JP2005218577A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密閉容器内の気層の容積を小さな値に容易かつ確実に制御でき、それにより、湯の供給量を安定させることができるとともに、ヒータの寿命を延ばせる給湯装置を提供する。
【解決手段】 湯を外部に供給する給湯装置1であって、水の流入部22a、および上端部に設けられ、外部に連通する湯の流出部22cを有するとともに、水を貯留する密閉容器22と、密閉容器22に、流入部22aを介して水を加圧した状態で供給するポンプ12と、密閉容器22内の水を加熱するヒータ23と、流出部22cを開閉する給湯バルブ25と、外部への湯の供給に先立ち、給湯バルブ25を閉じた状態でポンプ12を所定の条件が成立するまで運転することにより、密閉容器22内の気層を圧縮する気層圧縮手段50と、この気層の圧縮の後、ポンプ12を停止するとともに給湯バルブ25を開くことにより、圧縮された気層を減圧する気層減圧手段50とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、給湯装置に関し、例えば飲料ディスペンサなどに適用され、レギュラーコーヒーなどの調理に用いられる湯を供給する給湯装置に関する。
従来、主にコーヒーを販売する自動販売機に適用された給湯装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この給湯装置は、供給された水を貯留し、ヒータによって加熱するボイラと、このボイラに水を加圧供給するポンプを有している。また、ボイラは、その上面に接続された配管によって、コーヒーを抽出する抽出機に連結されており、この配管にはこれを開閉する抽出湯弁が設けられている。
また、給湯装置では、コーヒーの販売時に、抽出湯弁を開弁するとともに、ポンプを運転する。このポンプの運転によって、ヒータにより高温に加熱されたボイラ内の湯が圧送され、上記の配管を介して抽出機に供給される。そして、抽出機によって、供給された湯を用いてコーヒーが抽出され、販売者に提供される。
以上のように、上記の従来の給湯装置では、ボイラ内の湯を、ポンプによる圧送により、ボイラの上面に接続された配管を介して、抽出機に供給する。このため、湯の供給時にボイラ内の上部に気層があると、湯の供給と同時に蒸気が排出されるので、その分、抽出機への湯の供給量が減少し、その結果、販売される飲料量が減少してしまう。また、同じ理由から、気層の容積がばらつきやすく、それに伴って、飲料量もばらついてしまう。
また、上記のようにボイラ内の水をヒータによって加熱する給湯装置では、ボイラ内の水をできるだけ効率良く加熱するためには、ヒータを、その発熱線がボイラ内の上下方向のほぼ全体にわたるように設けることが好ましい。しかし、その場合において、ボイラ内に比較的大きな気層が存在すると、ヒータの発熱線の部分がボイラ内の気層に露出し、その部分を覆うヒータのシースが過熱状態になり、ヒータの寿命が短くなってしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、密閉容器内の気層の容積を小さな値に容易かつ確実に制御することができ、それにより、湯の供給量を安定させることができるとともに、ヒータの寿命を延ばすことができる給湯装置を提供することを目的とする。
特開2000−348253号公報
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、供給された水を加熱し、貯留するとともに、加熱された湯を外部に供給するための給湯装置であって、水の流入部、および上端部に設けられ、外部に連通する湯の流出部を有するとともに、供給された水を貯留する密閉容器と、密閉容器に、流入部を介して水を加圧した状態で供給するポンプと、密閉容器内の水を加熱するヒータと、流出部を開閉する給湯バルブと、外部への湯の供給に先立ち、給湯バルブを閉弁した状態でポンプを所定の条件が成立するまで運転することにより、密閉容器内の気層を圧縮する気層圧縮手段と、気層圧縮手段による気層の圧縮の後、ポンプによる水の供給を停止するとともに給湯バルブを開弁させることにより、圧縮された気層を減圧する気層減圧手段と、を備えることを特徴とする。
この給湯装置によれば、ポンプにより水が加圧された状態で密閉容器に供給されるとともに、ヒータにより密閉容器内の水が加熱される。また、密閉容器の上端部の流出部により密閉容器内と外部が連通されるとともに、この流出部が給湯バルブにより開閉される。さらに、気層圧縮手段により、外部への湯の供給に先立ち、給湯バルブを閉弁し、密閉容器内を閉じた状態でポンプが所定の条件が成立するまで運転され、それにより、密閉容器内の気層が圧縮される。また、気層減圧手段により、気層圧縮手段による気層の圧縮の後、ポンプによる水の供給が停止されるとともに給湯バルブが開弁され、それにより、圧縮された気層が減圧される。さらに、加熱された密閉容器内の湯は、この状態で密閉容器に貯留され、外部への供給に用いられる。
このように、密閉容器内を閉じた状態でポンプを用いて水を加圧しながら供給することによって、密閉容器内の圧力が上昇し、それに伴い、気層が圧縮される。また、この気層の圧縮後、ポンプによる水の供給を停止するとともに給湯バルブを開弁することにより、密閉容器の上端部に設けられた流出部を介して、密閉容器内を外部に開放することで、圧縮された気層が減圧される。これにより、気層の容積は、その圧縮前に比べて、大気圧と上昇した密閉容器内の圧力との比に応じた小さな値になる。以上により、気層の容積を小さな値に制御することができ、それにより、湯の供給量を安定させることができるとともに、ヒータの寿命を延ばすことができる。
また、この給湯装置では、ポンプの運転・停止および給湯バルブの開閉のみによって、例えば密閉容器内の水位を検出する水位センサなどを用いることなく、気層の容積を小さな値に容易かつ確実に制御できる。さらに、気層が存在する付近の上端部の流出部を介して、密閉容器内を外部に開放するので、気層の減圧に伴って密閉容器内の湯が排出されることもない。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の給湯装置において、気層圧縮手段による気層の圧縮と、気層減圧手段による気層の減圧とを繰り返し実行することを特徴とする。
この構成によれば、気層圧縮手段による気層の圧縮と、気層減圧手段による気層の減圧が繰り返し実行されるので、気層の容積をさらに小さな値に制御できる。それにより、密閉容器をほぼ満水にすることができ、請求項1による上述した作用をよりよく得ることができる。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の給湯装置において、外部に湯を供給する直前に、気層圧縮手段による気層の圧縮と、気層減圧手段による気層の減圧をさらに実行することを特徴とする。
この構成によれば、外部に湯を供給する直前に、気層圧縮手段による気層の圧縮と気層減圧手段による気層の減圧がさらに実行される。これにより、気層の容積を確実に小さくした状態で湯が外部に供給されるので、湯の供給量を確実に安定させることができる。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1ないし3に記載の給湯装置において、密閉容器に供給される水の流量を表す流量パラメータを検出する流量パラメータ検出手段をさらに備え、所定の条件は、検出された流量パラメータが所定の流量以下になることであることを特徴とする。
この構成によれば、給湯バルブを閉弁した状態でのポンプによる水の供給が、検出された流量パラメータが所定の流量以下になるまで継続される。給湯バルブを閉弁した状態でポンプにより密閉容器に水を供給すると、気層が圧縮されるとともに、その圧縮が限界に近づくにつれて、供給される水の流量が非常に小さくなる。これに対して、本発明によれば、流量パラメータが所定の流量以下になったときにポンプを停止するので、ポンプを最小限に運転しながら、気層をその限界付近まで確実に圧縮することができる。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項4に記載の給湯装置において、気層圧縮手段による気層の圧縮の開始後、所定時間が経過するまでに流量パラメータが所定の流量以下にならないときに、給湯装置が故障していると判定する故障判定手段をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、気層圧縮手段による気層の圧縮の開始後、所定時間が経過するまでに流量パラメータが所定の流量以下にならないときには、故障判定手段により、給湯装置が故障していると判定される。請求項4の作用で述べたように、給湯装置が正常な場合には、気層圧縮手段による気層の圧縮の開始からある程度の時間が経過すれば、この気層の圧縮が限界に近づくことによって、ポンプにより供給される水の流量が非常に小さくなる。したがって、上記のように判定を行うことにより、給湯装置の故障を適切に判定することができる。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項5に記載の給湯装置において、所定時間は、気層圧縮手段による気層の圧縮が密閉容器内の湯を外部に供給する直前の場合には、それ以外の場合よりも短く設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、給湯装置の故障判定に用いられる所定時間が、気層圧縮手段による圧縮が湯を外部に供給する直前の場合には、それ以外の場合よりも短く設定されている。このように、外部への湯の供給時には、給湯装置の故障判定を短時間で行うようにすることにより、判定結果を速やかに得ることができる。それにより、給湯装置が正常な場合には、湯の供給に速やかに移行でき、故障している場合には、その旨を速やかに知らせることができる。
本発明の一実施形態による給湯装置を模式的に示す図である。 給湯装置のボイラの断面図である。 給湯制御処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 図3のボイラ給水処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 ポンプの運転・停止に対するボイラ内圧および流量センサのON/OFF信号の関係を示すタイミングチャートである。 図3の気層排除処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態による給湯装置について説明する。図1に示すように、この給湯装置1は、レギュラーコーヒーを販売するカップ式自動販売機などに内蔵され、抽出すべきコーヒーの種類に応じて、コーヒー抽出機2に適量の湯を供給するものである。給湯装置1は、給水部3と、この給水部3から供給された水を加熱し、貯留する加熱部4と、これらを制御するマイクロコンピュータからなる制御装置50(気層圧縮手段、気層減圧手段、流量パラメータ検出手段および故障判定手段)とを備えている。
給水部3は、外部から取り込んだ水道水を貯留するシスターン11と、このシスターン11に取水チューブT1を介して接続されたポンプ12と、取水チューブT1の途中に設けられ、シスターン11から流出した水をろ過するストレーナ13と、取水チューブT1のストレーナ13とポンプ12との間に設けられた流量センサ31とを有している。
シスターン11は、比較的小さい容積を有し、所定量(例えば800cc)以上の水が常時、貯留されるようになっている。また、シスターン11には、水温センサ32が設けられており、この水温センサ32は、シスターン11内に貯留された水の温度を検出し、その検出信号を制御装置50に出力する。
ポンプ12は、リリーフバルブ12aを有する電磁式の水ポンプであり、販売時に、1杯のコーヒーの調理に必要な所定量(例えば150cc)の水を、給水チューブT2を介して、加熱部4の後述するボイラ本体22に圧送し、供給する。また、リリーフバルブ12aは、ポンプ12の吐出圧が第1所定圧(例えば8.5kgf/cm2 )になったときに開放するように構成されており、それにより、ボイラ本体22の内圧(以下「ボイラ内圧」という)BPがこの第1所定圧以下に保たれ、ボイラ本体22内が過圧状態にならないように制御される。また、リリーフバルブ12aとシスターン11の間には、戻りチューブT3が接続されており、リリーフバルブ12aが開放したときに、リリーフバルブ12aから流出した水が、戻りチューブT3を介してシスターン11に戻される。
流量センサ31(流量パラメータ検出手段)は、フォトインタラプタと、取水チューブT1を流れる水を動力源として回転する羽根車(いずれも図示せず)を有している。このフォトインタラプタは、互いに対向する発光素子(例えば発光ダイオード)および受光素子(例えばフォトトランジスタ)で構成されており、これらの発光素子と受光素子の間に上記の羽根車が配置されている。また、この受光素子は、発光素子からの光を受光しているときにON信号を、それ以外のときにOFF信号を制御装置50に出力する。さらに、流量センサ31では、回転する羽根車の複数の羽根によって発光素子から受光素子に発せられる光の光路が開閉されるようになっており、それにより、羽根車の回転速度、すなわち、取水チューブT1を流れる水の流量に応じたパルス幅を有するON/OFF信号が、受光素子から制御装置に出力される。制御装置は、このON信号が出力された時点から次のON信号が出力されるまでの時間を、流量パルス幅FPW(流量パラメータ)として算出する。この流量パルス幅FPWは、その算出方法から明らかなように、取水チューブT1を流れる水の流量、すなわち、リリーフバルブ12aが閉じている状態でボイラ本体22に供給される水の流量(以下、単に「供給流量」という)に比例する。
加熱部4は、小型のボイラ21で構成されており、このボイラ21は、給水部3から供給された水を貯留するボイラ本体22と、このボイラ本体22内の水(湯)を加熱するヒータ23を有している。
ボイラ本体22(密閉容器)は、ステンレス鋼板などの金属板からなり、耐圧性(例えば10気圧)を有する所定容積(例えば300cc)の円筒状の密閉容器で構成されている。また、図2に示すように(便宜上、ハッチングは省略)、ボイラ本体22の下端部には、給水部3からの水を流入させるための流入部22aが設けられ、上面22bには、給湯時に湯を流出させるための流出部22cが設けられている。この流入部22aには前記給水チューブT2が接続されており、流出部22cには給湯チューブT4の一端部が接続されている。この給湯チューブT4の他端部は、コーヒー抽出機2に接続されており、その途中には、給湯バルブ25が設けられている。この給湯バルブ25は、1つの流入口および2つの流出口(いずれも図示せず)を有する電磁式の三方バルブであり、この流入口および一方の流出口はそれぞれ、給湯チューブT4を介して、流出部22cおよびコーヒー抽出機2に接続され、他方の流出口には与圧チューブT5の一端部が接続されている。この与圧チューブT5の他端部は、与圧バルブ26に接続されている。
与圧バルブ26は、一般的なリリーフバルブと同様に構成されており、ボイラ内圧BPが前記第1所定圧とほぼ同じ所定圧になったときに、開放するように設定されている。この設定によって、ボイラ内圧BPをこの所定圧に保持するようになっている。なお、ボイラ内圧BPが上記所定圧になり、与圧バルブ26が開放したときには、この与圧バルブ26から流出した蒸気あるいは湯が、排水容器27に回収される。
ヒータ23は、電源(図示せず)からの通電によって、ボイラ本体22内の水を加熱するものであり、その発熱線23aがボイラ本体22内の上下方向のほぼ全体にわたるように設けられている。なお、このヒータ23への通電は、制御装置50によって制御される。
また、ボイラ本体22には、ボイラ湯温センサ33およびボイラ内圧センサ34が設けられている。これらのセンサ33,34は、ボイラ本体22内の湯の温度およびボイラ内圧BPをそれぞれ検出し、それらの検出信号を制御装置50に出力する。さらに、ボイラ本体22には、空焚き防止スイッチ28および排水口29が設けられている。空焚き防止スイッチ28は、ボイラ本体22内に水が無い状態でのヒータ23への通電を防止するためのものである。排水口29は、常時は閉鎖されており、ボイラ21のメンテナンス時などに開放されることによって、ボイラ本体22内の残液などを排水容器27に廃棄するためのものである。
また、ボイラ本体22の流入部22aには逆止弁(図示せず)が設けられており、ポンプ12が停止している状態では、流入部22aがこの逆止弁によって閉じられている。さらに、常時は、給湯バルブ25が与圧バルブ26側に切り替えられており、それにより、流出部22cから与圧バルブ26に至る系が、与圧バルブ26によって閉じられている。
次に、図3〜図6を参照しながら、給湯装置1による給湯制御処理について説明する。まず、図3のステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、ボイラ給水処理の実行条件が成立しているか否かを判別する。この実行条件は、今回が、自動販売機の設置直後またはボイラ21の交換修理直後など、ボイラ本体22内に水(湯)がまったくまたは十分に入っていないおそれがある状況のときに、成立していると判定される。この答がYESのときには、ボイラ給水処理を実行し(ステップ2)、ステップ3に進む。このボイラ給水処理の詳細については後述する。一方、ステップ1の答がNOのときには、そのままステップ3に進む。
このステップ3では、販売要求があったか否かを判別する。この答がNOのときには、上記ステップ1に戻る一方、YESで、販売要求があったときには、気層排除処理を実行する(ステップ4)。この気層排除処理の詳細については後述する。次いで、飲料を調理するために、所定量の湯をコーヒー抽出機2に供給する(ステップ5)。このステップ5の実行後は、上記ステップ1に戻る。
次に、上記ステップ2のボイラ給水処理について、図4を参照しながら説明する。まず、ステップ11におい給湯バルブ25を与圧バルブ26側に切り替えるとともに、ステップ12においてポンプ12の運転を開始する。これらにより、ボイラ本体22の流出部22c側を密閉した状態での水の供給が開始され、それにより、ボイラ本体22内の気層が圧縮される。
次に、このポンプ12の運転開始後、所定の第1待機時間T1(例えば1sec)が経過したか否かを判別する(ステップ13)。この答がYESのときには、ポンプ12が十分に立ち上がったとして、流量パルス幅FPWが、所定の判定時間TREF(例えば50msec)(所定の流量)以上であるか否かを判別する(ステップ14)。この答がNOで、流量パルス幅FPWが判定時間TREFよりも小さいとき、すなわち、供給流量が判定時間TREFに相当する所定流量よりも大きいときには、ポンプ12の運転開始後、第1待機時間T1よりも長い所定の第2待機時間T2(例えば120sec)(所定時間)が経過したか否かを判別する(ステップ15)。
この答がYESのときには、給湯バルブ25を与圧バルブ26側に切り替えた状態でボイラ本体22に水を十分に長い時間、供給しても、供給流量が上記所定流量よりも小さくならないため、ボイラ本体22に亀裂が生じることなどにより、給湯装置1が故障していると判定する。次いで、この判定結果を受けて、ポンプ12を停止する(ステップ16)とともに、その旨を知らせるために、故障ランプ(図示せず)を点灯し、故障表示を行う(ステップ17)。この故障表示が行われると、本処理が中断されるとともに、湯の供給も停止される。
一方、前記ステップ14の答がYESで、流量パルス幅FPW≧判定時間TREFのとき、すなわち、供給流量が前記所定流量以下になったときには、ポンプ12を停止する(ステップ18)とともに、給湯バルブ25をコーヒー抽出機2側に切り替える(ステップ19)。なお、このポンプ12の停止により、ボイラ本体22の流入部22aが逆止弁によって閉じられ、また、コーヒー抽出機2側への給湯バルブ25の切替によって、ボイラ本体22内が流出部22cを介して大気に開放され、それにより、圧縮された気層が減圧される。
図5は、これまでに説明した処理による動作例を示している。まず、ステップ11および12により、給湯バルブ25を与圧バルブ26側に切り替えた状態で、ポンプ12の運転が開始されると(時点t1)、ボイラ本体22に水が供給されるとともに、ボイラ内圧BPが上昇し始める。このポンプ12の立ち上がり時においては、供給流量が少ないため、流量パルス幅FPWは大きい。その後、供給流量が増大するのに伴って、流量パルス幅FPWが小さくなる。さらに時間が経過すると、ボイラ内圧BPが上昇し、それに伴って供給流量も減少し、流量パルス幅FPWが次第に大きくなる。そして、流量パルス幅FPWが判定時間TREF以上になり、前記ステップ14がYESになることで、ポンプ12が停止される(ステップ18、時点t2)。
以上のように、流量パルス幅FPWが判定時間TREF以上になり、供給流量が所定流量以下になったときに、ポンプ12を停止するので、ボイラ本体22内の気層を限界付近まで確実に圧縮することができるとともに、そのためのポンプ12の運転を最小限に留めることができる。また、前記ステップ13の判別により、ポンプ12が十分に立ち上がるまでは、前記ステップ14の判別は行われないので、この立ち上がり時に得られた大きな流量パルス幅FPWを前記ステップ14の判別に用いることによる誤判定を、確実に回避することができる。
図4に戻り、前記ステップ19によるコーヒー抽出機2側への給湯バルブ25の切替後、所定時間(例えば1sec)が経過したときには(ステップ20:YES)、圧縮された気層が十分に減圧されたとして、以下のステップ21〜30において、前記ステップ11〜20と同様にして、気層の圧縮および減圧を行う。
すなわち、給湯バルブ25を与圧バルブ26側に切り替える(ステップ21)とともに、ポンプ12の運転を開始する(ステップ22)。そして、このポンプ12の運転開始後、前記第1待機時間T1が経過したときには(ステップ23:YES)、流量パルス幅FPWが前記判定時間TREF以上であるか否かを判別する(ステップ24)。
この答がNOのときには、上記ステップ22によるポンプ12の運転開始後、前記第2待機時間T2が経過したか否かを判別する(ステップ25)。この答がYESのときには、前記ステップ15で述べたのと同じ理由により、給湯装置1が故障しているとして、ポンプ12を停止する(ステップ26)とともに、前記ステップ17と同様、故障表示を行う(ステップ27)。
一方、上記ステップ24の答がYESで、流量パルス幅FPW≧判定時間TREFのときには、気層が限界付近まで圧縮されたとして、ポンプ12を停止する(ステップ28)とともに、給湯バルブ25をコーヒー抽出機2側に切り替える(ステップ29)。この切替後、前記所定時間が経過したときには(ステップ30:YES)、圧縮された気層が十分に減圧されたとして、前述した給湯制御処理に戻る。
上述したボイラ給水処理による圧縮によって気層は次のように圧縮される。この気層の圧縮は、ボイラ本体22の流出部22c側を閉じた状態で行われるので、1回目の圧縮前後における気層の容積をGV1,GV2、ボイラ内圧BP1,BP2とすると、次式(1)が成立する。
GV2=GV1・BP1/BP2 …… (1)
ここで、1回目の気層の圧縮では、BP1は大気圧に等しく、また、GV1は、ボイラ給水処理の実行前にボイラ本体22が完全に空の状態の場合には、前記所定容積(300cc)に等しい。さらに、BP2が例えば8気圧であったとすると、1回目の圧縮後のGV2は、300・1/8=37.5ccとなる。
また、2回目の気層の圧縮後における気層の容積をGV3、ボイラ内圧をBP3とすると、次式(2)が成立する。
GV3=GV2・BP2/BP3 …… (2)
ここで、BP2は、1回目の気層の圧縮後に前述した気層の減圧が行われるため、大気圧と等しい。また、BP3が例えば8気圧であったとすると、GV3は、37.5・1/8=4.7ccとなる。以上のように、ボイラ本体22内がまったく空であっても、2回の圧縮および減圧だけで、気層の容積を極めて小さな値に効率良く圧縮できる。
次に、図6を参照しながら、図3の前記ステップ4の気層排除処理について説明する。この処理は、販売要求に応じてボイラ本体22内の湯をコーヒー抽出機2に供給する直前に、気層の圧縮および減圧を、上述したボイラ給水処理と同様に行うものである。まず、ステップ41では、給湯バルブ25を与圧バルブ26側に切り替える。次いで、ポンプ12の運転を開始する(ステップ42)。このポンプ12の運転開始後、前記第1待機時間T1が経過したときには(ステップ43:YES)、流量パルス幅FPWが前記判定時間TREF以上であるか否かを判別する(ステップ44)。
この答がNOのときには、上記ステップ42によるポンプ12の運転開始後、前記第2待機時間T2よりも短い所定の第3待機時間T3(例えば10sec)(所定時間)が経過したか否かを判別する(ステップ45)。この答がYESのときには、前記ステップ15で述べたのと同じ理由により、給湯装置1が故障しているとして、ポンプ12を停止する(ステップ46)とともに、故障表示を行う(ステップ47)。
上記のように第3待機時間T3を第2待機時間T2よりも短く設定することにより、上記の故障判定がボイラ給水処理の場合よりも短時間で行われる。これは、本処理は飲料の販売時に行われる関係上、この判定結果が得られるまでの時間が長いと、その分、購入者を待たせることになるとともに、給湯装置1が故障している場合には、購入者が長時間待たされた上に商品を得られなくなってしまうので、以上のような不具合を回避するためである。
一方、前記ステップ44の答がYESで、流量パルス幅FPW≧判定時間TREFのときには、気層が限界付近まで圧縮されたとして、ポンプ12を停止する(ステップ48)とともに、給湯バルブ25をコーヒー抽出機2側に切り替える(ステップ49)。この切替後、前記所定時間が経過したときには(ステップ50:YES)、圧縮された気層が十分に減圧されたとして、給湯制御処理に戻る。
以上のように、本実施形態によれば、ボイラ本体22内に水(湯)がまったくまたは十分に入っていないおそれがある状況において、ボイラ給水処理を実行することによって、給湯バルブ25を与圧バルブ26側に切り替えた状態で、ポンプ12を用いて水を加圧しながら供給することにより、気層を圧縮する。また、この気層の圧縮後、ポンプ12の停止により流入部22aを閉じるとともに、給湯バルブ25をコーヒー抽出機2側に切り替えることにより、ボイラ本体22の上面に設けられた流出部22cを介して、ボイラ本体22内を大気に開放することで、圧縮された気層を減圧する。以上のような気層の圧縮および減圧を繰り返すことによって、気層の容積を極めて小さな値に制御でき、それにより、ボイラ本体22をほぼ満水にすることができる。したがって、湯の供給量を安定させることができるともに、ヒータ23の寿命を延ばすことができる。
また、ポンプ12の運転・停止および給湯バルブ25の切替のみによって、例えばボイラ本体22内の水位を検出する水位センサなどを用いることなく、気層の容積を小さな値に容易かつ確実に制御できる。さらに、気層が存在する付近の上面22bの流出部22cを介して、ボイラ本体22内を大気に開放するので、気層の減圧に伴ってボイラ本体22内の湯が排出されることもない。
また、飲料の販売直前に、気層排除処理によって、気層の圧縮および減圧を実行することにより、気層の容積を確実に小さくした状態で湯をコーヒー抽出機2に供給するので、湯の供給量を確実に安定させることができる。さらに、流量パルス幅FPWが判定時間TREF以上になったときにポンプ12を停止し、気層の圧縮を終了するので、ポンプ12を最小限に運転しながら、気層を限界付近まで確実に圧縮することができる。
また、気層の圧縮の開始後、第2待機時間T2が経過しても、パルス幅FPWが判定時間TREF以上にならないときに、給湯装置1が故障していると判定するので、この判定を適切に行うことができる。また、販売直前には、第2待機時間T2に代えて、それよりも短い第3待機時間T3を用いることにより、故障判定の結果が短時間で得られるので、正常な場合には、湯の供給に速やかに移行でき、また、故障している場合には、その旨を購入者に速やかに知らせることができ、したがって、購入者が長時間待たされた上に商品が得られないという不具合を回避することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本実施形態では、本発明の給湯装置1を、カップ式自動販売機に適用したが、本発明はこれに限らず、飲料ディスペンサにも適用でき、その他、給湯を要する各種の機器に広く適用することができる。また、実施形態では、ボイラ給水処理による気層の圧縮および減圧を、ボイラ本体22内に水(湯)がまったくまたは十分に入っていないような状況で実行しているが、これに代えて、またはこれとともに、これを他の適当な条件が成立したときに実行してもよく、例えば販売動作が所定時間、継続して行われないときに実行するようにしてもよい。さらに、ボイラ給水処理における気層の圧縮および減圧の実行回数を、実施形態よりも多くしてもよく、逆に1回でもよい。また、実施形態では、販売直前に気層排除処理を行っているが、これを省略してもよい。
さらに、実施形態では、気層の圧縮後にポンプ12を停止させるための所定の条件を、流量パルス幅FPWが判定時間TREF以上になることとしているが、この条件は、気層の圧縮を確実に行ったことを表すものであれば任意であり、例えば、給湯バルブ25を与圧バルブ26側に切り替えた状態でのポンプ12の運転開始後、所定時間が経過することに設定してもよい。
また、実施形態では、ポンプ12による水の供給の停止を、ポンプ12を実際に停止させることにより行ったが、これに代えて、流入部22aを開閉するバルブを設け、このバルブで流入部22aを閉じるように制御してもよい。さらに、流量パラメータとして、羽根車タイプの流量センサ31による流量パルス幅FPWを用いているが、これに代えて、流量を直接、検出するタイプのセンサの検出結果を用いてもよい。また、実施形態では、ボイラ本体22からの水(湯)の逆流を防止するために、ボイラ本体22の流入部22aに逆止弁を設けたが、これに代えて、逆止弁付きのポンプを用いてもよいことはもちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
符号の説明
1 給湯装置
12 ポンプ
22 ボイラ本体(密閉容器)
22a 流入部
22c 流出部
23 ヒータ
25 給湯バルブ
31 流量センサ(流量パラメータ検出手段)
50 制御装置(気層圧縮手段、気層減圧手段、流量パラメータ検出手段、
故障判定手段)
FPW 流量パルス幅(流量パラメータ)
TREF 判定時間(所定の流量)
T2 第2待機時間(所定時間)
T3 第3待機時間(所定時間)

Claims (6)

  1. 供給された水を加熱し、貯留するとともに、加熱された湯を外部に供給するための給湯装置であって、
    水の流入部、および上端部に設けられ、外部に連通する湯の流出部を有するとともに、供給された水を貯留する密閉容器と、
    当該密閉容器に、前記流入部を介して水を加圧した状態で供給するポンプと、
    前記密閉容器内の水を加熱するヒータと、
    前記流出部を開閉する給湯バルブと、
    外部への湯の供給に先立ち、前記給湯バルブを閉弁した状態で前記ポンプを所定の条件が成立するまで運転することにより、前記密閉容器内の気層を圧縮する気層圧縮手段と、
    当該気層圧縮手段による前記気層の圧縮の後、前記ポンプによる水の供給を停止するとともに前記給湯バルブを開弁させることにより、前記圧縮された気層を減圧する気層減圧手段と、
    を備えることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記気層圧縮手段による前記気層の圧縮と、前記気層減圧手段による前記気層の減圧とを繰り返し実行することを特徴とする、請求項1に記載の給湯装置。
  3. 外部に湯を供給する直前に、前記気層圧縮手段による前記気層の圧縮と、前記気層減圧手段による前記気層の減圧をさらに実行することを特徴とする、請求項1または2に記載の給湯装置
  4. 前記密閉容器に供給される水の流量を表す流量パラメータを検出する流量パラメータ検出手段をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記検出された流量パラメータが所定の流量以下になることであることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の給湯装置。
  5. 前記気層圧縮手段による前記気層の圧縮の開始後、所定時間が経過するまでに前記流量パラメータが前記所定の流量以下にならないときに、前記給湯装置が故障していると判定する故障判定手段をさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の給湯装置。
  6. 前記所定時間は、前記気層圧縮手段による前記気層の圧縮が前記密閉容器内の湯を外部に供給する直前の場合には、それ以外の場合よりも短く設定されていることを特徴とする、請求項5に記載の給湯装置。
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