JP2005210433A - 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 プリンタを介して、バックアップ元記憶媒体からバックアップ先記憶媒体へのバックアップを行う際に、バックアップデータに関するインデックス印刷シートを出力し、ユーザの利便性を向上すること。
【解決手段】 プリンタ1は、アクセスの優先順位がそれぞれ異なる複数のI/F46〜48を備える。プリンタ1に装着されたメモリカード60内の画像データを、プリンタ1に接続された外部記憶装置70に転送し、外部記憶媒体71にバックアップさせることができる。バックアップ完了後に、外部記憶装置70へのアクセス優先順位を一時的に高めて、外部記憶媒体71からのデータ読み出しを可能とする。バックアップデータのサムネイル画像データを外部記憶媒体71から取得して、インデックス印刷シートを出力することにより、どのような画像がバックアップされたのかを容易に確認できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、メモリカード等の記憶媒体に記憶された画像データを直接的に読み込んで出力することができ、画像データを他の記憶媒体に転送してバックアップさせることが可能な画像処理装置及び画像処理装置の制御方法に関する。
近年では、ディジタルカメラの普及に伴い、ホストコンピュータ(パーソナルコンピュータ)を介さずに印刷するという、いわゆるダイレクト印刷が実現されている。このダイレクト印刷では、例えば、ディジタルカメラにより撮影された画像データを記録するメモリカードをプリンタに装着し、このメモリカードに記録された画像データを読み出して印刷できるようになっている(特許文献1)。また、特許文献1に記載の従来技術では、プリンタに外部記憶装置を接続可能である。そして、プリンタに装着されたメモリカード内のデータを、プリンタを介して外部記憶装置に転送し、バックアップを取ることができるようになっている。
国際公開第03/076199号
上記従来技術では、メモリカードに接続される内部インターフェースと外部記憶装置に接続される外部インターフェースとの2種類のインターフェースを備えているが、内部インターフェース及び外部インターフェースの両方に同時にリードアクセスすることはできず、いずれか一方のインターフェースのみからデータを読み出すことができるように、排他制御されている。通常の場合は、内部インターフェースまたは外部インターフェースのいずれかに一方のみに記憶媒体を接続して画像データを読み込み、読み込んだ画像データの印刷を行うため、インターフェースへのアクセスが排他制御されていても何ら不都合は生じない。
しかし、プリンタに装着されたメモリカードから外部記憶装置にデータをバックアップさせるバックアップ処理時には、バックアップ元であるメモリカード側へのリードアクセスのみが有効となっているため、バックアップ先である外部記憶装置からデータを読み出すことができない。従って、ユーザは、バックアップ直後に、外部記憶装置にバックアップさせたデータを直ちに読み出してモニタに表示したり、印刷したりすることができず、使い勝手の点で改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、バックアップ処理後に簡単にバックアップデータを出力させることができる画像処理装置及び画像処理装置の制御方法を提供することにある。本発明の目的の一つは、バックアップ直後に、バックアップされたデータの内容を一覧形式で確認することができる画像処理装置及び画像処理装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う画像処理装置は、バックアップ元記憶媒体に接続される第1インターフェース手段と、バックアップ先記憶媒体に接続される第2インターフェース手段と、各インターフェース手段のうち、いずれか1つのインターフェース手段のみを有効な読取り対象として設定するインターフェース制御手段と、第1インターフェース手段を介してバックアップ元記憶媒体からバックアップデータを読み出し、このバックアップデータを第2インターフェース手段を介してバックアップ先記憶媒体に転送するバックアップ制御手段と、バックアップ制御手段によるバックアップ処理が行われる場合に、バックアップデータを選択的に出力手段により出力させる出力制御手段とを備える。
バックアップ元記憶媒体としては、例えば、メモリカード、PCカード、小型ハードディスク装置等のような着脱自在で可搬性を有する記憶装置を用いることができる。バックアップ先記憶媒体としては、例えば、CD-R、MO、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気テープ等を用いることができる。例えば、画像処理装置に設けられたスロット等にバックアップ元記憶媒体を装着することにより、第1インターフェース手段とバックアップ元記憶装置とを接続させることができる。バックアップ先記憶媒体は、画像処理装置に内蔵させた記憶装置内に設けることもできるし、あるいは、画像処理装置とは別体に形成された外部記憶装置内に設けてもよい。なお、バックアップ元記憶媒体と第1インターフェース手段との接続、バックアップ先記憶媒体と第2インターフェース手段との接続は、それぞれ接触式でも非接触式のいずれでもよい。
インターフェース制御手段は、第1インターフェース手段及び第2インターフェース手段のうちいずれか1つのみを読取り可能なインターフェース手段として設定する。例えば、初期状態では、第1インターフェース手段を有効な読取り対象インターフェースとして設定することができる。バックアップ制御手段は、第1インターフェース手段を介して、バックアップ元記憶媒体からバックアップデータを読み出す。どのデータをバックアップするかは、予めユーザが指定することができる。バックアップ制御手段は、読み出したバックアップデータを、第2インターフェース手段を介してバックアップ先記憶媒体に転送する。これにより、バックアップデータは、バックアップ先記憶媒体に記憶され、バックアップされる。出力制御手段は、バックアップ処理が行われる場合に、出力手段を介して、バックアップデータのみを選択的に出力させる。これにより、ユーザは、バックアップされたデータについての出力を得ることができ、バックアップ内容等を容易に確認することができる。
ここで、例えば、出力手段としては、印刷出力手段または/及び表示出力手段を採用可能である。また、出力制御手段は、バックアップデータの全部または一部を出力手段により出力させることができる。例えば、バックアップデータが本画像データと見本画像データとを含んで構成されている場合、出力制御手段は、バックアップデータのうち見本画像データのみを出力手段により出力させることができる。見本画像データとは、例えば、本画像データよりも画素数を低下させた間引き画像データであり、サムネイル画像データとも呼ぶことができる。さらに、例えば、見本画像データを一覧形式で印刷出力させることにより、ユーザは、どのような画像がバックアップされたのかを一見して把握することができる。そして、一覧形式で印刷出力された印刷シート(インデックス印刷シート)をバックアップ先記憶媒体に関連付けて保存することにより、後日の検索作業や保存分類作業等を効率的に行うことができる。
本発明の一つの態様では、インターフェース制御手段は、バックアップ制御手段によるバックアップ処理が完了した後に、第2インターフェース手段を有効に設定し、出力制御手段は、第2インターフェース手段を介してバックアップ先記憶媒体からバックアップデータを読出し、この読み出したバックアップデータを出力手段により出力させる。即ち、インターフェース制御手段によって、有効な読取り対象となるインターフェースを第2インターフェース手段に切り替えることにより、バックアップ先記憶媒体からバックアップデータを読み出して印刷することができる。
そして、インターフェース制御手段は、バックアップデータが出力手段により出力された場合は、第1インターフェース手段を有効に設定することができる。即ち、バックアップ処理完了後のバックアップデータの出力が終了した場合、インターフェース制御手段は、有効な読取り対象となるインターフェースを、第2インターフェース手段から第1インターフェース手段に切り替える。これにより、ユーザは、手動で有効なインターフェースを切り替えることなく、バックアップ元記憶媒体からさらに別のバックアップ先記憶媒体への新たなバックアップ処理を指示したり、あるいは、バックアップ元記憶媒体に記憶されている画像データに基づいて印刷を指示したりすることができる。
本発明の別の態様では、バックアップ処理によりバックアップ元記憶媒体からバックアップ先記憶媒体に転送されるファイルを特定するためのバックアップリストを記憶するバックアップリスト記憶手段を設け、出力制御手段は、バックアップリストに基づいて、バックアップ元記憶媒体からバックアップデータを読み出し、この読み出したバックアップデータを出力手段により出力させる。即ち、バックアップリストには、どのデータがバックアップ元記憶媒体から読み出されてバックアップ先記憶媒体に転送されたかの情報が格納されている。出力制御手段は、バックアップリストを参照することにより、どのデータがバックアップされたのかを把握できる。そこで、出力制御手段は、バックアップリストに基づいて、バックアップ元記憶媒体からバックアップデータを読み出し、出力手段により出力させる。従って、この場合は、有効な読取り対象となるインターフェースを第2インターフェース手段に切り替えることなく、バックアップ元記憶媒体からバックアップデータを読み出すことができる。また、この場合は、バックアップリストを生成するため、バックアップ元記憶媒体に記憶されているデータの一部のみがバックアップされる場合でも、この部分的なバックアップに係わるデータを簡単に特定することができる。
出力制御手段は、バックアップ制御手段によるバックアップ処理が完了する前に、出力手段によるバックアップデータの出力を開始させることもできる。即ち、バックアップ処理の完了を待たずにバックアップデータの出力処理を開始させることにより、バックアップデータの出力処理が完了するまでの時間を短縮することができる。
本発明の別の観点に従う画像処理システムは、画像処理装置と該画像処理装置に接続される外部記憶装置とを備えた画像処理システムであって、画像処理装置は、記憶媒体が着脱可能に装着されるスロット部と、スロット部に装着された記憶媒体に接続される第1インターフェース部と、外部記憶装置に接続される第2インターフェース部と、第1、第2インターフェース部のうち、いずれか1つのインターフェース部のみを有効な読取り対象として設定するインターフェース制御部と、バックアップ対象として指定されたバックアップデータを、第1インターフェース部を介して記憶媒体から読み出し、この読み出したバックアップデータを第2インターフェース部を介して外部記憶装置に転送させるバックアップ制御部と、バックアップデータの出力を指示するための指示部と、指示部によりバックアップデータの出力が指示された場合は、バックアップデータに基づいてデータを生成する画像処理部と、生成されたデータに基づいて出力する出力部と、を備える。
本発明のさらに別の観点に従う画像処理装置の制御方法は、読取り対象となり得るインターフェース部を複数備えた画像処理装置を用いて、データのバックアップ及びバックアップされたデータの印刷を行わせる制御方法であって、複数のインターフェース部のうちいずれか一方のインターフェース部にはバックアップ元記憶媒体が接続され、複数のインターフェース部のうちいずれか他方のインターフェース部にはバックアップ先記憶媒体が接続され、バックアップ元記憶媒体に記憶されているデータの全部または一部を、バックアップ先記憶媒体に転送させるバックアップステップと、バックアップステップによるデータのバックアップが完了した場合には、バックアップ元記憶媒体またはバックアップ先記憶媒体のいずれか一方からバックアップされたデータを取得するデータ取得ステップと、取得されたデータを出力させるステップと、を含んでいる。
以下、画像処理装置として印刷装置を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係るプリンタ1の機能構成を示すブロック図である。プリンタ1は、それぞれ後述するように、操作パネル10と、プリンタエンジン20と、スキャナエンジン30と、メイン制御部40とを備えて構成されている。即ち、プリンタ1は、少なくとも、原稿から画像を読み取ってディジタルデータ化するスキャナ機能と、読み取られたディジタルデータを印刷用紙に印刷するプリンタ機能(コピー機能)とを備える。さらに、プリンタ1は、例えば、ディジタルカメラやパーソナルコンピュータ等のホスト装置80(図2参照)から通信ケーブルCNを介して画像データを受信し、印刷する機能も備える。また、プリンタ1は、後述のように、メモリカード60,61から画像データを読み込んで印刷するダイレクト印刷機能を備える。さらに、後述するように、プリンタ1は、メモリカード60,61に記憶されている画像データを、外部の記憶装置70にコピーさせるバックアップ機能も備えている。
操作パネル10は、視認性及び操作性を考慮して、プリンタ1の表面に設けられるもので、情報入力部11及び情報出力部12を備えたマンマシンインターフェースとなっている。情報入力部11には、各種ボタン類やディスプレイに表示される印刷メニュー(いずれも図示せず)等のような情報入力手段が含まれている。情報出力部12には、例えば、各種ランプ類やディスプレイ(いずれも図示せず)等の情報出力手段が含まれる。なお、情報の入力及び出力は、文字や画像を中心とする視覚的な出力に限らず、例えば、音声入力や音声出力等も採用可能である。
プリンタエンジン20は、例えば、プリンタ1の下部に設けられる。プリンタエンジン20は、例えば、1文字ずつ印刷可能なシリアル型印刷エンジンや、1行ずつ印刷可能なライン型印刷エンジンとして、あるいは、ページ単位で印刷可能なページプリンタとして構成することができる。プリンタエンジン20は、画像データの色彩を再現できるようにカラーエンジンとして構成するのが好ましが、モノクロエンジンでもよい。
スキャナエンジン30は、例えば、プリンタ1の上部に設けられる。スキャナエンジン30と、後述する原稿台32及び原稿台カバー31と、スキャナ制御部52とによりスキャナ装置が構成される。スキャナエンジン30は、例えば、RGB各色のカラーフィルタを備える複数のライン型受光素子(CCD等)等から構成可能である。あるいは、光源からRGB各色の光線を切り替えながら照射し、単一のライン型受光素子で受光する構成としてもよい。また、ライン型受光素子の長さを画像読取面よりも短く設定する縮小光学系を採用してもよいし、ライン型受光素子の長さを画像読取面と略一致させてもよい。さらに、カラーフィルタに代えて回折格子等の分光素子を用いてもよい。
メイン制御部40は、図2と共に後述するように、例えば、CPU100、ROM101、RAM102等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成される。また、メイン制御部40は、特定の処理を実行するための専用ハードウェア回路(ASIC(Application Specific Integrated Circuit )103を備えることもできる。
メイン制御部40は、それぞれ後述するように、ユーザインターフェース(以下、「UI」)制御部41と、バックアップ制御部42と、画像処理部43と、ファイルシステム44と、アクセス制御部45と、外部インターフェース(以下、I/F)としてのUSBI/F46と、内部I/FとしてのカードI/F47,48と、印刷イメージデータ記憶部49と、プリンタ制御部50と、スキャンデータ記憶部51と、スキャナ制御部52とを備えている。これらの各機能は、ハードウェア回路またはソフトウェアのいずれかで、あるいはハードウェア回路とソフトウェアとの協働により実現される。
USBI/F46には、通信ケーブルCNを介して、外部記憶装置70またはホスト装置80のいずれか一方が排他的に接続される。なお、USBI/Fを複数設けることも可能であり、USB以外にIEEE1394等の他のI/Fを採用することもできる。
プリンタ1は、少なくとも1つ以上のカードI/Fを備える。本実施例では、2つ以上のカードI/F47,48を備える場合を示すが、カードI/Fは必ずしも複数個設ける必要はない。複数のカードI/F47,48を設ける場合は、各カードI/F47,48毎にそれぞれ異なる規格のメモリカード60,61を装着可能とするのが好ましい。各カードI/F47,48に同一規格のメモリカードを装着可能としてもよい。以下、説明の便宜上、一方のカードI/F47及び一方のメモリカード60を中心に述べる。
UI制御部41は、UI関係の制御を行うもので、操作パネル10の情報入力部11を介して入力された情報を解析し、所定の各部に通知する。また、UI制御部41は、処理結果等を情報出力部12を介して出力させる。UI制御部41は、CPU100が所定のUI制御プログラムを実行することにより、あるいは、UI制御用の集積回路等を用いることにより、実現される。
バックアップ制御部42は、バックアップ処理を制御するものである。バックアップ制御部42は、ファイルシステム44及びアクセス制御部45を介して、メモリカード60に記憶されている画像データを読み出し、この読み出した画像データをUSBI/F46を介して外部記憶装置70に転送させる。これにより、メモリカード60内の画像データは、外部記憶装置70に装着された記憶媒体71に記憶される。
画像処理部43は、スキャンデータ記憶部51に記憶されたスキャンデータを読み込んで所定の画像処理を行うことにより、印刷イメージデータを生成することができる。また、画像処理部43は、ファイルシステム44等を介してメモリカード60や外部記憶装置70から画像データを読み込み、この画像データを印刷イメージデータに変換することもできる。画像処理部43によって生成された印刷イメージデータは、印刷イメージデータ記憶部49に記憶される。画像処理部43が行う画像処理としては、例えば、RGB表色系からCMYK表色系への色変換処理、拡大処理、縮小処理、回転処理、各種補正処理、ハーフトーン処理等を挙げることができる。プリンタ制御部50は、印刷イメージデータ記憶部49から印刷イメージデータを取得し、印刷イメージデータに基づいてプリンタエンジン20を駆動させる。
ファイルシステム44は、UI制御部41、バックアップ制御部42及び画像処理部43にそれぞれ接続されている。また、ファイルシステム44は、アクセス制御部45にも接続されている。UI制御部41、バックアップ制御部42及び画像処理部43は、ファイルシステム44を介して、メモリカード60や外部記憶媒体71から画像データを取得する。また、ファイルシステム44は、メモリカード60や外部記憶媒体71に記憶されている画像データのファイル情報を管理する。例えば、ファイルシステム44は、メモリカード60や外部記憶媒体71に記憶されている画像データの属性(ファイル名、ファイルパス、データサイズ等)を把握し、図6と共に後述するように、これらの情報に基づいて画像データを管理するための画像情報リストT2を生成する。この画像情報リストT2に基づいて、画像の表示や印刷等が行われる。
アクセス制御部45は、USBI/F46やカードI/F47等に接続されている。また、アクセス制御部45は、ファイルシステム44にも接続されている。アクセス制御部45は、メモリカード60の装着状態(装着されているか否か)や外部記憶装置70が接続されているか否か等を把握している。アクセス制御部45は、ファイルシステム44を介してメモリカード60または外部記憶媒体71へのアクセス要求を受け取ると、後述する予め設定されている規則に基づいて、アクセスを許可する。
USBI/F46は、外部記憶装置70に接続される場合にUSBマスタとして機能し、ホスト装置80に接続される場合にはUSBスレーブとして機能する。即ち、プリンタ1に外部記憶装置70が接続される場合、データ授受に関してプリンタ1が主導的な役割を果たす。プリンタ1にホスト装置80が接続される場合、データ授受に関してはホスト装置80が主導的な役割を果たす。なお、USBマスタ機能とUSBスレーブ機能とを兼用するのではなく、それぞれ分離してもよい。
メモリカード60には、複数の画像データ及び画像データの管理情報等を格納させることができる。また、画像データ以外のテキストデータやグラフィックスデータ等も格納可能である。メモリカード60としては、例えば、半導体メモリやハードディスク等のような不揮発性で書換可能な比較的小型で着脱自在の画像記憶媒体を用いることができる。なお、メモリカード60は、接触式の記憶媒体に限らず、非接触式の記憶媒体として構成してもよい。ここで、メモリカード60には、各画像毎のデータファイルが記憶されており、各画像データファイルは、ヘッダ情報、サムネイル画像データ、本画像データをそれぞれ備えている。ディジタルカメラで被写体を撮像すると、高解像度の本画像データが得られる。サムネイル画像データは、本画像データを間引くことにより低解像度の小画像データとして生成される。本画像データとサムネイル画像データとは対応付けられてメモリカード60に記録されている。
スキャナ制御部52は、情報入力部11から画像読取りが指示されると、スキャナエンジン30を駆動させて原稿台32に置かれた原稿の画像を読み取らせるものである。スキャナ制御部52は、読み取られた画像データ(スキャンデータ)をスキャンデータ記憶部51に記憶させる。スキャンデータ記憶部51に記憶された画像データは、上述のように、画像処理部43によって印刷イメージデータに変換することができる。あるいは、スキャンデータ記憶部51に記憶された画像データを、カードI/F47を介して、メモリカード60に記憶させることもできる。
次に、図2に基づいて、プリンタ1の概略ハードウェア構成を説明する。メイン制御部40は、例えば、CPU100と、ROM101と、RAM102と、ASIC103と、カードI/F47,48と、USBI/F46と、UII/F105等を備えている。CPU100は、ROM101に予め格納されている制御プログラムを実行することにより、バックアップ制御機能やインデックス印刷機能等を実現する。CPU100は単一である必要はなく、複数設けることもできる。また、通信ネットワークや内蔵するI/F46〜48等を介して、ROM101内の制御プログラムを書き換えることも可能である。
RAM102は、CPU100等による作業領域として使用されたり、データの一時的な記憶等に使用される。ASIC103は、画像処理部43で行われる画像処理等を実行する専用の集積回路である。ASIC103は、作業領域等として使用可能なローカルRAM104を備えている。UII/F105は、操作パネル10に接続されており、例えば、CPU100により実行されるUI制御プログラムと共にUI制御部41を実現する。
USBI/F46は、USBポート106を介して、外部記憶装置70またはホスト装置80のいずれか一方に接続される。USBポート106を複数備える場合は、外部記憶装置70及びホスト装置80の両方をプリンタ1に接続可能である。ホスト装置80としては、例えば、ディジタルカメラ、撮影機能を備えた携帯情報端末あるいは携帯電話、画像編集装置、パーソナルコンピュータ等を挙げることができる。カードI/F47,48は、それぞれカードスロット107,108を介して、メモリカード60,61にそれぞれ接続される。なお、以上のハードウェア構成は例示であって、本発明は上述の構成に限定されない。
次に、図3及び図4に基づいて、プリンタ1の外観構成を説明する。図3は、原稿台カバー31を閉じた状態を示す。プリンタ1の上部にはスキャナエンジン30が設けられ、プリンタ1の下部にはプリンタエンジン20が設けられている。プリンタ1の上部前面側には、操作パネル10が設けられている。さらに、プリンタ1の背面側には給紙トレイ21が、プリンタ1の下部前面側には排紙トレイ22が、それぞれ設けられている。このように、プリンタ1は、同一筐体にスキャナエンジン30及びプリンタエンジン20を内蔵させた複合機として構成されている。
図4は、原稿台カバー31を開けた状態を示す。原稿台カバー31を開けると、プリンタ1の上部には、原稿台32が出現する。この原稿台32は、例えば、透明なガラス材料から平板状に形成されており、原稿台32の下側には光源や受光素子(いずれも図示せず)等が配置されている。ユーザは、原稿台32上に位置合わせして原稿2を下向きに載置し、原稿台カバー31を閉じてスキャン開始を指示する。画像の読み取りが完了すると、ユーザは、原稿台カバー31を開けて原稿台32から原稿2を取り除き、新しい原稿2を原稿台32に載せる。読み取られた画像は、プリンタエンジン20を介して印刷出力することもできるし、ファイルシステム44を介してメモリカード60に記憶させることもできる。
図5は、アクセス制御部45により使用されるアクセス優先順位管理テーブルT1の概略構成を示す説明図である。アクセス優先順位管理テーブル(以下、順位管理テーブル)T1には、例えば、優先順位毎に対応するI/Fの種類がそれぞれ登録されている。例えば、第1位にホスト装置80が接続されてUSBスレーブとなるUSBI/F46、第2位にメモリカード60に接続されるカードI/F47、第3位にメモリカード61に接続されるカードI/F48、第4位に外部記憶装置70に接続されてUSBマスタとなるUSBI/F46、となるように優先順位が設定されている。即ち、ホスト装置80>メモリカード60(または61)>外部記憶装置70の順番で、アクセスの優先順位を設定することができる。なお、優先順位は上述の例に限らず、必要に応じて、他の順番に設定してもよい。また、ユーザの手動操作によって優先順位を変更可能な構成としてもよい。さらに、プリンタ1が実行する各種モード(メモリカード印刷モード、バックアップモード等)に応じて優先順位を切り替える構成でもよい。
複数のI/F46〜48のうち、いずれか1つのみが使用される場合は、そのI/Fがアクセス制御部45により有効なI/Fとして設定される。複数のI/Fが競合する場合は、順位管理テーブルT1に登録されている順位の高い方が優先する。例えば、プリンタ1の有するバックアップモードによってメモリカード60内の画像データを外部記憶装置70に転送する場合は、USBI/F46(USBマスタ)とカードI/F47の両方が使用されるが、順位管理テーブルT1に示すように、カードI/F47の方がUSBI/F(USBマスタ)46よりも順位が高い。従って、カードI/F47が有効な読取り対象として設定される。なお、優先順位はリードアクセスの優先度であり、メモリカード60及び外部記憶装置70の両方が接続されている場合でも、外部記憶装置70の外部記憶媒体71に画像データを書き込むことができる。
次に、図6は、ファイルシステム44により生成される画像情報リストT2の構成を示す説明図である。画像情報リストT2は、メモリカード60等に記録されている画像データを管理するための画像管理情報(あるいは画像管理テーブル)である。画像情報リストT2は、識別コード(ID)と、各識別コードに対応付けられた画像ファイル情報とから構成されている。メモリカード60に記憶されている各画像データ毎に、そのメモリカード60内で一意に定まる識別コードが対応付けられる。各画像ファイル情報は、各画像データにそれぞれ対応する。各画像ファイル情報は、それぞれ画像情報構造体T21から構成される。画像情報構造体T21は、画像データの各種属性情報を配列した小テーブルである。画像情報構造体T21は、例えば、画像データのファイル名と、メモリカード60内の画像データにアクセスするためのフルパスファイル名と、記録の日付及び時刻と、ファイルアトリビュートと、その他付属情報とから構成される。従って、識別コードを検索キーとして画像情報リストT2を検索すれば、その識別コードに対応する画像情報構造体T21を呼び出すことができ、この画像情報構造体T21を参照することにより、所望の画像データのファイル名や格納場所等を把握することができる。
図7は、印刷リスト情報T3の構造を示す説明図である。印刷リスト情報T3を参照することにより、そこに記載された画像データがメモリカード60等から読み出され、読み出された画像データに基づいて印刷用データが生成される。印刷リスト情報T3は、例えば、識別コード(JID)と、識別コードに対応付けられた印刷ファイル情報と、印刷ジョブ全体に適用される印刷設定情報とから構成されている。各印刷ファイル情報は、印刷ファイル情報構造体T31から構成される。印刷ファイル情報構造体T31は、印刷用画像識別コード(以下、IDX)及びファイル毎の設定情報とから構成されている。通常のメモリカード印刷の場合、IDXには、画像リスト情報T1の識別コードがセットされる(IDX=ID)。従って、印刷ファイル情報構造体T31のIDXに基づいて画像情報リストT2を検索することにより、印刷されるべき画像データを特定してメモリカード60から読み出すことができる。なお、さらにサブリストを用意し、所定の条件に合致する画像データのみを抽出することにより、印刷順序等に柔軟性を与えることもできる。
図8は、バックアップ制御処理の概要を示すフローチャートである。まず、プリンタ1の備えるバックアップモードの利用に際して、ユーザは、カードI/F47にメモリカード60を接続すると共に、USBI/F46に外部記憶装置70を接続する。ここで、上述のように、カードI/F47の方がリードアクセスの優先順位が高いため、初期状態では、メモリカード60のみから画像データ(必ずしも画像データであるとは限らない)を読み出すことができるようになっている。
ユーザが操作パネル10を介してバックアップの実行を指示すると(S1:YES)、プリンタ1は、バックアップの初期設定を行う(S2)。この初期設定では、例えば、バックアップ元ディレクトリ及びバックアップ先ディレクトリのセット等を行う。次に、プリンタ1は、バックアップ元記憶媒体であるメモリカード60からファイルシステム44等を介して所定のディレクトリから画像データを読み出す(S3)。読み出された画像データは、ファイルシステム44等を介して、バックアップ先記憶媒体である外部記憶装置70に転送され、外部記憶媒体71の所定のディレクトリに書き込まれる(S4)。ユーザにより指定された範囲のデータが全て外部記憶媒体71にバックアップされるまで、ターゲットとなるディレクトリを移動させながら、データの読み出し及びデータの転送が繰り返される(S5)。
バックアップが完了すると(S5:YES)、その旨が操作パネル10を介してユーザに通知される。バックアップ後にインデックス印刷の実行を希望するユーザは、操作パネル10を介して、インデックス印刷の実行を指示する(S6:YES)。ユーザがインデックス印刷の実行を希望しない場合(S6:NO)、処理は終了する。
通常の場合、多くのユーザは、1つまたは少数のメモリカード60を所有している。ユーザは、メモリカード60内の画像データを外部記憶媒体71にバックアップさせた後、メモリカード60をディジタルカメラ等に装着して新たな画像を記憶させる。外部記憶媒体71には、例えば、ラベル等を添付することにより、バックアップデータを特定するのに役立つ文字情報を関連付けることができる。しかし、例えば、撮影テーマ、撮影者、撮影期間、撮影場所等のような書誌的な文字情報だけで、外部記憶媒体71に記憶されている画像データを全て把握するのは難しい。そこで、インデックス印刷により、バックアップされた画像データのサムネイル画像一覧を印刷しておき、このインデックス印刷シートを外部記憶媒体71に関連付けて保存しておけば、後の検索や分類等に便利である。
このような理由で、ユーザは、バックアップ時にインデックス印刷の実行を希望する場合がある。ユーザが操作パネル10を介してインデックス印刷の実行を指示すると(S6:YES)、プリンタ1は、外部記憶媒体71のどのディレクトリにバックアップデータが記憶されているのかを確認する(S7)。次に、プリンタ1は、順位管理テーブルT1に登録されている初期状態の優先順位に拘わらず、バックアップ先である外部記憶媒体71へのリードアクセスの方を、バックアップ元であるメモリカード60へのリードアクセスよりも高く設定する(S8)。即ち、バックアップモード完了後のインデックス印刷実行時にのみ、一時的にアクセス優先順位を変更する。これにより、外部記憶媒体71にアクセスして、バックアップされた画像データを読み出すことが可能となる。
そして、プリンタ1は、外部記憶媒体71のバックアップディレクトリ(バックアップデータが記憶されている記憶領域)にアクセスポインタを移動させ(S9)、バックアップデータのインデックス印刷の実行を開始する(S10)。インデックス印刷処理については、別のフローチャートで詳述する。インデックス印刷が完了すると(S11:YES)、プリンタ1は、優先順位を初期状態に戻す(S12)。従って、再びメモリカード60の方が外部記憶媒体71よりもリードアクセスの順位が高くなる。
次に、図9は、インデックス印刷処理の概要を示すフローチャートである。インデックス印刷の実行が指示されると(S20)、印刷初期設定が行われる(S21)。印刷初期設定としては、例えば、印刷レイアウトや用紙サイズ等のセットが挙げられる。次に、プリンタ1は、バックアップ先記憶媒体である外部記憶媒体71の所定のディレクトリ(バックアップディレクトリ)にアクセスし、バックアップ直後の画像データに関する情報を読み出し(S22)、画像情報リストT2を生成する。
そして、プリンタ1は、外部記憶媒体71にバックアップされた画像データに関する画像情報リストT2に基づいて、バックアップされた画像データのサムネイル画像データを取得し(S23)、インデックス印刷を実行する(S24)。インデックス印刷では、1枚のシートに複数個のサムネイル画像が並んで印刷される。バックアップされた画像の数が多い場合は、複数枚のシートにわたってバックアップされた画像データのインデックスが印刷される。インデックス印刷が完了すると(S25:YES)、その旨がバックアップ制御部42に通知される(S26)。この通知を受けて、上述した図8中のS12では、アクセス優先順位が初期状態に戻される。
なお、上記の例では、バックアップ制御部42による処理(S1〜S12)と画像処理部43等による処理(S20〜S26)とを分けてそれぞれ説明したが、バックアップ制御部42内にバックアップ後のインデックス印刷機能を設ける等のように、他の制御構成を採用することもできる。
以上詳述した通り、本実施例では、メモリカード60に記憶されている画像データを外部記憶媒体71にバックアップした後で、バックアップされた画像データのインデックス印刷を行えるようにした。従って、メモリカード60のバックアップ直後に、バックアップデータのインデックス印刷シートを出力させて、外部記憶媒体71に関連付けて保存可能であり、使い勝手が向上する。
特に、本実施例では、バックアップ完了後に、インデックス印刷が完了するまでの期間だけアクセス優先順位を一時的に変更させることにより、本来優先順位が高く設定されているバックアップ元のメモリカード60をプリンタ1から取り外すことなく、本来の優先順位が低く設定されている外部記憶媒体71からバックアップデータを読み出すことができるようになっている。メモリカード60をプリンタ1からいったん取り外せば、外部記憶媒体71からバックアップデータを読み出すことができるが、インデックス印刷のためにいちいちメモリカード60を取り外すのは手間である。また、バックアップデータの印刷を行うためには、外部記憶媒体71のバックアップディレクトリをユーザが指定する必要があり、操作が煩雑化する。これに対し、本実施例では、本来のアクセス順位が高く設定されているメモリカード60と本来のアクセス順位が低く設定されている外部記憶媒体71とが同時に接続されている場合でも、本来のアクセス順位の低い外部記憶媒体71の所定ディレクトリからバックアップデータを読み出して、インデックス印刷を行うことができ、ユーザの利便性が向上する。
次に、図10〜図13に基づいて、本発明の第2実施例を説明する。本実施例の特徴は、バックアップ元のメモリカード60からバックアップ先の外部記憶媒体71にどの画像データが転送されたかのバックアップリストT4をプリンタ1内で管理しておき、このバックアップリストT4に基づいて、バックアップされた画像データをメモリカード60から取得し、インデックス印刷を行う点にある。
図10は、本実施例に係わるプリンタ1の全体構成を示すブロック図である。バックアップ制御部42と画像処理部43とに、それぞれバックアップリスト記憶部53が接続されている。バックアップ制御部42は、バックアップ処理によりメモリカード60から外部記憶媒体71にコピーされた画像データに関する情報を取得し、この情報に基づいてバックアップリストT4を生成する。生成されたバックアップリストT4は、バックアップリスト記憶部53に記憶され、画像処理部43により参照される。
図11は、バックアップリストT4の一例を示す説明図である。バックアップリストT4は、例えば、バックアップID(BID)と、バックアップされた画像データのファイル名と、バックアップされた画像データをバックアップ元において特定するためのファイルパス情報とを対応付けることにより構成することができる。なお、ファイルパス情報に代えて、メモリカード60の装着時に生成される画像情報リストT2で使用されている画像IDを採用してもよい。また、バックアップリストT4に、バックアップ先でのファイルパス情報を加えることもできる。
図12は、バックアップ制御処理の概要を示すフローチャートである。ユーザによりバックアップ処理が指示されると(S31:YES)、プリンタ1はバックアップ開始のための初期設定を行い(S32)、バックアップ元であるメモリカード60からファイルシステム44等を介して、バックアップ対象の画像データを読み出す(S33)。プリンタ1は、メモリカード60から読み出した画像データをバックアップ先である外部記憶媒体71に転送し、コピーさせる(S34)。
この際、プリンタ1は、外部記憶媒体71に転送された画像データに関する情報を取得してバックアップリストT4に登録する(S35)。そして、バックアップが完了すると(S36:YES)、プリンタ1は、ユーザによりインデックス印刷が指示されたか否かを判定する(S37)。上記実施例でも同様であるが、インデックス印刷の実行指示は、バックアップ完了後に限らず、バックアップ中にも行うことが可能である。
インデックス印刷をユーザが希望しない場合(S37:NO)、プリンタ1は、処理を終了する。上記実施例でも同様であるが、ユーザがバックアップ後のインデックス印刷を希望するか否かの判定は、例えば、バックアップ処理の指示直後からバックアップ完了後に所定時間が経過するまでの間に、操作パネル10を介してインデックス印刷の実行指示が入力されたか否か等で行うことができる。
一方、バックアップ後のインデックス印刷をユーザが希望する場合(S37:YES)、プリンタ1(バックアップ制御部42)は、バックアップリストT4に基づいたインデックス印刷の実行を指示する(S38)。
図13は、インデックス印刷処理の概要を示すフローチャートである。インデックス印刷の実行開始が指示されると(S41:YES)、プリンタ1は、インデックス印刷のための初期設定を行う(S42)。
そして、プリンタ1は、バックアップリストT4に基づいて、バックアップされた画像データを把握し(S43)、バックアップされた画像データのサムネイル画像データをバックアップ元のメモリカード60から取得する(S44)。そして、プリンタ1は、バックアップリストT4に基づいたインデックス印刷を開始し(S45)、インデックス印刷を完了すると処理を終了する(S46)。
このように構成される本実施例では、バックアップ処理中に、バックアップされた画像データに関する情報を収集して管理することにより、バックアップ元であるメモリカード60から画像データを読み出して、バックアップされた画像データのインデックス印刷を可能とした。従って、上記実施例と同様に、バックアップ後のインデックス印刷を簡単に行うことができ、ユーザの利便性が向上する。
通常の場合は、バックアップ直後に直ちにメモリカード60がプリンタ1から取り外されることはなく、プリンタ1にメモリカード60が装着されたままになっている。従って、バックアップ元のメモリカード60から画像データ(サムネイル画像データ)を取得してインデックス印刷を開始するようにしても何ら不都合は生じない。なお、例えば、バックアップ後のインデックス印刷が指示されている場合は、インデックス印刷が完了するまでの間ユーザがメモリカード60を取り外さないように、操作パネル10に警告メッセージを表示させることもできる。
図14は、本発明の第3実施例に係わる制御処理のフローチャートである。本実施例の特徴は、バックアップ処理中に、バックアップされた画像データのインデックス印刷を開始させる点にある。
ユーザからバックアップ処理の実行を指示されると(S51:YES)、プリンタ1は、バックアップ用の初期設定を行う(S52)。そして、プリンタ1は、ユーザからインデックス印刷の実行指示があったか否かを判定する(S53)。例えば、操作パネル10のディスプレイに「バックアップデータのインデックスを印刷しますか?」等のようなメッセージを表示して、ユーザの意向を確認することができる。ユーザがインデックス印刷を希望しない場合(S53:NO)、通常のバックアップ処理が行われ(S60)、バックアップを終えた後、処理を終了する。通常のバックアップ処理とは、バックアップ元記憶媒体からバックアップ対象データを読み出してバックアップ先記憶媒体に転送する処理であり、インデックス印刷は行われない。
ユーザがインデックス印刷の実行を希望する場合(S53:YES)、プリンタ1は、バックアップ元のメモリカード60からバックアップ対象の画像データを読み出し(S54)、この読み出した画像データをバックアップ先の外部記憶媒体71に転送してコピーさせる(S55)。この際、バックアップされた画像データに関する情報は、バックアップリストT4に登録される(S56)。プリンタ1は、インデックス印刷の開始に必要なだけの画像データがバックアップされた場合、バックアップリストT4に基づいてインデックス印刷を開始する(S57)。インデックス印刷の開始に必要なだけの画像データがバックアップされた場合とは、例えば、所定数の画素ラインを形成するのに必要なだけの画像データが確定した場合を意味する。
バックアップ処理が完了するまでの間、メモリカード60から外部記憶媒体71へのバックアップが続行される(S58)。また、バックアップ中にインデックス印刷は略並列して実行されている(S59)。これにより、ユーザは、速やかにインデックス印刷シートを得ることができる。
なお、バックアップ処理中に並行してインデックス印刷を行う方法としては、種々の方法を採用し得る。例えば、バックアップ処理と並行して、既にバックアップ済の画像データをバックアップリストT4に基づいてメモリカード60から読み出し、印刷イメージデータを生成することができる。十分なキャッシュ容量を備えている場合は、キャッシュされている画像データに基づいて、印刷イメージデータを生成することもできる。
なお、上述した本発明の各実施例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなく、他の様々な態様で本発明を実施できる。
例えば、バックアップ完了後に、バックアップ先記憶媒体またはバックアップ先記憶媒体のいずれか1つとプリンタとの接続が切れている場合は、残った方の記憶媒体からバックアップデータを読み出して印刷出力することもできる。
また、上記実施例では、メモリカードから外部記憶装置の記憶媒体へのバックアップを例に挙げて説明したが、これに限らず、複数のメモリカードをプリンタに装着可能な場合は、同時に装着した複数のメモリカード間でバックアップを行ってもよい。また、外部記憶装置はバックアップ用の独立した記憶装置である必要はなく、例えば、パーソナルコンピュータが内蔵する補助記憶装置等を利用してもよい。
さらに、上記実施例では、インデックス印刷シートの印刷出力を中心に説明したが、これに代えて、あるいはインデックス印刷と共に、内蔵ディスプレイまたは外部ディスプレイへの画面表示を行うこともできる。
また、画像処理装置としてプリンタを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、他の画像処理装置にも適用することができる。
本発明の第1実施例に係るプリンタの機能構成を示すブロック図である。 プリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 原稿台カバーが閉じた状態のプリンタの外観図である。 原稿台カバーを開いた状態のプリンタの外観図である。 オーダーシートの概要を示す説明図である。 アクセス優先順位管理テーブルの構成を示す説明図である。 画像情報リストの構造を示す説明図である。 印刷リスト情報の構造を示す説明図である。 バックアップ制御処理のフローチャートである。 バックアップ完了後に実行されるインデックス印刷処理のフローチャートである。 本発明の第2実施例に係わるプリンタの機能構成を示すブロック図である。 バックアップリストの構造を示す説明図である。 バックアップ制御処理のフローチャートである。 インデックス印刷処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例に係わるプリンタの制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…プリンタ、2…原稿、10…操作パネル、11…情報入力部、12…情報出力部、20…プリンタエンジン、21…給紙トレイ、22…排紙トレイ、30…スキャナエンジン、31…原稿台カバー、32…原稿台、40…メイン制御部、41…UI制御部、42…バックアップ制御部、43…画像処理部、44…ファイルシステム、45…アクセス制御部、46〜48…インターフェース、49…印刷イメージデータ記憶部、50…プリンタ制御部、51…スキャンデータ記憶部、52…スキャナ制御部、53…バックアップリスト記憶部、60、61…メモリカード、70…外部記憶装置、71…外部記憶媒体、80… ホスト装置、100…CPU、101…ROM、102…RAM、103…ASIC、106…USBポート、107,108…カードスロット、T1…アクセス優先順位管理テーブル、T2…画像情報リスト、T3…印刷リスト、T4…バックアップリスト

Claims (10)

  1. バックアップ元記憶媒体に接続される第1インターフェース手段と、
    バックアップ先記憶媒体に接続される第2インターフェース手段と、
    前記各インターフェース手段のうち、いずれか1つのインターフェース手段のみを有効な読取り対象として設定するインターフェース制御手段と、
    前記第1インターフェース手段を介して前記バックアップ元記憶媒体からバックアップデータを読み出し、このバックアップデータを前記第2インターフェース手段を介して前記バックアップ先記憶媒体に転送するバックアップ制御手段と、
    前記バックアップ制御手段によるバックアップ処理が行われる場合に、前記バックアップデータを選択的に出力手段により出力させる出力制御手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記インターフェース制御手段は、前記バックアップ制御手段による前記バックアップ処理が完了した後に、前記第2インターフェース手段を有効に設定し、
    前記出力制御手段は、前記第2インターフェース手段を介して前記バックアップ先記憶媒体から前記バックアップデータを読出し、この読み出したバックアップデータを前記出力手段により出力させるものである請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記インターフェース制御手段は、前記バックアップデータが前記出力手段により出力された場合は、前記第1インターフェース手段を有効に設定する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記バックアップ処理により前記バックアップ元記憶媒体から前記バックアップ先記憶媒体に転送されるファイルを特定するためのバックアップリストを記憶するバックアップリスト記憶手段を設け、
    前記出力制御手段は、前記バックアップリストに基づいて、前記バックアップ元記憶媒体から前記バックアップデータを読み出し、この読み出したバックアップデータを前記出力手段により出力させるものである請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記出力制御手段は、前記バックアップデータの全部または一部を前記出力手段により出力させるものである請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記バックアップデータは本画像データと見本画像データとを含んでおり、
    前記出力制御手段は、前記バックアップデータのうち前記見本画像データを前記出力手段により出力させるものである請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記出力制御手段は、前記バックアップ制御手段による前記バックアップ処理が完了する前に、前記出力手段による前記バックアップデータの出力を開始させる請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記出力手段は、印刷出力を行う印刷出力手段であり、前記出力制御手段は、前記印刷出力手段に対して前記バックアップデータに基づくデータを出力して印刷させる請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 画像処理装置と該画像処理装置に接続される外部記憶装置とを備えた画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    記憶媒体が着脱可能に装着されるスロット部と、
    前記スロット部に装着された前記記憶媒体に接続される第1インターフェース部と、
    前記外部記憶装置に接続される第2インターフェース部と、
    前記第1、第2インターフェース部のうち、いずれか1つのインターフェース部のみを有効な読取り対象として設定するインターフェース制御部と、
    バックアップ対象として指定されたバックアップデータを、前記第1インターフェース部を介して前記記憶媒体から読み出し、この読み出したバックアップデータを前記第2インターフェース部を介して前記外部記憶装置に転送させるバックアップ制御部と、
    前記バックアップデータの出力を指示するための指示部と、
    前記指示部により前記バックアップデータの出力が指示された場合は、前記バックアップデータに基づいてデータを生成する画像処理部と、
    前記生成されたデータに基づいて出力する出力部と、
    を備えた画像処理システム。
  10. 読取り対象となり得るインターフェース部を複数備えた画像処理装置を用いて、データのバックアップ及びバックアップされたデータの出力を行わせる制御方法であって、
    前記複数のインターフェース部のうちいずれか一方のインターフェース部にはバックアップ元記憶媒体が接続され、
    前記複数のインターフェース部のうちいずれか他方のインターフェース部にはバックアップ先記憶媒体が接続され、
    前記バックアップ元記憶媒体に記憶されているデータの全部または一部を、前記バックアップ先記憶媒体に転送させるバックアップステップと、
    前記バックアップステップによる前記データのバックアップが完了した場合には、前記バックアップ元記憶媒体または前記バックアップ先記憶媒体のいずれか一方から前記バックアップされたデータを取得するデータ取得ステップと、
    前記取得されたデータを出力させるステップと、
    を含む画像処理装置の制御方法。
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