JP2005222271A - 注文システムおよびナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも注文処理を実行可能であり、店舗の周辺から顧客が容易に注文可能にする。
【解決手段】 注文システム10は、アクセスポイント装置12と、中継機能付き移動端末であるナビゲーション装置14を備える。ナビゲーション装置14は、アクセスポイント装置12との通信機能と共に、中継機能付き無線端末間ネットワークであるアドホックネットワーク16のデータ転送機能を有する。アクセスポイント装置12は、アドホックネットワーク16を介して、店舗のメニュー情報をナビゲーション装置14に提供すると共に、店舗への注文情報をナビゲーション装置14から受け付ける。ナビゲーション装置14は、アドホックネットワーク16を介してメニュー情報を入手して注文情報を返すと共に、メニュー情報および注文情報をアドホックネットワーク16内で転送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信を利用した注文システムに関するものである。
従来、飲食店等において、注文の受付およびサービスの迅速化や省力化のために、無線通信を利用する各種の注文システムが提案されている。従来の注文システムは、携帯通信端末と固定通信機を備え、携帯通信端末から固定通信機を通して注文受付コンピュータに注文の情報を送っている(例えば特許文献1参照)。
一方、無線通信の分野では、ユビキタスネットワークの開発が進展する中、中継機能付き無線端末間ネットワークが開発されている。中継機能付き無線端末間ネットワークとしては、アドホックネットワークが知られている。アドホックネットワークは、中継機能を有する移動体端末で構成され、比較的小型なネットワークを簡単に形成することができる。
特開昭62−193432号公報(第2−3ページ、図1)
しかしながら、従来の注文システムは、携帯通信端末から固定通信機へ電波が届かない場合に注文処理を行うことができないという問題がある。このような問題があるために、POSシステムのように店内用の携帯通信端末を使った注文システムは提供できても、顧客が店外の車上等から無線で注文するような注文システムの提供は容易でなかった。
本発明は上記背景の下でなされたものであり、携帯通信端末から直接電波が届かない場合に適用可能な注文システムを提供することにある。
本発明の注文システムは、アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、前記アクセスポイント装置は、前記アクセスポイント装置の周辺の複数の店舗のリストおよび各店舗のメニュー情報を記憶する店舗情報記憶手段と、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記中継機能付き移動端末と通信する送受信手段と、前記複数の店舗にそれぞれ設置された複数の店舗コンピュータと通信する店舗送受信手段と、前記店舗情報記憶手段、前記送受信手段および前記店舗送受信手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記店舗のリストを前記中継機能付き移動端末に送信すると共に前記中継機能付き移動端末から受信した前記リストから選択された店舗の情報を受け付ける店舗選択受付手段と、選択された店舗に関連づけて記憶されているメニュー情報を前記店舗情報記憶手段から抽出して前記中継機能付き移動端末に送信すると共に前記中継機能付き移動端末から受信した前記メニュー情報から選択されたメニューを表す注文情報を受け付けるメニュー選択受付手段と、前記注文情報を注文先の店舗の店舗コンピュータに転送する処理を行う注文転送手段とを有し、前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記アクセスポイント装置と通信するとともに前記中継機能付き無線端末間ネットワークの転送機能を提供する送受信手段と、前記アクセスポイント装置から受信した前記店舗のリストおよび前記メニュー情報を出力する出力手段と、前記店舗のリストからの店舗の選択および前記メニュー情報からのメニューの選択を入力するための入力手段と、選択された店舗を表す店舗選択情報および選択されたメニューを表す注文情報を前記アクセスポイント装置へ送信させる手段と、前記店舗のリスト、前記メニュー情報、前記選択店舗情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で他の中継機能付き移動端末のために転送する手段とを備える。
この構成により、中継機能付き無線端末間ネットワークを介して注文情報を送るので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。また、この構成では、中継機能付き移動端末がアクセスポイント装置と通信することで、複数の店舗のうちの所望の店舗に対する注文を実現できる。
また、本発明の注文システムは、アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、前記アクセスポイント装置は、店舗のメニュー情報を記憶する店舗情報記憶手段と、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記中継機能付き移動端末と通信する送受信手段と、前記店舗情報記憶手段および前記送受信手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記店舗情報記憶手段から読み出した前記メニュー情報を前記中継機能付き移動端末に送信すると共に前記中継機能付き移動端末から受信した前記メニュー情報から選択されたメニューを表す注文情報を受け付ける処理を行うメニュー選択受付手段を備え、前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記アクセスポイント装置と通信するとともに前記中継機能付き無線端末間ネットワークの転送機能を提供する送受信手段と、前記アクセスポイント装置から受信した前記メニュー情報を出力する出力手段と、前記メニュー情報からのメニューの選択を入力するための入力手段と、選択されたメニューを表す注文情報を前記アクセスポイント装置へ送信させる手段と、前記メニュー情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で他の中継機能付き移動端末のために転送する手段とを備える。
この構成によっても、中継機能付き無線端末間ネットワークを介して注文情報を送るので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。この構成では、アクセスポイント装置が店舗に備えられてもよく、この場合には、アクセスポイント装置を店舗に設置することで店舗が注文を受けることができ、中継機能付き無線端末間ネットワークの簡便さを活かして、各店舗が簡単に無線で注文を受けることができる。
また、本発明の注文システムは、アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、前記アクセスポイント装置は、前記アクセスポイント装置の周辺の複数の店舗にそれぞれ設置される複数の店舗コンピュータへのリンクを提供するリンク提供手段を備え、前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記アクセスポイント装置に接続され、前記店舗コンピュータは、前記アクセスポイント装置が有するリンクによって前記中継機能付き移動端末からアクセスされ、前記中継機能付き移動端末との間で注文のための情報処理を行う処理手段を有する。
この構成によっても、中継機能付き無線端末間ネットワークを介して注文情報を送るので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。また、この構成では、アクセスポイント装置がリンクを提供できればよいので、複数の店舗に対する注文処理を簡単な構成のアクセスポイントでもって実現できる。
また、本発明の注文システムは、アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、前記アクセスポイント装置は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して、店舗のメニュー情報を前記中継機能付き移動端末に提供すると共に、前記店舗への注文情報を前記中継機能付き移動端末から受け付け、前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記メニュー情報を入手して前記注文情報を返すと共に、前記メニュー情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で転送する。
この構成によっても、中継機能付き無線端末間ネットワークを介して注文情報を送るので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末はカーナビゲーション装置に備えられている。この構成により、店舗の外で走行中の車両から注文を受けることが可能になる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は、注文先の店舗を経路案内の目的地に設定する。この構成により、注文先の店舗まで顧客を案内できる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は、注文先の店舗を経路案内の経由地に設定する。この構成により、注文先の店舗まで顧客を案内できる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は、注文先の店舗への到着予想時刻を算出し、前記アクセスポイント装置へ送信する。この構成により、店舗に顧客の到着時刻を把握させることができる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は携帯電話端末である。この構成により、店舗の外で携帯電話を操作する顧客から注文を受けることができる。
また、本発明において、前記アクセスポイント装置は、中継機能付き無線端末間ネットワークの最大ホップ数を示す情報とともにデータを送出し、前記中継機能付き移動端末は、残りホップ数を示す情報とともにデータを中継機能付き無線端末間ネットワーク内で転送する。この構成により、注文を受ける範囲を適当な大きさに制限することができる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は、前記アクセスポイント装置から受信した店舗の情報を保存し、所定の廃棄条件が成立すると廃棄する。この構成により、店舗の情報を、廃棄条件が成立するまでの適当な範囲で広めることができる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は、前記アクセスポイント装置から直接電波が届かなくなったときに前記店舗の情報を廃棄する。この構成により、店舗の情報の広がりを適当に制限できる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は、前記店舗の情報を受信してから所定の保存期間が経過したときに前記店舗の情報を廃棄する。この構成により、店舗の情報の広がりを適当に制限できる。
また、本発明において、前記中継機能付き移動端末は、保存した店舗の情報を転送した他の中継機能付き移動端末が所定の数に達したときに前記店舗の情報を廃棄する。この店舗の情報の広がりを適当に制限できる。
また、本発明において、前記アクセスポイント装置は、店舗のサービス状況を表すサービス状況情報を前記メニュー情報と共に前記中継機能付き移動端末に提供する。この構成により、店舗のサービス状況もメニューと共に中継機能付き移動端末を操作する顧客に伝達できる。
また、本発明において、前記アクセスポイント装置は、前記サービス状況情報として前記店舗の空席状況の情報を提供する。この構成により、空席状況を顧客に把握してもらうことができる。
また、本発明において、前記アクセスポイント装置は、前記サービス状況情報として前記店舗の待ち状況の情報を提供する。この構成により、どれくらい待つかの情報を顧客に把握してもらうことができる。待ち状況は、席に座れるまでの待ち人数または待ち時間でもよい。待ち状況は料理ができるまでの時間を表す情報でもよい。
また、本発明の別の態様はナビゲーション装置であり、この装置は、中継機能付き無線端末間ネットワークのアクセスポイント装置との通信機能と共に前記中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を提供する送受信手段と、前記アクセスポイント装置から受信した店舗のメニュー情報を出力する出力手段と、前記メニュー情報からのメニューの選択を入力するための入力手段と、選択されたメニューを表す注文情報を前記アクセスポイント装置へ前記送受信手段に送信させる手段と、前記メニュー情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で他の中継機能付き移動端末のために前記送受信手段に転送させる手段とを備える。
この構成により、上述したように、中継機能付き無線端末間ネットワークを介して注文情報を送るので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。
また、本発明のナビゲーション装置は、現在位置を検出する現在位置検出手段と、経路探索用の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、経路案内の目的地を設定する目的地設定手段と、前記地図データ記憶手段に記憶された地図データを参照して、現在位置から目的地までの経路を探索する経路探索手段とを備え、前記目的地設定手段は、前記注文情報の送信の際には、注文先の店舗を経路案内の目的地に設定する。この構成により、注文先の店舗まで顧客を案内できる。
また、本発明のナビゲーション装置は、現在位置を検出する現在位置検出手段と、経路探索用の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、経路案内の目的地を設定する目的地設定手段と、経路案内の経由地を設定する経由地設定手段と、前記地図データ記憶手段に記憶された地図データを参照して、現在位置から経由地を経由して目的地に達するの経路を探索する経路探索手段とを備え、前記経由地設定手段は、前記注文情報の送信の際には、注文先の店舗を経路案内の経由地にに設定する。この構成により、注文先の店舗まで顧客を案内できる。
本発明は、アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを設け、中継機能付き移動端末から中継機能付き無線端末間ネットワークを利用して注文処理を行うように構成したことにより、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも注文処理を行うことができ、店舗の周辺からでも顧客が容易に注文できるという効果を有する注文システムを提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の注文システムについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、中継機能付き無線端末間ネットワークとしてアドホックネットワークを利用した例について説明する。アドホックネットワークは、無線で接続できる端末で構成されたネットワークであり、多数の端末を相互に接続するマルチホップ通信の形態の中継機能を有するネットワークである。
図1は、本発明の第1の実施の形態の注文システムを示している。図1において、注文システム10は、アクセスポイント装置12と、複数のナビゲーション装置14a、14b、14cとを有する(以下、ナビゲーション装置14a、b、cを総称するときは、ナビゲーション装置14という)。複数のナビゲーション装置14は、アクセスポイント装置12の周辺を走行している複数の車両にそれぞれ搭載されている。これら複数のナビゲーション装置14は無線通信機能を備え、アクセスポイント装置12と共にアドホックネットワーク16を形成している。アドホックネットワークは、中継機能を搭載した移動端末で構成されるネットワークである。本実施の形態の場合、ナビゲーション装置14が移動端末の機能に加えて、他のナビゲーション装置14への中継機能を備え、これによりアドホックネットワーク16が構成される。なお、図1では、3つのナビゲーション装置14が示されているが、ナビゲーション装置14の数は3つより多くてもよい。
アクセスポイント装置12は、複数の店舗コンピュータ18と、アドホックネットワーク16とは別のインターネット等のネットワーク20を介して接続される。複数の店舗コンピュータ18は、アクセスポイント装置12の周辺にある複数の店舗に設置されている。
図1において、アクセスポイント装置12および店舗コンピュータ18は、ハードウエア的には通信機能を備えたコンピュータ装置であり、メモリ、CPU、入出力インターフェース、入出力デバイス、外部記憶装置といったコンピュータの通常の構成に加え、送受信機能を実現する通信装置を備える。また、ナビゲーション装置14も通信機能を備えたコンピュータの構成を有しており、制御部として機能するコンピュータであるECU(エレクトリックコントロールユニット)が設けられ、現在位置検出機能等を制御する。
図2は、アクセスポイント装置12の構成を示すブロック図であり、本実施の形態では、下記のようにアクセスポイント装置12にサーバが設置されている。図2において、アクセスポイント装置12は、店舗に関する情報を記憶する店舗情報記憶部30と、アドホックネットワーク16との通信のためのアドホック送受信部32と、ネットワーク20を介して店舗コンピュータ18と通信するための送受信部34と、これらを制御する制御部36とを備える。
店舗情報記憶部30は、アクセスポイント装置12に接続される複数の店舗のリストと、各店舗のメニュー情報を記憶している。制御部36は、アドホック送受信部32および送受信部34を制御して、ナビゲーション装置14および店舗コンピュータ18と通信する。そして、制御部36は、店舗情報記憶部30に記憶された情報を利用して、店舗コンピュータ18が設置された店舗への注文をナビゲーション装置14から受け付ける処理を行う。
制御部36において、店舗選択受付処理部38は、店舗情報記憶部30に記憶された店舗リストを読み出してアドホックネットワーク16経由でナビゲーション装置14に提供し、ナビゲーション装置14から受信される上記リストから選択された店舗の情報を受け付ける処理を行う。
メニュー選択受付処理部40は、選択された店舗に関連づけて記憶されている店舗のメニュー情報を店舗情報記憶部30から抽出する。ここでは、店舗情報記憶部30に店舗ごとに記憶されているメニュー情報の中から、選択された店舗のメニュー情報が求められ、読み出される。メニュー選択受付処理部40は、抽出したメニュー情報をアドホックネットワーク16経由でナビゲーション装置14に提供して、ナビゲーション装置14から受信されるメニュー情報から選択されたメニューを表す注文情報を受け付ける処理を行う。
注文転送部42は、メニュー選択受付処理部40によって受け付けられた注文情報を店舗コンピュータ16に転送する処理を行う。ここでは、上述の選択された店舗の情報が参照され、選択された店舗の店舗コンピュータ16を対象として通信で注文情報が送信される。
図3は、ナビゲーション装置14の構成を示すブロック図である。図3において、ナビゲーション装置14は、GPSを用いて車両の現在位置を検出する現在位置検出部50と、経路探索および経路案内用の地図データを記憶する地図データ記憶部52と、ディスプレイおよびスピーカ等の出力装置54と、ボタン、スイッチ、マイク等の入力装置56と、アドホックネットワーク16との通信のためのアドホック送受信部58と、これらを制御する制御部60とを備える。
制御部60は、地図データ記憶部52から現在位置周辺の地図を読み出して出力装置54のディスプレイ上に現在位置マークと共に表示する。また、制御部60は、入力装置56を用いて入力された目的地までの現在位置からの最適経路を、地図情報に基づいてダイクストラ法等の適当なアルゴリズムを用いて探索する。そして、制御部60は、探索した最適経路に沿って車両を案内する処理を行う。例えば、ディスプレイにて、地図上に最適経路が表示される。また、交差点が接近すると、交差点の拡大図が表示され、進行方向が示される。
また、制御部60は、アドホック送受信部58を制御して、アドホックネットワーク16を経由してアクセスポイント装置12と通信する。制御部60は、アクセスポイント装置12から店舗リスト情報を取得して、選択された店舗を示す情報をアクセスポイント装置12に返す機能を有する。また、制御部60は、アクセスポイント装置12からメニュー情報を取得して、選択されたメニューを示す注文情報をアクセスポイント装置12に返す機能を有する。
図4は、上記の注文システム10の動作の例を示している。アクセスポイント装置12の周辺地域では、アクセスポイント装置12が、周辺を走行する車両に搭載されたナビゲーション装置14a、14bと共にアドホックネットワーク16を形成している。ある車両がアドホックネットワーク16の領域に入ると、その車両に搭載されたナビゲーション装置14cがアドホックネットワーク16に加わる(S10)。
アドホックネットワーク16では、下記のように、アクセスポイント装置12からアドホックネットワーク16内のナビゲーション装置14cに対して店舗リストが提供される(S12)。アクセスポイント装置12では、制御部36の店舗選択受付処理部38が、店舗リストを店舗情報記憶部30から読み出し、アドホック送受信部32を用いて店舗リストを送出する。店舗リストは、まず、アクセスポイント装置12から直接電波が届くナビゲーション装置14aに送られる。そして、ナビゲーション装置14aは、店舗リストを受信すると、その店舗リストを、アクセスポイント装置12から電波が届かないナビゲーション装置14bへと転送する。このように転送が繰り返され、アドホックネットワーク16内のナビゲーション装置14cに店舗リストが提供される。
ナビゲーション装置14cでは、運転者による入力装置56への所定の操作に応答して、制御部60が店舗リストを出力装置54のディスプレイに表示する(S14)。店舗リストのうちの1件の店舗が運転者により入力装置56を用いて選択されると、制御部60は、アドホック送受信部58を制御して、選択された店舗を示す情報を送信する(S16)。この情報は、アドホックネットワーク16を介してアクセスポイント装置12へ送られる。ここでも、アクセスポイント装置12へ直接電波が届かなくとも、他のナビゲーション装置14a、14bの転送機能によってアクセスポイント装置12との通信が行われる。
アクセスポイント装置12では、制御部36の店舗選択受付処理部38が、店舗の選択を示す情報をアドホック送受信部32から受け付ける(S18)。次に、制御部36のメニュー選択受付処理部40が、選択された店舗のメニュー情報を店舗情報記憶部30から読み出す。本実施の形態では、店舗が飲食店であり、メニュー情報はメニューリストと各メニューの価格を含んでいる。メニュー選択受付処理部40は、アドホック送受信部32を制御し、アドホックネットワーク16経由で、店舗の選択を示す情報を送ってきたナビゲーション装置14cへとメニュー情報を送信する(S20)。メニュー情報は、アクセスポイント装置12から他のナビゲーション装置14a、14bに転送されて、宛先のナビゲーション装置14cへと到達する。
ナビゲーション装置14cでは、制御部60がメニュー情報を出力装置54のディスプレイに表示する(S22)。メニュー情報のメニューリストのうちのメニュー(料理)が運転者により入力装置56を用いて選択されると、制御部60は、アドホック送受信部58を制御して、選択されたメニューを示す情報を送信する(S24)。複数のメニューが選択されてもよい。選択されたメニューの情報は、注文情報としてアドホックネットワーク16を介してアクセスポイント装置12へ送られる。既に説明したように、アドホックネットワーク16を用いることにより、アクセスポイント装置12へ直接電波が届かない場合でも、他のナビゲーション装置14a、14bの転送機能によってアクセスポイント装置12との通信が可能である。
アクセスポイント装置12では、制御部36のメニュー選択受付処理部40が、メニューの選択を示す情報を注文情報としてアドホック送受信部32から受け付ける(S26)。次に、制御部36の注文転送部42が、注文情報を店舗コンピュータ18に転送するための処理を行う(S28)。注文転送部42は、送受信部34を用いて、ネットワーク20経由で、上述の処理で選択された店舗に設置された店舗コンピュータ18へと注文情報を送信する。
店舗コンピュータ18は、注文受付の可否を判定する(S30)。判定結果はアクセスポイント装置12へ送信され(S32)、記録される(S34)。そして、アクセスポイント装置12は、注文受付の可否を示す情報をナビゲーション装置14cに送り(S36)、この情報はナビゲーション装置14cにてディスプレイ上に表示され、運転者に提示される(S38)。注文受付が可能な場合は、注文成立の情報が送信および提示される。
また、店舗コンピュータ18は、注文を受付可能な場合、受信した注文情報を出力する(S40)。例えば、注文情報がディスプレイ上に表示される。店舗では、注文情報に示されるメニューの料理が作られる。注文を送ったナビゲーション装置14cを搭載した車両が店舗に到着すると、注文された料理が店舗に訪れた顧客に提供される。
なお、上記の動作では、ナビゲーション装置14cにアクセスポイント装置12から直接電波が届かない例を説明しており、そのために他のナビゲーション装置14a、14bの転送が必要であった。しかし、アクセスポイント装置12から直接電波が届く場合には、転送は不要であり、この場合もアドホックネットワーク16を介した通信に該当する。
以上に説明したように、本発明の実施の形態の注文システム10によれば、アクセスポイント装置12とナビゲーション装置14が、中継機能付き無線端末間ネットワークであるアドホックネットワーク16を構成し、アドホックネットワーク16を介して注文情報を通信するので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。これにより、店舗の周辺からでも顧客が容易に注文を店舗に送ることができる。
また、上記の実施の形態によれば、ナビゲーション装置14に、中継機能付き無線端末間ネットワークであるアドホックネットワークの端末機能を備えたことにより、店舗の外で走行中の車両からの注文が可能である。
また、上記の実施の形態によれば、アクセスポイント装置12が周辺の複数の店舗の注文情報を受け付けるように構成したので、アドホック移動端末であるナビゲーション装置14は、アクセスポイント装置にアクセスすることで、周辺の複数の店舗のうちの所望の店舗に対して注文をすることができ、便利である。
図5は、本発明の第2の実施の形態の注文システムを示している。以下の説明において、上述の実施の形態と重複する事項の説明は省略する。
図5に示すように、本実施の形態の注文システム70では、アクセスポイント装置72が店舗コンピュータに接続されていない。本実施の形態では、アクセスポイント装置72が店舗に設置されており、専ら設置店舗の注文を取るためだけに使用される。
図6は、アクセスポイント装置72のブロック図である。アクセスポイント装置72は、第1の実施の形態のアクセスポイント装置12(図2)と下記の点で異なる。すなわち、図6では、アクセスポイント装置72が一の店舗のために機能すればよいので、店舗情報記憶部30にはメニュー情報が記憶されているが、店舗リストは記憶されていない。また、制御部36には店舗選択受付処理部が設けられていない。さらに、アクセスポイント装置72が店舗に設置されたのに伴い、店舗コンピュータとの通信のための送受信部が廃止され、制御部36の注文転送部も廃止されている。
上記のように構成された注文システム70について、その動作を説明する。注文システム70においては、アクセスポイント装置72の制御部36のメニュー選択受付処理部40が、店舗情報記憶部30からメニュー情報を読み出して、アドホックネットワーク16経由でナビゲーション装置14に送る。メニュー情報は、アドホックネットワーク16に加わった全てのナビゲーション装置14に提供される。この動作は、第1の実施の形態における店舗リストの提供と同様である。
各ナビゲーション装置14では、運転者による入力装置56への所定の操作に応答して、制御部60がメニュー情報を出力装置54のディスプレイに表示する。メニュー情報中から所望のメニュー(料理)が運転者により入力装置56を用いて選択されると、制御部60は、アドホック送受信部58を制御して、選択されたメニューを示す情報を注文情報として送信する。この注文情報が、アドホックネットワーク16を介してアクセスポイント装置72へ送られる。
アクセスポイント装置72では、制御部36のメニュー選択受付処理部40が、メニューの選択を示す情報を注文情報としてアドホック送受信部32から受け付ける。制御部36は、受け付けた注文情報を、図示しない出力装置を用いて出力する。例えば、注文情報がディスプレイ上に表示される。店舗では、注文情報に示されるメニューの料理が作られ、提供される。
以上に説明した第2の実施の形態によっても、アドホックネットワーク16を介して注文情報を送るので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。また、上記の実施の形態によれば、アクセスポイント装置72を店舗に設置することで店舗が注文を受けることができ、アドホックネットワーク16の簡便さを活かして、各店舗が簡単に無線で注文を受けることができる。例えば、店舗駐車場にいる顧客から注文を受けることができ、いわゆるドライブスルーのサービスを提供するシステムを容易に構築できる。
なお、第2の実施の形態において、複数の店舗の各々にアクセスポイント装置72が設置され、複数のアクセスポイント装置72と複数のナビゲーション装置14によってアドホックネットワーク16が形成されてもよい。この場合、各々のアクセスポイント装置72が上記のように動作する。
また、第2の実施の形態においてもアクセスポイント装置72は店舗コンピュータと接続されてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図7は、第3の実施の形態の注文システムを示している。第1の実施の形態との相違点として、図7の注文システム80では、アクセスポイント装置82は、複数の店舗コンピュータ18へのリンクを提供するためのリンク提供部84を備えている。そして、各店舗コンピュータ86が、設置された店舗の詳細情報を記憶している。詳細情報には、注文を取るためのメニュー情報も含まれている。アクセスポイント装置82にはメニュー情報は記憶されていない。
本実施の形態でも、アクセスポイント装置82は、アドホックネットワーク16を形成する複数のナビゲーション装置14と通信する。しかし、第1の実施の形態ではアクセスポイント装置が自ら記憶しているメニュー情報を提供するのに対し、本実施の形態のアクセスポイント装置82では、制御部36のリンク提供部84が店舗コンピュータ86へのリンクを提供する。したがって、ナビゲーション装置14は、アドホックネットワーク16を経由し、さらにアクセスポイント装置12を経由して店舗コンピュータ86にアクセスし、メニューを含む詳細情報を参照し、注文を送る。店舗コンピュータ86は、ナビゲーション装置14からアクセスされ、ナビゲーション装置14との間で注文のための情報処理を行う処理機能を有する。処理機能の内容は、第1の実施の形態でアクセスポイント装置に備えられる構成と同様でよい。
以上に説明したように、本発明の第3の実施の形態の注文システム80によっても、アドホックネットワーク16を介して注文情報を送るので、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも、注文処理を行うことができる。また、上記の実施の形態によれば、アクセスポイント装置82に店舗コンピュータ86へのリンクを設けたので、複数の店舗に対する注文処理を簡単な構成のアクセスポイント82でもって実現できる。
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
図8は、第4の実施の形態におけるナビゲーション装置の構成を示している。注文システムの全体構成は図1と同様でよい。
図8において、ナビゲーション装置90の制御部92は、目的地設定部94、経路探索部96、到着時刻算出部98および経路案内部100を有する。
目的地設定部94は、運転者の入力装置56に対する操作に従って経路案内の目的地を設定する。また、本実施の形態の特徴として、ナビゲーション装置90がアクセスポイント装置12に注文情報を送信するときには、目的地設定部94が、注文先の店舗を経路探索の目的地に自動的に設定する。なお、注文先の店舗の住所は、アクセスポイント装置12の店舗情報記憶部30に記憶されており、メニュー情報と共にナビゲーション装置90に送信されてくる。
経路探索部96は、地図データ記憶部52に記憶された地図データを参照して、現在位置から目的地までの最適経路を探索する。現在位置は前述のように現在位置検出部50により検出されている。現在位置検出部50は、GPSおよび自律航法を利用して現在位置を検出する。また、経路探索部96は、ダイクストラ法等のアルゴリズムにより目的地までの経路を探索する。
到着時刻算出部98は、経路探索部96によって探索された最適経路を利用するときの目的地への到着時刻の推定値である到着予想時刻を算出する。後述するように、注文先の店舗が目的地に設定されているときは、到着予想時刻の情報はアクセスポイント装置12へと送信される。
なお、到着時刻算出部98は、渋滞情報を利用して、到着予想時刻を算出してもよく、これにより到着予想時刻がより精度よく求められる。渋滞情報は、好適には、図示しないVICS受信機を用いてFM多重放送またはビーコン装置との通信によって取得される。
経路案内部100は、経路探索部96によって探索された最適経路に沿って車両を案内するための処理を行う。最適経路が出力装置54のディスプレイに表示される。そして、交差点が近づくと、交差点拡大図が表示され、進行方向が示される。また、スピーカを用いて音声案内が出力される。
図9は、上記のナビゲーション装置90の動作を示している。図9において、S50〜S64は、第1の実施の形態で説明した注文処理である。アクセスポイント装置12から店舗リストが受信され(S50)、店舗リストがディスプレイに表示される(S52)。一の店舗が選択されると(S54)、選択された店舗を示す情報がアクセスポイント装置12へ送信される(S56)。次に、アクセスポイント装置12から、選択された店舗のメニュー情報が受信され(S58)、ディスプレイに表示される(S60)。メニューが選択されると(S62)、選択されたメニューを示す注文情報がアクセスポイント装置12へ送信される(S64)。
本実施の形態では、上記のS58にて、メニュー情報と共に、選択された店舗の住所がアクセスポイント装置12から送信されてくる。店舗の住所は、アドホック送受信部58に受信され、制御部60の目的地設定部94に取得されている。ステップS64で注文情報がアクセスポイント装置12に送信されるとき、目的地設定部94は、注文先の店舗の住所を目的地に設定する(S66)。経路探索部96は、現在位置から目的地までの最適経路を探索する(S68)。そして、到着時刻算出部98は、経路探索部96が探索した最適経路を利用するときの目的地(注文先の店舗)への到着予想時刻を算出する(S70)。算出された到着予想時刻は、制御部60により、アドホック送受信部58を用いて、アドホックネットワーク16経由でアクセスポイント装置12へ送信される(S72)。到着予想時刻は注文情報と共に送信されてもよい。到着予想時刻は、アクセスポイント装置12により、注文先の店舗の店舗コンピュータ18へと転送される。一方、ナビゲーション装置90では、経路案内部100が、経路探索部96によって探索された最適経路に沿って車両を案内するための処理を行う(S74)。
以上に説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、ナビゲーション装置の目的地設定部が、注文先の店舗を経路案内の目的地に設定するので、注文先の店舗まで顧客を案内でき、顧客にとって便利である。
また、本実施の形態によれば、目的地である注文先の店舗への到着予想時刻を算出し、アクセスポイント装置12へ送信するので、店舗に顧客の到着時刻を把握させることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
図10は、第5の実施の形態におけるナビゲーション装置の構成を示している。注文システムの全体構成は図1と同様でよい。
図10に示すように、第5の実施の形態のナビゲーション装置110は、第4の実施の形態のナビゲーション装置に加えて、制御部60に経由地設定部112を備えている。経由地設定部112は、運転者の入力装置56に対する操作に従って経路案内の経由地を設定する。また、本実施の形態の特徴として、ナビゲーション装置110がアクセスポイント装置12に注文情報を送信するときには、経由地設定部112が、注文先の店舗を経路探索の経由地に自動的に設定する。なお、注文先の店舗の住所は、アクセスポイント装置12の店舗情報に記憶されており、メニュー情報と共にナビゲーション装置112に送信されてくる。
また、本実施の形態では、経路探索部96は、地図データ記憶部52に記憶された地図データを参照して、現在位置から経由地を経由して目的地に達するの経路を探索する。到着時刻算出部98は、経路探索部96により探索された最適経路に沿って走行するときの経由地に到達する時刻の推定値を算出する。また、経路案内部100は、最適経路に沿って経由地を通って目的地へと車両を案内する処理を行う。
図11は、上記のナビゲーション装置110の動作を示している。ここでは、図9に示される第4の実施の形態での動作との相違点を中心として、ナビゲーション装置110の動作を説明する。図11の処理は、既に目的地が設定され、経路探索が行われ、探索された経路に沿って経路案内が行われている状況で実行される。この状況下で、図11のS50〜S64にて、店舗が選択され、メニューが選択され、注文情報が送信されたとする。注文情報が送信されると、経由地設定部112が、注文先の店舗の住所を経路案内の経由地に設定する(S80)。注文先の店舗は前述のようにメニュー情報と共に入手されている。
経路探索部96は、現在位置から経由地を通って目的地に至る最適経路を探索する(S82)。ここでは、経路探索部96は、既に経路案内に使われている目的地を使用する。また、経路探索部96は、現在位置検出部50が検出した最新の現在位置を使用する。要するに、経路探索部96は、経由地設定部112が設定した経由地を取り込んで、経路を最探索する。そして、到着時刻算出部98は、経路探索部96が探索した最適経路を利用するときの経由地(注文先の店舗)への到着予想時刻を算出する(S84)。算出された到着予想時刻は、制御部60により、アドホック送受信部58を用いて、アドホックネットワーク16経由でアクセスポイント装置12へ送信される(S86)。到着予想時刻は注文情報と共に送信されてもよい。到着予想時刻は、アクセスポイント装置12により、注文先の店舗の店舗コンピュータ18へと転送される。一方、ナビゲーション装置110では、経路案内部100が、経路探索部96によって探索された最適経路に沿って車両を案内するための処理を行う(S88)。
以上に説明したように、本発明の第5の実施の形態によれば、ナビゲーション装置の経由地設定部が、注文先の店舗を経路案内の経由地に設定するので、注文先の店舗まで顧客を案内でき、顧客にとって便利である。
また、本実施の形態によれば、経由地である注文先の店舗への到着予想時刻を算出し、アクセスポイント装置12へ送信するので、店舗に顧客の到着時刻を把握させることができる。
図12は、本発明の第6の実施の形態の注文システムを示している。図12に示すように、本実施の形態の注文システム120は、ナビゲーション装置の代わりに携帯電話端末122a、122b、122cで構成されている。注文システム120の動作は、顧客の操作対象が異なる点を除き、上述の実施の形態と概ね同様でよい。
第6の実施の形態によれば、アドホックネットワークの端末が携帯電話端末92であるので、店舗の外で携帯電話端末92を操作する顧客から注文を受けることができる。
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。以下に説明するように、本実施の形態では、ホップ数を表す情報を用いて、ホップ数、すなわち転送回数(経由回数)が制限される。
図13は、本実施の形態の注文システムを示している。注文システム130の概略構成は、図1の第1の実施の形態と同様である。そして、本実施の形態では、注文システム130がアクセスポイント装置132およびナビゲーション装置134a、134b・・・134nで構成される(以下、ナビゲーション装置134a、134b・・・134nを総称するときは、ナビゲーション装置134という)。そして、アクセスポイント装置132およびナビゲーション装置134が、カウンタ値を処理するカウンタ処理部136、138を備えている。アクセスポイント装置132のカウンタ処理部136は、データの送信時には、任意の整数を入力したカウンタをデータに付加する。この整数は、最大ホップ数になる。最大ホップ数は、転送回数の上限を示す情報である。
また、ナビゲーション装置134のカウンタ処理部138は、データの転送の際には、データに添付されたカウンタから「1」を減ずる。減算後のカウンタが、データと共に次のナビゲーション装置134に転送される。減算後のカウンタの数値は残りホップ数に相当する。残りホップ数は、残り何回の転送が許容されるかを示す情報である。また、カウンタ処理部138は、カウンタの値が0になっていることを検出すると、その旨を通信制御部に伝える。これにより、データのさらなる転送が抑制される。
図14は、本実施の形態の注文システム130の動作を示している。アクセスポイント装置12のカウンタ処理部136は、アクセスポイント装置12が新たにデータを送出するとき、所定の整数を入力したカウンタをデータに付加する(S100)。例えば、上述の店舗リストおよびメニュー情報にカウンタが付加される。カウンタは、データと共に、アドホックネットワーク16経由で一のナビゲーション装置134aに受信される(S102)。ナビゲーション装置134aでは、カウンタから「1」が減算される(S104)。減算後のカウンタは、再びデータと共に、次のナビゲーション装置134bへ転送される(S106)。
上記のカウンタの減算と転送が繰り返された結果、あるナビゲーション装置134nがデータを受信したとき、カウンタの値が「0」になっている(S108)。この場合、さらなる転送が禁止される。
以上に説明したように、本発明の第7の実施の形態によれば、アクセスポイント装置132が、所定の整数を入力したカウンタと共にデータを送り、アドホックネットワークの移動端末であるナビゲーション装置134は、カウンタを減算してからデータを転送する。最初に入力される整数は最大ホップ数を示しており、減算後のカウンタは残りホップ数を示している。このように、本実施の形態では、アクセスポイント装置132がアドホックネットワーク16の最大ホップ数を示す情報と共にデータを送出し、端末は残りホップ数を示す情報と共にデータを転送するので、注文処理における通信の範囲、すなわち注文を受ける範囲を適当な大きさに制限することができる。
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。以下に説明するように、本実施の形態では、アドホックネットワークの端末であるナビゲーション装置が、アクセスポイント装置から受け取ったデータを保存し、管理する。
図15は、本実施の形態のナビゲーション装置を示している。本実施の形態の注文システムの全体的な構成は、上述のいずれかの実施の形態と同様でよい。
図15において、ナビゲーション装置140の制御部142は、データ保存処理部144およびデータ廃棄処理部146を有し、データ廃棄処理部146は廃棄条件記憶部148および廃棄判定部150を有する。データ保存処理部144は、アクセスポイント装置12から受信した店舗の情報(例えば店舗リストまたはメニュー情報)をアクセスポイント装置140内に保存する処理を行う。データ廃棄処理部146は、データ保存処理部146が保存したデータを、所定の廃棄条件が成立したときに廃棄する処理を行う。データ廃棄処理部146において、廃棄条件記憶部148は廃棄の条件を記憶しており、廃棄判定部150は廃棄の条件が成立したか否かを判定する。本実施の形態では、アクセスポイント装置12から直接電波が届かなくなったときに廃棄条件が成立する。
図16は、本実施の形態のナビゲーション装置140の動作を示している。図16の処理は、アクセスポイント装置12から直接電波を受信するナビゲーション装置140において実行される。
図16においては、ナビゲーション装置140がアクセスポイント装置12からデータを受信すると(S120)、制御部142のデータ保存処理部144によってデータが保存される(S122)。ここでは、データがナビゲーション装置140にてキャッシュされる。保存されたデータは、アドホックネットワーク16を用いて他のナビゲーション装置へ転送される。
データ廃棄処理部146の廃棄判定部150は、廃棄条件記憶部148に記憶された廃棄条件を参照し、廃棄条件が成立したか否かを判定する(S124)。本実施の形態では、廃棄判定部150は、アクセスポイント装置12との通信状態の情報を参照する。廃棄判定部150は、アクセスポイント装置12との通信が不能になると、アクセスポイント装置12から直接電波が届かなくなったと判定し、そして、廃棄条件が成立したと判定する。この判定を受けて、データ廃棄処理部146は、データ保存部150により保存されたデータを廃棄する処理部を行う(S126)。
以上に説明した本発明の第8の実施の形態によれば、店舗の情報を、廃棄条件が成立するまでの適当な範囲で広めることができる。
また、本実施の形態によれば、ナビゲーション装置は、アクセスポイント装置から直接電波が届かなくなったときに店舗の情報を廃棄しており、これにより、店舗の情報の広がりを適当に制限できる。
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。本実施の形態の構成は、図15に示される第8の実施の形態と同様でよい。ただし、第9の実施の形態は、廃棄条件が第8の実施の形態と異なっている。すなわち、廃棄条件記憶部148は、廃棄条件として、所定の保存期間を記憶している。廃棄判定部150は、店舗の情報を受信し、データ保存処理部144が保存してから上記の保存期間が過ぎたか否かを監視し、保存期間が過ぎたとき、廃棄条件が成立したと判定する。
図17は、本実施の形態の動作を示している。図示のように、本実施の形態の動作は、第8の実施の形態に対して、廃棄条件の判定処理が異なっている。すなわち、ステップS124では、データの受信からの経過時間が取得される。この経過時間を取得できるように、データ保存処理部144はデータ受信時を記録している。廃棄判定部150は、上述したように、データ受信からの経過時間が保存期間に達したか否かを判断し、保存期間が経過すると、廃棄条件が成立したと判定する。これによりデータ廃棄処理部146によりデータが廃棄される(S126)。
以上に説明した本発明の第9の実施の形態によっても、店舗の情報を、廃棄条件が成立するまでの適当な範囲で広めることができる。
また、本実施の形態によれば、ナビゲーション装置は、店舗の情報を受信してから所定の保存期間が経過したときに店舗の情報を廃棄するので、店舗の情報の広がりを適当に制限できる。
次に、本発明の第10の実施の形態について説明する。本実施の形態の構成も、図15に示される第8の実施の形態と同様でよいが、廃棄条件が第8の実施の形態と異なっている。すなわち、廃棄条件記憶部148は、廃棄条件として、所定の伝達数の上限値を記憶している。伝達数とは、アドホックネットワーク16の転送機能を用いてデータ(アクセスポイント装置12から取得して保存したデータ)を伝達したナビゲーション装置の数である。伝達数は、制御部60によって記録されている。廃棄判定部150は、伝達数を記憶している上限値と比較し、伝達数が上限値に達すると、廃棄条件が成立したと判定する。
図18は、本実施の形態の動作を示している。図示のように、本実施の形態の動作は、第9の実施の形態に対して、廃棄条件の判定処理が異なっている。すなわち、ステップS124では、制御部60にて記録されている伝達数が参照され、廃棄条件記憶部148が記憶している伝達数の上限値と比較される。伝達数が上限値に達すると、廃棄判定部150は廃棄条件が成立したと判定する。これによりデータ廃棄処理部146によりデータが廃棄される(S126)。
以上に説明した本発明の第10の実施の形態によっても、店舗の情報を、廃棄条件が成立するまでの適当な範囲で広めることができる。
また、本実施の形態によれば、ナビゲーション装置は、保存した店舗の情報を転送した他の端末が所定の数に達したときに前記店舗の情報を廃棄するので、店舗の情報の広がりを適当に制限できる。
次に、本発明の第11の実施の形態について説明する。
図11は、本実施の形態の注文システムにおけるアクセスポイント装置の構成を示している。図示のように、本実施の形態のアクセスポイント装置160は、図2に示した第1の実施の形態の構成に加えて、店舗のサービス状況を表すサービス状況情報を取得するサービス状況取得部162と、このサービス状況情報をアドホックネットワークの端末であるナビゲーション装置14に提供するサービス状況提供部164を備えている。サービス状況取得部162およびサービス状況提供部164は制御部36に備えられている。
本実施の形態では、サービス状況取得部162は、送受信部34を用いて店舗コンピュータ16からネットワーク20経由で定期的にサービス状況情報を取得し、取得したサービス状況情報を店舗情報記憶部30に格納する。サービス状況情報は、提供元の店舗のメニュー情報と関連づけて店舗情報記憶部30に記憶される。本実施の形態では、サービス状況情報は空席状況の情報である。
また、サービス状況情報は、待ち状況の情報でもよい。待ち状況の情報は、典型的には、待ち人数または待ち時間である。また、待ち状況の情報は、料理ができるまでの時間でもよく、この情報は料理毎に異なってもよい。
サービス状況提供部164は、サービス状況取得部162が店舗情報記憶部30に格納したサービス状況情報を読み出してナビゲーション装置14に提供する。サービス状況情報は、メニュー情報の提供時に行われる。前述の実施の形態で説明したように、店舗リストからの店舗の選択を受け付けると、メニュー選択受付処理部40が店舗情報記憶部30からメニュー情報を読み出してナビゲーション装置14に送る。このとき、サービス状況提供部164は、店舗情報記憶部30に記憶された対象店舗のサービス状況情報を読み出して、メニュー情報と共にナビゲーション装置14に送信する。サービス状況情報はメニュー情報と共に、アドホック送受信部58を用いてアドホックネットワーク16経由でナビゲーション装置14に送られ、ナビゲーション装置14の出力装置54から出力される。
なお、サービス状況情報は、メニュー情報とは別に、ナビゲーション装置14からの要求を待って提供されてもよい。この場合、例えば、ナビゲーション装置14にて、メニュー情報と共に、サービス状況情報を要求するか否かがディスプレイ上で運転者に問い合わされる。運転者によるサービス状況情報取得を指示する操作に従い、サービス状況情報の要求がアクセスポイント装置160にアドホックネットワーク16経由で送信される。この要求に応えて、サービス状況情報が店舗情報記憶部30から読み出され、提供される。
以上に説明したように、本発明の第11の実施の形態によれば、アクセスポイント装置160が、店舗のサービス状況を表すサービス状況情報を前記メニュー情報と共にアドホックネットワークの端末であるナビゲーション装置14に提供するように構成したので、店舗のサービス状況もメニューと共に端末を操作する顧客に伝達できる。
また、本実施の形態によれば、アクセスポイント装置160は、サービス状況情報として店舗の空席状況の情報を提供するので、空席状況を顧客に把握してもらうことができる。
また、本実施の形態によれば、アクセスポイント装置160は、サービス状況情報として前記店舗の待ち状況の情報を提供するので、どれくらい待つかの情報を顧客に把握してもらうことができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかる注文システムは、移動端末から直接アクセスポイント装置に電波が届かない場合でも注文処理を行うことを可能にし、店舗の周辺からでも顧客が容易に注文可能にできるという効果を有し、飲食店の注文システム等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における注文システムのブロック図 本発明の第1の実施の形態の注文システムにおけるアクセスポイント装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態の注文システムにおけるナビゲーション装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態における注文システムの動作を示す図 本発明の第2の実施の形態における注文システムのブロック図 本発明の第2の実施の形態の注文システムにおけるアクセスポイント装置のブロック図 本発明の第3の実施の形態における注文システムのブロック図 本発明の第4の実施の形態における注文システムのナビゲーション装置のブロック図 本発明の第4の実施の形態における注文システムのナビゲーション装置の動作を示すフロー図 本発明の第5の実施の形態における注文システムのナビゲーション装置のブロック図 本発明の第5の実施の形態における注文システムのナビゲーション装置の動作を示すフロー図 本発明の第6の実施の形態における注文システムのブロック図 本発明の第7の実施の形態における注文システムのブロック図 本発明の第7の実施の形態における注文システムの動作を示す図 本発明の第8の実施の形態の注文システムにおけるナビゲーション装置のブロック図 本発明の第8の実施の形態の注文システムにおけるナビゲーション装置の動作を示す図 本発明の第9の実施の形態の注文システムにおけるナビゲーション装置の動作を示す図 本発明の第10の実施の形態の注文システムにおけるナビゲーション装置の動作を示す図 本発明の第11の実施の形態の注文システムにおけるアクセスポイント装置のブロック図
符号の説明
10 注文システム
12 アクセスポイント装置
14 ナビゲーション装置
16 アドホックネットワーク
18 店舗コンピュータ
20 ネットワーク
30 店舗情報記憶部
32 アドホック送受信部
34 送受信部
36 制御部
38 店舗選択受付処理部
40 メニュー選択受付処理部
42 注文転送部
50 現在位置検出部
52 地図データ記憶部
54 出力装置
56 入力装置
58 アドホック送受信部
60 制御部

Claims (20)

  1. アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、
    前記アクセスポイント装置は、前記アクセスポイント装置の周辺の複数の店舗のリストおよび各店舗のメニュー情報を記憶する店舗情報記憶手段と、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記中継機能付き移動端末と通信する送受信手段と、前記複数の店舗にそれぞれ設置された複数の店舗コンピュータと通信する店舗送受信手段と、前記店舗情報記憶手段、前記送受信手段および前記店舗送受信手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記店舗のリストを前記中継機能付き移動端末に送信すると共に前記中継機能付き移動端末から受信した前記リストから選択された店舗の情報を受け付ける店舗選択受付手段と、選択された店舗に関連づけて記憶されているメニュー情報を前記店舗情報記憶手段から抽出して前記中継機能付き移動端末に送信すると共に前記中継機能付き移動端末から受信した前記メニュー情報から選択されたメニューを表す注文情報を受け付けるメニュー選択受付手段と、前記注文情報を注文先の店舗の店舗コンピュータに転送する処理を行う注文転送手段とを有し、
    前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記アクセスポイント装置と通信するとともに前記中継機能付き無線端末間ネットワークの転送機能を提供する送受信手段と、前記アクセスポイント装置から受信した前記店舗のリストおよび前記メニュー情報を出力する出力手段と、前記店舗のリストからの店舗の選択および前記メニュー情報からのメニューの選択を入力するための入力手段と、選択された店舗を表す店舗選択情報および選択されたメニューを表す注文情報を前記アクセスポイント装置へ送信させる手段と、前記店舗のリスト、前記メニュー情報、前記選択店舗情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で他の中継機能付き移動端末のために転送する手段とを備えることを特徴とする注文システム。
  2. アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、
    前記アクセスポイント装置は、店舗のメニュー情報を記憶する店舗情報記憶手段と、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記中継機能付き移動端末と通信する送受信手段と、前記店舗情報記憶手段および前記送受信手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記店舗情報記憶手段から読み出した前記メニュー情報を前記中継機能付き移動端末に送信すると共に前記中継機能付き移動端末から受信した前記メニュー情報から選択されたメニューを表す注文情報を受け付ける処理を行うメニュー選択受付手段を備え、
    前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記アクセスポイント装置と通信するとともに前記中継機能付き無線端末間ネットワークの転送機能を提供する送受信手段と、前記アクセスポイント装置から受信した前記メニュー情報を出力する出力手段と、前記メニュー情報からのメニューの選択を入力するための入力手段と、選択されたメニューを表す注文情報を前記アクセスポイント装置へ送信させる手段と、前記メニュー情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で他の中継機能付き移動端末のために転送する手段とを備えることを特徴とする注文システム。
  3. アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、
    前記アクセスポイント装置は、前記アクセスポイント装置の周辺の複数の店舗にそれぞれ設置される複数の店舗コンピュータへのリンクを提供するリンク提供手段を備え、前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記アクセスポイント装置に接続され、前記店舗コンピュータは、前記アクセスポイント装置が有するリンクによって前記中継機能付き移動端末からアクセスされ、前記中継機能付き移動端末との間で注文のための情報処理を行う処理手段を有することを特徴とする注文システム。
  4. アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置との通信機能と共に中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を有する中継機能付き移動端末とを備え、
    前記アクセスポイント装置は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して、店舗のメニュー情報を前記中継機能付き移動端末に提供すると共に、前記店舗への注文情報を前記中継機能付き移動端末から受け付け、
    前記中継機能付き移動端末は、前記中継機能付き無線端末間ネットワークを介して前記メニュー情報を入手して前記注文情報を返すと共に、前記メニュー情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で転送することを特徴とする注文システム。
  5. 前記中継機能付き移動端末はカーナビゲーション装置に備えられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の注文システム。
  6. 前記中継機能付き移動端末は、注文先の店舗を経路案内の目的地に設定することを特徴とする請求項5に記載の注文システム。
  7. 前記中継機能付き移動端末は、注文先の店舗を経路案内の経由地に設定することを特徴とする請求項5に記載の注文システム。
  8. 前記中継機能付き移動端末は、注文先の店舗への到着予想時刻を算出し、前記アクセスポイント装置へ送信することを特徴とする請求項5に記載の注文システム。
  9. 前記中継機能付き移動端末は携帯電話端末であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の注文システム。
  10. 前記アクセスポイント装置は、中継機能付き無線端末間ネットワークの最大ホップ数を示す情報とともにデータを送出し、前記中継機能付き移動端末は、残りホップ数を示す情報とともにデータを中継機能付き無線端末間ネットワーク内で転送することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の注文システム。
  11. 前記中継機能付き移動端末は、前記アクセスポイント装置から受信した店舗の情報を保存し、所定の廃棄条件が成立すると廃棄することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の注文システム。
  12. 前記中継機能付き移動端末は、前記アクセスポイント装置から直接電波が届かなくなったときに前記店舗の情報を廃棄することを特徴とする請求項11に記載の注文システム。
  13. 前記中継機能付き移動端末は、前記店舗の情報を受信してから所定の保存期間が経過したときに前記店舗の情報を廃棄することを特徴とする請求項11に記載の注文システム。
  14. 前記中継機能付き移動端末は、保存した店舗の情報を転送した他の中継機能付き移動端末が所定の数に達したときに前記店舗の情報を廃棄することを特徴とする請求項11に記載の注文システム。
  15. 前記アクセスポイント装置は、店舗のサービス状況を表すサービス状況情報を前記メニュー情報と共に前記中継機能付き移動端末に提供することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の注文システム。
  16. 前記アクセスポイント装置は、前記サービス状況情報として前記店舗の空席状況の情報を提供することを特徴とする請求項15に記載の注文システム。
  17. 前記アクセスポイント装置は、前記サービス状況情報として前記店舗の待ち状況の情報を提供することを特徴とする請求項15に記載の注文システム。
  18. 中継機能付き無線端末間ネットワークのアクセスポイント装置との通信機能と共に前記中継機能付き無線端末間ネットワークのデータ転送機能を提供する送受信手段と、
    前記アクセスポイント装置から受信した店舗のメニュー情報を出力する出力手段と、
    前記メニュー情報からのメニューの選択を入力するための入力手段と、
    選択されたメニューを表す注文情報を前記アクセスポイント装置へ前記送受信手段に送信させる手段と、
    前記メニュー情報および前記注文情報を前記中継機能付き無線端末間ネットワーク内で他の中継機能付き移動端末のために前記送受信手段に転送させる手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  19. 現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    経路探索用の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    経路案内の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記地図データ記憶手段に記憶された地図データを参照して、現在位置から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
    を備え、前記目的地設定手段は、前記注文情報の送信の際には、注文先の店舗を経路案内の目的地に設定することを特徴とする請求項18に記載のナビゲーション装置。
  20. 現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    経路探索用の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    経路案内の目的地を設定する目的地設定手段と、
    経路案内の経由地を設定する経由地設定手段と、
    前記地図データ記憶手段に記憶された地図データを参照して、現在位置から経由地を経由して目的地に達するの経路を探索する経路探索手段と、
    を備え、前記経由地設定手段は、前記注文情報の送信の際には、注文先の店舗を経路案内の経由地に設定することを特徴とする請求項18に記載のナビゲーション装置。
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