JP2005219635A - 車両用サンバイザ - Google Patents
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Abstract
【課題】 バニティミラー使用時にバニティミラーと乗員の両者を良好に照明することが可能な車両用サンバイザを提供する。
【解決手段】 サンバイザ本体部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられるミラー部と、
前記ミラー部方向へ光を放出する第1の発光部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられ、乗員方向へ光を放出する第2の発光部と、
を備える、車両用サンバイザとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 サンバイザ本体部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられるミラー部と、
前記ミラー部方向へ光を放出する第1の発光部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられ、乗員方向へ光を放出する第2の発光部と、
を備える、車両用サンバイザとする。
【選択図】 図1
Description
本発明は車両用サンバイザに関する。詳しくは、ミラーと発光部を備える車両用サンバイザに関する。
自動車には運転中等の日除けのために、フロントウィンド付近にサンバイザが設置されている。車両用サンバイザはフロントウィンドの上部に折り返すようにして使用される。車両用サンバイザとして、使用時に乗員に対向する側にミラー(以下、「バニティミラー」ともいう)を内蔵したものが広く使用されている。一方、夜間等でもバニティミラーを使用可能なように照明装置(以下、「バニティ照明」ともいう)を更に内蔵した照明付きバニティミラーも利用されている(特許文献1及び特許文献2を参照)。
尚、サンバイザの遮光面積を拡大するため、サンバイザの一部を下方へ引き出し可能である車両用サンバイザも考案されている(特許文献3を参照)。
実開平6−47015号公報
特開2001−171428号公報
特開2002−144865号公報
尚、サンバイザの遮光面積を拡大するため、サンバイザの一部を下方へ引き出し可能である車両用サンバイザも考案されている(特許文献3を参照)。
従来のバニティ照明は、バニティミラーの使用者、あるいはバニティミラーを照明する。ところが使用者のみを照明するバニティ照明では、夜間等はバニティミラー周辺が暗くなり、バニティミラーが見え難くなってしまう。また、バニティ照明使用時にその発光部が使用者の視界に入るため、使用者にまぶしさを与える。このこともバニティミラーを見え難くする要因の一つとなる。一方、バニティミラーのみを照明するバニティ照明では、バニティミラー周辺部は明るくなるためバニティミラー自体は視認しやすいものの、使用者が照明されないためバニティミラーに写る像が暗く、見え難いものとなる。
本発明は以上の課題を解決するために以下の構成からなる。即ち、
サンバイザ本体部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられるミラー部と、
前記ミラー部方向へ光を放出する第1の発光部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられ、乗員方向へ光を放出する第2の発光部と、
を備える、車両用サンバイザである。
サンバイザ本体部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられるミラー部と、
前記ミラー部方向へ光を放出する第1の発光部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられ、乗員方向へ光を放出する第2の発光部と、
を備える、車両用サンバイザである。
本発明の車両用サンバイザでは、2種類の発光部、即ちミラー部(バニティミラー)方向へ光を放出する第1の発光部と、乗員方向へ光を放出する第2の発光部とを備えており、ミラー部及び乗員の両者が照明される。したがって、明るい状態のミラー部に、明るい状態の乗員の像が写ることになり、夜間等でも見やすく使い勝手の良好なバニティミラーとなる。
以下に本発明を構成する各要素について説明する。
(サンバイザ本体部)
本発明の車両用サンバイザに使用されるサンバイザ本体部は通常、平面視略長方形である。サンバイザ本体部の大きさは特に限定されないが、例えば横幅が300〜500mm、高さが100〜250mm、奥行きが10〜30mmである。サンバイザ本体部の材料は特に限定されず、発泡スチロール、発砲ウレタン、樹脂など、周知の材料を採用できる。サンバイザ本体部はフロントウィンド付近の天井等に取り付けられ、使用時には前方からの日光を遮るためにフロントウィンド側に折り返される、あるいは折り返された状態でさらにサイドウィンド側に旋回され、側方からの日光を遮断する。
サンバイザ本体部には、使用時における乗員側に、後述するミラー部、第1の発光部、第2の発光部が備えられる。尚、ここでの「乗員」とは、サンバイザを使用する運転手又は同乗者をいう。本発明の一態様では、サンバイザ本体部にミラーユニット(後述)収納部が備えられ、使用時にはサンバイザ本体部の下部よりミラーユニットが引き出される。
(サンバイザ本体部)
本発明の車両用サンバイザに使用されるサンバイザ本体部は通常、平面視略長方形である。サンバイザ本体部の大きさは特に限定されないが、例えば横幅が300〜500mm、高さが100〜250mm、奥行きが10〜30mmである。サンバイザ本体部の材料は特に限定されず、発泡スチロール、発砲ウレタン、樹脂など、周知の材料を採用できる。サンバイザ本体部はフロントウィンド付近の天井等に取り付けられ、使用時には前方からの日光を遮るためにフロントウィンド側に折り返される、あるいは折り返された状態でさらにサイドウィンド側に旋回され、側方からの日光を遮断する。
サンバイザ本体部には、使用時における乗員側に、後述するミラー部、第1の発光部、第2の発光部が備えられる。尚、ここでの「乗員」とは、サンバイザを使用する運転手又は同乗者をいう。本発明の一態様では、サンバイザ本体部にミラーユニット(後述)収納部が備えられ、使用時にはサンバイザ本体部の下部よりミラーユニットが引き出される。
(ミラー部)
本発明の車両用サンバイザに使用されるミラー部は、サンバイザ本体部において使用時の乗員側に備えられる。ミラー部の形状は特に限定されない。例えば、平面視矩形、円形又は楕円係のミラー部とする。ミラー部の大きさとしては、ミラー部を矩形とした場合を例に採れば、縦が50〜100mm、横が100〜250mmとする。
本発明の車両用サンバイザに使用されるミラー部は、サンバイザ本体部において使用時の乗員側に備えられる。ミラー部の形状は特に限定されない。例えば、平面視矩形、円形又は楕円係のミラー部とする。ミラー部の大きさとしては、ミラー部を矩形とした場合を例に採れば、縦が50〜100mm、横が100〜250mmとする。
(第1の発光部)
第1の発光部はミラー方向へ光を放出する。第1の発光部は、第1の発光部の光がミラーを照射可能なように配置される。第1の発光部を複数設けてもよい。例えば、ミラー部の左右にそれぞれ第1の発光部を設けることができる。かかる構成では、ミラー部に左右から光が照射し、高い照明効果が得られる。
第1の発光部はミラー方向へ光を放出する。第1の発光部は、第1の発光部の光がミラーを照射可能なように配置される。第1の発光部を複数設けてもよい。例えば、ミラー部の左右にそれぞれ第1の発光部を設けることができる。かかる構成では、ミラー部に左右から光が照射し、高い照明効果が得られる。
(第2の発光部)
第2の発光部はサンバイザを使用する乗員(以下、使用者)の方向へ光を放出する。第2の発光部は、その光が使用者を照明可能なように配置される。第2の発光部が、ミラーと十分離れた状態で配置されることが好ましい。具体的には、ミラー部と第2の発光部との間隔が60mm以上であることが好ましい。また、サンバイザ本体部の横幅を1としたとき、横幅が0.30〜0.60となるミラーと、横幅が0.02〜0.10となる第2の発光部とを、0.30〜0.68の間隔で配置することが好ましい。かかる構成では、ミラー部と第2の発光部が十分に離れているため、ミラー使用時に第2の発光部の光が直接使用者の目に入り難くなり、乗員に与えるまぶしさが低減される。更に好ましくは、サンバイザ本体が第2の発光部を複数備え、サンバイザ本体部の使用者側の左右縁部に、人の顔幅よりも広い間隔を置いて、それぞれ第2の発光部を配置し、サンバイザ本体部の使用者側の中央にミラーを配置することが好ましい。ここでの「人の顔幅」とは一般に200〜250mmである。また、サンバイザ本体部の横幅の長さを1としたとき、横幅が0.300〜0.500となるミラーと、横幅が0.02〜0.10となる二つの第2の発光部とを、第2の発光部、ミラー、第2の発光部の順に配置し、各第2の発光部とミラーとの間隔をそれぞれ0.20〜0.34とすることが好ましい。具体的には、90〜250mmの幅を有するミラーと、6〜50mmの幅を有する第2の発光部とを、第2の発光部、ミラー、第2の発光部の順に60〜170mmの間隔で配置することが好ましい。250〜450mmの間隔で配置する。このとき二つの第2の発光部の間隔は250〜450mmである。かかる構成によると、二つの第2の発光部が十分に離れて配置されるため、その中央に位置するミラーを使用する際に二つの第2の発光部がいずれも使用者の視界に入り難く、第2の発光部の光が使用者に与えるまぶしさが低減される。さらに、サンバイザ本体の左右縁部に第2の発光部が配置されるため、使用者をより効果的に照射できる。加えて、二つの第2の発光部が離れて配置されるため、一つの第2の発光部のみから照射する場合に比べて、使用者の顔の凹凸部等(例えば、鼻や目のくぼみ)に影ができにくいといった効果がある。
第2の発光部はサンバイザを使用する乗員(以下、使用者)の方向へ光を放出する。第2の発光部は、その光が使用者を照明可能なように配置される。第2の発光部が、ミラーと十分離れた状態で配置されることが好ましい。具体的には、ミラー部と第2の発光部との間隔が60mm以上であることが好ましい。また、サンバイザ本体部の横幅を1としたとき、横幅が0.30〜0.60となるミラーと、横幅が0.02〜0.10となる第2の発光部とを、0.30〜0.68の間隔で配置することが好ましい。かかる構成では、ミラー部と第2の発光部が十分に離れているため、ミラー使用時に第2の発光部の光が直接使用者の目に入り難くなり、乗員に与えるまぶしさが低減される。更に好ましくは、サンバイザ本体が第2の発光部を複数備え、サンバイザ本体部の使用者側の左右縁部に、人の顔幅よりも広い間隔を置いて、それぞれ第2の発光部を配置し、サンバイザ本体部の使用者側の中央にミラーを配置することが好ましい。ここでの「人の顔幅」とは一般に200〜250mmである。また、サンバイザ本体部の横幅の長さを1としたとき、横幅が0.300〜0.500となるミラーと、横幅が0.02〜0.10となる二つの第2の発光部とを、第2の発光部、ミラー、第2の発光部の順に配置し、各第2の発光部とミラーとの間隔をそれぞれ0.20〜0.34とすることが好ましい。具体的には、90〜250mmの幅を有するミラーと、6〜50mmの幅を有する第2の発光部とを、第2の発光部、ミラー、第2の発光部の順に60〜170mmの間隔で配置することが好ましい。250〜450mmの間隔で配置する。このとき二つの第2の発光部の間隔は250〜450mmである。かかる構成によると、二つの第2の発光部が十分に離れて配置されるため、その中央に位置するミラーを使用する際に二つの第2の発光部がいずれも使用者の視界に入り難く、第2の発光部の光が使用者に与えるまぶしさが低減される。さらに、サンバイザ本体の左右縁部に第2の発光部が配置されるため、使用者をより効果的に照射できる。加えて、二つの第2の発光部が離れて配置されるため、一つの第2の発光部のみから照射する場合に比べて、使用者の顔の凹凸部等(例えば、鼻や目のくぼみ)に影ができにくいといった効果がある。
第1の発光部と第2の発光部との共通の特徴として、第1の発光部及び/又は第2の発光部に光を供給する光源の種類は特に限定されない。例えば、LED、電球(バルブ)、蛍光灯、冷陰極管などをここでの光源として用いることができる。中でもLEDを用いることが好ましい。LEDは小型であるため光源用のスペースが少なくて済むという利点を有する。またLEDは消費電力が小さいことから省エネルギー化の要請にも沿うものである。更にはLEDは発熱量が小さく周りの部材に与える影響が少ないといった利点も併せ持つ。加えてLEDは長寿命であるからメンテナンスの面などからも有利なものとなる。更に言えば、LEDは振動、衝撃に強いことから信頼性の高い光源を構成できるといった利点もある。LEDのタイプは特に限定されず、砲弾型、チップ型等、種々のものを採用できる。
(分光部材)
第1の発光部の光と第2の発光部の光とを、共通の光源から供給してもよい。この場合は、分光部材を使用する。分光部材は、光源の光を、第1の発光部の光と第2の発光部の光とに分配する。分光部材としては、例えば、受光する光を第1の発光部の方向に反射する反射面と、受光する光を第2の発光部の方向に反射する反射面とを備える部材を使用することができる。反射面は例えば、白色系の樹脂、Al、Agなどの金属で構成できる。光透過性材料からなる導光体の一部に以上の如き反射面を設け、これを分光部材として利用してもよい。ここで用いる光透過性材料としては、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂や、ガラスなどの無機材料を採用することができる。
分光部材は光源の光が照射する位置に配置され、受光した光の一部から第1の発光部の光を生成する第1の反射面と、受光した光の一部から第2の発光部の光を生成する第2の反射面と備えることが好ましい。尚、分光部材によって、第1の発光部の光又は第2の発光部の光のいずれかのみが生成されるようにしてもよい。即ち、受光した光を第1の発光部(第2の発光部)方向に反射する反射面を備えることとし、光源の光の一部を直接第2の発光部(第1の発光部)方向に進行させてもよい。
第1の発光部の光と第2の発光部の光とを、共通の光源から供給してもよい。この場合は、分光部材を使用する。分光部材は、光源の光を、第1の発光部の光と第2の発光部の光とに分配する。分光部材としては、例えば、受光する光を第1の発光部の方向に反射する反射面と、受光する光を第2の発光部の方向に反射する反射面とを備える部材を使用することができる。反射面は例えば、白色系の樹脂、Al、Agなどの金属で構成できる。光透過性材料からなる導光体の一部に以上の如き反射面を設け、これを分光部材として利用してもよい。ここで用いる光透過性材料としては、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂や、ガラスなどの無機材料を採用することができる。
分光部材は光源の光が照射する位置に配置され、受光した光の一部から第1の発光部の光を生成する第1の反射面と、受光した光の一部から第2の発光部の光を生成する第2の反射面と備えることが好ましい。尚、分光部材によって、第1の発光部の光又は第2の発光部の光のいずれかのみが生成されるようにしてもよい。即ち、受光した光を第1の発光部(第2の発光部)方向に反射する反射面を備えることとし、光源の光の一部を直接第2の発光部(第1の発光部)方向に進行させてもよい。
導光体を分光部材として利用することもできる。この場合には、例えば、導光体は、光源の光を導入する光導入面と、導入光をミラー方向に反射する第1の反射面と、導入光を使用者方向に反射する第2の反射面と、第1の反射面による反射光をミラー方向に放出する第1の発光部となる第1光放出面と、第2の反射面による反射光を使用者方向に放出する第2の発光部となる第2光放出面とを備える。第1の反射面及び第2の反射面の形態は、受光した光をそれぞれの所定の方向へ反射可能であれば特に限定されず、白色塗装面やシボを施した面等が挙げられる。尚、導光体に導入された光を、反射面を介せずに、第1光放出面又は第2光放出面から放出させてもよい。即ち、受光した光を第1光放出面(第2光放出面)方向に反射する反射面を備えることとし、導光体に導入された光の一部を直接第2光放出面(第1光放出面)方向に進行させてもよい。
導光体が蛍光体を含んでいてもよい。光源の光を受けて蛍光するものであれば有機系、無機系を問わず、所望の蛍光色を発する蛍光体を適宜選択して使用することができることができる。有機系の蛍光体を用いることによりクリアー感のある蛍光色の光を得ることができる。無機系の蛍光体を用いると艶消し感のある蛍光色の光を得ることができる。
本発明の一態様では、ミラーと第1の発光部と光源により構成されるミラーユニットがサンバイザ本体に対して引き出し可能に取り付けられる。かかる構成によれば、ミラーユニットをサンバイザ本体部から下方に引き出して使用することができる。そのため、天井の高い車両においても、子供や女性、背の低い者等の顔の高さにミラーを持ってくることができるので自然な姿勢でミラーを使用することができ、使い勝手のよいものとなる。加えて、引き出したミラーユニットによっても日除け効果が期待できるため、サンバイザ本来の機能の面も優れる。サンバイザ本体及びミラーユニットには、ミラーユニットをサンバイザ本体下部の引き出し口から引き出した状態(第1の状態)、及び収納部へ収納した状態(第2の状態)とすることが可能なように、昇降機構が備えられる。さらにサンバイザ本体及びミラーユニットには、ミラーユニットを収納位置及び引き出し位置に固定するための一時保持機構(例えば係合による固定)が備えられる。昇降機構は特に限定されず、周知の方法を採用することができる。例えば、機械式(スプリング式、バネ式など)や電動式(モータ及びギアによる可動)など、或いはこれらの組み合わせを挙げることができる。また、一時保持機構も特に限定されず、周知の方法を採用することができる。例えば、プランジャー式、ノル式などを挙げることができる。
ミラーユニットに第2の発光部を設けてもよい。さらに、ミラーユニットをミラーと第1の発光部と第2の発光部と光源と分光部材とから構成してもよい。
ミラーユニットに第2の発光部を設けてもよい。さらに、ミラーユニットをミラーと第1の発光部と第2の発光部と光源と分光部材とから構成してもよい。
第1の状態におけるミラーユニットとサンバイザ本体との係合部に、光源へ電力を供給するための電気的接点を設けてもよい。即ち、第1の状態におけるサンバイザ本体部の係合部に第1電気的接点を設け、第1の状態におけるミラーユニットの係合部に第2電気的接点を設けて、第1の状態において、第1電気的接点と第2電気的接点が電気的に接続され、第2の状態において、第1電気的接点と第2電気的接点が接続されないようにしてもよい。かかる構成によると、第1の状態のとき、光源に電力が供給され発光し、第1の発光部及び/または第2の発光部から光が放出される。第2の状態のとき、光源に電力が供給されず、第1の発光部及び/または第2の発光部から光が放出されない。そのため、光源への電力供給の制御のためにスイッチ等を別途設けることなく光源への電力供給を制御できるため、装置全体の簡素化、小型化が可能となり、電源スイッチ等の操作が不要となるため、より使い勝手のよいものとなる。
以下に、実施例を用いて本発明の構成をより詳細に説明する。
本発明の一の実施例である車両用サンバイザ1の斜視図を図1に示す。また、車両用サンバイザ1のA−A断面図を図2に、B−B断面図を図3に示し、導光体8の断面図を図4に示す。車両用サンバイザ1は平面視矩形であり、サンバイザ本体部2の上端部に嵌挿されたL字シャフト6により、フロントウィンド方向及びサイドウィンド方向に回動可能なように天井へ取り付けられる。
サンバイザ本体部2の使用者側の中央部には略長方形のミラー部3が備えられる。サンバイザ本体部2内部には二つの導光体8が、ミラー部3を挟むように、ミラー部3の左右に設置される。導光体8はアクリル樹脂からなり、導光体8は、サンバイザ本体部2内面に略沿った平板状部と、サンバイザ本体部2の内腔側に突出した突出部とから構成され、突出部は導光体8のミラー部3と反対側の縁部に設けられる。突出部の立ち面(図4において符号83で示す面)は導光体8の平板状部に垂直な面であり、光源7の光を導入する光導入面83となる。導光体8のミラー部3側端面(図4において符号4で示す面)は、ミラー部3方向へ光を放出する第1の発光部となる第1光放出面4を構成する。第1光放出面4は、その放出光が積極的にミラー部3に向かうように所定の角度で傾斜している。導光体8のサンバイザ本体部2内面に略沿う面の一部はサンバイザ本体部2から使用者側に露出しており、この露出部が第2の発光部となる第2光放出面5を構成する。導光体8のミラー部3と反対側の端面(図4において符号81で示す面)は光導入面83に略平行な面であって、白色塗装されており、受光した光を第1光放出面4へ反射する第1の反射面81となる。第2光放出面5の背面(図4において符号82で示す面)は光導入面83側から第1の反射面81側へ進むに従って、第2光放出面5に近づく湾曲面であって、白色塗装されており、受光した光を第2光放出面5へ反射する第2の反射面82となる。
光源7は光導入面83に対向するように配置される。光源7は基板72上に6個の白色LED71を備え、基板表面に形成された配線パターン及び電源線(図示せず)を介して電力の供給を受ける。また、白色LED71は、制御線(図示せず)を介して接続されたコントローラ(図示せず)による点灯制御を受ける。尚、基板72上には保護抵抗などの素子(図示せず)が設置されている。サンバイザ本体部2の使用者側下部にはスイッチ9が備えられる。スイッチ9は光源7の電源線に接続されており、スイッチ9によって光源7の点灯、消灯を切替えることができる。
サンバイザ本体部2の大きさは、縦約150mm、横幅約400mm、厚さ約30mmである。ミラー部3は縦約60mm、横幅約130mmであり、第2光放出面5は縦約60mm、横幅約25mmである。ミラー部3と各第2光放出面の間隔は約80mmである。
サンバイザ本体部2の使用者側の中央部には略長方形のミラー部3が備えられる。サンバイザ本体部2内部には二つの導光体8が、ミラー部3を挟むように、ミラー部3の左右に設置される。導光体8はアクリル樹脂からなり、導光体8は、サンバイザ本体部2内面に略沿った平板状部と、サンバイザ本体部2の内腔側に突出した突出部とから構成され、突出部は導光体8のミラー部3と反対側の縁部に設けられる。突出部の立ち面(図4において符号83で示す面)は導光体8の平板状部に垂直な面であり、光源7の光を導入する光導入面83となる。導光体8のミラー部3側端面(図4において符号4で示す面)は、ミラー部3方向へ光を放出する第1の発光部となる第1光放出面4を構成する。第1光放出面4は、その放出光が積極的にミラー部3に向かうように所定の角度で傾斜している。導光体8のサンバイザ本体部2内面に略沿う面の一部はサンバイザ本体部2から使用者側に露出しており、この露出部が第2の発光部となる第2光放出面5を構成する。導光体8のミラー部3と反対側の端面(図4において符号81で示す面)は光導入面83に略平行な面であって、白色塗装されており、受光した光を第1光放出面4へ反射する第1の反射面81となる。第2光放出面5の背面(図4において符号82で示す面)は光導入面83側から第1の反射面81側へ進むに従って、第2光放出面5に近づく湾曲面であって、白色塗装されており、受光した光を第2光放出面5へ反射する第2の反射面82となる。
光源7は光導入面83に対向するように配置される。光源7は基板72上に6個の白色LED71を備え、基板表面に形成された配線パターン及び電源線(図示せず)を介して電力の供給を受ける。また、白色LED71は、制御線(図示せず)を介して接続されたコントローラ(図示せず)による点灯制御を受ける。尚、基板72上には保護抵抗などの素子(図示せず)が設置されている。サンバイザ本体部2の使用者側下部にはスイッチ9が備えられる。スイッチ9は光源7の電源線に接続されており、スイッチ9によって光源7の点灯、消灯を切替えることができる。
サンバイザ本体部2の大きさは、縦約150mm、横幅約400mm、厚さ約30mmである。ミラー部3は縦約60mm、横幅約130mmであり、第2光放出面5は縦約60mm、横幅約25mmである。ミラー部3と各第2光放出面の間隔は約80mmである。
次に車両用サンバイザ1の使用態様を説明する。まず、車内天井に取り付けられた車両用サンバイザ1をフロントウィンド側に回動する。その後、スイッチ9を押して光源7を点灯させる。光源7の光は、導光体8の光導入面83を介して導光体8に導入される。導入光の一部は第1の反射面81によりミラー部3方向へ反射され、導光体8の平板状部84を進行し、最終的に第1光放出面4から放出される。第1光放出面4から放出された光はミラー部3に照射する。一方、光導入面83を介して導入された光の一部は第2の反射面82によって使用者に反射され、第2光放出面5を介して放出される。放出された光は使用者に照射する。以上のように、車両用サンバイザ1では、ミラー部3と使用者とが同時に照明される。これによって、明るいミラー部3に明るい状態の使用者の像が写され、夜間等でも視認しやすく、使い勝手のよいものとなる。また、車両用サンバイザ1では、サンバイザ本体部2の左右に配置される第2光放出面5が約280mm離れている。この間隔は一般的な人の顔の幅よりも広く、ミラー部3と各第2光放出面5とは約80mm離れているため、使用者がミラー部3を使用する際には、第2光放出面5は使用者の視界に入り難く、使用者の感じるまぶしさが低減されるので、より使い勝手のよいものとなる。
本発明の他の実施例である車両用サンバイザ10の斜視図を図5に示す。また、C−C断面図を図6に、D−D断面図を図7に示す。尚、以下の説明において使用する図面において、上述の車両用サンバイザ1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
車両用サンバイザ10は平面視矩形であり、サンバイザ本体20の使用者側の中央部から左端側にかけて略長方形のミラー部3を備え、ミラー部3の左右端部に沿うように第1の発光部40を備える。各第1の発光部40は基板42上に6個の白色LED41を備え、基板表面に形成された配線パターン及び電源線(図示せず)を介して電力の供給を受ける。また、白色LED41は、制御線(図示せず)を介して接続されたコントローラ(図示せず)による点灯制御を受ける。尚、基板42上には保護抵抗などの素子(図示せず)が設置されている。白色LED41の光がミラー部3を効率的に照射するように、白色LED41の光軸の方向はミラー部3側に所定の角度で傾斜している。また、サンバイザ本体20の使用者側の右縁部には第2の発光部50が備えられる。第2の発光部50は基板52上に6個の白色LED51を備え、基板表面に形成された配線パターン及び電源線(図示せず)を介して電力の供給を受ける。また、白色LED51は、制御線(図示せず)を介して接続されたコントローラ(図示せず)による点灯制御を受ける。尚、基板52上には保護抵抗などの素子(図示せず)が設置されている。白色LED51の光軸の方向は使用者の方向であり、白色LED51が照射する位置に、光放出面53が備えられる。光放出面53はアクリル樹脂からなり表面に光拡散処理としてシボが施されている。
サンバイザ本体部2の大きさは、縦約150mm、横幅約400mm、厚さ約30mmである。ミラー部3は縦約60mm、横幅約130mmであり、第2の発光部50は縦約60mm、横幅約20mmである。ミラー部3と第2の発光部50との間隔は約90mmである。
車両用サンバイザ10は平面視矩形であり、サンバイザ本体20の使用者側の中央部から左端側にかけて略長方形のミラー部3を備え、ミラー部3の左右端部に沿うように第1の発光部40を備える。各第1の発光部40は基板42上に6個の白色LED41を備え、基板表面に形成された配線パターン及び電源線(図示せず)を介して電力の供給を受ける。また、白色LED41は、制御線(図示せず)を介して接続されたコントローラ(図示せず)による点灯制御を受ける。尚、基板42上には保護抵抗などの素子(図示せず)が設置されている。白色LED41の光がミラー部3を効率的に照射するように、白色LED41の光軸の方向はミラー部3側に所定の角度で傾斜している。また、サンバイザ本体20の使用者側の右縁部には第2の発光部50が備えられる。第2の発光部50は基板52上に6個の白色LED51を備え、基板表面に形成された配線パターン及び電源線(図示せず)を介して電力の供給を受ける。また、白色LED51は、制御線(図示せず)を介して接続されたコントローラ(図示せず)による点灯制御を受ける。尚、基板52上には保護抵抗などの素子(図示せず)が設置されている。白色LED51の光軸の方向は使用者の方向であり、白色LED51が照射する位置に、光放出面53が備えられる。光放出面53はアクリル樹脂からなり表面に光拡散処理としてシボが施されている。
サンバイザ本体部2の大きさは、縦約150mm、横幅約400mm、厚さ約30mmである。ミラー部3は縦約60mm、横幅約130mmであり、第2の発光部50は縦約60mm、横幅約20mmである。ミラー部3と第2の発光部50との間隔は約90mmである。
次に車両用サンバイザ10の使用態様を説明する。まず、車内天井に取り付けられた車両用サンバイザ1をフロントウィンド側に回動する。その後、スイッチ9を押して第1の発光部40及び第2の発光部50を点灯させる。第1の発光部40の放出光はミラー部3を照明する。第2の発光部50の放出光は拡散処理の施された光放出面53を介して、使用者側に拡散放出され使用者を照明する。以上のように、車両用サンバイザ10では、ミラー部3と使用者とが同時に照明される。これによって、明るいミラー部3に明るい状態の使用者の像が写されるため、夜間等でも視認しやすく、使い勝手のよいものとなる。また、第2の発光部50とミラー部3とは約90mmの間隔をもって配置されるため、使用者がミラー部3を使用する際に、第2の発光部50が使用者の視界に入り難く、使用者の感じるまぶしさが低減され、より使い勝手のよいものとなる。
本発明の他の実施例である車両用サンバイザ100の斜視図を図8及び図9に示す。図8におけるE−E断面図を図10に示し、図9におけるF−F断面図を図11に、G−G断面図を図12にそれぞれ示す。尚、以下の説明において使用する図面において、上述の車両用サンバイザ1及び車両用サンバイザ10と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
車両用サンバイザ100は、サンバイザ本体部200とミラーユニット300とを備える。サンバイザ本体部200の形状は略長方形の板状であり、内部にミラーユニット300を収納可能な領域を有し、サンバイザ本体部200の下部はミラーユニット300を引き出し可能なように開口している。また、サンバイザ本体部200内部の両端側にはガイドレール310が設置される。ガイドレール310の形状は横断面がコの字型の柱状であり、ガイドレール310側面の上部には円形の係合穴311が備えられ、ガイドレール310側面の下部には円形の係合穴312が備えられる。さらに、係合穴312の下部には第1電気的接点315が設けられており、第1電気的接点315は車両の電源部(図示せず)に電気的に接続されている。
ミラーユニット300は略長方形の板状であり、使用者側の中央部にミラー部3を備える。ミラーユニット300は内部に二つの導光体80を備え、導光体80はミラー部3の左右端部とミラー部3の背面の一部に沿うようにそれぞれ設けられる。導光体80はアクリル樹脂からなり、ミラー部3の背面側には、光源7に対向する曲面(図11において符号830で示す面)を備える。符号830で示す面は光源7の光を導入する光導入面830を構成する。導光体80はミラー部3の端部に沿い、ミラー部3に略垂直な面(図11において符号40で示す面)を備える。符号40で示す面はミラー部3方向に光を放出する第1の発光部となる第1光放出面40を構成する。導光体80は、ミラーユニット300の使用者側の面に略平行で、ミラーユニット300から使用者側に露出した面(図11において符号50で示す面)を備える。符号50で示す面は使用者側に光を放出する第2の発光部となる第2光放出面50を構成する。第1光放出面40の背面(図11において810で示す面)は光放出面40に略平行で、白色塗装されており、受光した光を第1光放出面40の方向に反射する第1の反射面810を構成する。第2光放出面50の背面(図11において符号820で示す面)は、光導入面830から第1の反射面810へ進むに従って、第2光放出面50に近づく湾曲面であって、白色塗装されており、受光した光を第2光放出面50の方向へ反射する第2の反射面を構成する。光源7は導光体80の光導入面830に対向する位置に設けられる。
ミラーユニット300は両端部の上部にプランジャーユニット313を備える。プランジャーユニット313には第2電気的接点316が設けられている。第2電気的接点316は光源7の電源線(図示せず)に電気的に接続されている。プランジャーユニット313はボールプランジャー式のプランジャーであり、ガイドレール310の係合穴311及び312の口径よりも大きい直径のボール314が備えられている。ミラーユニット300は使用者側の下部中央に取手穴301を備える。
サンバイザ本体部200の大きさは、縦約150mm、横幅400mm、厚さ約30mmである。ミラーユニット300の大きさは、縦約110mm、横約300mm、厚さ約15mmである。ミラー部3は縦約80mm、横幅約100mmであり、第2光放出面5は縦約80mm、横幅約40mmである。
車両用サンバイザ100は、サンバイザ本体部200とミラーユニット300とを備える。サンバイザ本体部200の形状は略長方形の板状であり、内部にミラーユニット300を収納可能な領域を有し、サンバイザ本体部200の下部はミラーユニット300を引き出し可能なように開口している。また、サンバイザ本体部200内部の両端側にはガイドレール310が設置される。ガイドレール310の形状は横断面がコの字型の柱状であり、ガイドレール310側面の上部には円形の係合穴311が備えられ、ガイドレール310側面の下部には円形の係合穴312が備えられる。さらに、係合穴312の下部には第1電気的接点315が設けられており、第1電気的接点315は車両の電源部(図示せず)に電気的に接続されている。
ミラーユニット300は略長方形の板状であり、使用者側の中央部にミラー部3を備える。ミラーユニット300は内部に二つの導光体80を備え、導光体80はミラー部3の左右端部とミラー部3の背面の一部に沿うようにそれぞれ設けられる。導光体80はアクリル樹脂からなり、ミラー部3の背面側には、光源7に対向する曲面(図11において符号830で示す面)を備える。符号830で示す面は光源7の光を導入する光導入面830を構成する。導光体80はミラー部3の端部に沿い、ミラー部3に略垂直な面(図11において符号40で示す面)を備える。符号40で示す面はミラー部3方向に光を放出する第1の発光部となる第1光放出面40を構成する。導光体80は、ミラーユニット300の使用者側の面に略平行で、ミラーユニット300から使用者側に露出した面(図11において符号50で示す面)を備える。符号50で示す面は使用者側に光を放出する第2の発光部となる第2光放出面50を構成する。第1光放出面40の背面(図11において810で示す面)は光放出面40に略平行で、白色塗装されており、受光した光を第1光放出面40の方向に反射する第1の反射面810を構成する。第2光放出面50の背面(図11において符号820で示す面)は、光導入面830から第1の反射面810へ進むに従って、第2光放出面50に近づく湾曲面であって、白色塗装されており、受光した光を第2光放出面50の方向へ反射する第2の反射面を構成する。光源7は導光体80の光導入面830に対向する位置に設けられる。
ミラーユニット300は両端部の上部にプランジャーユニット313を備える。プランジャーユニット313には第2電気的接点316が設けられている。第2電気的接点316は光源7の電源線(図示せず)に電気的に接続されている。プランジャーユニット313はボールプランジャー式のプランジャーであり、ガイドレール310の係合穴311及び312の口径よりも大きい直径のボール314が備えられている。ミラーユニット300は使用者側の下部中央に取手穴301を備える。
サンバイザ本体部200の大きさは、縦約150mm、横幅400mm、厚さ約30mmである。ミラーユニット300の大きさは、縦約110mm、横約300mm、厚さ約15mmである。ミラー部3は縦約80mm、横幅約100mmであり、第2光放出面5は縦約80mm、横幅約40mmである。
次に車両用サンバイザ100の使用態様を説明する。
車両用サンバイザ100を使用しないときは、ミラーユニット300は第2の状態、即ち図9及び図12に示す状態でサンバイザ本体部200内に収納されている。このとき、プランジャーユニット313のボール314が係合穴311に嵌合し、ミラーユニット300とサンバイザ本体部200とが係合することにより、ミラーユニット300がサンバイザ本体部200内の収納位置に保持されている。
車両用サンバイザ100を使用するときには、まず、車両用サンバイザ100を車内天井からフロントウィンド側に回動する。その後、取手穴301に指を掛け、ミラーユニット300を下方へ引く。ミラーユニット300が下方へ引っ張られると、係合穴311に嵌合していたプランジャーユニット313のボール314がミラーユニット300内へ押し込まれ、ミラーユニット300とサンバイザ本体部200との係合が解除される。さらにミラーユニット300はガイドレール310に沿ってサンバイザ本体部200下部の引き出し口から引き出される。ミラーユニット300が第1の状態、即ち図8及び図10に示す引き出し位置まで引き出されると、プランジャーユニット313のボール314が係合穴312に嵌合し、ミラーユニット300とサンバイザ本体部200とが係合され、ミラーユニット300が引き出し位置に保持される。このとき、第1電気的接点315と第2電気的接点316とが接続され、車両の電源部から光源7へ電力が供給され、第1光放出面40及び第2光放出面50から光がミラー部3及び使用者側に放出される。車両用サンバイザ100では、ミラーユニット300を下方向に引き出し可能なため、車内天井の高い車両等において、子供や女性、背の低い者等が車両用サンバイザ100を使用する際にも使用者の顔の高さにミラー部3を配置させることが容易であり、より自然な姿勢で使用することができる。
また、車両用サンバイザ100では、ミラー部3と使用者とが同時に照明される。これによって、明るいミラー部3に明るい状態の使用者が写し出され、夜間等でも視認しやすく、使い勝手のよいものとなる。加えて、車両用サンバイザ100では、電源スイッチ等の操作が不要となるため、より使い勝手のよいものとなる。
車両用サンバイザ100を使用しないときは、ミラーユニット300は第2の状態、即ち図9及び図12に示す状態でサンバイザ本体部200内に収納されている。このとき、プランジャーユニット313のボール314が係合穴311に嵌合し、ミラーユニット300とサンバイザ本体部200とが係合することにより、ミラーユニット300がサンバイザ本体部200内の収納位置に保持されている。
車両用サンバイザ100を使用するときには、まず、車両用サンバイザ100を車内天井からフロントウィンド側に回動する。その後、取手穴301に指を掛け、ミラーユニット300を下方へ引く。ミラーユニット300が下方へ引っ張られると、係合穴311に嵌合していたプランジャーユニット313のボール314がミラーユニット300内へ押し込まれ、ミラーユニット300とサンバイザ本体部200との係合が解除される。さらにミラーユニット300はガイドレール310に沿ってサンバイザ本体部200下部の引き出し口から引き出される。ミラーユニット300が第1の状態、即ち図8及び図10に示す引き出し位置まで引き出されると、プランジャーユニット313のボール314が係合穴312に嵌合し、ミラーユニット300とサンバイザ本体部200とが係合され、ミラーユニット300が引き出し位置に保持される。このとき、第1電気的接点315と第2電気的接点316とが接続され、車両の電源部から光源7へ電力が供給され、第1光放出面40及び第2光放出面50から光がミラー部3及び使用者側に放出される。車両用サンバイザ100では、ミラーユニット300を下方向に引き出し可能なため、車内天井の高い車両等において、子供や女性、背の低い者等が車両用サンバイザ100を使用する際にも使用者の顔の高さにミラー部3を配置させることが容易であり、より自然な姿勢で使用することができる。
また、車両用サンバイザ100では、ミラー部3と使用者とが同時に照明される。これによって、明るいミラー部3に明るい状態の使用者が写し出され、夜間等でも視認しやすく、使い勝手のよいものとなる。加えて、車両用サンバイザ100では、電源スイッチ等の操作が不要となるため、より使い勝手のよいものとなる。
本発明の他の実施例である車両用サンバイザ110の斜視図を図13及び図14に、図13におけるH−H断面図を図15にそれぞれ示す。尚、以下の説明において使用する図面において、上述の車両用サンバイザ1、10及び100と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
車両用サンバイザ110は、サンバイザ本体部210とミラーユニット350を備える。サンバイザ本体部210は、サンバイザ本体部210内部の使用者側に導光体850を備える。導光体850はアクリル樹脂からなり、導光体850は、サンバイザ本体部210内面に略沿った平板状部と、導光体850の上端にサンバイザ本体部210の内腔側に突出した突出部とから構成される。突出部の立ち面(図15において符号835で示す面)は導光体850の平板状部に垂直な面であり、光源7の光が入射する光導入面835となる。導光体850の下端面(図15において符号450で示す面)は、ミラー部30方向へ光を放出する第1の発光部となる第1光放出面450を構成する。第1光放出面450は、その放出光が積極的にミラー部30に向かうように所定の角度で傾斜している。導光体850のサンバイザ本体部210内面に略沿う面の一部はサンバイザ本体部210から使用者側に露出しており、この露出部が第2の発光部となる第2光放出面550を構成する。導光体850の上端面(図15において符号815で示す面)は光導入面835に略平行な面であって、白色塗装されており、受光した光を第1光放出面450へ反射する第1の反射面815となる。第2光放出面550の背面(図15において符号825で示す面)は光導入面835側から第1の反射面815側へ進むに従って、第2光放出面550に近づく湾曲面であって、白色塗装されており、受光した光を第2光放出面550へ反射する第2の反射面825となる。光源7は光導入面835に対向するように配置される。
ミラーユニット350はミラーユニット350の備えるプランジャーユニット(図示せず)と、ガイドレール310と、係合穴311及び312とによりサンバイザ本体部210に対して引き出し可能に取り付けられる。また、実施例3と同様に、係合穴312の下部には第1電気的接点(図示せず)が備えられ、プランジャーユニットには第2電気的接点(図示せず)が備えられる。ミラーユニット350は使用者側中央部にミラー部30と、使用者側下部中央に取手穴351と、両端上部に係合用のプランジャーユニットを備える。
車両用サンバイザ110は、サンバイザ本体部210とミラーユニット350を備える。サンバイザ本体部210は、サンバイザ本体部210内部の使用者側に導光体850を備える。導光体850はアクリル樹脂からなり、導光体850は、サンバイザ本体部210内面に略沿った平板状部と、導光体850の上端にサンバイザ本体部210の内腔側に突出した突出部とから構成される。突出部の立ち面(図15において符号835で示す面)は導光体850の平板状部に垂直な面であり、光源7の光が入射する光導入面835となる。導光体850の下端面(図15において符号450で示す面)は、ミラー部30方向へ光を放出する第1の発光部となる第1光放出面450を構成する。第1光放出面450は、その放出光が積極的にミラー部30に向かうように所定の角度で傾斜している。導光体850のサンバイザ本体部210内面に略沿う面の一部はサンバイザ本体部210から使用者側に露出しており、この露出部が第2の発光部となる第2光放出面550を構成する。導光体850の上端面(図15において符号815で示す面)は光導入面835に略平行な面であって、白色塗装されており、受光した光を第1光放出面450へ反射する第1の反射面815となる。第2光放出面550の背面(図15において符号825で示す面)は光導入面835側から第1の反射面815側へ進むに従って、第2光放出面550に近づく湾曲面であって、白色塗装されており、受光した光を第2光放出面550へ反射する第2の反射面825となる。光源7は光導入面835に対向するように配置される。
ミラーユニット350はミラーユニット350の備えるプランジャーユニット(図示せず)と、ガイドレール310と、係合穴311及び312とによりサンバイザ本体部210に対して引き出し可能に取り付けられる。また、実施例3と同様に、係合穴312の下部には第1電気的接点(図示せず)が備えられ、プランジャーユニットには第2電気的接点(図示せず)が備えられる。ミラーユニット350は使用者側中央部にミラー部30と、使用者側下部中央に取手穴351と、両端上部に係合用のプランジャーユニットを備える。
次に車両用サンバイザ110の使用態様を説明する。ミラーユニット350をサンバイザ本体部210から図13及び図15に示した第1の状態まで引き出すことにより、第1電気的接点と第2電気的接点が接続され、光源7に電力が供給される。光源7の光の一部は導光体850によりミラー部30方向へ反射され、ミラー部30を上部から照射する。また、光源7の光の一部は導光体850により使用者側へ反射され、使用者を照射する。車両用サンバイザ10では、ミラー部3と使用者とが一時に照明される。これによって、明るいミラー部30に明るい状態の使用者の像が写されるため、夜間等でも視認しやすく、使い勝手のよいものとなる。また、使用時において、第2光放出面550とミラー部30とが約100mm離れているため、使用者がミラー部30を使用する際には、第2光放出面550が使用者の視界に入り難く、使用者の感じるまぶしさが低減される。その結果、車両用サンバイザ110は、夜間等でも視認しやすく、使い勝手のよいものとなる。
さらに、車両用サンバイザ110では、ミラーユニット350を下方向に引き出し可能なため、車内天井の高い車両等において、子供や女性、背の低い者等が車両用サンバイザ110を使用する際にも使用者の顔の高さにミラー部30を配置させることが容易であり、より自然な姿勢で使用することができる。また、車両用サンバイザ110では、使用時にはサンバイザ本体部210からミラーユニット350を引き出すことにより、第1光放出面550及び第2光放出面450が光を放出し、不使用時にはサンバイザ本体部210にミラーユニット350を収納することにより、第1光放出面450及び第2光放出面550が光を放出しないようにすることが可能なため、電源スイッチ等の操作が不要となり、より使い勝手のよいものとなる。
さらに、車両用サンバイザ110では、ミラーユニット350を下方向に引き出し可能なため、車内天井の高い車両等において、子供や女性、背の低い者等が車両用サンバイザ110を使用する際にも使用者の顔の高さにミラー部30を配置させることが容易であり、より自然な姿勢で使用することができる。また、車両用サンバイザ110では、使用時にはサンバイザ本体部210からミラーユニット350を引き出すことにより、第1光放出面550及び第2光放出面450が光を放出し、不使用時にはサンバイザ本体部210にミラーユニット350を収納することにより、第1光放出面450及び第2光放出面550が光を放出しないようにすることが可能なため、電源スイッチ等の操作が不要となり、より使い勝手のよいものとなる。
本発明の車両用サンバイザは、車両における日除け装置として使用される。例えば、自動車のフロントウィンド用の日除け装置としてその利用が図られる。
1 10 100 110 車両用サンバイザ
2 20 200 210 サンバイザ本体部
3 30 ミラー部
4 400 450 第1光放射面
5 500 550 第2光放射面
7 光源
8 80 850導光体
310 ガイドレール
313 プランジャーユニット
2 20 200 210 サンバイザ本体部
3 30 ミラー部
4 400 450 第1光放射面
5 500 550 第2光放射面
7 光源
8 80 850導光体
310 ガイドレール
313 プランジャーユニット
Claims (8)
- サンバイザ本体部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられるミラー部と、
前記ミラー部方向へ光を放出する第1の発光部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられ、乗員方向へ光を放出する第2の発光部と、
を備える、車両用サンバイザ。 - 前記第2の発光部が一つ備えられ、
前記サンバイザ本体部の乗員側の縁部に前記第2の発光部が配置され、
前記第2の発光部と前記ミラー部との間隔が60mm以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用サンバイザ。 - 前記第2の発光部が複数備えられ、
前記サンバイザ本体部の左右縁部に、人の顔幅よりも広い間隔を置いて、それぞれ前記第2の発光部が備えられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用サンバイザ。 - 光源の光を、前記第1の発光部の光と、前記第2の発光部の光とに分配する分光部材を備える、請求項1から3のいずれかに記載の車両用サンバイザ。
- 前記分光部材が、
前記光源の光に対する光導入面と、
前記第1の発光部となる第1光放出面と
前記第2の発光部となる第2光放出面と、
を備える導光体からなる、
請求項4に記載の車両用サンバイザ。 - サンバイザ本体部と、
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられるミラー部と、該ミラー部方向へ光を放出する第1の発光部と、及び該第1の発光部に光を供給する光源と、を備えるミラーユニットと、並びに
前記サンバイザ本体部の乗員側に設けられ、乗員方向へ光を放出する第2の発光部と、を備え、
前記ミラーユニットは前記サンバイザ本体に対して引き出し可能に取り付けられる、
車両用サンバイザ。 - サンバイザ本体部と、
前記サンバイザ本体の乗員側に設けられるミラー部と、該ミラー部方向へ光を放出する第1の発光部と、乗員方向へ光を放出する第2の発光部と、前記第1の発光部及び前記第2の発光部に光を供給する光源と、該光源の光を前記第1の発光部の光と前記第2の発光部の光とに分配する分光部材と、を備えるミラーユニットと、
を備え、
前記ミラーユニットは前記サンバイザ本体に対して引き出し可能に取り付けられる、
車両用サンバイザ。 - 前記サンバイザ本体部から前記ミラーユニットが引き出されたときに、前記ミラーユニットの上部が前記サンバイザ本体部の下部に係合し、引き出された状態で前記ミラーユニットが前記サンバイザ本体部に一時的に固定され、かつ、前記サンバイザ本体部の係合部に設けられた第1電気的接点と、前記ミラーユニットの係合部に設けられた第2電気的接点とが接続し、前記光源へ電力が供給される、
ことを特徴とする請求項6または7に記載の車両用サンバイザ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283821A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Fujikura Ltd | 自動車用車室内照明装置 |
JP2019506335A (ja) * | 2016-02-01 | 2019-03-07 | アーヴィン オートモーティブ プロダクツ、エルエルシー | 自動車用照明バイザー・ミラー |
EP3878692A1 (en) | 2020-03-10 | 2021-09-15 | Grupo Antolin-Ingenieria, S.A. | Vehicle sunvisor with a vanity mirror assembly having a lighting device |
-
2004
- 2004-02-05 JP JP2004029714A patent/JP2005219635A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283821A (ja) * | 2006-04-13 | 2007-11-01 | Fujikura Ltd | 自動車用車室内照明装置 |
JP4644626B2 (ja) * | 2006-04-13 | 2011-03-02 | 株式会社フジクラ | 自動車用車室内照明装置 |
JP2019506335A (ja) * | 2016-02-01 | 2019-03-07 | アーヴィン オートモーティブ プロダクツ、エルエルシー | 自動車用照明バイザー・ミラー |
EP3878692A1 (en) | 2020-03-10 | 2021-09-15 | Grupo Antolin-Ingenieria, S.A. | Vehicle sunvisor with a vanity mirror assembly having a lighting device |
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