JP2005215020A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】除電部材がクリーニング部材に支持されるようにして、除電部材を独立して支持するための支持部材や除電部材を配設するためのスペースを必要とせず、コストを低くすることができ、小型化することができるようにする。
【解決手段】感光体と、該感光体の表面を帯電する帯電部材と、該帯電部材によって帯電された前記感光体の表面を露光する露光部材と、該露光部材によって露光された前記感光体の表面を現像剤によって現像する現像部材と、該現像部材によって現像された前記感光体の表面上の像を媒体上に転写する転写部材と、前記像が前記転写部材によって転写された後の前記感光体の表面に残留した残留現像剤をクリーニングするクリーニング部材と、該クリーニング部材によって残留現像剤をクリーニングした後、前記感光体の表面の電位を略一様にする除電部材とを有し、該除電部材は前記クリーニング部材に支持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを利用するプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、感光体や誘電体などから成る像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像剤であるトナーによって現像し、前記像担持体上のトナー像が紙等の媒体に転写されるようになっている。この場合、前記トナー像を構成するトナーの大部分は前記像担持体から媒体に転写されるが、一部のトナーは像担持体上に残留してしまう。そして、前記像担持体上に残留したトナーは、画像不良等が発生する原因となるため、クリーニングブレード等から成るクリーニング装置によって、前記像担持体上から除去されるようになっている。また、該担持体上に残留したトナーを除去した後、像担持体の表面電位を一様にするために除電用の露光装置が配設されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−160359号公報
しかしながら、前記従来の画像形成装置においては、除電用の露光装置が独立して配設されている。そのため、該露光装置を配設するための独立した支持部材が必要となり、画像形成装置のコストが高くなってしまう。また、前記露光装置を配設するためのスペースが必要となり、画像形成装置が大型化してしまう。
本発明は、前記従来の画像形成装置の問題点を解決して、除電部材がクリーニング部材に支持されるようにして、除電部材を独立して支持するための支持部材や除電部材を配設するためのスペースを必要とせず、コストを低くすることができ、小型化することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、感光体と、該感光体の表面を帯電する帯電部材と、該帯電部材によって帯電された前記感光体の表面を露光する露光部材と、該露光部材によって露光された前記感光体の表面を現像剤によって現像する現像部材と、該現像部材によって現像された前記感光体の表面上の像を媒体上に転写する転写部材と、前記像が前記転写部材によって転写された後の前記感光体の表面に残留した残留現像剤をクリーニングするクリーニング部材と、該クリーニング部材によって残留現像剤をクリーニングした後、前記感光体の表面の電位を略一様にする除電部材とを有し、該除電部材は前記クリーニング部材に支持される。
本発明によれば、画像形成装置においては、除電部材がクリーニング部材に支持されるようになっている。そのため、除電部材を独立して支持するための支持部材や除電部材を配設するためのスペースを必要としないので、コストを低くすることができ、また、小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を示す図、図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図であり除電部材を独立させて配設した図、図4は本発明の第1の実施の形態における除電光基板の構成を示す図である。
図において、10は画像形成装置であり、画像形成部30を有する。ここで、前記画像形成装置10は、例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写機等であり、電子写真方式によって、印刷用紙、封筒、OHP(Over Head Projector)シート等の媒体上に白黒やカラーの画像を形成するようになっている。そして、前記画像形成部30は媒体としての記録紙19上にトナー像を形成し、図示されない定着装置によって、前記トナー像を記録紙19に定着させる。なお、前記画像形成装置10は、白黒画像を形成するものであってもよく、カラー画像を形成するものであってもよいが、カラー画像を形成する場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)の各色に対応するそれぞれの画像形成部30が記録紙19の搬送方向(図2における右方向)に沿って順次並ぶように配設される。
また、前記画像形成装置10は、前記記録紙19を多数枚収容する図示されない給紙カセット、給紙ローラ、搬送ローラ、転写ベルト34等を備えて前記記録紙19を搬送する記録媒体搬送装置、前記画像形成部30、定着装置及び記録媒体搬送装置の各種ローラ等の可動部材を駆動するための図示されないモータ、ギヤ、ベルト等を備える駆動装置等を有する。
そして、前記画像形成部30は、感光体としての感光体ドラム11、該感光体ドラム11の感光体表面を帯電させる帯電部材としてのチャージローラ12、レーザ露光装置やLED(Light Emitting Diode)ヘッドから照射される光のエネルギーによって露光して、帯電した前記感光体表面に静電潜像を形成するための露光部材としての露光装置13、前記感光体ドラム11の感光体表面に現像剤としてのトナー35を供給して前記静電潜像を現像する現像部材としての現像ローラ17、前記感光体ドラム11の感光体表面のトナー像を記録紙19上に転写するための転写部材としての転写ローラ18、前記記録紙19上に転写されずに残留したトナー35を感光体ドラム11上から除去するためのクリーニング部材として機能するブレード部材としてのクリーニングブレード20、及び、残留したトナー35が除去された感光体ドラム11の感光体表面の電位を一様にするための除電部材としての除電光基板22を有する。
なお、図3に示される例において、クリーニングブレード20はクリーニングブラケット24に取り付けられ、除電光基板22は図示されない支持部材に取り付けられ、転写ベルト34は省略されている。また、前記除電光基板22は、図4に示されるように、スペーサ部材23及び複数のLED発光体22aを備え、両端部が画像形成部30の左右の溝36L及び36Rに、それぞれ、嵌(は)まり込んでいる。
さらに、前記画像形成部30は、トナー35を収容する着脱可能に取り付けられたトナーカートリッジ31、該トナーカートリッジ31から供給されたトナー35を攪拌(かくはん)する攪拌部材33を備えるトナー攪拌部32、前記現像ローラ17にトナー35を供給するトナー供給ローラ16、前記現像ローラ17上のトナー35の厚さを規制する現像ブレード14、及び、前記トナー攪拌部32や現像ローラ17の上方を覆うアッパーカバー25を有する。なお、前記トナーカートリッジ31は、前記クリーニングブレード20によって感光体ドラム11上から除去されたトナー35である廃トナー35aを収容する廃トナー槽15を内部に備えている。
次に、前記構成の画像形成装置10の全体的な動作について説明する。なお、以下の説明における各部材の電位は、単なる例示であって、適宜変更することができるものである。
図3に示されるように、画像形成装置30は、チャージローラ12によって感光体ドラム11を一様に負(−700〔V〕)に帯電させ、露光装置13によって感光体ドラム11に光を当てて感光体ドラム11の表面を実質0〔V〕に感光させて印刷する感光体ドラム11の表面に潜像を形成する。
また、トナー攪拌部32のトナー35は、トナー供給ローラ16によって現像ローラ17上に搬送され、現像ブレード14によって均一に現像ローラ17の表面にトナー35が吸着される。このとき、前記現像ローラ17の表面には−200〔V〕の電圧が印加され、吸着されたトナー35も同電位で帯電される。そして、前記現像ローラ17の表面に吸着されたトナー35は、感光体ドラム11が露光装置13によって0〔V〕に感光されているので、潜像が形成された部分に、電位差によって吸着して現像される。
前記感光体ドラム11に吸着したトナー35は、転写ローラ18の+1700〔V〕の電位によって吸引され、記録紙19に転写され画像が形成される。また、転写しきれないトナー35は、クリーニングブレード20の接触部20aによって掻(か)き取られて落下し、廃トナー35aとなって廃トナー槽15に溜(た)まり、蓄積される。
ところが、前記感光体ドラム11の表面においては、トナー35が吸着していた部分と吸着していない部分とでは電位差が生じ、チャージローラ12で新たに感光体ドラム11の表面を−700〔V〕に帯電しても電位差が生じて正規のコントラストの高い画像を形成することができない。
そこで、感光体ドラム11の表面を除電光基板22の照射によって電位を一様に0〔V〕にしてから、新たにチャージローラ12で感光体ドラム11の表面を−700〔V〕に帯電するようになっている。すなわち、除電光基板22は、感光体ドラム11の表面を一様に同じ電位にする機能を有する。
次に、前記感光体ドラム11、現像ローラ17、現像ブレード14、トナー供給ローラ16及びクリーニングブレード20の動作について説明する。なお、以下の説明における各部材の電位、寸法、速度、角度等は、単なる例示であって、適宜変更することができるものである。
前記感光体ドラム11は150〔mm/sec〕で、現像ローラ17は192〔mm/sec〕で、トナー供給ローラ16は99〔mm/sec〕で、それぞれ、矢印で示される方向に回転している。
また、現像ブレード14は、金属製で厚さが0.08〔mm〕であり、その先端が現像ローラ17に圧接している。前記トナー供給ローラ16には−330〔V〕の電圧が印加され、現像ローラ17には−200〔V〕の電圧が、それぞれ、印加されている。
そして、トナー供給ローラ16の表面に乗って搬送されたトナー35は、現像ローラ17との摩擦帯電によって負に帯電されて現像ローラ17に吸着される。さらに、現像ブレード14によってトナー35が均一に現像ローラ17上に層厚となって吸着される。吸着されたトナー35は、感光体ドラム11が露光装置13によって0〔V〕に潜像を形成した部分だけに吸着され、画像を形成する。
また、記録紙19に転写しきれないトナー35は、図3に示されるように、感光体ドラム11の反回転方向に突入角度が13.87度で圧接されたウレタンゴム製の厚さが2〔mm〕のクリーニングブレード20によって掻き取られ、廃トナー35aとなる。なお、前記クリーニングブレード20の自由長Lは9.5〔mm〕であり、硬度はJIS A 70度である。
前記感光体ドラム11に圧接するクリーニングブレード20の接触部20aには、摩擦融和剤としてトナー35が幅方向前面に高さ2〜3〔mm〕程度塗布されている。そして、前記クリーニングブレード20は感光体ドラム11のほぼ全面に圧接している。また、クリーニングブラケット24は、前記クリーニングブレード20を支持するアルミ製のブラケットで、左右端部がねじによって固定されている。
そして、除電光基板22は、感光体ドラム11の全面に22〔mm〕離れて配設され、両端部が画像形成部30の左右の溝36L及び36Rに、それぞれ、嵌まり込んでいる。また、前記除電光基板22の幅方向の寸法は、A4版の記録紙19に対応する画像形成部30の場合に270〔mm〕であり、A3版の記録紙19に対応する画像形成部30の場合には390〔mm〕である。そして、前記除電光基板22の縦方向の寸法は、8〔mm〕であり、厚さは1〔mm〕である。前記除電光基板22の材質はモールドであるので、撓(たわ)みが大きく、中央部に配設されたスペーサ23によって支えられている。
また、前記除電光基板22が内蔵するLED発光体22aは、13〔mm〕間隔で配設され、A4版の記録紙19に対応する画像形成部30の場合には16個配設され、A3版の記録紙19に対応する画像形成部30の場合には24個配設される。これにより、前記除電光基板22は、前記感光体ドラム11の幅方向の全面を照射して残電位を0〔V〕に除電し、感光体ドラム11の感光体表面の電位を均一にしている。
次に、除電光基板22がクリーニングブレード20に支持されるようになっている画像形成装置10について説明する。なお、以下の説明における各部材の電位、寸法、速度、角度等は、単なる例示であって、適宜変更することができるものである。
図1は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図であり除電部材をクリーニング部材に支持させて配設した図、図5は本発明の第1の実施の形態における除電部材及びクリーニング部材の詳細を示す拡大図である。
この場合、図1に示されるように、除電光基板22は、感光体ドラム11の反回転方向に圧接するクリーニングブレード20の上面に搭載されて一体化されている。そして、LED発光体22aが感光体ドラム11の表面を効率よく照射する位置は、本発明の発明者が行った実験によって、LED発光体22aの端部が、クリーニングブレード20におけるの感光体ドラム11との圧接部の端部、すなわち、接触部20aから7〜10〔mm〕の範囲であることが確認された。したがって、LED発光体22aは、前記範囲のほぼ中心、すなわち、接触部20aから8.5〔mm〕の位置にあることが好ましい。
なお、LED発光体22aが前記範囲外に位置すると、感光体ドラム11の表面に照射されるLED発光体22aの光が弱く、感光体ドラム11の表面の電位が一様に0〔V〕にならずに、電位のばらつきが生じる。この場合、チャージローラ12によって感光体ドラム11の表面を−700〔V〕に帯電しても、画像領域以外にもトナー35が付着して画像残像が生じ、コントラストの高い画像を形成することができなくなってしまう。
また、前記クリーニングブレード20の厚さtは2〔mm〕、高さ方向hは16.0〔mm〕である。前記除電光基板22に内蔵されるLED発光体22aは、除電光基板22の下側の端部から0.5〔mm〕離れた位置にある。そして、前記LED発光体22aは、高さ0.8〔mm〕、幅2.5〔mm〕、長さ1〔mm〕の長方形の板状であり除電光基板22に半田付けされていて、+3.4〔V〕の電圧で発光する。また、LED発光体22aの取り付け間隔は、図4に示されるものと同様に、13〔mm〕であり、除電光基板22も図4に示されるものと同様である。さらに、前記除電光基板22には、電圧端子22b及びアース端子22cも内蔵されている。
なお、前記クリーニングブレード20と除電光基板22との間には、スポンジやゴムなどの材料から成り、厚さが1〜2〔mm〕程度の弾性部材26が配設される。また、前記クリーニングブレード20の表面への除電光基板22の一体化は、接着剤、ねじ止め、嵌め込み等いずれの方法でもよく、固定することができる方法であれば前述された方法に限定されない。また、固定範囲は除電光基板22の一部分であってもよいが、全長に亘(わた)るように固定されることが好ましい。
次に、前記構成の除電光基板22の動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における除電部材の動作を示す図である。
この場合、感光体ドラム11は、150〔mm/sec〕で、矢印で示される方向に回転している。そして、記録紙19に転写しきれずに感光体ドラム11の表面に残留したトナー35は、図6に示されるように、感光体ドラム11の反回転方向に圧接されたクリーニングブレード20の端部である接触部20aによって掻き取られて落下し、廃トナー35aとなって搬送され、廃トナー槽15に蓄積される。
そして、前記クリーニングブレード20の上部に取り付けられた除電光基板22のLED発光体22aからの除電光が、前記接触部20aによって残留したトナー35が掻き取られた感光体ドラム11の表面に照射される。すると、該感光体ドラム11の表面は、前記除電光を浴びることによって、一様に0〔V〕に帯電する。続いて、一様に0〔V〕に帯電した感光体ドラム11の表面に、チャージローラ12によって、−700〔V〕の電位が印加される。これにより、前記感光体ドラム11の表面は一様に−700〔V〕の電位となる。そして、露光装置13によって照射された部分が0〔V〕になって潜像を形成し、該潜像の部分だけに現像ローラ17によって供給されたトナー35が付着して現像する。
このように、本実施の形態においては、除電光基板22がクリーニングブレード20に支持されているので、クリーニングブレード20と除電光基板22とを一体化することができ、該除電光基板22を独立して配設するためのスペースが不要となり、省スペース化を図ることができる。また、除電光基板22を独立して支持するための支持部材が不要となり、コストを低くすることができる。
また、除電光基板22は、弾性部材26を介してクリーニングブレード20に固定されるので、除電光基板22に伝達される振動が軽減され、より安定した除電効果を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成を有するものは、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。なお、以下の説明における各部材の電位、寸法、速度、角度等は、単なる例示であって、適宜変更することができるものである。
図7は本発明の第2の実施の形態における除電部材及びクリーニング部材の詳細を示す拡大図である。
ところで、前記第1の実施の形態において、記録紙19に転写しきれずに感光体ドラム11の表面に残留したトナー35は、クリーニングブレード20によって掻き取られ、廃トナー35aとなって搬送され、廃トナー槽15に蓄積されるようになっている。しかし、クリーニングブレード20によって感光体ドラム11の表面に残留したトナー35を掻き取る際に、該トナー35の一部が吹き上がりトナーとなって、前記クリーニングブレード20の除電光基板22側に吹き上がってしまう。そして、吹き上がりトナーの量は、画像形成部30による印刷枚数が増加する程増加する。
通常、クリーニングブレード20の接触部20aから2〜3〔mm〕の範囲には、感光体ドラム11の表面との摩擦を低下させるために、トナー35が摩擦融和材として塗布されている。そして、画像形成部30の初期状態、すなわち、該画像形成部30を組み立てた直後の状態において、クリーニングブレード20の除電光基板22側に吹き上がった吹き上がりトナーがクリーニングブレード20に付着する範囲は、前記摩擦融和材が塗布された範囲である。しかし、画像形成装置10の印刷枚数が増加して、感光体ドラム11のドラム回転カウント数が10〔K〕を過ぎる辺りから、吹き上がりトナーの量が増加し、該吹き上がりトナーがクリーニングブレード20に付着する範囲は接触部20aから4〜5〔mm〕となる。そして、感光体ドラム11の寿命とされる20〔K〕に前記感光体ドラム11のドラム回転カウント数がなると、吹き上がりトナーの量が更に増加し、該吹き上がりトナーがクリーニングブレード20に付着する範囲は接触部20aから8〜11〔mm〕となる。そのため、吹き上がりトナーがLED発光体22aにまで到達して、感光体ドラム11への照射効率を低下させ、不具合が生じる現象が発生してしまうことが、本発明の発明者の実験によって判明した。
そこで、本実施の形態においては、クリーニングブレード20に段差を形成して、吹き上がりトナーを止めるようになっている。この場合、図7に示されるように、クリーニングブレード20は凸部20bを有し、該凸部20bによって、接触部20aから11〔mm〕の位置において高さが1〔mm〕の段差が形成されている。なお、図7において35bは吹き上がりトナーである。そして、前記段差によって、下から吹き上がってくる吹き上がりトナー35bを止めるようになっている。
また、除電光基板22は前記凸部20b上に取り付けられ、LED発光体22aは、除電光基板22における上部に配設されている。ここで、前記LED発光体22aが除電光基板22における上部に配設されると、前記LED発光体22aから感光体ドラム11の表面までの距離、すなわち、LED発光体22aからの除電光の照射距離が長くなり、感光体ドラム11の表面に照射されるLED発光体22aからの除電光の光量が低下してしまう。しかし、本実施の形態においては、前記凸部20bは前記クリーニングブレード20よりも更に感光体ドラム11の回転方向における下流側に傾斜する傾斜面を備えている。すなわち、前記凸部20bの上端面の厚さを4〔mm〕にして、除電光基板22の取り付けられている面を感光体ドラム11の表面に向けて傾斜させているので、LED発光体22aからの除電光の照射距離が長くなることがなく、前記第1の実施の形態と同様になっている。
次に、本実施の形態における画像形成装置10の動作について説明する。
この場合、感光体ドラム11は、矢印で示される方向に回転し、記録紙19に転写しきれずに感光体ドラム11の表面に残留したトナー35は、感光体ドラム11の反回転方向に圧接されたクリーニングブレード20の接触部20aによって掻き取られて落下し、廃トナー35aとなって搬送され、廃トナー槽15に蓄積される。しかし、前記クリーニングブレード20の反対側には、吹き上がりトナー35bが舞い上がり、クリーニングブレード20に付着する。このときの吹き上がり量は前記第1の実施の形態において示した通りであるが、それを防止するためにクリーニングブレード20の1〔mm〕の段差が壁になって、除電光基板22が取り付けられている凸部20b上に吹き上がりトナー35bが付着することを防止することができる。
もっとも、前記段差の高さが1〔mm〕なので、吹き上がりトナー35bの付着を完全には防止することができず、感光体ドラム11の寿命とされる20〔K〕に前記感光体ドラム11のドラム回転カウント数が近くなると、わずか(実験で1〜2〔mm〕)ではあるが、前記壁を乗り越えて吹き上がりトナー35bが凸部20b上の除電光基板22に付着してしまう。
しかし、前述されたように、LED発光体22aが前記除電光基板22における上部に配設されているので、吹き上がりトナー35bが前記LED発光体22aに付着することはない。また、前記凸部20bの上端面の厚さを4〔mm〕にして、除電光基板22の取り付けられている面を感光体ドラム11の表面に向けて傾斜させているので、前記LED発光体22aからの除電光の照射距離が長くなることもない。そのため、確実な除電効果を得ることができる。
このように、本実施の形態においては、前記第1の実施の形態における効果に加えて、除電光基板22の内部のLED発光体22aをクリーニングブレード20の感光体ドラム11との接触部20aから遠ざけたことによって、LED発光体22aへの吹き上がりトナー35bの付着を防止することができ、画像形成部30の寿命付近まで安定した除電効果を維持させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構成を有するものは、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。なお、以下の説明における各部材の電位、寸法、速度、角度等は、単なる例示であって、適宜変更することができるものである。
図8は本発明の第3の実施の形態における除電部材及びクリーニング部材の詳細を示す拡大図、図9は本発明の第3の実施の形態における除電光基板の構成を示す図である。
前記第1及び第2の実施の形態においては、除電光基板22がクリーニングブレード20の上面に取り付けられているが、本実施の形態においては、図8に示されるように、除電光基板22がクリーニングブレード20の内部に挿入され、埋め込まれている。この場合、クリーニングブレード20の凸部20bに収容凹部20cが形成され、該収容凹部20c内にクリーニングブレード20の上部から除電光基板22が挿入されるようになっている。なお、前記収容凹部20cの開口の幅は、除電光基板22の厚さと同様に、1.5〔mm〕となっている。
また、クリーニングブレード20の内部に挿入された除電光基板22のLED発光体22aが照射した光を拡散するために、図8及び9に示されるように、レンズ27がクリーニングブレード20の上面におけるLED発光体22aの真上に取り付けられている。このように、レンズ27を取り付けることによって、LED発光体22aからの除電光の拡散角度が、前記第1及び第2の実施の形態と比較して、2倍に広がることが実験によって確認された。そのため、本実施の形態において、前記LED発光体22aは、A4版の記録紙19に対応する画像形成部30の場合には8個配設され、A3版の記録紙19に対応する画像形成部30の場合には12個配設される。すなわち、前記LED発光体22aの数を、前記第1及び第2の実施の形態の半分に削減することができる。
次に、本実施の形態における画像形成装置10の動作について説明する。
この場合、クリーニングブレード20の内部に除電光基板22が埋め込まれ、該除電光基板22のLED発光体22aから照射された除電光が、前記LED発光体22aの真上に取り付けられたレンズ27を通過する。そのため、前記LED発光体22aから照射された除電光の拡散角度が2倍に広がり、除電光浴びた感光体ドラム11の表面の電位は、一様に均一な0〔V〕に除電される。
したがって、前記第1及び第2の実施の形態における動作と同様に、チャージローラ12によって−700〔V〕の電位が感光体ドラム11の表面に印加され、該感光体ドラム11の表面は一様に−700〔V〕の電位となる。そして、露光装置13によって照射された部分が0〔V〕になって潜像を形成し、該潜像の部分だけに現像ローラ17によって供給された−200〔V〕の電位のトナー35が付着して現像する。
このように、本実施の形態においては、前記第1及び第2の実施の形態における効果に加えて、クリーニングブレード20の内部に除電光基板22を埋め込み、前記クリーニングブレード20の表面にレンズ27を取り付けることによって、LED発光体22aから照射された除電光の拡散角度を2倍にすることができる。そのため、LED発光体22aの数を、図9に示されるように、前記第1及び第2の実施の形態の半分に削減することができる。この場合、LED発光体22aとレンズ27とを比較すると、レンズ27の方が安価なので、コストを低くすることができる。
さらに、除電光基板22をクリーニングブレード20の内部に埋め込む構造にしたことによってLED発光体22aが外部に露出しないので、汚れの影響を受けず、ドラム回転カウント数寿命20〔K〕に対しての信頼性のマージンアップになる。このように、本実施の形態においては、前記第1及び第2の実施の形態を兼ね備え、かつ、不具合点が改善されている。
したがって、記録紙19に転写しきれずに感光体ドラム11の表面に残留したトナー35をきれいに掻き取り、LED発光体22aが感光体ドラム11の表面を均一に0〔V〕に除電して、初期から寿命までコントラストの高い画像を形成することができる。
そして、これまで以上に感光体ドラム11が高速回転しても、感光体ドラム11が鮮明な潜像を形成し、該潜像に付着するトナーが記録紙19に転写され、今まで以上にコントラストの高い耐久性を有する画像を形成することができる。
なお、前記第1の実施の形態と第2実施の形態とを同時に実施することによって、より効果的なクリーニングブレード20を得ることができる。また、前記第3の実施の形態は、前記第1の実施の形態と第2実施の形態とを組み合わせて集約した対策であり、より一層効果的である。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図であり除電部材をクリーニング部材に支持させて配設した図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図であり除電部材を独立させて配設した図である。 本発明の第1の実施の形態における除電光基板の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における除電部材及びクリーニング部材の詳細を示す拡大図である。 本発明の第1の実施の形態における除電部材の動作を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における除電部材及びクリーニング部材の詳細を示す拡大図である。 本発明の第3の実施の形態における除電部材及びクリーニング部材の詳細を示す拡大図である。 本発明の第3の実施の形態における除電光基板の構成を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 感光体ドラム
12 チャージローラ
13 露光装置
17 現像ローラ
18 転写ローラ
19 記録紙
20 クリーニングブレード
20a 接触部
20b 凸部
22 除電光基板
26 弾性部材
35 トナー

Claims (11)

  1. (a)感光体と、
    (b)該感光体の表面を帯電する帯電部材と、
    (c)該帯電部材によって帯電された前記感光体の表面を露光する露光部材と、
    (d)該露光部材によって露光された前記感光体の表面を現像剤によって現像する現像部材と、
    (e)該現像部材によって現像された前記感光体の表面上の像を媒体上に転写する転写部材と、
    (f)前記像が前記転写部材によって転写された後の前記感光体の表面に残留した残留現像剤をクリーニングするクリーニング部材と、
    (g)該クリーニング部材によって残留現像剤をクリーニングした後、前記感光体の表面の電位を略一様にする除電部材とを有し、
    (h)該除電部材は前記クリーニング部材に支持されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング部材はブレード部材であり、該ブレード部材の端部であって前記感光体に接触する接触部を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体は回動し、前記クリーニング部材は前記接触部を基点に前記感光体の回転方向における下流側に傾斜して配設される請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング部材は、前記接触部よりも感光体の回転方向における下流側の表面に凸部を備え、前記除電部材は前記凸部上に配設される請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記凸部は前記クリーニング部材よりも更に感光体の回転方向における下流側に傾斜する傾斜面を備え、前記除電部材は前記傾斜面上に配設される請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記除電部材と前記クリーニング部材との間には弾性部材が配設される請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記除電部材の少なくとも一部分が前記クリーニング部材の内部に配設される請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記クリーニング部材はブレード部材であり、前記クリーニング部材の端部が前記感光体に接触する接触部を備える請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記感光体は回動し、前記クリーニング部材は前記接触部を基点に前記感光体の回転方向における下流側に傾斜して配設される請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記クリーニング部材は、前記接触部よりも感光体の回転方向における下流側の表面に凸部を備え、前記除電部材は前記凸部上に配設される請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記凸部は前記クリーニング部材よりも更に感光体の回転方向における下流側に傾斜する傾斜面を備え、前記除電部材は前記傾斜面上に配設される請求項10に記載の画像形成装置。
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