10に送信する。その後、センターサーバ10から送信されたアクセスデータ及びサービス特定コード等のデータを受信したときは、このアクセスデータを用いて他のホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342をアクセスし、これによりストレージ又はCPUを用いたサービスの提供を受ける。
これに対して、センターサーバ10から送信されたメモリ使用容量が大き過ぎ、複数に分割することを要請する旨のデータを受信したときは、サービス要求コマンド、分割メモリ使用容量及びサービス提供期間T等のデータを再び送信する。その後、センターサーバ10から送信された複数のアクセスデータ及びサービス特定コード等のデータを受信したときは、これらのアクセスデータを用いて複数の他のホームサーバ30のストレージ34上のセキュアな公共領域342を各々アクセスし、これによりストレージを用いたサービスの一部の提供を各々受ける。
ホームサーバ30が他のホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342に何回もアクセスすることが必要であるときには、センターサーバ20から送信されたサービス特定コードをストレージ34上のユーザ領域341に保存しておく。即ち、サービス提供期間T内である限り、サービス要求コマンドとともにサービス特定コードをセンターサーバ20に送信すると、センターサーバ20からアクセスデータが送信されてくるので、上記と全く同様にして、このアクセスデータを用いて他のホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342をアクセスし、これによりストレージを用いたサービスの全部又は一部の提供を受けることが可能になっている。
上記したようなホームサーバ30の機能は、ストレージ34のユーザ領域341に記録されたソフトウエアが制御部31により実行されることにより専ら実現される。
以上のように構成されたネットワークシステムにおいては、ホームサーバ30Aを所有するユーザは以下のような利用方法が可能になる。
第1の利用方法を説明する。例えば、エージェント機能を用いてTV番組等の番組予約(予約時間及びチャンネル)が行われると、制御部31がその予約内容から必要ストレージを計算し、必要とされる容量からストレージ不足であると判断した場合、予約時間になった時点で、ストレージを用いたサービスの提供を受ける旨の要求として、サービス要求コマンド等のデータを送信する。すると、上述したようにホームサーバ30B及び/又は30Cのストレージ34上の公共領域342に予約したTV番組を保存することが可能になる。そして、サービス提供期間T内であれば、別のデジタルコンテンツや別のTV番組をストレージ34の公共領域342に上書して保存することが可能であるし、保存されたデジタルコンテンツ等をリストアさせることも可能である。
上記したような構成のネットワークシステムにより、ホームサーバ30A、30B、30C・・・等がセンターサーバ10を中核として相互接続され、ホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342が他のユーザに対してサービスの提供を行う目的で常に開放されていることから、各ホームサーバ30のユーザは他のホームサーバ30のマシンパワーを安定して受けることが可能になる。ひいては、全ホームサーバ30を利用したグリッドコンピューティングの実現が可能になり、大容量のストレージサービスを各ホームサーバ30のユーザに対して提供することが可能になる。これにより各ホームサーバ30のユーザはストレージ容量不足を原因とした利用上の制約から一切開放される。
また、ユーザが自己のホームサーバ30のマシンパワーを他のユーザ等に提供すると、その提供分の利益がユーザに還元されるシステムになっているので、ユーザは積極的に自己のホームサーバ30のマシンパワーを積極的に提供する傾向となり、マシン台数が増加する結果、同システムの利用の促進を図る上で大きな意義がある。
特に、センターサーバ10において、サービス料の決済を同サーバが管理するローカルマネーで行うとともにユーザが自己のホームサーバ30の機種変更の申請した際に今まで蓄えてきたローカルマネーを換金して決済するようにその管理方法を変更すれば、ユーザは、新たなホームサーバ30を購入する際に長年貯めてきたローカルマネーの代金を受け取ることができ、新たなホームサーバ30を購入するというインセンティブとなる。これにより、ホームサーバ30のスペックの陳腐化の遅延を防止することが可能になり、ひいては新たなホームサーバ30の余剰なマシンパワーが有効に利用され、これらの点でも大きな意義がある。
さらに、各ホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342がセキュアな領域となっており、アクセス鍵がない限りアクセスすることが不可能であり、アクサス鍵の付与もセンターサーバ10が管理ファイル13上の管理データに従ってサービス毎に行うようになっている。そのため、ストレージ34上のユーザ領域341に記録されたソフトウエア等や公共領域342に記録されたデジタルコンテンツが不正使用されたり改竄されたりするおそれがない。各ホームサーバ30のストレージ30上の公共領域342に対しては制御部31であっても原則的にアクセスできないようになっていることも含め、セキュリィの面でも万全である。
次に、上記したネットワークシステムの他の変形例を説明する。この例の場合のホームサーバ30においては、制御部31内のCPUにて実行されるソフトウエアとストレージ34の周辺回路との双方に設計変更が必要になる。
即ち、ホームサーバ30は、TV番組等を録画/再生可能なビデオ機器としての機能(ビデオコントロール部37)が含められているが、このビデオ機器(これも家電機器に相当する)から出力されたビデオ機器使用データ(TV視聴番組の内容、録画設定内容、録画再生内容等)をストレージ34上の共有領域342の所定エリアに機器毎に記録する機能を有した構成となっている。例えば、通信部33とストレージ34との間のバスライン上に制御部31により制御される図外のDMA(Direct Memory Access) 等を設け、制御部31がビデオコントロール部37から出力されたビデオ機器使用データを検知すれば、DMA等を動作させて機器使用データを制御部31を介さずにストレージ34上の共有領域342の所定エリアに直接に機器毎に順次記録させるようにすると良い。
この結果、ストレージ34上の共有領域342には、当該ユーザのTV視聴番組履歴、録画履歴、再生履歴等が保存されることになる。
ホームサーバ30は、上記機能に加えて、ユーザの操作に応じてTV番組等の録画予約が行われると、その内容を示す録画予約設定データをセンターサーバ10に送信する機能と、センターサーバ10から送信された他のユーザによる録画予約設定データを受信すると、この録画予約設定データが示す内容でTV番組等の録画予約設定を自動的に行う機能を有した構成となっている。
センターサーバ10は、制御部11にて実行されるソフトウエアに設計変更を加え、データファイル14 内に機器使用データファイル142及び分析データファイル143を設けることが必要である。
即ち、センターサーバ10は、所定期間毎に管理ファイル13内のユーザ管理ファイル131から各ユーザの通信アドレス及びアクセス鍵等を読み出し、これを用いて各ホームサーバ30のストレージ34の共有領域342上のビデオ機器使用データを各々読み出し、このビデオ機器使用データを機器使用データファイル142にユーザ毎に順次記録する。その後、機器使用データファイル142上の所定期間分のビデオ機器使用データをユーザ毎に集計して各ユーザの嗜好傾向を各々分析するとともに分類化し、ユーザの嗜好傾向及び嗜好分類コードの分析データを分析データファイル143に記録する機能を有する構成となっている。
ユーザの嗜好傾向を分析するに当たり、ストレージ34上の共有領域342に保存された録画履歴及び再生履歴を参照しつつ、TV視聴番組履歴の共通性をベースとして行っているが、ここではより高度な分析を行うために、当該ユーザに関するユーザ管理ファイル131上の嗜好傾向の情報を含めて行うようにしている。
また、センターサーバ10は、上記機能に加えて、各ホームサーバ10から送信された録画予約設定データを受信すると、その送信を行ったユーザの嗜好分類コードを分析データファイル143から読み出し、分析データファイル143から同一分類コードを有するユーザを全て探し、当該ユーザのホームサーバ30に同一の録画予約設定データを各々送信する機能を有する構成となっている。
上記のような構成の上記のように構成されたネットワークシステムによる場合、センターサーバ10において、各ユーザのビデオ機器使用データが速やかに収集され、これが機器使用データファイル142に記録される。機器使用データファイル142には、全ユーザのビデオ機器使用データが保存されるので、これを集計すれば、最新で且つ正確な視聴率データを安定して取得でき、高品位な視聴動向調査のサービスを提供することが可能になる。
また、ユーザと嗜好傾向が同一である他のユーザによりその所有するホームサーバ30にてTV番組等の録画予約が行なわれると、自己のホームサーバ30において、同一の録画予約が自動的に行なれるようになっているので、ユーザの録画予約の忘れを未然に防止することができる。特に、ブロードバンド時代においては、チャンネル数が多く、全体としてTV番組等を非常に多く、この全てをチェックして録画予約するのは非常に手間であるが、同システムにおいては、録画予約を全く行わなくても、ユーザの嗜好傾向に合致した多数のTV番組等が自動的に予約録画され、非常に便利である。しかも自動的に予約録画されたTV番組等をユーザが視聴するか消去するかの情報が機器使用データに含まれることから、その後、センターサーバ10にて当該情報も含めてそのユーザの嗜好傾向が改めて分析され、ユーザの嗜好傾向の最適化が図られる。そのため、刻々と変化し得るユーザの嗜好傾向に合致したTV番組等が自動的に録画予約され、これをユーザが視聴することが可能となる。
なお、ホームサーバ10に関しては、ストレージ34の公共領域342ではなくユーザ領域341にビデオ機器使用データを記録する形態をとってもかまわない。即ち、家電機器50等から送信された機器使用データをホームネットワーク40を通じて受信し、これをストレージ341のユーザ領域341に順次記録するとともに所定期間分の機器使用データをセンターサーバ10に順次送信する機能を有した構成のものを用いる。この場合、センターサーバ10は、各ホームサーバから送信された機器使用データを集計してユーザの嗜好傾向を分析する等の機能を有した構成とすると良い。
次に、上記したネットワークシステムの他の変形例を説明する。この例の場合のホームサーバ30においては、制御部31内のCPUにて実行されるソフトウエアとストレージ34の周辺回路との双方に設計変更が必要になる。
即ち、ホームサーバ30は、TV番組等を録画/再生可能なビデオ機器としての機能(ビデオコントロール部37)が含められているが、このビデオ機器(これも家電機器に相当する)から出力されたビデオ機器使用データ(TV視聴番組の内容、録画設定内容、録画再生内容等)をストレージ34上の共有領域342の所定エリアに機器毎に記録する機能を有した構成となっている。例えば、通信部33とストレージ34との間のバスライン上に制御部31により制御される図外のDMA(Direct Memory Access) 等を設け、制御部31がビデオコントロール部37から出力されたビデオ機器使用データを検知すれば、DMA等を動作させて機器使用データを制御部31を介さずにストレージ34上の共有領域342の所定エリアに直接に機器毎に順次記録させるようにすると良い。
この結果、ストレージ34上の共有領域342には、当該ユーザのTV視聴番組履歴、録画履歴、再生履歴等が保存されることになる。
ホームサーバ30は、上記機能に加えて、ユーザの操作に応じてTV番組等の録画予約が行われると、その内容を示す録画予約設定データをセンターサーバ10に送信する機能と、センターサーバ10から送信された他のユーザによる録画予約設定データを受信すると、この録画予約設定データが示す内容でTV番組等の録画予約設定を自動的に行う機能を有した構成となっている。
センターサーバ10は、制御部11にて実行されるソフトウエアに設計変更を加え、データファイル14 内に機器使用データファイル142及び分析データファイル143を設けることが必要である。
即ち、センターサーバ10は、所定期間毎に管理ファイル13内のユーザ管理ファイル131から各ユーザの通信アドレス及び暗号鍵等を読み出し、これを用いて各ホームサーバ30のストレージ34の共有領域342上のビデオ機器使用データを各々読み出し、このビデオ機器使用データを機器使用データファイル142にユーザ毎に順次記録する。その後、機器使用データファイル142上の所定期間分のビデオ機器使用データをユーザ毎に集計して各ユーザの嗜好傾向を各々分析するとともに分類化し、ユーザの嗜好傾向及び嗜好分類コードの分析データを分析データファイル143に記録する機能を有する構成となっている。
ユーザの嗜好傾向を分析するに当たり、ストレージ34上の共有領域342に保存された録画履歴及び再生履歴を参照しつつ、TV視聴番組履歴の共通性をベースとして行っているが、ここではより高度な分析を行うために、当該ユーザに関するユーザ管理ファイル131上の嗜好傾向の情報を含めて行うようにしている。
また、センターサーバ10は、上記機能に加えて、各ホームサーバ10から送信された録画予約設定データを受信すると、その送信を行ったユーザの嗜好分類コードを分析データファイル143から読み出し、分析データファイル143から同一分類コードを有するユーザを全て探し、当該ユーザのホームサーバ30に同一の録画予約設定データを各々送信する機能を有する構成となっている。
上記のような構成の上記のように構成されたネットワークシステムによる場合、センターサーバ10において、各ユーザのビデオ機器使用データが速やかに収集され、これが機器使用データファイル142に記録される。機器使用データファイル142には、全ユーザのビデオ機器使用データが保存されるので、これを集計すれば、最新で且つ正確な視聴率データを安定して取得でき、高品位な視聴動向調査のサービスを提供することが可能になる。
また、ユーザと嗜好傾向が同一である他のユーザによりその所有するホームサーバ30にてTV番組等の録画予約が行なわれると、自己のホームサーバ30において、同一の録画予約が自動的に行なれるようになっているので、ユーザの録画予約の忘れを未然に防止することができる。特に、ブロードバンド時代においては、チャンネル数が多く、全体としてTV番組等を非常に多く、この全てをチェックして録画予約するのは非常に手間であるが、同システムにおいては、録画予約を全く行わなくても、ユーザの嗜好傾向に合致した多数のTV番組等が自動的に予約録画され、非常に便利である。しかも自動的に予約録画されたTV番組等をユーザが視聴するか消去するかの情報が機器使用データに含まれることから、その後、センターサーバ10にて当該情報も含めてそのユーザの嗜好傾向が改めて分析され、ユーザの嗜好傾向の最適化が図られる。そのため、刻々と変化し得るユーザの嗜好傾向に合致したTV番組等が自動的に録画予約され、これをユーザが視聴することが可能となる。
なお、本発明に係るネットワークシステムは上記実施形態に限定されず、例えば、ホームサーバに関しては、ストレージ34の公共領域342ではなくユーザ領域341にビデオ機器使用データを記録する形態をとってもかまわない。即ち、家電機器50等から送信された機器使用データをホームネットワーク40を通じて受信し、これをストレージ341のユーザ領域341に順次記録するとともに所定期間分の機器使用データをセンターサーバ10に順次送信する機能を有した構成のものを用いる。この場合、センターサーバ10は、各ホームサーバから送信された機器使用データを集計してユーザの嗜好傾向を分析する等の機能を有した構成とすると良い。
10 センターサーバ
20 広域ネットワーク
30A,20B,20C ホームサーバ
31 制御部
32 33 制御部
34 ストレージ
341 ユーザ領域
342 公共領域
343 サービスプロバイダー領域
35 セキュリティチップ
20 広域ネットワーク
30A,20B,20C ホームサーバ
31 制御部
32 33 制御部
34 ストレージ
341 ユーザ領域
342 公共領域
343 サービスプロバイダー領域
35 セキュリティチップ
Claims (6)
- TV番組が録画可能な機能を有したクライアントその他のネット機器が広域ネットワークを介してセンターサーバに接続されたネットワークシステムにおいて、ネット機器は、ユーザ領域と共有領域とに区分けされたストレージを有しており、TV番組録画又はその予約が設定が行われると、ストレージに記憶すべき当該TV番組のデータの容量を把握して容量不足であるか否かを判定し、その結果、容量不足であると判定したときには他のネット機器のストレージを用いたサービスの提供を受ける旨の要求を転送する一方、センターサーバは、ネット機器のストレージの少なくとも共有領域をアクセスするのに必要な鍵及び通信アドレスを機器毎に管理ファイルに登録しており、ネット機器のストレージの共有領域上のデータ容量、空き容量の管理を行いながらネット機器間のストレージの機器資源の利用に関するサービスの授受の仲介を行い、一のネット機器からストレージを用いたサービスを受ける旨の要求があると、管理ファイルを参照して当該要求を満たすサービスの提供を行う他のネット機器を探し出し、管理ファイルに予め登録された当該他のネット機器のストレージの共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを読み出して一のネット機器に転送し、一のネット機器は、当該他のネット機器のアクセス鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のネット機器に回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスし記憶すべきデータを転送して書き込みを行い、その後、同様にアクセスしてデータの読み出しを行う構成となっていることを特徴とするネットワークシステム。
- TV番組が録画可能であるクライアントその他のネット機器が広域ネットワークを介してセンターサーバに接続されたネットワークシステムにおいて、ネット機器は、ユーザ領域と共有領域とに区分けされたストレージを有しており、TV視聴履歴、録画履歴及び再生履歴をストレージの共有領域に記録する一方、TV番組録画予約の設定が行われると、そのTV録画予約内容をセンターサーバに転送し、センターサーバは、ネット機器のストレージの少なくとも共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを機器毎に管理ファイルに登録しており、管理ファイル上のアクセス鍵及び通信アドレスを用いてネット機器のストレージの公共領域にアクセスしてネット機器のTV視聴履歴、録画履歴及び再生履歴を読み出して収集・分析を行ってネット機器に係るユーザの趣味/嗜好を推測し、その推測結果を管理ファイルに登録又は更新し、一のネット機器から転送されたTV録画予約内容を受けると、管理ファイルを参照して当該一のネット機器に係るユーザと趣味/嗜好が同一のユーザに係る他のネット機器を探し、同一のTV録画予約内容を示すデータを当該他のネット機器に転送し、他のネット機器は、センターサーバから転送されたTV録画予約内容を受けると、同一のTV番組録画予約の設定を行う構成となっていることを特徴とするネットワークシステム。
- 請求項1又は2記載のネットワークシステムにおいて、ネット機器は、同機器に固有の情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するとともに広域ネットワークを通じて転送された暗号化したアクセス鍵を公開鍵により復号化したアクセス鍵によりストレージの共有領域をアクセス可能にするセキュリティチップを有しており、センターサーバは、ネット機器からシステム導入時に転送されたセキュリティチップ上の情報通信用の公開鍵を及びアクセス鍵を管理ファイルに登録する一方、情報通信用の公開鍵でもってアクセス鍵を暗号化する機能を有した構成となっていることを特徴とするネットワークシステム。
- 請求項1、2又は3記載のネットワークシステムにおいて、ネット機器であるクライアントは、センターサーバから送信された各種デジタル情報を広域ネットワークを通じて受け、当該各種デジタル情報をその再生装置たる家電機器にホームネットワークを用いて配信するホームサーバであることを特徴とするネットワークシステム。
- 請求項1、2、3又は4記載のネットワークシステムにおいて、センターサーバは、サービスの授受に関する管理データを参照して、サービスの提供を受ける側の当該サービスを提供する側に対する当該サービスに応じたサービス料の支払いを決済する機能を有した構成となっていることを特徴とするネットワークシステム。
- 請求項5記載のネットワークシステムにおいて、センターサーバは、同サーバが管理するローカルマネーを用いて前記サービス料の決済を行う機能を有した構成となっていることを特徴とするネットワークシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004031120A JP2005223736A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | ネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004031120A JP2005223736A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | ネットワークシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005223736A true JP2005223736A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34999020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004031120A Pending JP2005223736A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | ネットワークシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005223736A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007069658A1 (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | データ取得装置及びデータ記録システム並びにデータ記録方法 |
JP2008092543A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-04-17 | Canon Inc | 記録装置、その制御方法及びプログラム |
CN103888789A (zh) * | 2012-12-20 | 2014-06-25 | 中山大学深圳研究院 | 信息分布系统中的内容分发方法 |
-
2004
- 2004-02-06 JP JP2004031120A patent/JP2005223736A/ja active Pending
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