JP2005214169A - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排気通路に供給された還元剤が該排気通路内に析出した場合、その還元剤が析出した部分を取り外して洗浄可能とする。
【解決手段】 エンジン1の排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒5と、上記排気系の排気管3内にて還元剤を上記還元触媒5の排気上流側に供給する噴射ノズル7を有する還元剤供給手段(7,8)とを備えたエンジンの排気浄化装置であって、上記還元剤供給手段によって供給される還元剤が上記排気管3内にて析出する部分を着脱可能な構造としたものである。これにより、エンジン1の排気系に配設された還元触媒5は取り外すことなく、排気管3内にて還元剤が析出した部分を取り外すことができる。そして、この取り外した部分を水洗い等により容易に洗浄して、付着した還元剤を除去することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動車両搭載のディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等から排出される窒素酸化物(NOx)を、還元剤を還元触媒の排気上流側に供給して還元除去する排気浄化装置に関し、特に、供給された還元剤が排気通路内に析出した場合、その還元剤が析出した部分を取り外して洗浄可能とするエンジンの排気浄化装置に係るものである。
エンジンから排出される排気中の有害物質のうち、特にNOxを除去して排気を浄化するシステムとして、いくつかの排気浄化装置が提案されている。この排気浄化装置は、エンジンの排気系に還元触媒を置き、該還元触媒の上流側の排気通路に還元剤を噴射供給することにより、排気中のNOxと還元剤とを触媒還元反応させ、NOxを無害成分に浄化処理するものである。還元剤は貯蔵タンクに常温で液体状態に貯蔵され、必要量を噴射ノズルから噴射供給する。還元反応は、NOxとの反応性の良いアンモニアを用いるもので、還元剤としては、加水分解してアンモニアを容易に発生する尿素水溶液、アンモニア水溶液、その他の還元剤水溶液が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−27627号公報
上記従来の排気浄化装置においては、NOx排出量や排気温度等のエンジンの運転状況に応じて、排気通路に還元剤、例えば尿素水溶液(以下、「尿素水」という)を噴射供給する量を制御するが、その供給した尿素水が排気通路において上記噴射ノズル周辺、及びマフラ拡散室等に析出することがある。このような場合、エンジンの排気圧力が上昇してエンジン出力が低下する虞がある。
このような排気通路内への還元剤の析出付着は、上記以外に、燃料である軽油やガソリン、若しくはアルコール類等を還元剤に用いる場合においても、同様に発生する可能性があり、エンジン出力が低下する虞がある。したがって、上述のように排気通路内に還元剤が析出して付着した場合は、その部分を洗浄する必要があるが、従来はその部分の洗浄が容易に行えなかった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、排気通路に供給された還元剤が該排気通路内に析出した場合、その還元剤が析出した部分を取り外して洗浄可能とするエンジンの排気浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるエンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に供給する噴射ノズルを有する還元剤供給手段と、を備えたエンジンの排気浄化装置であって、上記還元剤供給手段によって供給される還元剤が上記排気通路内にて析出する部分を着脱可能な構造としたものである。
このような構成により、排気系の排気通路内にて還元剤を還元触媒の排気上流側に供給する還元剤供給手段によって供給される還元剤が上記排気通路内にて析出する部分を着脱可能とする。これにより、エンジンの排気系に配設された還元触媒は取り外すことなく、排気通路内にて還元剤が析出した部分を取り外すことができる。
ここで、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルを排気通路に対して着脱可能としてもよい。これにより、還元剤を直接噴射する噴射ノズル自体を着脱可能とする。
また、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気下流側近傍から所定長さまでの排気通路の部分を着脱可能としてもよい。これにより、上記噴射ノズルの排気下流側近傍にて還元剤が析出し易い所定長さの排気通路の部分を着脱可能とする。
さらに、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気下流側近傍から上記還元触媒の入口部近傍までの排気通路の部分を着脱可能としてもよい。これにより、上記噴射ノズルの排気下流側にて還元触媒の入口部で還元剤が衝突して析出し易い排気通路の部分を着脱可能とする。
さらにまた、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から排気下流側の所定長さまでの排気通路の部分を着脱可能としてもよい。これにより、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から排気下流側にて還元剤が析出し易い所定長さの排気通路の部分を着脱可能とする。
また、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から上記還元触媒の入口部近傍までの排気通路の部分を着脱可能としてもよい。これにより、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から排気下流側にて還元触媒の入口部で還元剤が衝突して析出し易い排気通路の部分を着脱可能とする。
さらに、上記着脱可能とされた排気通路の部分に対し、上記噴射ノズルを着脱可能としてもよい。これにより、取り外された排気通路の部分に対して噴射ノズル自体を着脱可能とする。
また、上記噴射ノズルから上記排気通路内に供給された還元剤が該排気通路内へ析出したのを検知する析出検知手段と、この析出検知手段からの検知信号により還元剤の析出を警報する警報手段とを備えてもよい。これにより、上記噴射ノズルから上記排気通路内に供給された還元剤が該排気通路内へ析出したのを析出検知手段で検知し、この析出検知手段からの検知信号を入力して警報手段により還元剤の析出を警報する。
さらに、上記析出検知手段は、上記噴射ノズルの排気上流側と、該噴射ノズルの排気下流側にて還元剤が析出した部位の下流側との間の排気圧力の差を測定して還元剤の析出を検知するものとしてもよい。これにより、上記噴射ノズルの排気上流側と、還元剤が析出した部位の下流側との間の排気圧力の差を測定して、その差圧が一定値以上になることにより還元剤の析出を検知する。
請求項1に係る発明によれば、還元剤供給手段によって供給された還元剤が排気通路内に析出した場合、エンジンの排気系に配設された還元触媒は取り外すことなく、上記還元剤が析出した部分を取り外すことができる。そして、この取り外した部分を水洗い等により容易に洗浄して、付着した還元剤を除去することができる。その後、この取り外して洗浄した部分を元の部位に取り付けることにより、エンジンの排気圧力が正常に戻り、エンジン出力の低下を防止することができる。
そして、請求項2に係る発明によれば、上記還元剤が析出する部分として、還元剤を直接噴射する噴射ノズル自体を取り外すことができる。そして、この取り外した噴射ノズルを容易に洗浄してノズル先端部等に付着した還元剤を除去することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気下流側近傍にて還元剤が析出し易い所定長さの排気通路の部分を取り外すことができる。そして、この取り外した所定長さの排気通路の部分を容易に洗浄して排気通路に付着した還元剤を除去することができる。
さらに、請求項4に係る発明によれば、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気下流側にて還元触媒の入口部近傍で還元剤が衝突して析出し易い排気通路の部分を取り外すことができる。そして、この取り外した還元触媒の入口部近傍までの排気通路の部分を容易に洗浄して排気通路に付着した還元剤を除去することができる。
さらにまた、請求項5に係る発明によれば、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から排気下流側にて還元剤が析出し易い所定長さの排気通路の部分を取り外すことができる。そして、この取り外した所定長さの排気通路の部分を容易に洗浄して排気通路に付着した還元剤を除去することができる。
また、請求項6に係る発明によれば、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から排気下流側にて還元触媒の入口部近傍で還元剤が衝突して析出し易い排気通路の部分を取り外すことができる。そして、この取り外した還元触媒の入口部近傍までの排気通路の部分を容易に洗浄して排気通路に付着した還元剤を除去することができる。
さらに、請求項7に係る発明によれば、上記着脱可能とされた排気通路の部分に対して噴射ノズル自体を取り外すことができる。そして、この取り外した噴射ノズルを容易に洗浄してノズル先端部等に付着した還元剤を除去することができる。
また、請求項8に係る発明によれば、上記噴射ノズルから上記排気通路内に供給された還元剤が該排気通路内へ析出したのを析出検知手段で検知し、その検知信号を入力して警報手段により還元剤の析出を例えば運転者等に警報することができる。これにより、運転者等に対して還元剤が析出した排気通路の部分の洗浄を促すことができる。
さらに、請求項9に係る発明によれば、上記噴射ノズルの排気上流側と、還元剤が析出した部位の下流側との間の排気圧力の差を測定して、その圧力差が一定値以上になることにより還元剤の析出を検知することができる。これにより、例えば差圧計等によって簡易な構造で還元剤の析出を検知することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるエンジンの排気浄化装置の実施形態を示す概念図である。この排気浄化装置は、移動車両搭載のディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等から排出されるNOxを、還元剤を用いて還元除去するものである。ガソリンあるいは軽油を燃料とするエンジン1の排気は、排気マニフォ−ルド2から排気通路としての排気管3を経由して大気中に排出される。詳細には、上記排気管3には排気上流側から順に、一酸化窒素(NO)の酸化触媒4、NOxの還元触媒5、アンモニアスリップ用酸化触媒6が配設され、その前後に温度センサ、NOxセンサ等が配設されて排気系が構成されるが、細部の構成は図示していない。
上記酸化触媒4は、排気管3内を通る排気中のNO等を酸化反応により低減するもので、例えばステンレス鋼等の耐熱性、耐食性に優れた材料から成りハニカム形状の横断面を有するモノリスタイプの触媒担体に、アルミナ等の多孔性部材の表面に白金等の貴金属を担持したハニカム型触媒が付設されている。そして、上記排気管3内を通る排気が上記触媒と接触しながら流れることにより、排気中のNOが酸化してNO2となり、下流側の還元触媒5におけるNOxの除去率を向上するようになっている。なお、上記NOの酸化反応と同時に、排気中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等も酸化反応により低減されることとなる。
上記NOxの還元触媒5は、排気管3内を通る排気中のNOxを還元剤により還元浄化するもので、例えばセラミックのコーディライトやFe−Cr−Al系の耐熱鋼から成るハニカム形状の横断面を有するモノリスタイプの触媒担体に、ゼオライト系の活性成分が担持されている。そして、上記触媒担体に担持された活性成分は、還元剤の供給を受けて活性化し、排気中のNOxを効果的に無害物質に浄化させる。なお、上記NOxの還元触媒5の後段には、アンモニアスリップ用酸化触媒6が配設されている。
上記排気管3の内部にてNOxの還元触媒5の上流側には、噴射ノズル7が配設されており、還元剤供給装置8から該噴射ノズル7を介して還元剤が圧力エアと共に排気管3内に噴射供給されるようになっている。ここで、上記噴射ノズル7は、その先端部が排気の流れ方向Aと略平行に下流側に向けて延びているものとしたが、排気管3内にて排気の流れ方向Aと略直角に突き出るものとしてもよい。また、還元剤供給装置8には、貯蔵タンク9内に貯留された還元剤が供給配管10を通じて供給される。そして、上記噴射ノズル7と還元剤供給装置8とで、還元剤をNOxの還元触媒5の排気上流側に供給する還元剤供給手段を構成している。
この実施形態では、上記噴射ノズル7で噴射供給する還元剤として尿素水溶液(尿素水)を用いる。他にアンモニア水溶液等を用いてもよい。そして、噴射ノズル7で噴射供給された尿素水は、排気管3内の排気熱により加水分解してアンモニアを容易に発生する。得られたアンモニアは、NOxの還元触媒5において排気中のNOxと反応し、水及び無害なガスに浄化される。尿素水は、固体もしくは粉体の尿素の水溶液で、貯蔵タンク9に貯留されており、供給配管10を通じて還元剤供給装置8に供給されるようになっている。
なお、上記還元剤供給装置8には、例えばCPUから成る制御回路としてのECU(Engine Control Unit)11が信号線12で接続されており、該ECU11から送出される制御信号により上記還元剤供給装置8の動作が制御されて、噴射ノズル7からの還元剤の供給が制御されるようになっている。
このように構成された排気浄化装置において、還元剤(尿素水)を上記還元触媒5の排気上流側に供給する動作について説明する。まず、エンジン1の運転による排気は、排気マニフォ−ルド2から排気管3を経由して、該排気管3内の途中に配設された酸化触媒4、及びNOxの還元触媒5、更にアンモニアスリップ用酸化触媒6を通り、排気管3の端部排出口から大気中に排出される。このとき、上記排気管3の内部にてNOxの還元触媒5の排気上流側に配設された噴射ノズル7から尿素水が噴射される。この噴射ノズル7には、尿素水の貯蔵タンク9から供給配管10を介して尿素水が還元剤供給装置8に供給され、この還元剤供給装置8の動作により圧力エアと共に尿素水が排気中に噴射供給される。
その後、エンジン1の運転停止により、噴射ノズル7からの尿素水の噴射を終了するには、還元剤供給装置8の動作により、まず貯蔵タンク9からの尿素水の供給を遮断し、その後しばらくは噴射ノズル7に圧力エアだけを供給する。これにより、噴射ノズル7のノズル本体及び噴射孔から尿素水を追い出して、尿素水の噴射を終了する。
ここで、本発明においては、上記噴射ノズル7及び還元剤供給装置8によって供給される還元剤(尿素水)が上記排気管3内にて析出する部分が着脱可能な構造とされている。具体的には、図2に示すように、上記還元剤が析出する部分として、噴射ノズル7自体が排気管3に対して着脱可能とされている。これにより、上記排気管3内にて還元剤を直接噴射する噴射ノズル7に還元剤が析出してきたと判断したら、その噴射ノズル7自体を矢印Bのように取り外すことができる。そして、この取り外した噴射ノズル7を水洗い等により洗浄してノズル先端部等に付着した還元剤を除去することができる。
その後、この取り外して洗浄した噴射ノズル7を矢印Cのように元の部位に取り付けることにより、ノズル先端部等に付着した還元剤が除去された状態で、エンジン1の排気圧力が正常に戻り、エンジン出力の低下を防止することができる。このとき、図1において、エンジン1の排気管3に配設された還元触媒5を含む触媒内蔵マフラ13は取り外す必要がなく、上記取り外した噴射ノズル7のみを洗浄すればよいので、析出した還元剤を除去する洗浄作業を簡単に実施できる。
図3は、本発明の排気浄化装置の第二の実施形態を示す要部説明図である。この実施形態は、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズル7の排気下流側近傍から所定長さまでの排気管3のノズル下流側部分14を着脱可能としたものである。これにより、上記排気管3内にて噴射ノズル7の排気下流側近傍に還元剤が析出してきたと判断したら、上記ノズル下流側部分14を矢印Bのように取り外すことができる。そして、この取り外したノズル下流側部分14を水洗い等により洗浄して排気管3の内壁面等に付着した還元剤を除去することができる。
その後、この取り外して洗浄したノズル下流側部分14を矢印Cのように元の部位に取り付けることにより、排気管3の内壁面等に付着した還元剤が除去された状態で、エンジン1の排気圧力が正常に戻り、エンジン出力の低下を防止することができる。このときも、図1において触媒内蔵マフラ13は取り外す必要がなく、上記取り外したノズル下流側部分14のみを洗浄すればよいので、析出した還元剤を除去する洗浄作業を簡単に実施できる。
図4は、本発明の排気浄化装置の第三の実施形態を示す要部説明図である。この実施形態は、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズル7の排気下流側近傍から上記還元触媒5の入口部近傍15までの排気管3のノズル下流側部分16を着脱可能としたものである。これにより、上記排気管3内の噴射ノズル7の排気下流側にて還元触媒5の入口部近傍15で還元剤が衝突して析出し易い部分に還元剤が析出してきたと判断したら、上記ノズル下流側部分16を矢印Bのように取り外すことができる。そして、この取り外したノズル下流側部分16を水洗い等により洗浄して排気管3の内壁面等に付着した還元剤を除去することができる。
その後、この取り外して洗浄したノズル下流側部分16を矢印Cのように元の部位に取り付けることにより、排気管3の内壁面等に付着した還元剤が除去された状態で、エンジン1の排気圧力が正常に戻り、エンジン出力の低下を防止することができる。このときも、図1において触媒内蔵マフラ13は取り外す必要がなく、上記取り外したノズル下流側部分16のみを洗浄すればよいので、析出した還元剤を除去する洗浄作業を簡単に実施できる。
図5は、本発明の排気浄化装置の第四の実施形態を示す要部説明図である。この実施形態は、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズル7の排気上流側近傍から排気下流側の所定長さまでの排気管3のノズル前後部分17を着脱可能としたものである。これにより、上記排気管3内にて噴射ノズル7及びその排気下流側近傍に還元剤が析出してきたと判断したら、上記ノズル前後部分17を矢印Bのように取り外すことができる。そして、この取り外したノズル前後部分17を水洗い等により洗浄して排気管3の内壁面等に付着した還元剤を除去することができる。
その後、この取り外して洗浄したノズル前後部分17を矢印Cのように元の部位に取り付けることにより、排気管3の内壁面等に付着した還元剤が除去された状態で、エンジン1の排気圧力が正常に戻り、エンジン出力の低下を防止することができる。このときも、図1において触媒内蔵マフラ13は取り外す必要がなく、上記取り外したノズル前後部分17のみを洗浄すればよいので、析出した還元剤を除去する洗浄作業を簡単に実施できる。なお、図5の実施形態の場合において、上記着脱可能とされたノズル前後部分17に対し、噴射ノズル7を着脱可能として、該噴射ノズル7自体を取り外して水洗い等により洗浄してもよい。
図6は、本発明の排気浄化装置の第五の実施形態を示す要部説明図である。この実施形態は、上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズル7の排気上流側近傍から上記還元触媒5の入口部近傍15までの排気管3のノズル前後部分18を着脱可能としたものである。これにより、上記排気管3内の噴射ノズル7及びその排気下流側にて還元触媒5の入口部近傍15で還元剤が衝突して析出し易い部分に還元剤が析出してきたと判断したら、上記ノズル前後部分18を矢印Bのように取り外すことができる。そして、この取り外したノズル前後部分18を水洗い等により洗浄して排気管3の内壁面等に付着した還元剤を除去することができる。
その後、この取り外して洗浄したノズル前後部分18を矢印Cのように元の部位に取り付けることにより、排気管3の内壁面等に付着した還元剤が除去された状態で、エンジン1の排気圧力が正常に戻り、エンジン出力の低下を防止することができる。このときも、図1において触媒内蔵マフラ13は取り外す必要がなく、上記取り外したノズル前後部分18のみを洗浄すればよいので、析出した還元剤を除去する洗浄作業を簡単に実施できる。なお、図6の実施形態の場合においても、上記着脱可能とされたノズル前後部分18に対し、噴射ノズル7を着脱可能として、該噴射ノズル7自体を取り外して水洗い等により洗浄してもよい。
図7は、本発明の排気浄化装置の第六の実施形態を示す要部説明図である。この実施形態は、上記噴射ノズル7から上記排気管3内に供給された還元剤(尿素水)が該排気管3内へ析出したのを検知する析出検知手段と、この析出検知手段からの検知信号により還元剤の析出を警報する警報手段とを備えたものである。
上記析出検知手段は、上記噴射ノズル7の排気上流側と、該噴射ノズル7の排気下流側にて還元剤が析出した部位の下流側との間の排気圧力の差を測定して還元剤の析出を検知するもので、上記排気管3の経路上にて噴射ノズル7の排気上流側に設けられた第1の圧力センサ19aと、排気下流側に設けられた第2の圧力センサ19bと、これら第1及び第2の圧力センサ19a,19bで検出した排気圧力の差を測定する差圧計20とを備えて成る。そして、この差圧計20で測定した圧力差が、正常時の圧力差と比較してその差分が一定値以上であれば還元剤が析出したと検知して、その検知信号S1を図1に示すECU11へ送出するようになっている。
また、上記警報手段は、上記差圧計20から出力された検知信号S1により排気管3内に
還元剤が析出したのを警報するもので、図1に示すように例えば音や光による警報器21から成り、上記ECU11に信号線22で接続されている。これにより、上記噴射ノズル7から上記排気管3内に供給された還元剤が該排気管3内へ析出したのを差圧計20で検知し、その検知信号S1を入力して警報器21により還元剤の析出を例えば運転者等に警報することができる。したがって、運転者等に対して還元剤が析出した排気管3の部分の洗浄を促すことができる。
なお、図7においては、第2の圧力センサ19bは、排気系においてアンモニアスリップ用酸化触媒6の後方に設けたものとしたが、これに限られず、例えばNOxの還元触媒5よりも前方に設けてもよい。また、図7及び図1の説明では、差圧計20からの検知信号S1をECU11へ送出し、このECU11に信号線22を介して警報器21を接続したものとしたが、差圧計20に対して警報器21を直接接続してもよい。さらに、図7の実施形態は、図2〜図6の総ての実施形態に適用できる。
本発明によるエンジンの排気浄化装置の実施形態を示す概念図である。 還元剤が排気管内にて析出する部分が着脱可能な構造とされた状態を示す要部説明図である。 本発明の排気浄化装置の第二の実施形態を示す要部説明図である。 本発明の排気浄化装置の第三の実施形態を示す要部説明図である。 本発明の排気浄化装置の第四の実施形態を示す要部説明図である。 本発明の排気浄化装置の第五の実施形態を示す要部説明図である。 本発明の排気浄化装置の第六の実施形態を示す要部説明図である。
符号の説明
1…エンジン
3…排気管
4…酸化触媒
5…還元触媒
6…アンモニアスリップ用酸化触媒
7…噴射ノズル
8…還元剤供給装置
9…貯蔵タンク
10…供給配管
11…ECU
13…触媒内蔵マフラ
14,16…ノズル下流側部分
15…還元触媒の入口部近傍
17,18…ノズル前後部分
19a,19b…圧力センサ
20…差圧計
21…警報器

Claims (9)

  1. エンジンの排気系に配設され、排気中の窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒と、
    上記排気系の排気通路内にて還元剤を上記還元触媒の排気上流側に供給する噴射ノズルを有する還元剤供給手段と、
    を備えたエンジンの排気浄化装置であって、
    上記還元剤供給手段によって供給される還元剤が上記排気通路内にて析出する部分を着脱可能な構造としたことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. 上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルを排気通路に対して着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの排気浄化装置。
  3. 上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気下流側近傍から所定長さまでの排気通路の部分を着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの排気浄化装置。
  4. 上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気下流側近傍から上記還元触媒の入口部近傍までの排気通路の部分を着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの排気浄化装置。
  5. 上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から排気下流側の所定長さまでの排気通路の部分を着脱可能としたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置。
  6. 上記還元剤が析出する部分として、上記噴射ノズルの排気上流側近傍から上記還元触媒の入口部近傍までの排気通路の部分を着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの排気浄化装置。
  7. 上記着脱可能とされた排気通路の部分に対し、上記噴射ノズルを着脱可能としたことを特徴とする請求項5又は6記載のエンジンの排気浄化装置。
  8. 上記噴射ノズルから上記排気通路内に供給された還元剤が該排気通路内へ析出したのを検知する析出検知手段と、この析出検知手段からの検知信号により還元剤の析出を警報する警報手段と、を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のエンジンの排気浄化装置。
  9. 上記析出検知手段は、上記噴射ノズルの排気上流側と、該噴射ノズルの排気下流側にて還元剤が析出した部位の下流側との間の排気圧力の差を測定して還元剤の析出を検知するものであることを特徴とする請求項8記載のエンジンの排気浄化装置。
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