JP2009146759A - 電磁リレー - Google Patents

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Abstract

【課題】温度上昇が抑制でき、放熱効果が高く、長期間の使用に耐え得る電磁リレーを提供する。
【解決手段】電磁石の励磁状態の変化に応じて所定の反転動作をなす接極子21と、固定接点32に対して接離動作をなす可動接点42を設け、可動接点42に流れる電流を分流させる分流板44を重合させた可動バネ41と、一端は接極子21に、かつ他端は可動バネ41に連結されて、接極子21の反転動作に応じて、可動バネ41を切換え移動させて、可動接点42を固定接点32に対して接離させるカード60とを備えた電磁リレーにおいて、分流板44を、カード60の他端まで延長させて、可動バネ41とともにカード60に連結した構造にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、接極子の反転動作により可動バネを往復移動させて、固定接点と可動接点の接離切換え動作を行わせる電磁リレーの改良に関するものである。
従来、この種の電磁リレーとして、たとえば特許文献1に示すものがある。このものは、接極子が電磁石の励磁状態の変化に応じて往復の反転回動動作をし、その動作によって、カードに連結された可動バネを往復移動させ、それによって固定接点と可動接点の接離切換え動作をなすものである。
従来のこの種の電磁リレー、特に60アンペア程度の大容量を定格とする電磁リレーでは、接点および可動バネの接点近傍において、接点間の接離にともなうアークの発生によりアーク電流が可動バネに流れて発熱し、そのような発熱を繰り返すことが製品の劣化をまねく要因となっている。
従来では、そのような接点部の温度上昇を抑制するために、可動バネに分流板を重合させて、可動バネと分流板とのそれぞれに電流値の低減された電流を流すことで温度上昇の抑制を図った製品もが開発されている。
2001−143594号公報
図9は、従来の分流板を重合させた可動バネの概略動作説明図で、(a)は接点が開状態、(b)は接点が閉状態を示している。
図中、141は可動側の端子板(不図示)に固定された可動バネ、142は可動バネ141にカシメ接合させた可動接点、132は固定接点、131は固定接点132を取着させた固定側の端子板、144は可動バネの裏側に可動バネ141とともに可動接点142をカシメ接合させた分流板、160は可動バネ141の先端を連結させたカードである。ここに、可動側の端子板は、通電路に接続される端子板のうち可動接点142を設けた可動バネ141に接合されている端子板であり、固定側の端子板131は、通電路に接続される端子板のうち固定接点132を設けた端子板である。
本図のように、電磁石(不図示)の励磁状態の変化に応じた接極子(不図示)の反転動作にもとづいてカード160がスライド移動をすることで、カード160に連結された可動バネ141が反転運動をするが、接点同士が接触した閉状態では、図9(b)に示すように、可動バネ141の弾性変形により可動バネ141に重合された分流板144の先端が開くことがある。そのような往復運動を繰り返すと、可動バネ141がわずかに塑性変形して、開いたままになる可能性がある。
このような分流板144の先端と可動バネ141との隙間Sは、接点の接離動作にはほとんど悪影響を与えないが、接点が開離する瞬間にアークが発生してアーク電流が可動バネ141に流れると、その隙間によって電流が分流板144に十分に分流しなかったりすることがあり、温度上昇を抑制できないおそれがある。また、隙間ができることで分流板144に熱が伝わらず、分流板144による放熱効果も低減されるおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、温度上昇が抑制でき、放熱効果が高く、長期間の使用に耐え得る電磁リレーを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電磁リレーは、電磁石の励磁状態の変化に応じて所定の反転動作をなす接極子と、固定接点に対して接離動作をなす可動接点を設け、可動接点に流れる電流を分流させる分流板を重合させた可動バネと、一端は接極子に、かつ他端は可動バネに連結されて、接極子の反転動作に応じて、可動バネを切換え移動させて、可動接点を固定接点に対して接離させるカードとを備えた電磁リレーにおいて、分流板を、カードの他端まで延長させて、可動バネとともにカードに連結した構造にしている。
請求項2に記載の電磁リレーは、請求項1において、可動バネは、可動側の端子板に接合され、かつ可動側の端子板には、可動接点の固定接点に対する接離動作の途中において、可動バネを弾性変形させた状態で支持する感度調整支持片を有しており、感度調整支持片は、可動接点の近傍まで延びたアーム部の先端に、可動バネを支持するための支持片を有した構造にしている。
請求項3に記載の電磁リレーは、請求項2において、可動バネは感度調整小片をさらに備えており、その部分を感度調整支持片に当接させて、支持される構造にしている。
請求項4に記載の電磁リレーは、請求項2または3において、感度調整支持片は、分流板の一部を挟むように可動バネを支持する構造にしている。
請求項5に記載の電磁リレーは、請求項1〜4のいずれか1項において、補強板をさらに備え、この補強板と可動バネとは、分流板を挟み込むようにして、可動接点によってカシメ接合されている。
請求項6に記載の電磁リレーは、請求項1〜5のいずれか1項において、固定接点は、固定側の端子板に接合された固定バネと、固定バネに重合させた固定側補強板とに対するカシメ接合により固着されている。
請求項1に記載の電磁リレーによれば、可動バネと分流板とは、重合された状態でカードに連結されているため、可動バネが切換え往復移動の途中であっても、また可動バネが停止した状態であっても、可動バネと分流板とは密接状態を保持する。したがって、可動バネと分流板とは密接状態を保持することによって隙間が形成されることはないため、接点の開閉、特に可動接点が固定接点より開離しアーク電流が発生した瞬間には、電流は可動バネと分流板とにスムースに分かれて流れ、そのため分流板による温度上昇の抑制効果は低減されず、その結果、電磁リレーを長持ちさせることができる。また、可動バネの可動接点のカシメ部近傍がアーク電流によって発熱しても、可動バネに隙間なく密着させた分流板に熱を逃がして、十分に放熱させることができる。
請求項2に記載の電磁リレーによれば、可動側の端子板が、可動接点の近傍まで延びたアーム部の先端に可動バネを支持するための感度調整支持片を有した構造であるため、接点の開離保持状態で感度調整支持片が可動バネと接触することで、端子板にも電流が分流され、熱も逃がすことができる。
請求項3に記載の電磁リレーによれば、可動バネが感度調整支持片に当接、支持される感度調整小片を備えているため、感度調整と放熱効果とのバランスを微調整できる。
請求項4に記載の電磁リレーによれば、接点が開離して、感度調整支持片が可動バネを支持した状態では、可動バネとの間に分流板を挟み込むことで接点近傍からの熱を感度調整支持片に伝達させて、放熱させることができる。また、接点の開離保持状態では、感度調整支持片が分流板を押し付けて可動バネとの間に挟み込む状態が維持されるため、分流板の可動バネへの密接状態が保持できる。
請求項5に記載の電磁リレーによれば、可動バネとの間で分流板を挟み込む補強板をさらに備え、補強板が可動バネ、分流板とともに可動接点にカシメ接合された構造であるため、分流板の可動バネへの密接状態を強化できるうえ、カシメ部との接触面積が増加するため、放熱効果をさらに向上できる。
請求項6に記載の電磁リレーによれば、固定接点のカシメ接合により、固定側の端子板に接合された固定バネと、固定バネに重合させた固定側補強板とを密着させる構造であるため、固定バネに対する固定接点のカシメ接合を補強できるとともに、カシメ部との接触面積が増加するため、放熱効果を向上させることができる。また、固定接点は固定バネに固着されているため、可動接点との接触時には固定バネは弾性変形し、そのため、接触した後に接触ポイントが移動するため、開離する際には、その移動量分、溶着を引き剥がす力が増加する。その結果、電磁リレーの電気寿命を延ばすことができる。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る電磁リレーの斜視図、図2は同電磁リレーで使用される可動接点バネブロックの斜視図、図3は接点間が開離した状態の同電磁リレーを示す正面図、図4は接点同士が接触した状態を示す同電磁リレーの正面図である。
図1に示す電磁リレーは、いわゆるラッチ型リレーであり、内部構造として大別すると、電磁石ブロックAと、接極子ブロックBと、固定接点ブロックCと、可動接点バネブロックDと、接極子ブロックBと可動接点バネブロックDをつなぐカード60と、これら各ブロック、部品を内部に収納するボディ50と、上記内部構造を覆い隠すように被せられるカバー(不図示)とを備えて構成される。なお、これらブロックを示す符号は、第1実施形態においては図1のみに示す。
なお、図1〜4に関する以下の説明において、方向を示す上下左右は、図3、4に示した図を基準とする。
電磁石ブロックAは、磁性金属材料を略コ字形に形成して、コイルの励磁により磁極部となる折曲した両端部11a、11aを有した継鉄11と、樹脂製のコイルボビン12と、このコイルボビン12を介して、継鉄11の両端部11a間の中央部11b(図3、4に破線にて図示)に導線を巻回してなるコイル部13と、コイルボビン12に一体に固着され、コイル部13の両端がそれぞれ接続(例えば半田接続)される一対のコイル端子14とにより構成されている。
接極子ブロックBは、接極子21、永久磁石22、補助継鉄23およびヒンジバネ24により構成されている。
永久磁石22は、上下方向の長さが継鉄11の両端部11a、11a間の長さよりも短い板状(図例では直方体)に形成され、右面側が継鉄11の両端部11a、11aよりも右方に若干突出するように配置される。また、永久磁石22は、本電磁リレーの組立ての前後に、たとえば右面側がS極となり左面側がN極となるように配置される。
接極子21は、永久磁石22の右側に配置され、上下方向の長さが継鉄11の両端部11a、11a間の長さよりも長い板状に形成されており、上端に突設された、カード60と連結するための差込片21aと、左面中央に突設された支点突部(不図示)と、ヒンジバネ24との固定用に形成され、右面における上下側にそれぞれ突設された一対の軸部21b、21b(図3、4に図示)とを有している。
補助継鉄23は、永久磁石22の左側に配置され、上下方向の長さが継鉄11の両端部11a、11a間の長さとほぼ同じか、それよりも若干短い長さの板状に形成され、端部(図1の上部側)の上下方向の中央位置より永久磁石22側へ延びる折曲アーム片23aを備えている。この折曲アーム片23aには、ヒンジバネ24と係合するための小突起23bが突設されている。
ヒンジバネ24は、永久磁石22、接極子21および補助継鉄23を一体に固定するもので、弾性を有する薄手の金属板により形成されており、補助継鉄23の折曲アーム片23aに形成された小突起23bに係合する係止孔24bを有した本体片24aと、この本体片24aより接極子21の右面側に折曲されて接極子21の一対の軸部21bと固定される折曲片24cとを有している。
このヒンジバネ24は、本体片24aが固定され、折曲片24cで一対の軸部21bと固定することで、折曲片24cの弾性復帰力が、常に接極子21を垂直に保持するように作用する。
固定接点ブロックCは、導電性金属板を屈曲してなる固定側の端子板31(以下、固定端子板という。)と、この固定端子板31の上部に左方を向いてカシメ接合により固着される導電性金属製の固定接点32とにより構成されている。なお、固定端子板31は、図1に示すように、一部に開口孔31aが形成されて、弾性をもたせている。
可動接点バネブロックDは、導電性金属板を屈曲してなる可動側の端子板43(以下、可動端子板という。)と、この可動端子板43の上端でリベットにてカシメ接合される導電性金属製の可動バネ41と、この可動バネ41の、固定接点32に対向する位置にカシメ接合して取着される金属製の可動接点42(図3、4参照)と、この可動バネ41とともに可動接点42にカシメ接合されて可動バネ41の左方側に密接重合され、下端が可動バネ41とともに可動端子板43に接合される、導電性金属製の分流板44とにより構成されている。
この分流板44は、図2に示すように、可動接点42とカシメ接合して可動バネ41と重合された重合部44bと、可動端子板43に接合、固定された固定部44dとをつなぐ箇所に、可動バネ41と開離した状態に形成された湾曲部44cを備えた構造となっている。
また、可動端子板43は、可動バネ41を固定した固定部44dから可動接点42の近傍まで、湾曲しながら上方に延びるアーム部43bを備え、その先端には、可動接点42が固定接点32より開離したときに、弾性変形しながら移動する可動バネ41と当接して可動バネ41を左方より支持する感度調整支持片43aが形成されている。
可動バネ41には、この感度調整支持片43aに対向するように、スリット切除部41cをはさんで感度調整小片41bが形成されている(図2参照)。これらの感度調整支持片43a、感度調整小片41bが、接点接離の感度を調整するための感度調整手段47を構成している。
さらに、可動バネ41の上端には、接極子21の反転動作に応じてスライド移動する絶縁性のカード60を介して、可動バネ41の切換え往復動作ができるように、カード60に連結するための差込片41aが突設されている。
また、分流板44の上端にも、可動バネ41に密接しながら延びる差込片44aが形成されている。後述するように、この分流板44のカード60との連結構造は、接点接離動作のための可動バネ41の切換え往復移動において、可動バネ41との密接状態を維持するためのものであるが、本例のような差込片44aを差込孔62に差し入れることによる連結手段に限られず、カード60の位置まで延びた分流板44の端部を係止できるような連結手段であってもよい。
なお本例では、分流板44の差込片44aは、図2に示すように可動バネ41の差込片41aよりも幅狭とすることで、可動バネ41の弾性率への影響を少なくしているが、このようなものには限定されない。
カード60は、樹脂などにより板状に形成されており、接極子21の差込片21aを嵌入するために左端側に開設された差込孔61と、可動バネ41の差込片41aと分流板44の差込片44aとを重ねた状態で嵌入するために右端側に開設された差込孔62と、左右方向に伸びるスライド用ガイド孔63とを有している。なお、可動バネ41と分流板44の差込孔61への嵌入は遊嵌であってもよく、遊嵌の場合には、図3、4に示すように、可動バネ41の切換え往復動作によって外れないように、カード60の差込孔62よりも上方に突出させた構造とすることが望ましい。
ボディ50は、樹脂により箱体に形成され、電磁石ブロックA、接極子ブロックB、カード60、固定接点ブロックCおよび可動接点バネブロックDを収納固定し、その内方には、各ブロック、各部材を仕切る複数の障壁51および各部材を嵌入して固定するための複数の溝(不図示)が形成されている。この障壁51のうち可動接点バネブロックDと接極子ブロックBとを仕切る障壁51の上端には差込突片52が形成され、この差込突片52をカード60のスライド用ガイド孔63に挿入しておくことで、カード60の左右のスライド移動がガイドされる。
次に、電磁リレーの動作を説明する。
継鉄11の下端部11aがS極となるような方向に電流を流してコイルが励磁されると、閉磁路をなすよう、接極子21の下端部21dは、磁極部となった継鉄11の下端部11aに吸引されて、接極子21の支点突部を回動支点として、図3において接極子21が時計回りに回動する。その結果、接極子21の上端の差込片21aを一端側に連結させたカード60が、可動バネ41の方向に向かってスライド移動し、カード60の他端に連結された可動バネ41が、固定端子板31へ向かって移動して、可動バネ41の可動接点42が固定端子板31の固定接点32に接触し、図4の状態となる。
コイルの励磁を停止すると、継鉄11の両端部11aは磁極部を形成しなくなるため、下端部11aの接極子21に対する磁気吸引力はなくなるが、ヒンジバネ24と永久磁石22の作用により、接極子21の下端部21dが継鉄11の下端部11aに当接した図4の状態を保持する。
この状態で、上述した方向とは逆方向へ電流を流してコイルが励磁されると、閉磁路をなすよう、接極子21の上端部21cは、S極となった継鉄11の上端部11aに吸引されて、接極子21の支点突部を回動支点として、図4において接極子21が反時計回りに回動する。その結果、接極子21の差込片21aを連結させたカード60が可動バネ41から遠ざかる方向に向かってスライド移動し、カード60の他端に連結された可動バネ41が、固定端子板31から離れるように移動して、可動バネ41の可動接点42が固定端子板31の固定接点32から開離し、図3の状態となる。
コイルの励磁を停止すると、継鉄11の両端部11aは磁極部を形成しなくなるため、上端部11aの接極子21に対する磁気吸引力がなくなるが、永久磁石22の作用により、接極子21の上端部21cが継鉄11の上端部11aに当接した図3の状態を保持する。
このような接点開離動作において、図3、4に示すように可動バネ41は弾性変形しながら移動し、コイル電流を停止したときも、永久磁石22の磁気吸引力が、可動バネ41の弾性復帰力とヒンジバネ24の折曲片24cの弾性復帰力の合体された力に勝って、可動バネ41は付勢された状態で保持される一方、方向を反転して電流を流したときには、可動バネ41とヒンジバネ24の弾性復帰力が、接極子21の反転動作の負担を軽減するように作用するため、スムースに反転動作がなされる。
その後、可動バネ41がニュートラル状態を経て固定接点32に接触する動作過程においては、カード60のスライド移動に反発するような可動バネ41の弾性復帰力が作用し、かつ固定端子板がわずかに弾性変形するため、スムースな接点接触が実現できる。
このように、電磁石の磁気吸引作用と、ヒンジバネ24と永久磁石22とによる接極子吸着保持作用と、可動バネ41の弾性作用とを調節して相互に協働させることで、接極子21の2極間の反転回動および回動停止保持を確実に行わせている。
また、この電磁リレーは、可動端子板43より延長された感度調整支持片43aと、可動バネ41の一部を加工して形成された感度調整小片41bとより構成された感度調整手段47を備えることで、開離状態から接触状態へ移行するための動作感度を容易に調整できるようにしている。
すなわち、可動端子板43の一部で構成されている感度調整支持片43aは、可動接点42が固定接点32に接触しているときは、可動バネ41から離れた状態となるよう調節されており、可動接点42が固定接点32より開離して、可動バネ41がいったん弾性復帰し、さらに弾性変形し撓んでいくと、可動バネ41とともに弾性変形した感度調整小片41bと当接して、可動バネ41を左方より支持して、可動バネ41の動作を停止させる。つまり、感度調整支持片43a、感度調整小片41bの一方または両方をあらかじめ塑性変形させて両者間の距離を調整しておくことで、接点の接離のストローク量を調節することができ、それによって感度が調整される。
また、感度調整小片41bは、薄板であるため塑性変形させやすく感度の微調整用として使用できるが、そのような小片を設けず、感度調整支持片43aだけで調整できるようにしてもよい。
以上のような接点の接離動作において、可動バネ41と分流板44とは、可動接点42のカシメ部45近傍ではカシメ接合により密接状態に重合され、かつ、上端部では両方の差込片41a、44aが重合された状態でカード60に設けた差込孔62に差し込まれてカード60に連結されているため、分流板44の湾曲部44cよりも上方では、可動バネが切換え往復移動の途中であっても、また可動バネが停止した状態であっても、可動バネ41と分流板44とは密接状態を保持できる。
したがって、可動バネ41と分流板44とは密接状態を保持することによって隙間は形成されず、電流の流れを妨げるような抵抗は付加されない。そのため、接点の開閉、特に可動接点42が固定接点32より開離しアーク電流が発生する瞬間には、電流は可動バネ41と分流板44とにスムースに分かれて流れ、そのため温度上昇は抑制され、その結果、電磁リレーを長持ちさせることができる。また、たとえ可動バネ41の可動接点42のカシメ部45近傍がアーク電流によって発熱しても、可動バネ41に隙間なく密着させた分流板44にその熱を逃がして、十分に放熱させることができる。
また分流板44は、その湾曲部44cにより放熱面積を大きくして冷却効果を高めている。なお、このような湾曲部44cを設けずに、全体的に可動バネ41に密着させても放熱効果は期待できるが、可動バネ41と分流板44とが一体となったときの弾性力(弾性率)と、分流板44の密接付加による放熱効果とのバランスを考慮すれば、このような湾曲部44cを設けて調整を図ることが望ましい。
また、可動バネ41と分流板44とは、密着性を考慮すれば、カシメ部45より上方を全体的に固着、接着してもよいが、弾性力と放熱効果とのバランス調整をしやすくするために、カード60との連結箇所では分離させておくことが望ましい。したがって、カード60の差込孔62における連結においても、差込孔62に若干のクリアランスを設けることが望ましい。また、クリアランスを設けることで、取り付け、取り外しもしやすくなる。
図5は、可動バネ41、分流板44を差し込むための差込孔62を詳細に説明するためのカード60の概略部分正面図である。
カード60には、図5に示すように、可動バネ41、分流板44の各差込片41a、44aを嵌入するための差込孔62が形成されている。この差込孔62は、それぞれの差込片41a、44aの幅寸法に応じたバネ用開口62aと分流板用開口62bとが連続して形成されており、可動バネ41の厚み方向において、若干量のクリアランスGが形成されている。
本図例の電磁リレーでは、接点を閉じるとき、可動接点42が固定接点32に接触し作動する位置(ストローク)が定められ、カード60の移動量がそれよりも大きくなるよう調整され、可動接点42がストローク位置からさらに移動しようとすると、固定端子板31が若干の弾性変形により移動して、ストローク位置からさらに移動したオーバートラベル位置で可動バネが停止するように設計されている。可動バネ41は、このストローク位置からオーバートラベル位置まで移動する間に、さらに弾性変形して、図5に示すように、分流板44の差込片44aとの間にはクリアランス量Gを上限とするわずかな開口(隙間)Sが形成される。
しかし、その隙間Sの寸法は、差込孔62のクリアランス量Gを上限とするので、クリアランス量Gをオーバートラベル量よりも小さくなるように設計することで、接点間が開離する瞬間には、可動バネ41と分流板44とを密接した状態に戻すことができ、その結果、想定された量の電流を確実に分流板44に流すことができる。
なお、接点が開離する際には、可動バネ41が復帰方向Yへの弾性復帰が差込孔62の両肩部62aで規制される構造であるが、可動バネ41の復帰動作と同時にカード60も、接極子21(図1参照)の反転動作によって復帰方向Yへスライド移動する構成であるため、それら2つの復帰力をあらかじめ調整して設計しておけば、可動バネ41の復帰が差込孔62の両肩部62cで規制されることなく、可動バネ41と分流板44とを密接させることができる。
また、可動バネ41の差込片41aが、分流板44の差込片44aよりも幅広に形成されているため、接点同士が接触したときには、可動バネ41は両肩部62aに支持されて幅方向にもわずかに撓んで両端部が持ち上がるが、中央部は沈んだ状態にあるため分流板44との間にできる隙間を少なくすることができる。
ついで、本発明の第2の実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態に係る電磁リレーに使用される可動接点バネブロックの部分正面図である。
本例で使用される可動接点バネブロックDは、可動端子板43を延長させて形成させた感度調整支持片43aの形状が第1実施形態のものとは異なり、感度調整支持片43aの下端がカシメ部45の方向により近づいて、可動バネ41との間に分流板44挟み込むような構造となっている。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明は省略する。
このような構造によれば、接点が開離して、感度調整支持片43aが可動バネ41を支持する状態では、分流板44を押さえ付けることでカシメ部45近傍からの熱を感度調整支持片43aに伝達させて、放熱させることができる。また、接点の開離保持状態では、感度調整支持片43aが分流板44を押し付けて可動バネ41との間に挟み込んだ状態が維持されるため、分流板44の可動バネ41への密接状態が保持できる。
なお、このような構造のものは、感度調整小片41bを固定接点32側に塑性変形させておくと、感度調整支持片43aが分流板44と当接するため感度調整小片41bは感度調整支持片43aには当接し得ず、反対に感度調整小片41bを固定接点32から遠ざかる方向に塑性変形させておくと、感度調整支持片43aは分流板44には当接し得ないおそれがあるため、可動バネ41には感度調整小片41bを形成しない構造としてもよい。
さらに、本発明の第3の実施形態について説明する。
図7は、第3実施形態に係る電磁リレーに使用される可動接点バネブロックの斜視図である。
本例で使用される可動接点バネブロックDは、可動バネ41、分流板44とともに、可動接点42によってカシメ接合される金属製の補強板46を、第1実施形態の電磁リレーの構造にさらに付加した構造としている。この補強板46は、図7に示すように、分流板44のカシメ部45を中心に重合、接合されている。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明は省略する。
このような構造によれば、補強板46をさらに重ねて接合することで、カシメ強度が向上するとともに、カシメ部45では補強板46と接合させることでカシメ部45の接触面積が増加するため、放熱効果はさらに増加し、電磁リレーの寿命が延びる。
また、本実施形態において、第2の実施形態に示したような感度調整支持片43aを設けてもよい。すなわち、感度調整支持片43aは、その下端がカシメ部45の方向により近づいて、可動バネ41との間に補強板46と分流板44とを挟み込むような構造となっている。
さらに、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、固定接点ブロックCの構成が上記第1〜3の実施形態と異なる。
図8は、本発明の第4実施形態に係る電磁リレーに使用される固定接点ブロックCの斜視図である。
本例で使用される固定接点ブロックCは、第1〜3の実施形態とは異なり、固定接点32が、固定端子板31に接合された固定バネ33にカシメ接合されている。つまり、この固定接点ブロックCは可動接点バネブロックDと同様に、固定接点バネブロックを構成している。
この固定接点バネブロックCは、導電性金属板を屈曲してなる固定端子板31と、この固定端子板31の一端でリベットにてカシメ接合される導電性金属製の固定バネ33と、この固定バネ33の、可動接点42(第1実施形態の一例である図3参照)に対向する位置にカシメ接合して取着される金属製の固定接点32と、この固定バネ33とともに固定接点32にカシメ接合されて固定バネ33の裏側(接点とは反対側)に密接重合される導電性金属製の固定側補強板34とにより構成されている。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明は省略する。また、この固定接点バネブロックCは、上記第1〜3の実施形態のいずれにも適用が可能である。
また、この固定接点バネブロックCは、固定バネ33を使用することで、可動接点42が固定接点42に接触したときには、固定バネ33が弾性変形して撓む構成となっており、そのような弾性変形をさせるために、固定側補強板34は、固定端子板31とは連結されず、固定バネ33のカシメ部35を中心とした接点近傍に対してのみ重合、固着されている。
このような構成によれば、固定接点32のカシメ接合により、固定端子板31に接合された固定バネ33と、固定バネ33に重合させた固定側補強板34とを密着させる構造であるため、固定バネ33に対する固定接点32のカシメ接合を補強できるとともに、カシメ部35との接触面積が増加するため、放熱効果を向上させることができる。なお、固定バネ33のみに固定接点32を接合する構成であれば、固定バネ33が薄いため、第1〜3の実施形態に使用した固定接点ブロックと比較するとカシメ接合強度、放熱効果ともに劣るが、補強板34を付加することで、カシメ接合強度、放熱効果ともに第1〜3の実施形態と同等の効果を期待できる。
また、固定接点32は固定バネ33に固着されているため、可動接点42との接触時には固定バネ33は弾性変形し、そのため接触した後に接触ポイントが移動するため、接点同士が開離する際には、その移動量分、溶着を引き剥がす力が増加する。その結果、電磁リレーの電気寿命を延ばすことができる。
以上の実施形態では、永久磁石22を使用し、正、逆流の電流を流して反転動作をさせる有極リレーを例示したが、極の指定がない無極リレーにも適用できる。無極リレーとしては、たとえばL字形の接極子を使用し、コイルの励磁により接極子を回動させ、カードを介して可動バネを弾性変形させて接点を閉じ、消磁により接極子を復帰回動させて、可動バネを弾性復帰させて接点を開くものがある。
本発明の第1実施形態に係る電磁リレーの斜視図である。 同電磁リレーに使用される可動バネブロック(可動バネと分流板と可動端子板の結合体)の斜視図である。 同電磁リレーの接点開離状態を示した正面図である。 同電磁リレーの接点接触状態を示した正面図である。 可動バネと分流板とを連結状態を示したカードの概略部分正面図である。 本発明の第2実施形態に係る電磁リレーに使用される可動接点バネブロックの正面図である。 本発明の第3実施形態に係る電磁リレーに使用される可動接点バネブロックの斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る電磁リレーに使用される固定接点ブロックの斜視図である。 (a)、(b)は従来の電磁リレーにおける問題点を示した図である。
符号の説明
A 電磁石ブロック
11 継鉄
13 コイル部
B 接極子ブロック
21 接極子
22 永久磁石
23 補助継鉄
24 ヒンジバネ
C 固定接点ブロック
31 固定端子板
32 固定接点
33 固定バネ(第4実施形態)
34 固定側補強板(第4実施形態)
35 カシメ部(第4実施形態)
D 可動接点バネブロック
41 可動バネ
41a 差込片
41b 感度調整小片
41c スリット切除部
42 可動接点
43 可動端子板
43a 感度調整支持片
43b アーム部
44 分流板
44a 差込片
44b 重合部
44c 湾曲部
44d 固定部
45 カシメ部
46 補強板(第3実施形態)
50 ボディ
60 カード
61 接極子用差込孔
62 可動バネ・分流板用差込孔

Claims (6)

  1. 電磁石の励磁状態の変化に応じて所定の反転動作をなす接極子と、固定接点に対して接離動作をなす可動接点を設け、該可動接点に流れる電流を分流させる分流板を重合させた可動バネと、一端は上記接極子に、かつ他端は上記可動バネに連結されて、上記接極子の反転動作に応じて、上記可動バネを切換え移動させて、上記可動接点を固定接点に対して接離させるカードとを備えた電磁リレーにおいて、
    上記分流板を、上記カードの上記他端まで延長させて、上記可動バネとともに該カードに連結した構造にしている電磁リレー。
  2. 請求項1において、
    上記可動バネは、可動側の端子板に接合され、かつ上記可動側の端子板には、上記可動接点の上記固定接点に対する接離動作の途中において、上記可動バネを弾性変形させた状態で支持する感度調整支持片を有しており、
    上記感度調整支持片は、上記可動接点の近傍まで延びたアーム部の先端に、上記可動バネを支持するための支持片を有した構造にしている電磁リレー。
  3. 請求項2において、
    上記可動バネは感度調整小片をさらに備えており、その部分を上記感度調整支持片に当接させて、支持される構造にしている電磁リレー。
  4. 請求項2または3において、
    上記感度調整支持片は、上記分流板の一部を挟むように上記可動バネを支持する構造にしている電磁リレー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    補強板をさらに備え、この補強板と上記可動バネとは、上記分流板を挟み込むようにして、上記可動接点によってカシメ接合されている電磁リレー。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    上記固定接点は、固定側の端子板に接合された固定バネと、該固定バネに重合させた固定側補強板とに対するカシメ接合によって固着されている電磁リレー。
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