JP2009506653A - 仮想アンテナを選択する方法および装置 - Google Patents

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Abstract

物理アンテナの代わりに仮想アンテナからデータを送信するための技法について説明する。各仮想アンテナは異なるマッピングによって一部またはすべての物理アンテナにマッピングすることができる。少なくとも1つの仮想アンテナの異なるセットの性能は、信号品質、スループット、全体レートなどの、1つまたは複数のメトリクスに基づいて評価される。最良の性能を伴う仮想アンテナセットが使用のために選択される。仮想アンテナの選択が受信機によって実行される場合、選択された仮想アンテナセットに関するチャネル状態情報は送信機に送信することができる。チャネル状態情報は、選択された仮想アンテナ、選択された仮想アンテナに関する信号品質またはレート、選択された仮想アンテナを形成するために使用される1つまたは複数のプレコーディング行列、などを搬送することができる。

Description

[優先権の請求]
本出願は、本願譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれている、2005年8月22日出願の「A METHOD OF SELECTIVE−PSEUDO RANDOM VIRTUAL ANTENNA PERMUTATION」という名称の米国特許仮出願第60/710371号、および2005年8月24日出願の「METHOD AND APPARATUS FOR ANTENNA DIVERSITY IN MULTI−INPUT MULTI−OUTPUT COMMUNICATION SYSTEMS」という名称の米国特許仮出願第60/711144号、ならびに、2005年10月27日出願の「METHOD AND APPARATUS FOR PROVIDING ANTENNA DIVERSITY IN A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM」という名称の米国特許出願第11/261823号に対する優先権を主張するものである。
[分野]
本開示は、一般に通信に関し、より具体的に言えば、無線通信システムにおけるデータ伝送の技法に関する。
無線通信システムでは、送信機(例えば基地局または端末)は、複数の(R個の)受信アンテナを装備した受信機へのデータ伝送用に、複数の(T個の)送信アンテナを使用することができる。複数の送信アンテナおよび受信アンテナを使用して、スループット(throughput)を増加させることおよび/または信頼性を向上させることが可能である。例えば送信機は、スループットを上げるために、T個のシンボルをT個の送信アンテナから同時に送信することができる。別の方法として、送信機は、受信機による受信を向上させるために、同じシンボルをすべてのT個の送信アンテナから冗長に送信することもできる。
各送信アンテナからの送信は、他の送信アンテナからの送信に対する干渉を発生させる。場合によっては、T個の送信アンテナからTより少ないシンボルを同時に送信することによって、性能向上を達成することができる。これは、T個の送信アンテナのサブセットを選択すること、および選択された送信アンテナのサブセットからTより少ないシンボルを送信することによって、達成可能である。送信に使用されない送信アンテナは、送信に使用される送信アンテナに対する干渉を発生させない。したがって、選択された送信アンテナのサブセットについて、性能向上を達成することができる。
各送信アンテナは、通常、そのアンテナに使用可能な一定のピーク送信電力に関連付けられる。ピーク送信電力は、送信アンテナに使用される電力増幅器、規制上の制約、および/または他の要因によって決定される。送信に使用されない各送信アンテナについて、そのアンテナ用の送信電力は本質的に無駄になる。
したがって当分野では、送信アンテナに使用可能な送信電力をより効果的に利用するための技法が求められている。
Robert G.Gallager「Information Theory and Reliable Communication」John Wiley and Sons、1968年
[概要]
本明細書では、物理アンテナの代わりに仮想アンテナからデータを送信するための技法について説明する。物理アンテナとは、信号の発信に使用されるアンテナである。物理アンテナは、通常、関連付けられた電力増幅器によってしばしば決定される、制限付き最大送信電力を有する。仮想アンテナとは、データの送信元とすることが可能なアンテナである。仮想アンテナは、係数または重みのベクトルを介して複数の物理アンテナを組み合わせることによって形成されるビームに対応するものとすることができる。複数の仮想アンテナを複数の物理アンテナを使用して形成することが可能であり、その結果、以下で説明するように、各仮想アンテナが、異なるマッピングによって一部またはすべての物理アンテナにマッピングされる。仮想アンテナは、物理アンテナの使用可能な送信電力の効率の良い使用を可能にする。
ある態様では、少なくとも1つの仮想アンテナの様々なセットの性能が評価され、最良の性能を伴う仮想アンテナのセットが使用するように選択される。性能は、信号品質、スループット、全体レートなどの様々なメトリクス(metrics)によって定量化することができる。ある実施形態では、複数の仮説(hypothesis)が少なくとも1つのメトリクスに基づいて評価される。各仮説は、少なくとも1つの仮想アンテナの異なるセットに対応する。評価されたすべての仮説の中から、最良の性能(例えば最高の信号品質、スループット、または全体レート)を伴う仮説が選択される。受信機によって仮想アンテナの選択が実行され、選択された仮想アンテナに関するチャネル状態情報を送信機に送信することができる。このチャネル状態情報は、選択された仮想アンテナ、選択された仮想アンテナに関する信号品質またはレート、選択された仮想アンテナを形成するために使用される1つまたは複数の行列などの、様々なタイプの情報を搬送することができる。送信機および/または受信機は、この選択された仮想アンテナをデータ伝送に使用することができる。
本発明の様々な態様および実施形態について、以下で詳細に説明する。
本発明の特徴および性質は、同様の参照番号が全体を通じて対応して識別する図面に関連して記載される、以下の詳細な説明からより明らかになろう。
[詳細な記載]
「例示的」という用語は、本明細書では「例、事例、または例示として働く」ことを意味する。本明細書で「例示的」として説明されるいかなる実施形態または説明も、必ずしも他の諸実施形態または諸設計よりも好ましいまたは有利であると解釈されるものではない。
図1は、通信システム100における送信機110および受信機150の実施形態を示すブロック図である。送信機110には複数の(T個の)アンテナが装備され、受信機150には複数の(R個の)アンテナが装備される。各送信アンテナおよび各受信アンテナは、物理アンテナまたはアンテナアレイとすることができる。ダウンリンク(または順方向リンク)伝送の場合、送信機110は、基地局、アクセスポイント、ノードB、および/または何らかの他のネットワークエンティティの一部とすること、およびその機能の一部またはすべてを含むことが可能である。受信機150は、移動局、ユーザ端末、ユーザ機器、および/または何らかの他のデバイスの一部とすること、およびその機能の一部またはすべてを含むことが可能である。アップリンク(または逆方向リンク)伝送の場合、送信機110は、移動局、ユーザ端末、ユーザ機器などの一部とすることが可能であり、受信機150は、基地局、アクセスポイント、ノードBなどの一部とすることが可能である。
送信機110では、TXデータプロセッサ120がデータソース112からトラフィックデータを受信し、データシンボルを生成するためにこのトラフィックデータを処理(例えばフォーマット化、符号化、インタリーブ、およびシンボルマッピング)する。本明細書で使用される場合、データシンボルはデータ用の変調シンボルであり、パイロットシンボルはパイロット用の変調シンボルであり、変調シンボルは信号群のある地点に関する複素数値(complex value)であり(例えばM−PSKまたはM−QAMの場合)、シンボルは通常、複素数値である。パイロットは、送信機および受信機の両方によって推測的に知られるデータであり、トレーニング、基準、プリアンブルなどと呼ばれる場合もある。TX空間プロセッサ130は、データシンボルとパイロットシンボルを多重化し、多重化されたデータおよびパイロットシンボルでの空間処理を実行し、132tを介してT個の送信機ユニット(TMTR)132aに、送信シンボルのT個のストリームを提供する。各送信機ユニット132は、その送信シンボルストリームを処理(例えば変調、アナログ変換、フィルタリング、増幅、およびアップコンバート(upconvert))し、変調信号を生成する。送信機ユニット132aから132tのT個の変調信号は、それぞれ、アンテナ134aから134tから送信される。
受信機150では、R個のアンテナ152aから152rがT個の変調信号を受信し、各アンテナ152が受信した信号をそれぞれの受信機ユニット(RCVR)154に提供する。各受信機ユニット154は、その受信した信号を、受信したシンボルを取得するために送信機ユニット132によって実行される処理に対して相補的に処理し、トラフィックデータに関する受信したシンボルを受信(RX)空間プロセッサ160に提供し、パイロットに関する受信したシンボルをチャネルプロセッサ194に提供する。チャネルプロセッサ194は、パイロットに関する受信したシンボル(およびおそらくはトラフィックデータに関する受信したシンボル)に基づいて、送信機110から受信機150への複数入力複数出力(MIMO)チャネルの応答を推定し、チャネル推定値をRX空間プロセッサ160に提供する。RX空間プロセッサ160は、チャネル推定値を使用してトラフィックデータに関する受信したシンボルでの検出を実行し、データシンボル推定値を提供する。さらにRXデータプロセッサ170は、データシンボル推定値を処理(例えばディインタリーブおよび復号)し、復号されたデータをデータシンク172に提供する。
受信機150はチャネル条件を評価することが可能であり、チャネル状態情報を送信機110に送信することが可能である。チャネル状態情報は、例えば、伝送に使用するための少なくとも1つの仮想アンテナ(virtual antenna)の特定セット、選択された仮想アンテナを形成するために使用される1つまたは複数の行列、伝送用に使用するための1つまたは複数のレートまたはパケットフォーマット、選択された仮想アンテナに関する信号品質、受信機150によって復号されたパケットに関する肯定応答(ACK)および/または否定応答(NAK)、他のタイプの情報、あるいはそれらの任意の組合せを示すことができる。チャネル状態情報はTX信号発信プロセッサ180によって処理(例えば符号化、インタリーブ、およびシンボルマッピング)され、TX空間プロセッサ182によって空間的に処理され、さらにR変調信号を生成するために送信機ユニット154aから154rによって処理され、R個の変調信号はアンテナ152aから152rを介して送信される。
送信機110では、R個の変調信号がアンテナ134aから134tによって受信され、受信機ユニット132aから132tによって処理され、RX空間プロセッサ136によって空間的に処理され、さらにチャネル状態情報を回復するためにRX信号発信プロセッサ138によって処理(例えばディインタリーブおよび復号)される。コントローラ/プロセッサ140は、チャネル状態情報に基づいて受信機150へのデータ伝送を制御する。チャネルプロセッサ144は、受信機150から送信機110へのMIMOチャネルの応答を推定し、受信機150へのデータ伝送に使用される関連情報を提供することができる。
コントローラ/プロセッサ140および190は、それぞれ送信機110および受信機150での動作を制御する。メモリ142および192は、それぞれ送信機110および受信機150に関するデータおよびプログラムコードを格納する。
本明細書で説明される技法は、周波数分割多重アクセス(FDMA)システム、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、時分割多重アクセス(TDMA)システム、空間分割多重アクセス(SDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)システムなどの、様々な無線通信システムに使用することができる。OFDMAシステムは、直交周波数分割多重化(OFDM)を使用する。OFDMおよびSC−FDMAは、システム全体の帯域幅を、トーン、ビンなどとも呼ばれる複数の(K個の)直交副搬送波に区分する。各副搬送波を、データと共に変調することができる。一般に変調シンボルは、OFDMを用いて周波数ドメイン内で、およびSC−FDMAを用いて時間ドメイン内で送信される。
1.送信機処理
送信機は、1つまたは複数の出力シンボルを、各シンボル期間内に各副搬送波上でT個の送信アンテナから同時に送信することができる。各出力シンボルは、OFDMの場合は変調シンボル、SC−FDMAの場合は周波数ドメインシンボル、または何らかの他の複素数値とすることができる。送信機は、様々な伝送方式を使用して出力シンボルを送信することができる。
ある実施形態では、送信機は送信用の出力シンボルを以下のように処理する。
Figure 2009506653
ただし、(k)=[s(k)s(k)...s(k)]は、1個のシンボル期間内に副搬送波k上で送信されることになるV個の出力シンボルを含むV×1ベクトルであり、
は、V個の出力シンボルに関する利得を含むV×V対角行列であり、
(k)は、副搬送波kに関するT×V順列行列であり、
=[ ... ]は、T×T正規直交行列であり、
(k)=[x(k)x(k)...x(k)]は、1個のシンボル期間内に副搬送波k上でT個の送信アンテナから送信されることになるT個の送信シンボルを含むT×1ベクトルであり、
」は転置(transpose)を示す。
話を簡単にするために、本明細書の説明は、ベクトル(k)内の各要素s(k)の平均電力(power)は1であると仮定する。式(1)は、1つの搬送波kに関するものである。送信機は、送信に使用される各搬送波について同じ処理を実行することができる。
Tは送信アンテナの数である。Tは、使用可能であり、正規直交行列のT個の列 から で形成される、仮想アンテナの数でもある。仮想アンテナは、有効アンテナまたは何らかの他の用語で呼ばれる場合もある。Vは、1個のシンボル期間内に1個の副搬送波上で同時に送信される、出力シンボルの数である。Vは、送信に使用される仮想アンテナの数でもある。一般に、1≦V≦min{T,R}である。Vは、以下で説明するように選択可能な構成可能パラメータとすることができる。
式(1)には示されていないが、送信機は巡回遅延ダイバーシティを使用して、仮想アンテナの周波数選択性を向上させることができる。巡回遅延ダイバーシティは、(1)各送信アンテナのK個の副搬送波をまたがって異なる位相ランプを適用することによって周波数ドメイン内で、または、(2)T個の送信アンテナに対してT個の異なる巡回遅延を適用することによって時間ドメイン内で、実施可能である。話を簡単にするために、以下の説明は、巡回遅延ダイバーシティなしの、式(1)に示された実施形態に関するものとする。
式(1)では、利得行列は、同時に送信されるV個の出力シンボルそれぞれに使用するための送信電力の量を決定する。ある実施形態では、利得行列は、T個の送信アンテナに関する合計送信電力Ptotalが、送信される出力シンボルの数に関係なく、すなわちVの値に関係なく、送信に使用されるように定義される。ある実施形態では、合計送信電力は、V個の出力シンボル全体にわたって均一または均等に分配され、利得行列は以下のように定義することが可能である。
Figure 2009506653
ただし、は恒等行列であり、Ptxは各送信アンテナの最大送信電力である。式(2)は、すべてのK個の副搬送波が送信に使用されるものと仮定する。この実施形態では、送信される出力シンボルが少ないほど、各出力シンボルに使用できる送信電力が多くなる。他の実施形態では、合計送信電力は、V個の出力シンボル全体にわたって不均一または不均等に分配される。
順列行列(k)は、T個の使用可能仮想アンテナの中から副搬送波kに使用するために、V個の特定仮想アンテナ(またはのV個の特定列)を選択する。順列行列は、以下で説明するように様々な様式で定義することができる。同じかまたは異なる順列行列を、K個の副搬送波に使用することができる。
正規直交行列は、プロパティ によって特徴付けられ、ただし の共役転置である。のT個の列は互いに直交し、各列は単位電力(unit power)を有する。ある実施形態では、は、各行のT個のエントリの2乗の合計が、ある定数値に等しいように定義される。このプロパティの結果として、すべてのT個の送信アンテナに等しい送信電力が使用されることになる。は、プロパティ によって特徴付けられる、ユニタリ行列(unitary matrix)とすることもできる。
様々な正規直交行列およびユニタリ行列を使用して、仮想アンテナを形成することができる。ある実施形態では、T×Tウォルシュ/アダマール行列に使用される。他の実施形態では、T×Tフーリエ行列に使用される。さらに他の実施形態では、Λとして形成され、ただしΛは、のT個の行に関するT個のスケーリング値を含む対角行列である。例えばΛは、
Figure 2009506653
として定義可能であり、ただしt=1、...、T−1の場合のθは、の列によって示される空間方向を変更するランダム位相とすることができる。さらに他の実施形態では、は擬似ランダム要素を有する正規直交行列である。様々な他の行列をに使用することもできる。
ある実施形態では、単一の正規直交行列が、すべてのシンボル期間中のすべてのK個の副搬送波に使用される。この実施形態では、は、副搬送波指標kまたはシンボル指標nの関数ではない。他の実施形態では、様々な正規直交行列が様々な副搬送波に使用される。さらに他の実施形態では、様々な正規直交行列が、様々なユーザに割り当て可能な様々な副搬送波セットに使用される。さらに他の実施形態では、様々な正規直交行列が様々な時間間隔に対して使用され、ここで各時間間隔は、1つまたは複数のシンボル期間にわたることができる。さらに他の実施形態では、使用可能な正規直交行列のセット内から使用するために、1つまたは複数の正規直交行列が選択される。一般に、受信機がパイロットに基づいてチャネル応答を推定すること、および受信機に送信されたデータを回復するためにチャネル推定を使用することが可能なように、1つまたは複数の正規直交行列を使用して、データおよびパイロットを伝送することができる。
MIMOチャネル応答の知識なしに、正規直交行列(例えばウォルシュ/アダマール行列またはフーリエ行列)を使用するように選択することができる。正規直交行列は、MIMOチャネル応答の知識に基づいて選択することも可能であるため、プレコーディング行列と呼ばれる場合がある。プレコーディング行列は、受信機によって選択され、送信機に示されることが可能であるか、またはTDD通信システム内の送信機によって選択されることが可能である。
図2は、式(1)に示された処理を実行するTX空間プロセッサ130の実施形態を示す。TX空間プロセッサ130は、電力スケーリングユニット210、シンボル対仮想アンテナマッピングユニット220、および空間マッピングユニット230を含む。ユニット210内では、V個の乗算器212aから212vが、ベクトル(k)でそれぞれV個の出力シンボルs(k)からs(k)を受信し、これらの出力シンボルを利得行列内のそれぞれ利得gからgと掛け合わせ、V個のスケーリング済みシンボルを提供する。乗算器212aから212vは、行列乗算(k)を実行する。
図2に示された実施形態では、各スケーリング済みシンボルがユニット220によって1つの仮想アンテナにマッピングされる。T個の使用可能仮想アンテナ1からTの中から、V個の仮想アンテナaからaが使用のために選択され、ここでa、a、...、a、∈{1、...、T}である。ユニット220は、V個の多重化装置(Mux)222aから222vを含む。各多重化装置222は、乗算器212aから212vからV個のスケーリング済みシンボルを受信し、その出力で、V個のスケーリング済みシンボルのうちの1つを提供する。多重化装置222aから222vは、T×V順列行列(k)を使用して行列乗算を実行し、V個の選択された仮想アンテナおよび破棄されたT−V個の空シンボルに対して、V個のマッピング済みシンボル
Figure 2009506653
から
Figure 2009506653
を提供する。他の実施形態では、スケーリング済み出力シンボルを複数の仮想アンテナにマッピングすることができる。
ユニット230は、各マッピング済みシンボルを行列のそれぞれの列と掛け合わせ、そのシンボル用のベクトルを生成する。ユニット230は、V個の仮想アンテナ用のV個の乗算器セット232aから232v、T個の送信アンテナ用のT個の加算器236aから236tを含む。各乗算器セット232は、T個の送信アンテナ用のT個の乗算器234を含む。仮想アンテナa用のマッピング済みシンボル
Figure 2009506653
は、T個の要素を有するベクトルを生成するために、T個の乗算器234aaから234atによって、行列内の列
Figure 2009506653
のT個の要素と掛け合わされる。これらのT個の要素は、このマッピング済みシンボルのT個の送信アンテナ用の構成要素を示す。残りの各仮想アンテナ用のマッピング済みシンボルは、そのマッピング済みシンボル用のベクトルを生成するために、のそれぞれの列と掛け合わされる。加算器236aは、V個の乗算器234aaから234vaの出力を加算し、送信アンテナ1用の送信シンボルx(k)を生成する。残りの各加算器236は、V個の乗算器234のそれぞれのセットの出力を加算し、その送信アンテナ用の送信シンボルを生成する。加算器236aから236tは、T個の送信アンテナに、ベクトル(k)のT個の送信シンボルx(k)からx(k)を提供する。乗算器234および加算器236は、行列を使用して行列乗算を実行する。
図2に示されるように、各マッピング済みシンボルは、すべてのT個の送信アンテナからではなく、1つの仮想アンテナから送信される。V個の選択された仮想アンテナ上のV個のマッピング済みシンボルの伝送のために、V個のベクトルが得られる。これらのV個のベクトルは、送信シンボルベクトル(k)を生成するために追加される。
図3は、式(1)によって与えられた伝送方式に関するモデル300を示す。送信機側のTX空間プロセッサ130は、各副搬送波およびシンボル期間について、出力シンボルベクトル(k)を受信する。TX空間プロセッサ130内では、電力スケーリングユニット210が、出力シンボルベクトル(k)を利得行列と掛け合わせる。シンボル対仮想アンテナマッピングユニット220は、スケーリング済みのシンボルベクトルを順列行列(k)と掛け合わせ、V個の選択された仮想アンテナを介して送信されることになるV個のマッピング済みシンボルと、廃棄されることになるT−V個の空シンボルを含む、T×1ベクトルを生成する。空間マッピングユニット230は、順序変更された(permuted)シンボルベクトルを正規直交行列と掛け合わせ、送信シンボルベクトル(k)を生成する。送信シンボルベクトル(k)は、T個の送信アンテナから、およびMIMOチャネル250を介して、受信機側のR個の受信アンテナへと送信される。
受信機側で受信されたシンボルは、以下のように表すことが可能である。
Figure 2009506653
ただし、(k)は、副搬送波kに関するR×Tの実MIMOチャネル応答行列であり、
virtual(k)は、副搬送波kに関するR×Tの仮想MIMOチャネル応答行列であり、
used(k)は、副搬送波kに関するR×Vの使用MIMOチャネル応答行列であり、
(k)は、1個のシンボル期間における副搬送波k上でのR受信アンテナからのR個の受信シンボルを含むR×1ベクトルであり、
(k)は、副搬送波kに関するR×1雑音ベクトルである。
話を簡単にするために、雑音は、
Figure 2009506653
の、ゼロ平均ベクトルおよび共分散行列を伴う付加白色ガウス雑音(AWGN)であると仮定することが可能であり、ただし
Figure 2009506653
は雑音の分散である。
仮想および使用のMIMOチャネル応答行列は、以下のように得ることが可能である。
Figure 2009506653
Figure 2009506653
ただし、 は、t=1、...、Tの場合、t番目の使用可能仮想アンテナに関するのt番目の列であり、
Figure 2009506653
は、v=1、...、Vの場合、v番目の使用仮想アンテナに関するの列であり、
diag{}={g ...g}は、V個の使用仮想アンテナから送信されたV個のデータストリームの利得であり、
Figure 2009506653
である。
T個の送信アンテナは、T個の実チャネル応答ベクトル (k)から (k)と関連付けられる。T個の使用可能仮想アンテナは、T個の仮想チャネル応答ベクトル virtual,1(k)=(k)・ から virtual,T(k)=(k)・ と関連付けられる。各 virtual,t(k)は、実MIMOチャネル応答行列(k)全体で形成される。
式(4)に示され、図3に図示されるように、T個の仮想アンテナを伴う仮想MIMOチャネルは、正規直交行列で形成される。使用MIMOチャネルは、伝送用に使用されるV個の仮想アンテナによって形成される。(k)ととの乗算が(k)の統計上のプロパティを変更することはない。したがって、実MIMOチャネル(k)および仮想MIMOチャネル virtual(k)は同様の性能を有する。しかしながら、との乗算によって、すべてのT個の送信アンテナに関する合計送信電力をフルに利用することができる。各送信アンテナに関するピーク送信電力はPtxとして示すことが可能であり、T個の送信アンテナに関する合計送信電力は、Ptotal=T・Ptxとして示すことが可能である。V個の出力シンボルがとの乗算なしにV個の送信アンテナから送信される場合、各送信アンテナの電源がオフにされることにより、結果としてその送信アンテナに関する送信電力Ptxが無駄になる。しかしながら、V個の出力シンボルがと乗算されてV個の仮想アンテナから送信される場合、各出力シンボルはすべてのT個の送信アンテナから送信され、使用のために選択される仮想アンテナの数に関係なく、各送信アンテナに関するフル送信電力Ptxを使用することが可能であり、すべてのT個の送信アンテナに関する合計送信電力PtotalをV個の仮想アンテナ全体に分配することができる。
式(1)に示された伝送方式の場合、R×TのMIMOシステムはR×VのMIMOシステムに効果的に低減される。送信機は、あたかもT個の送信アンテナではなくV個の仮想アンテナを有するように表され、ここで1≦V≦Tである。
送信機は、V個の選択された仮想アンテナ上でV個のデータストリームを送信することができる。V個の選択された仮想アンテナは、様々な信号品質と関連付けることが可能であり、様々な伝送容量を有することができる。ある実施形態では、各データストリームはそれぞれの仮想アンテナから送信される。各データストリームについて、そのデータストリームに使用される仮想アンテナの伝送容量に基づき、好適なレートを選択することができる。他の実施形態では、各データストリームは、すべてのV個のデータストリームに対して同様の性能を達成するために、すべてのV個の選択された仮想アンテナにわたって送信される。単一の副搬送波が伝送用に使用可能である場合、各データストリームはV個の選択された仮想アンテナから様々なシンボル期間で送信することができる。複数の副搬送波が伝送用に使用可能である場合、各データストリームは、異なる副搬送波上でV個の選択された仮想アンテナから送信することができる。各データストリームがすべてのV個の選択された仮想アンテナから送信される場合、すべてのV個のデータストリームについて、V個の選択された仮想アンテナの平均伝送容量に基づき、単一のレートを選択することができる。
図4Aは、2つの仮想アンテナから2つのデータストリームを伝送する実施形態を示す。この実施形態では、4つの仮想アンテナが使用可能であり、仮想アンテナ2および4が使用のために選択され、仮想アンテナ1および3は使用されない。データストリーム1用の出力シンボルは、すべてのK個の副搬送波上で仮想アンテナ2から送信される。データストリーム2用の出力シンボルは、すべてのK個の副搬送波上で仮想アンテナ4から送信される。
図4Aに示された実施形態では、単一の順列行列をすべてのK個の副搬送波に使用することが可能であり、以下のように定義することができる。
Figure 2009506653
順列行列(k)の各行は、1つの使用可能仮想アンテナに対応し、(k)の各列は1つのデータストリームに対応する。伝送用に使用されない各仮想アンテナについて、(k)の対応する行はすべてゼロを含む。各データストリームについて、(k)の対応する列は、そのデータストリームに使用される仮想アンテナに関するエントリ「1」を含む。
図4Bは、3つの仮想アンテナのK個の副搬送波にわたって3つのデータストリームを巡回的に伝送する実施形態を示す。この実施形態では、4つの仮想アンテナが使用可能であり、仮想アンテナ1、3、および4が使用のために選択され、仮想アンテナ2は使用されない。データストリーム1用の出力シンボルは、副搬送波1、4、7、...上で仮想アンテナ1から、副搬送波2、5、8、...上で仮想アンテナ3から、および副搬送波3、6、9、...上で仮想アンテナ4から、送信される。他の2つのデータストリームそれぞれに関する出力シンボルも、図4Bに示されるように、3つの選択された仮想アンテナすべてのK個の副搬送波にわたって送信される。
図4Bに示される実施形態では、順列行列を以下のように定義することができる。
Figure 2009506653
データストリーム1、2、および3は、それぞれ各順列行列の列1、2、および3に関連付けられる。各データストリームについて、データストリームに使用される仮想アンテナは、仮想アンテナに対応する行内のエントリ「1」によって示される。図4Bに示されるように、および式(7)によって示されるように、各データストリームは、K個の副搬送波全体にわたって1つの選択された仮想アンテナから次の選択された仮想アンテナへと跳び、最後の選択された仮想アンテナに到達すると、第1の選択された仮想アンテナへと折り返す。
図4Aおよび4Bは、仮想アンテナにデータストリームをマッピングする特定の実施形態を示す。一般に、任意数のデータストリームを任意数の仮想アンテナから送信することができる。データストリームは、決定論的様式で(例えば可能な全順列を使用して巡回的にまたは順次)、または、送信機および受信機の両方に知られた擬似ランダム数(PN)シーケンスに基づいて擬似ランダム様式で、選択された仮想アンテナにマッピングすることができる。所与のデータストリームは、任意のストリーム順序変更方式またはマッピング方式を使用して、選択されたすべての仮想アンテナにマッピングすることが可能であり、その一例が図4Bに示される。
2.受信機処理
受信機は、様々な検出技法を使用して、送信機によって送信された出力シンボルを回復することができる。これらの検出技法は、最小2乗平均誤差(MMSE)技法、ゼロ強制(ZF)技法、最大比合成(MRC)技法、および連続干渉除去(SIC)技法を含む。受信機は、MMSE、ZF、またはMRC技法に基づいて、以下のように空間フィルタ行列を導出することが可能である。
Figure 2009506653
Figure 2009506653
Figure 2009506653
式(8)および(10)では、 mmse(k)および mrc(k)は、出力シンボルの正規化された推定値を取得するために使用されるスケーリング値のV×V対角行列である。
受信機は、以下のように検出を実行することが可能である。
Figure 2009506653
ただし、(k)は、 mmse(k)、 zf(k)、または mrc(k)とすることが可能な、V×R空間フィルタ行列であり、
Figure 2009506653
は、Vシンボル推定値を伴うV×1ベクトルであり、
Figure 2009506653
は、検出後の雑音のベクトルである。
受信機は、送信機から受信したパイロットに基づいて、(k)、 virtual(k)、および/または used(k)の推定値を取得することができる。話を簡単にするために、本明細書の説明は、チャネル推定誤りがないものと仮定する。受信機は、(k)または virtual(k)、ならびに既知の(k)、およびに基づいて、 used(k)を導出することができる。次に受信機は、V個の選択された仮想アンテナに関して、 used(k)に基づいて(k)を導出することができる。(k)の大きさは、伝送に使用される仮想アンテナの数に依存する。
Figure 2009506653
におけるシンボル推定値は、(k)における出力シンボルの推定値である。
受信機は、各シンボル期間nにおける各副搬送波kについて、式(11)に示されるような検出を実行し、その副搬送波およびシンボル期間に関するシンボル推定値を取得することができる。受信機は、すべての副搬送波およびシンボル期間に関するシンボル推定値を、送信機によるシンボル対仮想アンテナマッピングを補足するように、ストリームにデマッピング(demap)することができる。次に受信機は、復号されたデータストリームを取得するために、シンボル推定値のストリームを処理(例えば復調、ディインタリーブ、および復号)することができる。
シンボル推定値の品質は、受信機によって使用される検出技法に依存する。一般に、信号品質は信号対雑音比(SNR)、信号対雑音干渉比(SINR)、シンボル当たりのエネルギー対雑音比(Es/No)などによって、量子化することができる。明確にするために、以下の説明では信号品質を表すためにSNRが使用される。
MMSE技法の場合、SNRは、以下のように表すことが可能である。
Figure 2009506653
ただしq(k)は、副搬送波kに関する(k)のv番目の対角要素であり、
γmmse,v(k)はMMSE検出による仮想アンテナvの副搬送波kのSNRである。
ZF技法の場合、SNRは、以下のように表すことが可能である。
Figure 2009506653
ただしr(k)は、副搬送波kに関するdiag
Figure 2009506653
のv番目の対角要素であり、
zf,v(k)は、ZF検出による仮想アンテナvの副搬送波kのSNRである。
式(12)および(13)は、伝送シンボルベクトル(k)の各要素の平均電力は1であるものと仮定する。他の検出技法の場合のSNRは当分野で周知であるため、本明細書では説明しない。
式(12)および(13)では、線形単位でのSNRが与えられる。SNRは、以下のようにデシベル(dB)でも与えられることが可能である。
Figure 2009506653
ここでγ(k)は線形単位でのSNRであり、SNR(k)はdBでの対応するSNRである。
SIC技法の場合、受信機はV個のステージまたは層におけるV個のデータストリーム、各ステージにおける1個のデータストリームを回復し、次のデータストリームを回復するのに先立って、復号された各データストリームからの干渉を除去する。第1のステージでは、受信機は受信されたシンボルに関する検出を(例えば、式(11)で示されたようなMMSE、ZF、またはMRC技法を使用して)実行し、1個のデータストリームに関するシンボル推定値を取得する。次に受信機は、復号されたデータストリームを取得するために、シンボル推定値を処理(例えば、復調、ディインタリーブ、および復号)する。次に受信機は、(1)このストリームに関して送信機によって実行されたものと同じ手法で、復号されたデータストリームを再符号化、インタリーブ、およびシンボルマッピングすること、ならびに(2)このストリームによる干渉構成要素を取得するために、再構築された出力シンボルを、使用MIMOチャネル応答ベクトルと掛け合わせることによって、このデータストリームによる干渉を推定する。次に受信機は、受信されたシンボルから干渉構成要素を差し引き、修正された受信シンボルを取得する。後続の各ステージについて、受信機は、1個のデータストリームを回復するために、以前のステージからの修正された受信シンボルを第1のステージと同じ様式で処理する。
SIC技法の場合、各復号データストリームのSNRは、(1)ストリームに使用される検出技法(例えばMMSE、ZF、またはMRC)、(2)データストリームが回復された特定のステージ、および(3)後のステージで回復されたデータストリームによる干渉の量、に依存する。一般に、以前のステージで回復されたデータストリームからの干渉が除去されることから、SNRは後のステージで回復されたデータストリームに関して改善される。これにより、後のステージで回復されたデータストリームに対して、より高いレートを使用することができる。
ある態様では、様々な仮想アンテナのセットまたは組合せの性能が評価され、最良の性能を伴う仮想アンテナのセットが使用のために選択される。性能は、信号品質(例えばSNR)、スループット、全体レートなどの様々なメトリクスによって量子化することができる。仮想アンテナの選択は、様々な様式で実行することができる。
ある実施形態では、1つまたは複数の仮想アンテナのすべての可能なセットが評価される。各可能な仮想アンテナセットは、仮説とも呼ばれる。T個の仮想アンテナに対して1個の仮説、T−1個の仮想アンテナに対してT個の仮説など、ならびに1個の仮想アンテナに対してT個の仮説のように、T個の使用可能な仮想アンテナについて、2−1個の合計仮説が存在する。M個の仮説を評価することが可能であり、すべての可能な仮説が評価される場合、M=2−1である。m=1、...、Mの場合、仮説mはAとして示される仮想アンテナの特定セットに対するものである。M個の仮説は、M個の異なる仮想アンテナセットに対するものである。
ある実施形態では、性能は、選択された仮想アンテナ全体にわたる合計送信電力の均一な分配によって決定される。1≦V≦Tの、V個の仮想アンテナを伴う仮説の場合、合計送信電力は、以下のように分配することが可能である。
Figure 2009506653
ただし、Pm,v(k)は仮説mにおける仮想アンテナvの副搬送波kに関する送信電力である。式(15)では、合計データ送信電力Ptotal=T・PtxはV個の仮想アンテナ全体にわたって均一に分配され、各仮想アンテナはPva=T・Ptx/Vが割り振られる。各仮想アンテナについて割り振られた送信電力Pvaは、次に、その仮想アンテナのK個の副搬送波全体にわたって均一に分配される。PvaおよびPm,v(k)は、より少ない仮想アンテナを伴う仮説の場合、より大きくなる。式(15)は、セットA内の仮想アンテナのみに送信電力が割り振られること、およびすべての他の仮想アンテナにはゼロ送信電力が割り振られる(パイロット送信用に可能な割り振りの場合を除く)ことも示す。
各仮説mについて、仮説における各仮想アンテナの各副搬送波のSNRは、例えば式(12)から(14)に示されるように算出可能である。q(k)およびr(k)は、 used(k)を算出するために使用される電力Pm,v(k)に依存することに留意されたい。したがってSNRは、仮説における仮想アンテナの数に依存し、Pm,v(k)が大きいことによって仮説が有する仮想アンテナが少ないほど、大きくなる。
ある実施形態では、性能は平均SNRによって量子化され、以下のように算出可能である。
Figure 2009506653
ただし、SNRm,v(k)は仮説mにおける仮想アンテナvの副搬送波kのSNRであり、
SNRavg,mは仮説mに関する平均SNRである。
SNRm,v(k)およびSNRavg,mはdB単位である。
他の実施形態では、性能はスループットによって量子化され、これはスペクトル効率、容量、などとも呼ばれる。仮説mに関するスループットは、制約のない容量関数に基づいて以下のように決定することが可能である。
Figure 2009506653
ただし、γm,v(k)は仮説mにおける仮想アンテナvの副搬送波kのSNRであり、
TPは、仮説mに関するスループットである。
式(17)では、γm,v(k)は線形単位であり、各仮想アンテナの各副搬送波のスループットはlog[1+γm,v(k)]として与えられる。仮説mにおけるすべての仮想アンテナのすべての搬送波に関するスループットは、仮説に関する全体のスループットを取得するために累積される。式(17)における制約のない容量関数は、データがMIMOチャネルの容量で信頼して伝送可能であるものと仮定する。
仮説mに関するスループットは、以下のように、制約付きの容量関数に基づいて決定することも可能である。
Figure 2009506653
ただし、Qは、変調方式、符号化方式、符号レート、パケットサイズ、チャネル推定誤り、などの様々な係数を反映するために使用される、ペナルティ係数である。スループットは、他の容量関数に基づいて算出することもできる。
他の実施形態では、性能は全体レートによって量子化される。システムは、レートのセットをサポートすることができる。各レートは、例えば1%パケット誤り率(PER)の性能ターゲットレベルを達成するために必要な、特定の符号化および変調方式、特定の符号レート、特定のスペクトル効率、および特定の最低SNRに関連付けることができる。各仮説mに関して、仮説における各仮想アンテナについて、その仮想アンテナに関するSNRに基づいてレートを選択することができる。このレート選択は、様々な様式で実行することができる。
仮説mについて、各仮想アンテナに関する平均SNRは、以下のように算出することが可能である。
Figure 2009506653
ただし、SNRavg,m,vは、仮説mにおける仮想アンテナvに関する平均SNRである。
各仮想アンテナに関する有効SNRは、以下のように算出することも可能である。
Figure 2009506653
ただし、SNRbo,m,vは、仮説mにおける仮想アンテナvに関するバックオフ係数であり、
SNReff,m,vは、仮説mにおける仮想アンテナvに関する有効SNRである。
バックオフ係数は、仮想アンテナvのK個の副搬送波全体にわたるSNRの分散を反映するために使用することが可能であり、
Figure 2009506653
として設定可能であって、ただし、
Figure 2009506653
は、仮想アンテナvに関するSNRの変動であり、Ksnrは定数である。バックオフ係数は、例えば仮想アンテナvに使用される符号化および変調、現在のPERなどの、他の係数を反映するために使用することもできる。
各仮想アンテナに関する等価SNRは、以下のように算出することも可能である。
Figure 2009506653
Figure 2009506653
ただし、TPm,vは、仮説mにおける仮想アンテナvの各副搬送波に関する平均スループットであり、
SNReq,m,vは、仮説mにおける仮想アンテナvに関する等価SNRである。
式(21a)は、すべてのK個の副搬送波に関するSNRに基づいて、各副搬送波に関する平均スループットを算出する。式(21b)により、式(21a)からの平均スループットを提供するSNRが与えられる。
各仮想アンテナに関するSNRavg,m,v、SNReff,m,v、またはSNReq,m,vを、レート対必要SNRのルックアップテーブルに提供することができる。次にこのルックアップテーブルは、各仮想アンテナに使用可能な最高レートを提供することができる。仮説mにおけるすべての仮想アンテナに関して選択されたレートは、仮説mに関する全体レートを取得するために累積することができる。
性能は、他のメトリクスによって量子化することも可能であり、これは本発明の範囲内である。M個のメトリクス値は、評価されるM個の仮説について取得される。これらのメトリクス値は、平均SNR、スループット、全体レートなどに関するものとすることができる。M個の仮説の中で最良のメトリクス値(例えば、最高平均SNR、最高スループット、または最高全体レート)を伴う仮説を識別することができる。最良のメトリクス値を伴う仮説に関する仮想アンテナのセットを、使用するために選択することができる。
図5は、4つの使用可能な仮想アンテナを伴う場合の仮想アンテナ選択を示す。T=4の場合、仮説1から15として示される2−1=15個の合計仮説が存在する。4つの仮説1から4は1つの仮想アンテナに関するものであり、6つの仮説5から10は2つの仮想アンテナに関するものであり、4つの仮説11から14は3つの仮想アンテナに関するものであり、1つの仮説15は4つの仮想アンテナに関するものである。各仮説に関する仮想アンテナのセットが図5に示される。例えば、仮説2は1つの仮想アンテナ2に関するものであり(a=2)、仮説6は2つの仮想アンテナ1および3に関するものであり(a=1およびa=3)、仮説12は3つの仮想アンテナ1、2および4に関するものであり(a=1、a=2、およびa=4)、さらに仮説15は4つすべての仮想アンテナ1から4に関するものである(a=1、a=2、a=3、およびa=4)。
合計送信電力4Ptxは、各仮説におけるすべての仮想アンテナ全体にわたって、均一に分配することができる。1つの仮想アンテナを伴う各仮説の場合、4Ptxが単一の仮想アンテナに割り振られる。2つの仮想アンテナを伴う各仮説の場合、2Ptxが各仮想アンテナに割り振られる。3つの仮想アンテナを伴う各仮説の場合、4Ptx/3が各仮想アンテナに割り振られる。4つの仮想アンテナを伴う各仮説の場合、Ptxが各仮想アンテナに割り振られる。各仮説の性能は、前述のいずれかのメトリクスに基づいて決定することができる。最高のメトリクス値を伴う仮説が識別可能であり、この仮説に関する仮想アンテナのセットを使用するために選択することができる。
他の実施形態では、合計送信電力Ptotalは、注水(water−pouring)とも呼ばれるウォータフィリング(water−filling)に基づいて、仮想アンテナ全体にわたって不均一に分配される。各仮説mについて、各仮想アンテナの各副搬送波のSNRは、Ptxが仮想アンテナに割り振られるとの仮定に基づいて初期に決定することができる。その後、各仮想アンテナに関する平均SNRは、例えば式(19)に示されるように決定することができる。次に、最高平均SNRを伴う仮想アンテナに最高の送信電力が割り振られ、最低平均SNRを伴う仮想アンテナに最低量の送信電力が割り振られるように、合計送信電力Ptotalを仮説内の仮想アンテナ全体にわたって分配することが可能である。一般に、不均一な電力割り振りは、送信機が、チャネルの相反性を介して無線チャネルの全知識を容易に取得できるTDD通信システムでは、より現実的である。FDD通信システムでは、不均一な電力割り振りは、通常、例えば無線チャネルの固有モード分解(eigenmode decomposition)に関する最良のプレコーディング行列などの、大量のフィードバック情報を必要とする。別の方法として、各仮説について、受信機は、仮想アンテナ全体にわたる複数の所定の等しくない電力分配を評価することが可能であり、最良の電力分配および最良の仮想アンテナサブセットを送信機に送信することが可能である。
図6は、ウォータフィリングを使用した3つの仮想アンテナa、a、およびaにわたる電力分配の例を示す。各仮想アンテナaに関する、v=1、2、3の場合の平均SNR、
Figure 2009506653
は、Ptxが仮想アンテナに割り振られるとの仮定で決定される。各仮想アンテナに関する平均SNRの逆数、
Figure 2009506653
は、図6で算出およびプロットされる。合計送信電力Ptotalは、最終電力レベルPtopが3つの仮想アンテナにわたって一定であるように、3つの仮想アンテナにわたって分配される。合計送信電力は、図6の影付き部分で表される。各仮想アンテナに割り振られる送信電力
Figure 2009506653
は、最終電力レベルから、仮想アンテナに関する逆SNRを引いたもの、すなわち
Figure 2009506653
に等しい。ウォータフィリングについては、一般公開されている、Robert G.Gallager「Information Theory and Reliable Communication」John Wiley and Sons、1968年で説明されている。
各仮説について、合計送信電力は、ウォータフィリングを使用した仮説において仮想アンテナ全体にわたって分配可能である。次に仮説の性能は、各仮想アンテナに割り振られた送信電力に基づいて評価することができる。仮説における各仮想アンテナの各副搬送波のSNRを決定することができる。次に、仮説におけるすべての副搬送波および仮想アンテナに関するSNRに基づいて、仮説に関するメトリクス値を算出することができる。最良のメトリクス値を伴う仮説を使用するために選択することができる。
他の実施形態では、合計送信電力Ptotalは、チャネル反転に基づいて仮想アンテナ全体にわたって不均一に分配される。各仮説mについて、仮説における各仮想アンテナに関する平均SNRは、Ptxが仮想アンテナに割り振られるとの仮定に基づいて決定することができる。次に、仮説における仮想アンテナ全体にわたって、これらの仮想アンテナが同様の平均SNRを達成するように、合計送信電力Ptotalを分配することができる。チャネル反転を実行するための技法は、2002年6月24日出願の「SIGNAL PROCESSING WITH CHANNEL EIGENMODE DECOMPOSITION AND CHANNEL INVERSION FOR MIMO SYSTEMS」という名称の本願譲受人に譲渡された米国特許出願第10/179442号に記載されている。チャネル反転は、すべての仮想アンテナに同じレートを使用することを可能とし、送信機および受信機の両方で処理を簡略化することができる。
性能は、合計送信電力Ptotalを仮想アンテナ全体にわたって不均一に分配するための他の方式に基づいて決定することも可能である。
3.フィードバック
ある実施形態では、受信機は仮想アンテナ選択を実行し、様々な仮想アンテナのセットを評価し、最良の性能を伴う仮想アンテナのセットを選択する。次に受信機は、選択された仮想アンテナのセットに関するチャネル状態情報を送信機に送信する。チャネル状態情報は、様々なタイプの情報を搬送することができる。
ある実施形態では、チャネル状態情報はV個の選択された仮想アンテナのセットを示し、V≧1である。T個の仮想アンテナに関して2−1個の可能な仮説が存在するため、最良の仮説、さらには選択されたV個の仮想アンテナのセットがT個のビットと共に搬送可能である。送信機は、簡略化および量子化されたウォータフィリングを実行可能であり、V個の選択された仮想アンテナにわたって均一に、合計送信電力Ptotalを分配することができる。
ある実施形態では、チャネル状態情報は、式(19)から(21)に示されるように算出可能な、各選択された仮想アンテナに関するSNRを示す。送信機は、各仮想アンテナに関するレートをそのSNRに基づいて選択することができる。送信機は、(1)V個の選択された仮想アンテナにわたって均一に、または、(2)これらのV個の仮想アンテナに関するSNRに基づいて、V個の選択された仮想アンテナにわたって不均一に(例えばウォータフィリングまたはチャネル反転を使用して)、合計送信電力Ptotalを分配することができる。SNRベースの不均一な電力分配は、最良のプレコーディング行列に関する情報が送信機側で使用可能である場合、特に有効な可能性がある。この実施形態は、例えば図4Aに示された、各選択された仮想アンテナから送信される1つのデータストリームを伴う伝送方式に、使用可能である。
他の実施形態では、チャネル状態情報は、式(16)に示されるように算出可能な、V個の選択された仮想アンテナすべてに関する平均SNRを示す。送信機は、平均SNRに基づいてすべてのV個の仮想アンテナに関するレートを選択することができる。この実施形態は、例えば図4Bに示された伝送方式に使用可能であり、各データストリームがV個の選択された仮想アンテナすべてから送信され、V個のデータストリームが同様のSNRを達成する。
他の実施形態では、チャネル状態情報は、V個の選択された仮想アンテナに関する基本SNRおよび十分な数のデルタSNRを示す。この実施形態は、図4Bに示された伝送方式に特に効果的であり、各データストリームがV個の選択された仮想アンテナすべてにわたって送信され、SIC受信機がデータストリームの回復に使用される。基本SNRは、V個の選択された仮想アンテナに関する最低SNR、V個のデータストリームに関する最低SNR、SIC技法を使用して最初に検出されたデータストリームに関するSNR、などとすることができる。各デルタSNRは、2つの仮想アンテナ、2つのデータストリームなどに関する、SNRにおける差異を示すことができる。
ある実施形態では、V個の仮想アンテナに関するSNRを最低から最高までランク付けすることが可能であり、基本SNRは最低SNRとすることが可能であり、第1のデルタSNRは最低SNRと2番目に低いSNRとの差とすることが可能であり、第2のデルタSNRは2番目に低いSNRと3番目に低いSNRとの差とすることが可能であるという具合である。他の実施形態では、V個のデータストリームに関するSNRを最低から最高までランク付けすることが可能であり、基本SNRおよびデルタSNRを前述のように定義することが可能である。V個のデータストリームが、(例えば図4Bに示されたような)線形検出を使用して同様のSNRを観察するように伝送される場合、基本SNRはV個のデータストリームに関する平均SNRを示すことが可能であり、デルタSNRはゼロに等しいものとすることが可能である。これは、送信機がプレコーディングを実行し、プレコーディング行列の列ベクトル全体にわたってデータストリームを順序変更する場合とすることもできる。理論上、複数のデータストリームが送信機側のプレコーディングによって分離された場合、これは特異値分解のケースであり、その後受信機は、最大スペクトル効率を達成するためにSICを実行する必要はない。しかしながら実際には、通常、プレコーディング行列が特異分解行列と完全に一致することはなく、受信機は、スループットを最大にするためにSICを実行する可能性がある。線形検出を使用して同様のSNRを観察するデータストリームが、SIC技法によって回復された場合、基本SNRは、第1に回復されたデータストリームのSNRを示すことが可能であり、その後回復された各データストリームに関するデルタSNRは、以前に回復されたデータストリームに比べてSNRの向上を示すことができる。
ある実施形態では、1つのデルタSNRのみが使用可能であり、各仮想アンテナまたはデータストリームに関するSNRは、以下のように得ることが可能である。
Figure 2009506653
ただし、SNRは、仮想アンテナaまたはデータストリームvに関するSNRである。式(22)に示された実施形態は、SNRがV個の選択された仮想アンテナまたはV個のデータストリームにわたって同じ量だけ向上すること、ならびに連続するステージまたは層の間、SIC利得がほぼ一定であると仮定している。
他の実施形態では、チャネル状態情報は、選択された各仮想アンテナに関するレートを示す。システムは、前述のようにレートセットをサポートすることが可能であり、各仮想アンテナに関するレートをその仮想アンテナに関するSNRに基づいて選択することができる。他の実施形態では、チャネル状態情報はV個の選択された仮想アンテナすべてについて単一のレートを示し、このV個の選択された仮想アンテナは、これらの仮想アンテナに関する平均SNRに基づいて選択することができる。他の実施形態では、チャネル状態情報は、選択された仮想アンテナに関する基本レートおよび1つまたは複数のデルタレートを示す。この実施形態は、SIC受信機を伴う図4Bに示された伝送方式に有用な場合がある。他の実施形態では、チャネル状態情報はV個の選択された仮想アンテナに関するレート組合せを示す。システムは、変調符号化方式(MCS)とも呼ばれる、いくつかの許容レートの組合せを含むベクトル量子化レートセットをサポートすることができる。各許容レートの組合せは、送信するための特定数のデータストリームおよび各データストリームに関する特定のレートと関連付けられる。レートの組合せは、仮想アンテナに関するSNRに基づいて、V個の選択された仮想アンテナに関して選択することができる。
他の実施形態では、チャネル状態情報は、使用可能な正規直交行列のセットの中から使用のために選択された、1つまたは複数の正規直交行列(またはプレコーディング行列)を示す。送信機は、1つまたは複数の選択された正規直交行列を使用してプレコーディングを実行する。各正規直交行列のすべての仮説に関する性能は、前述のように評価することができる。最良の性能を伴う正規直交行列および仮想アンテナのセットは、チャネル状態情報によって提供することができる。
一般に、チャネル状態情報は、V個の仮想アンテナの選択されたセット、信号品質(例えばSNR)、レート、送信電力、行列、パイロット、または他の情報、あるいはそれらの組合せなどの、様々なタイプの情報を搬送することができる。
他の実施形態では、送信機は、例えば受信機からのチャネル状態情報を使用して、仮想アンテナの選択を実行する。
他の実施形態では、送信機は、たとえデータがV個の選択された仮想アンテナ上でのみ送信される場合であっても、受信機がT個の使用可能な仮想アンテナすべてに関するSNRを推定できるように、パイロットを送信する。送信機は、例えばシンボル期間nでは仮想アンテナ1、次にシンボル期間n+1では仮想アンテナ2という具合に、異なるシンボル期間内でT個の仮想アンテナを巡回することによって、パイロットを送信することができる。送信機は、例えば仮想アンテナ1の副搬送波k、仮想アンテナ2の副搬送波kという具合に、異なる副搬送波上でT個の仮想アンテナからパイロットを送信することもできる。他の実施形態では、送信機は、V個の選択された仮想アンテナ上でメインパイロットを送信し、選択されていない仮想アンテナ上で補助パイロットを送信する。メインパイロットは、補助パイロットよりも頻繁に、および/またはより多くの副搬送波上で、送信することができる。送信機は、様々な他の様式でパイロットを送信することもできる。
図7は、仮想アンテナを選択および使用するためのプロセス700の実施形態を示す。複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナに関する複数の仮説が、例えば信号品質、スループット、全体レートなどの、少なくとも1つのメトリクスに基づいて評価される(ブロック712)。各仮説は、少なくとも1つの仮想アンテナの異なるセットに対応する。複数の仮想アンテナは、各仮想アンテナを一部またはすべての物理アンテナにマッピングする、1つまたは複数の行列を使用して形成される。評価された複数の仮説の中から、最良の性能を伴う仮説が選択される(ブロック714)。
ある実施形態では、各仮説に関する信号品質が決定され、最高の信号品質を伴う仮説が選択される。他の実施形態では、各仮説に関するスループットが決定され、最高のスループットを伴う仮説が選択される。他の実施形態では、各仮説に関する全体レートが決定され、最高の全体レートを伴う仮説が選択される。すべての実施形態について、各仮説は仮説内の仮想アンテナ全体にわたって均一または不均一に分配されている、合計送信電力で評価することができる。仮説は、他の様式で評価することもできる。
ブロック714は、実質的に、複数の仮想アンテナの中から少なくとも1つの仮想アンテナを選択する。仮想アンテナの選択が受信機によって実行される場合、選択された仮想アンテナに関するチャネル状態情報は送信機に送信される(ブロック716)。チャネル状態情報は、選択された仮想アンテナ、選択された仮想アンテナに関する信号品質またはレートなどの、様々なタイプの情報を搬送することができる。送信機および/または受信機は、信号品質に基づいて、選択された仮想アンテナに関する少なくとも1つのレートを選択することができる。選択された仮想アンテナは、データ伝送に使用される(ブロック718)。
図8は、仮想アンテナを選択および使用するための装置800の実施形態を示す。装置800は、複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナに関する複数の仮説を評価するための手段(ブロック812)と、複数の仮説の中からある仮説を選択するための手段(ブロック814)と、少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関するチャネル状態情報を送信機に送信するための手段(ブロック816)と、選択された仮想アンテナをデータ伝送のために使用するための手段(ブロック818)とを含む。
図9は、仮想アンテナからデータを送信するためのプロセス900の実施形態を示す。複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から選択された少なくとも1つの仮想アンテナに関するチャネル状態情報が受信される(ブロック912)。このチャネル状態情報は、前述の情報のうちのいずれかを搬送することができる。合計送信電力はこのチャネル状態情報に基づいて、(1)選択された仮想アンテナに全体にわたって均一に、または(2)選択された仮想アンテナ全体にわたって不均一に、分配することができる(ブロック914)。チャネル状態情報および電力分配に基づいて、選択された仮想アンテナに関する少なくとも1つのレートが選択される(ブロック916)。データ伝送は、選択された仮想アンテナから選択されたレートで送信される(ブロック918)。データ伝送は、1つまたは複数のデータストリームを含むことができる。各データストリームは、選択された仮想アンテナそれぞれに(例えば図4Aに示されるように)マッピングすることができるか、または選択された仮想アンテナのすべてに(例えば図4Bに示されるように)マッピングすることができる。
図10は、仮想アンテナからデータを送信するための装置1000の実施形態を示す。装置1000は、複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から選択された少なくとも1つの仮想アンテナに関するチャネル状態情報を受信するための手段(ブロック1012)と、合計送信電力を選択された仮想アンテナ全体にわたって均一または不均一に分配するための手段(ブロック1014)と、チャネル状態情報および電力分配に基づいて、選択された仮想アンテナに関する少なくとも1つのレートを選択するための手段(ブロック1016)と、選択された仮想アンテナから選択されたレートでデータ伝送を送信するための手段(ブロック1018)とを含む。
本明細書に記載された技法は、様々な手段によって実施することができる。例えばこれらの技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実施することができる。ハードウェア実施の場合、仮想アンテナを選択するため、選択された仮想アンテナからデータを送信するため、および/または選択された仮想アンテナからデータを受信するため、に使用される処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書に記載された機能を実行するために設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの中で、実施することができる。
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの実施の場合、この技法は、本明細書に記載された機能を実行するモジュール(例えばプロシージャ、関数など)で実施することができる。ファームウェアおよび/またはソフトウェアの符号は、メモリ(例えば、図1のメモリ142または192)内に格納すること、およびプロセッサ(例えばプロセッサ140または190)によって実行されることが可能である。メモリは、プロセッサ内部で、またはプロセッサ外部で実施可能である。
本明細書に含まれる見出しは、参照のため、およびあるセクションを見つける際の助けとするためのものである。これらの見出しは、本明細書に記載された概念の範囲を限定することを意図するものではなく、これらの概念は、本明細書全体を通じて他のセクションでも適用可能である。
開示された諸実施形態の以前の記述は、当業者が本発明を作成または使用できるようにするために提供されている。これら諸実施形態に対する様々な修正は、当業者であれば容易に明らかになり、本明細書に定義された一般的原理は、本発明の精神または範囲を逸脱することなく、他の諸実施形態に適用することができる。したがって本発明は、本明細書に示された諸実施形態に限定されることを意図するものではなく、本明細書に開示された原理および新規な特徴に適合する最も広い範囲が与えられるものとする。
送信機および受信機を示すブロック図である。 送信機(TX)空間プロセッサを示すブロック図である。 仮想アンテナに関する伝送モデルを示す図である。 仮想アンテナからの例示的伝送を示す図である。 仮想アンテナからの例示的伝送を示す図である。 4つの仮想アンテナに関する仮想アンテナの選択を示す図である。 ウォータフィリング電力分配の例を示す図である。 仮想アンテナを選択および使用するためのプロセスを示す図である。 仮想アンテナを選択および使用するための装置を示す図である。 仮想アンテナからデータを伝送するためのプロセスを示す図である。 仮想アンテナからデータを伝送するための装置を示す図である。

Claims (42)

  1. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から少なくとも1つの仮想アンテナを選択すること、およびデータ伝送のための前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナの使用の指示を提供することを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える装置。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、各仮説が少なくとも1つの仮想アンテナの異なるセットに対応する、複数の仮説を評価すること、および前記複数の仮説の中から仮説を選択することであって、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナは前記選択された仮説に関するものである、選択することを実行するように構成された、請求項1に記載の装置。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメトリクスに基づいて前記複数の仮説のそれぞれの性能を決定すること、および最良の性能を伴う仮説を選択することを実行するように構成された、請求項2に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の仮説のそれぞれに関する信号品質を決定すること、および最高の信号品質を伴う仮説を選択することを実行するように構成された、請求項2に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の仮説のそれぞれに関するスループットを決定すること、および最高のスループットを伴う仮説を選択することを実行するように構成された、請求項2に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の仮説のそれぞれに関する全体レートを決定すること、および最高の全体レートを伴う仮説を選択することを実行するように構成された、請求項2に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の仮説のそれぞれに関して前記少なくとも1つの仮想アンテナにわたって均一に合計送信電力を分配することを実行するように構成された、請求項2に記載の装置。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の仮説のそれぞれに関して前記少なくとも1つの仮想アンテナにわたって不均一に合計送信電力を分配することを実行するように構成された、請求項2に記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関する信号品質に基づいて、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関する少なくとも1つのレートを選択することを実行するように構成された、請求項1に記載の装置。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記プロセッサに結合された前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介して、前記データ伝送を受信機に送信するよう指示することを実行するように構成された、請求項1に記載の装置。
  11. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関するチャネル状態情報を送信機に送信すること、および前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介して前記送信機からのデータ伝送を受信することを実行するように構成された、請求項1に記載の装置。
  12. 前記チャネル状態情報は前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを識別する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記チャネル状態情報は、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関する信号品質または少なくとも1つのレートを示す、請求項11に記載の装置。
  14. 前記チャネル状態情報は基本信号品質および少なくとも1つのデルタ信号品質を示し、前記基本信号品質は1つの選択された仮想アンテナまたは1つのデータストリームに関するものであり、前記少なくとも1つのデルタ信号品質は残りの選択された仮想アンテナまたは残りのデータストリームに関するものである、請求項11に記載の装置。
  15. 前記チャネル状態情報は、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを形成するために使用される少なくとも1つの行列を示す、請求項11に記載の装置。
  16. 前記複数の仮想アンテナは、各仮想アンテナを前記複数の物理アンテナにマッピングする少なくとも1つの行列で形成される、請求項1に記載の装置。
  17. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から少なくとも1つの仮想アンテナを選択すること、および
    データ伝送のために使用する前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナの指示を提供すること
    を含む方法。
  18. 前記少なくとも1つの仮想アンテナを選択することは、
    各仮説が少なくとも1つの仮想アンテナの異なるセットに対応する、複数の仮説を評価すること、および
    前記複数の仮説の中から仮説を選択すること、なお前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナは前記選択された仮説に関するものである、
    を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記複数の仮説を評価することは、少なくとも1つのメトリクスに基づいて前記複数の仮説のそれぞれの性能を決定することを含み、前記仮説を選択することは、最良の性能を伴う仮説を選択することを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記複数の仮説を評価することは、前記複数の仮説のそれぞれに関して前記少なくとも1つの仮想アンテナにわたって均一に合計送信電力を分配することを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関するチャネル状態情報を送信機に送信すること、および
    前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介して前記送信機からのデータ伝送を受信すること
    をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  22. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から少なくとも1つの仮想アンテナを選択するための手段と、
    データ伝送のために使用する前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナの指示を提供するための手段と
    を備える装置。
  23. 前記少なくとも1つの仮想アンテナを選択するための手段は、
    各仮説が少なくとも1つの仮想アンテナの異なるセットに対応する、複数の仮説を評価するための手段と、
    前記複数の仮説の中から仮説を選択するための手段と、なお前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナは前記選択された仮説に関するものであり、
    を備える、請求項22に記載の装置。
  24. 前記複数の仮説を評価するための手段は、少なくとも1つのメトリクスに基づいて前記複数の仮説のそれぞれの性能を決定するための手段を備え、前記仮説を選択するための手段は、最良の性能を伴う仮説を選択するための手段を備える、請求項23に記載の装置。
  25. 前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関するチャネル状態情報を送信機に送信するための手段と、
    前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介して前記送信機からのデータ伝送を受信するための手段と
    をさらに備える、請求項22に記載の装置。
  26. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から少なくとも1つの仮想アンテナを選択すること、および
    データ伝送のために前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを使用すること
    を実行するように動作可能な命令を格納するための、プロセッサ読み取り可能媒体。
  27. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から選択された少なくとも1つの仮想アンテナに関するチャネル状態情報を受信すること、および前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介してデータ伝送を送信することを実行するように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える装置。
  28. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナにわたって均一に合計送信電力を分配することを実行するように構成された、請求項27に記載の装置。
  29. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記チャネル状態情報に基づいて前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関する少なくとも1つのレートを選択すること、および前記少なくとも1つの選択されたレートで前記データ伝送を送信することを実行するように構成された、請求項27に記載の装置。
  30. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ伝送に関する少なくとも1つのデータストリームを送信すること、および、各データストリームを前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナのすべてにマッピングすることを実行するように構成された、請求項27に記載の装置。
  31. 前記少なくとも1つのプロセッサは、所定のストリーム順序変更に基づいて、各データストリームを前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナのすべてにマッピングすることを実行するように構成された、請求項30に記載の装置。
  32. 前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の副搬送波全体にまたがって前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを巡回することにより、各データストリームを前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナのすべてにマッピングすることを実行するように構成された、請求項30に記載の装置。
  33. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ伝送に関する少なくとも1つのデータストリームを送信すること、および各データストリームを選択された仮想アンテナのそれぞれにマッピングすることを実行するように構成された、請求項27に記載の装置。
  34. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを形成するように使用するために少なくとも1つの行列を示すチャネル状態情報を受信すること、および、前記少なくとも1つの行列を伴うデータ伝送を処理することを実行するように構成された、請求項27に記載の装置。
  35. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ伝送に関する少なくとも1つのデータストリームを送信すること、および各データストリームを前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナのすべてにマッピングすることを実行するように構成された、請求項34に記載の装置。
  36. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から選択された少なくとも1つの仮想アンテナに関するチャネル状態情報を受信すること、および
    前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介してデータ伝送を送信すること
    を含む方法。
  37. 前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナにわたって合計送信電力を分配することをさらに含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記データ伝送を送信することは、
    前記チャネル状態情報に基づいて、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関する少なくとも1つのレートを選択すること、および
    前記少なくとも1つの選択されたレートで、前記データ伝送を送信すること
    を含む、請求項36に記載の方法。
  39. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から選択された少なくとも1つの仮想アンテナに関するチャネル状態情報を受信するための手段と、
    前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介してデータ伝送を送信するための手段と
    を備える装置。
  40. 前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナにわたって合計送信電力を分配するための手段をさらに備える、請求項39に記載の装置。
  41. 前記データ伝送を送信するための手段は、
    前記チャネル状態情報に基づいて、前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナに関する少なくとも1つのレートを選択するための手段と、
    前記少なくとも1つの選択されたレートで、前記データ伝送を送信するための手段と
    を備える、請求項39に記載の装置。
  42. 複数の物理アンテナで形成された複数の仮想アンテナの中から選択された少なくとも1つの仮想アンテナに関するチャネル状態情報を受信すること、および
    前記少なくとも1つの選択された仮想アンテナを介してデータ伝送を送信すること
    を実行するように動作可能な命令を格納するための、プロセッサ読み取り可能媒体。
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