JP2005217718A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のカメラ角度調機構は、取り付け部材とカメラ本体との間にボールジョイントなどの締め付け機構があるため、天井や壁とのあいだの取り付け機構を含めた装置全体が大型化する傾向にあった。
【解決手段】被写体を撮影する略球形のカメラと、カメラを取り付ける本体と、本体に設けられた第1の穴と、本体の裏側に配置され第2の穴部が設けられた固定板とを有し、カメラはその表面が第1の穴の縁と第2の縁と接触することで保持される撮影装置であり、カメラ角度調整の締め付け機構が不要になり、カメラの小型化、角度調整作業の時間短縮ができ、宅内外に固定し撮影するカメラ角度調機構として実用的にきわめて有用である。
【選択図】図1
【解決手段】被写体を撮影する略球形のカメラと、カメラを取り付ける本体と、本体に設けられた第1の穴と、本体の裏側に配置され第2の穴部が設けられた固定板とを有し、カメラはその表面が第1の穴の縁と第2の縁と接触することで保持される撮影装置であり、カメラ角度調整の締め付け機構が不要になり、カメラの小型化、角度調整作業の時間短縮ができ、宅内外に固定し撮影するカメラ角度調機構として実用的にきわめて有用である。
【選択図】図1
Description
本発明は、セキュリティカメラのように住宅内外に固定し撮影する撮影装置の角度調整機構に関するものである。
従来、住宅内外に固定し撮影するカメラ角度調機構としてとしては、特許文献1に提案されているものがある。それを図5示し参照しながら説明すると、カメラ本体8と取り付け部材9をボールジョイント11で接続されている。被写体をカメラの撮影範囲に入る角度調整は、ボールジョント11で接続することで、自由に垂直、水平方向に移動、回転できるカメラ本体8を、被写体がカメラの撮影範囲に入るように垂直、水平方向に移動した後、ボールジョイント11を締め付けねじ10を締め付けることで行う。このように、従来のカメラ角度調整機構は、取り付け部材9とカメラ本体8との間にボールジョイント11などの締め付け機構が必要であった。
特開平7−147647号公報
上記従来のカメラ角度調機構は、取り付け部材とカメラ本体との間にボールジョイントなどの締め付け機構があるため、天井や壁とのあいだの取り付け機構を含めた装置全体が大型化する傾向にあった。
上記目的を達成するために、本発明の構成は、カメラを入れた回転体が、複数の弾性体で回転体を入れた球面部と押さえつけて、接触させながら回転できるようにする。
具体的に本発明は、被写体を撮影する略球形のカメラと、前記カメラを取り付ける本体と、前記本体に設けられた第1の穴と、前記本体の裏側に配置され第2の穴部が設けられた固定板とを有し、前記カメラはその表面が前記第1の穴の縁と前記第2の穴の縁と接触することで保持されるものである。
以上の説明から明らかなように、本発明により、カメラ角度調整の締め付け機構が不要になり、カメラの小型化、角度調整作業の時間短縮ができ、住宅内外に固定し撮影するカメラ角度調機構として実用的にきわめて有用である。
上記本発明の構成によれば、カメラをいれた回転体が一定の力で保持されているために、ボールジョイントなどの締め付け機構を不要にすることができる。
以下に本発明の一実施の形態について説明する。まず、図1において、1で示すのはカメラ、2で示すのはカメラを取り付ける本体である。このカメラ1は、球体の形をしており、この球の半分が表に現れ、残りの半分は本体内に収納されている。。そのカメラ1は、本体2に開けられた、カメラ1を構成する球中心を通る断面の面積より小さい面積の円状の穴の裏側から表側に円状の穴に接触させて表に出すよう構成されている。
図2は、図1に示すa−a’断面、図3は、図1に示すb−b’断面を表す断面図である。カメラ1を本体2に取り付ける方法を、図2、図3を使って説明する。図において、3で示すはカメラ1を本体2の裏側から押さえる固定板である。本実施の形態において、この固定板3は、カメラ1を構成する球の中心を通る断面の半径より短い半径を有する円形の穴があいている。4で示すのはコイルばね、5はコイルばね4が通る取り付けボス、6はねじ、7は押さえ板である。
図2に示すように、円状の穴が開いている本体2に、裏側から球状のカメラ1を接触させる。このとき、カメラ1が本体2より表に出ずに、本体2と接触できるようにするために、本体2に開ける円状の穴の直径は、球の中心を通る断面円の直径より小さくする。このことで、本体2の裏側から、球状のカメラ1の裏側から力を加えても、カメラ1全体が本体2から出ないようにできる。
次に、ねじ取り付けボス5は、本体2と一体構造しており、カメラ1を押さえる固定板3には、ねじ取り付けボス5が通る穴が、図2に示すように開いている。この固定板3にある穴にねじ取り付けボス5を通して、固定板3設けた円形の穴にカメラ1がひっかかり本体2の裏側に落ちないようを押さえる。
次に、この固定板3が常にカメラ1を本体2の裏側から押さえ続けるために、ねじ取り付けボス5に固定板3を通したのちに、それぞれのねじ取り付けボス5にコイルばね4を通す。そして、これを押さえ板7でコイルばね4を縮めることで、固定板3でカメラ1を本体2の裏側か押さえる力が発生する。固定板3でカメラ1を本体2の裏側から本体2に押さえつける力を、押さえ板7をねじ6の締め付ける長さで調整することができる。
なお、押さえ板7は、ねじ取り付けボス5にねじ6で締め付けるように、穴を開けている。このとき、カメラ1、本体2の円状の穴、固定板3、押さえ板7の中心点は、カメラ球体の中心線上にくるようにすることで、押さえ板7で押さえと回転の2つの機能を実現することができる。このような、機構にすることで、球状のカメラ1を垂直、水平方向の回転は、本体2に設けた円形の穴の縁部分と固定板3に設けた円形の穴の縁分とカメラ1の表面とが接触により発生している摩擦力で保持されている。このため、ボールジョイントなどの角度調整時に、締め付け構造が不要になり、小型化が実現できる。
上記のように、カメラ1は、本体2と固定板3とで挟みこみ、その摩擦力で過度調整した位置を保持している。これを実現するためには、図4の(a)に示すように、カメラ1の球中心線をはさみ、本体2と固定板3を配置する必要がある。コイルばね4を縮めて力を発生させるためには、固定板3から本体2までの距離が必要になる。
このため、コイルばね4で固定板3を押さえる位置は、なるべく本体2の表側に近づける必要があるが、図4(a)の固定板3の形では、カメラ1の中心線までしか近づけることができない。そこで、図4(b)のようにコイルばね4で固定板3を押さえる位置と固定板3でカメラ1を押さえる位置にオフセットを持たす形にすることにより、固定板3の位置を本体2の表面に接触する位置まで移動することができる。
また、この摩擦力は、押さえ板7を締め付けるねじ6の締め付ける長さで調整でき、カメラ1の押さえと回転する力を調整することができる。このことで、各部材のバラツキ、角度調整力の調整をすることができる。さらに、固定板3をアセタール樹脂製にすることで、滑らかにカメラ1を回転して角度調整をすることができる。
本発明は、カメラの角度調整機構に関するものであるため、例えば住宅内外に固定し撮影するカメラに用いれば、セキュリティーシステムによるサービス性を向上させることができる。
1 カメラ
2 本体
3 固定板
4 コイルばね
5 ねじ取り付けボス
6 ねじ
7 押さえ板
8 カメラ本体
9 取り付け部材
10 締め付けねじ
11 ボールジョイント
2 本体
3 固定板
4 コイルばね
5 ねじ取り付けボス
6 ねじ
7 押さえ板
8 カメラ本体
9 取り付け部材
10 締め付けねじ
11 ボールジョイント
Claims (7)
- 被写体を撮影する略球形のカメラと、前記カメラを取り付ける本体と、前記本体に設けられた第1の穴と、前記本体の裏側に配置され第2の穴部が設けられた固定板とを有し、前記カメラはその表面が前記第1の穴の縁と前記第2の穴の縁と接触することで保持される撮影装置。
- 被写体を撮影する略球形のカメラと、前記カメラを取り付ける本体と、前記本体に設けられた第1の穴と、前記本体の裏側に配置され第2の穴部が設けられた固定板と、前記カメラを所定の取り付け位置に取り付けるためのカメラ固定部と、前記カメラ固定部と前記固定板との間に設けた複数の弾性体とを有し、前記カメラはその表面が前記第1の穴の縁と前記第2の穴の縁と接触することで保持される撮影装置。
- 弾性体はコイルばねである請求項2記載の撮影装置。
- 固定板は、カメラ固定部に設けた突起部にねじを用いて取り付ける請求項2記載の撮影装置。
- 弾性体はコイルばねであり、カメラ固定部に設けた突起部の外周部に取り巻いて装着した請求項4記載の撮影装置。
- カメラ固定部は複数の突起部を有し、固定板は所定位置の前記突起部にのみねじを用いて取り付けた請求項5記載の撮影装置。
- 固定板はポリアセタール樹脂製である請求項2から6のいずれかに記載の撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004021082A JP2005217718A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004021082A JP2005217718A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005217718A true JP2005217718A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34904829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004021082A Withdrawn JP2005217718A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005217718A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008016996A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Amk:Kk | 監視カメラ |
EP2216985A1 (en) * | 2009-02-04 | 2010-08-11 | AVerMedia Information, Inc. | Ball joint structure |
-
2004
- 2004-01-29 JP JP2004021082A patent/JP2005217718A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008016996A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Amk:Kk | 監視カメラ |
JP4653701B2 (ja) * | 2006-07-04 | 2011-03-16 | 株式会社エイ・エム・ケイ | 監視カメラ |
EP2216985A1 (en) * | 2009-02-04 | 2010-08-11 | AVerMedia Information, Inc. | Ball joint structure |
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