JP2005221133A - 熱交換器およびこれを用いる燃焼炉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的高温である燃焼済みの排気ガスなどに含まれる熱を長期間にわたり安定して熱交換可能とする熱交換器、および係る熱交換器を用いる燃焼効率の良い燃焼炉装置を提供する。
【解決手段】ステンレス鋼などの金属からなり互いに平行に配置され且つ内部を熱交換する一方の流体であるエアが流れる複数のパイプ26,28と、係る複数のパイプ26,28の外側をこれらの軸方向と直交する方向に沿って熱交換する排気ガスである他方の流体が流れる排気ガス流路10と、を含み、上記複数のパイプ26,28の表面全体にはアルミニウムなどの拡散浸透層(29)が100μm以上の厚みで形成されている、熱交換器20。
【選択図】 図2
【解決手段】ステンレス鋼などの金属からなり互いに平行に配置され且つ内部を熱交換する一方の流体であるエアが流れる複数のパイプ26,28と、係る複数のパイプ26,28の外側をこれらの軸方向と直交する方向に沿って熱交換する排気ガスである他方の流体が流れる排気ガス流路10と、を含み、上記複数のパイプ26,28の表面全体にはアルミニウムなどの拡散浸透層(29)が100μm以上の厚みで形成されている、熱交換器20。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば燃焼済みの排気ガスに含まれる熱を利用して燃焼用ガスを予熱する熱交換器およびこれを用いる燃焼炉装置に関する。
熱エネルギを効率良く活用するため、バーナ燃焼方式の加熱炉などでは、燃焼済みの排気ガスを直交流式の熱交換器に流し、係る排気ガスに含まれる熱によりエアなどの燃焼用ガスを予熱することで、重油などの燃料を節約している。
上記直交流式の熱交換器において、排気ガスは、複数の金属パイプの外側をそれらの径方向に沿って流され、各パイプの内側を分流する燃焼用ガスを約400℃に予熱している。係る予熱された燃焼用ガスは、加熱炉などのバーナに送給され、重油などと混合された後、1200℃以上の温度で燃焼される。
上記直交流式の熱交換器において、排気ガスは、複数の金属パイプの外側をそれらの径方向に沿って流され、各パイプの内側を分流する燃焼用ガスを約400℃に予熱している。係る予熱された燃焼用ガスは、加熱炉などのバーナに送給され、重油などと混合された後、1200℃以上の温度で燃焼される。
燃焼済みとなり且つ前記熱交換器に送給された約800℃の排気ガスは、新たな燃焼用ガスの予熱に活用された後、無害化処理されて外部に排出されている。尚、前記熱交換器における複数の金属パイプは、例えばSUS430などのフェライト系やSUS410などのマルテンサイト系ステンレス鋼からなる。
ところで、上記金属パイプの外側を流れる高温の排気ガスは、酸化物や硫化物を含むため、当該パイプに腐食による孔明きが発生するおそれがある。しかしながら、上記ステンレス鋼は、溶接が難しいため、補修が困難であった。
ところで、上記金属パイプの外側を流れる高温の排気ガスは、酸化物や硫化物を含むため、当該パイプに腐食による孔明きが発生するおそれがある。しかしながら、上記ステンレス鋼は、溶接が難しいため、補修が困難であった。
一方では、高温高圧流体の熱交換に適した対向流式のプレートフィン式熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この熱交換器は、平行に配置した複数のプレート同士の間ごとに、表面および裏面が交互に凹凸断面となる伝熱フィンと、その周辺にシーリングバーとを配置している。更に、SUS304からなる上記伝熱フィンの表面および裏面に当該フィンよりも熱伝導度が高い銅、銀、Al、Mo、W、Ni、またはCrを、クラッド、メッキ、または気相蒸着により数μm〜数10μmの厚みで被覆している。
上記プレートフィン熱交換器では、例えば300℃の温かい窒素ガスと熱交換することにより、20℃の冷たい窒素ガスを280℃に加熱している。
しかし、酸化物や硫化物を含む約800℃の前記排気ガスを上記熱交換器に適用した場合、やはり腐食による孔明きを生じるおそれがあり、且つプレートフィン式のため、大量の燃焼済みの排気ガスを処理できない、という問題があった。
上記プレートフィン熱交換器では、例えば300℃の温かい窒素ガスと熱交換することにより、20℃の冷たい窒素ガスを280℃に加熱している。
しかし、酸化物や硫化物を含む約800℃の前記排気ガスを上記熱交換器に適用した場合、やはり腐食による孔明きを生じるおそれがあり、且つプレートフィン式のため、大量の燃焼済みの排気ガスを処理できない、という問題があった。
本発明は、前述した背景技術の問題点を解決し、例えば約800℃の比較的高温である燃焼済みの排気ガスなどに含まれる熱を長期間にわたり安定して熱交換可能とする熱交換器、および係る熱交換器を用いる燃焼効率の良い燃焼炉装置を提供する、ことを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、発明者の鋭意研究および調査の結果、直交流式の熱交換器において、燃焼済みの排気ガスが接触する複数の金属パイプの表面にアルミニウムなどの拡散浸透による合金層を形成する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の熱交換器(請求項1)は、金属からなり互いに平行に配置され且つ内部を熱交換する一方の流体が流れる複数のパイプと、係る複数のパイプの外側を各パイプの軸方向と直交する方向に沿って流れる熱交換する他方の流体の流路と、を含む熱交換器において、上記複数のパイプの表面全体にアルミニウム、クロム、または亜鉛の何れかからなる拡散浸透層が形成されている、ことを特徴とする。
即ち、本発明の熱交換器(請求項1)は、金属からなり互いに平行に配置され且つ内部を熱交換する一方の流体が流れる複数のパイプと、係る複数のパイプの外側を各パイプの軸方向と直交する方向に沿って流れる熱交換する他方の流体の流路と、を含む熱交換器において、上記複数のパイプの表面全体にアルミニウム、クロム、または亜鉛の何れかからなる拡散浸透層が形成されている、ことを特徴とする。
これによれば、熱交換する一方の流体が内部を流れる上記複数のパイプの表面全体に、アルミニウム、クロム、または亜鉛からなる拡散浸透層(合金層)が形成されている。このため、上記複数のパイプの外側をこれらと直交する方向に沿って流れる熱交換する他方の流体を、前記酸化物や硫化物を含む比較的高温の前記排気ガスとしても、上記拡散浸透層によって上記パイプの腐食を防止または抑制することができる。従って、直交流式で且つ複数の平行なパイプを含む熱交換器の性能を安定させ且つその寿命を長くすることができる。
尚、直交流(クロスフロー)式で且つ複数の平行な金属パイプを含む前記熱交換器には、複数のパイプのみを平行に配置した多管型の他、シェル・アンド・チューブ型、クロスフィン式フィン・アンド・チューブ型などが含まれる。
尚、直交流(クロスフロー)式で且つ複数の平行な金属パイプを含む前記熱交換器には、複数のパイプのみを平行に配置した多管型の他、シェル・アンド・チューブ型、クロスフィン式フィン・アンド・チューブ型などが含まれる。
また、本発明には、前記複数のパイプを形成する金属は、ステンレス鋼、耐熱鋼、またはNi基耐熱合金の何れかである、熱交換器(請求項2)も含まれる。
これによれば、Fe−Cr系またはFe−Ni−Cr系などのステンレス鋼(例えば、SUS310S:25wt%Ni−20wt%Cr)、Fe−Cr−Ni系またはFe−Cr−Mo系などの耐熱鋼(SUH鋼種)、あるいは、Ni−Cr系などのNi基耐熱合金からなるパイプの表層部に、アルミニウム、クロム、または亜鉛の原子や分子が進入した拡散浸透層(合金層)が形成される。この結果、前記複数のパイプの外側に、前記酸化物や硫化物を含む比較的高温の前記排気ガスを流しても、上記パイプの腐食を確実に防ぐことができる。
これによれば、Fe−Cr系またはFe−Ni−Cr系などのステンレス鋼(例えば、SUS310S:25wt%Ni−20wt%Cr)、Fe−Cr−Ni系またはFe−Cr−Mo系などの耐熱鋼(SUH鋼種)、あるいは、Ni−Cr系などのNi基耐熱合金からなるパイプの表層部に、アルミニウム、クロム、または亜鉛の原子や分子が進入した拡散浸透層(合金層)が形成される。この結果、前記複数のパイプの外側に、前記酸化物や硫化物を含む比較的高温の前記排気ガスを流しても、上記パイプの腐食を確実に防ぐことができる。
更に、本発明には、前記アルミニウム、クロム、または亜鉛の拡散浸透層の厚みは、100μm以上で且つ500μm以下である、熱交換器(請求項3)も含まれる。これによれば、前記他方の流体に、前記酸化物や硫化物を含む比較的高温の前記排気ガスを用いても、前記複数のパイプの腐食を一層確実に阻止することが可能となる。
尚、拡散浸透層の厚みが100μm未満では、腐食の抑制が不十分となってパイプの寿命を長期化できず、一方、上記厚みが500μmを越えると、拡散浸透層自体が形成されにくくなるため、上記厚みの範囲とした。また、拡散浸透層は、前記パイプの表面から内部に向かって当該パイプを形成する金属との合金層であって、アルミニウムなどの濃度(含有量)が表面寄りでは高く且つ内部に向かうに連れて低下する傾斜濃度の合金層である。
尚、拡散浸透層の厚みが100μm未満では、腐食の抑制が不十分となってパイプの寿命を長期化できず、一方、上記厚みが500μmを越えると、拡散浸透層自体が形成されにくくなるため、上記厚みの範囲とした。また、拡散浸透層は、前記パイプの表面から内部に向かって当該パイプを形成する金属との合金層であって、アルミニウムなどの濃度(含有量)が表面寄りでは高く且つ内部に向かうに連れて低下する傾斜濃度の合金層である。
一方、本発明の燃焼炉装置(請求項4)は、前記何れか1つの熱交換器と、燃焼用ガスと燃料との混合ガスを燃焼させるバーナを有する燃焼炉と、係る燃焼炉において燃焼済みとなった排気ガスを、上記熱交換器における前記他方の流体の流路である排気ガス流路に送給する排気管と、上記熱交換器の複数のパイプ内を通過し且つ上記排気ガスにより加熱された燃焼用ガスを、上記燃焼炉の上記バーナに供給する給気管と、を含む、ことを特徴とする。
これによれば、燃焼炉のバーナで重油などの燃料と共に燃焼された比較的高温の排気ガスは、熱交換器における複数のパイプ間を直交(ほぼ径方向)方向に流され、この間に、複数のパイプ内を通過するエアなどの燃焼用ガスと熱交換してこれを加熱(予熱)することができる。このため、加熱された燃焼用ガスを上記バーナに送給することにより、熱エネルギを有効に利用でき且つ燃料を節約できるため、燃焼効率が向上する。しかも、前記のように、熱交換器の各パイプは、腐食に十分耐え得るため、燃焼炉の稼働も安定して行うことが可能となる。
尚、前記燃焼炉には、予熱炉、加熱炉、均熱炉、熱処理炉などが含まれる。
尚、前記燃焼炉には、予熱炉、加熱炉、均熱炉、熱処理炉などが含まれる。
また、本発明には、前記熱交換器における複数のパイプの少なくとも同じ端部にヘッダーが配置され、または前記複数のパイプにおける一端部または両端部にU形部が形成され、上記複数のパイプ間に、係る複数のパイプの軸方向と直交する燃焼済みの排気ガス流路が形成されていると共に、上記複数のパイプは、上記排気ガスと熱交換して加熱される燃焼用ガスの流路を内設している、燃焼炉装置(請求項5)も含まれる。
これによれば、エアなどの燃焼用ガスは、各パイプ内を分流し、上記ヘッダー内で一旦合流してから別のパイプに分流するか、あるいは上記U形部でUターンした後、係るU形部に連通する別のパイプに分流する。係る長い送給経路を経る間に、複数のパイプの外側を直交方向に沿って高温の排気ガスが流れるため、上記エアと熱交換して係るエアを加熱(予熱)することができる。
これによれば、エアなどの燃焼用ガスは、各パイプ内を分流し、上記ヘッダー内で一旦合流してから別のパイプに分流するか、あるいは上記U形部でUターンした後、係るU形部に連通する別のパイプに分流する。係る長い送給経路を経る間に、複数のパイプの外側を直交方向に沿って高温の排気ガスが流れるため、上記エアと熱交換して係るエアを加熱(予熱)することができる。
図1は、本発明の熱交換器20とこれを用いた燃焼炉装置1とを示す概略図、図2は、上記熱交換器20の詳細を示す一部に透視部を含む斜視図である。
燃焼炉装置(燃焼設備)1は、図1に示すように、加熱炉である燃焼炉2、係る燃焼炉2のバーナ8に連通する給気管18と炉内5に連通する排気管9とにそれぞれ接続される熱交換器20、および排気ガス流路(他方の流体の流路)10などを備えている。
燃焼炉2は、図1中の左側に示すように、直方体を呈する耐火性の炉体4と、その開口部を閉じる耐火性の蓋3と、炉体4の側壁に明けたテーパ孔6に配設したバーナ8と、上記排気管9を炉内5に連通させる排気口7とを備えている。
燃焼炉装置(燃焼設備)1は、図1に示すように、加熱炉である燃焼炉2、係る燃焼炉2のバーナ8に連通する給気管18と炉内5に連通する排気管9とにそれぞれ接続される熱交換器20、および排気ガス流路(他方の流体の流路)10などを備えている。
燃焼炉2は、図1中の左側に示すように、直方体を呈する耐火性の炉体4と、その開口部を閉じる耐火性の蓋3と、炉体4の側壁に明けたテーパ孔6に配設したバーナ8と、上記排気管9を炉内5に連通させる排気口7とを備えている。
熱交換器20は、図1中の右側と図2とに示すように、互いに平行に配置され内部(燃焼用ガスである一方の流体の流路・中空部)をエア(一方の流体・燃焼用ガス)が流れる複数のパイプ26,28と、係るパイプ26,28の外側で且つこれらの軸方向と直交する方向に沿って燃焼済みの排気ガス(他方の流体)が流れる排気ガス流路10と、を含む。
複数のパイプ26,28は、例えばSUS310S(25wt%Ni−20wt%Cr)などの耐熱性ステンレス鋼からなり、外径:約42.5mm×内径:約36.5mm×長さ:約1500mmのサイズである。係るパイプ26,28の外側の表面全体には、後述するアルミニウムの拡散浸透層29が形成されている。
複数のパイプ26,28は、例えばSUS310S(25wt%Ni−20wt%Cr)などの耐熱性ステンレス鋼からなり、外径:約42.5mm×内径:約36.5mm×長さ:約1500mmのサイズである。係るパイプ26,28の外側の表面全体には、後述するアルミニウムの拡散浸透層29が形成されている。
図1,2で上方のパイプ26は、一端部が分流用のヘッダー21に、他端部が迂回流用のヘッダー24に接続され、図1,2で下方のパイプ28は、一端部が合流用のヘッダー22に、他端部が迂回流用のヘッダー24に接続されている。
図1に示すように、熱交換器20における分流用の上記ヘッダー21には、外気を取り入れるラッパ状の開口部15を有する導入管16が連通し、係る導入管16の途中には、給気ブロア17が配設されている。係る熱交換器20における合流用の前記ヘッダー22は、給気管18を介して、前記燃焼炉2のバーナ8に連通している。
図1,2に示すように、ヘッダー21,22とヘッダー24との間に、複数のパイプ26,28の外側で且つこれらの軸方向と直交する方向に沿って、バーナ8で燃焼され且つ排気管9を経た燃焼済みの排気ガスが流れる排気ガス流路10を形成している。係る流路10の下流側11には、排出管12が接続され、その途中に設けた排気ブロア13により、排出口14から排気ガスを外部に排出する。
図1に示すように、熱交換器20における分流用の上記ヘッダー21には、外気を取り入れるラッパ状の開口部15を有する導入管16が連通し、係る導入管16の途中には、給気ブロア17が配設されている。係る熱交換器20における合流用の前記ヘッダー22は、給気管18を介して、前記燃焼炉2のバーナ8に連通している。
図1,2に示すように、ヘッダー21,22とヘッダー24との間に、複数のパイプ26,28の外側で且つこれらの軸方向と直交する方向に沿って、バーナ8で燃焼され且つ排気管9を経た燃焼済みの排気ガスが流れる排気ガス流路10を形成している。係る流路10の下流側11には、排出管12が接続され、その途中に設けた排気ブロア13により、排出口14から排気ガスを外部に排出する。
図3に示すように、円筒形状を呈する前記パイプ26(28)の外側の表面全体には、図3中の一点鎖線部分Xを拡大した図4の断面図で示すように、アルミニウムの拡散浸透層29が、100μm〜500μmの厚みで形成されている。
上記拡散浸透層29は、耐熱性ステンレス鋼(母材)mからなるパイプ26(28)を、Fe−Al系合金粉末およびNH4Cl粉末からなる調合剤と共に鋼製の容器中で埋設して密閉し、900〜1000℃に所要時間にわたり加熱する、いわゆるカロライジング処理を施すことにより、生成される。上記Fe−Al系合金粉末中のAlは、HClと反応してAlCl2(蒸気)となり、これがパイプ26(28)の表面付近において上記母材m中の被処理物成分と置換反応するため、当該Alは母材m中に拡散浸透(セメンテーション)して行く。
上記拡散浸透層29は、耐熱性ステンレス鋼(母材)mからなるパイプ26(28)を、Fe−Al系合金粉末およびNH4Cl粉末からなる調合剤と共に鋼製の容器中で埋設して密閉し、900〜1000℃に所要時間にわたり加熱する、いわゆるカロライジング処理を施すことにより、生成される。上記Fe−Al系合金粉末中のAlは、HClと反応してAlCl2(蒸気)となり、これがパイプ26(28)の表面付近において上記母材m中の被処理物成分と置換反応するため、当該Alは母材m中に拡散浸透(セメンテーション)して行く。
上記Alの母材m中への拡散浸透は、図5のグラフで例示するように、パイプ26(28)の表面から母材mの内部に向かって、浸透したAlの濃度(wt%)が傾斜して低くなり、パイプ26(28)の表面からの距離が500μmを越えると極く微量になる。即ち、アルミニウムの拡散浸透層29は、母材mである前記耐熱性ステンレス鋼とAlとからなる合金層であるが、拡散浸透したAlの濃度は均一ではなく、パイプ26(28)の表面付近では30wt%と高く、係る表面から内部に向かう連れて徐々に低下し、深さが500μmを越えると極少となる。
上記拡散浸透層29が密着性をもって表面全体に形成されることにより、前記複数のパイプ26,28は、前記耐熱性ステンレス鋼の機械的性質を損なうことなく、耐高温酸化性、耐高温食性、および耐磨耗性を顕著に高められる。
上記拡散浸透層29が密着性をもって表面全体に形成されることにより、前記複数のパイプ26,28は、前記耐熱性ステンレス鋼の機械的性質を損なうことなく、耐高温酸化性、耐高温食性、および耐磨耗性を顕著に高められる。
ここで、前記熱交換器20およびこれを用いた燃焼炉装置1の使用方法について説明する。図1において、予め加熱すべき鋼材などを燃焼炉2の炉内5に装入し、蓋3で炉体4の開口部を閉じておくと共に、前記排気ブロア13および給気ブロア17を稼働させる。
図1,2中の実線の矢印で示すように、外気のエア(燃焼用ガス・一方の流体)は、導入管16内に取り込まれ、入口21aを経て熱交換器20における分流用のヘッダー21の中空部23に導入される。係るエアは、図1,2で上方に位置する複数のパイプ26の内部を分流し、迂回流用のヘッダー24の中空部27で下方に迂回した後、図1,2で下方に位置する複数のパイプ28の内部を分流する。各パイプ28を通過したエアは、合流用のヘッダー22の中空部25で合流した後、係るヘッダー22の出口22aから送り出され、図1中の実線の矢印で示すように、給気管18を介して燃焼炉2のバーナ8に送られる。
図1,2中の実線の矢印で示すように、外気のエア(燃焼用ガス・一方の流体)は、導入管16内に取り込まれ、入口21aを経て熱交換器20における分流用のヘッダー21の中空部23に導入される。係るエアは、図1,2で上方に位置する複数のパイプ26の内部を分流し、迂回流用のヘッダー24の中空部27で下方に迂回した後、図1,2で下方に位置する複数のパイプ28の内部を分流する。各パイプ28を通過したエアは、合流用のヘッダー22の中空部25で合流した後、係るヘッダー22の出口22aから送り出され、図1中の実線の矢印で示すように、給気管18を介して燃焼炉2のバーナ8に送られる。
前記エアが複数のパイプ26,28内を通過する間において、図1,2中の破線の矢印で示すように、先にバーナ8にて約1200℃で燃焼された比較的高温の排気ガスは、排気管9を経て複数のパイプ26,28と直交する排気ガス流路10に約800℃となって送られ、係るパイプ26,28間を通過してこれらを加熱する。
この結果、前記エアは、複数のパイプ26,28を介して排ガスの熱と熱交換して加熱され、約400℃に予熱される。係る熱交換に際して、複数のパイプ26,28は、それらの表面全体に形成された前記アルミニウムの拡散浸透層29によって、排気ガス中に含まれる酸化物や硫化物による腐食を防止ないし抑制される。
この結果、前記エアは、複数のパイプ26,28を介して排ガスの熱と熱交換して加熱され、約400℃に予熱される。係る熱交換に際して、複数のパイプ26,28は、それらの表面全体に形成された前記アルミニウムの拡散浸透層29によって、排気ガス中に含まれる酸化物や硫化物による腐食を防止ないし抑制される。
図1中の実線の矢印で示すように、バーナ8に送給された予熱済みのエアは、当該バーナ8で重油などの燃料と混合されると、容易に棒状の火炎Fとなって、炉内5の鋼材などを加熱する。係る火炎Fにおける約1200℃の燃焼により生成した高温の排気ガスは、前記のように排気管9を経て複数のパイプ26,28と直交する排気ガス流路10に送られ、係るパイプ26,28内を通過する新たなエアと熱交換してこれらを加熱した後、上記排気ガス流路10の下流11側から排出管12を経て外部に排出される。
尚、上記排気ガスは、予め排出管12の途中に設けた図示しない公知のフィルタや脱硫手段などにより、無害化された状態で外部に排出される。
以上のような熱交換器20およびこれを用いた燃焼炉装置1によれば、前者における複数のパイプ26,28の表面に前記拡散浸透層29が形成されているため、高温で且つ硫化物や酸化物を含む排気ガスによる腐食を生じることなく、当該排気ガスの熱をエアの予熱に有効に活用することができる。従って、熱エネルギと燃料とを有効活用できると共に、熱交換器20自体の寿命も長期化できる。
尚、上記排気ガスは、予め排出管12の途中に設けた図示しない公知のフィルタや脱硫手段などにより、無害化された状態で外部に排出される。
以上のような熱交換器20およびこれを用いた燃焼炉装置1によれば、前者における複数のパイプ26,28の表面に前記拡散浸透層29が形成されているため、高温で且つ硫化物や酸化物を含む排気ガスによる腐食を生じることなく、当該排気ガスの熱をエアの予熱に有効に活用することができる。従って、熱エネルギと燃料とを有効活用できると共に、熱交換器20自体の寿命も長期化できる。
図6は、異なる形態の熱交換器30を示す概略図である。尚、以下において、前記形態と同じ要素や部分には、同じ符号または矢印を用いる。
熱交換器30は、図6に示すように、一端部に大小2種類のU形部35を個別に有する上下一対の中空管33,34からなり且つ側面視がほぼU字形を呈する複数のパイプ32を用いる。係る複数のパイプ32は、図6の前後方向に沿っても互いに平行にして配管されている。
図6に示すように、複数のパイプ32における上方の中空管33の他端部は、前記分流用のヘッダー21に連通され、下方の中空管34の他端部は、前記合流用のヘッダー22に接続されている。複数のパイプ32において少なくとも中空管33,34の表面には、前記と同様にアルミニウムの拡散浸透層(29)が前記同様の厚みで形成されている。
尚、複数のパイプ32は、同じサイズのU形部35とし、図6の前後方向に沿って上下方向に交互にずれた千鳥状に配置したり、同じ高さで配置しても良い。
熱交換器30は、図6に示すように、一端部に大小2種類のU形部35を個別に有する上下一対の中空管33,34からなり且つ側面視がほぼU字形を呈する複数のパイプ32を用いる。係る複数のパイプ32は、図6の前後方向に沿っても互いに平行にして配管されている。
図6に示すように、複数のパイプ32における上方の中空管33の他端部は、前記分流用のヘッダー21に連通され、下方の中空管34の他端部は、前記合流用のヘッダー22に接続されている。複数のパイプ32において少なくとも中空管33,34の表面には、前記と同様にアルミニウムの拡散浸透層(29)が前記同様の厚みで形成されている。
尚、複数のパイプ32は、同じサイズのU形部35とし、図6の前後方向に沿って上下方向に交互にずれた千鳥状に配置したり、同じ高さで配置しても良い。
更に、図6に示すように、複数のパイプ32における各U形部35寄りには、それらの中空管33,34と直交する隔壁36が形成され、係る隔壁36とヘッダー21,22との間には、複数のパイプ32の中空管33,34の外側をそれらの軸方向と直交する方向に沿った排気ガス流路(他方の流体の流路)38が形成されている。
図6中の実線の矢印で示すように、導入管16から分流用のヘッダー21を経て、複数のパイプ32の内部を分流するエアは、図6中の破線の矢印で示すように、排気ガス流路38を流れる前記高温の排気ガスにより、加熱され約400℃に予熱される。このため、係る予熱されたエアは、合流用のヘッダー22および給気管18を経て、前記バーナ8に送給され容易に火炎Fとなって、前記炉内5の被処理物を加熱する。更に、燃焼済みの排気ガスは、前記排気管9を経て上記排気ガス流路38に送られ、複数のパイプ32内を通過する新たなエアの予熱に活用される。
従って、以上のような熱交換器30を前記燃焼炉装置1に適用しても、前記熱交換器20を用いた図1の形態と同様の作用を生じ且つ効果が得られる。
図6中の実線の矢印で示すように、導入管16から分流用のヘッダー21を経て、複数のパイプ32の内部を分流するエアは、図6中の破線の矢印で示すように、排気ガス流路38を流れる前記高温の排気ガスにより、加熱され約400℃に予熱される。このため、係る予熱されたエアは、合流用のヘッダー22および給気管18を経て、前記バーナ8に送給され容易に火炎Fとなって、前記炉内5の被処理物を加熱する。更に、燃焼済みの排気ガスは、前記排気管9を経て上記排気ガス流路38に送られ、複数のパイプ32内を通過する新たなエアの予熱に活用される。
従って、以上のような熱交換器30を前記燃焼炉装置1に適用しても、前記熱交換器20を用いた図1の形態と同様の作用を生じ且つ効果が得られる。
図7は、前記熱交換器20の変形形態である熱交換器40の概略を示す。
熱交換器40は、図7に示すように、前記同様のステンレス鋼からなる複数のパイプ44が分流用のヘッダー41と合流用のヘッダー42との間に平行に配置されている。各パイプ44の表面にも、前記と同様にアルミニウムの拡散浸透層(29)が所要の厚みで形成されている。
また、上記ヘッダー41,42間には、複数のパイプ44の外側をそれらの軸方向と直交する方向に沿った排気ガス流路(他方の流体の流路)49が形成されると共に、係る流路49は、前記燃焼炉2から延出する前記排気管9に連通している。更に、図7に示すように、分流用のヘッダー41には、前記同様の導入管46が接続され、合流用ヘッダー42には、前記燃焼炉2のバーナ8に連通する給気管48が接続されている。
熱交換器40は、図7に示すように、前記同様のステンレス鋼からなる複数のパイプ44が分流用のヘッダー41と合流用のヘッダー42との間に平行に配置されている。各パイプ44の表面にも、前記と同様にアルミニウムの拡散浸透層(29)が所要の厚みで形成されている。
また、上記ヘッダー41,42間には、複数のパイプ44の外側をそれらの軸方向と直交する方向に沿った排気ガス流路(他方の流体の流路)49が形成されると共に、係る流路49は、前記燃焼炉2から延出する前記排気管9に連通している。更に、図7に示すように、分流用のヘッダー41には、前記同様の導入管46が接続され、合流用ヘッダー42には、前記燃焼炉2のバーナ8に連通する給気管48が接続されている。
図7中の実線の矢印で示すように、導入管46から分流用のヘッダー41の中空部43を経て、複数のパイプ44の内側を分流するエアは、図7中の破線の矢印で示すように、排気ガス流路49を流れる前記高温の排気ガスにより、加熱され約400℃に予熱される。このため、係る予熱されたエアは、合流用のヘッダー42の中空部45および給気管48を経て、前記燃焼炉2のバーナ8に送給されて容易に火炎Fとなり、前記炉内5の被処理物を加熱する。更に、燃焼済みの排気ガスは、前記排気管9を経て、図7中の破線の矢印で示すように、前記排気ガス流路49に送給され、複数のパイプ44内を通過する新たなエアの予熱に活用される。
従って、以上のような熱交換器40を前記燃焼炉装置1に適用しても、前記熱交換器20を用いた図1の形態と同様の作用を生じ且つ効果が得られる。
従って、以上のような熱交換器40を前記燃焼炉装置1に適用しても、前記熱交換器20を用いた図1の形態と同様の作用を生じ且つ効果が得られる。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、熱交換器に用いる複数のパイプの材質は、前記ステンレス鋼に限らず、耐熱鋼やNi基耐熱合金としても良い。
また、複数のパイプの断面は、円形に限らず、楕円形、長円形、正方形、長方形、または六角形以上の正多角形としても良く、更に断面の外側に一対以上のフィンを突設させた形状としても良い。但し、以上の非円形断面のパイプを用いる際には、前記他方の流体(排気ガス)の流路10などの方向性に考慮を要する。
更に、複数のパイプは、図6で示したほぼU字形の複数のパイプ32にて、U形部35を両端部に交互に配置するように接続し、ジグザク形状としても良い。
例えば、熱交換器に用いる複数のパイプの材質は、前記ステンレス鋼に限らず、耐熱鋼やNi基耐熱合金としても良い。
また、複数のパイプの断面は、円形に限らず、楕円形、長円形、正方形、長方形、または六角形以上の正多角形としても良く、更に断面の外側に一対以上のフィンを突設させた形状としても良い。但し、以上の非円形断面のパイプを用いる際には、前記他方の流体(排気ガス)の流路10などの方向性に考慮を要する。
更に、複数のパイプは、図6で示したほぼU字形の複数のパイプ32にて、U形部35を両端部に交互に配置するように接続し、ジグザク形状としても良い。
加えて、前記拡散浸透層29は、前記アルミニウムを拡散浸透させるカロライジングに限らず、クロム(Cr)を拡散浸透させる公知のクロマイジング、あるいは亜鉛を拡散浸透させる公知のシェラダイジングにより、クロムまたは亜鉛を含む合金層である拡散浸透層としても良い。
尚、前記熱交換器20,30,40は、前記燃焼炉装置1以外の設備にも使用することができる。例えば、ゴミなどの焼却炉を含む焼却設備において、燃焼済みの排気ガスによりエアなどの燃焼用ガスを予熱することに活用したり、係る排気ガスにより水を湯に温めて温水にすることにも使用できる。
尚、前記熱交換器20,30,40は、前記燃焼炉装置1以外の設備にも使用することができる。例えば、ゴミなどの焼却炉を含む焼却設備において、燃焼済みの排気ガスによりエアなどの燃焼用ガスを予熱することに活用したり、係る排気ガスにより水を湯に温めて温水にすることにも使用できる。
1………………………………燃焼炉装置
2………………………………燃焼炉
8………………………………バーナ
9………………………………排気管
10,38,49………………他方の流体の流路(排気ガス流路)
18,48……………………給気管
20,30,40………………熱交換器
21,22,24,41,42…ヘッダー
26,28,32,44………複数のパイプ
29……………………………拡散浸透層
35……………………………U形部
2………………………………燃焼炉
8………………………………バーナ
9………………………………排気管
10,38,49………………他方の流体の流路(排気ガス流路)
18,48……………………給気管
20,30,40………………熱交換器
21,22,24,41,42…ヘッダー
26,28,32,44………複数のパイプ
29……………………………拡散浸透層
35……………………………U形部
Claims (5)
- 金属からなり互いに平行に配置され且つ内部を熱交換する一方の流体が流れる複数のパイプと、係る複数のパイプの外側を各パイプの軸方向と直交する方向に沿って流れる熱交換する他方の流体の流路と、を含む熱交換器において、
上記複数のパイプの表面全体にアルミニウム、クロム、または亜鉛の何れかからなる拡散浸透層が形成されている、
ことを特徴とする熱交換器。 - 前記複数のパイプを形成する金属は、ステンレス鋼、耐熱鋼、またはNi基耐熱合金の何れかである、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記アルミニウム、クロム、または亜鉛の拡散浸透層の厚みは、100μm以上で且つ500μm以下である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。 - 請求項1乃至3の何れかの熱交換器と、
燃焼用ガスと燃料との混合ガスを燃焼させるバーナを有する燃焼炉と、
上記燃焼炉において燃焼済みとなった排気ガスを、上記熱交換器における前記他方の流体の流路である排気ガス流路に送給する排気管と、
上記熱交換器の複数のパイプ内を通過し且つ上記排気ガスにより加熱された燃焼用ガスを、上記燃焼炉の上記バーナに供給する給気管と、を含む、
ことを特徴とする燃焼炉装置。 - 前記熱交換器における複数のパイプの少なくとも同じ端部にヘッダーが配置され、または前記複数のパイプにおける一端部または両端部にU形部が形成され、
上記複数のパイプ間に、係る複数のパイプの軸方向と直交する燃焼済みの排気ガス流路が形成されていると共に、上記複数のパイプは、上記排気ガスと熱交換して加熱される燃焼用ガスの流路を内設している、
ことを特徴とする請求項4に記載の燃焼炉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004028764A JP2005221133A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | 熱交換器およびこれを用いる燃焼炉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004028764A JP2005221133A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | 熱交換器およびこれを用いる燃焼炉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005221133A true JP2005221133A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34996912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004028764A Withdrawn JP2005221133A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | 熱交換器およびこれを用いる燃焼炉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005221133A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101054106B1 (ko) | 2010-06-18 | 2011-08-03 | 원종암 | 굴뚝 배출형 폐기열을 이용한 열교환장치 |
CN102278880A (zh) * | 2011-08-05 | 2011-12-14 | 巩义市金岭耐火材料有限公司 | 煤气顶燃式高温节能连环窑 |
KR101159661B1 (ko) | 2009-09-28 | 2012-06-25 | 현대제철 주식회사 | 전로가스용 연소장치 |
JP2014209056A (ja) * | 2014-07-03 | 2014-11-06 | 光洋サーモシステム株式会社 | 熱回収装置 |
JP2015111032A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-06-18 | 京セラ株式会社 | 熱交換用部材および熱交換器 |
-
2004
- 2004-02-05 JP JP2004028764A patent/JP2005221133A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070501 |