JP2005211765A - 健康飲料水並びにその製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ミネラルが豊富で飲みやすく、なお且つ体内にミネラルが吸収されやすい飲料水を提供すること。
【解決手段】 遠赤外線を利用したクラスター処理を行い、またその効果を維持する為に遠赤外線放射波動水又はその希釈液を混入する。
【選択図】 図1
【解決手段】 遠赤外線を利用したクラスター処理を行い、またその効果を維持する為に遠赤外線放射波動水又はその希釈液を混入する。
【選択図】 図1
Description
本発明は「にがり」を使用し、ミネラル豊富で、さらに水分子クラスターが細分化され体内に吸収されやすい健康飲料水並びにその製造装置及び製造方法を提供することを目的とするものである。
「にがり」は海水を汲み上げて塩、塩化ナトリウムを取り除いた液体である。主成分は塩化マグネシウムであるが、塩化カリウム、塩化カルシウムなど80種類ぐらいのミネラルを含むといわれ、健康に気遣う人々に人気がある。しかしながら、「にがり」は「苦汁」と書くようにとても苦く、かなり希釈しても飲みにくい。にがりを購入しても多くの人が続けられずに途中で挫折してしまうのが現状である。
健康によいと分かっていてもその飲みにくさから継続して飲用することができない。そこで飲みやすく、さらに体内にミネラルが効率よく吸収される飲料水を提供する。
本発明の健康飲料水の製造装置は、遠赤外線を放射するセラミックスからなる塊状物乃至粒状物が充填されている充填部と、該充填部に水を循環して送入し送出させるためのポンプと、循環系から水を外部に取り出すための取り出し口と、を有することを特徴とする。
本発明の健康飲料水の製造方法は、遠赤外線を放射するセラミックスからなる塊状物乃至粒状物が充填されている充填部に、水を循環させて該水のクラスターを細分化した後に、遠赤外線を放射する水を混入させることを特徴とする。
本発明の健康飲料水の製造方法は、遠赤外線を放射するセラミックスからなる塊状物乃至粒状物が充填されている充填部に、水を循環させて該水のクラスターを細分化した後に、遠赤外線を放射する水を混入させることを特徴とする。
ここで、上記水としては、水道水、自然の湧水が好適に用いられる。この水は、殺菌され飲料に適した状態のものを用いる。
上記所定のセラミックスが充填された充填部に水を圧送すると、該水はクラスターが細分化した水となる。クラスターが細分化した水にさらに遠赤外線を放射する水(あるいはその希釈水)を混入するとクラスターが細分化した状態が長期にわたり維持され本発明の健康飲料水が得られる。ここにおける「遠赤外線を放射する水」も殺菌が行われた飲料に適した水が用いられる。
最終的な健康170−NMR値(単位Hz)で測定した場合、50Hz〜100Hzになるようにすることが好ましい。より好ましくは50Hz〜60Hzである。この値の制御は、例えば、充填部への水の循環回数、充填されるセラミックスの遠赤外線の強度を調整することにより行えばよい。
上記所定のセラミックスが充填された充填部に水を圧送すると、該水はクラスターが細分化した水となる。クラスターが細分化した水にさらに遠赤外線を放射する水(あるいはその希釈水)を混入するとクラスターが細分化した状態が長期にわたり維持され本発明の健康飲料水が得られる。ここにおける「遠赤外線を放射する水」も殺菌が行われた飲料に適した水が用いられる。
最終的な健康170−NMR値(単位Hz)で測定した場合、50Hz〜100Hzになるようにすることが好ましい。より好ましくは50Hz〜60Hzである。この値の制御は、例えば、充填部への水の循環回数、充填されるセラミックスの遠赤外線の強度を調整することにより行えばよい。
水をセラミックスからなる塊状物乃至粒状物を通過させる構成にしているので、セラミックスから放射される遠赤外線が短時間で水の隅々まで行き渡り水が活性化される。遠赤外線が水のクラスターを細分化するので体内に吸収されやすく、またまろやかな口当たりになる。
セラミックスと、遠赤外線放射波動水(あるいはその希釈液)と、酸化チタン含有水溶液とを混練後、焼成することで、該セラミックスからは大量の遠赤外線が放射され、また、酸化チタンを混入することで触媒効果が期待できる。さらに、珪素を混入することでより一層遠赤外線放射機能が高まる。
遠赤外線放射波動水乃至希釈液を混入することで細分化されたクラスターを長期間維持させることができる。
ミネラル豊富なにがりを混入することで現代人に不足しがちなミネラルを容易に摂取することができる。
はじめに自然湧水などを準備し、濾過および殺菌処理を行う。遠赤外線を多く放出するセラミックス塊状物及び粒状物を充填したクラスター処理装置に該水を圧送することで水のクラスターを細分化する。その後、にがりおよび遠赤外線放射機能波動水乃至その希釈液を適宜混入することで健康飲料水が製造できる。
なお、上記において、遠赤外線放射波動水とは、遠赤外線を放射する水を意味する。その製造方法は、例えば、WO02/081383号公報に記載された方法を用いればよい。
まず、ミネラル含有液を用意する。ミネラル含有液としては、風化珊瑚礁抽出液を用いることが好ましい。なお、風化珊瑚礁の代わりに、トルマリン、麦飯石などを用いても良い。ミネラルとして、Na,Ca,K,Fe,Si,Znの一種以上を含有することが好ましい、特に、遠赤外線放射率を高めるという意味でSiを含有するものが好ましい。例えば、水にミネラル元素を含有せしめたものが用いられる。
抽出液は、風化珊瑚礁を積層したカラム内に水を通過させ濾過することによりミネラル含有液が得られる。なお、抽出過程における液の滴下の速度を遅くし、より効果的に抽出液を得るためには、カラム下部には1mm以下の粉末状、カラム中部には1〜2mm以下の微細粒状、カラム上部には2〜4mmの粉砕状の風化珊瑚礁を充鎮せしめて行うことが好ましい。
カラムに送入する水としては、水道水、純水、超純水、電解水、ミネラルウォーターその他の水を用いることができる。特にミネラルウォーターが好ましい。また、水に超音波を照射することによってクラスター化したものを用いても良い。この場合、純水、超純水に超音波を照射するとよりクラスター化が進むため好ましい。
抽出水に、抽出水に対し酸化チタン0.01〜1.20%(重量%)、珪素粉末0.01〜0.7%(重量%)を混入し原料液とする。なお、好ましくは、酸化チタン0.5〜1.0%(重量%)、珪素粉末0.1〜0.5%(重量%)を混入する。
低周波の波長をかけながら上記原料液の攪拌を行うことが好ましい。周波数は100〜200Hzとし、好ましくは150〜180Hzとする。攪拌については、3000〜20000rpmで2〜10時間とし、好ましくは5〜8時間とする。なお、低周波をかけながら攪拌することによって、活性化された状態の安定化を図ることなどができる。更に上記と平行して光触媒の存在のもとに紫外線を照射する。
光触媒としては、酸化チタンが好ましい。酸化チタンはアナターゼ型の酸化チタン、すなわちペルオキソ酸と過酸化水素でペルオキソ修飾したアナターゼ微粉を含む液(TPXゾル)を用いることが望ましい。なお、TPXゾルとは酸化チタン0.85w%を含有する、ペルオキソチタン酸と二酸化チタンの混合水溶液である。かかる光触媒の存在のもとで400nm以下の紫外線を照射すると水分子間を結合している酸素・水素の結合が切断され、水素結合を失ったH−O−Hが発生する。
紫外線照射時には、400nm以下の紫外線を照射することが好ましい。照射時間としては、0.5〜8時間、好ましくは5〜7時間とする。なお、280nm以下の紫外線を照射すれば、原料液を殺菌することもできる。
また、紫外線照射に続き赤外線0.77〜500μm、好ましくは6〜14μmを10〜120分照射することが好ましい。遠赤外線、特に6〜14μmの遠赤外線を受けると、共鳴振動をおこし、原料液の分子運動が活性化される。
以上により遠赤外線放射波動水が得られる。なお、他の方法により遠赤外線放射波動水を製造してもよい。
自然湧水を濾過装置に通過させて不純物を除去後、UV殺菌処理、熱殺菌処理などを行い人体により安全な水にする。濾過及び殺菌処理については、遠赤外線放射波動水乃至その希釈液及びにがりを混入してから行ってもよい。
図1に本発明で使用するセラミックス塊状物及び粉状物を充填したクラスター処理装置の断面図を示す。ケース1の内部にはポンプ2、濾過部4、充填部6があり、充填部6にはセラミックス塊状物及び粒状物が充填されている。
図中、中抜きの矢印は水の流れを示す。このクラスター処理装置をタンクなどに設置して動かしたとき、水はポンプ2により吸水口3から吸い込まれる。この水はポンプ2の上部で圧縮され、例えばスポンジフィルターでできている濾過部4を通過して充填部6に送られる。そしてセラミックスの塊状物及び粒状物5の表面に接触しながら通過した水は、例えば網目孔になっている吐出口7から排出してタンクなどに戻される。上記圧送、循環を約30分以上繰り返すことでクラスター処理を行う。
次に、細分化されたクラスターを維持する為に遠赤外線放射波動水乃至希釈液を混入攪拌する。好ましくは10,000〜50,000倍に希釈したものを10%以下混入するとよい。
さらに、ミネラル成分を添加する為にがりを5%以下混入する。
このように構成することにより以下のような効果がある。
(1)遠赤外線を利用して水のクラスターを細分化することによりミネラルが体内に吸収されやすくなる。また、にがりの苦味が消え、まろやかで飲用しやすい。
(1)遠赤外線を利用して水のクラスターを細分化することによりミネラルが体内に吸収されやすくなる。また、にがりの苦味が消え、まろやかで飲用しやすい。
ミネラル成分添加についてはにがりの他、コーラルサンドや石灰岩を溶出させるなどしてもよい。また、ミネラル成分の他、薬効があるとされる植物エキスなどを添加してもよい。
(2)本発明ではポンプ2で循環して流れを作り、その流水をセラミックス表面に随時接触させるようにしている。そのため大量のセラミックスを使用したり、長時間浸漬しなくても効率よく遠赤外線を利用したクラスター処理を行うことができる。
セラミックスは、特願2001−109184号公報「遠赤外線放射波動水の製造方法及び遠赤外線波動水」に記載されている機能水を使用することにより製造することができる。
この遠赤外線放射波動水を得るために、まずミネラル含有液を準備する。このミネラル含有液は、例えば風化珊瑚礁を積層したカラム内に水を通過させ濾過することにより得られる。
そして光触媒を準備する。光触媒は酸化チタンが好ましい。特にアナターゼ型の酸化チタン、即ちペルオキソ酸と過酸化水素でペルオキソ修飾したアナターゼ微粉液(TPXゾル)を用いることが望ましい。
ミネラル含有液に光触媒溶液を加えて、400nm以下の紫外線を照射する。このとき水分子間を結合している酸素・水素の結合が切断され、水素結合を失ったH−O−Hが発生して活性化された状態になり、微弱なエネルギーを放射しやすい状態になる。
また、紫外線照射に続いて、赤外線を照射することが望ましい。特に6〜14μmの遠赤外線を照射すると、共鳴振動をおこして原料液の分子運動が活性化される。
上記により得られた遠赤外線放射波動水乃至その希釈液と珪藻土などのセラミックス原料と酸化チタン、珪素を適宜混練焼成することにより遠赤外線を大量に放射するセラミックスが得られる。
(3)上記により得られた遠赤外線放射波動水乃至その希釈液を混入することで、細分化されたクラスターを維持することができる。
(4)にがりを混入することで現代人に不足しがちなミネラルを簡単に摂取することができる。にがりはマグネシウムを始めとして100種類以上のミネラルが含まれており、便秘、鼻炎、アトピー性皮膚炎など様々な効果が認められている。
自然湧水を濾過装置に通過させて不純物を除去後、UV殺菌処理、熱殺菌処理などを行い人体に安全な水にする。濾過及び殺菌処理については、にがり及び遠赤外線放射波動水を混入してから行ってもよい。
セラミックスからなる塊状物乃至粉状物を充填した充填部に上記該水を圧送し、循環を約30分以上繰り返すことで遠赤外線を使用したクラスター処理を行う。
次に、細分化されたクラスターを維持する為に遠赤外線放射波動水乃至その希釈液を混入攪拌する。好ましくは10,000〜50,000倍に希釈したものを10%以下混入するとよい。
健康によいとされるウコンや目薬の木、こんぶなどの植物エキスなどを10%以下混入する。
このように構成することにより以下のような効果がある。
(5)細分化されたクラスターが維持されていることや触媒効果により、腐敗や異臭を放つことなく長期間保存することができる。
(5)細分化されたクラスターが維持されていることや触媒効果により、腐敗や異臭を放つことなく長期間保存することができる。
(6)水のクラスターが細分化されているので有効な成分が体に吸収されやすい。
1 ケース
2 ポンプ
3 吸水口
4 濾過部
5 セラミックスからなる塊状物乃至粒状物
6 充填部
7 吐出口
2 ポンプ
3 吸水口
4 濾過部
5 セラミックスからなる塊状物乃至粒状物
6 充填部
7 吐出口
Claims (8)
- 遠赤外線を放射するセラミックスからなる塊状物乃至粒状物が充填されている充填部と、該充填部に水を循環するためのポンプと、循環系から水を外部に取り出すための取り出し口と、を有することを特徴とする健康飲料水の製造装置。
- 前記セラミックスからなる塊状物乃至粒状物は、セラミックス材料と、遠赤外線放射波動水(又はその希釈水)と酸化チタン含有溶液とを混練後、焼成したものであることを特徴とする請求項1記載の健康飲料水の製造装置。
- 前記混練時に、珪素を含有することを特徴とする請求項2記載の健康飲料水の製造装置。
- 遠赤外線を放射するセラミックスからなる塊状物乃至粒状物が充填されている充填部に、水を循環させて該水のクラスターを細分化した後に、遠赤外線を放射する水を混入させることを特徴とする健康飲料水の製造方法。
- 前記セラミックスからなる塊状物乃至粒状物は、セラミックス材料と、遠赤外線放射波動水(又はその希釈水)と酸化チタン含有溶液とを混練後、焼成したものであることを特徴とする請求項4記載の健康飲料水の製造方法。
- 循環する水に遠赤外線波動水を添加することを特徴とする請求項4又は5記載の健康飲料水の製造方法。
- 請求項4乃至6のいずれか1項記載の方法により製造された健康飲料水。
- にがりを混入しミネラル豊富な飲料水とすることを特徴とする請求項6記載の健康飲料水。
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JP2004020295A JP2005211765A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | 健康飲料水並びにその製造装置及び製造方法 |
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WO2008129591A1 (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Kikuo Tamura | 2液循環攪拌装置 |
WO2012165026A1 (ja) * | 2011-05-28 | 2012-12-06 | 株式会社津田 | 放射性物質に汚染された飲料水の除染方法及び飲料水の浄化装置並びに体内浄化飲料水 |
JP2013099341A (ja) * | 2011-05-31 | 2013-05-23 | Suntory Beverage & Food Ltd | 飲料組成物 |
JP2015211689A (ja) * | 2015-07-09 | 2015-11-26 | 正明 林原 | ミネラル調整水及びその製造方法 |
JP2016215103A (ja) * | 2015-05-18 | 2016-12-22 | ゾン セ ジョン | ミネラル成分含有食塩水の製造方法及び製造装置 |
-
2004
- 2004-01-28 JP JP2004020295A patent/JP2005211765A/ja active Pending
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