JP2005222439A - 色管理システム及びその色管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 拠点毎に設置された画像形成装置間の色合わせを行う際に、色合わせを行う基準値を取得し、これを各拠点に周知させるなどの作業者の手間を省くことができる色管理システム及びその色管理方法を提供する。
【解決手段】 管理サーバー1の測色値格納部1bは、予め、出力装置3a〜3cから出力されたカラーチャートPa〜Pcの測色計Sa〜Scによる測色値を格納しており、測色値変更部1eは、例えば、作業者が端末装置2aにおいて行った色合わせの目的とする出力装置3bの指定を受けて、測色値格納部1bに格納されたカラーチャートPaの測色値を出力装置3bから出力されたカラーチャートPbの測色値に変更する。送受信部1aは、そのカラーチャートPbの測色値の情報を端末装置2aへ送信し、端末装置2aの表示部2acは、そのカラーチャートPbの測色値の情報を表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数の画像形成装置の色管理を行うための色管理システム及びその色管理方法に関する。
一般に、画像形成装置においては、常に安定した品質の出力物を出力するために、装置自体を適切な状態で稼動させることが要求されている。特に、銀塩写真感光材料を用いたデジタルカラープルーフの分野においては、出力物に対して要求される品質が高いこと、また、品質に係わる各種変動因子、具体的には、現像液の活性レベル、露光装置による光量、ロット毎に変化する感光材料の感度、露光時や現像処理時における気温や湿度等による影響が大きいことなどから、画像形成装置の状態を適切に管理することで、出力物の品質管理、即ち、色管理が行われている。
因みに、上述した各種変動因子の他例としては、画像形成装置の個体差、ロット毎に変化する色材や現像主薬(現像液を作るための主剤)の特性、画像形成装置の使用量の多寡等があり、また一方で、出力する画像によって発色量が異なり、現像主薬の使用量が変化し、現像処理液の活性度が変化したり、使用頻度による空気酸化の影響が変化したりする。また、露光装置の光源の経時変化による光量変動、波長変動による性能変動、感光材料の経時変化による感度変動等も含まれる。
そのため、実際においては、これらの各種変動因子に対応するべく、例えば作業者が、コントロールストリップを用いて現像液レベルを確認して、現像状態を調整したり、使用前にテストチャートを出力して、その色彩や濃度の測定を行い、それらの測色値に基づいて露光装置の光量を調整することで、出力物が一定範囲内の品質に仕上がるようにその色管理が行われている。
また、画像形成装置自体が色管理を行うことも提案されており、具体的には、例えば特開2002−221774号公報に記載されるように、露光装置や感光材料の温度を監視して、それらの温度に応じて露光装置の光量を調整する方法(例えば、特許文献1参照)や、出力時の環境状況や感光材料のロット情報等に基づいて露光装置の光量を調整する方法などが知られている。
また一方で、このような複数の画像形成装置間の色管理をネットワークを介して行うことが提案されており、具体的には、例えば特開2003−39786号公報に記載されるように、クラスタプリンティングにおける親機が、記録媒体上に標準画像を形成し、その光沢度情報を検出して、その光沢度情報を子機へ送信し、一方、子機においては、親機と同様に自装置の光沢情報を検出して、その光沢度情報と送信された親機の光沢度情報とに基づいて、自装置のグロス調整を行う方法(例えば、特許文献2参照)などが知られている。
特開2002−221774号公報(段落〔0006〕‐〔0007〕) 特開2003−39786号公報(段落〔0050〕‐〔0097〕、第1図乃至第8図)
しかしながら、上述した画像形成装置自体が色管理を行う場合や、クラスタプリンティングにおける場合においては、個々の画像形成装置において色管理を行う際の基準値が異なっており、複数の画像形成装置間において色合わせをすることは困難であった。
実際に、上述したデジタルカラープルーフの分野においては、最終印刷物の色校正を行う目的で、遠隔地にある複数の拠点に設置された画像形成装置間において同様の品質に管理されたデジタルカラープルーフを出力することが要求されており、このように複数の画像形成装置間で色合わせを行う場合には、それらの色合わせを行う基準値を設定する必要が生じる。また、任意の画像形成装置間で色合わせを行う場合も多く、このような場合には、色合わせの目的とする他の画像形成装置の出力物の色彩や濃度の測色値の情報を基準値として取得する必要が生じる。
そのため、作業者は、各拠点に設置された画像形成装置から出力される出力物の色彩や濃度の測色値の情報を収集して、色合わせを行う際の基準値を設定する作業や、その基準値を各拠点の作業者に周知させる作業等を行う必要がある。
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、拠点毎に設置された画像形成装置間の色合わせを行う際に、色合わせを行う基準値を取得し、これを各拠点に周知させるなどの作業者の手間を省くことができる色管理システム及びその色管理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理システムであって、前記管理サーバーは、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納手段と、前記端末装置の内、何れか1つの端末装置から前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、当該1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項7記載の発明は、拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理システムであって、前記管理サーバーは、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納手段を有し、前記端末装置は、前記格納された前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め取得する測色値取得手段と、前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、前記取得した当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項14記載の発明は、拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理方法であって、前記管理サーバーにおいて、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納ステップと、前記端末装置の内、何れか1つの端末装置から前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、当該1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更ステップと、を含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項21記載の発明は、拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理方法であって、前記管理サーバーにおいて、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納ステップと、前記端末装置において、前記格納された前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め取得する測色値取得ステップと、前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、前記取得した当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項1又は請求項14に記載の発明によれば、管理サーバーにおいて、画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値が予め格納されて、拠点毎に設置された端末装置の内、何れか1つの端末装置から色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、当該1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値が上述の“他の画像形成装置の測色値”に変更されるので、各拠点の作業者は、各々、端末装置から管理サーバーに対して上述の“色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定”を行うことだけで、これにより変更された上述の“当該端末装置と共に設置された画像形成装置から出力された出力物の測色値”の情報を得ることができ、その情報に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置と上述の他の画像形成装置との色合わせを行うことができる。即ち、作業者は、拠点毎に設置された画像形成装置間の色合わせを行う際に、色合わせを行う基準値を取得する手間や、これを各拠点の作業者に周知させる手間を省くことができる。
また、請求項7又は請求項21に記載の発明によれば、管理サーバーにおいて、画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値が予め格納されて、端末装置において、その画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値が予め取得されて、色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、上述において取得された“当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値”が上述の“他の画像形成装置の測色値”に変更されるので、各拠点の作業者は、各々、端末装置において、上述の“色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定”を行うことだけで、これにより変更された上述の“当該端末装置と共に設置された画像形成装置から出力された出力物の測色値”の情報を得ることができ、その情報に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置と上述の他の画像形成装置との色合わせを適正に且つ効率良く行うことができる。即ち、作業者は、拠点毎に設置された画像形成装置間の色合わせを行う際に、色合わせを行う基準値を取得する手間や、これを各拠点の作業者に周知させる手間を省くことができる。さらに、端末装置においては、“画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値”の情報が予め取得されているため、“当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値”を“他の画像形成装置の測色値”に直ちに変更することができ、作業者は、当該端末装置と共に設置された画像形成装置と上述の他の画像形成装置との色合わせを直ちに行うことができる。
以下、本発明に係る色管理システム及びその色管理方法の好適な一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[色管理システムの構成]
本実施形態における色管理システムは、遠隔地にある複数の拠点毎に設置された出力装置間において、その各々から出力される出力物の色彩や濃度を色合わせする場合に、作業者が、各拠点に設置された端末装置において“当該装置と共に設置された出力装置の色合わせの目的とする他の出力装置の指定”を行うことで、これを管理する管理サーバーから、その色合わせの目的とする他の出力装置から出力された出力物の色彩や濃度の測色値の情報が得られて、その測色値の情報に基づいて、当該装置と共に設置された出力装置の色合わせを行うことができるものある。
尚、色合わせの目的とする他の出力装置から出力された出力物の測色値と、自身の拠点に設置された出力装置から出力された出力物の測色値とに差がある場合には、自身の拠点に設置された出力装置の各部の処理条件を調整することになる。具体的には、露光部における光量や、現像処理部における現像処理温度、現像処理液の補充量等を変化させることになるが、これらの調整は、作業者による調整作業をもって行われることにしても良いし、また、管理サーバーによるネットワークを介した遠隔調整をもって自動的に行われることにしても良い。
以下、当該色管理システムの構成について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、当該色管理システムは、遠隔地にある複数の拠点毎に設置された出力装置3a〜3cと、これらの出力装置3a〜3cから出力されるカラーチャートPa〜Pcの色彩や濃度をそれぞれ測定する測色計Sa〜Scと、を備えている。さらに、これらの測色計Sa〜ScによるカラーチャートPa〜Pcの測色値と測色計Soによる基準となるカラーチャートPoの測色値(以下、基準値と称する)を管理する管理サーバー1と、出力装置3a〜3cに対応して配置され、上述した出力装置3a〜3cから出力されたカラーチャートPa〜Pcの測色計Sa〜Scによる色彩や濃度の測色値をそれぞれ管理サーバー1へ送信すると共に、後述するように“当該装置と共に設置された出力装置3a〜3cの色合わせの目的とする他の出力装置の指定”に応じて、その色合わせの目的とする他の出力装置の指定信号を管理サーバー1へ送信すると共に、管理サーバー1からその色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートの測色値の情報を取得して、これを表示し、また、後述するように、管理サーバー1からの報知指示信号を受けて、作業者に対して“当該装置と共に設置された出力装置のメンテナンスを促すメッセージ”を表示する端末装置2a〜2cと、を含んで構成される。
管理サーバー1は、さらに、端末装置2a〜2cの何れか1つから、上述の“当該端末装置と共に設置された出力装置3a〜3cの色合わせの目的とする他の出力装置の指定信号”を受けて、上述した端末装置と共に設置された出力装置に対応するカラーチャートの測色値の上述した色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートの測色値に対する誤差を算出すると共に、算出された誤差が予め設定された管理基準値を超える場合に、上述した指定信号を送信した端末装置に対して、“当該端末装置と共に設置された出力装置のメンテナンスを促すメッセージ”を表示させる報知指示信号を送信する。
尚、管理サーバー1と、端末装置2a〜2cとは、それぞれネットワークNを介して接続されており、上述した管理サーバー1による端末装置2a〜2cに対する“当該装置と共に設置された出力装置3a〜3cのメンテナンスを促すメッセージ”を表示させる指示は、このネットワークNを介して行われる。因みに、端末装置2a〜2cは、出力装置3a〜3cの個数に応じて任意の個数が配置されて良い。また、出力装置3a〜3cや測色計So〜Scは、個体差による測色値への影響を考慮して、互いに同種の製品や機種のものを用いることが好ましい。また、測色計So〜Scとしては、出力物の色彩や濃度を測定できるものであればどの様なものであっても構わないが、例えば、X−Rite社製;分光測色/濃度計530型や、コニカミノルタ社製;分光測色計CM−2022等を好ましく用いることができる。また、測定器間の機差を補正するシステムとして、特願2003−152188号のような方法も好ましく用いることができる。
(管理サーバーの詳細構成)
ここで、管理サーバー1の詳細構成について説明する。管理サーバー1は、所謂、コンピュータ端末を含み、サーバーを含む装置本体と、キーボードやマウス等の入力部と、を備えている。
装置本体は、さらに、端末装置2a〜2cから送信された、測色計Sa〜ScによるカラーチャートPa〜Pcの各測定点での色彩や濃度の測色値や、色合わせの目的とする他の出力装置を指定する指定信号を受信すると共に、後述する測色値変更部1eによって変更された測色値、即ち、“色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートの測色値の情報や、報知指示部1gからの報知指示信号を該当する出力装置3a〜3cへ送信する送受信部1aと、上述の入力部によって入力された、測色計Soによって測定された基準となるカラーチャートPoの各測定点での色彩や濃度の測色値を予め基準値として格納すると共に、送受信部1aが受信した、端末装置2a〜2cから送信された測色計Sa〜ScによるカラーチャートPa〜Pcの各測定点での色彩や濃度の測色値を格納する測色値格納部1bと、を備えている。さらに、上述の色合わせの目的とする他の出力装置を指定する指定信号に応じて、当該指定信号を送信した端末装置と共に設置された出力装置に対応するカラーチャートPa〜Pcの測色値を、その色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートPa〜Pcの測色値に変更する測色値変更部1eと、当該指定信号を送信した端末装置と共に設置される出力装置に対応するカラーチャートPa〜Pcの測色値の上述した色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートPa〜Pcの測色値に対する誤差を算出する誤差算出部1cと、色合わせを行うことが可能な所定の測色値の範囲が予め管理基準値として設定される管理基準値設定部1dと、を備えている。さらに、上述の誤差算出部1cにより算出された誤差と、管理基準値設定部1dに設定された管理基準値とを比較して、誤差算出部1cにより算出された誤差が、その管理基準値を超えるか否かを判定する比較判定部1fと、この比較判定部1fによる判定において、誤差算出部1cにより算出された誤差が管理基準値を超える場合に、該当する端末装置2a〜2cに対して、作業者に当該装置2a〜2cと共に設置された出力装置3a〜3cのメンテナンスを行うことを促すメッセージを表示させる報知指示信号を送信する報知指示部1gと、を備えている。
因みに、上述した基準となるカラーチャートPoは、色調整の基準となるカラーチャートであり、一定の品質レベルの出力物を出力する出力装置3a〜3cの何れかから出力されたものであっても良い。
尚、送受信部1aは、ネットワークカード等のネットワーク接続手段により構成される。また、測色値格納部1b、管理基準値設定部1dは、メモリ等の記憶手段により構成され、各々、本発明の「測色値格納手段」、「基準範囲格納手段」に対応する。また、誤差算出部1c、比較判定部1f、報知指示部1gは、CPU等の演算手段とメモリ等の記憶手段により構成され、それぞれ、CPU等の演算手段がメモリ等の記憶手段に格納された所定の演算プログラムを実行することで、後述する処理を行う。誤差算出部1c、比較判定部1fは、各々、本発明の「測色値差算出手段」、「比較判定手段」に対応する。また、測色値変更部1eは、CPU等の演算手段とメモリ等の記憶手段により構成され、CPU等の演算手段がメモリ等の記憶手段に格納された所定の演算プログラムを実行することで、後述する処理を行う。当該測色値変更部1eと、上述の管理基準値設定部1d、誤差算出部1c及び比較判定部1fで、本発明の「測色値変更手段」を構成する。
(カラーチャートの構成)
ここで、カラーチャートPo〜Pcの構成について説明する。カラーチャートPo〜Pcは、具体的には、図2に示すように、例えばシアン(C)100[%]、マゼンタ(M)100[%]、イエロー(Y)100[%]、ブラック(K)100[%]、CMY100[%]、MY100[%]等、色空間の各領域を網羅する各色が横一列に配置され、各々が1つの測定点を構成する(因みに、同図においては17箇所の測定点を構成する)ものとなっている。即ち、測色計So〜Scにおいては、それぞれカラーチャートPo〜Pcのこれら複数の測定点の内、同様の測定点を同様の測定順にて(例えば、同図に示す矢印方向に沿って)測定することになる。
尚、カラーチャートPo〜Pcは、経時的な色変動の少ない熱溶融型のハイエンドDDCP(Direct Digital Color Proofの略で、デジタルデータを高精度のプリンタに直接出力するシステム)により作成されることが好ましい。
(管理基準値について)
ここで、管理基準値設定部1dに設定される管理基準値について説明する。管理基準値とは、拠点毎に設置された出力装置3a〜3c間において色合わせを行う際に、各出力装置3a〜3cにおける各部の調整をもってこれに対処することが可能な測色値の範囲を規定したものである。従って、当該管理基準値は、拠点毎に設置された出力装置3a〜3cに共通するものとなっている。より詳細には、例えば図3に示すように、管理基準値設定部1dに格納される管理基準値データテーブル1daにおいて、上述したカラーチャートPo〜Pcの、例えばシアン(C)100%、マゼンタ(M)100%、イエロー(Y)100%、ブラック(K)100%、CMY100%、MY100%等の各測定点に対応して設定される。
(端末装置の詳細構成)
ここで、端末装置2a〜2cの詳細構成について説明する。但し、当該端末装置2a〜2cは、何れも同様の構成となっているため、以下においては、端末装置2aを例に説明を行う。
端末装置2aは、所謂、コンピュータ端末であって、測色計SaによるカラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値や、“当該端末と共に設置された出力装置3aの色合わせの対象とする出力装置の指定”を入力するための入力部2aaを備えている。さらに、その入力された測色計SaによるカラーチャートPaの測色値や、当該端末と共に設置された出力装置3aの色合わせの対象とする出力装置を指定する指定信号を、ネットワークNを介して管理サーバー1へ送信し、また、管理サーバー1の報知部1hから送信された上述の報知指示信号を受信する送受信部2abと、この報知指示信号を受けて、作業者に出力装置3aのメンテナンスを行うことを促すメッセージを表示する表示部2acと、を備えている。
尚、入力部2aaは、キーボードやマウス等の入力手段により構成される。また、送受信部2abは、ネットワークカード等のネットワーク接続手段により構成される。また、表示部2acは、本発明の「報知手段」に対応し、モニター等の表示手段により構成される。
(出力装置の詳細構成)
ここで、出力装置3a〜3cの詳細構成について説明する。但し、当該出力装置3a〜3cは、何れも同様の構成となっているため、以下においては、出力装置3aを例に説明を行う。
出力装置3aは、例えばブルー(B)、グリーン(G)、レッド(R)の各色のLED光源の組合せにより感光材料を露光することで、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色の発色を行う露光部3aaと、この露光部3aaによって露光された感光材料を現像処理する現像処理部3acと、この現像処理部3acの現像処理槽に対して現像処理液を補充する処理液補充部3abと、を備えている。さらに、これら露光部3aa(の後述する露光量設定部3aaa)、現像処理部3ac(の後述する現像温度設定部3aca)、処理液補充部3ab(の後述する補充量設定部3aba)に対して処理条件の変更指示を入力するための入力部3adを備えている。
露光部3aaは、さらに、予め、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色を発色させる際のブルー(B)、グリーン(G)、レッド(R)の各色のLED光源の光量が設定される露光量設定部3aaaと、この露光量設定部3aaaの設定に従って、ブルー(B)、グリーン(G)、レッド(R)の各色のLED光源の光量を調整する露光量調整部3aabと、を備えている。尚、上述したように、露光量設定部3aaaの設定内容は、入力部3adによる変更指示の入力によって変更することができる。
現像処理部3acは、さらに、予め、現像処理時の現像処理液の温度が設定される現像温度設定部3acaと、この現像温度設定部3acaの設定に従って、現像処理時の現像処理液の温度を調整する現像温度調整部3acbと、を備えている。尚、上述したように、現像温度設定部3acaの設定内容は、入力部3adによる変更指示の入力によって変更することができる。
処理液補充部3abは、さらに、予め、現像処理部3acに対して補充する現像処理液の量、具体的には、現像処理液の追加補充量、現像処理液の単位時間当りの補充量、現像処理液の感光材料の単位使用量当りの補充量等が設定される補充量設定部3abaと、この補充量設定部3abaの補充量に従って、現像処理部3acの現像処理液槽に対して現像処理液の補充を行う補充部3abbと、を備えている。尚、上述したように、補充量設定部3abaの設定は、入力部3adによる変更指示の入力によって変更することができる。
尚、露光量設定部3aaa、現像温度設定部3aca、現像時間設定部3acc、補充量設定部3acaは、メモリ等の記憶手段により構成される。また、露光量調整部3aabは、CPU等の演算手段による制御の下で駆動する光量調整可能なドライバにより構成される。また、現像温度調整部3acbは、CPU等の演算手段による制御の下で駆動する温度調整可能なヒーターにより構成される。
[色管理方法]
ここで、当該色管理システムによる色管理方法について、図5乃至図11に示すフローチャートの流れに沿って説明する。但し、以下においては、出力装置3aと他の拠点に設置された出力装置3b、3cとの色合わせを行う場合を例に挙げて、様々な実施例について説明を行う。尚、以下においては、測色計So〜Scとして、X−Rite社製;分光測色/濃度計530型を用いることとし、また、カラーチャートPaの濃度測色値の、基準値や他の出力装置に対応するカラーチャートPb、Pcの濃度測色値に対する誤差は、ステータスT濃度値として表すこととする。
まず、管理サーバー1の管理者は、測色計Soにより、基準となるカラーチャートPoの色彩や濃度を所定の測定点の位置や測定順に従って測定する。これにより、基準となるカラーチャートPoの各測定点での色彩や濃度が測定される。
次に、管理者は、管理サーバー1において、この測色計Soによって測定されたカラーチャートPoの各測定点での色彩や濃度の測色値を入力部によって入力する。これにより、カラーチャートPoの各測定点での色彩や濃度の測色値は、測色値格納部1bに格納されて、この際、図3に示す測色値データテーブル1ba内に基準値として登録される(基準測色値格納ステップ)。因みに、この測色値データテーブル1ba内においては、測色計Soや後述する測色計Sa〜Scによって測定される色彩値の表色系として、国際照明委員会(CIE)で定めたL表色系を採用することとする。
尚、測色値格納部1bは、本発明の「測色値格納手段」に加えて、本発明の「基準値格納手段」にも対応する。従って、測色値格納部1bは、本発明の「測色値変更手段」を構成する。
一方、作業者は、図4に示すように、出力装置3aによってカラーチャートPaを出力して、測色計Saによりその色彩や濃度を、上述した測色計Soによる場合と同様に、所定の測定点の位置や測定順に従って測定する(S01)。そして、それらの測色値を、端末装置2aにおいて入力部2aaにより入力する(S02)。尚、この際、測色計Saを通信ケーブル等の通信手段を介して端末装置2aに接続して、カラーチャートPaの色彩や濃度を測定することで、自動的にその入力を行うことにしても良い。これを受けて、送受信部2abは、管理サーバー1に対して、入力された測色計SaによるカラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値を送信する(S03)。
管理サーバー1においては、送受信部1aがこれを受信して、測色値格納部1bに格納する。この際、測色計SaによるカラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値は、図3に示した測色値データテーブル1ba内に出力装置3aに対応する測色値として登録される(測色値格納ステップ;S04)。尚、測色値格納部1bには、この他、カラーチャートPb、Pcの各測定点での色彩や濃度の測色値が出力装置3b、3cに対応する測色値として格納されており、上述したカラーチャートPaにおける場合と同様に、測色値データテーブルが作成されている。
ここで、作業者は、図6に示すように、出力装置3aから出力される出力物の色彩や濃度の測色値を、色合わせの目的とする他の出力装置から出力される出力物の色彩や濃度の測色値に補正するべく、当該出力装置3aの色調整を行おうとする場合には、その色合わせの目的とする他の出力装置の指定を端末装置2aにおいて入力部2aaにより行う(S05;Yes)。これを受けて、送受信部2abは、管理サーバー1に対して、その入力された色合わせの目的とする他の出力装置の指定信号を送信する(S06)。
管理サーバー1においては、送受信部1aがこれを受信して、測色値変更部1eは、図3に示した測色値データテーブル1ba内に登録されたカラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値を、当該色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートの各測定点での色彩や濃度の測色値に変更する(測色値変更ステップ;S07)。送受信部1aは、これを受けて、その変更された他の出力装置に対応するカラーチャートの色彩や濃度の測色値の情報を端末装置2aへ送信する(S08)。
但し、この際、誤差算出部1cは、図3に示した測色値データテーブル1ba内に登録されたカラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値の当該色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートの各測定点での色彩や濃度の測色値に対する誤差を算出する(測色値差算出ステップ;S09)。そして、比較判定部1fがその算出された誤差と管理基準値設定部1dに格納される管理基準値データテーブル1daに予め登録された管理基準値(基準範囲格納ステップ)とを比較して(S10)、その算出された誤差が管理基準値を超えるか否かを判定する(比較判定ステップ;S11)。そして、その判定において、上述の算出された誤差が管理基準値を超える場合には(S11;Yes)、出力装置3aにおいて何らかの重大な問題が生じているものと判断して、報知指示部1gが、端末装置2aに対して、作業者に出力装置3aのメンテナンスを行うことを促すメッセージを表示させる指示を行う(S12)。具体的には、送受信部1aを介して、端末装置2aに対してその旨の報知指示信号を送信する。
端末装置2aにおいては、送受信部2abがこれを受信して、表示部2acが、その色合わせの目的とする他の出力装置から出力されたカラーチャートの色彩や濃度の測色値の情報を表示する(S13、S14)。作業者は、その色合わせの目的とする他の出力装置から出力されたカラーチャートの色彩や濃度の測色値の情報を参照して、出力装置3aの入力部3adによって、露光部3aaや現像処理部3ac等の処理条件を調整することで、出力装置3aから出力される出力物とその色合わせの目的とする他の出力装置から出力される出力物の色彩や濃度を色合わせする。また、上述した報知指示信号が受信された場合には、表示部2acは、さらに、作業者に出力装置3aのメンテナンスを行うことを促すメッセージを表示する(報知ステップ;S13)。この場合、作業者は、出力装置3aの状態を確認して、問題が生じていた場合には適切な対処を行う。
このように、当該色管理システム及び色管理方法においては、管理サーバー1の測色値格納部1bにおいて、出力装置3a〜3cの各々から出力されたカラーチャートPa〜Pcの測色値が予め格納されて、拠点毎に設置された端末装置2a〜2cの内、何れか1つの端末装置2aから色合わせの目的とする他の出力装置の指定を受けて、測色値変更部1eが、測色値格納部1bに格納された当該1つの端末装置2aと共に設置された出力装置3aに対応するカラーチャートPaの測色値を上述の“他の画像形成装置の測色値”に変更するので、例えば、作業者は、端末装置2aの入力部2aaによって、管理サーバー1に対して上述の“色合わせの目的とする他の出力装置の指定”を行うことのみで、これにより変更された上述の“当該端末装置2aと共に設置された出力装置3aから出力されたカラーチャートPaの測色値”の情報が表示部2acに表示されて、その情報に基づいて、当該端末装置2aと共に設置された出力装置3aの露光部3aaや現像処理部3ac等の処理条件を調整することで、当該出力装置3aと上述の他の出力装置との色合わせを行うことができる。即ち、作業者は、拠点毎に設置された出力装置3a〜3c間の色合わせを行う際に、色合わせの目的とする他の出力装置のカラーチャートの測色値を取得する手間や、これを上述の色合わせの目的とする他の出力装置が設置された各拠点の作業者に周知させる手間などを省くことができる。
以下、当該色管理システムにおいて行われる出力装置3a〜3cの色管理方法の様々な事例について具体的に説明する。
(管理サーバーに管理される測色値データテーブルの内容を更新する場合)
図7に示すように、例えば、管理サーバー1の管理基準値設定部1dに格納される管理基準値データテーブル1daには、予め管理基準値として±0.05が登録されており(基準範囲格納ステップ)、また、端末装置2aの入力部2aaによって指示入力された“色合わせの目的とする他の出力装置”が出力装置3bであって、管理サーバー1の誤差算出部1cによって算出されたカラーチャートPaの濃度測色値の出力装置3bに対応するカラーチャートPbの濃度測色値に対する誤差が、イエロー(Y)が+0.01、シアン(C)が+0.03、マゼンタ(M)が+0.02であったとする。このような場合、端末装置2aの表示部2acは、管理サーバー1から送信された出力装置3bに対応するカラーチャートPbのイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)等の濃度測色値のみを表示する(S15)。即ち、各色の何れにおいてもカラーチャートPaの濃度測色値の出力装置3bに対応するカラーチャートPbの濃度測色値に対する誤差は、管理基準値を超えていないため、表示部2acが、作業者に出力装置3aのメンテナンスを行うことを促すメッセージを表示することはない。ここで、作業者は、出力装置3aと出力装置3bとの色合わせを行うべく、出力装置3aの入力部3abによって、その出力装置3bに対応するカラーチャートPbのイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)等の濃度測色値を入力すると共に、それらの濃度にて出力物を出力するべく、当該出力装置3aの調整対象項目として、現像処理部3acにおける現像処理液の温度を指定する入力を行う(S16;Yes)。出力装置3aにおいては、現像温度設定部3acaがこれを受けて、予め設定された現像処理液の温度を、例えば1[℃]下げる処理を行う(S17)。
ここで、作業者は、再度、出力装置3aからカラーチャートPaを出力して(S18)、当該カラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度を測色計Saによって測定したところ(S19)、カラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値が、出力装置3bから出力されたカラーチャートPbの測色値と同様の値になっていることを確認することができた。また、目視においても、カラーチャートPaとカラーチャートPbが同様の品質になっていることを確認することができた。
さらに、作業者は、再度、そのカラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値を端末装置2aに入力して(S20)、そのカラーチャートPaの各測定点での色彩や濃度の測色値を管理サーバー1へ送信した(S21)。管理サーバー1aにおいては、送受信部1aがこれを受信して、測色値格納部1bに格納される測色値データテーブル1baに登録されたカラーチャートPaの測色値が、その新たに受信されたカラーチャートPaの測色値に更新される(測色値更新ステップ;S22)。
これにより、作業者は、端末装置2bから管理サーバー1へアクセスして、測色値格納部1bに格納された測色値データテーブル1baに更新登録されたカラーチャートPaの測色値を参照することで、出力装置3aの測色値が変更されていることを確認することができると共に、出力装置3bから出力される出力物によって、出力装置3aから出力される出力物の仕上がりを確認することができる。
(色合わせする出力装置との測色値の誤差が管理基準値を超えた際に報知を行う場合)
図8に示すように、例えば、管理サーバー1の管理基準値設定部1dに格納される管理基準値データテーブル1daには、予め管理基準値として±0.1が登録されており(基準範囲格納ステップ)、また、端末装置2aの入力部2aaによって指示入力された“色合わせの目的とする他の出力装置”が出力装置3cであって、管理サーバー1の誤差算出部1cによって算出されたカラーチャートPaの濃度測色値の出力装置3cに対応するカラーチャートPcの濃度測色値に対する誤差が、イエロー(Y)が−0.05、シアン(C)が−0.08、マゼンタ(M)が−0.12であったとする。この場合、端末装置2aの表示部2acは、他の出力装置3cに対応するカラーチャートPcのイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)等の濃度測色値を表示すると共に(S23)、カラーチャートPaのマゼンタ(M)の濃度測色値の出力装置3cに対応するカラーチャートPcのマゼンタ(M)の濃度測色値に対する誤差が管理基準値を超えていることから、作業者に出力装置3aのメンテナンスを行うことを促すメッセージを表示する(報知ステップ;S24)。
これにより、作業者は、出力装置3aのメンテナンスを行うことで、当該出力装置3aの状態を確認して、問題が生じていた場合には適切な対処を行うことができる。
因みに、作業者が、当該メッセージが表示されたにも関らず、これを無視して、出力装置3aと出力装置3cとの色合わせを行うべく、出力装置3aの入力部3abによって、その出力装置3cに対応するカラーチャートPcのイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)等の濃度測色値を入力すると共に、それらの濃度にて出力物を出力するべく、当該出力装置3aの調整対象項目として、露光部3aaの光量を指定する入力を行ったところ(S25;Yes)、出力装置3aにおいては、露光量設定部3aaaがこれを受けて、予め設定された光量を上げる処理を行い(S26)、その結果、出力装置3aから出力される出力物のベタ濃度値は、出力装置3cから出力されるものと同様になったが、過度の光量調整により網点部の色調が変化して、目視で出力装置3cの出力物と異なる品質に仕上がってしまっていた。
(色合わせの目的とする出力装置が複数あって、それらに対応するカラーチャートの測色値の内、基準値に最も近いものに変更する場合)
図9に示すように、例えば、端末装置2aの入力部2aaによって指示入力された“色合わせの目的とする他の出力装置”が出力装置3b、3cであったとする(S27;Yes)。このような場合、測色値変更部1eは、測色値格納部1bの測色値データテーブル1baに登録されたカラーチャートPaの測色値と色合わせの目的とする出力装置3b、3cに対応するカラーチャートの測色値の中で、測色値格納部1bに格納される測色値データテーブル1baに予め登録された基準値に最も近いものを特定して(特定ステップ;S28)、その特定されたカラーチャートの測色値に、カラーチャートPaの測色値を変更する(測色値変更ステップ;S29)。
このように、測色値変更部1eは、色合わせの目的とする他の出力装置3b、3cが複数あった場合であっても、測色値データテーブル1baに予め登録された基準値に最も近いものにカラーチャートPaの測色値を変更するので、作業者は、その変更されたカラーチャートPaの測色値の情報を用いて、出力装置3aと色合わせの目的とする他の出力装置3b、3cを色合わせすることができる。尚、測色値データテーブル1baに予め登録された基準値は、上述したように、各拠点に設置された出力装置3a〜3cに共通する基準値となっているため、出力装置3aを、この基準値に最も近い形で、上述の色合わせの目的とする他の出力装置と色合わせすることができる。
(色合わせの目的とする出力装置が複数あって、それらに対応するカラーチャートの測色値の平均値に変更する場合)
図10に示すように、例えば、端末装置2aの入力部2aaによって指示入力された“色合わせの目的とする出力装置”が出力装置3b、3cであったとする(S30;Yes)。このような場合、測色値変更部1eは、測色値格納部1bの測色値データテーブル1baに登録されたカラーチャートPaの測色値と色合わせの目的とする出力装置3b、3cに対応するカラーチャートの測色値の平均値を算出して(平均値算出ステップ;S31)、その算出された平均値にカラーチャートPaの測色値を変更する(測色値変更ステップ;S32)。
このように、測色値変更部1eは、色合わせの目的とする他の出力装置が複数あった場合であっても、測色値データテーブル1baに登録されたカラーチャートPaの測色値と色合わせの目的とする出力装置3b、3cに対応するカラーチャートの測色値の平均値にカラーチャートPaの測色値を変更するので、作業者は、その変更されたカラーチャートPaの測色値の情報を用いて、出力装置3aと色合わせの目的とする他の出力装置3b、3cを色合わせすることができる。また、出力装置3aを、上述の色合わせの目的とする他の出力装置3b、3cの何れにも近い形で色合わせすることができる。
尚、本発明係る色管理システム及びその色管理方法は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱することのない範囲内で、種々の変形が可能である。以下、その具体例を挙げて説明する。
(端末装置が、予め、管理サーバーから測色値データテーブルを取得する場合)
端末装置2a〜2cの各々には、管理サーバー1の測色値格納部1bに格納された測色値データテーブル1baを、ネットワークNを介して予め取得する不図示の測色値取得部と、その取得された測色値データテーブル1baを保存する不図示の記憶部と、入力部2aaによる“色合わせの目的とする出力装置を指定する入力”を受けて、当該端末装置2aと共に設置された出力装置3aに対応するカラーチャートPaの測色値を、その色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートの測色値に変更する不図示の測色値変更部と、が備えられている。
尚、測色値取得部は、CPU等の演算手段とメモリ等の記憶手段により構成され、CPU等の演算手段がメモリ等の記憶手段に格納された所定の演算プログラムを実行することで、上述した処理を行う。測色値取得手段は、本発明の「測色値取得手段」に対応する。
図11に示すように、例えば、端末装置2aの入力部2aaによって指示入力された“色合わせの目的とする出力装置”が出力装置3bであったとする。ここで、測色値取得部は、前日に管理サーバー1の測色値格納部1bから測色値データテーブル1baを取得しており(測色値取得ステップ;S33)、これが予め記憶部に保存されている。測色値変更部は、上述の“色合わせの目的とする出力装置3bの指定”を受けて(S34;Yes)、記憶部に保存された当該端末装置2aと共に設置された出力装置3aに対応するカラーチャートPaの測色値を、その色合わせの目的とする他の出力装置3bに対応するカラーチャートPbの測色値に変更する(測色値変更ステップ;S35)。表示部2acは、その変更されたカラーチャートPaの測色値である、色合わせの目的とする他の出力装置3bに対応するカラーチャートPbの測色値の情報を表示する(S36)。
尚、このような場合には、端末装置2aにおいて、予め、管理サーバー1の測色値格納部1bから測色値データテーブル1baが取得されているため、上述した“色合わせを行う際に、その色合わせの目的とする出力装置に対応するカラーチャートの測色値の情報を得る場合”と比較して、管理サーバー1へのアクセスから、色合わせの目的とする出力装置に対応するカラーチャートの測色値の情報を取得するまでにかかる時間を30分程度短くすることができた。即ち、作業者は、当該端末装置2aと共に設置された出力装置3aと他の出力装置との色合わせを直ちに行うことができる。
尚、以上に説明した「実施例5;端末装置が、予め、管理サーバーから測色値データテーブルを取得する場合」においても、上述した「実施例1;管理サーバーに管理される測色値データテーブルの内容を更新する場合」、「実施例2;色合わせする出力装置との測色値の誤差が管理基準値を超えた際に報知を行う場合」、「実施例3;色合わせの目的とする出力装置が複数あって、それらに対応するカラーチャートの測色値の内、基準値に最も近いものに変更する場合」、「実施例4;色合わせの目的とする出力装置が複数あって、それらに対応するカラーチャートの測色値の平均値に変更する場合」と同様の処理を行うことにしても良い。
また、例えば、本実施形態における色管理システム及びその色管理方法においては、作業者が端末装置の表示部に表示された色合わせの目的とする他の出力装置に対応するカラーチャートの測色値を用いて、当該端末装置と共に設置された出力装置の露光部や現像処理部等の処理条件の調整を行うこととしたが、この他にも、例えば、管理サーバー1がネットワークNを介して該当する出力装置の露光部や現像処理部の遠隔調整を行うことにしても良い。このような場合には、管理サーバー1に調整指示部を設けて、この調整指示部から調整指示を受けた露光量設定部や現像温度設定部が光量や現像温度の設定変更を行うこととする。
また、例えば、本実施形態における色管理システム及びその色管理方法においては、出力装置3aの各部の処理条件の調整項目として、露光部3aaにおける光量や、現像処理部3acにおける現像処理温度を挙げたが、この他にも、処理液補充部3abによる現像処理液の補充量、具体的には、追加補充量や単位時間当りの補充量、感光材料の単位使用量当りの補充量等を調整することにしても良い。この場合、これらの補充量は予め補充量設定部3abaに設定されており、それを変更した後の補充量に従って、補充部3abbが現像処理液の補充を行うことになる。また、現像処理時間が予め設定される現像時間設定部と、この現像時間設定部に設定された現像処理時間に従って感光材料を搬送する搬送モーター等からなる現像時間調整部と、を備えて、現像時間設定部に設定された現像時間を変更することで、現像処理部3acにおける現像処理時間を調整することにしても良い。
また、例えば、本実施形態における色管理システム及びその色管理方法においては、出力装置3aにおいて、作業者が入力部3adによって色合わせの目的とする出力装置に対応するカラーチャートの測色値と、当該出力装置3aの調整項目を指定する入力を行うことで、該当する調整項目の調整が行われることとしたが、この他にも、作業者が補正するべき測色値の誤差を入力することのみで、当該出力装置3aにおいて予め設定された調整項目の調整が行われることにしても良い。
また、例えば、本実施形態における色管理システム及びその色管理方法においては、測色計So〜Scによって測定される色彩測色値として、国際照明委員会(CIE)で定めるL表色系を採用することとしたが、この他にも、国際照明委員会(CIE)で定めるLab表色系や、Luv表色系などを採用しても良い。因みに、測色計によって測定される濃度には、測定の際の光学系の幾何条件、分光条件等により幾つかの方式があるが、印刷物などではステータスT濃度、銀塩写真などではステータスA濃度、ステータスM濃度などが一般的に用いられている。
また、例えば、本実施形態における色管理システム及びその色管理方法においては、測色値格納部1bに格納された測色値データテーブル1baにおいて登録される基準値として、濃度値や国際照明委員会(CIE)で定めるL表色系におけるL値、a値、b値を採用することとしたが、この他にも、基準となる測定日(出力装置3a〜3cにおいて出力物に出力される画像の色彩値や濃度値の調整が行われた日)との濃度差であるΔD値、国際照明委員会(CIE)で定めるL表色系におけるΔL値、Δa値、Δb値、さらには、それらの色差であるΔE={(ΔL+(Δa+(Δb}1/2等を用いることにしても良い。
また、例えば、本実施形態における色管理システム及びその色管理方法においては、端末装置2a〜2cと出力装置3a〜3cとをそれぞれ別個に設ける構成としたが、この他にも、例えば、出力装置3a〜3cに端末装置2a〜2cを内蔵した形態としても良い。
また、例えば、本実施形態における色管理システム及びその色管理方法においては、画像形成装置として、感光材料を使用する銀塩写真方式の出力装置3a〜3cを採用することとしたが、この他にも、各種方式の画像形成装置に適用することができる。具体的には、電子写真方式、静電記録方式、インクジェット方式、熱転写方式、感熱記録方式、オフセット・グラビア等の各種印刷方式の画像形成装置に適用することができる。因みに、電子写真方式の画像形成装置を採用する場合には、出力物の色彩や濃度を調整する手法として、感光体の帯電量、トナーの供給量を変化させることが挙げられる。
本発明に係る色管理システムの一実施形態における全体構成を表す構成図である。 図1に示す色管理システムにおいて用いられるカラーチャートの構成を表す構成図である。 図1に示す管理サーバーの管理基準値設定部1dにおいて予め設定される管理基準値データテーブルの構成を表す構成図である。 図1に示す管理サーバーの測色値格納部において予め格納される測色値データテーブルの構成を表す構成図である。 図1に示す色管理システムにおいて実施される色管理方法の流れについて説明するためのフローチャートである。 図5に続く色管理方法の流れの一実施例について説明するためのフローチャートである。 図5の他の実施例について説明するためのフローチャートである。 図5の他の実施例について説明するためのフローチャートである。 図5の他の実施例について説明するためのフローチャートである。 図5の他の実施例について説明するためのフローチャートである。 図5の他の実施例について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 管理サーバー
1a 送受信部
1b 測色値格納部
1c 誤差算出部
1d 管理基準値設定部
1e 測色値変更部
1f 比較判定部
1g 報知指示部
2a〜2c 端末装置
2aa 入力部
2ab 送受信部
2ac 表示部
3a〜3c 出力装置
3aa 露光部
3aaa 露光量設定部
3aab 露光量調整部
3ab 処理液補充部
3aba 補充量設定部
3abb 補充部
3ac 現像処理部
3aca 現像温度設定部
3acb 現像温度調整部
3ad 入力部
N ネットワーク
Po 基準となるカラーチャート
Pa〜Pc カラーチャート
So〜Sc 測色計

Claims (28)

  1. 拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理システムであって、
    前記管理サーバーは、
    前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納手段と、
    前記端末装置の内、何れか1つの端末装置から前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、当該1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更手段と、を有することを特徴とする色管理システム。
  2. 前記測色値変更手段は、
    所定の基準範囲を予め格納する基準範囲格納手段と、
    前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値と前記他の画像形成装置の測色値との差を算出する測色値差算出手段と、
    前記格納された基準範囲と前記算出された差とを比較して判定する比較判定手段と、をさらに有し、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更し、
    前記端末装置は、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲を超える場合に、その旨の報知を行う報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の色管理システム。
  3. 前記測色値変更手段は、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出して、当該算出した平均値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項1に記載の色管理システム。
  4. 前記測色値変更手段は、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出して、当該算出した平均値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項2に記載の色管理システム。
  5. 前記測色値変更手段は、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納手段をさらに有し、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定して、当該特定した前記基準値に最も近い測色値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項1に記載の色管理システム。
  6. 前記測色値変更手段は、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納手段をさらに有し、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定して、当該特定した前記基準値に最も近い測色値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項2に記載の色管理システム。
  7. 拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理システムであって、
    前記管理サーバーは、
    前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納手段を有し、
    前記端末装置は、
    前記格納された前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め取得する測色値取得手段と、
    前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、前記取得した当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更手段と、を有することを特徴とする色管理システム。
  8. 前記測色値変更手段は、
    所定の基準範囲を予め格納する基準範囲格納手段と、
    当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値と前記他の画像形成装置の測色値との差を算出する測色値差算出手段と、
    前記格納された基準範囲と前記算出された差とを比較して判定する比較判定手段と、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲を超える場合に、その旨の報知を行う報知手段と、をさらに有し、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更することを特徴とする請求項7に記載の色管理システム。
  9. 前記測色値変更手段は、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出して、当該算出した平均値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項7に記載の色管理システム。
  10. 前記測色値変更手段は、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出して、当該算出した平均値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項8に記載の色管理システム。
  11. 前記測色値変更手段は、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納手段をさらに有し、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定して、当該特定した前記基準値に最も近い測色値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項7に記載の色管理システム。
  12. 前記測色値変更手段は、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納手段をさらに有し、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定して、当該特定した前記基準値に最も近い測色値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項8に記載の色管理システム。
  13. 前記出力物は、カラーチャートであることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の色管理システム。
  14. 拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより、前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理方法であって、
    前記管理サーバーにおいて、
    前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納ステップと、
    前記端末装置の内、何れか1つの端末装置から前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、当該1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更ステップと、を含むことを特徴とする色管理方法。
  15. 前記測色値変更ステップは、
    所定の基準範囲を予め格納する基準範囲格納ステップと、
    前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値と前記他の画像形成装置の測色値との差を算出する測色値差算出ステップと、
    前記格納された基準範囲と前記算出された差とを比較して判定する比較判定ステップと、をさらに含み、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更し、
    前記端末装置において、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲を超える場合に、その旨の報知を行う報知ステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の色管理方法。
  16. 前記測色値変更ステップは、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出する平均値算出ステップをさらに含み、
    前記算出された平均値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項14に記載の色管理方法。
  17. 前記測色値変更ステップは、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出する平均値算出ステップをさらに含み、
    前記算出された平均値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項15に記載の色管理方法。
  18. 前記測色値変更ステップは、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納ステップと、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定する特定ステップと、をさらに含み、
    前記特定された前記基準値に最も近い測色値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項14に記載の色管理方法。
  19. 前記測色値変更ステップは、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納ステップと、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定する特定ステップと、をさらに含み、
    前記特定された前記基準値に最も近い測色値を、前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項15に記載の色管理方法。
  20. 前記管理サーバーにおいて、
    前記変更された前記1つの端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を、当該画像形成装置から前記色合わせが行われた後に出力された出力物の測色値に更新する測色値更新ステップをさらに含むことを特徴とする請求項14乃至請求項19の何れか一項に記載の色管理方法。
  21. 拠点毎に画像形成装置と端末装置とが設置され、前記端末装置の各々とネットワークを介して接続された管理サーバーにより前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値を管理すると共に、前記端末装置により前記管理サーバーから取得した前記画像形成装置の各々から出力された出力物の測色値に基づいて、当該端末装置と共に設置された画像形成装置とその他の拠点に設置された画像形成装置との色合わせを行うための色管理方法であって、
    前記管理サーバーにおいて、
    前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め格納する測色値格納ステップと、
    前記端末装置において、
    前記格納された前記画像形成装置の各々から出力された出力物の前記測色値を予め取得する測色値取得ステップと、
    前記色合わせの目的とする他の画像形成装置の指定を受けて、前記取得した当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更する測色値変更ステップと、を含むことを特徴とする色管理方法。
  22. 前記測色値変更ステップは、
    所定の基準範囲を予め格納する基準範囲格納ステップと、
    当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値と前記他の画像形成装置の測色値との差を算出する測色値差算出ステップと、
    前記格納された基準範囲と前記算出された差とを比較して判定する比較判定ステップと、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲を超える場合に、その旨の報知を行う報知ステップと、をさらに含み、
    前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を前記他の画像形成装置の測色値に変更することを特徴とする請求項21に記載の色管理方法。
  23. 前記測色値変更ステップは、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出する平均値算出ステップをさらに含み、
    前記算出された平均値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項21に記載の色管理方法。
  24. 前記測色値変更ステップは、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の平均値を算出する平均値算出ステップをさらに含み、
    前記算出された平均値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項22に記載の色管理方法。
  25. 前記測色値変更ステップは、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納ステップと、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされた場合に、それらの画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定する特定ステップと、をさらに含み、
    前記特定された前記基準値に最も近い測色値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項21に記載の色管理方法。
  26. 前記測色値変更ステップは、
    前記画像形成装置に共通の基準値を予め格納する基準値格納ステップと、
    前記他の画像形成装置の指定が複数なされ、且つ、前記判定において、前記差が前記基準範囲内にある場合に、前記指定された他の画像形成装置と当該端末装置と共に設置された画像形成装置の各々に対応する測色値の内、前記格納された基準値に最も近い測色値を特定する特定ステップと、をさらに含み、
    前記特定された前記基準値に最も近い測色値を、前記当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を変更する他の画像形成装置の測色値とすることを特徴とする請求項22に記載の色管理方法。
  27. 前記管理サーバーにおいて、
    前記変更された当該端末装置と共に設置された画像形成装置の測色値を、当該画像形成装置から前記色合わせが行われた後に出力された出力物の測色値に更新する測色値更新ステップをさらに含むことを特徴とする請求項21乃至請求項26の何れか一項に記載の色管理方法。
  28. 前記出力物は、カラーチャートであることを特徴とする請求項14乃至請求項27の何れか一項に記載の色管理方法。
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