JP2005211410A - 弾球遊技機 - Google Patents

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泰弘 平野
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Abstract

【課題】 入球口への興味を持続させることが可能な弾球遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の遊技機によれば、保留記憶数が限度数(4つ)になった状態での始動入賞口14への入球数(不成立数)は、保留記憶数と合計されて表示装置26に表示される。つまり、保留記憶数が限度数になった状態で始動入賞口14へ入球した場合でも、表示装置26において丸形図形Qの数が増えるので、保留記憶数が限度数となった後でも、遊技者に始動入賞口14への入球に対して興味を持続させることができる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
従来より、遊技の当否判定結果を表示装置にて表示している最中に入球口に遊技球が入球した場合には、その入球による当否判定に係わる情報を一時的に保留記憶する弾球遊技機がある(例えば、特許文献1参照)。この弾球遊技機では、保留数が表示装置にて表示されていた。
特開2003−144708号公報([0044]、図11)
ところで、上述した従来の弾球遊技機では、一般に、保留数に上限数(例えば、4つ)が設定されている。そして、保留数が上限数となると、入球口に遊技球が入球しても保留数の表示が増加しないため、遊技者は入球口への入球に対して興味が薄れてしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、入球口への興味を持続させることが可能な弾球遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る弾球遊技機は、判定条件成立に起因して遊技の当たり外れを判定する判定手段と、判定手段による判定結果を表示する判定結果表示手段と、判定結果表示手段において複数の判定画像を所定変動パターンにて設定期間変動表示させた後に、判定結果に対応する判定画像を確定停止表示させる画像表示制御手段と、遊技球を入球させるための入球口と、入球口に遊技球が入球したことを起因として判定条件を成立させて、判定手段により遊技の当たり外れを判定すると共に、判定結果が当たりであることを契機に通常遊技よりも有利な価値を遊技者に付与する特別遊技を実行するように構成され、判定条件の成立に応じて、未表示の判定結果の数としての判定表示保留数を加算する一方、判定画像が所定変動パターンにて変動表示或いは確定停止表示される毎に、判定表示保留数を減算する判定表示保留数演算手段と、判定表示保留数演算手段による演算結果を更新記憶する判定表示保留数記憶手段と、判定表示保留数記憶手段に記憶されている判定表示保留数が所定限度数の状態における入球口への入球については、判定条件を不成立とする判定条件成立制限手段と、判定条件成立制限手段により判定条件を不成立とされた入球数を不成立数として所定上限数まで加算する一方、不成立数減算条件が成立する毎に不成立数を減算する不成立数演算手段と、不成立数演算手段による演算結果を更新記憶する不成立数記憶手段と、判定表示保留数記憶手段に記憶されている判定表示保留数と不成立数記憶手段に記憶されている不成立数との合計を、合計数表示手段にて認識可能に更新表示させる合計数表示制御手段と、不成立数記憶手段に記憶された不成立数が1以上である場合には、1つの所定変動パターンの中で、判定結果と不成立数を超えない数の擬似判定結果とが表示されるように、複数の表示態様を設定する変動態様設定手段とを備え、複数の表示態様のうち、擬似判定結果を表示する表示態様が表示された場合に、不成立数減算条件が成立して、不成立数演算手段によって不成立数が減算されるようにしたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、合計数表示手段とは別に、判定表示保留数記憶手段に記憶された判定表示保留数のみを表示する判定表示保留数表示手段を設けたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の弾球遊技機において、複数の表示態様のうち、擬似判定結果を表示する表示態様は、判定画像が確定停止表示する前に一時的に仮停止表示する仮停止表示態様であり、合計数表示手段における表示の変更は、判定画像が仮停止表示した後、再変動表示を開始する際に行われたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機において、合計数表示手段は、同一の複数の発光体により構成され、判定表示保留数と不成立数との合計は、複数の発光体の点灯数で表示されたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、合計数表示手段は、画像を表示する表示装置で構成され、判定表示保留数と不成立数との合計は、図形画像の数又は数字を表した画像によって表示された請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機において、ところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の弾球遊技機において、遊技内容を決定する乱数を備え、判定条件は、入球口への入球に起因した乱数の取得によって成立するところに特徴を有する。
請求項7に係る弾球遊技機は、始動入賞口への遊技球の入球に応じて発生する保留情報の数を表示するための保留情報数表示手段と、保留情報を使用して遊技の当否判定を行う判定手段と、報知条件が成立したときに複数の判定画像を変動表示した後に確定停止表示し、その確定停止表示された判定画像の組み合わせにより、当否判定の結果を報知する判定結果表示手段とを備えた遊技機において、保留情報数表示手段は、保留情報の数が所定の限度数となった状態で始動入賞口に遊技球が入球して発生する擬似保留情報の数と保留情報の数との合計数を表示するように構成され、判定結果表示手段は、擬似保留情報の数と保留情報の数との合計数が限度数を超えた場合には、変動表示を開始してから確定停止表示させるまでの間に、擬似保留情報の数分の擬似表示態様を含めるように構成され、判定結果表示手段が擬似表示態様を切り替えるときに、擬似保留数の数を減らす擬似保留情報数減算手段を備えたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載の弾球遊技機において、擬似表示態様は、複数の判定画像を所定の組み合わせにして微動させる仮停止表示態様であるところに特徴を有する。
[請求項1,2,5,6の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、判定表示保留数が所定限度数に達した状態で更に入球口へ入球した場合は、その入球数(不成立数)と判定表示保留数との合計が合計数表示手段にて表示される。つまり、判定表示保留数が限度数の状態でも、更なる入球口への入球によって合計数表示手段における表示数が増える。これにより、判定表示保留数の限度数を、従来の弾球遊技機よりも多く見せることができ、判定表示保留数が限度数になった後でも、遊技者に入球口への入球に対する興味を持続させることができる。
また、不成立数が1以上である場合には、1つの変動パターンの中で、判定手段による判定結果と不成立数を超えない数の擬似判定結果とが表示される。つまり、判定条件が不成立となった入球分については、判定手段による判定結果とは無関係な擬似判定結果が表示される。しかも、擬似判定結果を表示する表示態様が表示されたときに合計数表示手段における表示数が1つ減るので、あたかも判定表示保留数が限度数になった後での入球についても、遊技の当たり外れが判定され、判定結果が判定画像によって表示されたように見せることができる。これにより、判定表示保留数が限度数になった後でも、遊技者に入球口への入球に対する興味を持続させることができる。ここで、合計数表示手段とは別に、判定表示保留数のみを表示する判定表示保留数表示手段を設けてもよい(請求項2の発明)。また、判定表示保留数と不成立数との合計は、図形画像の数又は数字を表した画像によって表示してもよい(請求項5の発明)。更に、判定条件は、入球口への入球に起因した乱数の取得によって成立するようにしてもよい(請求項6の発明)。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、判定画像が仮停止表示するので、あたかも判定表示保留数が限度数の状態での入球に基づいて、判定画像が変動表示した後で確定停止表示したように見せることができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、判定表示保留数と不成立数とを区別することが困難となり、発光体の点灯数が、あたかも判定表示保留数を表しているように見せることができる。即ち、判定表示保留数の限度数を、実際の限度数よりも多く見せることができる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、保留情報数表示手段では、保留情報数と、保留情報数が限度数の状態で始動入賞口に入球して発生する擬似保留情報数との合計数が表示されるので、保留情報が限度数の状態でも、始動入賞口への入球によって保留数表示手段における表示数が増える。これにより、保留情報数の限度数を従来の弾球遊技機よりも多く見せることができ、保留情報数が限度数になった状態でも、遊技者に始動入賞口への入球に対して興味を持たせることができる。
また、保留情報数と擬似保留情報数との合計数が、保留情報の限度数を超えた場合には、判定画像が変動表示を開始してから確定停止表示されるまでの間に、擬似保留情報の数分の擬似表示態様が含められ、擬似表示態様が切り替わるときに、擬似保留情報数が減って、保留情報数表示手段における表示数も減る。つまり、1つの擬似保留情報に対して1つの擬似表示態様が割り当てられるので、あたかも、擬似保留情報に基づいて当否判定が行われ、判定結果が表示されたように見せることができる。従って、保留情報数が限度数になった状態でも、遊技者に始動入賞口への入球に対する興味を持続させることができる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明によれば、仮停止表示態様では、判定画像が所定の組合せで微動し、表示態様が仮停止表示態様から切り替わるときに、保留情報数表示手段における表示数が減らされる。これにより、あたかも擬似保留情報に基づいて、当否判定が行われ、判定画像が変動表示及び確定停止表示されたように見せることができる。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図14に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、遊技領域R1の中央部に、表示装置26が備えられている。遊技領域R1のうち表示装置26の下方には、始動入賞口14(本発明の「入球口」に相当する)、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置26等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19、一般入賞口20,21が設けられ、ガイドレール12に沿った両側端部には、サイドランプ22,22が設けられている。また、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。
図1に示すように、パチンコ遊技機のうち、遊技盤11より上方には、遊技盤11の前面側に張り出した装飾ランプ35が設けられている。パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aに設けたボタン29を押せば、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容される。さらに、上皿27Aを挟んだ両側には、スピーカ59Sが備えられている。
次に所要の各部位についてさらに詳説する。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵した普通図柄始動スイッチ30(図2参照)によって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けた始動入賞口駆動装置14S(例えば、ソレノイド)が駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた特別図柄始動スイッチ31(図2参照)が遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示装置26が後述するように図柄を変動表示する。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、パチンコ遊技機が大当たり状態になると、遊技盤11の裏に設けた、例えば、ソレノイドで構成される大入賞口駆動装置15S(図2参照)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能な「大当たり遊技」(本発明における「特別遊技」に相当する)が実行される。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。そして、大当たり遊技は最大で、例えば、15ラウンドまで行われる。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイドが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた大当たり状態継続スイッチ32(図2を参照)が遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けた入賞球数カウントスイッチ33(図2参照)が遊技球の入賞を検出すると、前記継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
図1に示すように、表示装置26は、全体として枠形構造をなした表示枠体23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち表示枠体23によって取り囲まれた前面部分は、表示画面34となっており、遊技者は、表示枠体23を通して表示画面34に表示された画像を見ることができる。
表示画面34には、図1に示すように、通常は、3つの左、中、右の特別図柄80,81,82(本発明における「判定画像」に相当する)が、横並びに表示されている。これら各特別図柄80,81,82は、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄80,81,82ごと、所定の種類のものが、表示画面34に停止表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞すると、各特別図柄80,81,82が所定の変動パターンで変動表示(例えば、上下方向にスクロール表示)される。
次いで、変動パターン毎に設定された所定時間経過後に、例えば、左特別図柄80、右特別図柄82、中特別図柄81の順で、変動表示が停止して所定の図柄が確定停止表示され、確定停止表示された全部の特別図柄80,81,82が、例えば、ぞろ目になった場合に、前述した「大当たり遊技」が実行される。なお、表示装置26では、特別図柄80,81,82によって遊技の当たり外れが表示されるので、本発明の「判定結果表示手段」に相当する。
また、中特別図柄81がスクロール表示されている状態で、先にスクロール表示を終了した左・右の特別図柄80,82が停止表示されると共に、これら停止表示された左・右の特別図柄80,82が、同じ図柄となった場合にリーチ状態が成立する。
なお、リーチ状態とは、上記のものに限られるものではなく、遊技の当たり外れを、複数の図柄組み合わせで表示する場合に、複数の図柄の一部が、停止表示されており、他の図柄が変動中において、停止表示されている図柄が当たりを意味する図柄組み合わせの一部を構成している状態をいう。そして、変動表示の過程でリーチ状態になるが、最終的には、外れが確定する状態を「リーチ外れ」といい、リーチ状態を経ないで外れが確定する状態を「リーチ無し外れ」という。
また、本実施形態のパチンコ遊技機では、各特別図柄80,81,82は変動表示開始後、確定停止表示される前に、仮停止表示される場合がある。ここで、「確定停止表示」とは、表示画面34に表示された各特別図柄80,81,82の組み合わせによって遊技の当たり外れを最終的に報知するための図柄表示であって、図柄を完全に停止して表示することをいう。一方、「仮停止表示」とは、遊技の当たり外れを確定する前に図柄の種類を暫定的に決定して表示することをいう。本実施形態では、仮停止表示の場合には、例えば、特別図柄80,81,82がスクロール表示せずに、上下に僅かに揺れ動かして表示する設定にしてある。つまり、特別図柄80,81,82の仮停止表示によって、あたかも、特別図柄80,81,82が確定停止表示したように見せることができる。なお、仮停止表示時には、特別図柄80,81,82や背景の色を、図柄の確定停止表示時と異ならせてもよい。
さて、表示画面34が変動表示(スクロール表示及び仮停止表示)している間、或いは、大当たり遊技中に、始動入賞口14に遊技球が入球した場合には、その入球に基づく遊技の当たり外れに関する判定結果の表示(特別図柄80,81,82の変動表示及び確定停止表示)が一時的に保留される。即ち、特別図柄80,81,82の変動表示及び確定停止表示は直ちに行われず、未表示のままとされる。
より具体的には、始動入賞口14への入球に起因して取得された後述の所定の乱数値が、RAM51B(図3を参照)に保留記憶される。この乱数値は、1回の入球毎にRAM51Bに記憶される。ここで、本実施形態のパチンコ遊技機では、所定の乱数値の保留記憶数の限度数が、始動入賞口14への4回の入球分、即ち4つに設定されている。なお、保留記憶された所定の乱数値は、本発明の「保留情報」に相当し、この所定の乱数値の保留記憶数が、本発明に係る「判定表示保留数」及び「保留情報の数」に相当する。
表示画面34が変動表示中及び大当たり遊技中の何れでもない場合に、保留記憶されている所定の乱数値に基づいて遊技の当否判定が行われて、特別図柄80,81,82の変動表示が開始され、その使用された乱数値の保留記憶が、RAM51Bから消去され(保留記憶数が1つ減らされ)、保留記憶数が0になるまでこの動作が繰り返される。なお、乱数値の保留記憶数は、RAM51B(図3を参照)に設けられた保留記憶数記憶領域F(本発明における「判定表示保留数記憶手段」に相当する)に格納されている。また、所定の乱数値に基づいて遊技の当否判定が行われるので、所定の乱数値の取得が、本発明における「判定条件の成立」となる。
乱数値の保留記憶数は、表示枠体23の上辺に配設された計4個のLED25a〜25d(図1を参照)の点灯数でもって、遊技者に報知されている。即ち、保留記憶数が0個のときには、何れのLED25a〜25dも点灯しない。保留記憶数が1つのときには、左上のLED25aだけが点灯する。保留記憶数が2つのときには、左上のLED25aと左下のLED25bとが点灯する。保留記憶数が3つのときには、左上のLED25a、左下のLED25b及び右上のLED25cが点灯する。そして、保留記憶数が限度数である4つのときには、全てのLED25a〜25dが点灯する。なお、LED25a〜25dは、保留記憶数のみを表示しているので、本発明の「判定表示保留数表示手段」に相当する。
所定の乱数値の保留記憶数が限度数の4つのときに始動入賞口14に遊技球が入球した場合には、特別図柄始動スイッチ31によって遊技球が検出されるが、この入球によって所定の乱数値が取得されることは無い。換言すれば、保留記憶数が4つとなった状態で始動入賞口14へ入球しても、「判定条件」は成立せず、その入球に対して当否判定や特別図柄80,81,82の変動及び確定停止表示が行われることは無い。
ところで、本実施形態のパチンコ遊技機では、特別図柄始動スイッチ31によって検出されかつ所定の乱数値が取得されなかった入球数、換言すれば、保留記憶数が4つの状態で始動入賞口14へ入賞した遊技球の数(本発明の「不成立数」及び「擬似保留情報の数」に相当し、以下、「不成立数」という)を最大で2つまでカウントしている。つまり、不成立数の「上限数」は2つとなっている。また、不成立数は、RAM51B(図3を参照)に設けられた不成立数記憶領域G(本発明の「不成立数記憶手段」に相当する)に記憶されている。
そして、表示装置26の表示画面34の下辺部分には、RAM51Bの保留記憶数記憶領域Fに記憶された保留記憶数と、不成立数記憶領域Gに記憶された不成立数との合計数(以下、「合計記憶数」という)が表示されている。具体的には、合計記憶数は、丸形図形Q(図1を参照)の数によって表示されている。表示画面34には、丸形図形Qが最大で6つまで表示可能となっている。なお、表示装置26は、本発明の「合計数表示手段」及び「保留情報数表示手段」に相当する。
ここで、LED25a〜25dと、表示画面34における丸形図形Qとの関係について説明する。保留記憶数が4つ以下の場合には、表示画面34には、LED25a〜25dの点灯数と同数の丸形図形Qが表示される。例えば、保留記憶数が3つで、3つのLED25a〜25cが点灯しているときには、表示画面34には3つの丸形図形Qが表示される。
保留記憶数が限度数(4つ)の状態で、始動入賞口14に遊技球が1つ入賞すると、不成立数が1つとなり、4つのLED25a〜25dが点灯した状態で、表示画面34には丸形図形Qが5つ表示される(図10の(B)を参照)。また、保留記憶数が限度数(4つ)の状態で遊技球が2つ入賞すると、不成立数が2つとなり、4つのLED25a〜25dが点灯した状態で、丸形図形Qが6つ表示される(図10の(C)を参照)。これらにより、実際には4つである乱数値の保留記憶数を、あたかも5つ又は6つであるかのように見せることができる。
表示画面34のうち、特別図柄80,81,82の表示領域の右上隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けた普通図柄始動スイッチ30(図2参照)が遊技球の通過を検出したときに当否判定して、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を停止表示する。そして、停止表示された数字が、所定の数字となった場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間に亘って横に倒される。なお、普通図柄表示領域24で表示する図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。また、普通図柄表示領域24において普通図柄が変動表示している間に始動ゲート18,18を遊技球が通過した場合には、その遊技球の通過に起因して所定の乱数値が、所定数(例えば、4つ)までRAM51Bに記憶され、普通図柄の変動表示が保留される。
次に、図2を参照しつつ本実施形態のパチンコ遊技機の電気的な構成について説明する。同図において、50は、メイン制御回路であって、CPU51AとRAM51B及びROM51Cを合わせてパッケージしてなるワンチップマイコン51を主要部として備えている。
ワンチップマイコン51は、インターフェース54を介して、前述した入賞球を検出するためのスイッチ30〜33等から信号を受けると共に、ランプ制御回路55、音声制御回路59、発射制御回路56、払出制御回路58、表示制御回路57(本発明の「画像表示制御手段」及び「合計数表示制御手段」に相当する)等に制御信号を出力して各部位を制御する。また、ワンチップマイコン51は、パチンコ遊技機の遊技状況に関する遊技情報を、情報出力回路70を介して、パチンコホールに備えた管理装置71へと出力する。
図3に示すように、ワンチップマイコン51に備えたRAM51Bには、始動入賞口14への入賞によって取得された大当たり乱数値を記憶するための大当たり乱数バッファD及び、大当たり図柄乱数値を記憶するための大当たり図柄乱数バッファEが設けられている。各乱数バッファD,Eには、それぞれ4つの記憶エリアd1〜d4,e1〜e4が備えられており、始動入賞口14への入賞によって取得された大当たり乱数値及び大当たり図柄乱数値は、それぞれ各乱数バッファD,Eの下位側の空いている記憶エリア(図3におけるd1,e1側)から順番に格納されていく。なお、始動入賞口14への入賞時には、リーチ状態発生の有無を決定するリーチ乱数値も取得され、RAM51Bの所定の記憶エリア(図示せず)に記憶される。
そして、特別図柄80,81,82の変動表示開始条件が成立すると、大当たり乱数バッファD及び大当たり図柄乱数バッファEに格納されている乱数値のうち、最も古い乱数値、即ち、最下位の記憶エリアd1,e1に格納されている乱数値を使用して、特別図柄80,81,82の変動表示及び確定停止表示が行われる。なお、本実施形態における「変動表示開始条件の成立」とは、「特別図柄80,81,82が変動表示中で無いこと」、「大当たり遊技中でないこと」、「保留記憶数が1以上であること」の3つの条件が全て成立したことをいう。
各乱数バッファD,Eの最下位の記憶エリアd1,e1の乱数値に基づいた特別図柄80,81,82の変動表示が開始されると、各乱数バッファD,Eの記憶エリアd2〜d4、e2〜e4に記憶されている大当たり乱数値及び大当たり図柄乱数値が、1つずつ下位側(図3におけるd1,e1側)の記憶エリアにシフトされる。そして、次に変動表示開始条件が成立したときには、再び各乱数バッファD,Eの最下位の記憶エリアd1,e1に格納されている乱数値を使用して特別図柄80,81,82の変動表示及び停止表示が行われる。つまり、大当たり乱数値及び大当たり図柄乱数値は、取得された(RAM51Bに保留記憶された)順に特別図柄80,81,82の表示設定に使用(大当たり図柄乱数値は、大当たり乱数値が「当たり数値」であった場合にのみ使用)されて、使用後には、その大当たり乱数値及び大当たり図柄乱数値はRAM51Bから消去される。
メイン制御回路50のうち52は、初期化リセット回路であって、パチンコ遊技機の電源投入時に、ワンチップマイコン51のリセット端子に初期化信号を出力する。53は、定期リセット回路であって、周期的(例えば、4msecごと)に割り込みパルスをワンチップマイコン51に出力する。ワンチップマイコン51は、前記割り込みパルスを受ける度に、ROM51Cに記憶したメインプログラムM(図4参照)をランする。
ランプ制御回路55は、サイドランプ22,22や装飾ランプ35及びLED25a〜25d等への電力供給をオンオフする駆動回路を内蔵して備え、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づき、前記駆動回路を作動させて、各ランプ22,35やLED25a〜25dを駆動制御する。
音声制御回路59は、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づいて、所定の音声信号を図示しないROMから取り出し、これをアナログ信号に変換及び増幅してスピーカ59Sに出力する。
発射制御回路56は、操作ノブ28の回動操作に伴い信号をメイン制御回路50へと出力する。そして、これに基づき、メイン制御回路50が、図示しない弾球装置を駆動制御して、遊技盤11上に遊技球が弾き出される。
払出制御回路58は、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づき、所定数の遊技球を賞球として、前記上皿27Aに払い出す。
表示制御回路57は、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づいて、表示画面34に表示する特別図柄80,81,82等の画像データを作成し、図示しないD/A変換回路にてRGB信号に変換して、表示画面34に出力する。
次に、上記構成からなるパチンコ遊技機の動作を、図4〜図9に示したフローチャートを参照しつつ説明する。パチンコ遊技機の電源をオンすると、ワンチップマイコン51(図2を参照)が、所定の周期で(例えば、4.000msecごとに)、図4に示したメインプログラムMをROM51Cから取り出してランする。
メインプログラムMがランされると、まず初期設定が行われる(S1)。初期設定(S1)では、例えば、スタックの設定、定数設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTC(割り込み時間用コントローラ)の設定や、後述する各種フラグ及びカウンタのリセット等を行う。なお、初期設定(S1)等の電源投入時のみに必要な処理は、メインプログラムMが、電源投入後の1回目にランされたときだけ実行され、それ以降は実行されない。
初期設定(S1)に次いで、乱数更新処理(S2)が行われる。ここで、本実施形態では大当たり乱数値及び大当たり図柄乱数値を生成するために、大当たりカウンタと大当たり図柄カウンタとが備えられている。これら各カウンタは、電源投入時には「0」に設定されており、乱数更新処理(S2)が実行される毎(例えば、4msec毎)に、1インクリメントされる。そして、各カウンタが数値範囲の上限値となった場合には、「0」にリセットされて、再び「0」から1インクリメントされる。このように更新された各カウンタの値は、前記RAM51Bに設けられた乱数更新領域(図示せず)に逐一記憶される。
乱数更新処理(S2)に次いで、始動口入賞処理(S3)が行われる。この処理(S3)は、図5に詳細に示されており、まず、始動入賞口14に備えた特別図柄始動スイッチ31が、遊技球を検出したか否かがチェックされる(S11)。特別図柄始動スイッチ31が遊技球を検出していない場合(S11でNo)、即ち、始動入賞口14へ遊技球が入賞していない場合には、そのまま、始動口入賞処理(S3)を終了する。
特別図柄始動スイッチ31が遊技球を検出した場合(S11でYes)、即ち、始動入賞口14に遊技球が入賞した場合には、乱数値(大当たり乱数値、大当たり図柄乱数値)の保留記憶数が4つ以上であるかか否かがチェックされ(S12)、保留記憶数が4つ未満である場合には(S12でNo)、保留記憶数を1インクリメントしてから(S13)、RAM51Bの乱数更新領域(図示せず)に格納されている大当たり乱数値を取得し、その大当たり乱数値を、大当たり乱数バッファDの保留記憶数に対応する記憶エリア(d1〜d4の何れか)に保留記憶する(S14)。なお、ステップS13は、本発明の「判定表示保留数演算手段」に相当する
次いで、RAM51Bの乱数更新領域(図示せず)に格納されている大当たり図柄乱数値を取得し、その大当たり図柄乱数値を、大当たり図柄乱数バッファEの保留記憶数に対応する記憶エリア(e1〜e4の何れか)に保留記憶する(S15)。
一方、乱数値の保留記憶数が4つ以上である場合(S12でYes)、即ち、保留記憶数が限度数(4つ)である場合には、これ以上、乱数値を保留記憶することができないので、乱数値を取得せずに、ステップS16にジャンプする。なお、このステップS12は、保留記憶数が限度数のときの入球に対しては、乱数値を取得せずに判定条件を不成立とするので、本発明の「判定条件成立制限手段」に相当する。
ステップS16では、記憶されている合計記憶数(保留記憶数と不成立数との合計)が6つ以上か否かがチェックされ、記憶されている合計記憶数が6つ(不成立数が2つ)以上である場合(S16でYes)には、そのまま、この処理(S3)を終了する一方、記憶されている合計記憶数が6つ(不成立数が2つ)未満である場合(S16でNo)には、保留記憶数又は不成立数の何れかが1インクリメントされることで、合計記憶数が1加算される(S17)。そして、始動口入賞処理(S3)内での決定事項を各制御回路55,57に送信して(S18)、この処理(S3)を抜ける。ここで、ステップS17は、合計記憶数が4つ以上6つ未満(ステップS12でYes、ステップS16でNo)の状態で、始動入賞口14へ入賞したときには、不成立数を1インクリメントするので、本発明の「不成立数演算手段」に相当する。また、合計記憶数が6つ以上の場合には、合計記憶数が加算されないようになっている。つまり、上述したように不成立数は最大で2つまでカウントされる。
図4に示すように、メインプログラムMでは、始動口入賞処理(S3)に次いで、特別図柄変動態様決定処理(S4、本発明の「変動態様設定手段」に相当する)が実行される。この処理(S4)は、図6〜8に示されており、まず、特別図柄80,81,82が変動表示開始時か否かがチェックされる(S20)。変動表示開始時では無い場合(S20でNo)、即ち、特別図柄80,81,82が変動表示中、又は大当たり遊技が実行中である場合には、直ちにこの処理(S4)を抜ける。
一方、変動表示開始時である場合(S20でYes)には、始動入賞口14への入賞時に取得された大当たり乱数値とリーチ乱数値とに基づいて、以下に説明するようにして、特別図柄80,81,82の変動表示態様が決定される。
まず「大当たり」の変動態様か否か、即ち、取得された大当たり乱数値が所定の当たり数値と一致しているか否かがチェック(S21)される。一致していない場合(S21でNo)、即ち、当否判定結果が「外れ」である場合には、「リーチ外れ」か否かがチェックされる(S22)。「リーチ外れ」ではない場合、即ち、取得されたリーチ乱数値が所定の数値と一致しなかった場合(S22でNo)には、「リーチ無し外れ」の変動表示態様が決定される(ステップS23〜S33)。
即ち、図6に示すように、記憶されている合計記憶数(不成立数と保留記憶数の合計)が5つ以上であるか否かがチェックされる(S23)。記憶されている合計記憶数が5つ未満である場合(S23でNo)、即ち、不成立数が「0」個である場合には、リーチ無し変動態様1が設定される(S25)。そして、遅延時間設定値を「0」にセット(S26)してから遅延タイマに「0」をセットする(S27)。
ステップS23において、記憶されている合計記憶数が5つ以上であった場合(S23でYes)には、続けて合計記憶数が6つ以上か否かがチェックされる(S24)。合計記憶数が6つ未満であった場合(S24でNo)、即ち、不成立数が1つである場合には、リーチ無し変動態様2が設定される(S28)。そして、遅延時間設定値が「1」にセット(S29)され、遅延タイマTaがセットされる(S30)。
ここで、遅延タイマTaの初期値は「1250」となっており、後述する保留表示制御処理(S5)がランされる毎、即ち、4msec毎に1ディクリメントされる。つまり、遅延タイマTaは、図柄変動態様設定処理(S4)が実行されてから約5秒(=1250×4msec)後に「0」となる。そして、遅延タイマTaが「0」となったときに、メイン制御回路50より合計記憶数の表示コマンドが表示制御回路57に送られ、合計記憶数の表示コマンドを受けて表示制御回路57ではランダムな外れ図柄を選択設定し、仮停止表示が行われる。即ち、変動態様2では、特別図柄80,81,82のスクロール表示の途中で、仮停止表示が1回行われるように設定されている。
ステップS24において、記憶されている合計記憶数が6つ以上であった場合(S24でYes)、即ち、不成立数が2つであった場合には、リーチ無し変動態様3が設定される(S31)。そして、遅延時間設定値が「2」にセット(S32)され、遅延タイマTa,Tbがセットされる(S33)。
ここで、遅延タイマTbの初期値は「2500」となっているので、図柄変動態様設定処理(S4)が実行されてから約10秒(=2500×4msec)後に遅延タイマTbは「0」となる。そして、遅延タイマTbが「0」となったときも遅延タイマTaが「0」となったときと同様に仮停止表示が行われる。即ち、変動態様3では、特別図柄80,81,82のスクロール表示の途中で、仮停止表示が2回行われるように設定されている。
変動態様1〜3を設定したら、RAM51Bの保留記憶数記憶領域Fに記憶されている保留記憶数を1減算し(S34)、記憶されている合計記憶数を1減算して(S35)、この処理(S4)を抜ける。このとき、LED25a〜25dの点灯数が1つ減少すると共に、表示装置26に表示された丸形図形Qの数が1つ減少する。以上が、「リーチ無し外れ」の場合の図柄変動態様決定処理(S4)の説明である。なお、上記ステップS21は、本発明の「判定手段」に相当する。
ステップS21において、大当たり乱数値が所定の当たり数値と一致した場合、即ち、「大当たり」の変動態様であった場合(S21でYes)には、図7に示す処理(S40〜S50)によって、大当たりの変動態様が決定される。
具体的には、まず合計記憶数(不成立数と保留記憶数の合計)が5つ以上であるか否かがチェックされる(S40)。記憶されている合計記憶数が5つ未満である場合(S40でNo)、即ち、不成立数が「0」個である場合には、大当たり変動態様7が設定される(S42)。そして、遅延時間設定値を「0」にセット(S43)してから遅延タイマに「0」をセットする(S44)。
ステップS40において、記憶されている合計記憶数が5つ以上であった場合(S40でYes)には、続けて合計記憶数が6つ以上か否かがチェックされる(S41)。合計記憶数が6つ未満であった場合(S41でNo)、即ち、不成立数が1つであった場合には、大当たり変動態様8が設定される(S45)。そして、遅延時間設定値が「1」にセット(S46)され、遅延タイマTa(初期値「1250」)がセットされる(S47)。即ち、変動態様8では、特別図柄80,81,82のスクロール表示の途中で、遅延タイマTaが「0」となったときに仮停止表示が1回行われる。
ステップS41において、記憶されている合計記憶数が6つ以上であった場合(S41でYes)、即ち、不成立数が2つであった場合には、大当たり変動態様9が設定される(S48)。そして、遅延時間設定値が「2」にセット(S49)され、遅延タイマTa(初期値「1250」),Tb(初期値「2500」)がセットされる(S50)。即ち、変動態様9では、特別図柄80,81,82のスクロール表示の途中で、遅延タイマTaが「0」となったときと、遅延タイマTbが「0」となったときの2回、仮停止表示が行われる。そして、大当たりの変動態様7〜9を設定したら、記憶されている保留記憶数を1減算し(S34)、記憶されている合計記憶数を1減算して(S35)、この処理(S4)を抜ける。以上が、「大当たり」の場合の図柄変動態様決定処理(S4)の説明である。
上記ステップS22において、リーチ乱数値が所定の数値と一致した場合、即ち、「リーチ外れ」の変動態様であった場合(S22でYes)には、図8に示す処理(S60〜S71)によって、リーチ外れの変動態様が決定される。
具体的には、まず、リーチフラグがクリアされる(S60)。次いで、記憶されている合計記憶数(不成立数と保留記憶数の合計)が5つ以上であるか否かがチェックされる(S61)。合計記憶数が5つ未満である場合(S61でNo)、即ち、不成立数が「0」個である場合には、リーチ外れ変動態様4が設定される(S63)。そして、遅延時間設定値を「0」にセット(S64)してから遅延タイマに「0」をセットする(S65)。
ステップS61において、記憶されている合計記憶数が5つ以上であった場合(S61でYes)には、続けて合計記憶数が6つ以上か否かがチェックされる(S62)。合計記憶数が6つ未満であった場合(S62でNo)、即ち、不成立数が1つであった場合には、リーチ外れ変動態様5が設定される(S66)。そして、遅延時間設定値が「1」にセット(S67)され、遅延タイマTa(初期値「1250」)がセットされる(S68)。即ち、変動態様5では、特別図柄80,81,82のスクロール表示の途中で、遅延タイマTaが「0」となったときに仮停止表示が1回行われる。
ステップS62において、記憶されている合計記憶数が6つ以上であった場合(S62でYes)、即ち、不成立数が2つであった場合には、リーチ外れ変動態様6が設定される(S69)。そして、遅延時間設定値が「2」にセット(S70)され、遅延タイマTa(初期値「1250」),Tb(初期値「2500」)がセットされる(S71)。即ち、変動態様6では、特別図柄80,81,82のスクロール表示の途中で、遅延タイマTaが「0」になったときと、遅延タイマTbが「0」になったときの2回、仮停止表示が行われる。
そして、リーチ外れ変動態様4〜6を設定したら、保留記憶数を1減算し(S34)、合計記憶数を1減算して(S35)、この処理(S4)を抜ける。以上が、「リーチ外れ」の場合の図柄変動態様決定処理(S4)の説明である。なお、図柄変動態様決定処理(S4)におけるステップS34の処理は、本発明の「判定表示保留数演算手段」に相当する。
図4に示すように、メインプログラムMでは、図柄変動態様決定処理(S4)に次いで、保留表示制御処理(S5)が実行される。この処理(S5)は、図9に詳細に示されており、まず、記憶されている保留記憶数が変化したか否かがチェックされる(S80)。保留記憶数が変化した場合(S80でYes)、即ち、始動口入賞処理(S3、図5を参照)において保留記憶数が1加算(S13)された場合、又は図柄変動態様決定処理(S4、図6〜8を参照)において保留記憶数が1減算(S34)された場合には、保留記憶数に対応するコマンドをランプ制御回路55に送信する(S81)。これにより、LED25a〜25dの点灯数が変化する。一方、保留記憶数が変化していない場合には(S80でNo)、LED25a〜25dの点灯数を変化させる必要がないので、ステップS82にジャンプする。
次いで、遅延時間設定値が「0」か否かがチェックされる(S82)。遅延時間設定値が「0」である場合(S82でYes)には、ステップS87にジャンプする。一方、遅延時間設定値が「0」ではない場合(S82でNo)には、遅延タイマTa,Tbの値を1ディクリメントする(S83)。そして、遅延タイマTa又はTbの値が「0」となったか否かがチェックされ(S84)、「0」ではない場合(S84でYes)には、ステップS87へジャンプする一方、遅延タイマTa又はTbの何れかが「0」となった場合(S84でNo)には、不成立数を1減算することで、記憶されている合計記憶数を1減算して(S85)から、遅延時間設定値を1ディクリメントする(S86)。
ここで、本実施形態において、遅延タイマTa又はTbが「0」となる(ステップS84でYes)と、不成立数が減算される(S85)ので、遅延タイマTa又はTbが「0」となることが、本発明の「不成立数減算条件の成立」に相当する。また、ステップS85は、本発明の「不成立数演算手段」、「擬似保留情報数減算手段」に相当する。
次に、合計記憶数(保留記憶数と不成立数との合計)が変化したか否かがチェックされる(S87)。合計記憶数が変化した場合(S87でYes)、即ち、前記ステップS17(図5を参照)、ステップS35(図6を参照)、ステップS85(図8を参照)の何れかの処理が実行された場合には、合計記憶数に対応する表示コマンドを表示制御回路57に送信する(S88)。これにより、表示装置26に表示される丸形図形Qの数が変化する。一方、合計記憶数が変化しなかった場合(S87でNo)には、表示コマンドの送信(S88)を行わずに直ちにこの処理(S5)を抜ける。また、メインプログラムMは4msec毎にランされるので、保留表示制御処理(S5)における保留記憶数及び合計記憶数の変化の有無の判断(S80及びS87)は、4msec前の状態における保留記憶数及び合計記憶数との対比により行われる。
以上が保留表示制御処理(S5)の説明であって、メインプログラムMでは、この処理(S5)に次いで、本発明に深く関連しないその他の処理(S6)を実行する。そして、その他の処理(S6)の終了後、メインプログラムMから抜けて、4msec後に、再びメインプログラムMがランされ、ステップS2から繰り返される。以上がメインプログラムMの説明である。なお、その他の処理(S6)では、「大当たり遊技」に関する処理等が行われる。
本実施形態のパチンコ遊技機に関する構成は以上であり、以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機の操作ノブ28を操作すると、複数の遊技球が遊技領域R1に弾き出され、遊技球は、ランプ風車17、風車19、表示枠体23及び障害釘等に当接しながら下方に向かって流下する。そして、遊技領域R1を流下する途中で、いくつかの遊技球が、始動入賞口14に入賞する。始動入賞口14に遊技球が入賞すると、表示画面34において特別図柄80,81,82の変動表示(スクロール表示)が開始される。
変動表示が所定時間に亘って行われた後で、表示画面34において確定停止表示された特別図柄80,81,82がぞろ目となった場合には、大当たり遊技が行われ、大入賞口15が開放される。
さて、特別図柄80,81,82が変動表示中や大当たり遊技中に、始動入賞口14へ遊技球が入賞すると、その入賞によって取得された乱数値が、RAM51Bに保留記憶される。そして、乱数値の保留記憶数に応じてLED25a〜25dの点灯数及び表示画面34における丸形図形Qの数が変化する。
例えば、特別図柄80,81,82の変動表示中に始動入賞口14に4つの遊技球が入賞すると、保留記憶が満タンとなり、LED25a〜25dが全て点灯すると共に、表示画面34には、LED25a〜25dの点灯数と同数(4つ)の丸形図形Qが表示される(図10の(A)の状態)。なお、通常、遊技者は、当否判定結果が表示される表示画面34を見ながら遊技を行うので、遊技者からは、表示枠体23に設けられたLED25a〜25dよりも、表示画面34に表示された丸形図形Qの方が視認し易くなっている。
保留記憶数が満タン(4つ)の状態で、始動入賞口14へ更に遊技球が1つ入賞すると、LED25a〜25dの点灯数は4つのままであるが、表示画面34の丸形図形Qの数が1つ増える(図10の(B)の状態)。また、更に遊技球が1つ入賞すると、丸形図形Qの数が全部で6つとなる(図10の(C)の状態)。すると、実際の保留記憶数は4つであるのに、遊技者からは保留記憶数が6つになったように見える。つまり、遊技者に対して、従来のパチンコ遊技機よりも多くの保留記憶が行われたという満足感を与えることができる。
丸形図形Qの個数が上限の6つ(保留記憶数が4つ)となった状態で、特別図柄80,81,82が外れ図柄で確定停止表示(図11の(D)の状態)されると、すぐに1つ目の保留記憶に基づいて変動表示が開始される。
保留記憶に基づく変動表示が開始されると、まず特別図柄80,81,82がスクロール表示される(図14の(E))。また変動表示が開始されると、右下のLED25dが消灯してLED25a〜25dの点灯数が3つとなると共に、表示画面34の下辺右端の丸形図形Qが消えて丸形図形Qの個数が5つに減る(図11の(E)の状態)。
特別図柄80,81,82の変動表示が開始されてから約5秒が経過すると、特別図柄80,81,82が、スクロール表示から仮停止表示(図14の(F))に移行制御され、特別図柄80,81,82は、ランダムに選択設定された外れ図柄組合せ(本発明の「擬似判定結果」相当する)で上下に微動した状態となる(図11の(F)の状態)。そして、この仮停止表示が終了するとスクロール表示(図14の(G))が再開されると共に、右端の丸形図形Qを1つ消す表示制御が行われ、丸形図形Qの個数が4つに減る(図12の(G)の状態)。このとき、始動入賞口14への入賞に基づく乱数値の保留記憶数を表示しているLED25a〜25dの点灯数は3つのままで変化しない。
特別図柄80,81,82の変動表示開始から約10秒が経過すると、再び特別図柄80,81,82がスクロール表示から仮停止表示(図14の(H))に移行して、特別図柄80,81,82はランダムな外れ図柄組合せ(本発明の「擬似判定結果」相当する)で上下に微動した状態となる(図12の(H)の状態)。そして、2回目の仮停止表示が終了すると、スクロール表示(図14の(I))が再開されると共に、右端の丸形図形Qが1つ消えて、丸形図形Qの個数が3つに減る(図12の(I)状態)。このときも、始動入賞口14への入賞により保留記憶された乱数値を使用して特別図柄80,81,82の表示設定(変動表示及び確定停止表示)を行っていないので、LED25a〜25dの点灯数は3つのままで変化しない。
以上のように、特別図柄80,81,82がスクロール表示後に仮停止表示し、仮停止表示後、スクロール表示が再開されるときに、表示装置26に表示された丸形図形Qの数が減らされるので、あたかも、保留記憶数の限度数(4つ)を超えた分の入球に基づいて、特別図柄80,81,82の変動表示と確定停止表示とが繰り返されたように見せることができる。なお、スクロール表示した後で仮停止表示する表示態様が、本発明の「擬似判定結果を表示する表示態様」(以下、「擬似表示態様」という)に相当する。そして不成立数が2つの場合には、1回の変動表示の中に、2つの擬似表示態様が含まれることになる(図14を参照)。
2回目の仮停止表示の後で、予め決定された変動態様1〜9毎に設定された時間に亘ってスクロール表示(図14の(I)の状態)が行われると、特別図柄80,81,82は、当否判定結果に応じた図柄組合せで確定停止表示される(図13及び図14の(J)の状態)。この確定停止表示された図柄組合せが、外れ図柄組合せであった場合には、続けて2つ目の保留記憶に基づいて変動表示が開始される。すると、始動入賞口14への入賞に基づく乱数値を使用して特別図柄80,81,82の表示設定(変動表示及び確定停止表示)が行われたので、右上のLED25cが消灯して、LED25a〜25dの点灯数が2つ(保留記憶数が2つ)となると共に、丸形図形Qの個数も1つ減って2つとなる(図13の(K)の状態)。なお、2回目の仮停止表示が終了してから確定停止表示されるまでのスクロール表示(図14における(I))、即ち、当否判定結果に基づき特別図柄80,81,82が確定停止表示される直前のスクロール表示が、本発明の「判定結果を表示する表示態様」(基本表示態様)に相当する。
以上を纏めると、合計記憶数が、保留記憶数の限度数(4つ)を超えた6つである場合には、1つの保留記憶に基づく特別図柄80,81,82の変動表示中(特別図柄80,81,82が変動表示を開始してから確定停止表示するまでの間)に、判定結果に基づき特別図柄80,81,82を確定停止表示させる基本表示態様の他に、不成立数(2つ)分の擬似表示態様が含められ、表示態様が、1回目の擬似表示態様から2回目の擬似表示態様に切り替わるとき、及び2回目の擬似表示態様から基本表示態様へ切り替わるときに、不成立数が減算されて、丸形図形Qの個数が減らされている。
なお、1回の変動表示の中に、基本表示態様の他に擬似表示態様を含めることで、以下のような表示演出を行うことも可能である。即ち、1回目の擬似表示態様では、例えば「猫」のキャラクター図柄を1匹登場させ、2回目の擬似表示態様では、「猫」のキャラクター図柄を2匹登場させ、基本表示態様では、「猫」のキャラクター図柄を3匹登場させるようにして、1回の変動表示に含まれる各表示態様を互いに関係制御する形で行うことが可能である。
このように本実施形態によれば、保留記憶数が限度数(4つ)になった状態での始動入賞口14への入球数(不成立数)は、保留記憶数と合計されて表示装置26に表示される。つまり、保留記憶数が限度数になった状態で始動入賞口14へ入球した場合でも、表示装置26において丸形図形Qの数が増えるので、保留記憶数が限度数となった後でも、遊技者に始動入賞口14への入球に対して興味を持続させることができる。
また、保留記憶数と不成立数との合計が、保留記憶数の限度数(4つ)を超えた場合には、1回の変動表示の中で、特別図柄80,81,82がスクロール表示後に仮停止表示され、仮停止表示が終了してスクロール表示が再開されるときに丸形図形Qが1つ減らされる。これにより、保留記憶数が限度数になった状態での入球についても、あたかも、始動入賞口14への入賞に基づく乱数値に基づいて特別図柄80,81,82の変動表示と確定停止表示が行われて、判定結果が表示されたように見せることができる。従って、遊技者は保留記憶数が満タン(4つ)になった状態でも始動入賞口14への入球に対して期待感を抱き、従来の弾球遊技機よりも始動入賞口14への入球に対する興味を持続させることができる。
また、従来のパチンコ遊技機では、保留記憶数を表示するLED25a〜25dが4つ点灯した時点で、遊技者は保留記憶が満タン(限度数)であると認識して、保留記憶の空きがでるまで遊技球の発射を止めてしまうこと(所謂、「止め打ち」行為)があったが、本実施形態のパチンコ遊技機によれば、LED25a〜25dが4つ点灯した後でも、遊技者に始動入賞口14への入球に対する興味を持続させることができるので、「止め打ち」行為が行われ難くなり、現行の保留記憶の限度数(4つ)のままでも、従来のパチンコ遊技機よりも多くの遊技球を発射させることができる。この結果、各パチンコ遊技機、更には遊技店の稼動状態を向上することができる。また、現行の規則では、保留記憶数の上限を「5つ」以上とすることは不可能であるが、本実施形態によれば、保留記憶数の上限を「5つ」以上とすることなく、即ち、現行の規則に適合した「4つ」のままでも、始動入賞口14への入賞に対する興味を従来のパチンコ遊技機よりも持続させることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態においては、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、入球口への入球を保留記憶する弾球遊技機であれば、他の弾球遊技機に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態では、合計記憶数を、丸形図形Qの数で報知していたが、例えば、数字図柄によって表示してもよい。また、LED等の複数の発光体の点灯数で表示してもよい。この場合は、複数の発光体の形状や色を同一としておくことが好ましい。
(3)前記実施形態では、仮停止表示時には、特別図柄80,81,82が上下に僅かに揺れ動くように表示制御していたが、これに限るものではない。例えば、左右に微動するようにしてもよいし、特別図柄80,81,82の大きさが僅かに拡縮するようにしてもよい。さらに、特別図柄80,81,82が通常のスクロール表示の速度よりも遅いスクロール表示となるようにしてもよい。即ち、遊技者から見て、特別図柄80,81,82が確定停止表示したように見える表示態様であればよい。
(4)前記実施形態では、保留記憶数のみを表示するLED25a〜25dを設けていたが、LED25a〜25dは設けなくてもよい。
(5)前記実施形態では、不成立数の上限数は2つであったが、これに限るものではなく1つでもよいし、3つ以上でもよい。
(6)前記実施形態では、丸形図形Qによって合計記憶数が表示され、LED25a〜25dによって保留記憶数が表示されていたが、丸形図形Qは、LED25a〜25dよりも遊技者から認識し易い構成であることが好ましい。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図 RAMの記憶領域の概念図 メインプログラムを表すフローチャート 始動口入賞処理を表すフローチャート 図柄変動態様決定処理を表すフローチャート 図柄変動態様決定処理を表すフローチャート 図柄変動態様決定処理を表すフローチャート 保留表示制御処理を表すフローチャート 表示装置の正面図 表示装置の正面図 表示装置の正面図 表示装置の正面図 表示装置における表示態様のタイミングチャート
符号の説明
14 始動入賞口(入球口)
26 表示装置(合計数表示手段、保留情報数表示手段、判定結果表示手段)
25a〜25d LED(判定表示保留数表示手段)
57 表示制御回路(画像表示制御手段、合計数表示制御手段)
80,81,82 特別図柄(判定画像)
51B RAM(判定表示保留数記憶手段、不成立数記憶手段)

Claims (8)

  1. 判定条件成立に起因して遊技の当たり外れを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を表示する判定結果表示手段と、
    前記判定結果表示手段において複数の判定画像を所定変動パターンにて設定期間変動表示させた後に、前記判定結果に対応する判定画像を確定停止表示させる画像表示制御手段と、
    遊技球を入球させるための入球口と、
    前記入球口に遊技球が入球したことを起因として前記判定条件を成立させて、前記判定手段により遊技の当たり外れを判定すると共に、前記判定結果が当たりであることを契機に通常遊技よりも有利な価値を遊技者に付与する特別遊技を実行するように構成され、
    前記判定条件の成立に応じて、未表示の前記判定結果の数としての判定表示保留数を加算する一方、前記判定画像が前記所定変動パターンにて変動表示或いは確定停止表示される毎に、前記判定表示保留数を減算する判定表示保留数演算手段と、
    前記判定表示保留数演算手段による演算結果を更新記憶する判定表示保留数記憶手段と、
    前記判定表示保留数記憶手段に記憶されている前記判定表示保留数が所定限度数の状態における前記入球口への入球については、前記判定条件を不成立とする判定条件成立制限手段と、
    前記判定条件成立制限手段により前記判定条件を不成立とされた入球数を不成立数として所定上限数まで加算する一方、不成立数減算条件が成立する毎に前記不成立数を減算する不成立数演算手段と、
    前記不成立数演算手段による演算結果を更新記憶する不成立数記憶手段と、
    前記判定表示保留数記憶手段に記憶されている前記判定表示保留数と前記不成立数記憶手段に記憶されている前記不成立数との合計を、合計数表示手段にて認識可能に更新表示させる合計数表示制御手段と、
    前記不成立数記憶手段に記憶された前記不成立数が1以上である場合には、1つの前記所定変動パターンの中で、前記判定結果と前記不成立数を超えない数の擬似判定結果とが表示されるように、複数の表示態様を設定する変動態様設定手段とを備え、
    前記複数の表示態様のうち、前記擬似判定結果を表示する表示態様が表示された場合に、前記不成立数減算条件が成立して、前記不成立数演算手段によって前記不成立数が減算されるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記合計数表示手段とは別に、前記判定表示保留数記憶手段に記憶された前記判定表示保留数のみを表示する判定表示保留数表示手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記複数の表示態様のうち、前記擬似判定結果を表示する表示態様は、前記判定画像が確定停止表示する前に一時的に仮停止表示する仮停止表示態様であり、前記合計数表示手段における表示の変更は、前記判定画像が仮停止表示した後、再変動表示を開始する際に行われたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記合計数表示手段は、同一の複数の発光体により構成され、
    前記判定表示保留数と前記不成立数との合計は、前記複数の発光体の点灯数で表示されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記合計数表示手段は、画像を表示する表示装置で構成され、前記判定表示保留数と前記不成立数との合計は、図形画像の数又は数字を表した画像によって表示された特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 遊技内容を決定する乱数を備え、
    前記判定条件は、前記入球口への入球に起因した前記乱数の取得によって成立することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の弾球遊技機。
  7. 始動入賞口への遊技球の入球に応じて発生する保留情報の数を表示するための保留情報数表示手段と、
    前記保留情報を使用して遊技の当否判定を行う判定手段と、
    前記報知条件が成立したときに複数の判定画像を変動表示した後に確定停止表示し、その確定停止表示された前記判定画像の組み合わせにより、前記当否判定の結果を報知する判定結果表示手段とを備えた遊技機において、
    前記保留情報数表示手段は、前記保留情報の数が所定の限度数となった状態で前記始動入賞口に遊技球が入球して発生する擬似保留情報の数と前記保留情報の数との合計数を表示するように構成され、
    前記判定結果表示手段は、前記擬似保留情報の数と前記保留情報の数との合計数が前記限度数を超えた場合には、前記変動表示を開始してから前記確定停止表示させるまでの間に、前記擬似保留情報の数分の擬似表示態様を含めるように構成され、
    前記判定結果表示手段が前記擬似表示態様を切り替えるときに、前記擬似保留数の数を減らす擬似保留情報数減算手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  8. 前記擬似表示態様は、前記複数の判定画像を所定の組み合わせにして微動させる仮停止表示態様であることを特徴とする請求項7に記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007167456A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Sankyo Kk 遊技機

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