JP2005212888A - 包装材及び包装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り除きやすく被包装物を覆う包装材及び包装方法を実現する。
【解決手段】第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、第1の包装シートの巻き始め端部と巻き終り端部とが共に、第2の包装シートの巻き始め端部と巻き終り端部より内側となるように配置され、接着剤層が第2の包装シートの巻き終り端部側から第1の包装シートと第2の包装シートの間の少なくとも一部に亘って設けられて、第1の包装シートと第2の包装シートとが接着されている包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部を内側に巻き込みつつ、第2の包装シートが外側に表れるように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、包装を行うこととした。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装材及び包装方法に関する。
従来、紙製品がロール状に巻かれた、巻取と呼ばれる円筒形状の状態で、出荷、流通されるものがある。
この流通過程において、紙製品が湿度等の環境条件により品質悪化してしまわないように、また、外圧などにより破損してしまわないように、その巻取を防湿紙や包装シート等の包装材で包装する包装方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この包装方法においては、巻取の側面(胴部)に内装紙としての防湿紙を巻き、さらにその上面から外装紙としての包装シートを巻き付けている。
特開平2−106541号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、印刷工場などに納入された巻取を覆う包装材を自動開梱機により取り除く場合、内側の巻取を傷つけないように、外側の包装材をカッターで切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るため、外装紙のみが取り除かれて、内装紙は巻取に残ってしまうことがあった。
そのため、作業者が残った内装紙を取り除かねばならず、作業が煩雑になってしまうことや、内装紙が残ったままの巻取が印刷工場のラインに入ってしまい、トラブルが発生することがあった。
本発明の課題は、取り除きやすく被包装物を覆うことができる包装材及び包装方法を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
円筒形状の被包装物(例えば、巻取20)の胴部(例えば、胴部20a)を覆う包装材(例えば、包装材10)であって、
前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シート(例えば、内装紙11)と、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シート(例えば、外装紙12)と、少なくとも前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する接着剤層(例えば、接着剤層13)と、を備え、
少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部11b)が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、前記接着剤層が、前記第1の包装シートの少なくとも一部と重なるように、前記第2の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部12b)から、前記第1の包装シートに亘って配置されていることを特徴とする。
ここで、周長とは、円柱などの円筒形状物における上面部や下面部である円の円周の長さのことである。
請求項1記載の発明によれば、包装材は、被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シートと、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シートを備えているので、被包装物の胴部を覆い隠すように包装することができる。
そして、その包装材において、第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、少なくとも第1の包装シートの巻き終り端部が、第2の包装シートに重ねられて配置されるようになっている。また、接着剤層が、第2の包装シートの巻き終り端部側から、第1の包装シートと第2の包装シートの間の少なくとも一部に亘って配置されるようになっており、第1の包装シートと第2の包装シートとが接着されている。
このような包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部(巻き終り端部の反対側の端部)を内側に巻き込むように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が接着剤層により固定されて、包装が行われる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除かれる。
そして、このように包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断した際に、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
このように、包装された被包装物から、その包装材を取り除く際、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体に取り除き、回収することができるので、包装材は、取り除きやすく被包装物を覆う包装材であるといえる。
請求項2記載の発明は、
円筒形状の被包装物(例えば、巻取20)の胴部(例えば、胴部20a)を覆う包装材(例えば、包装材200)であって、
前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シート(例えば、内装紙11)と、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シート(例えば、外装紙12)と、を備え、
少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部11b)が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、その重ねられた前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する第1の接着剤層(例えば、接着剤層13a)と、前記第2の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部12b)側に配置される第2の接着剤層(例えば、接着剤層13b)とを有することを特徴とする。
ここで、周長とは、円柱などの円筒形状物における上面部や下面部である円の円周の長さのことである。
請求項2記載の発明によれば、包装材は、被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シートと、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シートを備えているので、被包装物の胴部を覆い隠すように包装することができる。
そして、その包装材において、第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、少なくとも第1の包装シートの巻き終り端部が、第2の包装シートに重ねられて配置されるようになっている。そして、重ねられた第1の包装シートと第2の包装シートを接着する第1の接着剤層と、第2の包装シートの巻き終り端部に配置される第2の接着剤層を、包装材は有している。
このような包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部(巻き終り端部の反対側の端部)を内側に巻き込むように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が第2の接着剤層により固定されて、包装が行われる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除かれる。
そして、このように包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断した際に、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに第2の接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは第1の接着剤層により接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
このように、包装された被包装物から、その包装材を取り除く際、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体に取り除き、回収することができるので、包装材は、取り除きやすく被包装物を覆う包装材であるといえる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の包装材において、
前記円筒形状の被包装物は、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙(例えば、巻取20)であることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、包装材は、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙を包装することができる。
そして、包装されたロール紙から、その包装材を取り除く際、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体に取り除き、回収することができるので、包装材は、取り除きやすくロール紙を覆う包装材とすることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の包装材(例えば、包装材10)で、円筒形状の被包装物(例えば、巻取20)の胴部(例えば、胴部20a)を覆う包装方法であって、
前記包装材における第1の包装シート(例えば、内装紙11)の巻き始め端部(例えば、巻き始め端部11a)を内側に巻き込みつつ、前記第2の包装シートが外側に表れるように、前記胴部を前記包装材で巻いて覆うことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の包装材で、円筒形状の被包装物の胴部を覆う際に、包装材における第1の包装シートの巻き始め端部を内側に巻き込みつつ、第2の包装シートが外側に表れるように、胴部を包装材で巻いて覆うので、取り除きやすく被包装物を包装することができる。
つまり、第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、少なくとも第1の包装シートの巻き終り端部が第2の包装シートに重ねられて配置され、その第1の包装シートと第2の包装シートが重ねられた部分において接着剤層が第1の包装シートと第2の包装シートとを接着している包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部を内側に巻き込みつつ、第2の包装シートが外側に表れるように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が接着剤層により固定されて、包装が行われる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除かれる。
そして、このように包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断した際に、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
このように、包装された被包装物から、その包装材を取り除く際、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体に取り除き、回収することができるので、この包装材をこのように包装する方法は、取り除きやすく被包装物を覆う包装方法であるといえる。
請求項1記載の発明によれば、第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、少なくとも第1の包装シートの巻き終り端部が、第2の包装シートに重ねられて配置され、接着剤層が第2の包装シートの巻き終り端部側から第1の包装シートと第2の包装シートの間の少なくとも一部に亘って設けられて、第1の包装シートと第2の包装シートとが接着されている包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部(巻き終り端部の反対側の端部)を内側に巻き込むように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が接着剤層により固定されて、包装を行うことができる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除く場合、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
従って、このような包装材は、取り除きやすく被包装物を覆う包装材であるといえる。
請求項2記載の発明によれば、第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、少なくとも第1の包装シートの巻き終り端部が、第2の包装シートに重ねられて配置されるようになっている。そして、重ねられた第1の包装シートと第2の包装シートを接着する第1の接着剤層と、第2の包装シートの巻き終り端部に配置される第2の接着剤層を、包装材は有している。このような包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部(巻き終り端部の反対側の端部)を内側に巻き込むように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が第2の接着剤層により固定されて、包装を行うことができる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除く場合、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに第2の接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは第1の接着剤層により接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
従って、このような包装材は、取り除きやすく被包装物を覆う包装材であるといえる。
請求項3記載の発明によれば、包装材は、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙を包装することができる。
そして、包装されたロール紙から、その包装材を取り除く際、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体に取り除き、回収することができるので、包装材は、取り除きやすくロール紙を覆う包装材とすることができる。
請求項4記載の発明によれば、第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、少なくとも第1の包装シートの巻き終り端部が第2の包装シートに重ねられて配置され、その第1の包装シートと第2の包装シートが重ねられた部分において接着剤層が第1の包装シートと第2の包装シートとを接着している包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部を内側に巻き込みつつ、第2の包装シートが外側に表れるように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が接着剤層により固定されて、包装が行われる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除く場合、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
従って、この包装材を、このように包装する方法は、取り除きやすく被包装物を覆う包装方法であるといえる。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明にかかる包装材は、円筒形状の被包装物の胴部を捲回するように覆う包装材であって、特に、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙(巻取)の胴部を覆う包装材を例に説明する。
なお、胴部とは、円柱などの円筒形状物における側面部のことである。また、円筒形状物における平面部である上面部や下面部をコバ面部という。
図1、図2に示す包装材10は、被包装物である巻取20との接触面側に設けられる第1の包装シートとしての内装紙11と、巻取20を包装した際に外側に配置されるように設けられる第2の包装シートとしての外装紙12と、これら内装紙11と外装紙12とを少なくとも接着する接着剤層13とにより構成されている。
内装紙11は、湿気や水分が通過することを低減すること、または、通過することを防止することができる防湿紙により形成されている。
内装紙11の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長方向に少なくとも1周分巻き付けることができる長さを有している。例えば、内装紙11の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長の1.1倍の長さであり、巻取20の胴部20aに内装紙11を巻き付けた際、その巻き始め端部11aから巻き終り端部11bが1.1周するように、捲回されるようになっている。
なお、周長とは、巻取20において、紙製品がロール状に巻き取る際の中心軸に対し垂直な面での断面における、その外周の長さである。つまり、円柱などの円筒形状物における上面部や下面部である円の円周の長さである。
外装紙12は、被包装物が破損したり、被包装物に汚れが付着したりすることを防ぐためのシート材により形成されている。このシート材としては、クラフト紙などの紙製シートや、ポリエチレンシートなどの樹脂製シートや、紙製シートと樹脂製シートを貼り合わせるなどした複合シート等を用いることができる。
外装紙12の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長方向に少なくとも1周分巻き付けることができる長さを有し、本実施の形態における包装材10においては少なくとも2周分巻き付けることができる長さを有している。例えば、外装紙12の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長の2.5倍の長さであり、巻取20の胴部20aに外装紙12を巻き付けた際、その巻き始め端部12aから巻き終り端部12bが2.5周するように、捲回されるようになっている。
接着剤層13は、内装紙11と外装紙12や、外装紙12と外装紙12を接着するための接着剤が、外装紙12の内面側(巻取20や内装紙11との接触面側)に薄い層状に設けられたものである。
接着剤層13は、外装紙12の巻き終り端部12b側から巻き始め端部12aに向けて設けられており、外装紙12の巻き終り端部12bからその外装紙12に対し重ねられた内装紙11の巻き終り端部11b側との間の一部分に亘るように設けられている。
ここで、包装材10において、外装紙12と内装紙11とが積層された際に、内装紙11の巻き終り端部11bが外装紙12に重ねられるように、内装紙11の巻き始め端部11aと巻き終り端部11bとが共に、外装紙12の巻き始め端部12aと巻き終り端部12bより、その長手方向の内側となるように配置されている。
そして、内装紙11の巻き始め端部11aは、外装紙12の巻き始め端部12aより、その長手方向の内側に、例えば、0〜200mmの位置となるように配置されている(図1中、矢印P参照)。
また、接着剤層13は、外装紙12に対し重ねられた内装紙11との間において、内装紙11の巻き終り端部11bから巻き始め端部11a側に、例えば、100〜200mmに亘るように設けられており、内装紙11と外装紙12とを接着している(図1中、矢印Q参照)。
そして、包装材10は、図2に示されるように、包装材10における内装紙11の巻き始め端部11aと、外装紙12の巻き始め端部12aとを内側に巻き込みつつ、巻取20の胴部20aを捲回するように、その胴部20aを覆う。
なお、図2において、包装材10と巻取20の間や、捲回された包装材10間に、空間が生じているように示されているが、図2は包装材10の捲回の状態をわかりやすく示すための説明図であるので、便宜的に空間があるように図示されたためであり、実際には空間はなく、密着するように包装材10が巻取20の胴部20aに捲回されている。
そして、外装紙12の内面側に設けられた接着剤層13が、外装紙12の外面側(外装紙12における接着剤層13が設けられていない面側)に接触することにより、その位置や範囲で外装紙12と外装紙12とが接着するようになる。
このように、外装紙12の巻き終り端部12bが外装紙12の外面側に接着し、固着されることで、包装材10が、巻取20の胴部20aを覆い、包装するようになる。
このように、包装材10を巻取20に対し、巻取20の胴部20aを捲回させるようにすることで、巻取20を包装することができる。そして、巻取20(の胴部20a)に汚れが付着しないようにするとともに、湿気が作用しないようにすることができる。
なお、巻取20のコバ面部には、コバ面を覆うコバ面カバーを配設することにより、コバ面部を包装してもよい。
上記のように、巻取20の胴部20aに巻き付けるように包装した包装材10を取り除き、回収する際に、自動開梱機は、包装材10の表層面側を真空吸着するなどして外側に引き剥がすようにすることで、その包装材10の表側1枚分を浮かすようにし、その内側との間に隙間をつくる。そして、巻取20を傷つけないように、その包装材10の表側1枚分をカッターで切断し、その切断箇所から包装材10を剥ぎ取るように、取り除く。
なお、包装材10の表側1枚分とは、1枚の外装紙12であること以外に、捲回された外装紙12が接着剤層13を介して接着されて、実質的に1枚のシート部材となったものも含む。
そして、例えば、図2に示す捲回された包装材10において、矢印Cが示す波線部分で、その包装材10を切り開き、巻取20から取り除いた場合、図3(b)に示すように、外装紙12は3枚に切り分けられるが、それらは接着剤層13により接着されているためバラバラに分離せず、内装紙11とともに一体となった状態を維持することができる。
よって、巻取20から包装材10を取り除く際に、内装紙11と外装紙12とを一体として、一度に回収することができる。
なお、3枚に切り分けられた外装紙12の巻き始め端部12a側部分は、図3(b)において図中手前側に配置されるように、また、3枚に切り分けられた外装紙12の巻き終り端部12b側部分は、図3(b)において図中奥側に配置されるように、切り分けられた外装紙12の中央側部分に接着している。
このように、包装された巻取20から、その包装材10を取り除く際、包装材10の表層面側を切断し、その切断箇所から包装材10を剥ぎ取るような場合に、内装紙11と外装紙12とを一体に取り除き、回収することができるので、包装材10は、取り除きやすく巻取20を覆う包装材であるといえる。
また、内装紙11と外装紙12とがその一部分で接着されて重ねられた構成である包装材10を、上記のように巻き始め端部側から巻取20の胴部20aに巻き付け、巻き終り端部側を接着し、固定するように巻取20を覆う包装方法は、包装した包装材10を取り除きやすい包装方法であるといえる。
また、包装材において、外装紙12に対して内装紙11を配置する位置は任意であり、例えば、図4に示す包装材10a、10bのように、外装紙12に対して内装紙11をより外装紙12の巻き終り端部12b側に配置するようにしてもよい。
また、図5に示す包装材101のように、接着剤層13を、外装紙12の巻き終り端部12b側から巻き始め端部12aに向けて、その外装紙12に対し重ねられた内装紙11の巻き始め端部11aにまで亘るように設けるようにしてもよい。
このような包装材101でも、包装材10と同様の包装を行うことができる。
また、図6に示すような、少なくとも内装紙11の巻き終り端部11bが、外装紙12の巻き始め端部12a側に重ねられて配置される包装材102のように、接着剤層13を、外装紙12の巻き終り端部12bから巻き始め端部12aにまで設け、その外装紙12に対し重ねられた内装紙11の巻き終り端部11b側にまで亘るように設けるようにしてもよい。
このような包装材102でも、包装材10と同様の包装を行うことができる。
また、図7に示すような、外装紙12と内装紙11とが積層された際に、内装紙11の巻き終り端部11bが外装紙12に重ねられるように、内装紙11の巻き始め端部11aと巻き終り端部11bとが共に、外装紙12の巻き始め端部12aと巻き終り端部12bより、その長手方向の内側となるように配置される包装材であって、その重ねられた内装紙11と外装紙12とを内装紙11の巻き終り端部11b側で接着する第1の接着剤層13aと、外装紙12の巻き終り端部12b側に配置される第2の接着剤層13bとを有するような包装材200であってもよい。
このような包装材200を、内装紙11を内面側、外装紙12を外面側とする配置で、それぞれの巻き始め端部(11a、11b)を内側に巻き込むように、包装材200を巻取20の胴部20aに巻き付けることで、外装紙12の巻き終り端部12bが第2の接着剤層13bにより接着、固定されて、包装が行われる。
このような包装材200でも、包装材10と同様の包装を行うことができる。
また、図8に示す包装材201のように、包装材200における第1の接着剤層13aを、内装紙11の巻き終り端部11bから巻き始め端部11aにまで亘るように設けるようにしてもよい。
このような包装材201でも、包装材10(包装材200)と同様の包装を行うことができる。
また、図9に示すような、少なくとも内装紙11の巻き終り端部11bが、外装紙12の巻き始め端部12a側に重ねられて配置される包装材202のように、第1の接着剤層13aを、外装紙12と重なった内装紙11の巻き終り端部11b側に設けるようにしてもよい。
このような包装材202でも、包装材10(包装材200)と同様の包装を行うことができる。
なお、以上の実施の形態においては、円筒形状の被包装物を巻取20を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、被包装物は円筒形状物であれば任意のものでよい。
また、図10に示すように、包装材300(内装紙111、外装紙121)の巾方向を、巻取20の高さより長くすることで、巻取20のコバ面部(上面部、下面部)よりはみ出した包装材部分を、コバ面部に対して畳み込むようにすることで、包装材300が巻取20のコバ面部を覆い、包装するようにしてもよい。
また、各接着剤層の幅は、内装紙の幅や、巻取20の高さ等に応じて調整すればよく、その接着剤層が、巻取20に直接触れないようにすることが望ましい。
また、接着剤層として、複数条の接着材層を、包装材(内装紙、外装紙)の長手方向に沿って設けるようにしてもよい。
また、包装した包装材を切断する箇所も任意である。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明にかかる包装材の展開図である。 巻取の胴部を包装材で捲回した状態を斜視方向から示す説明図である。 巻取を包装した包装材を取り除く際に切断した状態の包装材を示す説明図である。 包装材の変形例(a)、(b)を示す展開図である。 包装材の変形例を示す展開図である。 包装材の変形例を示す展開図である。 包装材の変形例を示す展開図である。 包装材の変形例を示す展開図である。 包装材の変形例を示す展開図である。 包装材の変形例を示す説明図である。
符号の説明
10、10a、10b 包装材
11 内装紙(第1の包装シート)
11a 巻き始め端部
11b 巻き終り端部
12 外装紙(第2の包装シート)
12a 巻き始め端部
12b 巻き終り端部
13 接着剤層
13a 第1の接着剤層
13b 第2の接着剤層
20 巻取(被包装物、ロール紙)
20a 胴部
101、102、200、201、202 包装材
111 内装紙(第1の包装シート)
121 外装紙(第2の包装シート)

Claims (4)

  1. 円筒形状の被包装物の胴部を覆う包装材であって、
    前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シートと、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シートと、少なくとも前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する接着剤層と、を備え、
    少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、前記接着剤層が、前記第1の包装シートの少なくとも一部と重なるように、前記第2の包装シートの巻き終り端部から、前記第1の包装シートに亘って配置されていることを特徴とする包装材。
  2. 円筒形状の被包装物の胴部を覆う包装材であって、
    前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シートと、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シートと、を備え、
    少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、その重ねられた前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する第1の接着剤層と、前記第2の包装シートの巻き終り端部側に配置される第2の接着剤層とを有することを特徴とする包装材。
  3. 前記円筒形状の被包装物は、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙であることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装材。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の包装材で、円筒形状の被包装物の胴部を覆う包装方法であって、
    前記包装材における第1の包装シートの巻き始め端部を内側に巻き込みつつ、前記第2の包装シートが外側に表れるように、前記胴部を前記包装材で巻いて覆うことを特徴とする包装方法。
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