JP2005216853A - ヘビーデューティリレー - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで製造可能であり、低価格で販売可能な簡単な構造のヘビーデューティリレーの提供。
【解決手段】ヘビーデューティリレー1は、40Aから1000Aまでの電流を安全に切り換えることができる。ヘビーデューティリレー1は、切換え力Cにより弾性的に撓むことができる転換ばね3と、転換ばね3の接点5が切換え位置で導電状態で押圧される常開コンタクト6とを有する。常開コンタクト6は、転換ばね3より大きなばね剛性を示す常開ばねコンタクト4上に配置され、切換え位置で弾性的に撓む。転換ばね3及び常開ばねコンタクト4の一方又は両方は、弱い領域18aにより少なくとも部分的に取り囲まれる撓み領域18bを有する。撓み領域18bのばね剛性は、弱い領域を取り囲む転換ばね及び常開ばねコンタクトの領域と比較して小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、転換(changeover)ばねが切換え(switching)力により弾性的に撓むことができ、転換ばねの接点が切換え位置で導電状態で押圧される少なくとも1個の常開コンタクトを有する、少なくとも40Aから約1000Aまでの電流を切り換えることができるヘビーデューティリレーに関する。
このようなヘビーデューティリレーは、40Aから1000Aの間の非常に大きな突入電流が生成される場合に使用される。従来技術において、この大突入電流ではタングステンコンタクトを有する始動リレーが使用されている。切換えの際、最初にタングステンコンタクトが閉成するので、大電流電流ピークがそのタングステンコンタクトを流れる。この後においてのみ、接点に電流を流すAgSnOコンタクトが閉成する。この実施形態において、リレーが閉成した状態で、導電特性が良好でないタングステンコンタクトを介してのみ電流が流れることを回避する。
切換え力は、コイルに流れる切換え電流等の電磁手段によりヘビーデューティリレーで生成される。このため、電磁力は可動アーマチュアを引っ張る結果となり、アーマチュアの運動は、切換え力により休止位置から弾性的に撓む転換ばねに伝達される。切換え力が止まると、ばね弾性により転換ばねが休止位置に戻る。転換ばねには、固定支柱に配置された常開コンタクトに当接して接触位置に押圧され導電的に接続する転換コンタクトが設けられる。圧縮力は、転換ばねの弾性戻り力又は切換え力のいずれかにより生成される。タングステンコンタクト及びAgSnOコンタクトを有するヘビーデューティリレーでは、2個の転換コンタクトは転換ばね上に配置されている。タングステン製及びAgSnO製の対応する常開コンタクトは、固定支柱上のこれらコンタクトに関連する。
独国特許公開第19744087号明細書 欧州特許第691667号明細書 独国特許第19718935号明細書
上記構造は、タングステンコンタクトの材料コストが非常に高く、タングステンがその硬度のため機械加工が困難である点で、問題がある。また、AgSnOコンタクトを付加する必要がある。その結果、40A及び1000A間の領域の大電流を切り換えるために従来から知られていた解決策は、複雑で且つ高価である。
接触位置では撓まないコンタクト固定支柱上に配置された常開コンタクトを有するリレーは、特許文献2に開示されている。特許文献2のリレーは、大電流では非常に少ない数の切換え動作しか達成できない、すなわち、現実には少な過ぎる数の切換え工程の後にリレーが修復不能なまで損傷するという試験結果が得られた。
40Aよりかなり低い切換え電流用の別のリレーが、特許文献3で公知である。このリレーでは、固定コンタクト及び可動ばねコンタクトが転換ばねコンタクト及び常開ばねコンタクトの形態で互いに同一構造をとり、これらコンタクトはリレーのベースの平面内で鏡像反転して使用される。これらコンタクトの同一構造のため、2個のばねコンタクトは、40A及び1000Aの間の突入電流において切換え動作の数が小さくなり、40A以上の突入電流での使用が実際には許容されない同一のばね剛性を必要に迫られて有する。
従って、本発明は、低コストで製造可能であり、低価格で販売可能な簡単な構造のヘビーデューティリレーを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、常開コンタクトが弾性的に撓み得る常開ばねコンタクト上に配置され、常開ばねコンタクトのばね剛性が転換ばねのばね剛性よりも大きく、切換え位置では休止位置から弾性的に撓み、転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方が、弱い領域で少なくとも部分的に囲まれた撓み領域を有し、撓み領域のばね剛性が、転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の弱い領域を取り囲む領域に対して小さい、本発明の一実施形態に従った上述のタイプのリレーにより達成される。
本発明による解決策は構造が簡単であり、多数回すなわち損傷又は故障することなく、繰返しの切換え動作でも安全に大電流を切り換えることができるという利点を有する。本発明に従った解決策を利用して170Aで達成できる切換え動作の数は、例えば約15000回である。従来のリレーでは、大突入電流でのこのような数の切換え工程を達成することができない。
転換ばね及び弱い領域よりも大きなばね剛性を有する、弾性的に撓み得る常開ばねコンタクト上に常開コンタクトを配置することのみにより、タングステンコンタクト又はタングステン始動リレーを要することなく、特許文献2及び特許文献3の2個のリレーよりも大きな数の切換え動作を達成することができる。
撓み領域のばね剛性は、弱い領域を用いると他のばねコンタクトに比べて小さい。この結果、撓み領域は、他のばねコンタクトよりも容易に撓み、段階的又は漸進的ばね特性を可能にする。というのは、切換え力の作用の下では撓み領域が最初に撓み、その後にのみ、締付け領域のコンタクトの残余部分が撓むからである。このように、段階的でより柔軟性がある切換え工程が達成でき、スパークが大いに回避される。
有利な実施形態において、常開ばねコンタクトのばね剛性は転換ばねのばね剛性に少なくとも対応する。特に、ばね剛性は、転換ばねのばね剛性の最小1.5倍、最大約8倍にすることができる。より柔軟な転換ばねの実施形態を用いると、撓むために必要な切換え力はより小さいので、より小さい設計のリレーを製造することができる。常開ばねコンタクトに対する転換ばねのばね剛性の比が上述の範囲内にある場合、常開コンタクトは切換え力により若干撓むだけである。常開コンタクトのチャタリング及び大電流での次のスパークは、同一ばね厚により信頼性高く回避される。
常開ばねコンタクトのばね剛性が転換ばねのばね剛性の約3.5倍から5.5倍の間にあると、上述の剛性比の範囲よりもより大きな数の切換え動作を達成できる。これに関して、ばね剛性は、接点の撓みを決定する上での基礎である。異なるレベルのばね剛性は、例えば転換ばねの材料厚に対する常開コンタクトの材料厚が好適には最大6倍、より好適には約2倍から約1.5倍の場合に達成することができる。本発明によれば、常開コンタクトは、0.2mm及び0.3mmの間、好適には0.25mmの材料厚を有する。転換ばねコンタクトは約0.15mmの材料厚を有することができる。
転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方は、それぞれの接点から離れた一端面がリレーに保持又は固定されるリーフばねの形態の構造をとることができるので、接点が撓む際に締付け端及び接点間の領域でばねが弾性的に曲がる。特に、転換ばねでは、切換え力がばねの自由端に導入できるので、ばねが撓むため及び転換ばねを常開コンタクト上に押圧するためのより有利なレバー条件により、必要な切換え力はより小さい。転換ばねへの力の導入は、例えば接点と水平に作用する2個のレバーによりばねの中心軸から等距離離間して好適には対称に起こる。
切換え力は、駆動される際に切換え力でアーマチュアを引っ張る電磁コイルの電磁力により生成される。アーマチュアの運動は、結合要素により転換ばねに伝達することができる。
リレーを小型にすることができるようにするために、コイルはアーマチュア及び転換ばね間に配置されるのが好適であり、可動結合部は、アーマチュアの運動を転換ばねに伝達するためにコイルのコアと平行に設けてもよい。
別の一連の更に有利な実施形態は、弱い領域に少なくとも部分的に囲まれる撓み領域の構成に関する。このため、撓み領域において、接点又はコンタクトビードが配置可能である。弱い領域は、例えば壁厚を局部的に小さくしたりばねを貫通するスロットを設けたりする、局部的な材料の弱体化により構成することができる。
好適には、弱い領域を、転換ばねへの切換え力の導入点と接点との間に配置する。
弱い領域は、例えば壁厚を局部的に小さくしたりばねを貫通するスロットを設けたりする、局部的な材料の弱体化により構成することができる。
切換え工程中、転換ばね及び常開ばねコンタクトが撓んでいる間に、接点の自己清浄動作を得るために、少なくとも1個の接点をほぼ球面コンタクトビードとして構成することができ、弱い領域は転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の上に非対称に配置される。コンタクトビードの球面構造は、切換え工程の際に弱い領域の非対称配置と、結果的に生ずる転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の非対称変形とにより強化される回転運動となる。
スロットの形態の弱い領域は、スロットが非対称に配置され、例えばコンタクトビードの全長の大部分でコンタクトビードの一面にのみコンタクトビードの回転運動を生成する。この対策により、ばねコンタクトのばね剛性は非対称に分布するので、コンタクトビードに対する撓み領域は切換え位置において非対称に変形する。
特に柔軟性のある切換え工程は、弱い領域のスロットがその縁まで延びるときに達成できるので、コンタクトビードの運動の自由度が増大する。本実施形態において、撓み領域はより簡単に調整可能なタブを形成する。
撓み領域により、迅速に保たれるばねの更なる運動は、特に有利な方法で吸収可能である。「更なる運動」により、常開ばねコンタクトの位置上を運動するであろう転換ばねに運動が導入されることを理解されよう。更なる運動は、転換ばね及び常開ばねコンタクトの変形により吸収される。更なる運動により、接点又はコンタクトビードの領域の材料が等しく腐蝕されるので、リレーの寿命が延びる。
コンタクトビードはAgSnO製であるのが好適である。転換ばね及び常開ばねコンタクトはそれぞれ単一のコンタクトビードを有するのが好適である。
本発明に従ったヘビーデューティリレーの異なる実施形態は、例えば図面を参照して以下に説明される。これに関し、構造又は機能について同一又は類似の要素に対しては同一の参照番号が使用される。異なる実施形態の異なる機構は、所望の方法で互いに結合することができる。
図1は、本発明に従ったヘビーデューティリレー1を示す。プラスチック材料製のベース2には、転換(changeover)ばね3及び常開ばねコンタクト4が締付け点の一方の下縁領域に保持されている。これらの締付け領域は更に説明はしない。転換ばね3及び常開ばねコンタクト4はそれぞれ締め付けられたリーフばねを形成する。締付け領域とは反対側の領域で、転換ばね3及び常開ばねコンタクト4は例えばリベットコンタクトビードの形態のコンタクト5,6を有する。
転換ばね3及び常開ばねコンタクト4は、例えば銅板等の導電材料で製造される。この状態の転換ばね3のばね剛性は、常開ばねコンタクト4のばね剛性よりも小さい。このため、常開ばねコンタクト4のばね剛性は、転換ばね3の少なくとも約1.5倍、好適には約3.5倍から5.5倍である。これは、図1の実施形態において転換ばね3の材料厚が常開ばねコンタクト4の材料厚より小さいことにより達成される。常開ばねコンタクト4の材料厚は、転換ばね3の材料厚の約1.5倍から6倍の間である。特に、常開ばねコンタクトの材料厚は約0.25mmであるのに対し、転換ばねの材料厚は約0.15mmである。
転換ばね3は端子7に電気的に接続されており、常開ばねコンタクト4は端子8に接続されている。端子7,8は、ベース2のベース板からリレーの外部へ突出しており、互いに接続されるか又はヘビーデューティリレーの切換え位置に依存して分離する電気導体の接続を可能にする。転換ばね3及び常開ばねコンタクト4の一方又は両方は、端子点9でそれぞれ関連する端子7,8と電気的に接触した状態である。ヘビーデューティリレー1により切り換えられる導体(図示せず)は端子7,8に接続され、切換え位置で互いに電気的に接続されている。
転換ばね3は、好適にはバー状の縦方向に移動可能な結合部11を介して可動アーマチュア12にしっかりと接続されている。結合部11の下のアーマチュア12及び転換ばね3間の撓み方向において、図2に概略的に示されるコイル13が結合部11に平行に延びる。コイル13は、切換え端子14を介してリレーに流れる切換え電流を介して駆動される。切換え端子14は、端子7,8がそうであるようにベース2のベース板から突出する。
磁気損失を最小にするために、強磁性体コアがコイル13を貫通し、(アーマチュア側で)ヨーク15に連続する。ヨーク15及びアーマチュア12間に作動間隙Aが形成されるので、アーマチュアは作動間隙によりヨークの方に傾くことができる。アーマチュア12は、図1には見えないがその下端で、コイル13を貫通するコアの近傍に移動可能に、好適には回転可能に実装される。磁気損失を最小にするために、ヨーク15はU形状に曲げられ、コイル13の下でコイルに平行に延びる。回転軸を形成するアーマチュア12の下端はヨークの下端に載るので、アーマチュアは電磁流量の損失が可能な限り小さくなるよう作用される。
切換え電流は、切換え端子14を流れると、磁場を生成するコイル13を流れ、その結果、切換え力Cでヨーク15上のアーマチュア12を引っ張る。アーマチュア12はヨーク15の方に切換え力Cの作用の下で傾斜するので、作動間隙Aは小さくなる。結合部11がヘビーデューティリレー1内で実質的に並進移動可能に保持されることにより、アーマチュア12の運動は転換ばね3に伝達される。アーマチュアに可能な限り均等に負荷をかけ、転換ばね3の運動を精確に案内するために、結合部11は転換ばね3に面する端部でフォーク形状をなし、フォークの2つの端16,17は、転換ばね3の縁近傍の両面に転換ばね3のコンタクト5とほぼ水平に切換え力Cを転換ばね3に導入する。
フォーク状構造により、切換え力Cは転換ばね3に対称的に作用するので、切換え運動は捩れを伴わない。結合部11はヘビーデューティリレー1内において回転の案内がないのが好適であるので、アーマチュア12及び転換ばね3の一方又は両方の可能な回転運動は、結合部11及びヘビーデューティリレーの楔止めにはなり得ない。
切換え力Cの作用の下での結合部11の移動中に、転換ばね3のコンタクト5は、常開ばねコンタクト4の対応する反対側のコンタクト6に抗して切換え位置へ押圧される。この状態において、端子7,8は、転換ばね3、コンタクト5、コンタクト6及び常開ばねコンタクト4を介して互いに導電接続される。切換え位置において、転換ばね3は弾性的に撓むので、突入電流が切換え端子14で止まると、転換ばね3の弾性戻り力により結合部11はアーマチュア12と共にヨーク15から離れる方向に押圧され、作動間隙Aが停止位置に再度現れる。
結合部11の移動方向Bに沿った作動間隙Aの寸法WAはこの方向での2個のコンタクト5,6間の空間WKより大きいので、多数の切換えが行われた後、コンタクト5,6に材料の腐蝕が生じるが、それによるコンタクト5,6間の空間の拡大はヘビーデューティリレー1の機能に影響を与えない。付加的な移動量(WA−WK)により、このような材料腐蝕は均等化される。図1のヘビーデューティリレー1は少なくとも40Aから1000Aまでの電流の切換えに適合する。常開ばねコンタクトは、その弾性構造により、切換え力Cの作用の下で転換ばね3が常開ばねコンタクト5に対して押圧される際に、切換え位置で曲がる。この結果、転換ばね3がさらに大きく移動した場合であっても、切換え工程を穏やかに実行でき、接点5,6におけるチャタリング及びスパークが回避される。
転換ばね3において、弱い領域18aは、ばね剛性を撓み領域18bで非対称に小さくすることにより設けられる。図2を参照して弱い領域18aの構造及び機能を説明する。図2において、コイル13、アーマチュア12に加えてヨーク15の近傍に位置するコア及び結合要素11からなる磁石フレームは、明確化のために省略されている。転換ばね3及び常開ばねコンタクト5を有するベース2のみが示される。図2の実施形態における転換ばね3に関しては、図1の実施形態との差異はない。
撓み領域18bが図2にハッチングで示され、コンタクトビード5を取り囲む。図2に見えるように、弱い領域18bはコンタクトビードの下で非対称に横方向へ延びるスロットの形態の構造をとる。転換ばね3の内部に位置するスロット18aの端部で、スロットは丸められた拡大部19を具備する。この対策により、多数回の切換え工程の後において転換ばねに生ずるクラックが回避される。
弱い領域18は、接点5と、切換え力Cが転換ばね3へ通る少なくとも一つの印加点20との間を部分的に延びる。図2に見えるように、弱い領域18bは、接点5の一面のみのフォーク端16,17まで延びる。その結果、撓み領域での切換え工程中に、転換ばね3はばねコンタクトの平面から傾斜して運動する。傾斜運動中に、コンタクトビード5,6は互いに回るので、徐々に接触して自己清浄する。
転換ばね3及び常開ばねコンタクト4は、切換え位置において転換ばね3が切換え力Cの作用の下で常開コンタクトに押圧される際に、撓み領域の転換ばねが常開コンタクト6の領域の常開ばねコンタクトよりも接点5の領域の弾性撓みがより大きくなるように構成される。特に、常開ばねコンタクトは、1/8から1/2の間、好適には1/5だけ転換ばねよりも小さく撓む。
さらに、図2のヘビーデューティリレー1の機能は図1の実施形態と同じである。
図3ないし図10において、図1又は図2の実施形態の一方による本発明の従ったヘビーデューティリレー1と共に使用できるように、転換ばね3及び常開ばねコンタクト4の一方又は両方の異なる実施形態が示される。図3ないし図6の実施形態は、ばねコンタクト3の中心線Mに対して非対称に配置されたコンタクトビードを具備する。図7ないし図10の実施形態は、中心線Mに対して対称的に配置されたコンタクトビードを具備する。
図3ないし図10の実施形態は、原理上は転換ばね3及び常開ばねコンタクト4の両方に使用可能であるが、転換ばね3として使用されるのが好適である。というのは、大きな柔軟性のため撓みに要する切換え力Cが小さいので、より小型構造のヘビーデューティリレーが可能になるからである。以下、図3ないし図10の実施形態の説明では、例えば転換ばね3の部品に参照番号が使用される。
図3の実施形態において、中心線Mに関して非対称に配置されたコンタクトビード5を用いて、転換ばね3は、常開ばねコンタクト4に対して押圧される切換え位置において非対称に負荷がかけられるので、捩じりが生じる。この捩じりは、図3の実施形態においてはコンタクトビード5の両側にコンタクトビード5に関して対称的に配置された弱い領域18aにより増大する。コンタクトビード5の非対称配置のため、コンタクトビード5及び弱い領域18aの協働により非対称性が既に達成されているので、弱い領域はコンタクトビードの周りに対称的に配置することが可能である。
図3の配置において、コンタクトビード5は、スロットの形態である2つの弱い領域18aを部分的に取り囲むタブ21を形成する撓み領域18bに配置される。このようにして、コンタクトビード5は転換ばね3の残余部分よりも容易に運動可能である。撓み領域18bにおけるばね剛性は、残余のばねコンタクトのばね剛性よりも小さい。弱い領域18aは、切換え力Cの少なくとも1個の印加点19とコンタクト先端5との間に配置されている。
図4及び図5は、図3の実施形態の変形を示し、1個の弱い領域18aがコンタクトビードの一側面にのみ現われるので、直接的な力の流れは、1個のみの力の印加点19からコンタクト5まで遮られる。さらに、これらの対策により、かなりの非対称である力の流れが転換ばね3により達成され、平面からの捩れ及びコンタクトビードの回転となる。これら実施形態における撓み領域18bは三角形のタブを形成する。
図6の実施形態において、弱い領域18aは、コンタクトビード5と、切換え力Cの2印加点19の一方又は両方との間ではなく、コンタクト5と、ベース2にばねコンタクト3が保持される結合点23との間の領域に配置される。本実施形態において、切換え力Cの流れはコンタクトビードに直接伝わるが、印加点19間の領域で弱い領域上は非対称に捩じることができる。というのは、接点5はスロット18の領域内で運動自在であるが、残余の領域において転換ばね3の運動に結合されているからである。
図7及び図10において、弱い領域18aは図3ないし図6のように接点5に関連しているので、簡単のために図3ないし図6の実施形態について説明する。回転動作は、図8ないし図10の実施形態では図4ないし図6の実施形態と比較して若干小さい。というのは、中央に配置されたコンタクトビードのため弾性的撓みの非対称性は、中心線Mに対して非対称に配置された弱い領域18aのみによっては最早達成されない。この結果、結合部11及びアーマチュア12の負荷の非対称性は減少する。
コンタクトビード5の周りに対称的に配置された弱い領域を有する図7の実施形態において、コンタクトビード5の対称的な撓みは、強く制限された回転運動を伴って生ずる。本実施形態は、非対称に配置された相手コンタクト、及び非対称に配置された弱い領域を有する相手コンタクトの一方又は両方と共に使用するのが好適である。
図3ないし図10の実施形態において、弱い領域18aは、コンタクトビード5に隣接する転換ばね3の縁から転換ばね3の内部へ伸びる弾性スロットとして示される。このような直線的スロットの代わりに円弧状スロットも使用可能であり、その曲率は図2の実施形態の転換ばねに既に示されたようにコンタクトビードの形態に倣うのが好適である。
当然、図示されたヘビーデューティリレーの構造に変更を加えることも可能である。従って、ヘビーデューティリレーは、非対称に構成された結合部11又はフォーク状端部を有していない結合部11を有してもよい。アーマチュア12及び転換ばね3のコイルの同じ側に配置することができる。
本発明に従ったヘビーデューティリレーの第1実施形態を示す斜視図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレーの第2実施形態の部品を示す斜視図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。 本発明に従ったヘビーデューティリレー用の転換ばね及び常開ばねコンタクトの一方又は両方の種々の実施形態を示す正面図である。
符号の説明
1 ヘビーデューティリレー
3 転換ばね
4 常開ばねコンタクト
5 接点
6 常開コンタクト
18a 弱い領域
18b 撓み領域
19 力印加点
23 結合点
C 切換え力
M 中心線

Claims (17)

  1. 少なくとも40Aから1000Aまでの電流を切り換えることができるヘビーデューティリレーであって、切換え力により弾性的に撓むことができる転換ばねと、該転換ばねの接点が切換え位置で導電状態で押圧される常開コンタクトとを有するヘビーデューティリレーにおいて、
    前記常開コンタクトは常開ばねコンタクト上に配置され、
    該常開ばねコンタクトは、前記転換ばねより大きなばね剛性を有し、前記切換え位置では休止位置から弾性的に撓み、
    前記転換ばね及び前記常開ばねコンタクトの一方又は両方は、弱い領域により少なくとも部分的に取り囲まれた撓み領域を具備し、
    該撓み領域のばね剛性は、前記弱い領域を取り囲む前記転換ばね及び前記常開ばねコンタクトの一方又は両方の領域と比べて小さいことを特徴とするヘビーデューティリレー。
  2. 前記常開ばねコンタクトのばね剛性は、前記転換ばねのばね剛性の最大約8倍であることを特徴とする請求項1記載のヘビーデューティリレー。
  3. 前記常開ばねコンタクトのばね剛性は、前記転換ばねのばね剛性の最大約5.5倍であることを特徴とする請求項2記載のヘビーデューティリレー。
  4. 前記常開ばねコンタクトのばね剛性は、前記転換ばねのばね剛性に少なくとも対応することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  5. 前記常開ばねコンタクトの材料厚は、前記転換ばねの材料厚の最大約6倍であることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  6. 前記常開ばねコンタクトの材料厚は、前記転換ばねの材料厚の少なくとも約1.5倍であることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  7. 前記常開ばねコンタクトの材料厚は0.25mmの領域にあることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  8. 前記転換ばねの材料厚は0.15mmの領域にあることを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  9. 前記転換ばね及び前記常開ばねコンタクトの少なくとも一方の接点はコンタクトビードを具備し、
    該コンタクトビードの両面はほぼ球面をなしており、前記転換ばね又は前記常開ばねコンタクトの平面から突出していることを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  10. 前記コンタクトビードは、前記転換ばね及び前記常開ばねコンタクトのうち一方又は両方の中心線に対してずれた非対称に配置されていることを特徴とする請求項9記載のヘビーデューティリレー。
  11. 前記弱い領域は、前記転換ばね及び前記常開ばねコンタクトのうち一方又は両方の中心線に対して非対称に配置されていることを特徴とする請求項1ないし10のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  12. 前記弱い領域はスロットとして構成されていることを特徴とする請求項11記載のヘビーデューティリレー。
  13. 前記弱い領域は、前記切換え力用の力印加点と前記接点との間に配置されていることを特徴とする請求項11又は12記載のヘビーデューティリレー。
  14. 前記弱い領域は、前記接点と、前記転換ばね及び前記常開ばねコンタクトのうち一方又は両方の結合点との間に配置されていることを特徴とする請求項11ないし13のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  15. 前記弱い領域は、前記接点の輪郭にほぼ倣って構成されていることを特徴とする請求項11ないし14のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  16. 前記コンタクトビードは前記撓み領域に配置されていることを特徴とする請求項11ないし15のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
  17. 前記弱い領域は前記転換ばね上に配置されていることを特徴とする請求項11ないし16のうちいずれか1項記載のヘビーデューティリレー。
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