JP2005222399A - グリッドコンピューティングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 マシンパワーを安定して受けることができ、セキュリティの面についても万全なグリッドコンヒューティングシステムを提供する。
【構成】 ホームサーバ30等が広域ネットワーク20を介してセンターサーバ10に接続されたグリッドコンピューティングシステムである。ホームサーバ30は、ユーザ領域341と共有領域342とに区分けされたストレージ34を有している。センターサーバ10は、ホームサーバ30のストレージ34の共有領域341等をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを機器毎に管理ファイル13に登録しており、ホームサーバ30からサービスの提供を受ける旨の要求があると、その要求に係るサービスの提供を行う他のホームサーバ30のストレージ34の公共領域341をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを管理ファイル13から読み出してホームサーバ30に転送する構成となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分散配置された多数のコンピューターを広域ネットワークを用いて統合し、これらの全体を仮想的な大型高性能計算機とみたてて分散/並列処理を行うグリッドコンピューティングシステムに関する。
グリッドコンピューティングシステムにおいては、広域ネットワーク上に分散配置されたサーバやコンピュータ等の計算資源や情報資源をまとめて管理しており、ユーザは必要なときに必要なだけのストレージやCPU(Central Processing Unit) パワー等をリソース先を意識することなく利用することが可能になる(例えば、非特許文献1等参照)。
BUSINESS COMMUNICATION,第39巻,第5 号,第36〜37頁,発行日:2002 年5 月1 日 発行者名: 株式会社ビジネスコミュニケーション社
この点、クラスタコンピューティングにおいては、利用するコンピュータの管理を全てユーザ自身により行う必要があるだけでなく、構成規模に上限があり巨大な処理能力が望めず、コストも非常に大きいことから、このような欠点のないグリッドコンピューティングシステム、特にインターネット上に分散配置されている多数のパーソナルコンピュータ(PC)のマシンパワーを用いるいわゆるPCグリッドが有望視されている。
しかしながら、従来のグリッドコンピューティングシステムによる場合、PCのマシンパワーを利用することができるのは、ユーザが自己のPCのマシンパワーの提供を申し出したときに限られ、マシンパワーを安定して受けることができない。しかもセキュリティの面の不安があることから、PCのマシンパワーの提供に積極的であるとは言えない。マシンパワーが提供されるPCの台数が少ないと、巨大な処理能力が望めず、複雑な処理を行うことが不可能になる。
そもそも、PCのマシンパワーを用いたグリッドコンピューティングシステムにおいては、構成規模に上限がなく巨大な処理能力を得ることができ、コストも非常に安いという非常に優れた特徴を有しているが、上記した欠点を抜本的に解消しない限り、その本来の特徴を十分に発揮させることは現実問題として非常に困難である。
本発明は上記背景の下で創作されたものであり、その課題とするところは、PCのマシンパワーを安定して受けることができるグリッドコンピューティングシステムを提供することにある。
本発明のグリッドコンピューティングシステムは、クライアント、サーバその他のネット機器が広域ネットワークを介してセンターサーバに接続されたシステムであって、ネット機器は、ユーザ領域と共有領域とに区分けされたストレージを有している一方、センターサーバは、ネット機器のストレージの少なくとも共有領域をアクセスするのに必要な鍵及び通信アドレスを機器毎に管理ファイルに登録しており、一のネット機器から所定のサービスの提供を受ける旨の要求があると、当該要求に係るサービスの提供を行う他のネット機器のストレージの公共領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを管理ファイルから読み出して一のネット機器に転送する構成となっている。
その一例として、センターサーバは、ネット機器のストレージの共有領域上のデータ容量、空き容量の管理を行いながらネット機器間のストレージの機器資源の利用に関するサービスの授受の仲介をし、一のネット機器からストレージを用いたサービスを受ける旨の要求があると、管理ファイルを参照して当該要求を満たすサービスの提供を行う他のネット機器を探し出し、管理ファイルに予め登録された当該他のネット機器のストレージの共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを読み出して一のネット機器に転送し、一のネット機器は、当該他のネット機器の鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のネット機器に回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスを行う構成とすると良い。
その他の例として、センターサーバは、ネット機器のCPUの稼働率及びストレージの共有領域上のデータ容量、空き容量の管理を行いながらネット機器間のCPUの機器資源の利用に関するサービスの授受の仲介をし、一のネット機器からCPUを用いたサービスの提供を受ける旨の要求があると、管理ファイルを参照して当該要求を満たすサービスの提供を行う他のネット機器を探し出し、管理ファイルに予め登録された当該他のネット機器のストレージの共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを読み出して一のネット機器に転送し、一のネット機器は、当該他のネット機器のアクセス鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のネット機器に回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスを行いこれによりCPUを動作させる構成とすると良い。
ここでいうネット機器たるクライアントの一例として、センターサーバから配信された各種デジタル情報を広域ネットワークを通じて受け、当該情報をその再生装置である家電機器にホームネットワークを用いて配信するホームサーバがある。
好ましくは、ネット機器は、同機器に固有の情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するとともに広域ネットワークを通じて転送された暗号化したアクセス鍵を公開鍵により復号化したアクセス鍵によりストレージの共有領域をアクセス可能にするセキュリティチップを有しており、センターサーバは、ネット機器からシステム導入時に転送されたセキュリティチップ上の情報通信用の公開鍵を及びアクセス鍵を管理ファイルに登録する一方、情報通信用の公開鍵でもってアクセス鍵を暗号化する機能を有した構成とすることが望ましい。
一のクライアントが他のクライアントのストレージの公共領域に記録されたデジタルコンテンツをレンタル又は販売の形式で入手するというサービスの提供を受ける場合、次のような構成にすると良い。センターサーバは、レンタル等の対象であるデジタルコンテンツリストが記録され且つ外部アクセス可能な共有ファイルを有しており、管理ファイルには、共有ファイル上のインデックスに対応するデジタルコンテンツを保有する他のクライアントの情報その他の管理データが登録されており、一のクライアントからデジタルコンテンツのレンタル等のサービスの提供を受ける旨の要求があると、管理ファイル上の管理データを参照して当該要求に係るサービスの提供を行う他のクライアントを探し、当該他のクライアントのストレージの公共領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを管理ファイルから読み出して一のクライアントに転送し、一のクライアントは、当該他のクライアントのアクセス鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のクライアントに回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスを行いデジタルコンテンツを読み出す構成とすると良い。
また、ホームサーバは、家電機器を含むユーザ機器から得た各種データをストレージの公共領域に記録する機能を有する構成となっており、センターサーバは、管理ファイル上のアクセス鍵及び通信アドレスを用いてホームサーバのストレージの公共領域にアクセスして各種データを読み出し、ホームサーバの各種データを収集する機能を有した構成とすることが望ましい。各種データが家電機器から出力された機器使用データである場合、センターサーバは、各ホームサーバから受けた機器使用データを集計し、これによりユーザの嗜好傾向又は家電機器の使用状況を分析する機能を有した構成としても良い。
さらに、サービスの授受に関する管理データを参照して、サービスの提供を受ける側の当該サービスを提供する側に対する当該サービスに応じたサービス料の支払いを決済する機能を有した構成とすることが望ましい。この場合、センターサーバは、同サーバが管理するローカルマネーを用いて前記サービス料の決済を行う機能を有した構成とすることが望ましい。
本発明の請求項1、2又は3に係るグリッドコンピューティングシステムによる場合、ネット機器に係るユーザがセンターサーバによる管理の下で広域ネットワークに接続された他のネットワークのストレージの公共領域やCPUの機能を自由に使用することができることから、PCのマシンパワーを安定して受けることが可能になる。また、ストレージの公共領域についてはセンターサーバから必要に応じて付与されるアクセス鍵がない限りアクセスできない構成となっているので、セキュリィの面も万全である。それ故、構成規模に上限がなく巨大な処理能力を得ることができるばかりか、コストも非常に安く、同システムの特徴を十分に発揮させることが現実に可能になる。
本発明の請求項4に係るグリッドコンピューティングシステムによる場合、ネット機器がホームサーバである構成となっており、その普及率が今後益々高くなり、近い将来一家に一台という時代になると予想されることから、巨大なマシンパワーが得られ、より複雑な処理を行うことが可能になるという効果がある。
本発明の請求項5に係るグリッドコンピューティングシステムによる場合、情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するセキュリティチップを用いてストレージの公共領域に対する不正な外部アクセスを禁止する構成となっているので、全てをソフトウエアに依存する場合に比べてセキュリティ性が向上するという効果がある。
本発明の請求項6に係るグリッドコンピューティングシステムによる場合、クライアント間でレンタル又は販売の対象になるデジタルコンテンツがクライアントのストレージの公共領域に保存される構成となっているので、センターサーバに全種類のデジタルコンテンツを保存する必要がなく、この点でセンターサーバの設備上の低コスト化を図ることが可能になる。しかもクライアントの台数が多く、セキュリティの面も万全であることから、デジタルコンテンツの流通や普及を促進化する上で大きな意義がある。
本発明の請求項7に係るグリッドコンピューティングシステムによる場合、ホームサーバのストレージの公共領域上の各種データをセンターサーバだけで速やかに収集することができる構成となっているので、両サーバの処理上の負担が軽減化されるという効果がある。
本発明の請求項8に係るグリッドコンピューティングシステムによる場合、センターサーバがホームサーバから収集した機器使用データに基づいてユーザの嗜好傾向や家電機器の使用状況を分析する構成となっているので、請求項7の効果に加えて、その分析結果を用いた新しいサービスや機器使用状況結果を用いた障害監視サービスを提供することが可能になる。
本発明の請求項9、10に係るグリッドコンピューティングシステムによる場合、クライアント等がストレージやCPUを用いたサービスの提供を行ったときは、その提供分の利益が還元される構成となっているので、提供されるマシンの台数が益々増加する傾向になり、同システムの利用の促進を図る上で大きな意義がある。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。
図1はグリッドコンピューティングシステムの構成図、図2は同システムを構成するセンターサーバの構成図、図3は同システムを構成するホームサーバの構成図である。
ここに掲げるグリッドコンピューティングシステムは、図1に示すようにセンターサーバ10と、光ファイバー等を用いた広域ネットワーク20と、センターサーバ10に広域ネットワーク20を介して接続されたネット機器たるクライアントとしてのホームサーバ30等を有した基本構成となっている。
同システムにおいて最も特徴的であるのは、広域ネットワーク20上に分散配置された複数のホームサーバ30等を用いてグリッドコンピューティングを行うことが可能であるという点と、ホームサーバ30のストレージ34上に公共領域342(図3参照)が設けられているという点と、センターサーバ10がユーザ間のサービスの授受の管理を行っているという点と、ホームサーバ30がサービスの提供を受ける旨の要求をセンターサーバ10に対して行うと、センターサーバ10がその要求に係るサービスを行うホームサーバ30のストレージ34の公共領域342をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを与えるという点と、このサービスの提供を行うホームサーバ30等のユーザが当該サービスに応じたサービス料を受けることができるという点である。
なお、ホームサーバ30の基本構成については全て同一であるが、説明の都合上、サービスの提供を受ける側のホームサーバ30を30Aと、サービスの提供を行う側のホームサーバ30を30B、30Cとして表すことにする。以下、各構成の詳細について説明する。
センターサーバ10は、図2に示すように広域ネットワーク20の回線接続という基本的な機能に加えてユーザ間等で行われるサービスの授受を支援するために予め用意されたプログラムを逐次実行するコンピュータである制御部11と、広域ネットワーク20の末端に接続された通信部12と、上記機能を実現する上で必要な種々の管理データを記録したハードディスク等の管理ファイル13等とを備えている。
センターサーバ10は、ホームサーバ30Aから送信されたサービスの提供を受ける旨の要求、具体的には、そのサービスの種類を示すサービス要求コマンド、そのサービスの提供を行うのに必要なメモリ使用容量(以下、メモリ使用容量UVと称する)及びそのサービスの提供を受ける期間(以下、サービス提供期間Tと称する)等のデータを受信すると、管理ファイル13内のユーザ管理ファイル131上の管理データを参照して、そのサービスの提供を行うのに適したホームサーバ30B、30Cを探し出し、ホームサーバ30Aにホームサーバ30B、30Cのストレージ34A、34Bの公共領域342A、342Bをアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを各々転送する構成となっている。
ホームサーバ30のストレージ34の公共領域342をアクセスするのに必要なアクセス鍵についてはセンターサーバ10により生成されている。センターサーバ10は、ホームサーバ30からシステム導入時に転送されたセキュリティチップ35(後述する)上の情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵をユーザ管理ファイル1314に登録する一方、情報通信用の公開鍵でもってアクセス鍵を暗号化する機能を有した構成となっている。
管理ファイル13は、ユーザ単位のユーザ管理ファイル131と、サービス単位のサービス管理ファイル132とを有した内容となっている。各ファイルの管理データは制御部131により記録される。
ユーザ管理ファイル131は、回線接続契約時にユーザから提供された情報が専らベースとなったユーザ情報である管理データ等を記録するメインファイルと、ユーザ間でのサービスの提供の授受を行う際のその内容を示す管理データを記録するサブファイルとを有した内容となっている。
ユーザ管理ファイル131のメインファイルには、ユーザの氏名住所、ホームサーバ30の使用機種名、ホームサーバ30の通信アドレス(以下、通信アドレスと称する)、ストレージ34の公共領域342のアドレス空間(以下、アドレス空間と称する)、そのアドレス空間のデータ記憶容量(以下、最大容量MVと称する)、CPUを使用したサービスの提供を行うサービス提供時間帯(以下、サービス提供時間帯と称する)、情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵が記録される。
ユーザ管理ファイル131のサブファイルには、ホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342の空き容量(以下、空き容量と称する)、制御部31(図3参照)内のCPUの稼働率(以下、CPU稼働率と称する)、ユーザに支払われるべきサービス料(以下、サービス料と称する)等が記録される。
サブファイル上の空き容量については、メインファイルに含められた最大容量MVと当該ホームサーバ30がサービスの提供を行っている場合のメモリ使用容量UVとの差し引きにより基本的に求めている。CPU稼働率については、センターサーバ10がホームサーバ30に定期的にアクセスして同サーバの所定ファイルから入手することにより得ている。サービス料については、ホームサーバ30等が所定のサービスの提供を行った場合の当該サービスの種類やメモリ使用容量UV等に応じて予め割り当てられているサービス料とこれとは反対にホームサーバ30等が所定のサービスの提供を受けた場合に支払うべきサービス料との差し引きにより求めている。これは後述するサービス料の支払いの決済によりリセットされる。
サービス管理ファイル132は、ホームサーバ間等で行われるストレージやCPUを用いたサービスの授受を管理するための管理データを記録するファイルであって、ホームサーバ30A等から送信されたサービスの提供を受ける旨の要求を受信する毎に作成される。サービス管理ファイル132には、そのサービスを特定するコード(以下、サービス特定コードと称する)、そのサービスの種類を示すコード(以下、サービス種類コードと称する)、そのサービスの提供を行うのに必要なメモリ使用容量(以下、メモリ使用容量と称する)、サービスの提供を受ける期間(以下、サービス提供期間と称する)、サービスの提供を受ける側のホームサーバの通信アドレス(以下、被提供側アドレスと称する)、サービスの提供を行う側のホームサーバの通信アドレス(以下、提供側アドレスと称する)、同ホームサーバのストレージの公共領域の使用アドレス(以下、使用アドレスと称する)等が記録される。
サービス特定コードについては、サービス要求コマンドを受信した日時やそのコマンドの種類等により得ている。メモリ使用容量については、サービス要求コマンドと一緒に送信されたメモリ使用容量UVにより得ている。サービス提供期間については、サービス要求コマンドと一緒に送信されたサービス提供期間Tにより得ている。被提供側アドレスについては、サービス要求コマンドを送信された通信アドレスにより得ている。提供側アドレス及び使用アドレスについては、次のようにして得ている。
ホームサーバ30A等から送信されたサービス要求コマンドがストレージを用いたサービスを示しており、メモリ使用容量UVがXを示している場合、ユーザ管理ファイル131上の空き容量をランダムに検索して、ストレージ34の公共領域342の空き容量がX以上であるホームサーバ30を探す。例えば、探されたホームサーバ30がホームサーバ30B(又は30C)であったと仮定すると、ユーザ管理ファイル131からホームサーバ30B(又は30C)の通信アドレスを読み出し、これが提供側アドレスとなる。この場合、ホームサーバ30B(又は30C)が上記サービスの提供の全部を行うに適したホームサーバということになる。使用アドレスについては、ホームサーバ30B(又は30C)に関するユーザ管理ファイル131のメインファイルに含まれるアドレス空間の先頭アドレスからこれにXに相当するアドレス分を加算して得ている。
これに対して、ユーザ管理ファイル131を検索しても空き容量がX以上であるホームサーバ30が見つからなかった場合、センターサーバ10は、メモリ使用容量が大き過ぎ、複数に分割することを要請する旨のデータをホームサーバ30A等に送信する。これに応じてホームサーバ30A等から送信された分割メモリ使用容量(これをX1、X2・・・とする)等のデータを受信すると、上記と同様にユーザ管理ファイル131を検索して、ストレージ23の公共領域342の空き容量がX1、X2・・以上であるホームサーバ30を探す。例えば、探されたホームサーバ30がホームサーバ30B及び30Cであったと仮定すると、ユーザ管理ファイル131からホームサーバ30B及び30Cの通信アドレスを各々読み出し、これらが提供側アドレスとなる。この場合、ホームサーバ30B及び30Cが上記サービスの提供の一部を行うに適したホームサーバということになる。使用アドレスについては、ホームサーバ30B及び30Cに関するユーザ管理ファイル131のメインファイルに含まれるアドレス空間の先頭アドレスからこれにX1、X2の相当するアドレス分を各々加算して得ている。
上記したのはホームサーバ30A等から送信されたサービス要求コマンドがストレージを用いたサービスの提供を受ける場合についてであったが、CPUを用いたサービスの提供を受ける場合についても基本的にストレージの場合と基本的に同様である。異なるのは、CPUを用いたサービスの提供の全部又は一部を行うに適したホームサーバ30を探すに当たり、ユーザ管理ファイル131上の空き容量だけでなく、サービス提供時間帯及びCPU稼働率が検索条件に加えられる点だけである。即ち、上記例で言えば、空き容量がX(又はX1、X2)であり、サービス提供期間がサービス提供時間帯に入っており且つCPU稼働率が所定値以下であるという条件を充足するホームサーバ30B及び/又は30Cが探されることになる。
このようにセンターサーバ10は、ホームサーバ30Aから送信されたサービス要求コマンド、メモリ使用容量UV及びサービス提供期間T等のデータを受信すると、制御部31は、ユーザ管理ファイル131のサブファイルに含まれる空き容量等を参照して、そのサービスの提供を行うのに適したホームサーバ30B及び/又は30Cを探し、同サーバのユーザ管理ファイル131から通信アドレス、アクセス鍵等を読み出し、使用アドレスを含めたアクセスデータをサービス特定コードとともにホームサーバ30Aに送信するようになっている。なお、アクセス鍵についてはホームサーバ30B及び/又は30Cの情報通信用の公開鍵でもって暗号化したものを送信するようになっている。
アクセスデータを送信した後、上記した通りにサービス管理ファイル132を作成し、ユーザ管理ファイル131のサブファイルに含まれる空き容量を上記の通りに書き換える。その後、サービス管理ファイル132が存在する間において、ホームサーバ30A等から送信されたサービス要求コマンド及びサービス特定コード等を受信すると、その都度、当該コードに対応するサービス管理ファイル132から上記アクセスデータを読み出し、ホームサーバ30A等に送信する。そしてサービス管理ファイル132に含まれるサービス提供期間Tを経過すると、当該サービスの提供が終了したとして、ユーザ管理ファイル131のサービス料を上記の通りに書き換え、サービス管理ファイル132を決済に必要な一部の情報を残して抹消する。
また、センターサーバ10の事業者によりサービス料の決済が銀号振込やプロバイダー使用料との相殺等の方法により定期的に行われ、その決済情報がセンターサーバ10に入力されると、制御部11は決済が完了したユーザのユーザ管理ファイル131に含まれるサービス料をリセットする。
ホームサーバ30は、図3に示すようにセンターサーバ10から送信された各種デジタル情報を広域ネットワーク20を通じて受信し、この各種デジタル情報をホームネットワーク40を通じて再生機器である家電機器50等に配信する装置である。ここではエージェント機能、ビデオダイジェスト機能、レコメンデーション機能、家電機器コントロール機能、携帯・PDA連携機能、ホームモニタリング機能等の多彩な機能を有するものを使用している。家電機器50については、パソコンだけでなく次世代ホームネットワーク対応のTV、ステレオ、ビデオ、電子レンジ、冷蔵庫、ルータ、カーナビ、エアコン、製水器、監視用カメラ等が例として掲げられる。また、ホームネットワーク40については、IEEE1394等のネットワークだけでなく、有線のLANや無線LAN等を対象に含まれている。
ホームサーバ30は、全体を制御するCPUを含む制御部31と、広域ネットワーク20の末端に接続された通信部31と、ホームネットワーク40の末端に接続された通信部33と、ユーザ領域341以外に公共領域342及びサービスプロバイダー領域343が設けられたストレージ34と、情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するとともに広域ネットワーク20を通じて転送された暗号化したアクセス鍵を公開鍵により復号化したアクセス鍵によりストレージ34の共有領域342をアクセス可能にするセキュリティチップ35と、TV番組等録画用のハードディスク36と、TV用チューナを含んでおり且つハードディスク36に保存すべきTV等の番組予約・録画・再生等を行うビデオコントロール部37等を備えている。
このようにストレージ34上の各領域のセキュリティの安全性を高めるために、暗号化ソフトウエアを用いることなく、ハードウエアであるセキャリティチップ35を用いている。よって、他のホームサーバ30等についても勿論のこと、センターサーバ10についてもアクセス鍵なしにはストレージ34の公共領域342をアクセスすることができない。一方、制御部31についてはストレージ34の公共領域342をアクセスできることができるのは当然であるが、公共領域342上には暗号化されたデータが記録されるようになっているので、アクセスしても原則としてその内容を再生することができないようになっている。
ストレージ34は、1つのハードディスクをユーザ領域341、公共領域342、サービスプロバイダー領域343という3つの領域に分割して用いている。ユーザ領域341はユーザ自身のために用意されたメモリ領域であって、制御部31内のCPUにて処理されるプログラムや必要なデータ等が記録される。公共領域342は、センターサーバ10の管理下に置かれており、他のホームサーバ30等にストレージやCPUを用いたサービスを提供するために特別に用意されたメモリ領域である。サービスプロバイダー領域343は、サービスプロバイダーが所定の作業を行うために用意されたメモリ領域である。
ホームサーバ30は、他のホームサーバ30等からストレージやCPUを用いたサービスを受ける際には、上記したようにサービス要求コマンド、メモリ使用容量UV及びサービス提供期間T等のデータをセンターサーバ10に送信する。その後、センターサーバ10から送信されたアクセスデータ及びサービス特定コード等のデータを受信したときは、このアクセスデータを用いて他のホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342をアクセスし、これによりストレージ又はCPUを用いたサービスの提供を受ける。
これに対して、センターサーバ10から送信されたメモリ使用容量が大き過ぎ、複数に分割することを要請する旨のデータを受信したときは、サービス要求コマンド、分割メモリ使用容量及びサービス提供期間T等のデータを再び送信する。その後、センターサーバ10から送信された複数のアクセスデータ及びサービス特定コード等のデータを受信したときは、これらのアクセスデータを用いて複数の他のホームサーバ30のストレージ34上のセキュアな公共領域342を各々アクセスし、これによりストレージ又はCPUを用いたサービスの一部の提供を各々受ける。
ホームサーバ30が他のホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342に何回もアクセスすることが必要であるときには、センターサーバ20から送信されたサービス特定コードをストレージ34上のユーザ領域341に保存しておく。即ち、サービス提供期間T内である限り、サービス要求コマンドとともにサービス特定コードをセンターサーバ20に送信すると、センターサーバ20からアクセスデータが送信されてくるので、上記と全く同様にして、このアクセスデータを用いて他のホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342をアクセスし、これによりストレージ又はCPUを用いたサービスの全部又は一部の提供を受けることが可能になっている。
上記したようなホームサーバ30の機能は、ストレージ34のユーザ領域341に記録されたソフトウエアが制御部31により実行されることにより専ら実現される。
以上のように構成されたグリッドコンピューティングシステムにおいては、ホームサーバ30Aを所有するユーザは以下のような利用方法が可能になる。
第1の利用方法を説明する。例えば、センターサーバ10から配信されたデジタルコンテンツをストレージ34のユーザ領域341にダウンロードするに際して、制御部31がその容量からストレージ不足であると判断した場合、ストレージを用いたサービスの提供を受ける旨の要求として、サービス要求コマンド等のデータを送信する。すると、上述したようにホームサーバ30B及び/又は30Cのストレージ34上の公共領域342にそのデジタルコンテンツを保存することが可能になる。
また、エージェント機能を用いてTV番組等の番組予約(予約時間及びチャンネル)が行われると、制御部31がその予約内容から必要ストレージを計算し、必要とされる容量からストレージ不足であると判断した場合、予約時間になった時点で、ストレージを用いたサービスの提供を受ける旨の要求として、サービス要求コマンド等のデータを送信する。すると、上述したようにホームサーバ30B及び/又は30Cのストレージ34上の公共領域342に予約したTV番組を保存することが可能になる。そして、サービス提供期間T内であれば、別のデジタルコンテンツや別のTV番組をストレージ34の公共領域342に上書して保存することが可能であるし、保存されたデジタルコンテンツ等をリストアさせることも可能である。
なお、制御部31がストレージ不足を判断するのではなく、ユーザの操作に応じてサービス要求コマンド等のデータを送信するようにしてもかまわない。これは、ホームサーバ30Aが故障した際やその買い替えをした際のストレージ34のユーザ領域341やハードディスク36に記録されたデジタルコンテンツをバックアップするのに便利である。
第2の利用方法を説明する。例えば、制御部31がストレージ34のユーザ領域341にインストールされたアプリケーションソフトを実行するに際して、そのCPU稼働率から、CPUの能力不足であると判断した場合、CPUを用いたサービスの提供を受ける旨の要求として、サービス要求コマンド等のデータを送信する。すると、上述したようにホームサーバ30B、30Cのストレージ34上の公共領域342にアプリケーション及び必要なデータをイントールする。その結果、ホームサーバ30B、30Cの制御部31内のCPUにより同アプリケーションソフトを処理することが可能になる。同アプリケーションソフトの処理結果が直ぐに必要であるときには、処理後にその結果をホームサーバ30Aに転送させる命令を含めておけば良い。また、サービス提供期間T内であれば、別のアプリケーションソフトを処理させることが可能であるし、処理結果を別にリストアさせることも可能である。
上記したような構成のグリッドコンピューティングシステムにより、ホームサーバ30A、30B、30C・・・等がセンターサーバ10を中核として相互接続され、ホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342が他のユーザに対してサービスの提供を行う目的で常に開放されていることから、各ホームサーバ30のユーザは他のホームサーバ30のマシンパワーを安定して受けることが可能になる。ひいては、全ホームサーバ30を利用したグリッドコンピューティングの実現が可能になり、大容量のストレージサービスやスーパーコンピュータに匹敵する性能のCPUサービスを各ホームサーバ30のユーザに対して提供することが可能になる。これにより各ホームサーバ30のユーザはストレージ容量不足やCPUスペック不足を原因とした利用上の制約から一切開放される。
また、ユーザが自己のホームサーバ30のマシンパワーを他のユーザ等に提供すると、その提供分の利益がユーザに還元されるシステムになっているので、ユーザは積極的に自己のホームサーバ30のマシンパワーを積極的に提供する傾向となり、マシン台数が増加する結果、同システムの利用の促進を図る上で大きな意義がある。
特に、センターサーバ10において、サービス料の決済を同サーバが管理するローカルマネーで行うとともにユーザが自己のホームサーバ30の機種変更の申請した際に今まで蓄えてきたローカルマネーを換金して決済するようにその管理方法を変更すれば、ユーザは、新たなホームサーバ30を購入する際に長年貯めてきたローカルマネーの代金を受け取ることができ、新たなホームサーバ30を購入するというインセンティブとなる。これにより、ホームサーバ30のスペックの陳腐化の遅延を防止することが可能になり、ひいては新たなホームサーバ30の余剰なマシンパワーが有効に利用され、これらの点でも大きな意義がある。
さらに、各ホームサーバ30のストレージ34上の公共領域342がセキュアな領域となっており、アクセス鍵がない限りアクセスすることが不可能であり、アクサス鍵の付与もセンターサーバ10が管理ファイル13上の管理データに従ってサービス毎に行うようになっている。そのため、ストレージ34上のユーザ領域341に記録されたソフトウエア等や公共領域342に記録されたデジタルコンテンツが不正使用されたり改竄されたりするおそれがない。各ホームサーバ30のストレージ30上の公共領域342に対しては制御部31であっても原則的にアクセスできないようになっていることも含め、セキュリィの面でも万全である。
要するに、上記したグリッドコンピューティングシステムによる場合、従来システムに内在していた欠点を抜本的に解消することができ、同システムの本来の機能を十分に発揮させることが可能になる。加えて、センターサーバ10やホームサーバ30に大幅な設計変更が要求されないことから、同システムを容易に実現することが可能である
次に、上記したグリッドコンピューティングシステムの変形例を実施例2として説明する。ストレージやCPUを用いたサービスの提供を受ける対象は、上記した実施例1においてはホームサーバ30であったが、実施例2においては図1に示すようにグリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bであり、この点が大きく異なっている。
グリッドサーバ70A及びクラスタサーバ70Bは企業や研究所等に配置されているもので、広域ネットワーク20を介してセンターサーバ10に各々接続されている。
グリッドサーバ70Aは図示されていないが企業や研究所等の内部ネットワークを介して複数のPCが接続されており、複数のPCを用いて分散/並列処理(PCグリッド)を行う際のその中心的な役割を果たすようになっている。一方、クラスタサーバ70Bは図示されていないが企業や研究所等の内部ネットワークを介して複数のサーバが接続されており、複数のサーバを用いて分散/並列処理(クラスタコンピューティング)を行う際のその中心的な役割を果たすようになっている。
このようなグリッドサーバ70A及びクラスタサーバ70Bは、これに使用されるソフトウエアに若干の設計変更を加えて、ホームサーバ30と同等の機能(ホームサーバ固有の機能を除く)を発揮するようになっている。
センターサーバ10において、管理ファイル13に関する設計変更を行う必要は殆どなく、ストレージやCPUを用いたサービスの提供を受ける対象がホームサーバ30に限定されず、グリッドサーバ70A及びクラスタサーバ70Bにまで拡大される点のみが異なる。そのため、グリッドサーバ70A等にサービスの提供を行ったホームサーバ30のユーザは、そのサービスの提供を受けたグリッドサーバ70A等からセンターサーバ10を通じてサービス料を受け取ることができる。
上記のように構成されたグリッドコンピューティングシステムにおいては、グリッドサーバ70Aやクラスタサーバ70Bを所有する企業や研究所等のユーザは以下のような利用方法が可能になる。
第1の利用方法を説明する。グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bは、分割配信用データ/アプリケーションを内部ネットワークを通じてPC又はサーバに配信する一方で、広域ネットワーク20を通じてホームサーバ30にも配信する。ホームサーバ30への配信方法は、実施例1と全く同じであり、ストレージを用いたサービスの提供を受ける旨の要求をセンターサーバ10に送信し、センターサーバ10から送信されたアクセスデータ等を受信し、アクセスデータを用いて複数のホームサーバ30を各々アクセスし、分割配信用データ/アプリケーションを複数のホームサーバ30のストレージ34の公共領域342上に各々保存する。
このように複数のホームサーバ30に保存された分割配信用データ/アプリケーションは、PCグリッド又はクラスタコンピューティングを行う上で何らかの障害が発生した場合のバックアップとして用いる。そして、グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bにおいて、障害を検知する機能を持たせ、障害発生を検知したときには、実施例1と全く同一の方法を用いて、複数のホームサーバ30にバックアップされた分割配信用データ/アプリケーションをリストアさせ、これをPC又はサーバに配信するようにする。
即ち、PCグリッド又はクラスタコンピューティングに何らかの障害が発生した場合であっても、その処理が速やかに引き続いて行われることになり、処理完了予測時間の遅延を低減することが可能になる。
第2の利用方法を説明する。グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bにおいて、PCグリッド又はクラスタコンピューティングの処理がその処理能力を超過したか否かを否かを判断する機能を持たせ、処理能力を超過したと判断したときには、実施例1と全く同一の方法を用いて、CPUを用いたサービスの提供を受ける旨の要求をセンターサーバ10に送信し、センターサーバ10から送信されたアクセスデータ等を受信し、アクセスデータを用いて複数のホームサーバ30を各々アクセスし、分割配信用アプリケーションを複数のホームサーバ30の制御部31内のCPUにて各々処理させるようにする。
即ち、処理能力を超過した場合であっても、その超過分の処理が複数のホームサーバ30にて行われる結果、分割配信用データ/アプリケーションを最適化するという面倒な処理を行うことなく、PCグリッド又はクラスタコンピューティングの処理を安定して行うことが可能になる。
次に、上記したグリッドコンピューティングシステムの他の変形例を実施例3として説明する。ストレージ又はCPUを用いたサービスの提供を行う対象は、上記した実施例1及び実施例2においてはホームサーバ30であったが、実施例3においては図1に示すように大容量ストレージ80又は大型サーバ90であり、この点が大きく異なっている。
大容量ストレージ80及び大型サーバ90は、大学や公共機関等に設置されているものであり、広域ネットワーク20又は特別な通信回線を介してセンターサーバ10に接続されている。
大容量ストレージ80において、実施例1及び2の場合と全く同様に、ホームサーバ30、グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bの要求に従って、ストレージを用いたサービスの提供を行うために、ホームサーバ30のストレージ34やセキュリティチップ35等に相当する機能を発揮するようハードウエア上の設計変更が加えられている。
即ち、大容量ストレージ80は、アクセス権を有するホームサーバ30等のアクセスによりセキュアな公共領域を開放し、これによりストレージを用いたサービスの全部又は一部を当該ホームサーバ30等に提供する機能を有した構成となっている。
一方、大型サーバ90において、実施例1及び2の場合と全く同様に、ホームサーバ30、グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bの要求に従って、CPUを用いたサービスの提供を行うために、ホームサーバ30と同等の機能(ホームサーバ固有の機能を除く)を発揮するようハードウエアを中心とした設計変更が加えられている。
即ち、大型サーバ90は、アクセス権を有するホームサーバ30等のアクセスによりセキュアな公共領域を開放し、これによりストレージ又はCPUを用いたサービスの全部又は一部を当該クライアント又はサーバに提供する機能を有した構成となっている。
この場合のセンターサーバ10は、次のような機能が実現されるように制御部11により実行されるプログラムに若干の設計変更が加えられている。
即ち、センターサーバ10は、ホームサーバ30、グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bの要求に応じたサービスの提供の全部又は一部を行うのに適した他のクライアント30が見つからないときには、当該クライアント30等に当該サービスの提供を受けるのに必要な大容量ストレージ80又は大型サーバ90に対するアクセス権を与える機能を有した構成となっている。
管理ファイル13に関して設計変更を行う必要は殆どなく、ストレージやCPUを用いたサービスの提供を行う対象が、ホームサーバ30に限定されず、大容量ストレージ80及び大型サーバ90にまで拡大される点のみが異なる。そのため、ホームサーバ30、グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bにサービスの提供を行った大容量ストレージ80及び大型サーバ90に係る事業主は、そのサービスの提供を受けたホームサーバ30、グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bからセンターサーバ10を通じてサービス料を受け取ることができる。
上記のように構成されたグリッドコンピューティングシステムによる場合、大容量のデータ/アプリケーションソフトを可能な限り分割してもホームサーバ30のストレージ34の公共領域342の容量を超えてしまうとき、大容量ストレージ80又は大型サーバ90のマシンパワーを用いてバックアップ又は処理をすることが常に可能になり、実施例1及び2による場合に比べて、より複雑な計算を行うアプリケーションへの対応が可能になる等、そのサービスの適用範囲が拡がる。
特に、グリッドサーバ70A又はクラスタサーバ70Bが扱うデータ/アプリケーションソフトは、ホームサーバ30が扱うものに比べて大容量であることが一般的である。グリッドサーバ70A等を所有する企業や研究所等は、このような大容量のデータ/アプリケーションソフトであっても、ストレージやCPUを用いたサービスの提供を安定して受けることが可能であるという点で有意義である。
次に、上記したグリッドコンピューティングシステムの他の変形例を実施例4として説明する。これは、ホームサーバ30間等でアプリケーション、画像その他のデジタルコンテンツのレンタル又は販売のサービスの提供の授受を行う場合の例である。ここでは、ホームサーバ30Aのユーザが自己所有のデジタルコンテンツをレンタル又は販売の対象にするためにセンターサーバ10に送信して提供したと仮定する。
センターサーバ10は、ハードディスクであるデータファイル14を有し、データファイル14中にコンテンツマスタDB141が設けられている。コンテンツマスタDB141は、ホームサーバ30Aのユーザ等から提供されたデジタルコンテンツを一時保管するデータベースである。また、管理ファイル13内には、センターサーバ10がホームサーバ間のデジタルコンテンツのレンタル等の授受の管理等を行うために必要なサービス管理ファイル133及びレンタル等の対象であるデジタルコンテンツのタイトルやレンタル/販売の可否等を示すコンテンツリストが記録されたコンテンツリストファイル134が設けられている。
サービス管理ファイル133は、ユーザから自己所有のデジタルコンテンツがセンターサーバに提供される毎に制御部11により作成されるファイルであって、デジタルコンテンツのタイトル、バージョン、データ容量、レンタル/販売情報等が記録されるメインファイルと、デジタルコンテンツの流通経路、レンタル/販売したユーザ情報、コンテンツ保管者、コンテンツ保管開始日、ホームサーバ30のストレージ34の公共領域に保管されるデジタルコンテンツの保管アドレス等が記録されるサブファイルとを有している。
メインファイル上の管理データについては、ホームサーバ30Aのユーザ等がデジタルコンテンツを提供する際のその申請データの内容により得ている。特に、レンタル/販売情報には、デジタルコンテンツのレンタル/販売可否、レンタル/販売形態、レンタル/販売価格、販売可能数、転売可否等のデータが含まれている。一方、サブファイル上の管理データについてはデジタルコンテンツの保管場所が変更される毎に書き替えられる。
コンテンツリストファイル134は、全ホームサーバ30から自由にアクセス可能な共有ファイルであって、ユーザから自己所有のデジタルコンテンツがセンターサーバ10に提供される毎にコンテンツリストにそのタイトルやレンタル/販売の可否等が書き加えられるようになっている。
センターサーバ10は、制御部11にて実行されるプログラムに設計変更が加えられており、これにより次のような機能が発揮されるような構成となっている。
ホームサーバ30Aから送信されたユーザ所有のデジタルコンテンツをレンタル/販売の対象にする旨の申請データをデジタルコンテンツ等とともに受信すると、デジタルコンテンツをデータファイル14内のコンテンツマスタDB141に保管し、前記申請データに基づいてサービス管理ファイル133を作成する。この時点でメインファイルにはデジタルコンテンツのタイトル等の管理データが全て記録される一方、サブファイルにはコンテンツ保管者及びコンテンツ保管開始日等の管理データのみが記録される。また、コンテンツリストファイル134にはデジタルコンテンツのタイトル等のデータがコンテンツリストに含められる。
その後、サービス管理ファイル133上のコンテンツ保管者及びコンテンツ保管開始日を定期期間毎に読み出し、コンテンツ保管者がセンターサーバ10を示すときは、コンテンツ保管開始日から所定期間を経過しているか否かを判断し、経過していると判断したときには、サービス管理ファイル133上のデータ容量とユーザ管理ファイル131の空き容量とを比較し、デジタルコンテンツを保管できる所定数のホームサーバ30をランダムに探す。
この結果、デジタルコンテンツを保管できるのが、例えばホームサーバ30B及び30Cであるとした仮定した場合、ユーザ管理ファイル131からアクセス鍵及び通信アドレスを各々読み出して、これらを用いてホームサーバ30B及び30Cのストレージ34の公共領域342に、コンテンツマスタDB141上のデジタルコンテンツを各々ダウンロードする。と同時に、コンテンツマスタDB141から当該デジタルコンテンツを削除する。そしてホームサーバ30B及び30Cが上記データ容量の分だけストレージを用いたサービスの提供を行ったとして、ユーザ管理ファイル131の空き容量及びサービス料を書き替え、と同時にサービス管理ファイル133上のコンテンツ保管者、コンテンツ保管開始日及び流通経路等を書き替える。
その後、サービス管理ファイル133上のコンテンツ保管開始日を定期期間毎に読み出し、これがコンテンツ保管開始日から所定期間を経過しているか否かを判断し、経過していると判断したときには、サービス管理ファイル133及びユーザ管理ファイル131を参照して、コンテンツ保管者であるホームサーバ30B及び30Cのアクセス鍵、通信アドレス等を各々読み出し、これを用いてホームサーバ30B又は30Cのストレージ34上の公共領域342に保管されたデジタルコンテンツを読み出して退避させておく。と同時に、ホームサーバ30B及び又は30Cのストレージ34上の公共領域342に保管されたデジタルコンテンツを削除する。また、サービス管理ファイル133上のデータ容量とユーザ管理ファイル131の空き容量とを比較し、デジタルコンテンツを保管できる所定数のホームサーバ30をランダムに探す。
この結果、デジタルコンテンツを保管できるのが、例えばホームサーバ30D及び30E(図示省略)であると仮定した場合、ユーザ管理ファイル131からアクセス鍵及び通信アドレス等を各々読み出して、これらを用いて退避しておいたデジタルコンテンツをホームサーバ30D及び30Eのストレージ34の公共領域342に各々ダウンロードする。そしてホームサーバ30D及び30Eが上記データ容量の分だけストレージを用いたサービスの提供を行ったとして、ユーザ管理ファイル131の空き容量及びサービス料を書き替え、と同時に、サービス管理ファイル133上のコンテンツ保管者、コンテンツ保管開始日及び流通経路等を書き替える。以後は上記したような処理の繰り返しとなる。
その一方で、ホームサーバ30Cから送信されたデジタルコンテンツのレンタル/販売のサービスの提供を受ける旨の要求を受信すると、当該サービスに係るデジタルコンテンツに関するサービス管理ファイル133上のレンタル/販売情報及び販売可能数、転売可否等の利用制限データを参照し、当該デジタルコンテンツが利用制限事項に該当しないか否かを判断し、該当しないときには、サービス管理ファイル133を参照して、当該サービスの提供を行うホームサーバ30、即ち、デジタルコンテンツを保管しているホームサーバ30を探す。
この結果、デジタルコンテンツを保管しているのがセンターサーバ10及びデジタルコンテンツのレンタル/販売のサービスの提供を受けるホームサーバ以外である場合(ここではホームサーバ30Bである)、ホームサーバ30Cにレンタル/又は販売のサービスの提供を受けるのに必要なホームサーバ30Bに対するアクセス権を与える。即ち、ホームサーバ30Bに関するユーザ管理ファイル131上の通信アドレス、アクセス鍵、、サービス管理ファイル133上の保管アドレス等を含むアクセスデータをホームサーバ30Cに送信する。
なお、デジタルコンテンツを保管しているのがセンターサーバ10である場合、コンテンツマスタDB141上のデジタルコンテンツを読み出して、デジタルコンテンツCのストレージ34のユーザ領域341にダウンロードする。一方、デジタルコンテンツのレンタル/販売のサービスの提供を受けるホームサーバである場合(ここではホームサーバ30Cである)、そのアクセス鍵等を用いてストレージ34の公共領域342上のデジタルコンテンツを読み出し、デジタルコンテンツCのストレージ34のユーザ領域341にダウンロードする。
その後、サービス管理ファイル133上のレンタル/販売したユーザ情報を書き替える。即ち、レンタルである場合、ホームサーバ30Cのユーザがホームサーバ30Aのユーザからデジタルコンテンツを所定期間使用する権利が付与された旨、販売である場合、ホームサーバ30Cのユーザがホームサーバ30Aのユーザからデジタルコンテンツを使用収益処分する権利が付与された旨を記録する。と同時にサービス管理ファイル133上のレンタル/販売価格を参照してユーザ管理ファイル131のサービス料を書き替える。
ホームサーバ30は、制御部31内のCPUにて実行されるプログラムに設計変更が加えられており、これにより次のような機能が発揮されるような構成となっている。
ホームサーバ30は、ユーザの操作入力に従って、デジタルコンテンツのレンタル/販売のサービスの提供を受ける旨の要求(デジタルコンテンツのタイトルを含める)をセンターサーバ10に送信する。その後、センターサーバ10から送信されたアクセスデータを受信すると、このアクセスデータを用いてホームサーバ30Cをアクセスし、これによりストレージ34上のセキュアな公共領域342に記録されたデジタルコンテンツを読み出して受信し、これをユーザ領域341に記録する。
なお、デジタルコンテンツがセンターサーバ10又はホームサーバ30Cに保管されている場合は、ホームサーバ30は、デジタルコンテンツのレンタル/販売のサービスの提供を受ける旨の要求をセンターサーバ10に送信するだけで、センターサーバ10の機能によりデジタルコンテンツがストレージ34上のユーザ領域341に記録される。
ホームサーバ30のストレージ34上のユーザ領域341にダウンロードされたデジタルコンテンツは、予めインストールされた再生ソフトによりユーザの操作入力に従って再生される。ただ、レンタルの場合、ダウンロードされた時点から所定期間が経過すると、再生ソフトの機能によりユーザ領域341上のデジタルコンテンツが消去される。
なお、上記例は、ホームサーバ30Aのユーザが自己所有のデジタルコンテンツをレンタル又は販売の対象にするためにセンターサーバ10に提供した形態であったが、センターサーバ10のプロバイダ事業者が自己所有のデジタルコンテンツをレンタル又は販売の対象にするために提供してコンテンツマスタDB141上に保管させるような形態をとってもかまわない。
以上のように構成されたグリッドコンピューティングシステムによる場合、各ホームサーバ30のユーザについては、自己のホームサーバ30を用いてデジタルコンテンツのレンタル/販売のサービスの提供を受けることができ、そのレンタル料や購入金額の支払いがセンターサーバ10によりサービス料(又はローカルマネー)として決済されることから、非常に便利である。たとえ視聴済のコンテンツや不要なアプリケーションであっても容易にレンタル/販売の対象にすることができ、その再流通も容易に行われることから、デジタルコンテンツの流通の促進化を図ることが可能になる。
また、デジタルコンテンツのレンタル/販売に直接関与するユーザだけでなく、デジタルコンテンツの保管というサービスの提供を行ったホームサーバ30のユーザに対しても当該サービスの提供に応じたサービス料が支払われることから、この点でも同システムの利用の促進を図ることが可能になる。しかもデジタルコンテンツの保管場所が一定期間毎に次々に変更されることから、デジタルコンテンツを保管するホームサーバ30への極端なトラフィック集中が回避される。
センタサーバ10については、コンテンツマスタDB141に保管されたレンタル又は販売の対象となるデジタルコンテンツを所定数のホームサーバ30に保管した後は、コンテンツマスタDB141上の当該デジタルコンテンツを削除することから、たとえデジタルコンテンツの種類が膨大であっても、コンテンツマスタDB141のストレージ容量が小さくてよく、この点でコスト上の負担が小さくなる。また、デジタルコンテンツのレンタル又は販売の各種情報を一元管理して、ユーザの利用嗜好性を的確に把握することが可能になる。特に、人気度が高いデジタルコンテンツに関しては、デジタルコンテンツを保管するホームサーバ30の台数を多くするように設定すれば、特定のホームサーバ30にアクセスが集中するという事態を回避することが可能になる。
次に、上記したグリッドコンピューティングシステムの他の変形例を実施例5として説明する。
この例の場合、ホームサーバ30においては、制御部31内のCPUにて実行されるソフトウエアとストレージ34の周辺回路との双方に設計変更が必要になる。
即ち、ホームサーバ30は、家電機器50から送信された機器使用データをホームネットワーク40を通じて受信し、この機器使用データをストレージ34上の共有領域342の所定エリアに機器毎に記録する機能を有した構成となっている。例えば、通信部33とストレージ34との間のバスライン上に制御部31により制御される図外のDMA(Direct Memory Access) 等を設け、制御部31が家電機器50等の機器使用データの受信を検知すれば、DMA等を動作させて機器使用データを制御部31を介さずにストレージ34上の共有領域342の所定エリアに直接に機器毎に順次記録させるようにすると良い。
機器使用データの代表例としては、家電機器30の電源スイッチのオンオフ情報等である。これ以外については、TVの場合、視聴番組・時間、番組変更回数及び入力モード変換時間等であり、ステレオの場合、利用時間、利用コンテンツ、設定音量・モード及びタイマー情報等であり、電子レンジの場合、利用時間・回数、利用モード及び平均利用時間帯等であり、冷蔵庫の場合、開閉回数、製氷回数、設定温度、庫内情報及び変更履歴等であり、ルータの場合、利用時間及びインターネット接続情報等であり、カーナビの場合、行き先統計及び転送情報内容等であり、エアコンの場合、標準温度設定・風向・風力・モード、変更履歴及び使用開始日・終了日等であり、製水器の場合、運転時間、利用水量及び利用モード等である。
センターサーバ10は、制御部11にて実行されるソフトウエアに設計変更を加え、データファイル14 内に機器使用データファイル142及び分析データファイル143を設けることが必要である。
即ち、センターサーバ10は、所定期間毎に管理ファイル13内のユーザ管理ファイル131から各ユーザの通信アドレス及び暗号鍵等を読み出し、これを用いて各ホームサーバ30のストレージ34の共有領域342上の機器毎の機器使用データを各々読み出し、この機器使用データを機器使用データファイル142に機器毎及びユーザ毎に順次記録する一方、所定間隔毎に機器使用データファイル142上の機器使用データを年間、月間、週間、日間等の単位で機器毎及びユーザ毎に集計して平均値等を求め、これによりユーザの嗜好傾向等をユーザ毎に分析し、この分析結果である分析データを分析データファイル143に記録する機能を有した構成となっている。また、分析データファイル143上の管理データの一部を各ユーザのユーザ管理ファイル131のメインファイルに記録する機能を有した構成となっている。
上記のように構成されたグリッドコンピューティングシステムによる場合、センターサーバ10において、各ユーザの機器使用データが速やかに収集され、これによりユーザの嗜好傾向等が分析されることから、各ホームサーバ30のユーザは、センターサーバ10からその分析結果を用いた的確なサービスの提供を受けることが可能になる。特に、ユーザ管理ファイル131のメインファイルに刻々と変化し得るユーザの嗜好傾向等が含められ、このデータを各ホームサーバ30のエージェント機能をリンクさせるようにすると、ユーザの現在の嗜好状況等に合致した情報がエージェント機能を通じて提供され、同機能を充実化させることが可能になる。
また、機器毎の機器使用データを集計し、この平均値等を求めてユーザの嗜好傾向等を分析する代わりに又はこれと共に、機器毎の機器使用データを用いて機器毎の機器使用状況を各々分析するようにしてもかまわない。この場合にあっては、センターサーバ10は、分析された機器使用状況を用いて障害監視サービス等をユーザに提供することが可能になる。
分析データファイル143上の分析データ等については、ホームサーバ30を保有する全ユーザについてものであり、企業、研究所又は役所等が要望するユーザに関する貴重な情報源となり得る。しかもこのような情報がセンターサーバ10において極めて容易且つ安定して入手することが可能になる。
また、ホームサーバ10に関しては、ストレージ34の公共領域342ではなくユーザ領域341に機器使用データを記録する形態をとってもかまわない。即ち、家電機器50等から送信された機器使用データをホームネットワーク40を通じて受信し、これをストレージ341のユーザ領域341に順次記録するとともに所定期間分の機器使用データをセンターサーバ10に順次送信する機能を有した構成のものを用いる。この場合、センターサーバ10は、各ホームサーバから送信された機器使用データを集計してユーザの嗜好傾向を分析する等の機能を有した構成とすると良い。
次に、上記したグリッドコンピューティングシステムの他の変形例を実施例6として説明する。この例は実施例5の変形例である。そのため、実施例5と説明が重複する部分があるが、この部分を省くことなくその内容を詳細を説明する。
この例の場合のホームサーバ30においては、制御部31内のCPUにて実行されるソフトウエアとストレージ34の周辺回路との双方に設計変更が必要になる。
即ち、ホームサーバ30は、TV番組等を録画/再生可能なビデオ機器としての機能(ビデオコントロール部37)が含められているが、このビデオ機器(これも家電機器に相当する)から出力されたビデオ機器使用データ(TV視聴番組の内容、録画設定内容、録画再生内容等)をストレージ34上の共有領域342の所定エリアに機器毎に記録する機能を有した構成となっている。例えば、通信部33とストレージ34との間のバスライン上に制御部31により制御される図外のDMA(Direct Memory Access) 等を設け、制御部31がビデオコントロール部37から出力されたビデオ機器使用データを検知すれば、DMA等を動作させて機器使用データを制御部31を介さずにストレージ34上の共有領域342の所定エリアに直接に機器毎に順次記録させるようにすると良い。
この結果、ストレージ34上の共有領域342には、当該ユーザのTV視聴番組履歴、録画履歴、再生履歴等が保存されることになる。
ホームサーバ30は、上記機能に加えて、ユーザの操作に応じてTV番組等の録画予約が行われると、その内容を示す録画予約設定データをセンターサーバ10に送信する機能と、センターサーバ10から送信された他のユーザによる録画予約設定データを受信すると、この録画予約設定データが示す内容でTV番組等の録画予約設定を自動的に行う機能を有した構成となっている。
センターサーバ10は、制御部11にて実行されるソフトウエアに設計変更を加え、データファイル14 内に機器使用データファイル142及び分析データファイル143を設けることが必要である。
即ち、センターサーバ10は、所定期間毎に管理ファイル13内のユーザ管理ファイル131から各ユーザの通信アドレス及び暗号鍵等を読み出し、これを用いて各ホームサーバ30のストレージ34の共有領域342上のビデオ機器使用データを各々読み出し、このビデオ機器使用データを機器使用データファイル142にユーザ毎に順次記録する。その後、機器使用データファイル142上の所定期間分のビデオ機器使用データをユーザ毎に集計して各ユーザの嗜好傾向を各々分析するとともに分類化し、ユーザの嗜好傾向及び嗜好分類コードの分析データを分析データファイル143に記録する機能を有する構成となっている。
ユーザの嗜好傾向を分析するに当たり、ストレージ34上の共有領域342に保存された録画履歴及び再生履歴を参照しつつ、TV視聴番組履歴の共通性をベースとして行っているが、ここではより高度な分析を行うために、当該ユーザに関するユーザ管理ファイル131上の嗜好傾向の情報を含めて行うようにしている。
また、センターサーバ10は、上記機能に加えて、各ホームサーバ10から送信された録画予約設定データを受信すると、その送信を行ったユーザの嗜好分類コードを分析データファイル143から読み出し、分析データファイル143から同一分類コードを有するユーザを全て探し、当該ユーザのホームサーバ30に同一の録画予約設定データを各々送信する機能を有する構成となっている。
上記のような構成の上記のように構成されたグリッドコンピューティングシステムによる場合、センターサーバ10において、各ユーザのビデオ機器使用データが速やかに収集され、これが機器使用データファイル142に記録される。機器使用データファイル142には、全ユーザのビデオ機器使用データが保存されるので、これを集計すれば、最新で且つ正確な視聴率データを安定して取得でき、高品位な視聴動向調査のサービスを提供することが可能になる。
また、ユーザと嗜好傾向が同一である他のユーザによりその所有するホームサーバ30にてTV番組等の録画予約が行なわれると、自己のホームサーバ30において、同一の録画予約が自動的に行なれるようになっているので、ユーザの録画予約の忘れを未然に防止することができる。特に、ブロードバンド時代においては、チャンネル数が多く、全体としてTV番組等を非常に多く、この全てをチェックして録画予約するのは非常に手間であるが、同システムにおいては、録画予約を全く行わなくても、ユーザの嗜好傾向に合致した多数のTV番組等が自動的に予約録画され、非常に便利である。しかも自動的に予約録画されたTV番組等をユーザが視聴するか消去するかの情報が機器使用データに含まれることから、その後、センターサーバ10にて当該情報も含めてそのユーザの嗜好傾向が改めて分析され、ユーザの嗜好傾向の最適化が図られる。そのため、刻々と変化し得るユーザの嗜好傾向に合致したTV番組等が自動的に録画予約され、これをユーザが視聴することが可能となる。
なお、ホームサーバ10に関しては、ストレージ34の公共領域342ではなくユーザ領域341にビデオ機器使用データを記録する形態をとってもかまわない。即ち、家電機器50等から送信された機器使用データをホームネットワーク40を通じて受信し、これをストレージ341のユーザ領域341に順次記録するとともに所定期間分の機器使用データをセンターサーバ10に順次送信する機能を有した構成のものを用いる。この場合、センターサーバ10は、各ホームサーバから送信された機器使用データを集計してユーザの嗜好傾向を分析する等の機能を有した構成とすると良い。
また、センターサーバ10においてユーザの嗜好傾向を分析する代わりにユーザが住居する地域の局地気象予測を行うようにしてもかまわない。この場合、家電機器50ではなく気象観測センサ60から出力された温度、気圧、湿度等の局地気象観測データをホームネットワーク40を通じてホームサーバ10に転送してストレージ341に記録した後、センターサーバ10に機器使用データの場合と同様に転送し、気象データファイル144に登録する。センターサーバ10は、このように入手した局地気象観測データの他、気象予測支援センター等から入手した広域気象観測データ及び予め登録されている各ユーザのホームサーバ10が置かれた住所のデータ等に基づいて、各ユーザが所在する地域についての局地気象予測を行い、この気象情報を広くユーザ等に提供するようにしている。さらに、ホームサーバ10にてセンターサーバ10から転送された広域気象観測データや近辺地域の局地気象観測データを用いて局地気象予測を行い、この結果をセンターサーバ10に転送するようにしても良い。
次に、上記したグリッドコンピューティングシステムの他の変形例を実施例7として説明する。この例は実施例5の変形例である。そのため、実施例5と説明が重複する部分があるが、この部分を省くことなくその内容を詳細を説明する。
この例の場合のホームサーバ30においては、制御部31内のCPUにて実行されるソフトウエアとストレージ34の周辺回路との双方に設計変更が必要になる。
即ち、ホームサーバ30は、TV番組等を録画/再生可能なビデオ機器としての機能(ビデオコントロール部37)が含められているが、このビデオ機器(これも家電機器に相当する)から出力されたビデオ機器使用データ(TV視聴番組の内容、録画設定内容、録画再生内容等)をストレージ34上の共有領域342の所定エリアに機器毎に記録する機能を有した構成となっている。例えば、通信部33とストレージ34との間のバスライン上に制御部31により制御される図外のDMA(Direct Memory Access) 等を設け、制御部31がビデオコントロール部37から出力されたビデオ機器使用データを検知すれば、DMA等を動作させて機器使用データを制御部31を介さずにストレージ34上の共有領域342の所定エリアに直接に機器毎に順次記録させるようにすると良い。
この結果、ストレージ34上の共有領域342には、当該ユーザのTV視聴番組履歴、録画履歴、再生履歴等が保存されることになる。
ホームサーバ30は、上記機能に加えて、ユーザの操作に応じてTV番組等の録画予約が行われると、その内容を示す録画予約設定データをセンターサーバ10に送信する機能と、センターサーバ10から送信された他のユーザによる録画予約設定データを受信すると、この録画予約設定データが示す内容でTV番組等の録画予約設定を自動的に行う機能を有した構成となっている。
センターサーバ10は、制御部11にて実行されるソフトウエアに設計変更を加え、データファイル14 内に機器使用データファイル142及び分析データファイル143を設けることが必要である。
即ち、センターサーバ10は、所定期間毎に管理ファイル13内のユーザ管理ファイル131から各ユーザの通信アドレス及び暗号鍵等を読み出し、これを用いて各ホームサーバ30のストレージ34の共有領域342上のビデオ機器使用データを各々読み出し、このビデオ機器使用データを機器使用データファイル142にユーザ毎に順次記録する。その後、機器使用データファイル142上の所定期間分のビデオ機器使用データをユーザ毎に集計して各ユーザの嗜好傾向を各々分析するとともに分類化し、ユーザの嗜好傾向及び嗜好分類コードの分析データを分析データファイル143に記録する機能を有する構成となっている。
ユーザの嗜好傾向を分析するに当たり、ストレージ34上の共有領域342に保存された録画履歴及び再生履歴を参照しつつ、TV視聴番組履歴の共通性をベースとして行っているが、ここではより高度な分析を行うために、当該ユーザに関するユーザ管理ファイル131上の嗜好傾向の情報を含めて行うようにしている。
また、センターサーバ10は、上記機能に加えて、各ホームサーバ10から送信された録画予約設定データを受信すると、その送信を行ったユーザの嗜好分類コードを分析データファイル143から読み出し、分析データファイル143から同一分類コードを有するユーザを全て探し、当該ユーザのホームサーバ30に同一の録画予約設定データを各々送信する機能を有する構成となっている。
上記のような構成の上記のように構成されたグリッドコンピューティングシステムによる場合、センターサーバ10において、各ユーザのビデオ機器使用データが速やかに収集され、これが機器使用データファイル142に記録される。機器使用データファイル142には、全ユーザのビデオ機器使用データが保存されるので、これを集計すれば、最新で且つ正確な視聴率データを安定して取得でき、高品位な視聴動向調査のサービスを提供することが可能になる。
また、ユーザと嗜好傾向が同一である他のユーザによりその所有するホームサーバ30にてTV番組等の録画予約が行なわれると、自己のホームサーバ30において、同一の録画予約が自動的に行なれるようになっているので、ユーザの録画予約の忘れを未然に防止することができる。特に、ブロードバンド時代においては、チャンネル数が多く、全体としてTV番組等を非常に多く、この全てをチェックして録画予約するのは非常に手間であるが、同システムにおいては、録画予約を全く行わなくても、ユーザの嗜好傾向に合致した多数のTV番組等が自動的に予約録画され、非常に便利である。しかも自動的に予約録画されたTV番組等をユーザが視聴するか消去するかの情報が機器使用データに含まれることから、その後、センターサーバ10にて当該情報も含めてそのユーザの嗜好傾向が改めて分析され、ユーザの嗜好傾向の最適化が図られる。そのため、刻々と変化し得るユーザの嗜好傾向に合致したTV番組等が自動的に録画予約され、これをユーザが視聴することが可能となる。
なお、本発明に係るネットワークシステムは上記実施形態に限定されず、例えば、ホームサーバに関しては、ストレージ34の公共領域342ではなくユーザ領域341にビデオ機器使用データを記録する形態をとってもかまわない。即ち、家電機器50等から送信された機器使用データをホームネットワーク40を通じて受信し、これをストレージ341のユーザ領域341に順次記録するとともに所定期間分の機器使用データをセンターサーバ10に順次送信する機能を有した構成のものを用いる。この場合、センターサーバ10は、各ホームサーバから送信された機器使用データを集計してユーザの嗜好傾向を分析する等の機能を有した構成とすると良い。
本発明の実施の形態を説明するための図であって、グリッドコンピューティングシステムの構成図である。 同システムを構成するセンターサーバの構成図である。 同システムを構成するホームサーバの構成図である。
符号の説明
10 センターサーバ
20 広域ネットワーク
30A,20B,20C ホームサーバ
31 制御部
32 33 制御部
34 ストレージ
341 ユーザ領域
342 公共領域
343 サービスプロバイダー領域
35 セキュリティチップ

Claims (10)

  1. クライアント、サーバその他のネット機器が広域ネットワークを介してセンターサーバに接続されたグリッドコンピューティングシステムにおいて、ネット機器は、ユーザ領域と共有領域とに区分けされたストレージを有している一方、センターサーバは、ネット機器のストレージの共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを機器毎に管理ファイルに登録しており、一のネット機器から所定のサービスの提供を受ける旨の要求があると、当該要求に係るサービスの提供を行う他のネット機器のストレージの公共領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを管理ファイルから読み出して一のネット機器に転送する構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  2. 請求項1記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、センターサーバは、ネット機器のストレージの共有領域上のデータ容量、空き容量の管理を行いながらネット機器間のストレージの機器資源の利用に関するサービスの授受の仲介をし、一のネット機器からストレージを用いたサービスを受ける旨の要求があると、管理ファイルを参照して当該要求を満たすサービスの提供を行う他のネット機器を探し出し、管理ファイルに予め登録された当該他のネット機器のストレージの共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを読み出して一のネット機器に転送し、一のネット機器は、当該他のネット機器の鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のネット機器に回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスを行う構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  3. 請求項1記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、センターサーバは、ネット機器のCPUの稼働率及びストレージの共有領域上のデータ容量、空き容量の管理を行いながらネット機器間のCPUの機器資源の利用に関するサービスの授受の仲介をし、一のネット機器からCPUを用いたサービスの提供を受ける旨の要求があると、管理ファイルを参照して当該要求を満たすサービスの提供を行う他のネット機器を探し出し、管理ファイルに予め登録された当該他のネット機器のストレージの共有領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを読み出して一のネット機器に転送し、一のネット機器は、当該他のネット機器のアクセス鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のネット機器に回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスを行いこれによりCPUを動作させる構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  4. 請求項1、2又は3記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、ネット機器たるクライアントは、センターサーバから配信された各種デジタル情報を広域ネットワークを通じて受け、当該情報をその再生装置である家電機器にホームネットワークを用いて配信するホームサーバであることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  5. 請求項1、2、3又は4記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、ネット機器は、同機器に固有の情報通信用の公開鍵及びアクセス鍵を保管するとともに広域ネットワークを通じて転送された暗号化したアクセス鍵を公開鍵により復号化したアクセス鍵によりストレージの共有領域をアクセス可能にするセキュリティチップを有しており、センターサーバは、ネット機器からシステム導入時に転送されたセキュリティチップ上の情報通信用の公開鍵を及びアクセス鍵を管理ファイルに登録する一方、情報通信用の公開鍵でもってアクセス鍵を暗号化する機能を有した構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  6. 一のクライアントが他のクライアントのストレージの公共領域に記録されたデジタルコンテンツをレンタル又は販売の形式で入手するというサービスの提供を受ける場合の請求項1、2、4又は5記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、センターサーバは、レンタル等の対象であるデジタルコンテンツリストが記録され且つ外部アクセス可能な共有ファイルを有しており、管理ファイルには、共有ファイル上のインデックスに対応するデジタルコンテンツを保有する他のクライアントの情報その他の管理データが登録されており、一のクライアントからデジタルコンテンツのレンタル等のサービスの提供を受ける旨の要求があると、管理ファイル上の管理データを参照して当該要求に係るサービスの提供を行う他のクライアントを探し、当該他のクライアントのストレージの公共領域をアクセスするのに必要なアクセス鍵及び通信アドレスを管理ファイルから読み出して一のクライアントに転送し、一のクライアントは、当該他のクライアントのアクセス鍵及び通信アドレスを受けると、これらを用いて当該他のクライアントに回線接続してそのストレージの公共領域に対してアクセスを行いデジタルコンテンツを読み出す構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、ホームサーバは、家電機器を含むユーザ機器から得た各種データをストレージの公共領域に記録する機能を有する構成となっており、センターサーバは、管理ファイル上のアクセス鍵及び通信アドレスを用いてホームサーバのストレージの公共領域にアクセスして各種データを読み出し、ホームサーバの各種データを収集する機能を有した構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  8. 各種データが家電機器から出力された機器使用データである場合の請求項7記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、センターサーバは、各ホームサーバから受けた機器使用データを集計し、これによりユーザの嗜好傾向又は家電機器の使用状況を分析する機能を有した構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  9. 請求項1乃至8記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、センターサーバは、サービスの授受に関する管理データを参照して、サービスの提供を受ける側の当該サービスを提供する側に対する当該サービスに応じたサービス料の支払いを決済する機能を有した構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
  10. 請求項9記載のグリッドコンピューティングシステムにおいて、センターサーバは、同サーバが管理するローカルマネーを用いて前記サービス料の決済を行う機能を有した構成となっていることを特徴とするグリッドコンピューティングシステム。
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