JP2005211478A - 自動走行式掃除機 - Google Patents

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    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0238Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using obstacle or wall sensors

Abstract

【課題】 簡易な方式で、コストを低減しつつ、より広範囲な障害物検知範囲を確保することが可能な自動走行式掃除機を提供する。
【解決手段】 パッシブセンサ3を本体1の進行方向側に設ける。パッシブセンサ3は、所定の視野角で一定距離内の対象物の外光に対する反射光を受光し、受光する対象物の反射光の位相差に基づいて対象物との距離を測定する。パッシブセンサ3は、所定の検知可能距離を有し、かつ所定の視野角を有するため、進行方向に対して所定面積の障害物検知範囲を有する。したがって、アクティブセンサと比較して、検知可能距離は長く、また、視野角も極めて広いため単一のパッシブセンサを用いてアクティブセンサより広範囲な障害物検知範囲を確保することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、掃除機本体に自走機能を有し、被掃除面の清掃を自動的に行なう自動走行式掃除機に関するものである。
従来より、掃除機に移動機能を付加して、清掃時の操作性の向上を図った掃除機が開発されている。特に近年では、これにマイクロコンピュータ等および各種センサ類を搭載した、いわゆる自律誘導型の自動走行式掃除機の開発が注目されている。この種の自動走行式掃除機(以下、単に掃除機とも称する)は、運転を開始すると、駆動モータにより駆動される車輪により直進走行を開始する。走行中は、複数のセンサ等により家具などの障害物までの距離を測定し、さらに被掃除面の段差を確認して障害物や段差を回避して走行し、本体底部に設けられた吸込口やブラシ等を用いて被掃除面上に付着した塵埃を吸込み、被掃除面の清掃を自動的に行なう。
一例として、特開平5−84200号公報および特開2003−116758号公報等においては、センサに基づく測距により被掃除面の段差状況を把握して、階段等からの落下を防止して安全な清掃作業を行う自動走行式掃除機が開示されている。
特開平5−84200号公報 特開2003−116758号公報
しかしながら、従来のセンサは、アクティブセンサである赤外線センサや超音波センサであり、本体側から赤外線もしくは超音波を出力し、その反射光線もしくは反射波に基づいて対象物との距離を測定する。これらの赤外線センサおよび超音波センサは、指向性を有しており決まった範囲の角度しか検出できないという特徴を有している。つまり、1個当りのセンサの障害物検知範囲は極めて小さく限定されている。
したがって、より広範囲な障害物検知範囲を得るためには、センサの個数を増大させなければならず、コストが増加すると共に、設置効率も低減する。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであって、簡易な方式で、より広範囲な障害物検知範囲を確保することが可能な自動走行式掃除機を提供することを目的とする。
本発明に係る自動走行式掃除機は、所望の方向に対して本体を移動するための駆動部と、所定の視野角で一定距離内の対象物の反射光を受光し、受光する対象物の反射光の位相差に基づいて対象物との距離を測定するためのセンサと、センサの測定結果に基づいて、対象物との距離を算出し、駆動手段を制御するための制御部とを備える。センサは、反射光の受光量を測定する第1および第2のセル領域を有する。制御部は、第1のセル領域で得られた測定結果と第2のセル領域で得られた測定結果との相対的な差に基づいて対象物との距離を算出する。センサは、所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、横方向に沿って複数の領域に分割される。制御部は、各領域毎に対象物との距離を測定し、センサの障害物検知範囲における全ての領域において、対象物との距離が所定距離以下となった場合には、駆動部に対して停止を指示する。センサは、ライン状に配列される複数のCCD素子を有する。
本発明に係る別の自動走行式掃除機は、所望の方向に対して本体を移動するための駆動部と、所定の視野角で一定距離内の対象物の反射光を受光し、受光する対象物の反射光の位相差に基づいて対象物との距離を測定するためのセンサと、センサの測定結果に基づいて、対象物との距離を算出し、駆動手段を制御するための制御部とを備える。
好ましくは、センサは、反射光の受光量を測定する第1および第2のセル領域を有する。制御部は、第1のセル領域で得られた測定結果と第2のセル領域で得られた測定結果との相対的な差に基づいて対象物との距離を算出する。
好ましくは、センサは、所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、横方向に沿って複数の領域に分割される。制御部は、各領域毎に対象物との距離を測定し、センサの障害物検知範囲における全ての領域において、対象物との距離が所定距離以下となった場合には、駆動部に対して停止を指示する。
好ましくは、センサは、所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、横方向に沿って複数の領域に分割される。制御部は、各領域毎に対象物との距離を測定し、センサの障害物検知範囲における両端の領域において、対象物との距離が所定距離以下となった場合には、駆動部に対して停止を指示し、少なくとも一方の領域において、対象物との距離が所定距離以下となった場合には、駆動部に対して他方の領域側への回避運動を開始するよう指示する。
好ましくは、センサは、ライン状に配列される複数のCCD素子を有する。
好ましくは、センサは、所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の進行領域側である第1の領域と、外側領域側である第2の領域とに分割される。制御部は、第2の領域における対象物との距離を測定し、第2の領域における対象物との距離が所定期間において変化した場合には、第2の領域における対象物との距離が短くなった場合に駆動部に対して停止を指示する。
特に、制御部は、第1の領域における対象物との距離を測定し、第1の領域における対象物との距離が所定距離以下となる場合には、駆動部に対して停止を指示する。
好ましくは、センサは、所定の視野角により進行方向領域の被掃除面との距離を測定するように配置される。制御部は、進行方向領域の被掃除面との距離を測定し、被掃除面との距離が一定距離から変化した場合には、駆動部に対して停止を指示する。
特に、制御部は、対象物との距離が一定距離から長くなった場合には、段差があると判別する。
特に、制御部は、対象物との距離が一定距離から短くなった場合には、障害物があると判別する。
好ましくは、センサは、所定の視野角により本体の進行領域側の被掃除面および本体の外側領域側の対象物を測定するように配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の進行領域側である第1の領域と、外側領域側である第2の領域とに分割される。制御部は、第2の領域における対象物との距離を測定し、第2の領域における対象物との距離が所定期間において変化した場合には、第2の領域における対象物との距離が短くなった場合に駆動部に対して停止を指示する。
特に、制御部は、第1の領域における被掃除面との距離を測定し、被掃除面との距離が変化した場合には、駆動部に対して停止を指示する。
特に、センサは、本体横方向の一端側に設けられ、水平面上の進行方向から所定角度の俯角を有しかつ、本体横方向の他端側を見るように水平面上の進行方向から所定角度斜めにずれて横向きに配置される。
好ましくは、センサは、所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して縦方向の対象物を測定するように配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の縦方向の最大の高さよりも上側領域を検知する第1の領域と、本体の縦方向の最大の高さよりも下側領域を検知する第2の領域とに分割される。制御部は、各第1および第2の領域毎に対象物との距離を測定し、センサの障害物検知範囲における第1の領域において対象物との距離が所定距離以下であり、かつ第2の領域において対象物との距離が所定距離以下の場合に駆動部に対して停止を指示し、第1の領域において、対象物との距離が所定距離以下であり、かつ第2の領域において対象物との距離が所定距離以下でない場合には、駆動部に対して停止を指示しない。
好ましくは、センサは、所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して縦方向および横方向の対象物を測定するように斜め向きに配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の縦方向の最大の高さよりも上側領域を検知する第1の領域と、本体の縦方向の最大の高さよりも下側領域を検知する第2の領域とに分割される。制御部は、各第1および第2の領域毎に対象物との距離を測定し、センサの障害物検知範囲における第1の領域において対象物との距離が所定距離以下であり、かつ第2の領域において対象物との距離が所定距離以下の場合に駆動部に対して停止を指示し、第1の領域において、対象物との距離が所定距離以下であり、かつ第2の領域において対象物との距離が所定距離以下でない場合には、駆動部に対して停止を指示しない。
特に、センサは、所定の視野角により本体の進行領域の被掃除面および進行方向の対象物を測定するように配置される。センサの所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の進行方向側である第1の領域と、本体の進行領域の被掃除面側である第2の領域とに分割される。制御部は、第2の領域における被掃除面との距離を測定し、被掃除面との距離が変化した場合には、駆動部に対して停止を指示する。
特に、制御部は、第1の領域における進行方向側の対象物との距離を測定し、第1の領域における対象物との距離が所定距離以下となる場合には、駆動部に対して停止を指示する。
本願の自動走行式掃除機のセンサは、所定の視野角で対象物との距離を測定するためのセンサと、センサの測定結果に基づいて駆動部を制御する制御部とを含む。すなわち、所定の視野角を有する単一のセンサを用いて障害物等の広範囲な検知が可能であり、コストが低減されるとともに、配置効率も向上させることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に従う自動走行式掃除機(以下、単に掃除機とも称する)の概略図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に従う掃除機は、本体1と、本体の前面すなわち進行方向側に設けられたパッシブセンサ3と、車輪2a,2bと、吸込口6とを備える。パッシブセンサ3は、進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように横向きに配置されている。
パッシブセンサ3は、所定の視野角で一定距離内の対象物の外光に対する反射光を受光し、受光する対象物の反射光の位相差に基づいて対象物との距離を測定する。本例におけるパッシブセンサは、複数のCCD素子(セル)を有し、各CCD素子が一直線に設けられたラインセンサである。
図2は、本発明の実施の形態1に従う掃除機の機構を説明する概念図である。
図2を参照して、本体1内に、掃除機全体を制御する制御部2と、掃除機の位置および進行速度を検出する位置/速度検出部3#と、進行方向に対して右側に設けられた車輪2a,2bを駆動するためのモータ4#と、モータの回転速度および進行方向を制御する駆動制御部9と、掃除機本体の前面の進行方向側に設けられたセンサ3によりセンサ結果を取得するセンサ部8と、制御部2からの指示に応答して吸込口6から被掃除面の塵埃等を吸引するための吸引部7とを備える。なお、図示しないが進行方向に対して左側にも同様の車輪が設けられている。
センサ部8は、制御部2からの指示に応答してセンサ3によって取得したセンサ結果を制御部2に出力する。位置/速度検出部3#は、制御部2からの指示に応答して掃除機の位置および進行動作における速度を検出し、制御部2に出力する。駆動制御部9は、制御部2からの指示に応答してモータ4#の回転速度および進行方向すなわち車輪2a,2b等の方向を制御する。
図3は、本発明の実施の形態に従うセンサ3の障害物検知範囲を説明する概念図である。
センサ3は、所定の検知可能距離を有し、かつ所定の視野角を有するため、進行方向に対して所定面積の障害物検知範囲5を有する。特にパッシブセンサは、アクティブセンサと比較して、検知可能距離は長く、また、視野角も極めて広い。
ここで、まず本発明の実施の形態に従うセンサ3に基づく位相差検出型の測距方式について説明する。
図4は、位相差検出に基づく測距を説明する図である。
図4を参照して、センサ3は、複数のCCD素子(図示せず)を2分割し、センス領域RA,LAとに分割する。また、センサ3は、センス領域RAおよびLAにそれぞれ対応するレンズLE0,LE1を有する。このセンサ3は、レンズLE0により被写体像をセンス領域RAの光電変換素子であるCCD素子上に結像させる。また、レンズLE1により被写体像をセンス領域LAのCCD素子上に結像させる。被写体像は、センス領域RA,LAにおいて相対的にずれた位置に結像する。そして、この結像位置の相対的な差ΔX(位相差)に基づいて距離を求める方式である。
具体的には、被写体までの距離Eは、三角測量により次式により表される。
E=D×F/ΔX
ここで、D:基線長距離、F:レンズの焦点距離である。
したがって、位相差ΔXを計測することにより被写体までの距離Eを算出することができる。
図5は、センス領域RAおよびLAにおいて、光電変換素子であるCCD素子によりA/D変換されたセンサ3の出力電圧を説明する図である。
図5に示されるように、センス領域RAおよびLAにおいて、被写体像に基づく出力電圧波形は相対的な位相差ΔXを有している。
図6は、位相差ΔXの算出を説明する図である。
図6(a)は、センス領域RAおよびLAにおける出力電圧波形と複数のCCD素子のうちの一部の演算領域の素子とを説明する概念図である。
図6(a)に示されるようにセンス領域RAおよびLAにおいて、ある所定の演算領域が指定されてその領域が位相差ΔXの算出に用いることができる。
図6(b)は、図6(a)のセンス領域RAおよびLAにおいて、所定の演算領域における各素子の出力電圧レベルを説明する図である。
図6(b)に示されるように、本例においては、センス領域RAおよびLAにおける各素子毎における出力電圧レベルが示されている。ここでは、一例として8個分のCCD素子を演算領域として指定した場合について説明する。
図6(c)は、センス領域RAと、センス領域LAとにおける出力電圧レベルの総和の相関値を説明する図である。センス領域RAの素子のシフト量が0の場合、1の場合、2の場合・・・と、順順にセンス領域RAの演算領域をシフトさせる。そして、センス領域RAの出力電圧レベルの総和と、センス領域LAの出力電圧レベルの総和との相関値(差分の総和)が最小となるシフト量を算出することにより、位相差ΔXを求めることができる。
具体的には、センス領域RAの素子のシフト量が0の場合、相関値は250である。センス領域RAの素子のシフト量が1の場合、相関値は、150である。センス領域RAの素子のシフト量が2の場合、相関値は0である。センス領域RAの素子のシフト量が3の場合、相関値は、150である。センス領域RAの素子のシフト量が4の場合、相関値は、300である。
図7は、図6で説明した相関値とシフト量との関係を説明する図である。
図7に示されるように、シフト量が2で相関値の最小値を得ることができる。すなわち、素子を2個ずらす距離分の位相差が生じていたことを算出することができる。素子間の距離は既知であるためこのシフト量および既知である素子間距離に基づいて位相差ΔXを算出することができる。すなわち、上記算出に基づき、被写体までの距離Eを求めることができる。なお、算出したシフト量は素子単位であるため、素子上の結像位置を精度よく求めるための補間演算をさらに実行することができる。具体的には、最小相関値を得るシフト量の前後の相関値と最小相関値との傾きに基づいて真の最小相関値のシフト量を算出することも可能である。
センサ3は、上述した方式に基づいて、障害物検知範囲の予め定まった複数のポイントに対する距離Eを求め、得られた距離が所定の閾値よりも短くなった場合にセンサに反応があるとして対象物を検知することができる。
本発明の実施の形態に従う掃除機は、単一のパッシブセンサを用いて広範囲な障害物検知範囲を確保することができる。また、同じ障害物検知範囲を確保するためには複数個のアクティブセンサを設ける必要があるのに対して単一のパッシブセンサで確保することが可能であり、コストを低減するとともに設置効率も向上させることができる。
次に、本発明の実施の形態1に従う制御部2における障害物検知の方式について説明する。
図8は、本発明の実施の形態1に従う障害物検知範囲5を複数のセンサブロックに分割した場合を説明する概念図である。
図8に示されるように、本例においては、一例として6つのセンサブロックSPに分割した場合が示されている。センサブロックSP1〜SP6が示されており、各センサブロックに対して上述した対象物までの距離を測定する。
図9は、本発明の実施の形態1に従う制御部2における障害物検知を実行する場合のフローチャート図である。
図9を参照して、掃除機が動作し、清掃作業が開始(スタート)される(ステップS0)。次に制御部2は、センサに反応があるかどうかを判定する(ステップS1)。センサに反応がない場合にはステップS1を維持し続ける。
一方、センサに反応がある場合には、次にステップS2に進み、制御部2は障害物検知範囲5のすべてのセンサブロックSPにおいて反応があるかどうかを判定する。制御部2は、障害物検知範囲5のすべてのセンサブロックSPにおいて反応がある場合には、壁等の回避困難の障害物と認知する(ステップS3)。そして、制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する(ステップS4)。
ステップS2において、障害物検知範囲5のすべてのセンサブロックSPにおいて反応がない場合にはステップS5に進む。ステップS5において、障害物検知範囲5の両端のセンサブロックSPにおいて共に反応があるかを判定する(ステップS5)。
ステップS5において、障害物検知範囲5の両端のセンサブロックSPにおいて共に反応がある場合には、ステップS3に進み、壁等の回避困難の障害物と認知し、上述したのと同様に制御部2は、進行の停止を指示する。
一方、ステップS5において、障害物検知範囲5の両端のセンサブロックSPにおいて共に反応がない場合には、両端のセンサブロックSPにおいて反応のない方向に対して回避可能な障害物と認知する(ステップS6)。そして、制御部2は、反応のない方向に対して回避運動を開始するように駆動制御部9に指示する(ステップS7)。なお、回避運動は、図示しない記憶部に予め記憶されたプログラムにしたがって運動する。たとえば、障害物検知範囲5内のすべてにおいて、反応がなくなるまで移動するようにプログラムすることができる。
図10は、障害物検知範囲5のすべてのセンサブロックSPにおいて反応がある場合を説明する図である。
図10に示されるようにこの場合、制御部2は、壁等の回避困難の障害物と認知し(ステップS3)、掃除機の進行の停止を指示する(ステップS4)。
図11は、障害物検知範囲5のすべてのセンサブロックSPにおいて反応がない場合を説明する図である。
図11に示されるようにこの場合、障害物検知範囲5の両端のセンサブロックSPにおいて共に反応があるかを判定する(ステップS5)。この場合、センサブロックSP6には反応がないため、センサブロックSP6の方向に対して回避可能な障害物と認知する(ステップS6)。そして、制御部2は、センサブロックSP6の方向に対して回避運動の開始を駆動制御部9に対して指示する(ステップS7)。
本発明に従う障害物検知の方式により、単一のパッシブセンサを用いて壁等の回避困難な障害物か回避可能な障害物か否かの障害物の形状を判定することができる。
(実施の形態1の変形例)
上記においては、センサ3を用いて、進行方向の正面の障害物等を検知する方式について説明した。本実施の形態1の変形例においては、進行方向の側面の障害物たとえば進行方向に対して平行して設けられている壁等を検知することが可能な障害物検知の方式について説明する。
図12は、本発明の実施の形態1の変形例に従う自動走行式掃除機の概略図である。
図12を参照して、図1で説明した本発明の実施の形態1に従う掃除機の構成と比較して異なる点は、センサ3を本体の側面方向に移動した点である。その他の点は、同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
図13は、本発明の実施の形態1の変形例に従う自動走行式掃除機のセンサ3の障害物検知範囲5を説明する概念図である。
図13に示されるように、障害物検知範囲5は、自動走行式掃除機の本体幅すなわち本体の進行領域側よりも内側のセンサブロック5aと、本体の進行領域側よりも外側のセンサブロック5bとに分割されている。
本発明の実施の形態1の変形例においては、センサブロック5aを用いて掃除機の進行方向正面の障害物を検知するとともに、センサブロック5bを用いて掃除機の本体幅よりも外側の側面方向の壁等の障害物を検知する。
図14は、本発明の実施の形態1の変形例に従う制御部2における障害物検知を実行する場合のフローチャート図である。
上述したように掃除機が動作し、清掃作業が開始(スタート)される(ステップS30)。次に、制御部2は、障害物検知範囲5のセンサブロック5bに反応があるかを判定する(ステップS31)。ステップS31において、センサブロック5bに反応がない場合にはステップS31にとどまる。ステップS31において、センサブロック5bに反応がある場合には、センサに反応する対象物との距離が所定期間において変化したか判定する(ステップS32)。
ステップS32において、センサブロック5bに反応する対象物との距離が所定期間において変化しない場合には、壁に対して併進していると認知する(ステップS33)。掃除機は、進行を続行する(ステップS34)。すなわち、制御部2は駆動制御部9に対して進行の停止を指示しない。そして、最初のステップS31に戻る。
一方、ステップS32において、センサブロック5bに反応する対象物との距離が所定期間において変化する場合には、センサに反応する対象物との距離が短くなったかを判定する(ステップS35)。
ステップS35において、センサに反応する対象物との距離が短くなった場合には壁との距離が近づいていると認知する(ステップS36)。そして、制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する(ステップS37)。
一方、ステップS35において、センサに反応する対象物との距離が短くなっていない場合、すなわち長くなった場合には、壁との距離が離れていると認知する(ステップS38)。そして、上記で説明したステップS34に進む。
図15は、図14で説明したフローチャート図を用いて側面方向の壁を検知する場合を説明する概念図である。
図15(a)は、掃除機が壁に対して併進している場合を説明する図である。
この場合、図14のフローチャート図におけるステップS31において、障害物検知範囲5のセンサブロック5bに反応があるため、次のステップに進み、センサに反応する対象物との距離が所定期間において変化したかを判定する(ステップS32)。この場合、対象物との距離は所定期間において変化しないため、壁に対して併進していると認知する(ステップS33)。そしてステップS34に進み、最初のステップS31に戻る。
図15(b)は、掃除機と壁との距離が近づいている場合を説明する図である。
この場合、図14のフローチャート図における上述したステップS31、ステップS32に進み、センサに反応する対象物との距離が所定期間において変化したかを判定する。ステップS32において、センサに反応する対象物との距離が所定期間において変化するため次のステップS35に進み、センサに反応する対象物との距離が短くなったかを判定する(ステップS35)。ステップS35において、センサに反応する対象物との距離が短くなっているため壁との距離が近づいていると認知する(ステップS36)。そしてステップ37に進み、制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する。
図15(c)は、掃除機と壁との距離が離れていく場合を説明する図である。
この場合、図14のフローチャート図における上述したステップS31、ステップS32に進み、センサに反応する対象物との距離が変化したかを判定する。ステップS32において、センサに反応する対象物との距離が所定期間において変化するため次のステップS35に進み、センサに反応する対象物との距離が短くなったかを判定する(ステップS35)。ステップS35において、センサに反応する対象物との距離が短くなっていないすなわち長くなっているためステップS38に進み、壁との距離が離れていると認知する(ステップS38)。そして、上述したようにステップS34に進み掃除機の進行を続行する。
したがって、本発明の実施の形態1の変形例に従う障害物検知の方式により、障害物検知範囲5のセンサブロック5bを用いて併進する壁、近づいてくる壁、離れていく壁を判別することができる。
また、障害物検知範囲5のセンサブロック5aを用いて、掃除機の進行方向側の障害物の検出を実行することができる。すなわち、従来では、進行方向側、側面方向側の障害物を検出する際それぞれに対してセンサを配置する必要があるが本実施の形態1の変形例の構成により単一のパッシブセンサを用いることによりその検出が可能であり、コストが低減されると共に設置効率も向上させることができる。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1においては、進行方向側にある障害物および併進する壁等を検知する場合について説明した。本発明の実施の形態2においては、進行方向側にある段差および障害物を検出することが可能な障害物検知の方式について説明する。
図16は、本発明の実施の形態2に従う自動走行式掃除機の概略図である。
図16を参照して、本例においては、センサ3を、進行方向領域の被掃除面を検知するように下向きに配置する。具体的には、センサ3は、横向きであり、かつ水平面上の進行方向から所定角度の俯角αを有するように配置している。
図17は、本発明の実施の形態2に従う段差等の障害物を検出するための障害物検知の方式を説明するフローチャート図である。
図17を参照して、上述したように掃除機が動作し、清掃作業が開始(スタート)される(ステップS10)。次に、制御部2は、センサ3に反応する対象物ここでは被掃除面との距離が所定距離から変化したかを判定する(ステップS11)。ステップS11において、センサ3に反応する対象物との距離が所定距離から変化しない場合には、ステップS11にとどまる。
一方、ステップS11において、センサ3に反応する対象物との距離が所定距離から変化した場合には、次のステップに進み、センサに反応する対象物との距離が長くなったかを判定する(ステップS12)。ステップS12において、センサに反応する対象物との距離が長くなった場合には段差ありと認知する(ステップS13)。そして、制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する(ステップS14)。
ステップS12において、センサに反応する対象物との距離が長くなっていない場合すなわち短くなった場合には障害物ありと認知する(ステップS15)。次に、制御部2は駆動制御部9に対して進行の停止を指示する(ステップS16)。
図18は、図17で説明したフローチャート図に基づいて段差等の障害物を検知する場合を説明する図である。
図18(a)は、センサ3が下向きに取付けられ、被掃除面に対する距離を測定している概念図である。したがって、通常時においては、センサ3から被掃除面に対する距離は所定距離であり変化しない。
図18(b)は、進行方向側に障害物である段差がある場合を説明する図である。
本例においては、図17のフローチャート図を用いて、ステップS11において、センサ3に反応する対象物との距離が所定距離から変化する。そして、次のステップに進み、センサに反応する対象物との距離が長くなったかを判定する(ステップS12)。本例においては、図示されるようにセンサに反応する対象物との距離が長くなるため、ステップS13に進み、段差ありと認知する(ステップS13)。そして、制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する(ステップS14)。
図18(c)は、進行方向側に障害物がある場合を説明する図である。
本例においては、図17のフローチャート図を用いて、ステップS11において、センサ3に反応する対象物との距離が所定距離から変化する。そして、次のステップに進み、センサに反応する対象物との距離が長くなったかを判定する(ステップS12)。本例においては、図示されるようにセンサに反応する対象物との距離が長くならなかった場合すなわち短くなった場合であるため、ステップS15に進み障害物ありと認知する。そして、制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する(ステップS16)。
したがって、本発明の実施の形態2に従う障害物検知の方式により、進行方向側にある段差および障害物を検出することができる。特に、本発明の実施の形態2に従う障害物検知は、所定の視野角を有するパッシブセンサを用いるため広範囲な障害物検知が可能である。
(実施の形態3)
上記の実施の形態2においては、被掃除面における段差等の障害物検知の方式について説明した。本発明の実施の形態3においては、掃除機の本体上部の障害物を検知する方式について説明する。
図19は、本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機の概念図である。
図19を参照して、センサ3は、縦向きに自動走行式掃除機の進行方向側前面の上部に配置し、掃除機本体の高さよりも上部の領域でありかつ縦方向の対象物を検知することができるように配置している。
図20は、図19におけるセンサ3における障害物検知範囲5を説明する概念図である。
図20においては、障害物検知範囲5は、掃除機本体の最大の高さよりも上部の領域を検知するセンサブロック5cと、残りの下部の領域を検知する5dとに分割される。
図21は、本発明の実施の形態3に従う掃除機の本体上部の障害物検知の方式について説明するフローチャート図である。
図21を参照して、上述したように掃除機が動作し、清掃作業が開始(スタート)される(ステップS20)。次に、制御部2は、障害物検知範囲5のセンサブロック5cにおいて反応があるかを判定する(ステップS21)。ステップS21において、障害物検知範囲5のセンサブロック5cにおいて反応がある場合には、上部領域に障害物ありと認知する(ステップS21a)。次に、障害物検知範囲5のセンサブロック5dにおいて反応があるかを判定する(ステップS22)。ステップS22において、障害物検知範囲5のセンサブロック5dにおいて反応がある場合には通行不能な障害物と認知する(ステップS23)。そして制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する(ステップS24)。
一方、ステップS22において、障害物検知範囲5のセンサブロック5dにおいて反応がない場合には通行可能な障害物と認知する(ステップS25)。そして、進行を続行する(ステップS26)。
図22は、図21で説明したフローチャート図に基づいて本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機が上部領域の障害物の検知方式について説明する図である。
図22(a)は、本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機にセンサ3が配置され、進行方向および上部領域に対して距離を測定している概念図である。具体的には、上述したように、センサブロック5cを用いて、本体の最大の高さよりも上部の領域を検知し、センサブロック5dを用いて、本体の最大の高さよりも下部の領域を検知する。
図22(b)は、前方に通行不可能な上部領域の障害物等がある場合を説明する図である。
図21のフローチャート図を用いて、ステップS21においてセンサブロック5cにおいて反応があるため、上部領域に障害物ありと認知する(ステップS21a)。次に、ステップS22に進み、障害物検知範囲5のセンサブロック5dにおいて反応があるかを判定する。本例においては障害物検知範囲5のセンサブロック5dにおいて反応があるため通行不能な障害物と認知し(ステップS23)、制御部2は、駆動制御部9に対して掃除機の進行の停止を指示する(ステップS24)。
図22(c)は、前方に通行可能な上部領域の障害物等がある場合を説明する図である。
図21のフローチャート図を用いて、ステップS21においてセンサブロック5cにおいて反応があるため、上部領域に障害物ありと認知する(ステップS21a)。次に、ステップS22に進み、障害物検知範囲5のセンサブロック5dにおいて反応があるかを判定する。本例においては障害物検知範囲5のセンサブロック5dにおいて反応がないため通行可能な障害物と認知し(ステップS25)、自動走行式掃除機は進行を続行する。
なお、上記においては、上部の領域にある障害物を検知する場合について説明したが、障害物検知範囲のセンサブロック5dを用いて進行方向に対する障害物を検知することも可能である。
したがって、本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機の障害物検知の方式により、掃除機本体の最大の高さよりも上部の領域にある障害物を検知して、通行可能か通行不能かどうかを判別することができ、効率的な清掃作業を実行することができる。
図23は、図19で説明した本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機の他の構成である。
図23を参照して、本例の掃除機の構成は、図19の掃除機の構成と比較して、縦方向に配置したセンサ3を斜めに傾けて配置した点が異なる。その他の点は同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
図24は、図23で説明したセンサ3における障害物検知範囲5を説明する概念図である。
図24に示されるように本例においては、センサ3が縦方向ではなく斜めに傾けて配置しているため、障害物検知範囲5は本体の高さ方向の範囲のみならず本体の横幅の方向に対しても視野角を有するすなわち検知可能となる。
したがって、図21のフローチャート図に従う検知方式を実行する際、図19で説明した掃除機よりも本体の横幅の方向に対する検知が可能となり、横幅方向に対してより広範囲に上部領域に対する検知が可能となる。
(実施の形態3の変形例)
図25は、本発明の実施の形態3の変形例に従う自動走行式掃除機の概略構成図である。
図25を参照して、本発明の実施の形態3の変形例に従う掃除機は、図19で説明した掃除機と比較して、センサ3を進行方向前面の下部に設けた点が異なる。具体的には、センサ3を縦向きに配置している。
図26は、図25に示される本発明の実施の形態3の変形例に従う障害物検知範囲5を説明する概念図である。
図26を参照して、本例においては、障害物検知範囲5は、進行方向側を検知するセンサブロック5eと、被掃除面4を検知するセンサブロック5fとに分割されている。
このセンサブロック5fに対して、図17で説明したフローチャート図に従う検知方式を適用することにより、被掃除面4状の段差判別等を検知することが可能となる。
また、センサブロック5eを用いて、進行方向側にある障害物等を検知することが可能となる。
したがって、従来では、進行方向側、被掃除面方向側の障害物を検出する際それぞれに対してセンサを配置する必要があるが本実施の形態3の変形例の構成により単一のパッシブセンサを用いることによりその検出が可能であり、コストが低減されると共に設置効率も向上させることができる。
(実施の形態4)
上記の実施の形態1の変形例の構成においては、進行方向側と側面方向の併進する壁等を検知する方式について説明した。本実施の形態4においては、進行方向側の段差と側面方向の併進する壁等を検知する場合について説明する。
図27は、本発明の実施の形態4に従う自動走行式掃除機の概念図である。
図27を参照して、ここでは2つのセンサ3aと3bとが進行方向側の前面の一端および他端側にそれぞれ設けられている。具体的には、センサ3aは、前面の一端側に設けられ、水平面上の進行方向から所定角度の俯角を有しかつ、前面の他端側を見るように水平面上の進行方向から所定角度斜めにずれて横向きに配置している。センサ3bは、前面の他端側に設けられ、水平面上の進行方向から所定角度の俯角を有しかつ、前面の一端側を見るように水平面上の進行方向から所定角度斜めにずれて横向きに配置している。さらに2つのセンサ3aと3bとは本体上部から見て視野方向が互いに交差するように配置している。
図28は、図27におけるセンサ3aが検知する障害物検知範囲5を説明する概念図である。
図28に示されるように、障害物検知範囲5は、掃除機本体の内側の領域でありかつ被掃除面を検知するセンサブロック5aと、掃除機本体の外側の領域を検知するセンサブロック5bとに分割された構成が示されている。したがって、センサブロック5aにおいて、図17で説明した段差等の障害物を検知する方式を適用し、センサブロック5bに対して、図14で説明した併進する壁等の側面方向の障害物を検知する方式を適用する。
従来では、被掃除面方向側の段差等の障害物および側面方向側の併進する壁等を検出する際それぞれに対してセンサを配置する必要があるが本実施の形態4に従う自動走行式掃除機の構成により単一のパッシブセンサを用いることによりその検出が可能であり、コストが低減されると共に設置効率も向上させることができる。
また、本実施の形態4に従うセンサ3aは、前面の一端側に設けられ、水平面上の進行方向から所定角度の俯角を有しかつ、前面の他端側を見るように配置している。これは、一般的にセンサは、至近距離に対するセンス反応が悪化する傾向にある。したがって、本構成にすることにより、センサ3aから障害物検知範囲までには十分な距離を確保することができ、十分な精度で検知することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う自動走行式掃除機の概略図である。 本発明の実施の形態1に従う掃除機の機構を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に従うセンサ3の障害物検知範囲を説明する概念図である。 位相差検出に基づく測距を説明する図である。 センス領域RAおよびLAにおいて、光電変換素子であるCCD素子によりA/D変換されたセンサ3の出力電圧を説明する図である。 位相差ΔXの算出を説明する図である。 図6で説明した相関値とシフト量との関係を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従う障害物検知範囲5を複数のセンサブロックに分割した場合を説明する概念図である。 本発明の実施の形態1に従う制御部2における障害物検知を実行する場合のフローチャート図である。 障害物検知範囲5のすべてのセンサブロックSPにおいて反応がある場合を説明する図である。 障害物検知範囲5のすべてのセンサブロックSPにおいて反応がない場合を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例に従う自動走行式掃除機の概略図である。 本発明の実施の形態1の変形例に従う自動走行式掃除機のセンサ3の障害物検知範囲5を説明する概念図である。 本発明の実施の形態1の変形例に従う制御部2における障害物検知を実行する場合のフローチャート図である。 図14で説明したフローチャート図を用いて側面方向の壁を検知する場合を説明する概念図である。 本発明の実施の形態2に従う自動走行式掃除機の概略図である。 本発明の実施の形態2に従う段差等の障害物を検出するための障害物検知の方式を説明するフローチャート図である。 図17で説明したフローチャート図に基づいて段差等の障害物を検知する場合を説明する図である。 本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機の概念図である。 図19におけるセンサ3における障害物検知範囲5を説明する概念図である。 本発明の実施の形態3に従う掃除機の本体上部の障害物検知の方式について説明するフローチャート図である。 図21で説明したフローチャート図に基づいて本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機が上部領域の障害物の検知方式について説明する図である。 図19で説明した本発明の実施の形態3に従う自動走行式掃除機の他の構成である。 図23で説明したセンサ3における障害物検知範囲5を説明する概念図である。 本発明の実施の形態3の変形例に従う自動走行式掃除機の概略構成図である。 図25に示される本発明の実施の形態3の変形例に従う障害物検知範囲5を説明する概念図である。 本発明の実施の形態4に従う自動走行式掃除機の概念図である。 図27におけるセンサ3aが検知する障害物検知範囲5を説明する概念図である。
符号の説明
1 自動走行式掃除機本体、2a,2b 車輪、3,3a,3b パッシブセンサ、4 被掃除面、5 障害物検知範囲、5a,5b,5c,5d,5e,5f,SP1〜SP6 センサブロック、6 吸込口、7 吸引部、8 センサ部、9 駆動制御部。

Claims (18)

  1. 所望の方向に対して本体を移動するための駆動部と、
    所定の視野角で一定距離内の対象物の反射光を受光し、受光する前記対象物の反射光の位相差に基づいて前記対象物との距離を測定するためのセンサと、
    前記センサの測定結果に基づいて、前記対象物との距離を算出し、前記駆動手段を制御するための制御部とを備え、
    前記センサは、前記反射光の受光量を測定する第1および第2のセル領域を有し、
    前記制御部は、第1のセル領域で得られた測定結果と第2のセル領域で得られた測定結果との相対的な差に基づいて前記対象物との距離を算出し、
    前記センサは、前記所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、前記横方向に沿って複数の領域に分割され、
    前記制御部は、各前記領域毎に前記対象物との距離を測定し、前記センサの障害物検知範囲における全ての領域において、前記対象物との距離が所定距離以下となった場合には、前記駆動部に対して停止を指示し、
    前記センサは、ライン状に配列される複数のCCD素子を有する、自動走行式掃除機。
  2. 所望の方向に対して本体を移動するための駆動部と、
    所定の視野角で一定距離内の対象物の反射光を受光し、受光する前記対象物の反射光の位相差に基づいて前記対象物との距離を測定するためのセンサと、
    前記センサの測定結果に基づいて、前記対象物との距離を算出し、前記駆動手段を制御するための制御部とを備える、自動走行式掃除機。
  3. 前記センサは、前記反射光の受光量を測定する第1および第2のセル領域を有し、
    前記制御部は、第1のセル領域で得られた測定結果と第2のセル領域で得られた測定結果との相対的な差に基づいて前記対象物との距離を算出する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  4. 前記センサは、前記所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、前記横方向に沿って複数の領域に分割され、
    前記制御部は、各前記領域毎に前記対象物との距離を測定し、前記センサの障害物検知範囲における全ての領域において、前記対象物との距離が所定距離以下となった場合には、前記駆動部に対して停止を指示する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  5. 前記センサは、前記所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、前記横方向に沿って複数の領域に分割され、
    前記制御部は、各前記領域毎に前記対象物との距離を測定し、前記センサの障害物検知範囲における両端の領域において、前記対象物との距離が所定距離以下となった場合には、前記駆動部に対して停止を指示し、前記少なくとも一方の領域において、前記対象物との距離が所定距離以下となった場合には、前記駆動部に対して前記他方の領域側への回避運動を開始するよう指示する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  6. 前記センサは、ライン状に配列される複数のCCD素子を有する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  7. 前記センサは、前記所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して横方向の対象物を測定するように配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の進行領域側である第1の領域と、外側領域側である第2の領域とに分割され、
    前記制御部は、前記第2の領域における対象物との距離を測定し、前記第2の領域における対象物との距離が所定期間において変化した場合には、前記第2の領域における対象物との距離が短くなった場合に前記駆動部に対して停止を指示する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  8. 前記制御部は、前記第1の領域における対象物との距離を測定し、前記第1の領域における対象物との距離が所定距離以下となる場合には、前記駆動部に対して停止を指示する、請求項7記載の自動走行式掃除機。
  9. 前記センサは、前記所定の視野角により進行方向領域の被掃除面との距離を測定するように配置され、
    前記制御部は、前記進行方向領域の被掃除面との距離を測定し、前記被掃除面との距離が一定距離から変化した場合には、前記駆動部に対して停止を指示する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  10. 前記制御部は、前記対象物との距離が前記一定距離から長くなった場合には、段差があると判別する、請求項9記載の自動走行式掃除機。
  11. 前記制御部は、前記対象物との距離が前記一定距離から短くなった場合には、障害物があると判別する、請求項9記載の自動走行式掃除機。
  12. 前記センサは、前記所定の視野角により本体の進行領域側の被掃除面および本体の外側領域側の対象物を測定するように配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の進行領域側である第1の領域と、外側領域側である第2の領域とに分割され、
    前記制御部は、前記第2の領域における対象物との距離を測定し、前記第2の領域における対象物との距離が所定期間において変化した場合には、前記第2の領域における対象物との距離が短くなった場合に前記駆動部に対して停止を指示する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  13. 前記制御部は、前記第1の領域における被掃除面との距離を測定し、前記被掃除面との距離が変化した場合には、前記駆動部に対して停止を指示する、請求項12記載の自動走行式掃除機。
  14. 前記センサは、本体横方向の一端側に設けられ、水平面上の進行方向から所定角度の俯角を有しかつ、本体横方向の他端側を見るように水平面上の進行方向から所定角度斜めにずれて横向きに配置される、請求項12記載の自動走行式掃除機。
  15. 前記センサは、前記所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して縦方向の対象物を測定するように配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の縦方向の最大の高さよりも上側領域を検知する第1の領域と、本体の縦方向の最大の高さよりも下側領域を検知する第2の領域とに分割され、
    前記制御部は、各前記第1および第2の領域毎に前記対象物との距離を測定し、前記センサの障害物検知範囲における前記第1の領域において前記対象物との距離が所定距離以下であり、かつ前記第2の領域において前記対象物との距離が所定距離以下の場合に前記駆動部に対して停止を指示し、前記第1の領域において、前記対象物との距離が所定距離以下であり、かつ前記第2の領域において前記対象物との距離が所定距離以下でない場合には、前記駆動部に対して停止を指示しない、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  16. 前記センサは、前記所定の視野角により進行方向に垂直な面に対して縦方向および横方向の対象物を測定するように斜め向きに配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の縦方向の最大の高さよりも上側領域を検知する第1の領域と、本体の縦方向の最大の高さよりも下側領域を検知する第2の領域とに分割され、
    前記制御部は、各前記第1および第2の領域毎に前記対象物との距離を測定し、前記センサの障害物検知範囲における前記第1の領域において前記対象物との距離が所定距離以下であり、かつ前記第2の領域において前記対象物との距離が所定距離以下の場合に前記駆動部に対して停止を指示し、前記第1の領域において、前記対象物との距離が所定距離以下であり、かつ前記第2の領域において前記対象物との距離が所定距離以下でない場合には、前記駆動部に対して停止を指示しない、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  17. 前記センサは、前記所定の視野角により本体の進行領域の被掃除面および進行方向の対象物を測定するように配置され、
    前記センサの前記所定の視野角を有する障害物検知範囲は、本体の進行方向側である第1の領域と、本体の進行領域の被掃除面側である第2の領域とに分割され、
    前記制御部は、前記第2の領域における被掃除面との距離を測定し、前記被掃除面との距離が変化した場合には、前記駆動部に対して停止を指示する、請求項2記載の自動走行式掃除機。
  18. 前記制御部は、前記第1の領域における進行方向側の対象物との距離を測定し、前記第1の領域における対象物との距離が所定距離以下となる場合には、前記駆動部に対して停止を指示する、請求項17記載の自動走行式掃除機。
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