JP2005223450A - 受信機、送信機及び無線通信システム並びに電力配分方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信容量を向上させることができる受信機、送信機及び無線通信システム並びに電力配分方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 送信機は、電力配分値を受信する受信手段と、電力配分値に基づき、受信機側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定手段とを備え、受信機は、受信されるデータストリームからチャネル推定量を生成するチャネル推定手段と、チャネル推定量に基づいて、各データストリームに配分する電力値を、スループットが最大となるように同時に決定する電力配分決定手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送受信機に複数のアンテナを備える、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output : MIMO)方式の無線通信システム、受信機及び送信機並びに電力配分方法に関する。
多入力多出力の無線通信システムでは、チャネル推定値に基づいて、送信形態などを送信側にフィードバックする方法を適用することにより、そのフィードバックする方法を適用しない場合より、通信容量を大きく増加させることができる。
特に、受信側でチャネル推定を行って、その推定値に基づいて、各データサブストリームについてのレート及びパワーのインジケータをフィードバックする方法はフィードバック情報量と特性向上において良いトレードオフを有する(例えば、特許文献1及び非特許文献1を参照)。
特開2002−217762号公報 S.T.Chung, A.Lozano, H.C.Huang, A.Sutivong, J.M.Cioffi著,「low Complexity Algorithm for Rate and Power Quantization in Extended V-BLAST」
しかし、上記背景技術には、以下の問題がある。
受信機では、各受信アンテナで受信した各送信アンテナからの送信信号を、チャネルごとにシリアルに検出し、検出された送信信号に基づいて電力配分値の計算がチャネルごとに行われる。このため、干渉除去を行う場合に誤り伝播の影響を受けやすいという問題がある。
また、各送信データストリームをパラレルに検出する受信機に対しては、電力配分ができないという問題がある。
また、一部のアンテナしか使用しない場合においても、全てのアンテナに電力が配分されるため、通信容量の向上が図れないという問題がある。
そこで本発明においては、通信容量を向上させることができる受信機、送信機及びMIMO方式の無線通信システム並びに電力配分方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の受信機は、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output: MIMO)方式の無線通信システムにおける受信機であって、受信されるデータストリームからチャネル推定量を生成するチャネル推定手段と、チャネル推定量に基づいて、各データストリームに配分する電力値を、スループットが最大となるように同時に決定する電力配分決定手段とを備えるものである。
さらに、電力配分決定手段は、各データストリームに配分する電力値を初期化する電力初期化手段と、各データストリームの受信特性を推定する受信特性推定手段と、受信特性に基づいて、変調と符号化のセットを選択するMCS選択手段と、変調と符号化のセットに基づいて、各データストリームに配分する電力値を、スループットが最大となるように同時に決定する電力配分演算手段とを備えるようにしてもよい。
さらに、MCS選択手段は、スループットに基づいて変調と符号化のセットを選択するようにしてもよい。
さらに、電力配分演算手段は、各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応する第1の受信特性値を計算し、推定された推定受信特性値を用いて、余剰電力Δ=(推定受信特性値)−(第1の受信特性値)を計算する余剰電力計算手段と、変調と符号化のセットに対応する受信特性より受信特性の良い変調と符号化セットに対応する第2の受信特性値を計算し、電力差δ=(第2の受信特性値)−(推定受信特性値)を計算する電力差計算手段と、電力差δの最小値δminを選択し、δminとなるデータストリーム以外のデータストリームの和
Figure 2005223450
を計算する演算手段と、ここで、mは各データストリームに割り当てられた番号、strminは電力差δが最小値δminとなる場合のデータストリームに割り当てられた番号、Pmはm番目のデータストリームに対する電力配分値の初期値を示す、Δsumに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断する判断手段と、判断に基づいて、電力配分値を計算する電力配分手段とを備えるようにしてもよい。
さらに、判断手段は、Δsumと(10δmin/10-1)×Pstrmin×GPとに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断し、電力配分手段は、判断結果に基づいて、
Pstrmin=Pstrmin×10δmin/10
Pm(m≠strmin)=Pm(m≠strmin)-((1-10-Δm/10)/Δsum)×Pstrmin×(10δmin/10-1)
ここで、Pstrminは電力差δが最小値δminとなるデータストリームに配分される電力配分値を示す、を計算し電力配分値を求めるようにしてもよい。
さらに、電力配分演算手段は、変調と符号化のセットにおけるスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応する受信特性を示す第3の受信特性値を計算し、推定された推定受信特性値を用いて、第2の電力差δ=(第3の受信特性値)−(推定受信特性値)を計算する第2の電力差計算手段と、変調と符号化のセットにおけるスループットと変調と符号化のセットに対応するスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応するスループットとの差の最大値Thmaxを選択し、Thmaxとなるデータストリーム以外のデータストリームの和
Figure 2005223450
ここで、strmaxはThmaxに対応するデータストリームの番号を示す、を計算する第2の演算手段と、Δsumに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断する判断手段と、判断に基づいて、電力配分値を計算する電力配分手段とを備えるようにしてもよい。
さらに、各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応する第1の受信特性値を計算し、推定された推定受信特性値を用いて、余剰電力Δ=(推定受信特性値)−(第1の受信特性値)を計算する余剰電力計算手段と、変調と符号化のセットにおけるスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応する受信特性を示す第3の受信特性値を計算し、第2の電力差δ=(第3の受信特性値)−(推定受信特性値)を計算する第2の電力差計算手段と、変調と符号化のセットにおけるスループットと変調と符号化のセットに対応するスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応するスループットとの差の最大値Thmaxを選択し、Thmaxとなるデータストリーム以外のデータストリームの和
Figure 2005223450
ここで、strmaxはThmaxに対応するデータストリームの番号を示す、
を計算する第2の演算手段と、第2の演算手段の出力Δsumに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断する第2の判断手段と、第2の判断手段の判断に基づいて、第2の電力配分値を計算する第2の電力配分手段と、電力配分値及び第2の電力配分値に基づいて、スループットを見積もるスループット推定手段とを備え、電力配分手段は、見積もられたスループットに基づいて電力配分値を決定するようにしてもよい。
さらに、判断手段は、各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応するスループットが最大値又は最小値となり、且つ変調と符号化のセットに対応する受信特性の差が所定の値以下である場合に電力再配分を行うと判断し、電力配分手段は、受信特性が等しくなるように電力配分を行うようにしてもよい。
さらに、判断手段は、Δsumと(10δstrmax/10-1)×Pstrmax×GPとに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断するようにしてもよい。
さらに、使用するアンテナのパターンを設定するアンテナパターン設定手段と、計算された電力配分値に基づいて、スループットを推定するスループット推定手段と、スループットに基づいて使用するアンテナのパターンの選択を行うアンテナ選択手段とを備えるようにしてもよい。
また、本発明に係る送信機は、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output : MIMO)方式の無線通信システムにおける送信機であって、電力配分値を受信する受信手段と、電力配分値に基づき、受信機側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定手段とを備えるものである。
さらに、受信した変調と符号化のセットに基づいて、符号化及び変調処理を行う符号化&変調手段を備えるようにしてもよい。
また、本発明に係る無線通信システムは、送信機及び受信機を備える多入力多出力(Multiple Input Multiple Output: MIMO)方式の無線通信システムであって、送信機は、電力配分値を受信する受信手段と、電力配分値に基づき、受信機側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定手段とを備え、受信機は、受信されるデータストリームからチャネル推定量を生成するチャネル推定手段と、チャネル推定量に基づいて、各データストリームに配分する電力値をスループットが最大となるように同時に決定する電力配分決定手段とを備えるものである。
また、本発明に係る電力配分方法は、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output: MIMO)方式の無線通信システムにおける電力配分方法であって、受信されるデータストリームからチャネル推定量を生成するステップと、チャネル推定量に基づいて、各データストリームに配分する電力値をスループットが最大となるように同時に決定するステップとを有する方法である。
さらに、各データストリームの受信特性を推定するステップと、各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応するスループットが最大値又は最小値となり、且つ変調と符号化のセットに対応する受信特性の差が所定の値以下である場合に電力再配分を行うと判断するステップとを有するようにしてもよい。
さらに、使用するアンテナのパターンを設定するステップと、計算された電力配分値に基づいて、スループットを推定するステップと、スループットに基づいて、使用するアンテナのパターンの選択を行うステップとを有するようにしてもよい。
本発明の実施例によれば、通信容量を向上させることができる受信機、送信機及びMIMO方式の無線通信システム並びに電力配分方法を実現できる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の第1の実施例に係る適応送信電力制御を行うMIMO方式の無線通信システムの構成を、図1を参照して説明する。
本実施例に係るMIMO方式の無線通信システム100は、送信機110と受信機120とを備える。
送信機110は、送信データが入力される符号化&変調部101−1〜101−Nと、符号化&変調部101−1〜101−Nとそれぞれ接続された電力増幅部103−1〜103−Nと、電力増幅部103−1〜103−Nとそれぞれ接続された送信アンテナ105−1〜105−Nと、符号化&変調部101−1〜101−Nと接続されたレート制御部102と、電力増幅部103−1〜103−Nと接続された電力制御部104とを備える。
送信データは、符号化&変調部101−1〜101−Nで符号化及び変調が行われる。この場合、変調方式及び伝送レートがレート制御部102により制御される。符号化及び変調された送信信号は、電力増幅部103−1〜103−Nで電力増幅され、送信アンテナ105−1〜105−Nから送信される。この場合、送信電力が電力制御部104で制御される。
また、受信機120から送信されたフィードバック信号に基づいて、受信機120側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定部(図示なし)を備え、レート制御部102及び電力制御部104は、推定された受信特性に基づいて、伝送レート及び送信電力を制御するようにしてもよい。
受信機120は、受信アンテナ111−1〜111−Nと、受信アンテナ111−1〜111−Nと接続されたチャネル推定部112と、チャネル推定部112と接続された電力配分・MCS(Modulation and Coding Set)(変調と符号化のセット)選択部113と、受信アンテナ111−1〜111−Nと接続された信号分離部114と、信号分離部114と接続された復号&復調部115とを備える。
受信アンテナ111−1〜111−Nで受信された受信データは、チャネル推定部112に入力されると共に、信号分離部114に入力される。
信号分離部114に入力された受信データは、送信系列毎の信号に分離され、復号&復調部115により復号、復調される。一方、チャネル推定部112は、入力された受信信号から、受信した受信アンテナ毎に振幅、遅延又は位相に関する伝搬路に起因する変化を調べ、チャネル推定を行い、その結果を電力配分・MCS選択部113に入力する。電力配分・MCS選択部113は、入力されたチャネル推定値に基づきMCSの選択を行い、選択されたMCSに基づいて電力配分を決定する。また、電力配分・MCS選択部113は、MCS及び電力配分の結果を、送信機100のレート制御部102及び電力制御部104に送信する。
まず、本実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける受信機120の電力配分・MCS選択部113について説明する前に、従来の電力配分・MCS選択部の構成及び処理について、図2及び図3を参照して説明する。
電力配分・MCS選択部は、図2に示すようにデータストリームコンター1と、データストリームコンター1と接続された電力初期化部2と、電力初期化部2と接続されたSINR(Signal-to-Interference plus Noise Ratio)推定部3と、SINR推定部3と接続されたMCS選択部4と、MCS選択部4と接続された電力マッピング部5と、電力マッピング部5及びデータストリームコンター1と接続された判定部6と、判定部6及び電力マッピング部5と接続されたMCS再選択部7とを備える。
データストリームコンター1は、チャネル推定部により生成されたチャネル推定量に基づいて、送信機により送信されたデータストリームの番号の制御を行う。例えば、データストリームの番号としてmを割り当てた後に、m=m−1(1<m<M)(mは正の整数)とすることにより、各データストリームに順次番号を割り当てる。ここで、mはデータストリームの数である。
電力初期化部3は、電力配分値の初期化を行う。例えば、Pm=Premain/mにより電力の初期化を行う。ここで、Pmはm番目のデータストリームの電力、Premainはm番目のデータストリームに対して割り当てることが可能な電力、即ち残っている電力である。
SINR推定部3は、受信処理が行われた後のSINRの推定を行う。
MCS選択部4は、SINR推定部3により推定されたSINRに基づき、MCSの選択を行う。
電力マッピング部5は、予め備えられ、MCSと電力とが対応付けられたテーブルを用いて、選択されたMCSに対応する電力のマッピングを行う。例えば、選択されたMCSに対する電力Pmをマッピングする。
判定部6は、配分された電力が、配分されていない電力を超えているか否かの判定を行う。例えば、まず、
Figure 2005223450
を計算する。ここで、Pは総電力(total power)、Mは受信アンテナの数である。次に、Premain−Pm>0であるか否かの判定を行う。
MCS再選択部7は、判定部6での判定の結果、配分される電力Pmが、残っている電力Premainを超えている場合、即ちPremain−Pm<0である場合に、MCSの再選択を行う。例えば、MCSを一段下げる処理を行う。
次に、電力配分・MCS選択部の処理フローについて、図3を参照して説明する。
チャネル推定部112からチャネル推定量が入力されると、データストリームコンター1では、例えば、0より大きいm個のデータストリームに対して、データストリームの番号としてmを割り当て、mの値を1減じ、次のデータストリームに対しmの値を1減じたmを割り当てる処理を繰り返すことにより、データストリームに対し番号を割り当てる制御が行われる(ステップS1)。
次に、電力の初期化が行われる。例えば、残っている電力Premainをデータストリーム数mで割った値、即ちPm=Premain/mが初期値として設定される(ステップS2)。
次に、受信処理後のSINRの推定が行われ(ステップS3)、推定されたSINRに基づいて、MCSの選択が行われ(ステップS4)、選択されたMCSに基づいて電力マッピングが行われる(ステップS5)。
次に、配分される電力が、残っている電力Premainを超えているか否かの判断が行われる(ステップS6)。配分された電力が残った電力を超えている場合(ステップS6:NO)、MCSの再選択が行われる(ステップS8)。一方、配分された電力が残っている電力を超えていない場合(ステップS6:YES)、電力配分値が出力される(ステップS7)。
次に、本実施例に係るMIMO方式の無線通信システム100における受信機120の電力配分・MCS選択部113の構成について、図4を参照して説明する。
電力配分・MCS選択部113は、電力初期化部113−1と、電力初期化部113−1と接続された受信特性推定部113−2と、受信特性推定部113−2と接続されたMCS選択部113−3と、MCS選択部113−3と接続された電力配分演算部113−4とを備える。
また、電力配分演算部113−4は、MCS選択部113−3と接続された上段MCS電力差(δ)計算部113−41及び余剰電力(Δ)計算部113−42と、上段MCS電力差(δ)計算部113−41及び余剰電力(Δ)計算部113−42と接続された演算部113−43及び判断部113−44と、上段MCS電力差(δ)計算部113−41、余剰電力(Δ)計算部113−42、演算部113−43及び判断部113−44と接続された電力配分部113−45とを備える。また、演算部113−43は、判断部113−44と接続されている。
電力初期化部113−1は、各データストリームに電力配分値の初期値を設定する。例えば、電力配分演算の繰返し回数(loop)が0の場合、即ち、初めて演算を行う場合には、各アンテナに分配する電力係数をP=(P,...,P)とする。但し、
Figure 2005223450
である。
次に、電力を規格化し
Figure 2005223450
とする。Pm=P/M(m=1,…,M)とすると、各データストリームの初期値は、P=,...,P=1となる。
また、loop>0の場合には、後述する電力配分部113−45により決定された電力配分値を初期値とする。初期値の設定後、繰返し数を増加させる(loop=loop+1)。
受信特性推定部113−2は、受信後の受信特性、例えばSINRの推定を行う。例えば、
SINRm=um 2/um-um 2=um/1-um
um=hm Hwm
Wm=[hAmhH2I]-1hm
Figure 2005223450
により、各データストリームの受信後等価SINRの計算を行う。ここで、SINRmは、m番目のデータストリームのSINR、hmはm番目のチャネル値(伝達関数)、Hは行列の共役転置、wmはフィルタ係数、σ2は受信機の内部雑音電力(雑音成分の共分散)、Iは単位行列、Amは単位対角行列である。
MCS選択部113−3は、受信特性推定部113−2により推定された各データストリームの受信特性に基づいて、各データストリームに対して、予め決められた受信品質を満たすMCSセットを選択する。ここで、各データストリームに対する所望の受信特性は異なる。例えば、受信品質毎に対応するMCS、例えば、受信特性、変調方式、伝送レート、スループット等が対応付けられ、予め記憶されたテーブルから、推定された受信特性に対応するMCSが選択される。対応するMCSセットが複数ある場合には、その中でスループットの一番大きいMCSセットが選択される。例えば、推定されたSINRの値に基づいて、各データストリームに対して、フレームエラーレート(Frame Error Rate : FER)が一定値eに達するために必要なMCSが選択される。
上段MCS電力差(δ)計算部113−41は、MCS選択部113−3により選択されたMCSセットの上段に配置されたMCSセット、即ち選択されたMCSセットに対応する受信特性より受信特性の良いMCSセットに対応するSINRと各データストリームのSINRとの差を求める。
例えば、各MCSのFER=eにおける所望のSINRをそれぞれ(γ1,…,γL)とし、各データストリームに対して選択したMCSセットの番号をIm(1<m<M)とする。但し、全部でLセットあると仮定し、γ1<…<γl<…γLとする。この場合、
δmIm+1-SINRm
の計算が行われる。
余剰電力(Δ)計算部113−42は、各データストリームのSINRに対する所望SINRとの差を求める。例えば、
Δm=SINRmIm
の計算が行われる。
演算部113−43は、上段MCS電力差(δ)計算部113−41により計算されたδの最小値δminの計算を行う。また、δminを除いた余剰電力の和Δsumの計算を行う。例えば、δmin={δ1,…, δM}を求めて、その値を有するデータストリームの番号をstrminとする。次に、
Figure 2005223450
の計算を行う。
判断部113−44は、電力配分を行うか否かの判断を行う。例えば、Δsumと(10δmin/10-1)×Pstrmin×GPとを比較することにより、電力配分を行うか否かの判断を行う。ここで、GPはガード電力(Guard Power)であり、事前に設定されるparameterである。
Figure 2005223450
である場合には、電力配分を行う旨の判断が行われる。
一方、Δsum<(10δmin/10-1)×Pstrmin×GPである場合には、電力配分を行わない旨の判断が行われる。
電力配分部113−45は、電力配分を行う旨の判断が行われた場合には、電力配分値を求める。例えば、
Pstrmin=Pstrmin×10δmin/10
Pm(m≠strmin)=Pm(m≠strmin)-((1-10-Δm/10)/Δsum)×Pstrmin×(10δmin/10-1)
により電力配分値を求める。また、その結果を電力初期化部113−1にフィードバックする。
一方、電力配分を行わない旨の判断が行われた場合には、処理を中止し、現在の電力配分値及び選択されたMCSセットを送信機110にフィードバックする。
次に、本実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法を、図1及び図5を参照して説明する。
チャネル推定部112は、入力されたパイロット信号を用いて、チャネル応答及びノイズの推定を行う。チャネル推定部112は、その結果を、電力初期化部113−1に入力し、電力初期化部113−1は、チャネル推定部112からの出力結果を用いて、各データストリームに電力配分値の初期値を設定する(ステップS100)。
次に、受信特性推定部113−2は、受信処理後の受信特性、例えば、各データストリームの受信後等価SINRの計算を行う(ステップS110)。例えば、変調方式にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いる場合には、各サブキャリアの受信特性と受信特性の分散を用いて、データストリームの受信特性を推定する。
次に、推定された各データストリームの受信特性に基づいて、MCS選択部113−3は、各データストリームに対して、事前に決めた受信品質、例えば、 FERを満たすMCSセットの中で、一番スループットの大きいMCSセットの選択を行う(ステップS120)。
MCS選択部113−3の結果に基づいて、電力配分判定部113−4は、電力配分を行うか否かの判定を行い、この判定結果に基づいて電力配分を行う。
具体的に説明する。上段MCS電力差(δ)及び余剰電力(Δ)の計算が、上段MCS電力差(δ)計算部113−41及び余剰電力(Δ)計算部113−42において行われる(ステップS130)。次に、演算部113−43は、δの最小値δmin及びδminを除いた余剰電力の和Δsumの計算を行う(ステップS140)。次に、判断部113−43は、電力配分を行うか否かの判定を行う(ステップS150)。
電力配分を行う旨の判断が行われた場合(ステップS150:YES)、電力配分部113−45は、電力分配を行い、その結果を電力初期化部113−1にフィードバックする(ステップS160)。また、電力配分部113−45は、送信機110に対して、MCS及び電力配分値をフィードバックする(ステップS170)。
電力初期化部113−1では、フィードバックされた電力分配値を電力初期値に設定し、受信特性推定部113−2では、電力分配値を用いて計算された電力配分値で送信した場合の特性を推定する。即ち、フィードバックされた電力分配値を用いて、ステップS100〜ステップS170の処理が繰返し行われる。このように、処理を繰り返すことにより、より最適な電力分配値を計算することができる。
一方、電力配分を行わない旨の判断が行われた場合、電力配分部113−45は、現段階の電力配分値及び選択されたMCSセットを送信機110にフィードバックする(ステップS170)。
受信機120からフィードバック情報を受信した送信機110のレート制御部102は、フィードバック情報に基づいて、各データストリームの符号化&変調信号を制御する。また電力制御部104は各データストリームの送信電力を制御する。
また、受信機120から送信されたフィードバック信号に基づいて、受信機120側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定部(図示なし)が備えられている場合には、レート制御部102及び電力制御部104は、推定された受信特性に基づいて伝送レート及び送信電力を制御する。
次に、本実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法について、図6を参照して詳細に説明する。図6には、4個のデータストリームに対して電力配分を行う場合を示す。なお、MCS選択部113−3では、3種類のMCSから最適なMCSが選択される。
まず、Δが最小となるデータストリームを選択し(1)、他のデータストリームから、(1)において選択されたデータストリームへ電力が移される(2)。次に、再計算を行い上述した(1)及び(2)を繰り返す(3)。ここで、Δは、MCSセットに対応する受信特性より受信特性のよいMCSセットに対応する受信特性と、推定された受信特性との差である。
このようにすることにより、各送信データストリームの電力配分値及びMCSを同時に決定でき、更に繰返し計算によって最適値に近づけることができるため、より大きな通信容量を達成できる。
次に、本発明の第2の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムについて説明する。
本実施例に係るMIMO方式の無線通信システムは、送受信機の構成は第1の実施例と同様であるため、その説明を省略する。
次に、本実施例に係るMIMO方式の無線通信システム100における受信機120の電力配分・MCS選択部113の構成について説明する。
本実施例に係るMIMO方式の無線通信システム100における受信機120の電力配分・MCS選択部113は、第1の実施例において説明した電力配分・MCS選択部113と、上段MCS電力差(δ)計算部113−41、演算部113−43及び判断部113−44の機能が異なる。
本実施例に係るMIMO無線通信システム100における上段MCS電力差(δ)計算部は、MCS選択部113−3により選択されたMCSセットに対応するスループットを求め、求められたスループットよりスループットの高いMCSセットに対応する受信特性を求める。例えば、各データストリームに対してスループットThmを求め、求められたThmより1つ大きいスループットに対応する受信特性を求め、求められた受信特性と受信特性推定部113−2から入力された受信特性との差を求める。
演算部113−43は、上段MCS電力差(δ)計算部において求められたThm(m=1,…,M)と求められたThmより大きい、例えば1つ大きいMCSセットに対応するスループットとの差の最大値Thmaxを求め、そのThmaxに対応するデータストリームの番号をstrmaxとする。また、
Figure 2005223450
の計算を行う。
判断部113−44は、電力配分を行うか否かの判断を行う。例えば、Δsumと(10δstrmax/10-1)×Pstrmax×GPとを比較することにより、電力配分を行うか否かの判断を行う。ここで、δstrmaxは、データストリームの番号がstrmaxであるδである。Δsum<(10δstrmax/10-1)×Pstrmax×GPである場合には、電力配分を行う旨の判断を行う。一方、
Figure 2005223450
である場合には、電力配分を行わない旨の判断を行う。
また、判断部113−44は、各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応するスループットが最大値又は最小値となり、且つ変調と符号化のセットに対応する受信特性の差が所定の値以下である場合に電力再配分を行うと判断する。この場合、電力配分部113−45は、受信特性が等しくなるように電力配分を行う。
次に、本実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法について、図7を参照して説明する。
本実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法と第1の実施例に係るMIMO無線通信システムにおける電力配分方法とは、ステップS130以降の処理が異なるため、ステップS130以降の処理について説明する。
図7に示すように、MCS選択部113−3によりMCSが選択されると(ステップS120)、MCS選択部113−3の結果に基づいて、電力配分判定部113−4は、電力配分を行うか否かの判定を行い、判定結果に基づいて電力配分を行う。即ち、スループット、上段MCS電力差(δ)、及び余剰電力(Δ)の計算が、上段MCS電力差(δ)計算部113−41及び余剰電力(Δ)計算部113−42において行われる(ステップS180)。
次に、演算部113−43において、Thmax及びThmaxに対応するデータストリームを除いた余剰電力の和Δsumの計算が行われる(ステップS190)。次に、判断部113−43では、電力配分を行うか否かの判定が行われる(ステップS200)。電力配分を行う旨の判断が行われた場合(ステップS200:YES)、電力分配が行われ、その結果は電力初期化部113−1にフィードバックされる(ステップS210)。
次に、電力配分部113−45において、送信機110に対して、MCS及び電力配分値がフィードバックされる(ステップS220)。
電力初期化部113−1では、フィードバックされた電力分配値を電力初期値に設定し、受信特性推定部113−2では、電力分配値を用いて計算された電力配分値で送信した場合の特性を推定する。即ち、フィードバックされた電力分配値を用いて、ステップS100〜S120、ステップS180〜ステップS220の処理が繰返し行われる。
一方、電力配分を行わない旨の判断が行われた場合(ステップS200:NO)、電力配分部113−45において、現段階の電力配分値及び選択されたMCSセットが送信機110にフィードバックされる(ステップS220)。
受信機120からフィードバック情報を受信した送信機110は、フィードバック情報に基づいて、レート制御部102は各データストリームの符号化&変調信号を制御し、電力制御部104は各データストリームの送信電力を制御する。
また、ステップS200において、各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応するスループットが最大値又は最小値となり、且つ変調と符号化のセットに対応する受信特性の差が所定の値以下である場合には、判断部113−43は電力再配分を行うと判断する。この場合、ステップS200において、受信特性が等しくなるように電力配分値が計算される。
また、受信機120から送信されたフィードバック信号に基づいて、受信機120側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定部(図示なし)が備えられている場合には、レート制御部102及び電力制御部は、推定された受信特性に基づいて伝送レート及び送信電力を制御する。
このように構成することにより、無線通信システムとしてのスループットが最大となるように電力配分値を同時に計算できる。
次に、本発明の第3の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムについて説明する。
本実施例に係るMIMO無線通信システムは、送受信機の構成は第1の実施例と同様であるため、その説明を省略する。
次に、本実施例に係るMIMO無線通信システム100における受信機120の電力配分・MCS選択部113の構成は、第1及び第2の実施例において説明した電力配分・MCS選択部113の構成に加えて、選択されたMCS及び電力配分値とに基づいて、スループットの見積もりを行うスループット見積もり部(図示なし)を備える。
次に、本実施例に係るMIMO無線通信システムにおける電力配分方法について説明する。
本実施例に係るMIMO無線通信システムにおける電力配分方法では、第1の実施例において説明した電力配分方法と第2の実施例において説明した電力配分方法との両方が実行される。次に、スループット見積もり部は、選択されたMCS及び計算された電力配分値とを用いて、スループットの見積もりを行う。電力配分部113−45は、スループット見積もり部において見積もられた結果に基づいて、例えば、所望スループットの大きい方を選択し電力分配を行い、その結果を電力初期化部113−1にフィードバックする。また、電力配分部113−45は、送信機110に対して、MCS及び電力配分値をフィードバックする。
このようにすることにより、通信容量を確保しつつ、スループットの向上を図ることができる。
次に、本発明の第4の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムについて、図8及び図9を参照して説明する。
本実施例に係るMIMO方式の無線通信システムは、送受信機の構成は第1の実施例と同様であるため、その説明を省略する。
次に、本実施例に係るMIMO無線通信システム100における受信機120の電力配分・MCS選択部113の構成について説明する。
本実施例に係るMIMO無線通信システム100における受信機120の電力配分・MCS選択部113は、第1の実施例において説明した電力配分・MCS選択部113に加えて、電力初期化部113−1に接続されたアンテナ使用パターン初期化部113−5と、電力配分部113−45と接続されたスループット推定部113−46と、スループット推定部113−46と接続されたアンテナ選択部113−47とを備える点で異なる。
アンテナ使用パターン初期化部113−5は、全送信電力が一定の条件で、使用するアンテナパターンを電力初期化部113−1に入力する。アンテナパターンとは、M本のアンテナのうち、一部のアンテナを使用する場合にどのアンテナを使用するかを示したものである。
スループット推定部113−46は、現在のアンテナパターンが使用された場合の所望スループットを推定する。アンテナ選択部113−47は、スループット推定部113−46により推定された所望スループットに基づいて、所望スループットが最大となるアンテナパターンを選択し、選択されたアンテナパターンに対応する電力配分値を送信機110にフィードバックする。
次に、本実施例に係るMIMO無線通信システムにおける電力配分方法について、図9を参照して説明する。
本実施例に係るMIMO無線通信システムにおける電力配分方法と第1の実施例に係るMIMO無線通信システムにおける電力配分方法とは、ステップS100の前にアンテナ使用パターンの初期化処理が行われる点と、判定の結果電力分配を行わない旨の判断が行われた場合の処理が異なる。
図9に示すように、まず、アンテナ使用パターンの初期化が行われる(ステップS90)。例えば、アンテナ使用パターン初期化部113−5は、M本の受信アンテナのうち、一部分の受信アンテナが使用される場合に、その使用されるアンテナを示したアンテナパターンを電力初期化部113−1に入力する(ステップS90)。
ステップS150での判定の結果、電力配分を行わない旨の判断が行われた場合(ステップS150:NO)、電力配分演算部113−4のスループット推定部113−46は、現在のアンテナパターンでの所望スループットの推定を行う(ステップS230)。
次に、アンテナ選択部113−47は、スループット推定部113−46で推定された所望スループットのうち、一番スループットの大きいアンテナパターンを選択し、選択されたアンテナパターンに対応する電力配分値を送信機110にフィードバックする(S240)。
受信機120からフィードバック情報を受信した送信機110は、フィードバック情報に基づいて、レート制御部102において各データストリームの符号化&変調信号が制御され、電力制御部104において各データストリームの送信電力が制御される。
また、受信機120から送信されたフィードバック信号に基づいて、受信機120側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定部(図示なし)が備えられている場合には、レート制御部102及び電力制御部104は、推定された受信特性に基づいて伝送レート及び送信電力を制御する。
次に、本発明の実施例の効果について、図8を参照して説明する。
図8は、本発明の実施例に係る多入力多出力(Multiple Input Multiple Output)無線通信システムの効果を説明するための図である。図8において、Y軸は通信容量を示す。図8によれば、本実施例に係るMIMO無線通信システムは、従来の無線通信システムと比べ、明らかな通信容量の向上の効果があることがわかる。
本実施例では、全データストリームに対する電力配分値を、シリアルに計算する方法から、無線通信システムとしてのスループットが最大となるように同時に計算する方法に変更することにより、誤り伝播の影響を軽減することができる。
さらに、電力配分値の計算結果を、電力初期化部及び受信特性推定部にフィードバックして再計算を行うことよって、電力配分値を最適値に接近されることができるため、特性を向上させることができる。
さらに、シリアルに受信信号を検出する方式の受信装置だけではなく,全データストリーム同時に信号を検出する方式の受信装置にも適用できる。
さらに、一部分のアンテナしか使用しない場合にも適用できるので、特に、SINRの低い領域において通信容量を向上させることができる。
本発明に係る無線通信システムは、多入力多出力(Multiple Input Multiple Output)無線通信システムに適用できる。
本発明の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムの構成を説明するためのブロック図である。 MIMO方式の無線通信システムを構成する受信機における電力配分・MCS選択部の構成を説明するためのブロック図である。 MIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムを構成する受信機における電力配分・MCS選択部の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムを構成する受信機における電力配分・MCS選択部の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第3の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムにおける電力配分方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例に係るMIMO方式の無線通信システムの効果を説明するための説明図である。
符号の説明
100 無線通信システム
105−1〜105−N 送信アンテナ
111−1〜111−M 受信アンテナ

Claims (16)

  1. 多入力多出力(Multiple Input Multiple Output: MIMO)方式の無線通信システムにおける受信機であって:
    受信されるデータストリームからチャネル推定量を生成するチャネル推定手段;
    前記チャネル推定量に基づいて、各データストリームに配分する電力値を、スループットが最大となるように同時に決定する電力配分決定手段;
    を備えることを特徴とする受信機。
  2. 請求項1に記載の受信機において:
    前記電力配分決定手段は、
    各データストリームに配分する電力値を初期化する電力初期化手段;
    各データストリームの受信特性を推定する受信特性推定手段;
    前記受信特性に基づいて、変調と符号化のセットを選択するMCS選択手段;
    前記変調と符号化のセットに基づいて、各データストリームに配分する電力値を、スループットが最大となるように同時に決定する電力配分演算手段;
    を備えることを特徴とする受信機。
  3. 請求項2に記載の受信機において:
    前記MCS選択手段は、スループットに基づいて変調と符号化のセットを選択することを特徴とする受信機。
  4. 請求項2又は3に記載の受信機において:
    前記電力配分演算手段は、
    各データストリームに対して選択された前記変調と符号化のセットに対応する第1の受信特性値を計算し、前記推定された推定受信特性値を用いて、余剰電力Δ=(推定受信特性値)−(第1の受信特性値)を計算する余剰電力計算手段;
    前記変調と符号化のセットに対応する受信特性より受信特性の良い変調と符号化セットに対応する第2の受信特性値を計算し、電力差δ=(第2の受信特性値)−(推定受信特性値)を計算する電力差計算手段;
    電力差δの最小値δminを選択し、δminとなるデータストリーム以外のデータストリームの和
    Figure 2005223450
    を計算する演算手段;ここで、mは各データストリームに割り当てられた番号、strminは電力差δが最小値δminとなる場合のデータストリームに割り当てられた番号、Pmはm番目のデータストリームに対する電力配分値の初期値を示す、
    Δsumに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断する判断手段;
    前記判断に基づいて、電力配分値を計算する電力配分手段;
    を備えることを特徴とする受信機。
  5. 請求項4に記載の受信機において:
    前記判断手段は、Δsumと(10δmin/10-1)×Pstrmin×GPとに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断し、
    前記電力配分手段は、前記判断結果に基づいて、
    Pstrmin=Pstrmin×10δmin/10
    Pm(m≠strmin)=Pm(m≠strmin)-((1-10-Δm/10)/Δsum)×Pstrmin×(10δmin/10-1)
    ここで、Pstrminは電力差δが最小値δminとなるデータストリームに配分される電力配分値を示す、
    を計算し電力配分値を求めることを特徴とする受信機。
  6. 請求項2又は3に記載の受信機において:
    前記電力配分演算手段は、
    各データストリームに対して選択された前記変調と符号化のセットに対応する第1の受信特性値を計算し、前記推定された推定受信特性値を用いて、余剰電力Δ=(推定受信特性値)−(第1の受信特性値)を計算する余剰電力計算手段;
    前記変調と符号化のセットにおけるスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応する受信特性を示す第3の受信特性値を計算し、第2の電力差δ=(第3の受信特性値)−(推定受信特性値)を計算する第2の電力差計算手段;
    前記変調と符号化のセットにおけるスループットと前記変調と符号化のセットに対応するスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応するスループットとの差の最大値Thmaxを選択し、Thmaxとなるデータストリーム以外のデータストリームの和
    Figure 2005223450
    ここで、strmaxはThmaxに対応するデータストリームの番号を示す、
    を計算する第2の演算手段;
    Δsumに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断する判断手段;
    前記判断に基づいて、電力配分値を計算する電力配分手段;
    を備えることを特徴とする受信機。
  7. 請求項4に記載の受信機において:
    前記変調と符号化のセットにおけるスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応する受信特性を示す第3の受信特性値を計算し、第2の電力差δ=(第3の受信特性値)−(推定受信特性値)を計算する第2の電力差計算手段;
    前記変調と符号化のセットにおけるスループットと前記変調と符号化のセットに対応するスループットよりスループットの高い変調と符号化のセットに対応するスループットとの差の最大値Thmaxを選択し、Thmaxとなるデータストリーム以外のデータストリームの和
    Figure 2005223450
    ここで、strmaxはThmaxに対応するデータストリームの番号を示す、
    を計算する第2の演算手段;
    前記第2の演算手段の出力Δsumに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断する第2の判断手段;
    前記第2の判断手段の判断に基づいて、第2の電力配分値を計算する第2の電力配分手段;
    前記電力配分値及び前記第2の電力配分値に基づいて、スループットを見積もるスループット推定手段;
    を備え、
    前記電力配分手段は、見積もられたスループットに基づいて電力配分値を決定することを特徴とする受信機。
  8. 請求項6又は7に記載の受信機において:
    前記判断手段は、前記各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応するスループットが最大値又は最小値となり、且つ前記変調と符号化のセットに対応する受信特性の差が所定の値以下である場合に電力再配分を行うと判断し、
    前記電力配分手段は、受信特性が等しくなるように電力配分を行うことを特徴とする受信機。
  9. 請求項6又は7に記載の受信機において:
    前記判断手段は、Δsumと(10δstrmax/10-1)×Pstrmax×GPとに基づいて、電力再配分を行うか否かを判断することを特徴とする受信機。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の受信機において:
    使用するアンテナのパターンを設定するアンテナパターン設定手段;
    計算された電力配分値に基づいて、スループットを推定するスループット推定手段;
    前記スループットに基づいて使用するアンテナのパターンの選択を行うアンテナ選択手段;
    を備えることを特徴とする受信機。
  11. 多入力多出力(Multiple Input Multiple Output : MIMO)方式の無線通信システムにおける送信機であって:
    電力配分値を受信する受信手段;
    前記電力配分値に基づき、受信機側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定手段;
    を備えることを特徴とする送信機。
  12. 請求項11に記載の送信機において:
    受信した変調と符号化のセットに基づいて、符号化及び変調処理を行う符号化&変調手段;
    を備えることを特徴とする送信機。
  13. 送信機及び受信機を備える多入力多出力(Multiple Input Multiple Output: MIMO)方式の無線通信システムであって:
    前記送信機は、
    電力配分値を受信する受信手段;
    前記電力配分値に基づき、受信機側の受信特性を推定する受信機側受信特性推定手段;
    を備え、
    前記受信機は、
    受信されるデータストリームからチャネル推定量を生成するチャネル推定手段;
    前記チャネル推定量に基づいて、各データストリームに配分する電力値をスループットが最大となるように同時に決定する電力配分決定手段;
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  14. 多入力多出力(Multiple Input Multiple Output: MIMO)方式の無線通信システムにおける電力配分方法であって:
    受信されるデータストリームからチャネル推定量を生成するステップ;
    前記チャネル推定量に基づいて、各データストリームに配分する電力値をスループットが最大となるように同時に決定するステップ;
    を有することを特徴とする電力配分方法。
  15. 請求項14に記載の受信機において:
    各データストリームの受信特性を推定するステップ;
    前記各データストリームに対して選択された変調と符号化のセットに対応するスループットが最大値又は最小値となり、且つ前記変調と符号化のセットに対応する受信特性の差が所定の値以下である場合に電力再配分を行うと判断するステップ;
    を有することを特徴とする電力配分方法。
  16. 請求項14又は15に記載の電力配分方法において:
    使用するアンテナのパターンを設定するステップ;
    計算された電力配分値に基づいて、スループットを推定するステップ;
    前記スループットに基づいて、使用するアンテナのパターンの選択を行うステップ;
    を有することを特徴とする電力配分方法。
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