JP2005214977A - ガスクロマトグラフオーブンのためのインテーククロスシート - Google Patents

ガスクロマトグラフオーブンのためのインテーククロスシート Download PDF

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Abstract

【課題】
ガスクロマトグラフオーブンのためのインテークを改善し、より多量の空気がオーブン内に流入するようにして、オーブンの冷却時間を短縮することである。
【解決手段】
ガスクロマトグラフオーブンのためのインテークが、収束型輪郭形状を有しているインテークダクト120と、このインテークダクト120の内部に、オーブン内に流入する空気流の方向と平行に配置された1枚または複数のクロスシート110とを備えている。この1枚または複数のクロスシートが、インテークダクト120に設けられた1個または複数のインテークファン140から発生する空気流の回転を減少させて、前記インテークダクト120から前記GCオーブン内への空気流の案内を補助する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ガスクロマトグラフオーブンに関する。さらに詳細には、オーブン冷却効率に関する。
ガスクロマトグラフィー(GC)は、化合物の分離、同定および定量のための物理的な方法である。試料混合物を流動する中性のキャリアガス流中に注入し、この混合体が管またはクロマトグラフカラムを貫流する。カラムの内面には、固定相が塗布または充填されている。試料混合物およびキャリアガス流がカラムを貫流すると、混合物中の成分は、その個々の成分の相対揮発度、および固定相に対するそれぞれの成分の親和性に応じて、固定相によって種々の程度に保持される。つまり、異なる化合物は、固定相によって異なる時間にわたって保持される。混合物の個々の成分が固定相からキャリアガス流中に放出されると、その成分はカラムの出口方向に流され、検出器により検出されて測定される。混合物成分中の特定の化合物は、ピーク保持時間を測定することによって同定することができ、その相対濃度は、ピーク面積を測定することによって決定することができる。
クロマトグラフィーにおける現在の傾向は、試料サイクル時間を改善して顧客の処理量を増加させる方向に向かっている。サイクル時間は、試料注入時間、オーブン加熱時間、試料分離時間およびオーブン冷却または平衡化時間を含む。試料の滞留時間を短縮させるため、オーブンはますますより強力になって(コイルの消費電力がより高くなって)、より小型になり(蓄熱性がより少なり)つつある。オーブンの寸法が縮小するにつれて、オーブンの吸気および排気のための配管は、より狭い場所に適合させるためまたはオーブンからより遠隔の場所に配置するために、より複雑になることが多い。
小型の高速GCオーブンで用いられる輪郭形状には、収束型輪郭形状を有するインテークダクトに接続された1個または複数の軸流型ボクサーインテークファンが収容される。このインテークファンは、収束型インテークダクトを介してGCオーブンに新鮮空気を供給する。収束型インテークダクトの使用により、小型オーブンから隔置されているより大きなインテークファンを冷却時に使用することが可能となる。しかし、より迅速に冷却するために、このシステムをさらに改善することができる。
本発明の課題は、ガスクロマトグラフオーブンのためのインテークを改善し、より多量の空気がオーブン内に流入するようにして、オーブンの冷却時間を短縮することである。
ガスクロマトグラフ(GC)オーブンのためのオーブン用インテークは、小型オーブンに適合させるための収束型輪郭形状を有するインテークダクトを備えている。このインテークダクトは、GCオーブンに空気流を供給する1個または複数のインテークファンを有している。空気流は、1個または複数のインテークファンから入り、インテークダクトを介してGCオーブン内に流入する。オーブン用インテークは、GCオーブン内に流入する空気流の方向と平行に、インテークダクトの内部に配置された1枚または複数枚のクロスシート、すなわちダクト内を横切って延びるシート(薄板)をさらに備えている。この1枚または複数枚のクロスシートは、1個または複数のインテークファンから発生する空気流の回転を減少させ、インテークダクトからGCオーブン内に空気流を案内する。
GCオーブン用のインテーククロスシートを提供するシステムは、インテークダクトの一方の端部に位置するGCオーブンに適合させるための収束部分を有するインテークダクトを備えている。このシステムは、インテークダクトのもう一方の端部にGCオーブンから離れて配置された1個または複数のインテークファンをさらに備えている。この1個または複数のインテークファンは、GCオーブンに空気流を供給する。このシステムは、GCオーブン内に流入する空気流の方向と平行に、インテークダクトの内部に配置された1枚または複数枚のクロスシートをさらに備えている。この1枚または複数のクロスシートは、1個または複数のインテークファンから発生する空気流の回転を減少させ、GCオーブン内に流入する空気流の摩擦損失を減少させる。
オーブンを冷却する方法は、オーブン内に流入する空気流の方向と平行に、インテークダクトの内部に、1枚または複数のクロスシートを設けるステップを有している。インテークダクトは、オーブンに適合するように収束型輪郭形状を有しており、オーブンから隔置された1個または複数のインテークファンを有している。この1個または複数のインテークファンは、オーブンに空気流を供給する。1枚または複数のクロスシートの使用によって、1個または複数のインテークファンから発生した空気流の回転が減少し、オーブンの冷却時間が短縮される。
より多量の空気をオーブンのインテークダクトを介して供給することにより、GCオーブンの冷却時間が短縮される装置、システムおよび方法が提供される。このシステムおよび方法は、オーブンのインテークダクトにインテーククロスシートを設けて、空気流の回転を分断しかつ減少させ、GCオーブンに流入する新鮮空気の流量を増加させ、GCオーブンの全冷却時間を短縮する。さらに、空気流の改善によって、オーブン壁部の温度をオーブンの空気温度と迅速に一致させることができるので、温度信号のノイズが減少する。その結果、GCオーブンは、平衡の「準備が整った」状態により迅速に達することができる。さらに、クロスシートの使用によって、性能を損失させることなく、高速GCオーブンの構造、特にインテークダクトの位置および形状に関する融通性が得られる。こうした融通性は、GCオーブンがより小型で高速となる傾向が続くと、ますます重要になってくるであろう。
ガスクロマトグラフ(GC)オーブンのためのインテーククロスシートを設けるシステムおよび方法の好ましい実施態様について、以下の図面を参照して詳細に説明する。図面中、類似の参照符号は類似の構成要素を指示する。
現在の小型で高速のガスクロマトグラフ(GC)オーブンでは、収束型インテークダクトを使用して、隔置されているより大型のインテークファンを小型のオーブンに接続することができる。しかし、軸流ファンの下流にある収束型輪郭形状は、一般に、軸流ファンによって誘発される空気流の回転を助長し、その結果、著しい摩擦損失を生じる可能性がある。こうした効果は、円錐輪郭形状の特定の場合について、Bleier、Frank著、「Fan Handbook:Selection、Application、and Design」、McGraw−Hill、1998年、1.09〜1.11頁)で説明されているが、この説明は、収束形状を有する全ての輪郭形状を含むように拡張できる。誘発された摩擦によって、空気流の速度、およびインテークファンからオーブン内に流入する新鮮空気の量が大幅に減少する。
より多量の空気をオーブンのインテークダクト120を介して供給することにより、GCオーブンの冷却時間が短縮される装置、システムおよび方法が提供される。このシステムおよび方法は、オーブンのインテークダクト120にインテーククロスシート110を設けて、空気流の回転を分断しかつ減少させ、GCオーブンに流入する新鮮空気の流量を増加させ、GCオーブンの全冷却時間を短縮する。さらに、空気流の改善によって、オーブン壁部の温度をオーブンの空気温度と迅速に一致させることができるので、温度信号のノイズが減少する。その結果、GCオーブンは、平衡の「準備が整った」状態により迅速に達することができる。さらに、クロスシート110の使用によって、性能を損失させることなく、高速GCオーブンの構造、特にインテークダクト120の位置および形状に関する融通性が得られる。こうした融通性は、GCオーブンがより小型で高速となる傾向が続くと、ますます重要になってくるであろう。
図1は、収束型インテークダクト120と、この収束型インテークダクト120の上流側の一方の端部に位置するインテークファン140とを有する例示的なオーブン用インテーク100を示す。インテークファン140は、軸流型ボクサーファンである。インテークファン140は、インテークファン140から隔置されかつ収束型インテークダクト120のもう一方の端部に設けられたGCオーブン(図示せず)に新鮮空気を供給する。図1に示すように、インテークダクト120のインテークファン140に接続されている部分は、ほぼ正方形の断面190を有している。さらに、インテークダクト120は、GCオーブンへと延びる長方形の断面195に収束する。一例として、Agilent6850GCオーブンに設けられたインテークダクトは、一辺が約92mmの正方形断面のダクトであり(92mmのボクサーファンを収容する)、このダクトは、35mm×92mmの長方形の断面に収束する(GCのキーボードおよびディスプレイの背面に適合する)。インテークダクト120は円錐形であってもよいし、円錐形でなくともよい。
図2は、クロスシートを備えていない例示的なオーブン用インテーク100の側方断面図であり、空気流の回転210の潜在的な傾向を示す。インテークダクト120を、収束型輪郭形状165と共に示す。インテークファン140は、方向180で空気流を供給する。空気流は収束型インテークダクト120を介して、方向185でGCオーブン内に流入する。インテークフラップ250は、空気流を方向185に方向付ける。インテークダクト120が一様でない収束断面を有しているので、軸流インテークファン140によって軸線170を中心として誘発される回転210は、インテークダクト120の長さにわたって持続する。空気流の回転210は、インテークファン140以外の源から発生することがある。回転210は、空気流が移動する有効距離を増加させ、これにより、インテークダクトの壁部との相互作用によって空気流が受ける摩擦損失が増加する。こうして摩擦が増加すると、GCオーブン内に流入する空気流が減少する。GCオーブン内に流入する空気流の速度および量を増加させるために、1枚または複数のクロスシート110(図3Bに示す)をインテークダクト120に追加して、空気流の回転210を減少させる。
図3Aは、インテークファン140を備えている例示的なオーブン用インテーク100の前面図を示す。図3Bは、インテークファン140を備えていない例示的なオーブン用インテーク100の別の前面図を示す。この図3Bには、2枚のクロスシート110を示す。クロスシート110は、インテークファン140付近、例えばファン140から2cmの場所に、空気流の方向と平行にインテークダクト120の内部に配置される。図示のクロスシート110は台形であり、その底辺がそれぞれ35mmおよび92mmよりもわずかに小さくなっていて、オーブン用インテーク100の収束部分に近似している。しかし、その他の形状および寸法のクロスシートを使用することもできる。クロスシート110は、金属タブ115をリベット締めすることによってインテークダクトの壁部に固定することができる。クロスシートを1枚のみ使用する場合には、クロスシートは中心を外して、例えばインテークダクト120の幅の3分の1またはインテークファン140の直径の3分の1の場所に配置して、回転210を分断する。また、追加のクロスシートを使用してもよい。例えば、追加のクロスシートは、図示のクロスシート110と平行するように配置することができる。1枚、2枚、3枚またはそれ以上のクロスシートを追加することができる。また、クロスシートは、図示のクロスシート110に直交するかまたはこれと直角をなすように追加することができる。好ましい実施態様は、インテークダクト120の幅またはインテークファン140の直径の3分の1および3分の2の場所に「=」の形の構成で、すなわちニの字形にもしくは横方向に並列して配置された2枚のクロスシートである。クロスシートの別の配置も可能であり、同様の有利な効果を得ることができる。
図4は、例示的なオーブン用インテーク100の上側断面図であり、インテークダクト120の内部のクロスシート110の位置を示す。インテークファン140は、空気流を方向180で供給する。空気流は、収束型インテークダクト120を介してGCオーブン内に流入する。上記の通り、インテークファン140は、軸線170を中心とする空気流の回転210を誘発する。クロスシート110を使用することによって、空気流が回転210を維持する傾向が妨げられ(220を参照)、空気流はインテークダクト120を介してGCオーブンに達するように案内される(230を参照)。したがって、あらゆる流体部分のインテークダクト壁部と相互作用する距離が短縮するので、摩擦損失が減少する。摩擦損失が減少することによって空気流の速度が増大し、その結果、冷却時に、より多くの新鮮空気がGCオーブン内に流入することが可能となる。クロスシート110は、空気流をできるだけ早期に案内するために、インテークファン140付近に、例えばインテークファン140から2cmの場所に位置していることが好ましい。
図5は、例示的なオーブン用インテーク100に使用される、空気流の速度を改善するための例示的なクロスシート110を示す。クロスシート110をインテークダクトの壁部に固定するために、金属タブ115がリベット締めされる。その他の固定方法、例えばねじ、ボルトなどを使用してもよい。この図5に示すクロスシート110は、インテークダクトの収束型輪郭形状165に適合および近似する収束形状160を有している。
図6は、例示的なオーブン用インテーク100の側方断面図を示し、GCオーブン内に流入する空気流の方向185を示す。上記のとおり、インテークファン140は空気流を方向180で供給する。空気流は、インテークファン140の直ぐ前で、インテークダクト120の内部に位置するクロスシート110によって案内される(230を参照)。案内された空気流は、収束型インテークダクト120を介してGCオーブン内に方向185で流入する。クロスシート110を使用することによって、インテークファン140により誘発されて、インテークダクト120の収束型輪郭形状165により持続される空気流の回転210が減少し、GCオーブン内に流入する新鮮空気の流速および量が増加する。
GCオーブンの全冷却時間は、GCオーブン内に流入する新鮮空気の流速が増加すると短縮される。また、空気流が改善されることによって、オーブン壁部の温度が迅速にオーブンの空気温度と一致することが可能となるので、温度信号のノイズが減少する。したがって、GCオーブンは、より迅速に平衡の「準備の整った」状態に達することができる。さらに、クロスシートを使用することによって、性能が損失することなく、高速GCオーブンの設計上の融通性を得ることができる。例えば、収束型インテークダクトを使用することによって、小型オーブンから隔置されているより大きなインテークファンを冷却時に使用することができるようになり、空気流の回転210により誘発される摩擦損失が生じることがない。
次に、以下の実験によって、クロスシート110を使用することによる利点を説明する。このために、特に、GCオーブンから開放空気へと排気される空気の流量を測定した。
1番目の実験では、一連の空気流測定を行った。この実験では、Agilent6850インナーオーブンのような絶縁または支持体がないオーブンに、軸流ファン140および1枚または複数のクロスシート110を取り付けた。クロスシートを、オーブンのインテークダクト120内の様々な場所に配置した。オーブン攪拌ファンは、この実験では配置されていない。オーブンは、プラスチックのカバーで封止した。
オーブンから排気される空気の流量を、ベーン式風速計および熱線風速計の両方を用いて測定した。風速計は、空気速度を測定して表示する機器である。空気速度は、オーブンの排気ダクト(図示せず)の横断面全体にわたって異なるので、4箇所で測定して平均速度を求めた。この実験は、室温、標準圧力下で実施した。表1に実験結果を示す。
Figure 2005214977
ベーン式風速計により測定された値と熱線風速計により測定された値との間には、絶対値に多少の矛盾が存在するが、傾向は明らかである。空気速度は、クロスシート110が存在する場合に増加している。この特定の応用例では、2枚より多くのクロスシート110を使用した場合、改善はほとんど見られない。したがって、2枚のクロスシートが好ましい。
1枚のクロスシートを使用するという特別な場合には、クロスシートは中心を外して、例えばインテークダクトの幅の3分の1の場所に配置されており、これにより、表1に示すような有利な結果が得られた。しかし、クロスシートをインテークダクトの幅に沿って中心に配置した場合には、冷却時間は実際に増加した。
2番目の実験は、さらに特定用途向けである。この実験では、1枚または複数のクロスシート110を取り付けたGCオーブン、例えばAgilent6850GCプロトタイプオーブンの冷却プロファイルを、クロスシート110を備えていない同一のGCオーブンのそれと比較した。表2は、Agilentプロトタイプオーブンの冷却時間を示し、このオーブンの輪郭形状は、壁部の材料を除いて標準のAgilent6850GCオーブンに類似する。さらに、この実験では、より効率的なインテークファン140を使用し、2枚のクロスシート110について観察された利点は、以下の表2に示すように明らかである。
Figure 2005214977
この実験で示されているように、インテークダクト120の内部に2枚のクロスシート110を追加することによって、GCオーブンの冷却時間は16%を超えて短縮される。
GCオーブンのためのインテーククロスシートを設けるシステムおよび方法を、例示的な実施例と関連して説明したが、当業者は、これらの示唆を考慮して多くの変更が可能であり、この応用がその変形を含むことが意図されていることを理解するであろう。
収束型インテークダクトおよびインテークファンを有する例示的なオーブン用インテークを示す図である。 クロスシートを備えていない図1の例示的なオーブン用インテークの側方断面図であり、空気流が回転する潜在的な傾向を示す。 インテークファンを有する図1の例示的なオーブン用インテークの前面図である。 インテークファンを備えている図1の例示的なオーブン用インテークの別の前面図である。 図1の例示的なオーブン用インテークの上側断面図であり、インテークダクトの内部のクロスシートの位置を示す。 図1の例示的なオーブン用インテークに使用されている、空気流の速度を改善するための例示的なクロスシートを示す図である。 図1の例示的なオーブン用インテークの側方断面図であり、GCオーブン内への空気流の方向を示す。
符号の説明
100 オーブン用インテーク
110 クロスシート
115 金属タブ
120 インテークダクト
140 インテークファン
160 収束形状
165 収束型輪郭形状
170 軸線
180 方向
185 方向
190 断面
195 断面
210 空気流の回転
220 回転が分断された空気流
230 案内された空気流
250 インテークフラップ

Claims (10)

  1. ガスクロマトグラフ(GC)オーブンのためのオーブン用インテーク(100)であって、
    小型のオーブンに適合するように収束型輪郭形状(165)を有しているインテークダクト(120)であって、空気流をGCオーブンに供給する1個または複数のインテークファン(140)を有しており、1個または複数のインテークファン(140)から発生した空気流を、当該インテークダクト(120)を介して前記GCオーブン内に流入させるインテークダクト(120)と、
    前記GCオーブン内に流入する空気流の方向と平行に、前記インテークダクト(120)の内部に配置されている1枚または複数のクロスシート(110)であって、前記1個または複数のインテークファン(140)から発生する空気流の回転を減少させて、前記インテークダクト(120)から前記GCオーブン内への空気流の案内を補助する1枚または複数のクロスシート(110)とを備えているオーブン用インテーク。
  2. 前記1枚または複数のクロスシート(110)の各々が、前記インテークダクトの収束型輪郭形状に適合する収束形状を有している、請求項1に記載のオーブン用インテーク。
  3. 前記1枚または複数のクロスシート(110)の各々が、1個または複数の金属タブ(115)をリベット締めすることによってインテークダクト(120)に固定されている、請求項1に記載のオーブン用インテーク。
  4. 前記インテークダクト(120)の内部に配置されていて、該インテークダクト(120)を介して空気流を案内するクロスシート(110)の数が、2枚、3枚または4枚のうちのいずれかである、請求項1に記載のオーブン用インテーク。
  5. 1枚のクロスシート(110)が、空気流の回転の軸線(170)に関して中心を外して設置されていて、前記インテークダクト(110)を介して空気流を案内する、請求項1に記載のオーブン用インテーク。
  6. 前記1枚または複数のクロスシート(110)が、前記インテークダクト(120)の内部で1個または複数のインテークファン(140)に隣接して配置されている、請求項1に記載のオーブン用インテーク。
  7. 2枚の前記クロスシート(110)が、前記インテークダクト(120)の幅の3分の1および3分の2の場所にニの字形に配置されている、請求項1に記載のオーブン用インテーク。
  8. オーブンを冷却する方法であって、
    空気流が前記オーブン内に流入する方向と平行に、インテークダクト(120)の内部に、1枚または複数のクロスシート(110)を設けるステップを有し、前記インテークダクト(120)が、前記オーブンに適合するように収束型輪郭形状(165)を有していて、前記オーブンから隔置されている1個または複数のインテークファン(140)を有しており、該1個または複数のインテークファン(140)が前記オーブンに空気流を供給し、
    さらに、前記1枚または複数のクロスシート(110)によって、前記1個または複数のインテークファン(140)から発生する空気流の回転を減少させて、オーブンの冷却時間を短縮することを可能にするステップを有する方法。
  9. 前記1枚または複数のクロスシート(110)の各々が、前記インテークダクト(120)の前記収束型輪郭形状(165)に適合する収束形状(160)を有している、請求項8に記載の方法。
  10. 2枚のクロスシート(110)を前記インテークダクト(120)の内部に配置して、該インテークダクト(120)を介しての空気流の案内を補助するステップをさらに有している、請求項8に記載の方法。
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