JP2005221955A - 魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

【目的】液晶型プロジェクタの投映レンズとして好適な、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズを得る。
【構成】この魚眼レンズは、拡大側から順に負の第1レンズ群Gと正の第2レンズ群Gとを配列されてなり、第2レンズ群Gは拡大側から順に正の前群G21、絞り1、および正の後群G22を配列されてなり、縮小側が略テレセントリックとなるように構成されている。また、条件式(1)5.0<F2R/F<8.0、(2)4.0<D/F<7.5、(3)Bf/F>4.5、(4)−2.0<F/F<−1.0(ただし、F2R:第2レンズ群後群G22の焦点距離、D:第2レンズ群の前群G21と後群G22との間隔)を満足し、第2レンズ群後群G22に2組の2枚接合レンズと所定の条件式を満足する1組の3枚接合レンズとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は魚眼レンズに関し、特に、液晶型プロジェクタの投映レンズとして好適な魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置に関するものである。
液晶プロジェクタにおいては、ユーザにより設置条件の希望は様々で、投映距離とスクリーンサイズの任意性が求められる。そこで、1つの照明光学装置に対して、標準系、広角系、望遠系など数種類の投映レンズが用意され交換が可能なものもある。また、液晶プロジェクタでは様々な画像の投映が容易なため、今まで幻灯機や映写機で投映を行ってきたような用途への使用可能性も広がっている。このような背景に基づき、投映レンズの交換レンズのバリエーションの1つとして、魚眼レンズも用意されることが要望されている。
従来、魚眼レンズでは、一眼レフレックスカメラのレンズとして用いられるレトロフォーカス型レンズがよく知られている。例えば、下記特許文献1には、この用途に好適な魚眼レンズが記載されている。また、下記特許文献2には、CCTVシステムなどのCCDへの結像レンズとして用いられる魚眼レンズが記載されている。また、投映レンズとして魚眼レンズを用いる提案は下記特許文献3にも記載されている。
特開平11−52229号公報 特開2000−356739号公報 特開平7−64042号公報
しかしながら、上記従来の魚眼レンズは、必ずしも投映レンズとして用いる場合の基本的な条件を満足したものとはなっていない。
従来より投映レンズとしては、特に液晶プロジェクタ用としては、明るいレンズであること、色分解あるいは色合成の光学系をレンズ系と結像面の間に挿入するために適量のバックフォーカスを有していること、さらに、照明系との関係を考慮して縮小側にテレセントリック性のあるレンズであることが基本的な条件といえる。投映レンズとして用いる魚眼レンズも、これらの条件を満たしたレンズであることが要望されるが、従来の魚眼レンズでは、バックフォーカスは液晶投映用のレンズで必要とされる長さに不十分なものが多く、また、バックフォーカスが足りていたとしても、射出角度がきつくなっておりテレセントリック性の点で問題がある。
特許文献1記載のものは、バックフォーカスが不十分でテレセントリック性もないため、このようなレトロフォーカス型レンズを用いた場合には、スクリーン上で色むらが発生する虞があり、カラー液晶型ビデオプロジェクタの投映レンズとして用いることは好ましくない。特許文献2記載のものは、テレセントリック性がなく投映レンズとして用いることは好ましくない。特許文献3には、魚眼レンズを使ったプロジェクタが提案されてはいるが、上記の条件を満足するような具体的なレンズのことまで言及されたものではない。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、投映レンズとして、適度なバックフォーカスとテレセントリック性を有するとともに、高解像力と良好な光学性能を有する魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明の魚眼レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とを配列されてなり、該第2レンズ群は拡大側から順に、正の屈折力を有する前群、絞り、および正の屈折力を有する後群を配列されてなり、縮小側が略テレセントリックとされ、以下の条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするものである。
5.0<F2R/F<8.0 ・・・(1)
4.0<D/F<7.5 ・・・(2)
Bf/F>4.5 ・・・(3)
ただし、
F:全系の焦点距離
2R:第2レンズ群後群の焦点距離
D:第2レンズ群の前群と後群との間隔
Bf:バックフォーカス
また、前記第1レンズ群が以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
−2.0<F/F<−1.0 ・・・(4)
ただし、
F:全系の焦点距離
:第1レンズ群の焦点距離
また、前記第2レンズ群後群が少なくとも1組の接合レンズを有することが好ましい。また、前記第2レンズ群後群が少なくとも1組の3枚接合レンズを有することが好ましい。さらに、前記3枚接合レンズが以下の条件式(5)および(6)を満足することが好ましい。
|(Nd−Nd)/Rs|<0.02 ・・・(5)
|(Nd−Nd)/Rs|<0.06 ・・・(6)
ただし、
Nd:3枚接合レンズの拡大側からi枚目の屈折率
Rs:3枚接合レンズの拡大側からi番目の接合面の曲率半径
本発明の投写型表示装置は、光源、ライトバルブ、および該ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投映する投映レンズとして上記魚眼レンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明の魚眼レンズによれば、レトロフォーカスタイプで所定の条件式を満足するとともに縮小側が略テレセントリックとされた構成により、適量のバックフォーカスを有し収差が良好に補正された明るい魚眼レンズとすることができ、液晶プロジェクタの投映レンズとしても好適な魚眼レンズを得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明に係る魚眼レンズの基本構成を示すものであり、図2はこの魚眼レンズの部分拡大図である。このレンズを本実施形態の代表として、以下に説明する。
この魚眼レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと正の屈折力を有する第2レンズ群Gとを配列されてなり、第2レンズ群Gは拡大側から順に、正の屈折力を有する前群G21、絞り1、および正の屈折力を有する後群G22を配列されてなり、縮小側が略テレセントリックとなるように構成されている。なお、図1では第2レンズ群後群G22と液晶表示パネルの素子面3との間に、赤外線をカットするフィルタやローパスフィルタさらには色合成光学系(色分解光学系)に相当するガラスブロック2が配列されている。また、図中、Xは光軸を表している。
また、この魚眼レンズは以下の条件式(1)〜(3)を満足するように構成されている。
5.0<F2R/F<8.0 ・・・(1)
4.0<D/F<7.5 ・・・(2)
Bf/F>4.5 ・・・(3)
ただし、
F:全系の焦点距離
2R:第2レンズ群後群の焦点距離
D:第2レンズ群の前群と後群との間隔
Bf:バックフォーカス
拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと正の屈折力を有する第2レンズ群Gとを配設するレトロフォーカスタイプは、長いバックフォーカスを確保するために適した構成である。これにより、色分解あるいは色合成の光学系をレンズ系と液晶表示パネルの素子面3と間に挿入可能となるバックフォーカスを確保することができる。
さらに上記条件式(1)もバックフォーカスに影響する条件式であって、この上限値を越えるとバックフォーカスが必要以上に長くなり、魚眼レンズの全長も長くなってしまう。この下限値を超えると必要なバックフォーカスの確保が難しくなる。また、この下限値を超えると、バランスよく収差を補正することが困難になるとともに、テレセントリック性を良好に保つことも困難になる。条件式(1)の上限値および下限値は、必要十分かつ長すぎないバックフォーカスの確保に作用するとともに、バランスよく諸収差を補正するための範囲である。
第2レンズ群Gでは、拡大側から順に、正の屈折力を有する前群G21、絞り1、および正の屈折力を有する後群G22が配列され、前群G21と後群G22との間隔は条件式(2)により規定されている。第2レンズ群Gの構成は、縮小側にテレセントリックなレンズを実現するために適した構成とされている。諸収差を良好に保ちつつ、縮小側にテレセントリックなレンズとするためには、絞り付近において主光線が光軸に対し緩やかな角度となるように通過させることが肝要となる。条件式(2)の下限値を越えると、光線の角度がきつくなるので、テレセントリックにするためには大きなパワーが必要となり、収差の補正が困難となってしまう。逆に光線の角度を緩やかにしすぎると、テレセントリック性には有効であっても、魚眼レンズの全長が長くなりすぎるという弊害が生じてしまうので、条件式(2)の上限値はこれを防止するためのものである。
また、バックフォーカスに関するBf/Fの値が4.5より大きいという条件式(3)の規定は、超広画角かつプロジェクタ用投映レンズとして必要なBfを有するレンズであるための条件というべきものである。
本発明の魚眼レンズは、さらに第1レンズ群Gが以下の条件式(4)を満足することが好ましい。条件式(4)は、第1レンズ群Gのパワーを規定して、必要十分なバックフォーカスを確保するとともに収差をバランスよく補正するための条件式である。この上限値を超えると第1レンズ群Gの負のパワーが強くなりすぎて収差が大きくなるので、バランスのよい補正が難しくなる。この下限値を越えると第1レンズ群Gの負のパワーが弱くなりすぎて必要なバックフォーカスを確保することが難しくなる。
−2.0<F/F<−1.0 ・・・(4)
ただし、
F:全系の焦点距離
:第1レンズ群Gの焦点距離
また、本発明の魚眼レンズは、第2レンズ群後群G22が少なくとも1組の接合レンズを有することが好ましい。接合レンズを有することにより倍率色収差を良好に補正することができる。一般に、広画角なレンズになるほど色収差の補正が難しく、周辺部で色にじみが発生しやすい。特に、魚眼レンズのような超広角レンズでは、色収差の補正が光学性能に最も影響が大きいので、倍率色収差の補正は重要である。
この接合レンズとしては、3枚接合レンズを用いることができる。3枚接合レンズは2枚接合レンズよりも色収差補正効果が飛躍的に高い。この3枚接合レンズは、倍率色収差を良好に補正するために、接合面のパワーを規定した以下の条件式(5)および(6)を満足することがより好ましい。また、3枚接合レンズは、主光線が光軸Xに近づく位置(絞り位置)に近い位置に配置することで軸上色収差補正についても効果を発揮することができる。
|(Nd−Nd)/Rs|<0.02 ・・・(5)
|(Nd−Nd)/Rs|<0.06 ・・・(6)
ただし、
Nd:3枚接合レンズの拡大側からi枚目の屈折率
Rs:3枚接合レンズの拡大側からi番目の接合面の曲率半径
本発明によれば、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズを得ることができ、液晶プロジェクタの投映レンズとしても好適な魚眼レンズとすることができる。本発明の魚眼レンズは、光源、およびライトバルブを備えた投写型表示装置において、ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投映するための投映レンズとして機能し得る。スクリーンとしては、投映レンズ側に凹面となるように湾曲した、例えば略半球状のような反射型スクリーンを用いて、魚眼レンズの広画角性を生かすことも可能である。
図3は、本発明の魚眼レンズを投映レンズとして備えた液晶プロジェクタの構成例である。この装置において、光源ランプ10から出射された白色光の光束は、放物面リフレクタ11、第1および第2のレンズアレイ12、13から構成されるインテグレータ光学系、偏光変換光学系14、ミラー15、およびコンデンサレンズ16を介し、光束断面における光量の均一化が図られかつ偏光が揃えられた状態で色分解手段に入射される。色分解手段は第1および第2のダイクロイックミラー17a、17bよりなり、白色光を第1〜第3の色光に色分解する。第1〜第3の色光としては、G光、B光、R光を任意の順に充てることができる。色分解された第1〜第3の色光は、コンデンサレンズ20a〜cを介し、各色光に対応する透過型液晶表示パネル21a〜cを照射する。また、各色光の光路上にはミラー18a〜cおよびリレーレンズ19a、19bが適宜配されている。各透過型液晶パネル21a〜cを透過し各色光用の画像情報を担持した光束は、色合成手段としてのクロスダイクロイックプリズム22を介し色合成され、本発明の魚眼レンズよりなる投写レンズ23を介し図示されないスクリーン上にフルカラー画像が拡大投写される。
なお、本発明の魚眼レンズは透過型液晶表示パネルを用いた投写型表示装置の投映レンズとしての使用態様に限られるものではなく、反射型液晶表示パネルやDMD等の、他の光変調手段を用いた装置の投映レンズ等として用いることも可能であるほか、CCD、撮像管等の撮像手段、さらには銀塩フィルム等を用いたカメラに使用される結像レンズとして用いることも可能である。
以下、本発明の魚眼レンズの実施例についてデータを用いて具体的に説明する。なお、本発明の魚眼レンズとしては下記実施例のものに限られるものではなく、例えば各レンズ群を構成するレンズの枚数および形状は適宜選択し得る。
<実施例1>
実施例1における各レンズ面の曲率半径R(共役点位置無限遠状態の焦点距離を1として規格化されている;以下の表2〜6において同じ)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(上記曲率半径Rと同様の焦点距離で規格化されている;以下の表2〜6において同じ)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表1の上段に示す。なお、この表1および後述する表2〜6において、各記号R、D、N、νに対応させた数字は拡大側から順次増加するようになっている。また表1の下段に、この実施例1における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を示す。なお、条件式(3)に対応するBfの値は、魚眼レンズと素子面との間にガラスブロックが無いとした場合の数値である(以下の表2〜6において同じ)。
Figure 2005221955
図4は実施例1の魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。なお、この図4および後述する図5〜9において、各非点収差図にはサジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されており、各倍率色収差図にはd線に対する収差が示されている。
この図4および上記表1から明らかなように、実施例1の魚眼レンズは条件式(1)〜(6)を全て満足し、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズとされている。
<実施例2>
実施例2における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表2の上段に示す。また表2の下段に、この実施例2における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を示す。また、図5は実施例2の魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。図5および表2から明らかなように、実施例2の魚眼レンズは条件式(1)〜(6)を全て満足し、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズとされている。
Figure 2005221955
<実施例3>
実施例3における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表3の上段に示す。また表3の下段に、この実施例3における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を示す。また、図6は実施例3の魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。図6および表3から明らかなように、実施例3の魚眼レンズは条件式(1)〜(6)を全て満足し、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズとされている。
Figure 2005221955
<実施例4>
実施例4における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表4の上段に示す。また表4の下段に、この実施例4における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を示す。また、図7は実施例4の魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。図7および表4から明らかなように、実施例4の魚眼レンズは条件式(1)〜(6)を全て満足し、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズとされている。
Figure 2005221955
<実施例5>
実施例5における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表5の上段に示す。また表5の下段に、この実施例5における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を示す。また、図8は実施例5の魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。図8および表5から明らかなように、実施例5の魚眼レンズは条件式(1)〜(6)を全て満足し、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズとされている。
Figure 2005221955
<実施例6>
実施例6における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表6の上段に示す。また表6の下段に、この実施例6における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を示す。また、図9は実施例6の魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。図9および表6から明らかなように、実施例6の魚眼レンズは条件式(1)〜(6)を全て満足し、縮小側が略テレセントリックでかつ適量のバックフォーカスを有し、収差が良好に補正された明るい魚眼レンズとされている。
Figure 2005221955
本発明に係る魚眼レンズのレンズ構成図 図1の部分拡大図 本発明に係る投写型表示装置の概略構成図 実施例1に係る魚眼レンズの各収差図 実施例2に係る魚眼レンズの各収差図 実施例3に係る魚眼レンズの各収差図 実施例4に係る魚眼レンズの各収差図 実施例5に係る魚眼レンズの各収差図 実施例6に係る魚眼レンズの各収差図
符号の説明
〜G、G21、G22 レンズ群
〜L14 レンズ
〜R27 レンズ面等の曲率半径
〜D26 レンズ面間隔(レンズ厚)
X 光軸
1 絞り
2 ガラスブロック
3 素子面
10 光源ランプ
11 放物面リフレクタ
12、13 レンズアレイ
14 偏光変換光学系
15、18a〜c ミラー
16、20a〜c コンデンサレンズ
17a、17b ダイクロイックミラー
19a、19b リレーレンズ
21a〜c 透過型液晶パネル
22 クロスダイクロイックプリズム
23 投写レンズ

Claims (6)

  1. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とを配列されてなり、該第2レンズ群は拡大側から順に、正の屈折力を有する前群、絞り、および正の屈折力を有する後群を配列されてなり、縮小側が略テレセントリックとされ、以下の条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とする魚眼レンズ。
    5.0<F2R/F<8.0 ・・・(1)
    4.0<D/F<7.5 ・・・(2)
    Bf/F>4.5 ・・・(3)
    ただし、
    F:全系の焦点距離
    2R:第2レンズ群後群の焦点距離
    D:第2レンズ群の前群と後群との間隔
    Bf:バックフォーカス
  2. 前記第1レンズ群が以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1記載の魚眼レンズ。
    −2.0<F/F<−1.0 ・・・(4)
    ただし、
    F:全系の焦点距離
    :第1レンズ群の焦点距離
  3. 前記第2レンズ群後群が少なくとも1組の接合レンズを有することを特徴とする請求項1または2記載の魚眼レンズ。
  4. 前記第2レンズ群後群が少なくとも1組の3枚接合レンズを有することを特徴とする請求項3記載の魚眼レンズ。
  5. 前記3枚接合レンズが以下の条件式(5)および(6)を満足することを特徴とする請求項4記載の魚眼レンズ。
    |(Nd−Nd)/Rs|<0.02 ・・・(5)
    |(Nd−Nd)/Rs|<0.06 ・・・(6)
    ただし、
    Nd:3枚接合レンズの拡大側からi枚目の屈折率
    Rs:3枚接合レンズの拡大側からi番目の接合面の曲率半径
  6. 光源、ライトバルブ、および該ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投映する投映レンズとして請求項1〜5のうちいずれか1項記載の魚眼レンズを備えたことを特徴とする投写型表示装置。
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