JP2005219376A - ポンプ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】単一のモータで複数の任意のポンプを選択的に駆動させる。
【解決手段】複数のポンプと、前記複数のポンプを駆動する単一のモータと、前記単一のモータにより、前記複数のポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させるポンプ駆動手段とを有することを特徴とするポンプ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにより、前記課題を解決する。
【選択図】 図4
【解決手段】複数のポンプと、前記複数のポンプを駆動する単一のモータと、前記単一のモータにより、前記複数のポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させるポンプ駆動手段とを有することを特徴とするポンプ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにより、前記課題を解決する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ポンプ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置に係り、特に、インク供給等に用いる複数のポンプを有する画像形成装置のポンプ駆動装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラにより撮影された画像などを印刷記録する記録装置として、インクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)が普及している。インクジェット記録装置は比較的安価であり、取り扱いが簡単なだけでなく、良好な画質の画像が得られるという利点がある。インクジェット記録装置はインクジェット記録ヘッドに複数のノズルを備え、ノズルよりインクを印刷媒体に吐出させて印刷を行う。このときノズルには、印刷の指示があった場合に直ちに印刷が実行されるように常にインクが満たされており、長時間吐出を行わないノズルのインクが乾燥し、ノズルが目詰まりすることがある。そこで、各インクジェット記録ヘッドには、ノズルの目詰まり等を回復させるため、それぞれ吸引ポンプを設け、乾燥して粘土の高くなったインクを吸引するようにしている。この場合、装置の小型化、コスト削減のために、これら各インクジェット記録ヘッドごとに設けられた複数の吸引ポンプは単一のモータに接続され、特定のノズルで目詰まりが発生した場合でも全ての吸引ポンプが同時に連動運転されていた。
このような装置を使用した場合、複数の全ポンプが連動しているために任意のインクジェット記録ヘッドを単独に吸引回復させることができず、インクの目詰まりが発生した単一のインクジェット記録ヘッドを吸引回復するためには全数の記録ヘッドが吸引され、目詰まりの発生していないインクジェット記録ヘッドまでインクが吸引消費されるので、インクを無駄に消費するという問題があった。
そこで、このようなインクの無駄な消費を防止するため、単一のモータにより駆動される一本のカム軸上にポンプ数に対応したカムをポンプ毎に位相をずらして配置し、複数の吸引ポンプを選択的、かつ独立に単一のモータで駆動しようとするものが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
これは例えば、ポンプが4個の場合、4個のポンプPa、Pb、Pc、Pdに対応する4個のカムCa、Cb、Cc、Cdを単一のモータで駆動される一本のカム軸上に90゜ずつずらして配置し、カム軸1回転のうち、0゜〜90゜の回転でカムCaによりポンプPaを駆動し、90゜〜180゜の回転でカムCbによりポンプPbを駆動し、180゜〜270゜の回転でカムCcによりポンプPcを駆動し、270゜〜360゜の回転でカムCdによりポンプPdを駆動するようにしたものである。
特開平6−328726号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたような、ポンプ駆動装置においては、単一のモータにより駆動される1本のカム軸と、各吸引ポンプにそれぞれ対応して該カム軸上に、吸引ポンプの動作範囲のカム軸上の位相を吸引用ポンプごとに分離して設定された複数のカムを有しており、任意のポンプを選択して同時に複数のポンプを動かすことができない。
すなわち、ポンプPa及びポンプPcを駆動する場合、カム軸1回転のうちの0゜〜90゜の回転でカムCaによってポンプPaが駆動され、180゜〜270゜の回転でカムCcによってポンプPcが駆動される。このように2台のポンプPa、Pcを同時に駆動することはできず、ポンプPa、Pcを別々に駆動しなければならない。従って、この場合、ポンプの駆動に倍の時間がかかるとともに、ポンプPaからポンプPcへ駆動を切り替える場合に、その間のポンプPbをも1ストロークだけ駆動する必要があり、無駄なインクを消耗してしまう。
このように、複数のポンプを動作させなければならない状況においては、順次ポンプを駆動しなければならず、全てのポンプ動作が完了するまで長時間を要する。また駆動が必要なポンプとの間に駆動不要なポンプが存在する場合、駆動不要なポンプも駆動しなければならず、無駄なインクを消耗するという問題がある。
さらに、複数のポンプを同時に駆動できるように設計段階で決定し、前記ポンプ駆動装置を構成することは可能であるが、消費されるインク色はユーザの用途等により決まるため、ポンプ駆動時間の長期化や無駄なインク消費等の問題を改善することはできない。
このように従来、複数のポンプからなるポンプ駆動装置において、任意のポンプを選択的に駆動させることのできるポンプ駆動装置はいまだ提案されておらず、任意選択可能なポンプ駆動装置の開発が望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、単一のモータで複数の任意のポンプを選択的に駆動させることのできるポンプ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係るポンプ駆動装置は、複数のポンプと、前記複数のポンプを駆動する単一のモータと、前記単一のモータにより、前記複数のポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させるポンプ駆動手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、前記ポンプ駆動装置において、複数のポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させることができるため、従来のように、任意のポンプを選択して同時に複数のポンプを動かすことができないものに比べ、全てのポンプ動作が完了するまでの時間を大幅に短縮化できる。また、ポンプを任意に選択できることにより、本来駆動させる必要のないポンプ駆動がなくなり、無駄なインク消費等が皆無となる。さらに、前記ポンプ駆動装置は、単一モータで複数のポンプを独立に駆動することができるため、装置の小型化、低価格化を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポンプ駆動装置であって、さらに、前記複数のポンプに対応して設けられ、前記各ポンプから液体の供給を受けるタンクと、前記タンク内の液位を検出する液位検出手段と、検出された液位が、予め設定された値以上となるように前記ポンプ駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
このポンプ駆動装置は、複数のポンプに対応して設けらたタンク内の液位が予め設定された値以上となるように、前記液位検出手段により検出されたポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させることができるため、該タンクに対する液体の供給を短時間で行うことができ、該タンク内の液位や内圧を一定に保つことができ、無駄なポンプ駆動もないため、液体の無駄な消費も抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のポンプ駆動装置であって、前記ポンプ駆動手段は、前記モータの駆動軸に接続された第1の駆動伝達手段と、前記ポンプを駆動する第2の駆動伝達手段と、前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に選択的に伝達可能な中間駆動伝達手段と、前記中間駆動伝達手段を前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に伝達可能な状態と伝達不能な状態との間で切り換える駆動切換手段とを有して構成されることを特徴とする。
このポンプ駆動装置では、前記駆動切換手段による中間駆動伝達手段の切り換えにより、複数のポンプを選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させることができる。従って、前記と同様に、ポンプ動作時間の短縮化、無駄なインク消費の防止を図ることができる。さらに前記第1の駆動伝達手段に対する第2の駆動伝達手段の数を増加させることにより、単一モータで異なる系統のポンプを独立に作動させることができるため、さらなる装置の小型化、低価格化を実現することができる。
また、前記目的を達成するために、請求項4に記載の発明に係る画像形成装置は、各色のインクをメインタンクからサブタンクを介して各インク吐出ヘッドに供給し、インク吐出ヘッドから記録媒体に向けて吐出して画像を記録する画像形成装置であって、前記各メインタンク及びサブタンクとの間の供給路にそれぞれ備えた各ポンプと、前記各ポンプを駆動する単一のモータと、前記単一のモータにより、前記各ポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させるポンプ駆動手段と、を有するポンプ駆動装置を備え、前記各メインタンクからサブタンクへのインク供給を、選択的かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に行うようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、メインタンクとサブタンクとの間の供給路にそれぞれ備えられた各ポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させることができるため、短時間でサブタンクへのインク供給を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置であって、さらに、前記サブタンク内のインク液位を検出するインク液位検出手段と、検出されたインク液位が、予め設定された値以上となるように前記ポンプ駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、インク液位検出手段により、サブタンク内のインク液位を予め設定された値以上となるようにすることができるため、サブタンクのインク量及びサブタンクの内圧を一定に保つことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置であって、前記ポンプ駆動手段は、前記モータの駆動軸に接続された第1の駆動伝達手段と、前記ポンプを駆動する第2の駆動伝達手段と、前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に選択的に伝達可能な中間駆動伝達手段と、前記中間駆動伝達手段を前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に伝達可能な状態と伝達不能な状態との間で切り換える駆動切換手段とを有して構成されることを特徴とする。
本発明によれば、前記駆動切換手段による中間駆動伝達手段の切り換えにより、各メインタンク及びサブタンクとの間の供給路にそれぞれ備えられた各ポンプを選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させることができる。従って、前述と同様に、ポンプ動作時間の短縮化、無駄なインク消費の防止を図ることができる。さらに前記第1の駆動伝達手段に対する第2の駆動伝達手段の数を増加させることにより、単一モータで異なる系統のポンプを独立に作動させることができるため、さらなる装置の小型化、低価格化を実現することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4乃至請求項6に記載の画像形成装置であって、さらに、前記サブタンク内のインクの消費量を推定するインク消費量推定手段を有し、推定される前記サブタンクのインク消費量に応じて、前記サブタンクに対応する前記ポンプ駆動手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、インク供給の必要なサブタンクが複数存在する場合に、前記インク消費量推定手段が、前記サブタンクのインク消費量を推定し、その推定されたインク消費量に応じて、サブタンクへのインク供給を行う。これにより、インク消費量の多いサブタンクは優先的にインク供給が行われるため、サブタンク内のインクが渇枯することなく、サブタンクのインク量及び内圧をより一定に保つことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置であって、前記インク消費量推定手段は、次に記録される画像の画像データからインク消費量を推定することを特徴とする。
本発明によれば、インク消費量推定手段は、次に記録される画像の画像データからインク消費量を推定するため、これから使用される量の多いインク色のサブタンクへのインク供給を行うことができるため、印字途中でインクが不足することなく、サブタンクのインク量や内圧を一定に保つことができる。
以上説明したように、本発明に係るポンプ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置は、複数のポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは独立に駆動させることができるため、ポンプ動作時間の大幅な短縮を図ることができる。
また、複数のポンプを任意に選択できるため、本来駆動させる必要のないポンプ駆動がなくなり、無駄なインク消費等が皆無となる。さらに、前記ポンプ駆動装置は、単一モータで複数のポンプを独立に駆動することができるため、装置の小型化、低価格化を実現することができる。
さらに、前記ポンプ駆動装置に、前記液位検出手段と前記制御手段を設けた場合には、前記液位検出手段により検出されたタンクへのインク供給を、該タンクに対応するポンプを選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動することにより、短時間で行うことができ、該タンク内の液位や内圧を一定に保つことができる。
また、前記ポンプ駆動装置における前記ポンプ駆動手段が、前記第1の駆動伝達手段と、前記第2駆動伝達手段と、前記中間駆動伝達手段と、前記駆動切換手段とからなる場合には、単一モータで複数のポンプを選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動することができ、より装置の小型化、低価格化を実現することができる。
また、前記画像形成装置に、前記メインタンクと前記サブタンクとの供給路に前記ポンプ駆動装置を供えた場合には、前記サブタンクへのインク供給を、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立にポンプを駆動することにより、短時間で完了することができる。
さらに、前記画像形成装置のサブタンクに、前記インク液位検出手段を設けた場合には、サブタンクのインク量及び内圧を一定に保つことができる。
さらに、前記画像形成装置における前記ポンプ駆動手段が、前記第1の駆動伝達手段と、前記第2駆動伝達手段と、前記中間駆動伝達手段と、前記駆動切換手段とからなる場合には、単一モータで各ポンプを選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動することができ、より装置の小型化、低価格化を実現することができる。
さらに、前記画像形成装置に、前記インク消費量推定手段を設けた場合には、インク消費量の多いサブタンクは優先的にインク供給が行われるため、サブタンク内のインクが渇枯することなく、サブタンクのインク量及び内圧をより一定に保つことができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてのインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示したように、このインクジェット記録装置10は、インクの色ごとに設けられた複数の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yを有する印字部12と、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印字結果を読み取る印字検出部24と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26と、図示を省略したポンプ駆動装置と、を備えている。
図1では、給紙部18の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏両側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字両側に丸刃28Bが配置される。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
複数種類の記録紙を利用可能な構成にした場合、紙の種類情報を記録したバーコード或いは無線タグなどの情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される用紙の種類を自動的に判別し、用紙の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻きクセが残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻きクセ方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラー31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する部分が平面(フラット面)をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(図示省略)が形成されている。図1に示したとおり、ローラー31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバ34が設けられており、この吸着チャンバ34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラー31、32の少なくとも一方にモータ(図示省略)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1上の時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。ベルト清掃部36の構成について詳細は図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、給水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、或いはこれらの組み合わせなどがある。清掃用ロールをニップする方式の場合、ベルト線速度とローラー線速度を変えると清掃効果が大きい。
なお、吸着ベルト搬送部22に代えて、ローラー・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラー・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面をローラーが接触するので画像が滲み易いという問題がある。したがって、本例のように、印字領域では画像面を接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹き付け、記録紙16を過熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを記録紙16の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型のヘッドとなっている(図示省略)。各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
記録紙16の搬送方向に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した印字ヘッド12K、12C、12M、12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするフルラインヘッドがインク色ごとに設けられてなる印字部12によれば、副走査方向について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を一回行うだけで(すなわち1回の副走査で)、記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、印字ヘッドが主走査方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
なお、ここで主走査方向及び副走査方向とは、次に言うような意味で用いている。すなわち、記録紙の全幅に対応したノズル列を有するフルラインヘッドで、ノズルを駆動する時、(1)全ノズルを同時に駆動するか、(2)ノズルを片方から他方に向かって順次駆動するか、(3)ノズルをブロックに分割して、ブロックごとに片方から他方に向かって順次駆動するか、等のいずれかのノズルの駆動が行われ、用紙の幅方向(記録紙の搬送方向と直交する方向)に1ライン又は1個の帯状の印字をするようなノズルの駆動を主走査と定義する。そして、この主走査によって記録される1ライン又は1個の帯状ライン(帯状領域の長手方向)の示す方向を主走査方向という。
一方、上述したフルラインヘッドと記録紙とを相対移動することによって、上述した主走査で形成された1ライン又は1個の帯状の印字を繰り返し行うことを副走査と定義する。そして、副走査を行う方向を副走査方向という。結局、記録紙の搬送方向が副走査方向であり、それに直交する方向が主走査方向ということになる。
また、本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出する印字ヘッドを追加する構成も可能である。
なお、インク色ごとに設けられている各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号50によって印字ヘッド(インクジェット記録ヘッド)を示すものとする。
図1に示したように、インク貯蔵/装填部14は、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは図示を省略した管路を介して各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部14は、インク残量が少なくなるとその旨を通知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字検出部24は、印字部12の打滴結果を撮像するためのイメージセンサー(ラインセンサー等)を含み、該イメージセンサーによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
本例の印字検出部24は、少なくとも各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yによるインク吐出幅(画像記録幅)よりも幅の広い受光素子列を有するラインセンサーで構成される。このラインセンサーは、赤(R)の色フィルターが設けられた光電変換素子(画素)がライン状に配列されたRセンサー列と、緑(G)の色フィルターが設けられたGセンサー列と、青(B)の色フィルターが設けられたBセンサー列と、からなる色分解ラインCCDセンサーで構成されている。なお、ラインセンサーに代えて、受光素子が二次元配列されて成るエリアセンサーを用いることも可能である。
印字検出部24は、各色の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yにより印字されたテストパターンを読み取り、各ヘッドの吐出検出を行う。吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定などで構成される。
印字検出部24の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
多孔質のペーパに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラー45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
このようにして生成されたプリント物は排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り替える選別手段(図示省略)が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。カッター48は、排紙部26の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター48の構造は前述した第1のカッター28と同様であり、固定刃48Aと丸刃48Bとから構成される。
また、図示を省略したが、本画像の排出部26Aには、オーダ別に画像を集積するソータが設けられている。
図2はインクジェット記録装置10におけるインク供給系の構成を示した概要図である。図2に示したように、インクジェット記録装置10におけるインク供給系は、インク供給タンク52、サブタンク54、インク供給ポンプ56、吸引ポンプ58、回収タンク62等によって構成される。
インク供給タンク52はインクを供給するための基タンクであり、図1で説明したインク貯蔵/装填部14に設置される。インク供給タンク52の形態には、インク残量が少なくなった場合に、補充口(図示省略)からインクを補充する方式と、タンクごと交換するカートリッジ方式とがある。使用用途に応じてインク種類を代える場合には、カートリッジ方式が適している。この場合、インクの種類情報をバーコード等で識別して、インク種類に応じて吐出制御を行うことが好ましい。
サブタンク54は、印字ヘッド50の近傍に配置され、又は印字ヘッド50と一体に構成され、印字ヘッド50にインクを供給する。印字ヘッド50の下側のノズル面51には多数のノズル(図1において図示省略)が形成され、ここからインクが吐出される。前記サブタンク54は、印字ヘッドの内圧変動を防止するダンパー効果及びリフィルを改善する機能を有する。
インク供給ポンプ56は、前記インク供給タンク52と前記サブタンク54に接続され、モーター等の駆動装置(図2において図示省略)を駆動源として前記インク供給タンク52に貯蔵されたインクを前記サブタンク54に供給する。
なお、図2には示さないが、インク供給タンク52と印字ヘッド50の中間には、異物や気泡を除去するためにフィルターが設けられている。フィルター・メッシュサイズは、ノズル径と同等若しくはノズル径以下(一般的には、20μm程度)とすることが好ましい。
また、印字ヘッド50には、ノズル面51に形成されたノズルの乾燥防止又はノズル近傍のインク粘度上昇を防止するための手段としてのキャップ60と、ノズル面51の清掃手段としてのクリーニングブレード64とが設けられている。
これらキャップ60及びクリーニングブレード64を含むメンテナンスユニットは、移動機構(図示省略)によって印字ヘッド50に対して相対移動可能であり、必要に応じて所定の退避位置から印字ヘッド50下方のメンテナンス位置に移動される。
キャップ60は、図示せぬ昇降機構によって印字ヘッド50に対して相対的に昇降変位される。電源OFF時や印刷待機時にキャップ60を所定の上昇位置まで上昇させ、印字ヘッド50に密着させることにより、ノズル面51をキャップ60で覆う。
印字中又は待機中において、特定のノズルの使用頻度が低くなり、ある時間以上インクが吐出されない状態が続くと、ノズル近傍のインク溶媒が蒸発してインク粘度が高くなってしまう。このような状態になると、アクチュエータ(図示省略)が動作してもノズルからインクを吐出できなくなってしまう。
このような状態になる前に(アクチュエータの動作により吐出が可能な粘度の範囲内で)アクチュエータを動作させ、その劣化インク(粘度が上昇したノズル近傍のインク)を排出すべくキャップ60(インク受け)に向かって予備吐出(パージ、空吐出、つば吐き)が行われる。
また、印字ヘッド50内のインクに気泡が混入した場合、アクチュエータが動作してもノズルからインクを吐出させることができなくなる。このような場合には印字ヘッド50にキャップ60を当て、吸引ポンプ58で圧力室(図示省略)内のインク(気泡が混入したインク)を吸引により除去し、吸引除去したインクを回収タンク62へ送液する。この吸引動作は、初期のインクのヘッドへの装填時、或いは長時間の停止後の使用開始時にも粘度上昇(固化)した劣化インクの吸い出しが行われる。なお、吸引動作は圧力室内のインク全体に対して行われるので、インク消費量が大きくなる。したがって、インクの粘度上昇が小さい場合には予備吐出を行う態様が好ましい。
図3は、本発明の第1の実施形態における、複数のポンプを有するポンプ駆動装置70の平面図であり、図4はその一部を表した斜視図である。ポンプ駆動装置70は、複数のポンプ84の駆動源となる単一のモータ71、前記複数のポンプ84を選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させるポンプ駆動手段73を含んで構成される。ポンプ駆動手段73は、前記モータ71の駆動力を伝達する第1歯車74、ポンプ84を駆動するカム82を回転させる第2歯車80、第1歯車74から第2歯車80の駆動力を伝達する中間歯車76、及び中間歯車76を移動させる移動機構78を備えている。
ポンプ駆動装置70は、印字ヘッド50に対応して設けられた複数のインク供給ポンプ56や吸引ポンプ58を駆動する機能を有する。なお、前記ポンプ駆動装置70によって駆動されるポンプは、これらのポンプに限定されるものでない。図3において、ポンプ84は、前記インク供給ポンプ56又は吸引ポンプ58と等価なものである。また、ポンプ84は、各色のインクに対応する印字ヘッド50の数だけ設けられる。図1では4色のインク(K、C、M、Y)に対応して4個のポンプが設けられ、図3では5色のインクに対応して5個のポンプが設けられている状態を表す。
第1歯車74は、モータ71の駆動軸72に接続され、ポンプ84と1対1の関係にある。前記第1歯車は、前記モータ71の駆動により回転を行う。
第2歯車80には、カム82が取り付けられており、前記第2歯車が回転すると、前記カム82も回転するように構成されている。また、ポンプ84は、前記カム82の回転にあわせて、前記ポンプ84が駆動するように構成されている。従って、前記第2歯車が回転することにより、前記ポンプ84は動作する構成となっている。
中間歯車76は、第1歯車74と第2歯車80の中間に位置する。各中間歯車76には移動機構78が備え付けられている。前記中間歯車76は、前記移動機構78の作動により、図4に矢印で示すように、例えば上下に位置を移動させることができる。中間歯車76は、下に移動した場合、第1歯車74と第2歯車80の両方がかみあい(係合位置)、上に移動した場合にはいずれの歯車ともかみあわない(非係合位置)。従って、前記中間歯車76が、下方の前記第1歯車74と前記第2歯車80とかみあう係合位置に移動することにより、前記第1歯車74の回転を前記第2歯車80に伝達することができる。そして、カム82の回転により、ポンプ84を図4に矢印で示すように左右方向に駆動させることができる。
一方、ポンプ84を動作させない場合は、中間歯車76を上方に移動し、第1歯車74及び第2歯車80とかみあわない非係合位置とすればよい。
移動機構78は、中間歯車76の位置を移動させる機能を有し、ソレノイド等により実現させることが可能である。すなわち、前記中間歯車76の移動は、ソレノイド等のオン・オフで制御することができる。
従って、図3のように、複数のポンプ84から構成されるポンプ駆動装置70において、任意のポンプ84を選択的に独立駆動させるためには、作動させたいポンプ84に対応する移動機構78を制御して中間歯車76を第1歯車74及び第2歯車80の両方とかみあうようにすればよい。
これにより、複数のポンプ84を選択的かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動できるため、逐次的に行う従来のポンプ動作に比べ、インク供給やインク吸引等を短時間で完了することできる。また、従来のように本来動作不要なポンプを動作させる必要がなく、無駄なインク消費等を抑えることができる。さらに、前記ポンプ駆動装置70は単一モータで実現可能であることから、装置の小型化、低価格化を実現することができる。
図5に本発明の第2の実施形態における、ポンプ駆動装置70の構成を示す。図5において、モータ71の駆動軸72に接続された各第1歯車74に対して、2つの第2歯車80、ポンプ84、中間歯車76、移動機構78等を備えた点が前記第1実施形態と異なるが、他の構成は第1実施形態と同様である。
第1歯車74を中心として略直交するように構成された2つの移動機構78は、相互に独立作動することが可能であり、前記移動機構78の作動により、中間歯車76の位置を移動させることができる。前記中間歯車76が、第1歯車74と第2歯車80とかみあう位置に移動すると、前記中間歯車76に対応するポンプ84が作動する。従って、2つの移動機構78を作動させ、2つのポンプ84を同時に駆動させることも可能であるし、いずれか一方の移動機構78を作動させ、対応するポンプ84のみを駆動させることも可能である。
前述した実施形態1においては、単一のモータ71の駆動軸72にポンプ数に対応した第1歯車74を構成しなければならないが、本実施形態においては、各第1歯車74に対して2つのポンプ84を構成することができるため、装置の省スペース化が図られ、装置の小型化、低価格化を実現することができる。
また実施形態1と同様に、前記ポンプ駆動装置70は、1つの第1歯車74に設けられた2つの第2歯車80を独立駆動することができるため、各第1歯車74に対する2つのポンプのうち、一方をインク供給ポンプ56の駆動用として、他方を前記インク供給ポンプ56と同時に駆動させることの少ない吸引ポンプ58やクリーニングブレード64等のメンテナンスユニット系や紙搬送系に適用可能である。これにより、異なる系統のポンプ84を単一のモータ71で任意、選択的に駆動することができるため、装置の小型化を経済的に実現することができる。
本実施形態では、前述した第1実施形態の倍の数のポンプを駆動することができる。例えば、図3の各第1歯車74にそれぞれ2つずつ第2歯車80を設ければ単一のモータ71で10台のポンプ84を駆動することができる。しかし、全てのポンプ84を同時に駆動可能なトルクを持たせるとモータ71のコストアップともなり、また同時に全部のポンプ84を駆動することは少ないので、モータ71のトルクはある程度小さくすることが望ましい。そこで、前記モータ71は、同時に動作させる必要のあるポンプ数等に応じて設計を行い、許容負荷の範囲で前記モータ71を動作させなければならない点に留意しなければならない。
図6に本発明の第3の実施形態における、ポンプ駆動装置70の構成を示す。図6において、モータ71の駆動軸72に接続された第1歯車74に対して、2つの第2歯車80、ポンプ84、中間歯車76、移動機構78等を備え、前記移動機構78や第2歯車80、ポンプ84等の配置が、モータ71の駆動軸72に垂直な直線を対象軸として線対称に配置されている点が第2実施形態と異なるが、他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、2つの移動機構78は独立に作動することが可能であり、前記移動機構78の作動により、対応する中間歯車76の位置は移動し、第1歯車74と第2歯車80とかみあい、前記第1歯車74の回転が前記第2歯車80に伝達され、前記移動機構78に対応するポンプ84は作動する。
従って、2つの移動機構78を作動させ、2つのポンプ84を同時に駆動させることも可能であるし、いずれか一方の移動機構78を作動させ、対応するポンプ84のみを駆動させることも可能である。
本実施形態においても、実施形態2と同様の効果を得ることができ、装置の小型化、低価格化を実現することができる。
なお、前記第2実施形態及び第3実施形態以外においても、第1歯車74に対する2つのポンプ84等の構成を変更することは可能であり、また2以上のポンプ84等を備えることも可能であり、本発明は前述の実施例に限定されるものではない。
図7に、本発明に係る第4の実施形態における、ポンプ駆動装置70の構成を示す。本実施形態は図1に示すインクジェット記録装置10にポンプ駆動装置70を適用したものである。詳しくは、図2に示すインク供給タンク52とサブタンク54との間のインク供給路に設けられたインク供給ポンプ56を制御するものである。図7に示したように、前記ポンプ駆動装置70は、インク供給タンク52(52a〜52f)と、サブタンク54(54a〜54f)、前記インク供給タンク52(52a〜52f)と前記サブタンク54(54a〜54f)との間に接続されるインク供給ポンプ56(56a〜56f)と、前記インク供給ポンプ56(56a〜56f)を駆動させる単一のモータ71と、サブタンク54(54a〜54f)に備え付けられ、前記サブタンク54(54a〜54f)の液位の検出を行うインク液位検出手段95(95Ha、95Ma、95La、〜、95Hf、95Mf、95Lf)と、前記サブタンク54(54a〜54f)のインク消費量を推定するインク消費量推定手段96と、前記インク供給ポンプ56(56a〜56f)を駆動するポンプ駆動手段73(73a〜73f)の制御を行う制御手段98等を備えている。
インク供給タンク52(52a〜52f)には、インクが蓄積されており、前記インク供給タンク52(52a〜52f)と連通するインク供給ポンプ56(56a〜56f)の作動により、インクがサブタンク54(54a〜54f)に供給される。
各インク供給ポンプ56(56a〜56f)は、前述の実施形態1と同様のポンプ駆動装置70により、単一のモータ71を駆動源として、それぞれポンプ駆動手段73(73a〜73f)により駆動する。従って、図7に示すように、複数のインク供給ポンプ56(56a〜56f)は、任意のポンプ56(56a〜56f)を選択的に独立することが可能である。これにより、特定のサブタンク54(54a〜54f)のインクが減少した場合、インク供給の必要なサブタンク54(54a〜54f)に接続されているインク供給ポンプ56(56a〜56f)のみを作動することが可能であり、無駄なインク消費等を抑えることができる。また、複数のサブタンク54(54a〜54f)にインク供給が必要な場合においても、モータ71のポンプ許容駆動範囲内(単一のモータ71で同時に駆動することができるポンプ数の範囲内)で、同時に該当するインク供給ポンプ56(56a〜56f)を作動させることができるため、インク供給を短時間で完了することができるとともに、サブタンク54(54a〜54f)内のインクを所定の範囲内で保つことができ、サブタンク54(54a〜54f)の内圧を安定して一定に保つことができる。
サブタンク54(54a〜54f)には、タンク内のインクを所定の範囲内で保ち、必要なときにインク供給を行うため、インク液位検出手段95(95Ha、95Ma、95La、〜、95Hf、95Mf、95Lf)を備えている。前記インク液位検出手段95(95Ha、95Ma、95La、〜、95Hf、95Mf、95Lf)は、タンク内の液位を検出し、後述する制御手段98に通知する機能を有する。
インク液位検出手段95(95Ha、95Ma、95La、〜、95Hf、95Mf、95Lf)は、タンク内の下限の液位を検出する液位センサである下位センサ95L(95La〜95Lf)と、上限を検出する液位センサである上位センサ95H(95Ha〜95Hf)と、上限と下限との間の略中間の液位を検出する液位センサである中位センサ95M(95Ma〜95Mf)とを備えている。前記液位センサ95L、95M、95Hは、タンク内のインク量が定められた検出値より少ない場合はオフ(OFF)状態となり、多い場合はオン(ON)状態となる。なお、前記液位センサ95L、95M、95Hは、オフ状態を示すオフ信号と、オン状態を示すオン信号を送出する等して、制御手段98に対して通知する。
制御手段98は、サブタンク54(54a〜54f)内のインク量が減少し、中位センサ95M(95Ma〜95Mf)がオン状態からオフ状態となった場合、前記中位センサ95M(95Ma〜95Mf)より受けた通知に基づいて、インク供給の必要なサブタンク54(54a〜54f)に接続されるインク供給ポンプ56(56a〜56f)をポンプ駆動手段73(73a〜73f)によって作動し、インク供給を行う。
前記サブタンク54(54a〜54f)へのインク供給は、中位センサ95M(95Ma〜95Mf)がオン状態となり、最終的には、上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオン状態になるまで行われる。なおインク供給中に、他のサブタンク54(54a〜54f)のインク量が減少し、中位センサ93M(95Ma〜95Mf)がオフ状態となった場合のインク供給については後述する。
制御手段98は、サブタンク54(54a〜54f)へのインク供給開始後、所定の時間内に中位センサ95M(95Ma〜95Mf)又は上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオン状態とならない場合には、インク供給タンク52(52a〜52f)内のインク切れ又は故障等と判断し、エラーメッセージ等を送出して、インク供給を停止する。また、下位センサ95L(95La〜95Lf)がオフ状態となった場合は、インク切れのため、印刷媒体への印刷は不可能となるため、制御手段98は、前記と同様に、エラーメッセージ等を送出する。
複数のサブタンク54(54a〜54f)のインク量が減少し、複数の中位センサ95M(95Ma〜95Mf)がオフ状態となった場合、前記中位センサ95M(95Ma〜95Mf)より通知を受けた制御手段98は、インク消費量推定手段96による前記サブタンク54(54a〜54f)のインク消費量の推定に基づき、モータ71のポンプ許容駆動範囲内で、優先的にインク供給を行うサブタンク54(54a〜54f)を選択し、対応するインク供給ポンプ56(56a〜56f)を選択し駆動させることにより、前記サブタンク54(54a〜54f)へのインク供給を行う。そして、その後制御手段98により選択されなかったサブタンク54(54a〜54f)に対して、順次インク供給が行われる。
インク消費量推定手段96は、画像データ等を事前に読取ることにより、今後の各サブタンク54(54a〜54f)のインク消費量を推定し、その結果を制御手段98に通知する。前記インク消費量推定手段96は、前記制御手段98とともに、インク消費量の多いサブタンク54(54a〜54f)へのインク供給を優先的に行うことを実現可能とし、サブタンク54(54a〜54f)内のインク量を一定に保ち、前記サブタンク54(54a〜54f)の内圧を一定にする。
なお、前記中位センサ95M(95Ma〜95Mf)よりインク量が減少したとの通知を受けたサブタンク54(54a〜54f)の数が、モータ71のポンプ許容駆動範囲内であれば、制御手段98は前記サブタンク54(54a〜54f)に接続されたインク供給ポンプ56(56a〜56f)を同時に駆動し、前記サブタンク54(54a〜54f)へのインク供給を行う。これにより、固定的にポンプを選択し逐次的にインク供給を行う従来の方式に比べ、短時間でインク供給を完了し、また前記同様に、サブタンク54(54a〜54f)内のインク量及び内圧が安定する。
図8に、1つのサブタンク54へのインク供給中に、他のサブタンク54のインク量が減少し、中位センサ95Mがオフ状態となった場合のインク供給フローを示す。また、各サブタンク52a〜52fのインク液位の変化を図9に示す。例えば、サブタンク54aにインク供給中、他のサブタンク54b〜54eのインク量が減少した場合について説明する。なお本例では、モータ71がインク供給ポンプ56(56a〜56f)を同時に駆動することのできるポンプ許容駆動数を2台とする。
図8に示すとおり、まず、ステップS100において、図9(a)に示すように、サブタンク54aの中位センサ95Maがオフ状態となると、次のステップS102において、制御手段98はインク供給ポンプ56aを駆動する。ステップS104において、中位センサ95Maがオン状態になった否か判断し、オン状態でなければステップS102に戻り、前記中位センサ95Maがオン状態となるまでインク供給ポンプ56aを駆動する。このサブタンク54aへのインク供給により、図9において、サブタンク54aの中位センサ95Maのみがオフ状態である図9(a)の状態から、前記中位センサ95Maがオン状態に変化した図9(b)の状態に遷移する。
また、このとき図9(b)において、サブタンク54aへのインク供給完了時において、他のサブタンク54b、54c、54dの中位センサがオフ状態となったとする。次に、図8におけるステップS106において、制御手段98はインク供給の完了したサブタンク54a以外のサブタンク54b〜54fの中で中位センサ95Mがオフ状態となっているサブタンクの有無を確認する。今、図9(b)に示すように、中位センサ95Mがオフ状態であるサブタンクは54b、54c、54dである。そして、次のステップS108において、制御手段98は、中位センサ95Mがオフ状態のサブタンク数が、インク供給ポンプ56を同時に駆動できるモータ71のポンプ許容駆動範囲内か否かを確認する。図9(b)の場合においては、中位センサ95Mがオフ状態のサブタンク54(54b、54c、54d)は3つであり、モータ71のポンプ許容駆動数は前述のとおり2台であるので、前記ポンプ許容駆動範囲を超えることになる。
この場合、ステップS114において、インク消費量推定手段96が、中位センサ95Mがオフ状態である各サブタンク54b、54c、54dのインク消費量を推定する。図9(b)においては、サブタンク54b、54c、54dの順にインク消費量が多いものとする。次に、ステップS116において、制御手段98はインク消費量の多いサブタンク54から順にインク供給ポンプを駆動する。なお本例では、モータ71のポンプ許容駆動数は2台であるので、図9(b)の場合においては、サブタンク54b、54cに対するインク供給が同時に行われる。そして、ステップS118において、サブタンク54b、54cの中位センサ95Mb、95Mcがオン状態か否か判断し、前記中位センサ95Mb、95Mcがオン状態となるまでインク供給が行われる。サブタンク54b、54cの中位センサ95Mb、95Mcがオン状態となるまでインク供給を行った後、ステップS106に戻り、他に中位センサ95Mがオフ状態になっているサブタンク54の有無を確認する。図9(c)は、サブタンク54b、54cへのインク供給が完了し、中位センサ95Mb、95Mcがオン状態となった状態を表す。また図9(c)は、サブタンク54dの中位センサ95dがオフ状態のままであるのに加え、サブタンク54b、54cへのインク供給中に、サブタンク54eの中位センサ95Meがオフ状態となった状態を表す。
図8におけるステップS106において、中位センサ95Mがオフ状態であるサブタンク54d、54eが制御手段98により確認され、次のステップS108において、制御手段98は、中位センサ95Mがオフ状態であるサブタンク95Md、95Meの数(2)は、本例におけるモータのポンプ許容駆動数(2)の範囲内であることを確認し、ステップS110において、中位センサ95Mがオフ状態である全てのサブタンク54、すなわちサブタンク54dと54eのインク供給を同時に行う。そして、ステップS112のとおり、サブタンク54d、54eの中位センサ95Md、95Meがオン状態となるまでインク供給を行う。ステップS112において、サブタンク54d、54eの中位センサ95Md,95Meがオン状態となったことを確認したら、ステップS106へ戻り、他のサブタンク54(54a〜54f)の中位センサ95M(95Ma〜95Mf)でオフ状態のものがないか否かを判断する。図9(d)は、サブタンク54dと54eのインク供給が完了し、全てのサブタンク54(54a〜54f)の中位センサ95M(95Ma〜95Mf)がオン状態に遷移したことを表す。
全てのサブタンク54(54a〜54f)の中位センサ95M(95Ma〜95Mf)がオン状態となると、次に、全てのサブタンク54(54a〜54f)の上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオン状態となるまでインク供給が行われる。なお、図9(d)の状態においては、サブタンク54a〜54fの上位センサ95Ha〜95Hfは全てオフ状態とする。
図8におけるステップS106において、制御手段98が、全ての中位センサ95Mがオン状態であることを確認すると、ステップS120において、上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオフ状態であるサブタンク54(54a〜54f)の有無を前記制御手段98は確認する。図9(d)の状態においては、前記のとおり、全てのサブタンク54a〜54fの上位センサ95Ha〜95Hfがオフ状態である。そして、ステップS122において、制御手段98は、インク供給ポンプ56(56a〜56f)をモータ71のポンプ許容駆動数の範囲内で同時に駆動し、インク供給を行う。そして、ステップS124において、インク供給はポンプ駆動したサブタンク54の上位センサ95Hがオン状態となるまで行われる。本例では、モータ71のポンプ許容駆動数は2台であるので、サブタンク54へのインク供給は2台ずつ行われる。例えば、まずサブタンク54aと54bのインク供給が同時に行われ、インク供給が完了すると、次にサブタンク54cと54dのインク供給を行い、最後に、サブタンク54eと54fへのインク供給が行われる。このように全てのサブタンク54a〜54fへのインク供給が完了すると、図9(e)に示すとおり、全ての上位センサ95Ha〜95Hfがオン状態となる。
そして、図8におけるステップS120において、全てのサブタンク54(54a〜54f)の上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオン状態となったことが確認されると、サブタンク54(54a〜54f)へのインク供給は完了する。
以上のように、サブタンク54(54a〜54f)へのインク供給中に、他のサブタンク54(54a〜54f)のインク量が減少した場合、まず全てのサブタンク54(54a〜54f)の中位センサ95M(95Ma〜95Mf)がオン状態となるまでインク供給を行い、その後全てのサブタンク54(54a〜54f)の上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオン状態となるまでインク供給を段階的に行うことにより、サブタンク54(54a〜54f)内のインクが渇枯せず、さらに、サブタンク54(54a〜54f)内の液面及び内圧をより一定に保つことが可能となる。
また、サブタンク54(54a〜54f)に対するインクの初期充填時のフローを図10に示す。図10のとおり、ステップS200において、制御手段98は、上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオフ状態となっているサブタンク54(54a〜54f)の有無を確認し、次のステップS202において、上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオフ状態のサブタンク54(54a〜54f)に対して、インク供給ポンプ56(56a〜56f)を駆動しインク供給を行う。そして、ステップS204のとおり、前記サブタンク54(54a〜54f)に対するインク供給は上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオン状態となるまで行う。なお、上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオフ状態のサブタンク54(54a〜54f)が複数ある場合は、モータ71のポンプ許容駆動数の範囲内で、同時に駆動され、残りのサブタンク54(54a〜54f)に対しては、その後順次インク供給を行う。
例えば、前述したように、モータ71の同時に駆動できるポンプ許容駆動数が2台のとき、まずサブタンク54a、54bのインク供給を同時に行い、次にサブタンク54c、54dのインク供給を行い、以下同様に2台ずつインク供給を行う。
このようにして、ステップS200において、全ての上位センサ95H(95Ha〜95Hf)がオン状態となったことが確認されると、インクの初期充填は終了する。
以上、本発明のポンプ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってよいのはもちろんである。
10…インクジェット記録装置、52…インク供給タンク、54…サブタンク、56…インク供給ポンプ、58…吸引ポンプ、71…モータ、73…ポンプ駆動手段、74…第1歯車、76…中間歯車、78…移動機構、80…第2歯車、95…インク液位検出手段、96…インク消費量推定手段、98…制御手段
Claims (8)
- 複数のポンプと、
前記複数のポンプを駆動する単一のモータと、
前記単一のモータにより、前記複数のポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させるポンプ駆動手段と、
を有することを特徴とするポンプ駆動装置。 - 請求項1に記載のポンプ駆動装置であって、さらに、前記複数のポンプに対応して設けられ、前記各ポンプから液体の供給を受けるタンクと、
前記タンク内の液位を検出する液位検出手段と、
検出された液位が、予め設定された値以上となるように前記ポンプ駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするポンプ駆動装置。 - 前記ポンプ駆動手段は、前記モータの駆動軸に接続された第1の駆動伝達手段と、前記ポンプを駆動する第2の駆動伝達手段と、前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に選択的に伝達可能な中間駆動伝達手段と、前記中間駆動伝達手段を前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に伝達可能な状態と伝達不能な状態との間で切り換える駆動切換手段とを有して構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポンプ駆動装置。
- 各色のインクをメインタンクからサブタンクを介して各インク吐出ヘッドに供給し、インク吐出ヘッドから記録媒体に向けて吐出して画像を記録する画像形成装置であって、
前記各メインタンク及びサブタンクとの間の供給路にそれぞれ備えた各ポンプと、
前記各ポンプを駆動する単一のモータと、
前記単一のモータにより、前記各ポンプを、選択的に、かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に駆動させるポンプ駆動手段と、を有するポンプ駆動装置を備え、
前記各メインタンクからサブタンクへのインク供給を、選択的かつ任意の組み合わせで、あるいは各々独立に行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置であって、さらに、前記サブタンク内のインク液位を検出するインク液位検出手段と、
検出されたインク液位が、予め設定された値以上となるように前記ポンプ駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ポンプ駆動手段は、前記モータの駆動軸に接続された第1の駆動伝達手段と、前記ポンプを駆動する第2の駆動伝達手段と、前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に選択的に伝達可能な中間駆動伝達手段と、前記中間駆動伝達手段を前記第1の駆動伝達手段の駆動力を前記第2の駆動伝達手段に伝達可能な状態と伝達不能な状態との間で切り換える駆動切換手段とを有して構成されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
- 請求項4乃至請求項6に記載の画像形成装置であって、さらに、前記サブタンク内のインクの消費量を推定するインク消費量推定手段を有し、推定される前記サブタンクのインク消費量に応じて、前記サブタンクに対応する前記ポンプ駆動手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
- 前記インク消費量推定手段は、次に記録される画像の画像データからインク消費量を推定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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