JP2005222484A - シーケンス制御プログラム生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シーケンス制御プログラムの自動生成において、シーケンス制御の状態遷移の条件定義を容易に定義でき、また、プログラム生成時点で繰り返し回数不定の制御を行うシーケンス制御プログラムを生成する装置を提供する。
【解決手段】シーケンス制御プログラムの仕様を定義する条件表を分割して、遷移条件は遷移条件表エディタ5により複数の遷移条件表に定義されたデータを遷移条件表記憶部6に格納し、状態遷移の定義は遷移定義表エディタ7により遷移定義表に定義されたデータを遷移定義表記憶部8に格納する。さらに、遷移定義表には繰り返し動作を行うループ処理の先頭と終端の定義を行い、遷移条件表記憶部6、及び遷移定義表記憶部8のデータをもとに、プログラム生成部12においてループ処理を行うシーケンス制御ロジックを生成する。
【選択図】図1
【解決手段】シーケンス制御プログラムの仕様を定義する条件表を分割して、遷移条件は遷移条件表エディタ5により複数の遷移条件表に定義されたデータを遷移条件表記憶部6に格納し、状態遷移の定義は遷移定義表エディタ7により遷移定義表に定義されたデータを遷移定義表記憶部8に格納する。さらに、遷移定義表には繰り返し動作を行うループ処理の先頭と終端の定義を行い、遷移条件表記憶部6、及び遷移定義表記憶部8のデータをもとに、プログラム生成部12においてループ処理を行うシーケンス制御ロジックを生成する。
【選択図】図1
Description
この発明は、遷移条件と制御対象の状態遷移を定義表に記述することにより、状態遷移を伴うシーケンス制御プログラムを自動的に生成するシーケンス制御プログラム生成装置に関するものである。
従来のシーケンス制御プログラム生成方法においては、どんな条件の時に制御対象をどの状態に制御するかの定義付けを行う条件表を表示画面に表示し、その条件表は定義された各要素の状態をすべてAND条件で結び、条件表の条件が真となる時を条件成立時、偽となる時を条件不成立時として定義する。また、OR条件の定義は同一制御対象の定義表を複数枚作成する方法で定義する。
つまり、条件表の中では、定義された各要素の状態のすべてをAND条件で結び、各条件表の間ではOR条件で結ぶ。このように定義することにより、同一制御対象のAND、ORの操作条件を定義できる。また、複雑な条件は制御対象として内部メモリを指定する形で中間条件を定義する。その条件表を用いてシーケンサのプログラムを生成している(例えば、特許文献1参照)。
従来のシーケンス制御プログラム生成方法は、以上の方法でシーケンス制御プログラムを生成しているため、表で定義された条件から1つの制御対象に1つの制御動作を定義することになる。従って、1台または複数台の制御対象の機器で同じ動作を繰り返す場合は、繰り返しの回数分の制御動作を条件表に定義しなければならず、例えば可変時限タイマで任意の時間だけ同じ動作を繰り返す制御を定義するのは、プログラムの生成時点では繰り返し回数が不定であるため、不可能であった。
また、従来のシーケンス制御プログラム生成方法では、1つの条件表に論理演算子を1つしか定義することができないので、異なる論理演算子の組み合わせからなる論理演算式を定義する場合は、複数の定義表に分割して定義しなければならない。従って、複雑な論理演算式を定義する場合は、条件表の数が多くなり、定義誤りや定義が漏れる可能性が高くなる等の問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、条件表に繰り返し処理の定義をすることにより、プログラム生成時点では繰り返し回数が不定のシーケンス制御プログラムを容易に生成することができるシーケンス制御プログラム生成装置を得ることを目的とする。
この発明に係るシーケンス制御プログラム生成装置は、シーケンス制御における制御対象の状態遷移制御の遷移条件となる論理演算式を定義する遷移条件表を生成する遷移条件表生成手段と、前記制御対象の状態遷移動作を定義すると共に繰り返し動作の定義と繰り返し動作の終了条件を定義する遷移定義表を生成する遷移定義表生成手段と、前記遷移条件表生成手段及び前記遷移定義表生成手段により生成された表に基づいてシーケンス制御プログラムを生成するプログラム生成手段とを備えたものである。
この発明によれば、制御対象の遷移動作を定義する遷移定義表に繰り返し動作の定義と繰り返し動作の終了条件の定義を行えるように構成し、この情報からシーケンス制御プログラムを生成するようにしたので、プログラム生成時点では繰り返し回数が不定のシーケンス制御プログラムを容易に生成することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るシーケンス制御プログラム生成装置の構成を示すブロック図である。図1に示す実施の形態1に係るシーケンス制御プログラム生成装置1は、マンマシン・インターフェイス部2と、情報入力のために必要な表示を行う表示部3と、必要な情報を入力する入力装置部4と、後述するデータ処理部とを備えている。マンマシン・インターフェイス部2は、表示部3及び入力装置部4と、装置内部でデータ処理を行うデータ処理部としての遷移条件表エディタ5と、遷移定義表エディタ7と、定義データエラー判定部9との間でデータの授受を行うものである。表示部3は、CRTやプロジェクターなど必要なデータを表示する機能を有するものであれば良い。また、入力装置部4は、キーボードやマウスなど必要なデータを入力できる機能を有するものであれば良い。さらに、マンマシン・インターフェイス部2、表示部3、入力装置部4は、本装置のために製作した専用装置でも、汎用装置の組み合わせでも、必要な機能を満たしていればいずれでも良い。
図1は、この発明の実施の形態1に係るシーケンス制御プログラム生成装置の構成を示すブロック図である。図1に示す実施の形態1に係るシーケンス制御プログラム生成装置1は、マンマシン・インターフェイス部2と、情報入力のために必要な表示を行う表示部3と、必要な情報を入力する入力装置部4と、後述するデータ処理部とを備えている。マンマシン・インターフェイス部2は、表示部3及び入力装置部4と、装置内部でデータ処理を行うデータ処理部としての遷移条件表エディタ5と、遷移定義表エディタ7と、定義データエラー判定部9との間でデータの授受を行うものである。表示部3は、CRTやプロジェクターなど必要なデータを表示する機能を有するものであれば良い。また、入力装置部4は、キーボードやマウスなど必要なデータを入力できる機能を有するものであれば良い。さらに、マンマシン・インターフェイス部2、表示部3、入力装置部4は、本装置のために製作した専用装置でも、汎用装置の組み合わせでも、必要な機能を満たしていればいずれでも良い。
遷移条件表エディタ5は、マンマシン・インターフェイス部2を介して入力装置部4から入力されたデータを受け取り、シーケンス制御における制御対象の状態遷移制御の遷移条件となる論理演算式を定義する遷移条件表を生成するためのデータ編集機能を備えた遷移条件表生成手段となるもので、生成された遷移条件表は、データとして遷移条件表記憶部6に格納されると共に、マンマシン・インターフェイス部2を介して表示部3に表示される。
また、遷移定義表エディタ7は、マンマシン・インターフェイス部2を介して入力装置部4から入力されたデータを受け取り、制御対象の状態定義動作を定義すると共に繰り返し動作の定義と繰り返し動作の終了条件を定義する遷移定義表を生成するためのデータ編集機能を備えた遷移定義表生成手段となるもので、生成された遷移定義表は、データとして遷移定義表記憶部8に格納されると共に、マンマシン・インターフェイス部2を介して表示部3に表示される。
定義データエラー判定部9は、遷移条件表記憶部6及び遷移定義表記憶部8のデータについて、シーケンス制御プログラムの生成処理を行う上で問題とならないかのデータの妥当性を検証し、問題があればエラーとしてマンマシン・インターフェイス部2を介して表示部3にエラーを表示する。
さらに、シーケンス制御プログラム生成装置1は、データ処理部として、表印刷データ生成部10と、プログラム生成部12とを備えている。表印刷データ生成部10は、遷移条件表記憶部6及び遷移定義表記憶部8のデータから表のドキュメントを印刷出力するためのデータを生成し、このデータからドキュメント出力部11により表のドキュメントを印刷出力する。ドキュメント出力部11は、プリンタやプロッタなど、必要なドキュメントを印刷する機能を有するものであれば良い。
プログラム生成部12は、遷移条件表記憶部6及び遷移定義表記憶部8のデータにより目的のシーケンス制御プログラム生成処理を行い、生成したシーケンス制御プログラムをプログラム記憶部13に格納する。また、プログラム生成部12は、シーケンス制御プログラム生成処理時の作業用記憶領域として、プログラム一次記憶部14を使用する。プログラム記憶部13に格納されたシーケンス制御プログラムは、プログラムを実行するシーケンス制御プログラム実行装置15に格納され、プログラムが実行される。プログラム記憶部13のプログラムは、磁気ディスクなどのメディアを媒体として、シーケンス制御プログラム実行装置15に格納しても、LANなどのネットワーク経由で格納してもよい。
次に、上記構成を備える実施の形態1に係るシーケンス制御プログラム生成装置1の詳細動作について説明する。遷移条件表エディタ5は、表示部3を表示させながら入力装置部4からの入力情報によって、例えば図2に示す遷移条件表を生成する。この図2の遷移条件表により、遷移条件となる論理演算式を定義する。図2の遷移条件表の例では、遷移条件表(1)といった遷移条件表を一意に識別するための表の名前をつける。行No列は論理条件行の番号を示す。信号名称列は、遷移条件の要素となる信号の信号名称を入力し信号を一意に識別する。要素となる信号は、図2の例では5つ入力しているが、1つ以上あればいくつでもよい。状態列は、要素となる各信号のONまたはOFFのいずれかの状態を入力する。論理列は、論理演算子または論理演算の終了を示す記号eを入力する。論理は、図2の例ではA列及びB列及びC列の3列の論理を入力しているが、要素となる信号の数と目的の論理演算式に応じていくつ入力しても良い。なお、この図2の例では、条件の要素となる信号を一意に識別するために信号名称を入力しているが、シーケンス制御プログラム実行装置15が信号を一意に識別可能な情報であれば、信号名称以外に信号アドレスまたはこれら以外の識別記号などを入力しても良い。また、信号名称列に別の遷移条件表の名前を入力することにより、別の遷移条件表の論理演算結果を入れることも可能である。
図2の例では、信号名称列及び状態列は論理演算式における演算数を表し、論理列は論理演算式における演算子を表す。論理演算式は論理の定義列の左列の上から下へ定義される。図2の例では、論理A列は行No.1の論理演算子の定義から(1号機器運転=ON)EOR(2号機器運転=ON)となり、次の行No.2の論理A列に終了記号eが出現するので論理A列は終りとなる。この論理演算式の続きは論理B列に定義されており、論理B列の行No.1は未定義であるので、次の行No.2を参照し、論理A列の論理演算式の続きに、OR(冷却装置運転=ON)となり、次の行No.3を参照し、AND(冷却バルブ全閉=ON)となり、次の行No.4の論理B列に終了記号eが出現するので、論理B列は終りとなる。以下、論理C列も同様であるので説明を省略する。図2の例で定義された論理演算式を論理図で表現したものを図3に示す。
遷移定義表エディタ7は、表示部3を表示させながら入力装置部4からの入力情報によって、例えば図4に示す遷移定義表を生成する。この図4の遷移定義表により、状態遷移動作を定義する。図4の例の遷移定義表の状態遷移の定義方法について詳細を説明すると、図4の機器名称列は目的のシーケンス制御プログラムの制御対象を表し、制御機器名称には目的のシーケンス制御プログラムを実行する装置の内部メモリや内部タイマも定義可能とする。図4の例では制御機器を6行入力しているが、1行以上あればいくつ入力してもよい。遷移条件列Aから遷移条件列Eは、遷移条件となる遷移条件表の名前及び遷移条件成立で実行する制御対象の機器への制御動作を表す。図4の例では、遷移条件列を5列入力しているが、1列以上あれはいくつ入力してもよい。また、制御対象を一意に識別するために機器名称を入力しているが、シーケンス制御プログラム実行装置15が、信号を一意に識別可能な情報であれば、機器名称以外に信号アドレスまたはこれら以外の識別記号などを入力しても良い。最下位の行には同じ動作を繰り返すループ処理を定義し、遷移条件列Aから遷移条件列Eの中で繰り返し動作を行うループ処理の先頭及び終端と、ループ終了条件を表す。また、ループ処理が不要であればループ処理の定義行を削除し、また、複数のループ処理が必要であればループ処理の定義行を複数行定義すれば良い。
図4の例では、初期状態は遷移条件列Aで遷移条件が成立するまで待機しており、遷移条件列Aの遷移条件表(1)の条件成立で、行No.3の冷却装置運転指令を出力し、同時に行No.4の冷却バルブ開指令を出力し、状態は遷移条件列Bの遷移条件が成立するまで待機状態となる。遷移条件列Bの遷移条件表(2)の条件成立で、行No.1の1号機器運転指令を出力し、同時に行No.2の2号機器停止指令を出力し、行No.4の冷却バルブ閉指令を出力し、同時に行No.7の内部タイマ1を起動し、状態は遷移条件列Cの遷移条件が成立するまで待機状態に移行する。遷移条件列Bはループ処理のループ位置として処理の先頭を表し、遷移条件列Dのループ位置の終端と対になる。遷移条件列Cの遷移条件表(1)の条件成立で行No.1の1号機器停止指令を出力し、同時に行No.2の2号機器運転指令を出力し、状態は遷移条件列Dの遷移条件が成立するまで待機状態に移行する。遷移条件列Dの遷移条件表(4)の条件成立で、行No.2の2号機器停止指令を出力し、同時に行No.3の1冷却装置停止指令を出力し、同時に行No.5の1号撹拌装置と行No.6の2号撹搾装置運転指令を出力する。
さらに、遷移条件列Dはループ処理の終端を表しており、図4の例では遷移条件列Dのループ終了条件として、例えば図5の例の遷移条件表(6)が定義されているので、遷移条件列Dで遷移条件表(4)の条件が成立した時に、遷移条件表(6)の条件が成立していなければ、状態は遷移条件列Bに移行し、遷移条件列Bの遷移条件が成立するまで待機状態に移行する。遷移条件列Dで遷移条件表(4)の条件が成立した時に遷移条件表(6)が成立すれば、状態は遷移条件列Eの遷移条件が成立するまで待機状態に移行する。遷移条件列Eの遷移条件表(5)の条件成立で、行No.5の1号撹拌装置と行No.6の2号撹拌装置の停止指令を出力し、次の遷移条件列は定義されていないので、ここで処理は終了となる。
次に、プログラム生成部12は、遷移条件表記憶部6及び遷移定義表記憶部8に格納されたデータにより目的のシーケンス制御プログラムの生成を行う。以下、プログラム生成部12におけるシーケンス制御プログラム生成の動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。ステップ61で遷移条件表記億部6に格納されている、定義された全ての遷移条件表の処理が完了したか検出し、完了していなければステップ62に進む。ステップ62で遷移条件表記憶部6から遷移条件表を1つ読込む。ステップ63で読込んだ遷移条件表から論理演算プログラムを生成し、生成したプログラムをプログラム一次記憶部14に格納し、ステップ61に戻る。ステップ61で遷移条件表記憶部6に格納されている、定義された全ての論理条件表の処理完了を検出すると、ステップ64に進む。ステップ64で遷移定義表記憶部8から遷移定義表を読込む。
ステップ65で遷移定義表に定義された全ての遷移条件列の処理が完了したか検出し、完了していなければステップ66に進む。ステップ66で遷移定義表に定義された遷移条件列を1列読み込む。次のステップ67で遷移条件列と機器名称の定義情報から、状態遷移を制御するシーケンス制御プログラムを生成し、生成したプログラムをプログラム一次記憶部14に格納する。次のステップ68で遷移条件列にループ終端の定義があるか検出し、定義があればステップ69に進む。ステップ69で遷移条件列に定義されたループ終了条件から、ループ先頭または次の遷移状態へ移行する、シーケンス制御プログラムを生成し、プログラム一次記憶部14に格納し、ステップ65に戻る。ステップ65で遷移定義表に定義された全ての遷移条件列の処理が完了したか検出すると、ステップ6Aに進む。ステップ6Aではプログラム一次記憶部14に格納されたシーケンス制御プログラムをプログラム記憶部13に格納し、処理を終了する。
従って、実施の形態1によれば、遷移定義表エディタ7が生成する遷移定義表に繰り返し動作を行うループ処理の先頭と終端を定義し、プログラム生成部12においてループ処理を行うシーケンス制御ロジックを生成することにより、遷移定義表に条件を定義するだけで、プログラム生成時点では繰り返し回数が不定のシーケンス制御プログラムを容易に生成することができる。
また、遷移条件を複数の遷移条件表に定義し、状態遷移の定義を遷移条件表に分割して定義することにより、状態遷移の動作を簡単に定義することができ、さらに、条件表を遷移条件と制御対象の遷移動作の定義について、複数の遷移条件表と遷移定義表に分けることで、1つ1つの条件表が小さくなることにより、状態遷移の条件の定義を容易に行うことが可能で、定義誤りや漏れを少なくすることができる。
さらに、制御対象の動作を決定する条件の論理演算式について、複数の種類の論理演算子からなる論理演算式を1つの遷移条件表で定義することを可能とするシーケンス制御プログラムを生成することができる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係るシーケンス制御プログラム生成装置の構成を示すブロック図である。図7に示す実施の形態2に係るシーケンス制御プログラム生成装置においては、図1に示す実施の形態1に対し、シーケンス制御プログラム生成装置1に、シーケンス制御プログラムを実行するためのシーケンス制御プログラム実行手段としてのシーケンス制御プログラム実行演算部71と、プロセス入出力インタフェース部72とを含められている。その他の構成は、図1に示す実施の形態1と同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
図7は、この発明の実施の形態2に係るシーケンス制御プログラム生成装置の構成を示すブロック図である。図7に示す実施の形態2に係るシーケンス制御プログラム生成装置においては、図1に示す実施の形態1に対し、シーケンス制御プログラム生成装置1に、シーケンス制御プログラムを実行するためのシーケンス制御プログラム実行手段としてのシーケンス制御プログラム実行演算部71と、プロセス入出力インタフェース部72とを含められている。その他の構成は、図1に示す実施の形態1と同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
すなわち、上記の実施の形態1では、シーケンス制御プログラム生成装置1とシーケンス制御プログラム実行装置15とを独立した構成で示したが、この実施の形態2では、図7に示すように、シーケンス制御プログラム生成装置1に、シーケンス制御プログラムを実行するためのシーケンス制御プログラム実行手段としてのシーケンス制御プログラム実行演算部71と、プロセス入出力インタフェース部72とを含めて構成し、プログラム記憶部13の自動生成されたシーケンス制御プログラムを本装置で実行することができるようにしている。
従って、実施の形態2によれば、プログラム記憶部13をプログラム生成部12とシーケンス制御プログラム実行演算部71で共有することができるので、記憶部の構成部品を減らすことができ、また、装置間のシーケンス制御プログラム受け渡しのための媒体を省略することができる。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係るシーケンス制御プログラム生成装置を説明するもので、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2の遷移定義表エディタ7により生成される遷移定義表の一例を示す図である。実施の形態3においては、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2と同様な構成を備え、遷移定義表エディタ7は、図8に示されるように、遷移定義表に、繰り返し動作の終了条件を繰り返し動作の先頭から終了までの連続する複数の遷移定義列に一括で定義するようになされており、プログラム生成部12は、繰り返し動作中に優先度の高い状態が発生した場合、繰り返し動作を終了し次の状態に遷移するシーケンス制御プログラムを生成するようになされている。
図8は、この発明の実施の形態3に係るシーケンス制御プログラム生成装置を説明するもので、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2の遷移定義表エディタ7により生成される遷移定義表の一例を示す図である。実施の形態3においては、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2と同様な構成を備え、遷移定義表エディタ7は、図8に示されるように、遷移定義表に、繰り返し動作の終了条件を繰り返し動作の先頭から終了までの連続する複数の遷移定義列に一括で定義するようになされており、プログラム生成部12は、繰り返し動作中に優先度の高い状態が発生した場合、繰り返し動作を終了し次の状態に遷移するシーケンス制御プログラムを生成するようになされている。
すなわち、実施の形態1では、遷移定義表エディタ7により図4の例の遷移定義表を定義し、また、繰り返し動作を行うループ処理の先頭と終端を定義し、プログラム生成部12により繰り返し動作の終了判定はループの終端で判断するシーケンス制御プログラムを生成する場合について述べたが、この実施の形態3では、図8に示すように、遷移定義表エディタ7により遷移定義表のループ処理終了条件をループ先頭から終了までの連続する複数の遷移定義列に一括で定義し、プログラム生成部12によりループ処理中のいずれの遷移状態でもループ終了条件が成立した場合は、ループ終端の次の状態へ移行するシーケンス制御プログラムを生成する。
次に、実施の形態3の詳細動作について説明する。図9に示すフローチャートを参照して、遷移定義表記憶部8から状態遷移を制御するシーケンス制御プログラムを生成する、プログラム生成部12の動作について説明する。なお、図9に示すフローチャートにおいて、図6に示すフローチャートと同一部分は同一符号を付しその説明は省略し、異なる部分のみ説明する。ステップ91で、遷移定義表に、複数の遷移条件列にまたがるループ終了条件が定義されているかどうか検出し、定義されていればステップ92に進む。ステップ92では、ステップ66で読込んだ遷移条件表がループ終端かどうか検出し、ループ終端で無ければステップ93へ進む。ループ終端の定義でなければループ先頭へ状態遷移する必要が無いので、ステップ93では、遷移条件列から次の遷移状態またはループ終端の次の遷移状態へ移行するシーケンス制御プログラムを生成し、プログラム一次記憶部14に格納する。ステップ92では、ステップ66で読込んだ遷移条件表がループ終端であれば、ステップ69へ進む。なお、この実施の形態3は、実施の形態1の他に実施の形態2の機能を同時に備えた装置としてもかまわない。
従って、実施の形態3によれば、遷移定義表に、ループ処理中のいずれの遷移状態でもループ終了条件が成立した場合は、ループ終端の次の状態へ移行する制御を記述することができるので、例えば繰り返し動作中に優先度の高い状態が発生した際に、次の状態へ即座に遷移するシーケンス制御プログラムを簡単に自動生成することができる。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係るシーケンス制御プログラム生成装置を説明するもので、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2の遷移定義表エディタ7により生成される遷移定義表の一例を示す図である。実施の形態4においては、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2と同様な構成を備え、遷移定義表エディタ7は、図10に示されるように、優先順位設定と実行条件設定とからなる優先順位定義を付加した遷移定義表を複数定義するようになされており、プログラム生成部12は、シーケンス制御プログラム実行中に、複数の遷移定義表から優先順位の一番高い遷移定義表のシーケンス制御に自動的に切替えるシーケンス制御プログラムを生成するようになされている。
図10は、この発明の実施の形態4に係るシーケンス制御プログラム生成装置を説明するもので、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2の遷移定義表エディタ7により生成される遷移定義表の一例を示す図である。実施の形態4においては、図1に示す実施の形態1または図7に示す実施の形態2と同様な構成を備え、遷移定義表エディタ7は、図10に示されるように、優先順位設定と実行条件設定とからなる優先順位定義を付加した遷移定義表を複数定義するようになされており、プログラム生成部12は、シーケンス制御プログラム実行中に、複数の遷移定義表から優先順位の一番高い遷移定義表のシーケンス制御に自動的に切替えるシーケンス制御プログラムを生成するようになされている。
すなわち、実施の形態1では、遷移定義表エディタ7により図4の例の遷移定義表を1枚定義し、プログラム生成部12によりシーケンス制御プログラムを生成する場合について述べたが、この実施の形態4では、図10に示すように、遷移定義表エディタ7により優先順位設定と実行条件設定からなる優先順位定義を付加した遷移定義表を2枚以上定義し、プログラム生成部12によりプログラム実行中に複数の遷移定義表の制御を実行条件設定の条件成立で優先順位の一番高い遷移定義表のシーケンス制御に切替えることを実現するシーケンス制御プログラムを生成する。
次に、実施の形態4の詳細動作について説明する。図11に示すフローチャートを参照して、遷移定義表記憶部8から状態遷移を制御するシーケンス制御プログラムを生成する、プログラム生成部12の動作について説明する。なお、図9に示すフローチャートにおいて、図6に示すフローチャートと同一部分は同一符号を付しその説明は省略し、異なる部分のみ説明する。ステップ111で、遷移定義表の優先順位定義から、遷移定義表の状態遷移制御を切替えるシーケンス制御プログラムを生成し、プログラム一次記憶部14に格納し、ステップ112に戻る。ステップ112で、遷移定義表記億部8に格納されている、定義された全ての遷移定義表の処理が完了したか検出し、完了していればステップ6Aに進む。なお、この実施の形態4は、実施の形態1の他に実施の形態2または3の機能を同時に備えた装置としてもかまわない。
従って、実施の形態4によれば、複数の遷移定義表に、優先順位設定と実行条件設定からなる優先順位定義を付加し、遷移定義表のプログラム実行中に、複数の遷移定義表の制御を実行条件設定の条件成立で、優先順位の一番高い遷移定義表のシーケンス制御に切替える制御が記述できるので、例えばシーケンス制御中にエラー処理などの優先度の高い状態が発生した際に、優先順位の一番高い遷移定義表のシーケンス制御に切替える、シーケンス制御プログラムを簡単に自動生成することができる。
実施の形態5.
図12は、この発明の実施の形態5に係るシーケンス制御プログラム生成装置の構成を示すブロック図である。図12に示す実施の形態5に係るシーケンス制御プログラム生成装置においては、図1に示す実施の形態1に対し、シーケンス制御プログラム生成装置1に、プログラム生成部12により生成されプログラム記憶部13に記憶されたシーケンス制御プログラムのロジックを有接点リレーによるシーケンス回路図に変換してドキュメント出力部11から印刷出力させるシーケンス回路図変換装置121をさらに備えている。
図12は、この発明の実施の形態5に係るシーケンス制御プログラム生成装置の構成を示すブロック図である。図12に示す実施の形態5に係るシーケンス制御プログラム生成装置においては、図1に示す実施の形態1に対し、シーケンス制御プログラム生成装置1に、プログラム生成部12により生成されプログラム記憶部13に記憶されたシーケンス制御プログラムのロジックを有接点リレーによるシーケンス回路図に変換してドキュメント出力部11から印刷出力させるシーケンス回路図変換装置121をさらに備えている。
すなわち、実施の形態1では、シーケンス制御プログラムを生成する装置であるが、生成されたシーケンス制御プログラムのロジックは、有接点リレーによるシーケンス回路にも応用できるので、例えば図12の例のように、プログラム記憶部13に記憶されたプログラムからシーケンス回路図に変換するシーケンス回路図変換装置121を付加することにより、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。また、実施の形態2ないし4の機能を同時に備えた装置としてもかまわない。
従って、実施の形態5によれば、プログラム生成部12により生成されたシーケンス制御プログラムのロジックを有接点リレーによるシーケンス回路図に変換してドキュメント出力部11から印刷出力させることができる。
1 シーケンス制御プログラム生成装置、2 マンマシン・インターフェイス部、3 表示部、4 入力装置部、5 遷移条件表エディタ、6 遷移条件表記憶部、7 遷移定義表エディタ、8 遷移定義表記憶部、9 定義データエラー判定部、10 表印刷データ生成部、11 ドキュメント出力部、12 プログラム生成部、13 プログラム記憶部、14 プログラム一次記憶部、15 シーケンス制御プログラム実行装置、71 シーケンス制御プログラム実行演算部、72 プロセス入出力インタフェース部、121 シーケンス回路図変換装置。
Claims (5)
- シーケンス制御における制御対象の状態遷移制御の遷移条件となる論理演算式を定義する遷移条件表を生成する遷移条件表生成手段と、
前記制御対象の状態遷移動作を定義すると共に繰り返し動作の定義と繰り返し動作の終了条件を定義する遷移定義表を生成する遷移定義表生成手段と、
前記遷移条件表生成手段及び前記遷移定義表生成手段により生成された表に基づいてシーケンス制御プログラムを生成するプログラム生成手段と
を備えたシーケンス制御プログラム生成装置。 - 請求項1に記載のシーケンス制御プログラム生成装置において、
前記プログラム生成手段により生成されたシーケンス制御プログラムを実行するシーケンス制御プログラム実行手段をさらに備えた
ことを特徴とするシーケンス制御プログラム生成装置。 - 請求項1または2に記載のシーケンス制御プログラム生成装置において、
前記遷移定義表生成手段は、前記繰り返し動作の終了条件を繰り返し動作の先頭から終了までの連続する複数の遷移定義列に一括で定義し、
前記プログラム生成手段は、繰り返し動作中に優先度の高い状態が発生した場合、繰り返し動作を終了し次の状態に遷移するシーケンス制御プログラムを生成する
ことを特徴とするシーケンス制御プログラム生成装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシーケンス制御プログラム生成装置において、
前記遷移定義表生成手段は、優先順位設定と実行条件設定とからなる優先順位定義を付加した遷移定義表を複数定義し、
前記プログラム生成手段は、シーケンス制御プログラム実行中に、複数の遷移定義表から優先順位の一番高い遷移定義表のシーケンス制御に自動的に切替えるシーケンス制御プログラムを生成する
ことを特徴とするシーケンス制御プログラム生成装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシーケンス制御プログラム生成装置において、
前記プログラム生成手段により生成されるシーケンス制御プログラムのロジックを有接点リレーによるシーケンス回路図に変換するシーケンス回路図変換手段をさらに備えた
ことを特徴とするシーケンス制御プログラム生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004032431A JP2005222484A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | シーケンス制御プログラム生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004032431A JP2005222484A (ja) | 2004-02-09 | 2004-02-09 | シーケンス制御プログラム生成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005222484A true JP2005222484A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34998040
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005222484A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011002868A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Mitsubishi Electric Corp | シーケンス制御プログラム自動生成装置 |
AU2010210003B2 (en) * | 2009-08-06 | 2013-09-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sequence control device using decision table, program creation device and interpreter execution engine |
JP7466806B1 (ja) | 2023-03-17 | 2024-04-12 | 三菱電機株式会社 | データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム |
-
2004
- 2004-02-09 JP JP2004032431A patent/JP2005222484A/ja active Pending
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