JP2005212888A - 包装材及び包装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の包装シートと第2の包装シートが積層された際に、第1の包装シートの巻き始め端部と巻き終り端部とが共に、第2の包装シートの巻き始め端部と巻き終り端部より内側となるように配置され、接着剤層が第2の包装シートの巻き終り端部側から第1の包装シートと第2の包装シートの間の少なくとも一部に亘って設けられて、第1の包装シートと第2の包装シートとが接着されている包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部を内側に巻き込みつつ、第2の包装シートが外側に表れるように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、包装を行うこととした。
【選択図】図1
Description
この流通過程において、紙製品が湿度等の環境条件により品質悪化してしまわないように、また、外圧などにより破損してしまわないように、その巻取を防湿紙や包装シート等の包装材で包装する包装方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そのため、作業者が残った内装紙を取り除かねばならず、作業が煩雑になってしまうことや、内装紙が残ったままの巻取が印刷工場のラインに入ってしまい、トラブルが発生することがあった。
円筒形状の被包装物(例えば、巻取20)の胴部(例えば、胴部20a)を覆う包装材(例えば、包装材10)であって、
前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シート(例えば、内装紙11)と、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シート(例えば、外装紙12)と、少なくとも前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する接着剤層(例えば、接着剤層13)と、を備え、
少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部11b)が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、前記接着剤層が、前記第1の包装シートの少なくとも一部と重なるように、前記第2の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部12b)から、前記第1の包装シートに亘って配置されていることを特徴とする。
ここで、周長とは、円柱などの円筒形状物における上面部や下面部である円の円周の長さのことである。
このような包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部(巻き終り端部の反対側の端部)を内側に巻き込むように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が接着剤層により固定されて、包装が行われる。
そして、このように包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断した際に、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
円筒形状の被包装物(例えば、巻取20)の胴部(例えば、胴部20a)を覆う包装材(例えば、包装材200)であって、
前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シート(例えば、内装紙11)と、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シート(例えば、外装紙12)と、を備え、
少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部11b)が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、その重ねられた前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する第1の接着剤層(例えば、接着剤層13a)と、前記第2の包装シートの巻き終り端部(例えば、巻き終り端部12b)側に配置される第2の接着剤層(例えば、接着剤層13b)とを有することを特徴とする。
ここで、周長とは、円柱などの円筒形状物における上面部や下面部である円の円周の長さのことである。
このような包装材を、第1の包装シートを内面側、第2の包装シートを外面側とする配置で、それぞれの包装シートの巻き始め端部(巻き終り端部の反対側の端部)を内側に巻き込むように、包装材を被包装物の胴部に巻き付けることで、第2の包装シートの巻き終り端部が第2の接着剤層により固定されて、包装が行われる。
そして、このように包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断した際に、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに第2の接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは第1の接着剤層により接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
前記円筒形状の被包装物は、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙(例えば、巻取20)であることを特徴とする。
そして、包装されたロール紙から、その包装材を取り除く際、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体に取り除き、回収することができるので、包装材は、取り除きやすくロール紙を覆う包装材とすることができる。
前記包装材における第1の包装シート(例えば、内装紙11)の巻き始め端部(例えば、巻き始め端部11a)を内側に巻き込みつつ、前記第2の包装シートが外側に表れるように、前記胴部を前記包装材で巻いて覆うことを特徴とする。
そして、このように包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断した際に、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除く場合、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
従って、このような包装材は、取り除きやすく被包装物を覆う包装材であるといえる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除く場合、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに第2の接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは第1の接着剤層により接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
従って、このような包装材は、取り除きやすく被包装物を覆う包装材であるといえる。
そして、包装されたロール紙から、その包装材を取り除く際、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体に取り除き、回収することができるので、包装材は、取り除きやすくロール紙を覆う包装材とすることができる。
このように包装された包装材を被包装物から回収する際、被包装物を傷つけないように、その包装材の表層面側1枚分または接着剤で接着された包装材2枚分を切断し、その切断箇所から包装材を剥ぎ取るように、取り除く場合、包装材の表層面側に配置されている第2の包装シートは複数枚に切り分けられてしまうが、それらは互いに接着剤層により接着されているためバラバラに分離することはない。また、第1の包装シートと第2の包装シートとは接着されているので、これらも分離することはない。つまり、包装材の切断後も、第1の包装シートと第2の包装シートとは分離せず、各包装シートは一体となった状態を維持することができる。
よって、被包装物から包装材を取り除く際に、第1の包装シートと第2の包装シートとを一体として、一度に回収することができる。
従って、この包装材を、このように包装する方法は、取り除きやすく被包装物を覆う包装方法であるといえる。
本発明にかかる包装材は、円筒形状の被包装物の胴部を捲回するように覆う包装材であって、特に、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙(巻取)の胴部を覆う包装材を例に説明する。
なお、胴部とは、円柱などの円筒形状物における側面部のことである。また、円筒形状物における平面部である上面部や下面部をコバ面部という。
内装紙11の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長方向に少なくとも1周分巻き付けることができる長さを有している。例えば、内装紙11の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長の1.1倍の長さであり、巻取20の胴部20aに内装紙11を巻き付けた際、その巻き始め端部11aから巻き終り端部11bが1.1周するように、捲回されるようになっている。
なお、周長とは、巻取20において、紙製品がロール状に巻き取る際の中心軸に対し垂直な面での断面における、その外周の長さである。つまり、円柱などの円筒形状物における上面部や下面部である円の円周の長さである。
外装紙12の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長方向に少なくとも1周分巻き付けることができる長さを有し、本実施の形態における包装材10においては少なくとも2周分巻き付けることができる長さを有している。例えば、外装紙12の長手方向の長さは、巻取20の胴部20aの周長の2.5倍の長さであり、巻取20の胴部20aに外装紙12を巻き付けた際、その巻き始め端部12aから巻き終り端部12bが2.5周するように、捲回されるようになっている。
接着剤層13は、外装紙12の巻き終り端部12b側から巻き始め端部12aに向けて設けられており、外装紙12の巻き終り端部12bからその外装紙12に対し重ねられた内装紙11の巻き終り端部11b側との間の一部分に亘るように設けられている。
そして、内装紙11の巻き始め端部11aは、外装紙12の巻き始め端部12aより、その長手方向の内側に、例えば、0〜200mmの位置となるように配置されている(図1中、矢印P参照)。
また、接着剤層13は、外装紙12に対し重ねられた内装紙11との間において、内装紙11の巻き終り端部11bから巻き始め端部11a側に、例えば、100〜200mmに亘るように設けられており、内装紙11と外装紙12とを接着している(図1中、矢印Q参照)。
なお、図2において、包装材10と巻取20の間や、捲回された包装材10間に、空間が生じているように示されているが、図2は包装材10の捲回の状態をわかりやすく示すための説明図であるので、便宜的に空間があるように図示されたためであり、実際には空間はなく、密着するように包装材10が巻取20の胴部20aに捲回されている。
このように、外装紙12の巻き終り端部12bが外装紙12の外面側に接着し、固着されることで、包装材10が、巻取20の胴部20aを覆い、包装するようになる。
なお、巻取20のコバ面部には、コバ面を覆うコバ面カバーを配設することにより、コバ面部を包装してもよい。
なお、包装材10の表側1枚分とは、1枚の外装紙12であること以外に、捲回された外装紙12が接着剤層13を介して接着されて、実質的に1枚のシート部材となったものも含む。
よって、巻取20から包装材10を取り除く際に、内装紙11と外装紙12とを一体として、一度に回収することができる。
なお、3枚に切り分けられた外装紙12の巻き始め端部12a側部分は、図3(b)において図中手前側に配置されるように、また、3枚に切り分けられた外装紙12の巻き終り端部12b側部分は、図3(b)において図中奥側に配置されるように、切り分けられた外装紙12の中央側部分に接着している。
また、内装紙11と外装紙12とがその一部分で接着されて重ねられた構成である包装材10を、上記のように巻き始め端部側から巻取20の胴部20aに巻き付け、巻き終り端部側を接着し、固定するように巻取20を覆う包装方法は、包装した包装材10を取り除きやすい包装方法であるといえる。
このような包装材101でも、包装材10と同様の包装を行うことができる。
このような包装材102でも、包装材10と同様の包装を行うことができる。
このような包装材200を、内装紙11を内面側、外装紙12を外面側とする配置で、それぞれの巻き始め端部(11a、11b)を内側に巻き込むように、包装材200を巻取20の胴部20aに巻き付けることで、外装紙12の巻き終り端部12bが第2の接着剤層13bにより接着、固定されて、包装が行われる。
このような包装材200でも、包装材10と同様の包装を行うことができる。
このような包装材201でも、包装材10(包装材200)と同様の包装を行うことができる。
このような包装材202でも、包装材10(包装材200)と同様の包装を行うことができる。
また、接着剤層として、複数条の接着材層を、包装材(内装紙、外装紙)の長手方向に沿って設けるようにしてもよい。
11 内装紙(第1の包装シート)
11a 巻き始め端部
11b 巻き終り端部
12 外装紙(第2の包装シート)
12a 巻き始め端部
12b 巻き終り端部
13 接着剤層
13a 第1の接着剤層
13b 第2の接着剤層
20 巻取(被包装物、ロール紙)
20a 胴部
101、102、200、201、202 包装材
111 内装紙(第1の包装シート)
121 外装紙(第2の包装シート)
Claims (4)
- 円筒形状の被包装物の胴部を覆う包装材であって、
前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シートと、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シートと、少なくとも前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する接着剤層と、を備え、
少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、前記接着剤層が、前記第1の包装シートの少なくとも一部と重なるように、前記第2の包装シートの巻き終り端部から、前記第1の包装シートに亘って配置されていることを特徴とする包装材。 - 円筒形状の被包装物の胴部を覆う包装材であって、
前記包装材は、前記被包装物の胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第1の包装シートと、その胴部の周長方向に少なくとも1周分巻き付ける第2の包装シートと、を備え、
少なくとも前記第1の包装シートの巻き終り端部が、前記第2の包装シートに重ねられて配置されるとともに、その重ねられた前記第1の包装シートと前記第2の包装シートとを接着する第1の接着剤層と、前記第2の包装シートの巻き終り端部側に配置される第2の接着剤層とを有することを特徴とする包装材。 - 前記円筒形状の被包装物は、紙製品をロール状に巻き取ったロール紙であることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装材。
- 請求項1〜3の何れか一項に記載の包装材で、円筒形状の被包装物の胴部を覆う包装方法であって、
前記包装材における第1の包装シートの巻き始め端部を内側に巻き込みつつ、前記第2の包装シートが外側に表れるように、前記胴部を前記包装材で巻いて覆うことを特徴とする包装方法。
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CN111776832A (zh) * | 2020-07-16 | 2020-10-16 | 湖北亿纬动力有限公司 | 一种极片收卷方式及薄膜分切收卷装置 |
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