JP2005222702A - 交流駆動型プラズマ表示装置及びそのアドレス・表示分離駆動方式 - Google Patents

交流駆動型プラズマ表示装置及びそのアドレス・表示分離駆動方式 Download PDF

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Abstract

【課題】輝度の低下を完全に除去することができ、大画面、高解像度、高精細表示を達成し得る交流駆動型プラズマ表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の交流駆動型プラズマ表示装置は、第1の方向に延びる放電維持電極群を有する第1パネル10、並びに、第2パネル20が、それらの外周部で接合されて成り、第2パネル20は、P枚(但し、P≧2)の第2基板21A,21Bが第1の方向に沿ったそれらの側面28において接合されて成り、第p番目の第2基板21A,21Bの第1面26上において、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って2分割された領域21A1,21A2,21B1,21B2のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極22から成るアドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2が形成されており、各第2基板21A,21Bの第1面26上に形成されたアドレス電極22のそれぞれは、各第2基板21A,21Bの第2面上に形成された端子接続部に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放電維持電極とアドレス電極を備えた交流駆動型プラズマ表示装置、及び、そのアドレス・表示分離駆動方式に関する。
現在主流の陰極線管(CRT)に代わる画像表示装置として、平面型(フラットパネル形式)の表示装置が種々検討されている。このような平面型の表示装置として、液晶表示装置(LCD)、エレクトロルミネッセンス表示装置(ELD)、プラズマ表示装置(PDP:プラズマ・ディスプレイ)を例示することができる。中でも、プラズマ表示装置は、大画面化や広視野角化が比較的容易であること、温度、磁気、振動等の環境要因に対する耐性に優れること、長寿命であること等の長所を有し、家庭用の壁掛けテレビの他、公共用の大型情報端末機器への適用が期待されている。
プラズマ表示装置は、希ガスから成る放電ガスを放電空間内に封入したセルに電圧を印加して、放電ガス中でのグロー放電に基づき発生した真空紫外線でセル内の蛍光体層を励起することによって発光を得る表示装置である。つまり、個々のセルは蛍光灯に類似した原理で駆動され、セルが、通常、数十万個のオーダーで集合して1つの表示画面が構成されている。プラズマ表示装置は、セルへの電圧の印加方式によって直流駆動型(DC型)と交流駆動型(AC型)とに大別され、それぞれ一長一短を有する。交流駆動型プラズマ表示装置(以下、単に、プラズマ表示装置と呼ぶ)は、表示画面内で個々のセルを仕切る役割を果たす隔壁を例えばストライプ状に形成すればよいので、高精細化に適している。しかも、放電のための電極の表面が誘電体材料から成る誘電体層で覆われているので、かかる電極が磨耗し難く、長寿命であるといった長所を有する。
プラズマ表示装置の構成例の一部分の模式的な分解斜視図を図5に示す。また、従来の3電極型の交流駆動型プラズマ表示装置における放電維持電極の配置状態、及び、アドレス電極の配置状態を模式的に図12の(A)及び(B)に示す。
このプラズマ表示装置は所謂3電極型に属し、一対の放電維持電極12(12A,12B)の間で放電が生じる。図5に示すプラズマ表示装置は、ガラス基板から成り、フロントパネルに相当する第1パネル10と、同じくガラス基板から成り、リアパネルに相当する第2パネル220(図5においては、第2パネル20で示す)とがそれらの外周部でフリット・ガラスを用いて接合されて成る。第2パネル220上の蛍光体層25の発光は、例えば、第1パネル10を通して観察される。
図5に示すように、第1パネル10は、透明な第1基板11と、第1基板11上にストライプ状に設けられ、例えばITOといった透明導電材料から成る複数の一対の放電維持電極12と、放電維持電極12のインピーダンスを低下させるために放電維持電極12上に設けられ、放電維持電極12よりも電気抵抗率の低い材料から成るバス電極13と、バス電極13及び放電維持電極12上を含む第1基板11上に形成された誘電体層14と、誘電体層14上に形成されたMgOから成る保護膜15から構成されている。
一方、第2パネル220は、第2基板21と、第2基板21上にストライプ状に設けられた複数のアドレス電極(データ電極とも呼ばれる)222(図5においては、アドレス電極22で示す)と、アドレス電極222上を含む第2基板21上に形成された誘電体材料層23と、誘電体材料層23上であって隣り合うアドレス電極222の間の領域にアドレス電極222と平行に延びる絶縁性の隔壁24(高さ100μm前後)と、誘電体材料層23上から隔壁24の側壁面上に亙って設けられた蛍光体層25とから構成されている。蛍光体層25は、プラズマ表示装置においてカラー表示を行う場合、赤色蛍光体層25R、緑色蛍光体層25G、及び青色蛍光体層25Bから構成されており、これらの各色の蛍光体層25R,25G,25Bが所定の順序に従って設けられている。図5は一部分解斜視図であり、実際には第2パネル220側の隔壁24の頂部が第1パネル10側の保護膜15に当接している。一対の放電維持電極12と、2つの隔壁24の間に位置するアドレス電極222とが重複する領域が、セルに相当し、且つ、サブ・ピクセルに相当する。即ち、1つのセル(1サブ・ピクセル)は、1つの蛍光体層25と、一対の放電維持電極12と、1つのアドレス電極222とによって構成されている。そして、隣り合う隔壁24と蛍光体層25と保護膜15とによって囲まれた放電空間内には、例えばNe(ネオン)とXe(キセノン)の混合ガスから成る放電ガスが封入されている。第1パネル10と第2パネル220とは、それらの外周部において、フリット・ガラスを用いて接合されている。
放電維持電極12の射影像が延びる方向(第1の方向)とアドレス電極222の射影像が延びる方向(第2の方向)とは直交しており、一対の放電維持電極12と、3原色を発光する蛍光体層25R,25G,25Bの1組とが重複する領域(3つのサブ・ピクセルを1組とした領域)が1画素(1ピクセル)に相当する。グロー放電が一対の放電維持電極12間で生じることから、このタイプのプラズマ表示装置は「面放電型」と称される。一対の放電維持電極12間に電圧を印加する直前に、例えば、セルの放電開始電圧よりも低いパルス電圧をアドレス電極222に印加することで、放電させるべきセル(放電セル)内に壁電荷が蓄積され(表示を行うセルの選択)、見掛け上の放電開始電圧が低下する。次いで、一対の放電維持電極12の間で開始された放電は、放電開始電圧よりも低い電圧にて維持され得る。放電セルにおいては、放電ガス中でのグロー放電に基づき発生した真空紫外線の照射によって励起された蛍光体層が、蛍光体材料の種類に応じた特有の発光色を呈する。尚、封入された放電ガスの種類に応じた波長を有する真空紫外線が発生する。
赤色蛍光体層25R、緑色蛍光体層25G及び青色蛍光体層25Bの発光輝度配分を変えることにより、赤色蛍光体層25R、緑色蛍光体層25G及び青色蛍光体層25Bから成る1画素において任意な色にて画像を表示することができ、最終的にカラー画面表示が可能となる。このプラズマ表示装置にあっては、便宜上、一対の放電維持電極12が水平方向にM組配置され、赤色発光セル用、緑色発光セル用、青色発光セル用としてアドレス電極222が垂直方向に合計、3N本配置されているものとする。尚、一対の放電維持電極12の内の一方を走査電極(スキャン電極)12Aと呼び、他方を表示電極12Bと呼ぶ。
このプラズマ表示装置に屡々採用されている駆動方法であるアドレス・表示分離駆動方式(ADS駆動方式)を、以下、更に説明するが、ADS駆動方式にあっては、表示させたい画素を指定する期間(アドレス期間)と、蛍光体層を発光させる期間(表示期間)とが分離されている。
ADS駆動方式において表示画面の階調を表現するために、動画表示時間の単位である1TVフィールド(16.6ミリ秒)の画像を、更に複数個のサブフィールドと呼ばれる表示単位に分割している。1サブフィールドは、リセット期間(初期化期間)、アドレス期間、及び、表示期間から構成されている。例えば、サブフィールドをK(例えば、6個)とすれば、Kビット(例えば6ビット)の階調を具現化することができ、2K階調(例えば、26=64階調)を表示することができる。以下、図6及び図7を参照して、選択消去方式のADS駆動方式を説明する。
[第1番目のサブフィールドにおける動作]
(リセット期間)
全てのサブフィールドにおいては、サブフィールドの開始時、先ず、初期化のためのリセット放電が行われる。即ち、全セル共通に、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を印加して一定の強さの放電を行い、セル内を電気的に均一化し、全てのセル内に壁電荷を蓄積させる。尚、図7においては、リセット期間を明示するために、左上から右下に向かう斜め線から構成されたハッチングでリセット期間を表している。
(アドレス期間)
次に、第1組目の一対の放電維持電極12における走査電極12Aにパルス電圧を印加し、且つ、発光させないセル(非放電セル)を含むアドレス電極222(最低0本、最大3N本)にパルス電圧を印加する。これによって、非放電セル内の壁電荷が放出される。このアドレス時間を「T」とする。そして、この動作を、第2組目の一対の放電維持電極12から第M組目の一対の放電維持電極12まで順次繰り返す。こうして、2次元マトリクス状に配置されたセル(全セル個数:M×3N個)において、壁電荷が蓄積された状態の放電すべき、即ち、発光させるべきセル(放電セル)と、壁電荷が放出された状態の放電させない、即ち、発光させない(非放電セル)の選択が完了する。このアドレス期間に要する時間は、T×Mである。
(表示期間)
その後、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(21−1)回、印加する。放電セル内には壁電荷が蓄積されているので、係る放電セルにおいては放電が開始される。一方、非放電セル内には壁電荷が蓄積されていないので、係る非放電セルにおいては放電は生じない。尚、図7においては、表示期間を明示するために、右上から左下に向かう斜め線から構成されたハッチングで表示期間を表している。
[第2番目のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(22−1)回、印加する。
[第k番目(k=3,4・・・K)のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(2k−1)回、印加する。
尚、以下に説明する選択書込方式のADS駆動方式を採用することもできる。
[第1番目のサブフィールドにおける動作]
(リセット期間)
全てのサブフィールドにおいては、サブフィールドの開始時、先ず、初期化のためのリセット放電が行われる。即ち、全セル共通に、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を印加して一定の強さの放電を行い、セル内を電気的に均一化し、全てのセル内において電荷を消去しておく。
(アドレス期間)
次に、第1組目の一対の放電維持電極12における走査電極12Aにパルス電圧を印加し、且つ、発光させるべきセル(放電セル)を含むアドレス電極222(最低0本、最大3N本)にパルス電圧を印加する。これによって、放電セル内に壁電荷が蓄積される。このアドレス時間を「T」とする。そして、この動作を、第2組目の一対の放電維持電極12から第M組目の一対の放電維持電極12まで順次繰り返す。こうして、2次元マトリクス状に配置されたセル(全セル個数:M×3N個)において、壁電荷が蓄積された状態の発光させるべきセル(放電セル)と、壁電荷が放出された状態の発光させない(非放電セル)の選択が完了する。このアドレス期間に要する時間は、T×Mである。
(表示期間)
その後、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(21−1)回、印加する。放電セル内には壁電荷が蓄積されているので、係る放電セルにおいては放電が開始される。一方、非放電セル内には壁電荷が蓄積されていないので、係る非放電セルにおいては放電は生じない。
[第2番目のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(22−1)回、印加する。
[第k番目(k=3,4・・・K)のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(2k−1)回、印加する。
特開2001−210228
このように、ADS駆動方式においては、1TVフィールド(16.6ミリ秒)におけるアドレス期間に要する時間の合計は、K×T×Mである。Mの数が多くなる程、即ち、プラズマ表示装置に高精細な表示が要求される程、1TVフィールドにおけるアドレス期間に要する時間の合計が長くなる。ところで、滑らかな動画表示を実現するためには、1TVフィールドの時間を長くすることは困難である。また、アドレス期間に要する時間の合計が長くなる分、サブフィールドの個数(K)を減少させると、表示画面の階調が低下してしまう。
従って、現状では、アドレス期間に要する時間の合計(K×T×M)が長くなる分、表示期間を短くしている。しかしながら、このような対処では、画面の発光輝度が直線的に低減する。プラズマ表示装置における放電は、放電空間やガス等の条件が同じ場合、同じ印加電圧では同じ規模の発光しか起こらない。そして、プラズマ表示装置の輝度は、単一パルス電圧印加時のパルス電圧の高低を調整することで制御されているのではなく、パルス電圧の印加回数によって制御されている。従って、表示期間が短くなると、言い換えると、パルス電圧の印加回数が減ると、結果的に表示映像の輝度が極端に減少してしまう。
CCD等のデバイスから成る映像入力系の仕様は100万画素レベルから500万画素レベル以上の解像度となっており、近い未来においては1000万画素以上のデバイスによる映像の入力、供給が行われる可能性が出てきている。これに対して、家庭用のカラーテレビジョン受像器やモニター、プロジェクター等の出力系表示装置においては、現在300万画素以上の解像度を有し、動画を表示可能な表示装置は存在しない。そして、以上に説明した表示映像の輝度の極端な低下といった現象は、一層高精細な表示を行うことを要求されるプラズマ表示装置、例えば、ハイレベルの高精細表示を行うブロードバンド用のプラズマ表示装置を想定した場合、顕著になる。
従って、本発明の目的は、高精細表示や多画素化に伴うアドレス期間の増加による表示期間の短縮、即ち、輝度の低下を原理的に完全に除去することができ、大画面、高解像度、高精細表示を達成し得る交流駆動型プラズマ表示装置、及び、そのアドレス・表示分離駆動方式を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の交流駆動型プラズマ表示装置は、
第1基板の第1面上に形成され、第1の方向に延びる一対の放電維持電極の複数から成る放電維持電極群を有する第1パネル、並びに、第2パネルが、それらの外周部で接合されて成る交流駆動型プラズマ表示装置であって、
第2パネルは、P枚(但し、P≧2)の第2基板が第1の方向に沿ったそれらの側面において接合されて成り、
第1基板の第1面と対向する第p番目(但し、p=1,2・・・P)の第2基板の第1面上において、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って2分割された領域のそれぞれには、該第2の方向に延びる複数のアドレス電極から成るアドレス電極群が形成されており、
各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第2面上に形成された端子接続部に接続されていることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明の交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式は、
第1基板の第1面上に形成され、第1の方向に延びる一対の放電維持電極の複数から成る放電維持電極群を有する第1パネル、並びに、第2パネルが、それらの外周部で接合されて成る交流駆動型プラズマ表示装置であって、
第2パネルは、P枚(但し、P≧2)の第2基板が第1の方向に沿ったそれらの側面において接合されて成り、
第1基板の第1面と対向する第p番目(但し、p=1,2・・・P)の第2基板の第1面上において、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って2分割された領域のそれぞれには、該第2の方向に延びる複数のアドレス電極から成るアドレス電極群が形成されており、
各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第2面上に形成された端子接続部に接続されている交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式であって、
放電維持電極群は、2P個のアドレス電極群に対向した2P個の放電維持電極ユニットから構成され、
アドレス期間において、2P組の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける一対の放電維持電極の内の一方の放電維持電極への電圧印加制御が、逐次、行われることを特徴とする。
本発明の交流駆動型プラズマ表示装置においては、あるいは又、本発明の交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式における交流駆動型プラズマ表示装置(以下、これらを総称して、本発明等の交流駆動型プラズマ表示装置と呼ぶ)においては、各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第1の方向に沿った側面を経て各第2基板の第2面上まで延在し、第2面上に形成された端子接続部において終端している構造とすることができる。
また、本発明等の交流駆動型プラズマ表示装置においては、P枚の第2基板は、第1の方向に沿って対向するそれらの側面において、フリット・ガラスによって封止状態にて接合されている構造とすることができる。
本発明等の交流駆動型プラズマ表示装置においては、第2パネルはP枚の第2基板が第1の方向に沿ったそれらの側面において接合されて成るが、この接合部の強度増加のために、また、接合部からの放電ガスのリークを一層確実に防止するために、第2基板の第1面と反対側の面である第2面上であって、接合部を含む部分に、例えばフリット・ガラスを用いて、例えば帯状の補強用基板を貼り合わせてもよい。補強用基板は、第2基板を構成する材料と同じ材料から構成すればよい。
本発明等の交流駆動型プラズマ表示装置にあっては、放電維持電極群の構造を、第1基板の第1面上において、第1の方向に沿って分割されたQ個(Qは2以上の自然数)の領域のそれぞれに、第1の方向に延びる複数の一対の放電維持電極から成る放電維持電極ユニットから構成された構造とすることもできる。このような構造にあっては、交流駆動型プラズマ表示装置は、放電維持電極ユニット及びアドレス電極群の分割個数を基準とした場合、2P×Q個の領域に分けられる。
本発明においては、第1の方向と第2の方向とは、交流駆動型プラズマ表示装置の構造の簡素化の観点から、直交していることが好ましい。
放電維持電極を構成する導電性材料は、交流駆動型プラズマ表示装置が透過型であるか、反射型であるかによって異なる。透過型の交流駆動型プラズマ表示装置では、蛍光体層の発光は第2基板を通して観察されるので、放電維持電極を構成する導電性材料に関して透明/不透明の別は問わないが、アドレス電極を第2基板上に設けるので、アドレス電極は透明である必要がある。一方、反射型の交流駆動型プラズマ表示装置では、蛍光体層の発光は第1基板を通して観察されるので、アドレス電極を構成する導電性材料に関して透明/不透明の別は問わないが、放電維持電極を構成する導電性材料は透明である必要がある。尚、ここで述べる透明/不透明とは、蛍光体材料に固有の発光波長(可視光域)における導電性材料の光透過性に基づく。即ち、蛍光体層から射出される光に対して透明であれば、放電維持電極やアドレス電極を構成する導電性材料は透明であると云える。不透明な導電性材料として、Ni、Al、Au、Ag、Pd/Ag、Cr、Ta、Cu、Ba、LaB6、Ca0.2La0.8CrO3等の材料を単独又は適宜組み合わせて用いることができる。透明な導電性材料として、ITO(インジウム・錫酸化物)やSnO2を挙げることができる。放電維持電極やアドレス電極は、スパッタリング法や、蒸着法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、メッキ法、リフトオフ法等によって形成することができる。
一対の放電維持電極の間の距離は本質的には任意であり、1×10-4m程度であってもよいが、5×10-5m未満、好ましくは5.0×10-5m未満、更に好ましくは4×10-5m以下、一層好ましくは2×10-5m以下であることが望ましい。尚、一対の放電維持電極の間の距離を5×10-5m未満とする場合には、希ガスの圧力を2.0×104Pa(0.2気圧)以上3.0×105Pa(3気圧)以下、好ましくは4.0×104Pa(0.4気圧)以上2.0×105Pa(2気圧)以下とすることが望ましく、このような圧力範囲とすることによって、希ガス中での陰極グローに主に基づき発生した紫外線に照射されて蛍光体層が発光するし、このような圧力範囲内では、圧力が高いほどプラズマ表示装置を構成する各種部材のスパッタリング率が低減する結果、プラズマ表示装置を長寿命化することができる。
一対の放電維持電極の対向する縁部の間のギャップ形状を直線状としてもよいし、一対の放電維持電極の対向する縁部の間のギャップ形状を、放電維持電極の幅方向に屈曲したパターン若しくは湾曲したパターンとすることもでき、これによって、放電に寄与する放電維持電極の部分の面積の増加を図ることができる。
放電維持電極に加えて、放電維持電極全体のインピーダンスを低下させるために、放電維持電極に接して、放電維持電極よりも電気抵抗率の低い材料から成るバス電極が設けられている構成とすることもできる。バス電極は、典型的には、金属材料、例えば、Ag、Au、Al、Ni、Cu、Mo、Cr、Cr/Cu/Cr積層膜から構成することができる。かかる金属材料から成るバス電極は、反射型の交流駆動型プラズマ表示装置においては、蛍光体層から放射されて第1基板を通過する可視光の透過光量を低減させ、表示画面の輝度を低下させる要因となり得るので、放電維持電極全体に要求される電気抵抗値が得られる範囲内で出来る限り細く形成することが好ましい。バス電極は、スパッタリング法や、蒸着法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、メッキ法、リフトオフ法等によって形成することができる。
バス電極及び放電維持電極上を含む第1基板上に、誘電体層を形成することが好ましい。誘電体層を設けることによって、イオンや電子と放電維持電極との直接接触を防止することができる結果、放電維持電極の磨耗を防ぐことができる。誘電体層は、壁電荷を蓄積する機能だけでなく、過剰な放電電流を制限する抵抗体としての機能、放電状態を維持するメモリ機能を有する。尚、誘電体層を構成する材料は、反射型のプラズマ表示装置においては、蛍光体層の発光が第1基板を通して観察されるので、透明であることが要求される。誘電体層を構成する材料として、例えば、低融点ガラスや酸化ケイ素を挙げることができる。
誘電体層上に保護層を形成することが望ましい。保護層を構成する材料として、2次電子放出比が高い材料、具体的には、酸化マグネシウム(MgO)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化カルシウム(CaF2)を例示することができるが、中でも酸化マグネシウムは、2次電子放出比が高い上に、スパッタリング率が低く、蛍光体層の発光波長における光透過率が高く、放電開始電圧が低い等の特色を有する好適な材料である。尚、保護層を、これらの材料から成る群から選択された少なくとも2種類の材料から構成された積層膜構造としてもよい。
蛍光体層は、例えば、赤色を発光する蛍光体材料、緑色を発光する蛍光体材料及び青色を発光する蛍光体材料から成る群から選択された蛍光体材料から構成され、アドレス電極の上方に設けられている。交流駆動型プラズマ表示装置がカラー表示の場合、具体的には、例えば、赤色を発光する蛍光体材料から構成された蛍光体層(赤色蛍光体層)がアドレス電極の上方に設けられ、緑色を発光する蛍光体材料から構成された蛍光体層(緑色蛍光体層)が別のアドレス電極の上方に設けられ、青色を発光する蛍光体材料から構成された蛍光体層(青色蛍光体層)が更に別のアドレス電極の上方に設けられており、これらの3原色を発光する蛍光体層が1組となり、所定の順序に従って設けられている。そして、一対の放電維持電極とこれらの3原色を発光する1組の蛍光体層が重複する領域が、1画素に相当する。赤色蛍光体層、緑色蛍光体層及び青色蛍光体層は、ストライプ状に形成されていてもよいし、格子状に形成されていてもよい。更には、放電維持電極とアドレス電極とが重複する領域にのみ、蛍光体層を形成してもよい。
蛍光体層を構成する蛍光体材料としては、従来公知の蛍光体材料の中から、量子効率が高く、真空紫外線に対する飽和が少ない蛍光体材料を適宜選択して用いることができる。カラー表示を想定した場合、色純度がNTSCで規定される3原色に近く、3原色を混合した際の白バランスがとれ、残光時間が短く、3原色の残光時間がほぼ等しくなる蛍光体材料を組み合わせることが好ましい。真空紫外線の照射により赤色に発光する蛍光体材料として、(Y23:Eu)、(YBO3Eu)、(YVO4:Eu)、(Y0.960.600.404:Eu0.04)、[(Y,Gd)BO3:Eu]、(GdBO3:Eu)、(ScBO3:Eu)、(3.5MgO・0.5MgF2・GeO2:Mn)を例示することができる。真空紫外線の照射により緑色に発光する蛍光体材料として、(ZnSiO2:Mn)、(BaAl1219:Mn)、(BaMg2Al1627:Mn)、(MgGa24:Mn)、(YBO3:Tb)、(LuBO3:Tb)、(Sr4Si38Cl4:Eu)を例示することができる。真空紫外線の照射により青色に発光する蛍光体材料として、(Y2SiO5:Ce)、(CaWO4:Pb)、CaWO4、YP0.850.154、(BaMgAl1423:Eu)、(Sr227:Eu)、(Sr227:Sn)を例示することができる。蛍光体層の形成方法として、厚膜印刷法、蛍光体粒子をスプレーする方法、蛍光体層の形成予定部位に予め粘着性物質を付けておき、蛍光体粒子を付着させる方法、感光性の蛍光体ペーストを使用し、露光及び現像によって蛍光体層をパターニングする方法、全面に蛍光体層を形成した後に不要部をサンドブラスト法により除去する方法を挙げることができる。
尚、蛍光体層はアドレス電極の上に直接形成されていてもよいし、アドレス電極上から隔壁の側壁面上に亙って形成されていてもよい。あるいは又、蛍光体層は、アドレス電極上に設けられた誘電体材料層上に形成されていてもよいし、アドレス電極上に設けられた誘電体材料層上から隔壁の側壁面上に亙って形成されていてもよい。更には、蛍光体層は、隔壁の側壁面上にのみ形成されていてもよい。誘電体材料層の構成材料として、低融点ガラスや酸化ケイ素を挙げることができ、スクリーン印刷法やスパッタリング法、真空蒸着法等に基づき形成することができる。場合によっては、蛍光体層や隔壁の表面に、酸化マグネシウム(MgO)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化カルシウム(CaF2)等から成る第2の保護膜を形成してもよい。
第2基板には、アドレス電極と平行に延びる隔壁(リブ)が形成されていることが好ましい。あるいは、アドレス電極と平行に延びる第1隔壁と、放電維持電極と平行に延びる第2隔壁とから構成されている構成[即ち、格子状(ワッフル状)の隔壁(リブ)が形成されている構成]とすることもできる。あるいは又、隔壁(リブ)はミアンダ構造を有していてもよい。誘電体材料層が第2基板及びアドレス電極上に形成されている場合には、隔壁は誘電体材料層上に形成されている場合もある。隔壁の構成材料として、従来公知の絶縁材料を使用することができ、例えば広く用いられている低融点ガラスにアルミナ等の金属酸化物を混合した材料を用いることができる。
隔壁の形成方法として、スクリーン印刷法、サンドブラスト形成法、ドライフィルム法、感光法を例示することができる。ここで、スクリーン印刷法とは、隔壁を形成すべき部分に対応するスクリーンの部分に開口部が形成されており、スクリーン上の隔壁形成用材料をスキージを用いて開口部を通過させ、第2基板上若しくは誘電体材料層上(以下、これらを総称して、第2基板等上と呼ぶ)に隔壁形成用材料層を形成した後、かかる隔壁形成用材料層を焼成する方法である。ドライフィルム法とは、第2基板等上に感光性フィルムをラミネートし、露光及び現像によって隔壁形成予定部位の感光性フィルムを除去し、除去によって生じた開口部に隔壁形成用の材料を埋め込み、焼成する方法である。感光性フィルムは焼成によって燃焼、除去され、開口部に埋め込まれた隔壁形成用の材料が残り、隔壁となる。感光法とは、第2基板等上に感光性を有する隔壁形成用の材料層を形成し、露光及び現像によってこの材料層をパターニングした後、焼成を行う方法である。サンドブラスト形成法とは、例えば、スクリーン印刷やロールコーター、ドクターブレード、ノズル吐出式コーター等を用いて隔壁形成用材料層を第2基板等上に形成し、乾燥させた後、隔壁を形成すべき隔壁形成用材料層の部分をマスク層で被覆し、次いで、露出した隔壁形成用材料層の部分をサンドブラスト法によって除去する方法である。尚、隔壁を黒くすることにより、所謂ブラック・マトリクスを形成し、表示画面の高コントラスト化を図ることができる。隔壁を黒くする方法として、黒色に着色されたカラーレジスト材料を用いて隔壁を形成する方法を例示することができる。
第2基板上に形成された一対の隔壁と、一対の隔壁によって囲まれた領域内を占める放電維持電極とアドレス電極、蛍光体層(例えば、赤色蛍光体層、緑色蛍光体層及び青色蛍光体層のいずれか1つの蛍光体層)によって1つのセルが構成される。そして、かかるセル内、より具体的には、隔壁によって囲まれた放電空間内に混合ガスから成る放電ガスが封入されており、蛍光体層は、放電空間内の放電ガス中で生じた交流グロー放電に基づき発生した真空紫外線に照射されて発光する。
放電空間に封入された希ガスの圧力は、1×102Pa乃至5×105Pa、好ましくは1×103Pa乃至4×105Paとすることもできる。尚、一対の放電維持電極の間隔を5×10-5m未満とする場合には、放電空間内における希ガスの圧力を1×102Pa以上3×105Pa以下、好ましくは1×103Pa以上2×105Pa以下、更に好ましくは1×104Pa以上1×105Pa以下とすることが望ましく、このような圧力範囲とすることによって、希ガス中で発生した真空紫外線に照射されて蛍光体層が発光するし、このような圧力範囲内では、圧力が高いほど交流駆動型プラズマ表示装置を構成する各種部材のスパッタリング率が低減する結果、交流駆動型プラズマ表示装置を長寿命化することができる。ここで、放電空間に封入される希ガスには、以下の(1)〜(4)が要求される。尚、希ガスとして、He(共鳴線の波長=58.4nm)、Ne(同74.4nm)、Ar(同107nm)、Kr(同124nm)、Xe(同147nm)を単独で用いるか、又は混合して用いることが可能であるが、ペニング効果による放電開始電圧の低下が期待できる混合ガスが特に有用である。かかる混合ガスとしては、Ne−Ar混合ガス、He−Xe混合ガス、Ne−Xe混合ガス、He−Kr混合ガス、Ne−Kr混合ガス、Xe−Kr混合ガスを挙げることができる。特に、希ガスの中でも最も長い共鳴線波長を有するXeは、分子線の波長172nmにも強い真空紫外線を放射するので、好適な希ガスである。
(1)交流駆動型プラズマ表示装置の長寿命化の観点から、化学的に安定であり、且つ、ガス圧力を高く設定し得ること
(2)表示画面の高輝度化の観点から、真空紫外線の放射強度が大きいこと
(3)真空紫外線から可視光線へのエネルギー変換効率を高める観点から、放射される真空紫外線の波長が長いこと
(4)消費電力低減の観点から、放電開始電圧の低いこと
第1パネルを構成する第1基板及び第2パネルを構成する第2基板の構成材料として、高歪点ガラス、ソーダガラス(Na2O・CaO・SiO2)、硼珪酸ガラス(Na2O・B23・SiO2)、フォルステライト(2MgO・SiO2)、鉛ガラス(Na2O・PbO・SiO2)を例示することができる。第1基板と第2基板の構成材料は、同じであっても異なっていてもよい。
本発明の交流駆動型プラズマ表示装置あるいは本発明の交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式(以下、これらを総称して、単に、本発明と呼ぶ場合がある)においては、第2パネルはP枚(但し、P≧2)の第2基板が第1の方向に沿ったそれらの側面において接合されて成り、第1基板の第1面と対向する第p番目(但し、p=1,2・・・P)の第2基板の第1面上において、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って2分割された領域のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極から成るアドレス電極群が形成されており、各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第2面上に形成された端子接続部に接続されている。従って、サブフィールドの個数をK、1アドレス期間におけるアドレス時間を「T」、一対の放電維持電極が水平方向にM組配置され、アドレス電極が垂直方向に3N本分(実際の本数は、3N×2P本)配置されているとすれば、本発明において、1TVフィールドにおけるアドレス期間に要する時間の合計は、K×T×(M/2P)である。即ち、従来のプラズマ表示装置と比較して、1TVフィールドにおけるアドレス期間に要する時間の合計は、1/(2P)となる。
それ故、従来問題となっていた表示期間の長さを犠牲にすることなく、大画面、高解像度、高精細表示のプラズマ表示装置を得ることができる。また、Pの数が多い程、1TVフィールドにおけるアドレス期間に要する時間の合計が短くなり、その分、表示期間に時間的な余裕を与えることができる。尚、この表示期間における時間的な余裕を、直接、表示期間の長さに割り当てれば、表示映像の輝度向上を達成することができる。一方、表示期間の長さをそのままとし、サブフィールドの個数増加に割り当てれば、表示映像の階調表示性能の向上を達成することができる。
このように、アドレス電極を多数の群に分割して、同時に駆動することにより、根本的な画質改善を達成することができ、一層高精細な表示を行うことを要求されるプラズマ表示装置、例えば、ハイレベルの高精細表示を行うブロードバンド用プラズマ表示装置を得ることが可能となる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明の交流駆動型プラズマ表示装置(以下、プラズマ表示装置と略称する)、及び、そのアドレス・表示分離駆動方式(ADS駆動方式)に関する。
実施例1におけるプラズマ表示装置を構成する第1パネルにおける放電維持電極の配置状態、及び、組立前の第2パネルにおけるアドレス電極の配置状態を、それぞれ、図1の(A)及び(B)に模式的に示す。また、実施例1における第2パネルを構成する第1番目の第2基板の第1面の一部分を示す模式的拡大図、第1番目の第2基板の側面の一部分を示す模式的拡大図、及び、第1番目の第2基板の第2面の一部分を示す模式的拡大図を、それぞれ、図2の(A)、(B)及び(C)に示す。更には、実施例1における第2パネルを構成する第1番目の第2基板を斜め上及び斜め下から眺めたときの第1番目の第2基板の模式図を、それぞれ、図3の(A)及び(B)に示し、組立後の第2パネルにおけるアドレス電極の配置状態を図4に模式的に示し、プラズマ表示装置の模式的な分解斜視図を図5に示す。尚、図1〜図4にあっては、各パネルにおいて、基板及び電極以外の構成要素の図示を省略している。また、図2の(A)、(B)、(C)、及び、図3においては、アドレス電極を明示するために、アドレス電極に斜線を付した。
実施例1のプラズマ表示装置は、第1基板11の第1面16上に形成され、第1の方向(プラズマ表示装置の画面水平方向)に延びる一対の放電維持電極12(走査電極12A及び表示電極12Bから構成される)の複数(M本であり、実施例1においてはM=1080)から成る放電維持電極群を有する第1パネル10、並びに、第2パネル20が、それらの外周部で、フリット・ガラス(図示せず)にて接合されて成る。
第2パネル20は、P枚(但し、P≧2であり、実施例1にあってはP=2)の第2基板21A,21Bが第1の方向に沿ったそれらの側面28において接合されて成る。
そして、第1基板11の第1面16と対向する第p番目(但し、p=1,2・・・P)の第2基板の第1面上において、第1の方向とは異なる第2の方向(プラズマ表示装置の画面垂直方向)に沿って2分割された領域のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極から成るアドレス電極群が形成されている。具体的には、第1基板11の第1面16と対向する第1番目の第2基板21Aの第1面26上において、第2の方向に沿って2分割された(第2の方向において並んでいる)領域21A1,21A2のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極22から成るアドレス電極群22A1,22A2が形成されている。また、第1基板11の第1面16と対向する第2番目の第2基板21Bの第1面26上において、第2の方向に沿って2分割された(第2の方向において並んでいる)領域21B1,21B2のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極22から成るアドレス電極群22B1,22B2が形成されている。尚、各アドレス電極群におけるアドレス電極22の本数は3N本(=3×1920本)である。
そして、各第2基板21A,21Bの第1面26上に形成されたアドレス電極22のそれぞれは、各第2基板21A,21Bの第2面27上に形成された端子接続部32に接続されている。具体的には、各第2基板21A,21Bの第1面26上に形成されたアドレス電極22のそれぞれは、各第2基板21A,21Bの第1の方向に沿った側面28を経て各第2基板21A,21Bの第2面27上まで延在し、第2面27上に形成された端子接続部32において終端している。ここで、各第2基板21A,21Bの第1の方向に沿った側面28上に形成されたアドレス電極の延在部を参照番号30で表し、各第2基板21A,21Bの第2面27上に形成されたアドレス電極の延在部を参照番号31で表す。端子接続部32は、図示しない1又は複数のフレキシブル印刷回路(FPC)を介して、外部の駆動回路に接続される。
第2の方向に延びるストライプ状の複数のアドレス電極22から構成されるアドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2は、例えばスパッタリング法にて、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第2基板のそれぞれの第1面(表面,おもてめん)26、側面28及び第2面(裏面)27の上に導電体層を形成した後、第1面26及び第2面27上に形成された導電体層をエッチング法にてパターニングし、且つ、側面28上に形成された導電体層を機械的に選択的に除去することで形成することができるし、あるいは又、例えば導電性ペースト(例えば銀ペースト)をスクリーン印刷することによって、第2基板のそれぞれの第1面(表面,おもてめん)26及び第2面(裏面)27の上にパターニングされた導電体層を形成し、且つ、適切な方法で側面28上に導電体層を形成した後、側面28上に形成された導電体層を機械的に選択的に除去することで形成することができる。尚、第2基板の側面の各稜に糸面取りを施すことが、アドレス電極の断線防止といった観点から好ましい。但し、アドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2の形成方法は、以上に説明した方法に限定するものではない。
アドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2を形成した後、スクリーン印刷法により全面に低融点ガラスペースト層を形成し、この低融点ガラスペースト層を焼成することによって誘電体材料層23を形成する。その後、隣り合うアドレス電極22の間の領域の上方の誘電体材料層23上に、例えばスクリーン印刷法により低融点ガラスペーストを印刷し、焼成を行うことによって、隔壁24を形成する。尚、隔壁の平均高さを100μmとする。次に、3原色の蛍光体スラリーを順次印刷し、焼成を行うことによって、隔壁24の間の誘電体材料層23上から隔壁24の側壁面上に亙って、蛍光体層25R,25G,25Bを形成する。以上の工程により第2基板21A,21Bを完成することができる。そして、こうして得られたP枚(具体的には、実施例1においては2枚)の第2基板21A,21Bを、第1の方向に沿って対向するそれらの側面28において、フリット・ガラス40によって封止状態にて接合する。尚、この接合部の強度増加のために、また、接合部からの放電ガスのリークを一層確実に防止するために、第2基板21A,21Bの第1面26と反対側の面である第2面27上であって、接合部を含む部分に、例えばフリット・ガラスを用いて、例えば帯状の補強用基板を貼り合わせてもよい。
一方、放電維持電極群は、2P個(実施例1においては、具体的には4個)のアドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2に対向した2P個(実施例1においては、具体的には4個)の放電維持電極ユニット121,122,123,124から構成されている。尚、1つの放電維持電極ユニットにおける放電維持電極は、M/2P組(=M’組=270組)である。放電維持電極とアドレス電極とは直交する方向に延びている。
第1パネル10は、以下の方法で作製することができる。即ち、先ず、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第1基板11の全面に例えばスパッタリング法によりITO層を形成し、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によりITO層をストライプ状にパターニングすることによって、一対の放電維持電極12を、複数、形成する。放電維持電極12は第1の方向に延びている。次に、全面に例えば蒸着法によりクロム膜やアルミニウム膜、銅膜等を形成し、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によりクロム膜やアルミニウム膜、銅膜等をパターニングすることによって、各放電維持電極12の縁部に沿ってバス電極13を形成する。尚、一対の放電維持電極12の間の間隔を2×10-5m(20μm)とした。その後、全面に酸化ケイ素から成る誘電体層14をスパッタリング法にて形成する。次いで、誘電体層14の上に、電子ビーム蒸着法により厚さ0.6μmの酸化マグネシウム(MgO)から成る保護膜15を形成する。以上の工程により第1パネル10を完成することができる。
次に、プラズマ表示装置の組み立てを行う。即ち、先ず、例えばスクリーン印刷により、第2パネル20の外周部にフリット・ガラス層を形成する。次に、第1パネル10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成してフリット・ガラス層を硬化させる。その後、第1パネル10と第2パネル20との間に形成された空間を排気した後、例えばNe−Xe混合ガスを封入し、かかる空間を封止し、プラズマ表示装置を完成させる。
尚、実施例1におけるプラズマ表示装置の具体的な構造、構成は、「背景技術」の欄において図5を参照して説明したプラズマ表示装置の具体的な構造、構成と、実質的に同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
実施例1のプラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式にあっては、アドレス期間において、2P組の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける一対の放電維持電極の内の一方の放電維持電極への電圧印加制御が、逐次、行われる。具体的には、アドレス期間において、2P組の放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおける一対の放電維持電極12の内の一方の放電維持電極(走査電極12A)への電圧印加制御が、逐次、行われる。
より具体的には、2P組の放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおける走査電極12A及び表示電極12Bには、画像信号をタイミング処理回路(図示せず)によって処理し、タイミング処理回路からの出力信号を受け取った放電維持電極駆動回路(図示せず)から、図6に示す放電維持電極を駆動するためのパルス電圧が印加される。一方、アドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2におけるアドレス電極22には、タイミング処理回路からの出力信号を受け取ったアドレスデータ処理回路(図示せず)によってアドレスが指定され、アドレスデータ処理回路からの出力であるアドレス指定データを受け取ったアドレス電極駆動回路(図示せず)から、図6に示すアドレス電極を駆動するためのパルス電圧が印加される。
即ち、
(1)放電維持電極ユニット121とアドレス電極群22A1とが重複する領域における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(2)放電維持電極ユニット122とアドレス電極群22A2とが重複する領域における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(3)放電維持電極ユニット123とアドレス電極群22B1とが重複する領域における2次元マトリクス状に配列されたセル、及び、
(4)放電維持電極ユニット124とアドレス電極群22B2とが重複する領域における2次元マトリクス状に配列されたセル、
において、放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおける第m’番目(m’=1,2・・・M’)の走査電極12Aに同時にパルス電圧が印加される。加えて、アドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2における第n番目(n=1,2・・・3N)のアドレス電極22にも同時にパルス電圧が印加される。
尚、放電維持電極ユニット121,122,123,124がプラズマ表示装置の画面、上から下へと配列されていると想定した場合、放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおける第m’番目(m’=1,2・・・M’)の走査電極12Aに同時に印加されるパルス電圧は、それぞれ、例えば、M本(=4M’本)の走査電極を有する従来のプラズマ表示装置における、上から四分の一に相当する領域における走査電極(上から第m’番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から四分の二に相当する領域における走査電極(上から第(M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から四分の三に相当する領域における走査電極(上から第(2M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から四分の四に相当する領域における走査電極(上から第(3M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧に該当する。
以下、サブフィールドをK(例えば、6個)とし、図6及び図7を再び参照して、選択消去方式のADS駆動方式を説明する。
[第1番目のサブフィールドにおける動作]
(リセット期間)
全てのサブフィールドにおいては、サブフィールドの開始時、先ず、初期化のためのリセット放電が行われる。即ち、全セル共通に、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を印加して一定の強さの放電を行い、セル内を電気的に均一化し、全てのセル内に壁電荷を蓄積させる。
(アドレス期間)
次に、放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおいて、第1組目の一対の放電維持電極12における走査電極12Aにパルス電圧を同時に印加し、且つ、アドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2における発光させないセル(非放電セル)を含むアドレス電極22(最低0本、最大3N本)にパルス電圧を同時に印加する。これによって、非放電セル内の壁電荷が放出される。このアドレス時間を「T」とする。そして、この動作を、放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおいて、第2組目の一対の放電維持電極12から第M’組目の一対の放電維持電極12まで順次繰り返す。こうして、2次元マトリクス状に配置されたセル(全セル個数:2P×M’×3N個)において、壁電荷が蓄積された状態の発光させるべきセル(放電セル)と、壁電荷が放出された状態の発光させない(非放電セル)の選択が完了する。このアドレス期間に要する時間は、T×M’(=T×M/2P)である。
(表示期間)
その後、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(21−1)回、印加する。放電セル内には壁電荷が蓄積されているので、係る放電セルにおいては放電が開始される。一方、非放電セル内には壁電荷が蓄積されていないので、係る非放電セルにおいては放電は生じない。
[第2番目のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(22−1)回、印加する。
[第k番目(k=3,4・・・K)のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(2k−1)回、印加する。
尚、以下に説明する選択書込方式のADS駆動方式を採用することもできる。
[第1番目のサブフィールドにおける動作]
(リセット期間)
全てのサブフィールドにおいては、サブフィールドの開始時、先ず、初期化のためのリセット放電が行われる。即ち、全セル共通に、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を印加して一定の強さの放電を行い、セル内を電気的に均一化し、全てのセル内において電荷を消去しておく。
(アドレス期間)
次に、放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおいて、第1組目の一対の放電維持電極12における走査電極12Aにパルス電圧を同時に印加し、且つ、アドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2における発光させないセル(非放電セル)を含むアドレス電極22(最低0本、最大3N本)にパルス電圧を同時に印加する。これによって、放電セル内に壁電荷が蓄積される。このアドレス時間を「T」とする。そして、この動作を、放電維持電極ユニット121,122,123,124のそれぞれにおいて、第2組目の一対の放電維持電極12から第M’組目の一対の放電維持電極12まで順次繰り返す。こうして、2次元マトリクス状に配置されたセル(全セル個数:2P×M’×3N個)において、壁電荷が蓄積された状態の発光させるべきセル(放電セル)と、壁電荷が放出された状態の発光させない(非放電セル)の選択が完了する。このアドレス期間に要する時間は、T×M’(=T×M/2P)である。
(表示期間)
その後、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(21−1)回、印加する。放電セル内には壁電荷が蓄積されているので、係る放電セルにおいては放電が開始される。一方、非放電セル内には壁電荷が蓄積されていないので、係る非放電セルにおいては放電は生じない。
[第2番目のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(22−1)回、印加する。
[第k番目(k=3,4・・・K)のサブフィールドにおける動作]
[第1番目のサブフィールドにおける動作]における(リセット期間)、(アドレス期間)、(表示期間)を、再度、実行する。但し、表示期間にあっては、全ての走査電極12A及び表示電極12Bにパルス電圧を(2k−1)回、印加する。
尚、特開2001−210228の段落番号[0005]には、背面板のストライプ状のアドレス電極を中央部で上下2群に分割し、表示を行う画素セルを選択するためアドレススキャンを上下同時に行うことでアドレス選択期間を半減させ、蛍光面が発光させる放電維持期間をその分を長くすることで輝度を高めるデュアルスキャン駆動方法が知られていると記載されている。しかしながら、このような2分割では、アドレス期間に要する時間(T×M/2)が未だ長すぎるといった問題を有する。
アドレス電極を上下2群に分割する場合、アドレス電極をプラズマ表示装置の上部及び下部から取り出して駆動回路と接続すればよい。しかしながら、4分割以上では、このような方法を採用することはできない。実施例1にあっては、4分割以上に分割されたアドレス電極群を第2基板の裏側に回し込み、第2基板の裏面で駆動回路と電気的に接続する。このような構成を採用することで、表示画面を4分割以上に分割しても、アドレス電極への印加電圧パターンを、各第2基板毎に独立に設定することが可能となるので、分割画面毎に別々の表示を行うことができる。しかも、第2基板の個数(P)が増えるに従い、相対的に第1パネルにおける放電維持電極の走査(スキャン)の本数が減る結果(M/2Pとなる)、アドレス期間の時間を大幅に短縮することができる。即ち、アドレス電極の多分割駆動を行うことにより、アドレス期間を短縮し、大画面高解像度を有するプラズマ表示装置にあっても高輝度の動画表示を実現することができる。
尚、アドレス期間の短縮に伴い得られた残り時間を、表示期間の延長に用いてもよいし、サブフィールド数の増加に用いてもよいし、表示期間の延長とサブフィールド数の増加との組合せに用いてもよい。表示期間を延ばすことによって輝度向上を達成することができるし、サブフィールド数の増加によって階調向上を達成することができる。
実施例2は、実施例1の変形例である。実施例2における交流駆動型プラズマ表示装置を構成する第2パネルの組立前及び組立後におけるアドレス電極の配置状態を、それぞれ、図8及び図9に示す。尚、図8及び図9にあっては、第2パネルにおいて、基板及び電極以外の構成要素の図示を省略している。
実施例2のプラズマ表示装置も、第1基板11の第1面16上に形成され、第1の方向(プラズマ表示装置の画面水平方向)に延びる一対の放電維持電極12(走査電極12A及び表示電極12Bから構成される)の複数(M本であり、実施例2においてはM=2400)から成る放電維持電極群を有する第1パネル10、並びに、第2パネル20が、それらの外周部で、フリット・ガラス(図示せず)にて接合されて成る。
第2パネル20は、P枚(但し、P≧2であり、実施例2にあってはP=4)の第2基板21A,21B,21C,21Dが第1の方向に沿ったそれらの側面28において接合されて成る。
そして、第1基板11の第1面16と対向する第p番目(但し、p=1,2・・・P)の第2基板の第1面上において、第1の方向とは異なる第2の方向(プラズマ表示装置の画面垂直方向)に沿って2分割された領域のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極から成るアドレス電極群が形成されている。具体的には、第1基板11の第1面16と対向する第1番目の第2基板21Aの第1面26上において、第2の方向に沿って2分割された(第2の方向において並んでいる)領域21A1,21A2のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極22から成るアドレス電極群22A1,22A2が形成されている。また、第1基板11の第1面16と対向する第2番目の第2基板21Bの第1面26上において、第2の方向に沿って2分割された(第2の方向において並んでいる)領域21B1,21B2のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極22から成るアドレス電極群22B1,22B2が形成されている。更には、第1基板11の第1面16と対向する第3番目の第2基板21Cの第1面26上において、第2の方向に沿って2分割された(第2の方向において並んでいる)領域21C1,21C2のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極22から成るアドレス電極群22C1,22C2が形成されている。加えて、第1基板11の第1面16と対向する第4番目の第2基板21Dの第1面26上において、第2の方向に沿って2分割された(第2の方向において並んでいる)領域21D1,21D2のそれぞれには、第2の方向に延びる複数のアドレス電極22から成るアドレス電極群22D1,22D2が形成されている。尚、各アドレス電極群におけるアドレス電極22の本数は3N本(=3×1920本)である。
そして、各第2基板21A,21Bの第1面26上に形成されたアドレス電極22のそれぞれは、各第2基板21A,21B,21C,21Dの第2面上に形成された端子接続部(図示せず)に接続されている。具体的には、各第2基板21A,21B,21C,21Dの第1面26上に形成されたアドレス電極22のそれぞれは、各第2基板21A,21B,21C,21Dの第1の方向に沿った側面28を経て各第2基板21A,21B,21C,21Dの第2面上まで延在し、第2面上に形成された端子接続部において終端している。ここで、各第2基板21A,21B,21C,21Dの第1の方向に沿った側面上に形成されたアドレス電極の延在部の構造、各第2基板21A,21B,21C,21Dの第2面上に形成されたアドレス電極の延在部の構造、端子接続部の構造は、実質的に、実施例1にて説明したと同様とすることができる。端子接続部は、図示しない1又は複数のフレキシブル印刷回路(FPC)を介して、外部の駆動回路に接続される。
放電維持電極群は、2P個(実施例2においては、具体的には8個)のアドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2に対向した2P個(実施例2においては、具体的には8個)の放電維持電極ユニットから構成されている。尚、1つの放電維持電極ユニットにおける放電維持電極は、M/2P組(=M’組=300組)である。放電維持電極とアドレス電極とは直交する方向に延びている。
第2パネル、第1パネル、プラズマ表示装置は、実質的に、実施例1にて説明したと同様の方法で作製することができるし、これらの構造、構成も、実質的に、実施例1にて説明したプラズマ表示装置の構造、構成と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
実施例2のプラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式にあっても、アドレス期間においては、2P組の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける一対の放電維持電極の内の一方の放電維持電極への電圧印加制御が、逐次、行われる。具体的には、アドレス期間において、2P組の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける一対の放電維持電極12の内の一方の放電維持電極(走査電極12A)への電圧印加制御が、逐次、行われる。尚、実施例2のプラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式は、実質的に、実施例1にて説明したプラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式と同様とすることができるので、詳細な説明は省略するが、実施例2においては、放電維持電極ユニットがプラズマ表示装置の画面、上から下へと配列されていると想定した場合、第1番目、第2番目、第3番目、第4番目、第5番目、第6番目、第7番目、第8番目の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける第m’番目(m’=1,2・・・M’)の走査電極12Aに同時に印加されるパルス電圧は、それぞれ、例えば、M本(=8M’本)の走査電極を有する従来のプラズマ表示装置における、上から八分の一に相当する領域における走査電極(上から第m’番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から八分の二に相当する領域における走査電極(上から第(M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から八分の三に相当する領域における走査電極(上から第(2M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から八分の四に相当する領域における走査電極(上から第(3M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から八分の五に相当する領域における走査電極(上から第(4M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から八分の六に相当する領域における走査電極(上から第(5M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から八分の七に相当する領域における走査電極(上から第(6M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧、上から八分の八に相当する領域における走査電極(上から第(7M’+m’)番目の走査電極)に印加されるパルス電圧に該当する。
実施例3も、実施例1の変形である。実施例3のプラズマ表示装置を構成する第1パネル110における放電維持電極の配置状態を図10に示し、組立前の第2パネル20におけるアドレス電極の配置状態を図11に示す。尚、図10及び図11にあっては、各パネルにおいて、基板及び電極以外の構成要素の図示を省略している。
実施例1においては、走査電極12Aは、第1の方向に沿ってプラズマ表示装置の一端から他端まで延びている。一方、実施例3においては、走査電極は、第1の方向に沿って、プラズマ表示装置の一端から他端までにおいて2つの走査電極(第1の走査電極112A1及び第2の走査電極112A2)に分割されている。即ち、第2基板の第1面と対向する第1基板の第1面上において、第1の方向に沿って2分割された領域1111,1112のそれぞれには、第1の方向に延びる複数の放電維持電極112A1,112A2,112Bから成る放電維持電極ユニット11211,11212,11221,11222,11231,11232,11241,11242が形成されている。
尚、表示電極112Bは、分割されることなく、第1の方向に沿ってプラズマ表示装置の一端から他端まで延びている。即ち、表示電極112Bは、放電維持電極ユニット11211,11212において共通化され、放電維持電極ユニット11221,11222において共通化され、放電維持電極ユニット11231,11232において共通化され、放電維持電極ユニット11241,11242において共通化されている。
また、実施例1におけるアドレス電極群22A1,22A2,22B1,22B2も、実施例3においては、アドレス電極群の駆動回路を基準としたとき、放電維持電極ユニット11211,11212,11221,11222,11231,11232,11241,11242に対応して、アドレス電極群22A11,22A12,22A21,22A22,22B11,22B12,22B21,22B22の8群に分けられている。
即ち、実施例3においては、
(1)放電維持電極ユニット11211とアドレス電極群22A11とが重複する領域[便宜上、画像領域(1,1)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(2)放電維持電極ユニット11212とアドレス電極群22A12とが重複する領域[便宜上、画像領域(1,2)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(3)放電維持電極ユニット11221とアドレス電極群22A21とが重複する領域[便宜上、画像領域(2,1)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(4)放電維持電極ユニット11222とアドレス電極群22A22とが重複する領域[便宜上、画像領域(2,2)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(5)放電維持電極ユニット11231とアドレス電極群22B11とが重複する領域[便宜上、画像領域(3,1)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(6)放電維持電極ユニット11232とアドレス電極群22B12とが重複する領域[便宜上、画像領域(3,2)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、
(7)放電維持電極ユニット11241とアドレス電極群22B21とが重複する領域[便宜上、画像領域(4,1)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、及び、
(8)放電維持電極ユニット11242とアドレス電極群22B22とが重複する領域[便宜上、画像領域(4,2)と呼ぶ]における2次元マトリクス状に配列されたセル、
において、放電維持電極ユニット11211,11212,11213,11214,11221,11222,11223,11224のそれぞれにおける第m’番目(m’=1,2・・・M’)の走査電極112A1,112A2に同時にパルス電圧が印加される。加えて、アドレス電極群22A11,22A12,22A21,22A22,22B11,22B12,22B21,22B22における第n’番目(n’=1,2・・・3N/2)のアドレス電極22にもパルス電圧が同時に印加される。
実施例3のプラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式にあっても、アドレス期間においては、4P組の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける一対の放電維持電極の内の一方の放電維持電極への電圧印加制御が、逐次、行われる。具体的には、アドレス期間において、4P組の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける一対の放電維持電極の内の一方の放電維持電極(走査電極112A1,112A2)への電圧印加制御が、逐次、行われる。尚、実施例3のプラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式は、実質的に、実施例1にて説明したプラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式と同様とすることができるので、詳細な説明は省略するが、(放電維持電極ユニット11211,11212),(放電維持電極ユニット11221,11222),(放電維持電極ユニット11231,11232),(放電維持電極ユニット11241,11242)がプラズマ表示装置の画面、上から下へと配列されており、アドレス電極群22A11、22A21,22B11,22B21がプラズマ表示装置の画面、左側に配置され、アドレス電極群22A12、22A22,22B12,22B22がプラズマ表示装置の画面、右側に配置されていると想定する。この場合、画像領域(1,1)、画像領域(1,2)、画像領域(2,1)、画像領域(2,2)、画像領域(3,1)、画像領域(3,2)、画像領域(4,1)、画像領域(4,2)のそれぞれにおける第m’番目(m’=1,2・・・M’)の走査電極112A1,112A2、第n’番目のアドレス電極22に同時に印加されるパルス電圧は、それぞれ、M本(=4M’本)の走査電極及び3N本のアドレス電極を有する従来のプラズマ表示装置における該当するアドレスのセルに印加されるパルス電圧に該当する。
尚、表示電極を、第1の方向に沿って、プラズマ表示装置の一端から他端までにおいて2つの表示電極に分割し、表示電極を、放電維持電極ユニット11211,11221,11231,11241において共通化し、放電維持電極ユニット11212,11222,11232,11242において共通化してもよい。
実施例3にあっては、例えば、画像処理の結果に基づき、画像領域(1,1)、画像領域(1,2)、画像領域(2,1)、画像領域(2,2)、画像領域(3,1)、画像領域(3,2)、画像領域(4,1)、画像領域(4,2)において、サブフィールド数を異ならせる制御を行うことが可能であるし、あるいは又、表示期間の長さを異ならせる制御を行うことが可能であるし、あるいは又、サブフィールド数及び表示期間の長さを異ならせる制御を行うことが可能である。また、画像処理の結果、或る画像領域における映像が複数のTVフィールド期間内で変化しない映像の場合、変化の起こらない画像領域においては、初期期間及びアドレス期間の回数を減らして、表示期間内のパルス数(周波数)を所望の輝度に合わせて制御する駆動とすることができるし、あるいは又、映像に変化が起こるまで、初期期間及びアドレス期間を省略してもよいし、複数のTVフィールド期間に1回行ってもよい。これらの方法によれば、例えば4画面表示(4つの画像入力の表示)を容易に、且つ、最適に行うことができるし、文字放送や字幕、テロップ、時計表示等の動きの少ない映像に対しては、不要な発光を抑えることで、表示品質を向上させるだけでなく、消費電力を削減することも可能である。
また、実施例3の形態にあっては、大画面化に伴う放電維持電極の抵抗値増加といった問題の発生回避にもつながる。セルに印加されるパルス電圧は、(放電電流×電極抵抗)により電圧降下するので、駆動電圧の上昇若しくは放電電流の抑制(輝度制限)によって、電圧降下の発生を出来る限り抑制しているが、例えば画面中央で表示電極を引き出せば、表示電極の抵抗値は1/2となるので、電圧降下を効果的に抑制することができ、消費電力の低減、画像品質の向上につながる。
以上、本発明を、好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例にて説明したプラズマ表示装置の構造や構成、使用した材料、寸法、製造方法等は例示であり、適宜変更することができる。各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第2面上に形成された端子接続部に接続されているが、この接続を、例えば、第2基板に設けられた貫通孔に埋め込まれた導電性ペーストから成る一種のプラグを介して行ってもよい。
実施例1〜実施例3における各第2基板上に設けられたセルの数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、実施例3における放電維持電極ユニットに設けられたセルの数も、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、文字放送や字幕、テロップ、時計表示等の専用の領域に対応する画像領域を、任意の大きさとして第2基板として設計することができるし、PoutP(通常画面の外に子画面を持つ様な画面)様に、予め分割しておいてもよい。
図1の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1におけるプラズマ表示装置を構成する第1パネルにおける放電維持電極の配置状態、及び、組立前の第2パネルにおけるアドレス電極の配置状態を模式的に示す図である。 図2の(A)、(B)及び(C)は、それぞれ、実施例1における交流駆動型プラズマ表示装置の第2パネルを構成する第1番目の第2基板の第1面の一部分を示す模式的拡大図、第1番目の第2基板の側面の一部分を示す模式的拡大図、及び、第1番目の第2基板の第2面の一部分を示す模式的拡大図である。 図3の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1における交流駆動型プラズマ表示装置の第2パネルを構成する第1番目の第2基板を斜め上及び斜め下から眺めたときの第1番目の第2基板の模式図である。 図4は、実施例1における交流駆動型プラズマ表示装置を構成する組立後の第2パネルにおけるアドレス電極の配置状態を模式的に示す図である。 図5は、3電極型の交流駆動型プラズマ表示装置の構成例の一部分の模式的な分解斜視図である。 図6は、3電極型の交流駆動型プラズマ表示装置におけるアドレス・表示分離駆動方式を説明するためのパルス電圧を示す図である。 図7は、3電極型の交流駆動型プラズマ表示装置におけるアドレス・表示分離駆動方式を説明するための概念図である。 図8は、実施例2における交流駆動型プラズマ表示装置を構成する第2パネルの組立前におけるアドレス電極の配置状態を模式的に示す図である。 図9は、実施例2における交流駆動型プラズマ表示装置を構成する第2パネルの組立後におけるアドレス電極の配置状態を模式的に示す図である。 図10は、実施例3における交流駆動型プラズマ表示装置を構成する第1パネルにおける放電維持電極の配置状態を示す図である。 図11は、実施例3における交流駆動型プラズマ表示装置を構成する第2パネルの組立前におけるアドレス電極の配置状態を示す図である。 図12の(A)及び(B)は、それぞれ、従来の3電極型の交流駆動型プラズマ表示装置における放電維持電極の配置状態、及び、アドレス電極の配置状態を模式的に示す図である。
符号の説明
10,110・・・第1パネル、11・・・第1基板、1111,1112・・・領域、12・・・放電維持電極、121,122,123,124,11211,11212,11221,11222,11231,11232,11241,11242・・・放電維持電極ユニット、12A,112A1,112A2・・・走査電極、12B,112B・・・表示電極、13・・・バス電極、14・・・誘電体層、15・・・保護膜、16・・・第1基板の第1面、20・・・第2パネル、21A,21B,21C,21D・・・第2基板、21A1,21A2,21B1,21B2,21C1,21C2,21D1,21D2・・・領域、22・・・アドレス電極、22A1,22A2,22B1,22B2,22C1,22C2,22D1,22D2,22A11,22A12,22A21,22A22,22B11,22B12,22B21,22B22・・・アドレス電極群、23・・・誘電体材料層、24・・・隔壁(リブ)、25,25R,25G,25B・・・、蛍光体層、26・・・第2基板の第1面、27・・・第2基板の第2面、28・・・第2基板の側面、30・・・第2基板の側面に形成されたアドレス電極の延在部、31・・・第2基板の第2面上に形成されたアドレス電極の延在部、32・・・端子接続部、40・・・フリット・ガラス

Claims (6)

  1. 第1基板の第1面上に形成され、第1の方向に延びる一対の放電維持電極の複数から成る放電維持電極群を有する第1パネル、並びに、第2パネルが、それらの外周部で接合されて成る交流駆動型プラズマ表示装置であって、
    第2パネルは、P枚(但し、P≧2)の第2基板が第1の方向に沿ったそれらの側面において接合されて成り、
    第1基板の第1面と対向する第p番目(但し、p=1,2・・・P)の第2基板の第1面上において、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って2分割された領域のそれぞれには、該第2の方向に延びる複数のアドレス電極から成るアドレス電極群が形成されており、
    各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第2面上に形成された端子接続部に接続されていることを特徴とする交流駆動型プラズマ表示装置。
  2. 各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第1の方向に沿った側面を経て各第2基板の第2面上まで延在し、該第2面上に形成された端子接続部において終端していることを特徴とする請求項1に記載の交流駆動型プラズマ表示装置。
  3. P枚の第2基板は、第1の方向に沿って対向するそれらの側面において、フリット・ガラスによって封止状態にて接合されていることを特徴とする請求項1に記載の交流駆動型プラズマ表示装置。
  4. 第1基板の第1面上に形成され、第1の方向に延びる一対の放電維持電極の複数から成る放電維持電極群を有する第1パネル、並びに、第2パネルが、それらの外周部で接合されて成る交流駆動型プラズマ表示装置であって、
    第2パネルは、P枚(但し、P≧2)の第2基板が第1の方向に沿ったそれらの側面において接合されて成り、
    第1基板の第1面と対向する第p番目(但し、p=1,2・・・P)の第2基板の第1面上において、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って2分割された領域のそれぞれには、該第2の方向に延びる複数のアドレス電極から成るアドレス電極群が形成されており、
    各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第2面上に形成された端子接続部に接続されている交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式であって、
    放電維持電極群は、2P個のアドレス電極群に対向した2P個の放電維持電極ユニットから構成され、
    アドレス期間において、2P組の放電維持電極ユニットのそれぞれにおける一対の放電維持電極の内の一方の放電維持電極への電圧印加制御が、逐次、行われることを特徴とする交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式。
  5. 交流駆動型プラズマ表示装置において、各第2基板の第1面上に形成されたアドレス電極のそれぞれは、各第2基板の第1の方向に沿った側面を経て各第2基板の第2面上まで延在し、該第2面上に形成された端子接続部において終端していることを特徴とする請求項4に記載の交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式。
  6. P枚の第2基板は、第1の方向に沿って対向するそれらの側面において、フリット・ガラスによって封止状態にて接合されていることを特徴とする請求項4に記載の交流駆動型プラズマ表示装置のアドレス・表示分離駆動方式。
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