JP2005210072A - 光ファイバおよび広帯域光増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】波長帯域を拡げることができる光ファイバおよび広帯域光増幅器を提供する。
【解決手段】 ビスマス(Bi)をドープした石英ガラス[xBi2 O3 −yAl2 O3 −(1−x−y)SiO2 ]であって、モル比でBi2 O3 が0.1から10.0%、Al2 O3 が2から20%で、かつx<yである材料に、希土類元素のエルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、ネオジム(Nd)のうち、1種以上をモル%で0.01〜10%含有した広帯域光増幅器用光ファイバを得る。
【選択図】図1
【解決手段】 ビスマス(Bi)をドープした石英ガラス[xBi2 O3 −yAl2 O3 −(1−x−y)SiO2 ]であって、モル比でBi2 O3 が0.1から10.0%、Al2 O3 が2から20%で、かつx<yである材料に、希土類元素のエルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、ネオジム(Nd)のうち、1種以上をモル%で0.01〜10%含有した広帯域光増幅器用光ファイバを得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ファイバおよび広帯域光増幅器に係り、特に、0.8μmの光で励起し、1.3μm帯と1.55μm帯の信号光増幅を兼用できる石英系光ファイバおよび広帯域光増幅器に関するものである。
社会全体に張り巡らされたネットワークを通じて大量の情報が飛び交う時代にあって光ファイバは基幹技術であり、その長距離伝送には光信号を増幅するために光ファイバ増幅器が用いられる。このような分野の従来技術として、Er(エルビウム)やTm(ツリウム)をドープした1.55μm帯の光ファイバ増幅器(EDFA,TDFA)(下記特許文献1,2参照)や、Nd(ネオジウム)やPr(プラセオジム)をドープした1.3μm帯用光増幅器(下記特許文献3,4参照)があるが、両帯域を増幅したい場合は別々に増幅器を設置する必要があるため、システムが大きくなる。
一方、また、本願発明者等は、0.8μm帯で励起可能なBi(ビスマス)をドープした1.3μm帯用石英系ガラスを既に提案している(下記特許文献5,6参照)。
特許第2742309号公報
特許第2596620号公報
特開平01−094329号公報
特開平05−063284号公報
特開平11−029334号公報
特開2002−252397号公報
そこで、本願発明者らは、さらに研究開発をすすめて、そのBi材料をベースとして、希土類元素を添加することにより、波長帯域を拡げることに成功した。
また、インターネットの爆発的な普及に代表されるように、最近の情報通信技術の進歩はめざましいものがある。従来は、音声を通信するのみであったものが、静止画像、さらには動画というように映像主体の情報通信へと進展し、ますます、情報通信量の増加が望まれている。そのような情報通信量の増加は、人々の生活の豊かさと密接に結びついている。
光通信におけるWDM(波長多重通信)技術は情報通信量の増加に多大な寄与をしてきた。特に、Erドープ光ファイバ増幅器(EDFA)は、その中心となるべき光増幅器である。近年、EDFAの増幅帯域(1540−1620nm)にTmをレーザー活性核としたTmドープ光ファイバ増幅器(TDFA)を併用することで、その増幅帯域を200nm弱まで増大させる技術が発展してきた。
しかるに、先に挙げたように、情報通信量の増加は人々の暮らしの豊かさを示すものであるため、今後、光増幅器の増幅帯域幅のさらなる拡大に対する要求が出てくるものと考えられる。これまでの研究では、1.3μm帯においてPrを発光核としたフッ化物ファイバや、ラマン増幅器が研究されてきたが、それぞれ、ファイバの融着、効率等の問題がある。また、Prはシリカガラス中にドープすると、マルチフォノンにより失活が起こり、発光しなくなるという問題があった。
従って、従来EDFAやTDFAにPrを共ドープしたレーザー媒質は存在せず、また、それぞれ別々の増幅器による複合型の増幅システムも存在しなかった。
このような背景に従えば、新しいレーザー活性核を用いた超広帯域光増幅媒質、およびそのシステムが必要不可欠である。
このように、本発明は、上記状況に鑑みて、さらに波長帯域を拡げることができる光ファイバおよび広帯域光増幅器を提供することを目的とする。
〔1〕光ファイバにおいて、Biをドープした石英ガラス[xBi2 O3 −yAl2 O3 −(1−x−y)SiO2 ]であって、モル比でBi2 O3 が0.1から10.0%、Al2 O3 が2から20%で、かつ、x<yである材料に、希土類元素のうち、1種以上をモル%で0.01〜10%含有したことを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の光ファイバにおいて、前記希土類元素がErであることを特徴とする。
〔3〕上記〔1〕記載の光ファイバにおいて、前記希土類元素がNdであることを特徴とする。
〔4〕広帯域光増幅器において、上記〔1〕記載の光ファイバにおいて、前記希土類元素がTmであることを特徴とする。
〔5〕上記〔4〕記載の光ファイバにおいて、更に前記希土類元素であるErを含むことを特徴とする。
〔6〕広帯域光増幅器であって、上記〔1〕〜〔5〕の何れか一項記載の光ファイバを用い、0.8μmの光で励起し、1.3μm帯と希土類元素の種類に応じた発光波長帯域の信号光の増幅を同時に行うことを特徴とする。
〔7〕上記〔6〕記載の広帯域光増幅器において、前記希土類元素の種類に応じた発光波長帯域が、Erの発光波長帯域である1.55μm帯であることを特徴とする。
〔8〕上記〔6〕記載の広帯域光増幅器において、前記希土類元素の種類に応じた発光波長帯域が、Ndの発光波長帯域である0.9μm帯及び1.06μm帯であることを特徴とする。
〔9〕上記〔6〕記載の広帯域光増幅器において、前記希土類元素の種類に応じた発光波長帯域が、Tmの発光波長帯域である1.49μm帯であることを特徴とする。
(1)光増幅が可能な波長帯域を拡げることができる広帯域光増幅器用光ファイバを提供することができる。
(2)0.8μm励起光で励起し、1.3μm帯と1.55μm帯の信号光増幅を兼用できる石英系広帯域光増幅器を得ることができ、1.3μm帯と1.55μm帯の信号光増幅を単一の増幅器で達成することができるため、システムを簡便にすることができる。
(3)商用の0.8μm帯の半導体励起光源を利用することができる。
(4)既存の伝送路に用いられている石英系ファイバとの整合性にも優れている。
(5)Bi−Tmドープシリカファイバとすることにより、その発光波長帯域を1.49μm帯とすることができる。
(6)Bi−Tm−Erドープシリカファイバからなる二元希土類元素で構成することもできる。
ビスマス(Bi)をドープした石英ガラス[xBi2 O3 −yAl2 O3 −(1−x−y)SiO2 ]であって、モル比でBi2 O3 が0.1から10.0%、Al2 O3 が2から20%で、かつx<yである材料に、希土類元素のエルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、ネオジム(Nd)のうち、1種以上をモル%で0.01〜10%含有した広帯域光増幅器用光ファイバである。この光ファイバでは、利用し易い0.8μm帯の半導体レーザ励起により、1.3μm帯と1.55μm帯の信号光増幅が単一の増幅器でなされる。その製法は各酸化物粉末を混合し、焼結する方法である。希土類元素としては、特にErが好適である。また、既存の伝送路に用いられている石英系ファイバとの整合性にも優れている。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明では、ビスマス(Bi)をドープした石英ガラス[xBi2 O3 −yAl2 O3 −(1−x−y)SiO2 ]であって、モル比でBi2 O3 が0.1から10.0%、Al2 O3 が2から20%で、かつx<yである材料に、希土類酸化物を1種以上、モル%で0.01〜10%含有した広帯域光増幅器用光ファイバを得るようにしている。
図1はその広帯域光増幅器用光ファイバサンプルの製造フローチャートである。
(1)原料として酸化ビスマス、酸化アルミニウム、酸化珪素、希土類酸化物を使用し、その使用する粒子の粒径は2〜3μm以下のものを準備する。
(2)酸化ビスマス、酸化アルミニウム、酸化珪素、希土類酸化物を上記した目的の配合比にて混合する。
(3)上記の混合物に、水またはエタノールを滴下し、アルミナ製の乳鉢、もしくはボールミルにてスラリーを形成する。
(4)十分に均一に混合されたスラリーをビーカーなどの容器に移し、乾燥機にて100℃以上にて乾燥させる。
(5)乾燥した粉末を、アルミナの坩堝に移し、蓋をして1750℃にて10時間焼結し、サンプルを得る。なお、アルミナの坩堝には、冷却時の線膨張係数の違いにより、サンプル内部に亀裂が入ることがあるため、あらかじめ、坩堝表面に傷を入れておくことが望ましい。
次に、本発明において、ビスマス(Bi)をドープした石英ガラス[xBi2 O3 −yAl2 O3 −(1−x−y)SiO2 ]であってモル比でBi2 O3 が0.1から10.0%、Al2 O3 が2から20%で、かつx<yである材料に、希土類元素としてエルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、ネオジム(Nd)のうち、1種以上をモル%で0.01〜10%含有して広帯域光増幅器用光ファイバを得るようにしている。
この光ファイバでは、利用し易い0.8μm帯の半導体レーザ励起により、1.3μm帯と1.55μm帯の信号光増幅を単一の増幅器で実現することができる。その製造方法は、図1のフローチャートに示したように、各酸化物粉末を混合し、焼結する方法である。
希土類元素としては特にErが好適である。
図2は本発明の実施例を示すEr−Biがドープされたガラス(SiO2 )光ファイバの波長に対する発光強度特性図(その1)であり、励起光808nmでの発光特性を示している。
ここでは、各酸化物粉末(高純度化学研究所製)はEr2 O3 :Bi2 O3 :Al2 O3 :SiO2 であり、モル比で0.1:1.0:7.0:91.9(重量比で0.6:6.9:10.6:81.9)に秤量し、総量は10gである。粒子の粒径は2〜3μmが好ましい。
この図から分かるように、モル比でEr2 O3 が0.1%、Bi2 O3 が1.0%で作製したガラスの発光特性は1300nm帯と1550nm帯に二つの山(図中のaはBiの発光、bはErの発光)を示している。また、既存の伝送路に用いられている石英系ファイバとの整合性にも優れている。
図3は本発明の実施例を示すEr−Biがドープされたガラス(SiO2 )光ファイバの波長に対する発光強度特性図(その2)であり、励起光808nmでの発光特性を示している。
上記した図2とはErの組成比を変更した。すなわち、各酸化物粉末はEr2 O3 :Bi2 O3 :Al2 O3 :SiO2 であり、モル比で1:0.5:3.5:95.9(重量比で0.6:3.65:5.6:90.15)に秤量、総量は10gである。
その他は図2と同様である。
この図から明らかなように、このガラス光ファイバの発光特性はBiの発光が1230nm帯、Erの発光が1530nm帯に山を示している。
図4は本発明の実施例を示すEr−Biがドープされたガラス(SiO2 )光ファイバの波長に対する発光強度特性図(その3)であり、励起光808nmでの発光特性を示している。
上記した図2および図3とはErの組成比を変更した。すなわち、各酸化物粉末は、Er2 O3 :Bi2 O:Al2 O3 :SiO2 であり、モル比で2.0:1.0:7.0:95.8(重量比で1.1:6.9:10.6:81.4)に秤量し、総量は10gである。
図5は本発明の他の実施例を示すNd−Biがドープされたガラス(SiO2 )光ファイバの波長に対する発光強度特性図である。
ここでは、各酸化物粉末は、Nd2 O3 :Bi2 O3 :Al2 O3 :SiO2 であり、モル比で0.25:0.25:3.0:96.5(重量比で1.3:1.9:4.9:91.9)に秤量し、総量は10gである。
この図から明らかなように、このガラスの発光特性は900nm帯と1060nm帯に二つの山を示している。なお、図中aはNdの蛍光相当分、bはBiの蛍光相当分を示している。
図6は従来の光ファイバによる光増幅器と本発明の広帯域光増幅器用光ファイバによる広帯域光増幅器の構成を示す模式図である。
この図において、図6(a)は従来の光ファイバによる光増幅器の模式図、図6(b)は本発明の広帯域光増幅器用光ファイバによる広帯域光増幅器である。
従来の場合は、図6(a)に示すように、1.55μmの被増幅光1が、0.98μm励起のEr光増幅器2で増幅されて1.55μmの増幅光3となる。
また、1.3μmの被増幅光11が0.8μm励起のEr光増幅器12で増幅されて1.3μmの増幅光13となる(本願発明者等によるBiドープシリカファイバ:上記特許文献1参照)。このように二種類の光増幅器2,12が必要になる。
これに対して、本発明によれば、図6(b)に示すように、1.3μm+1.55μm被増幅光21が0.8μm励起のBi−Er光増幅器22で増幅されて1.3+1.55μmの増幅光23となる。
このように、本発明によれば、広帯域光増幅器用光ファイバのErとBiの両方が同一励起波長0.8μm(808nm)で同時に発光することになり、単一の光増幅器で、1.3μmと1.55μmの増幅が可能となり、システムの簡素化を図ることができる。
図7は本発明の実施例を示す増幅実験系の模式図である。
この図において、31は励起用のLD(レーザーダイオード)(810nm)、32は第1のプローブ用のLD(1310nm)、33は第2のプローブ用のLD(1550nm)、34〜36はLD31〜LD33の反射ミラー、37はLD32からの反射光をさらに他の反射光に重ねるための反射ミラー、38はLD33からの反射光をさらに他の反射光に重ねるためのハーフミラー、39はLD31からの反射光をさらに他の反射光に重ねるためのハーフミラー、40はレンズ(焦点距離f=100mm)、41はサンプルであり、このサンプル41は、BiとErを共添加したサンプル(Bi2 O3 :Er2 O3 :Al2 O3 :SiO2 =1mol%:0.1mol%:7mol%:91.9mol%)である。42はサンプル41の下流に配置されるフィルタ(800nmを超過する光を透過)、43は検出器である。
このように、BiとErを共添加したサンプルを、図7に示すように、サンプル41の位置に置き、プローブ用のLD32(1310nm)とLD33(1550nm)と励起用のLD31(810nm)を、ミラーの背面から重畳する手法で、3ビームを1軸に重ねた。その重ねたビームをレンズ40(焦点距離100mm)にてサンプル41表面に集光しその後の出射光を検出器43に入れて、1310nm及び1550nmのそれぞれの増幅率を測定した。サンプル41の厚みは9.2mmである。
図8はその増幅実験結果を示す図であり、図8(a)は出力(パワー)/励起(ポンプ)に対する利得(ゲイン)を示し、図8(b)は出力(パワー)/励起(ポンプ)に対する利得(ゲイン)係数を示している。
この図から明らかなように、Bi(1300nm)は最大1.44倍、Er(1550μm)は最大1.66倍の同時増幅(0.48W励起)を得ることに成功した。このときの利得係数はそれぞれ、0.39,0.55cm-1であった。 図9は本発明にかかるスペクトルアナライザの出力波形を示す図である。図9(a)は励起なし、図9(b)は励起ありである。両図の比較から、明らかな増幅が得られていることが示されている。
なお、上記したように本発明では(1)Bi−Er(1.55μm帯)ドープシリカファイバをサンプルとすることができるが、これに限定されるものではなく、(2)Bi−Tm(1.49μm帯)ドープシリカファイバ、(3)Bi−Tm−Erドープシリカファイバを用いるようにしてもよい。
図10は各元素の蛍光スペクトル(Bi,Er,Tmについては、帯域のみを示している)と石英シングルモードファイバの損失、零分散波長との関係を示す図であり、下横軸は波長〔μm〕、左縦軸はスペクトル強度〔相対単位〕、右縦軸は損失〔dB/km〕(図中、破線)を示している。
この図において、点線はEDFAの蛍光スペクトル、実線はBiドープシリカガラスの蛍光スペクトル、破線はシリカガラスファイバーの損失曲線、1.45μm〜1.52μmの領域はTDFAの増幅帯域を示す。Bi−Erシリカファイバは、励起光源を0.8μmとして、2つの帯域の増幅を可能とすることができる。
図10から明らかなように、単一のコアファイバにBiを含む多核元素をドープし複合帯域増幅器を構成することで、EDFA(Erスペクトル範囲が増幅範囲に相当)のおよそ5−6倍のWDM技術に発展可能である。また、同一コアファイバ中に、多核元素をドープすることは、増幅システムのコンパクト化に寄与する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の光ファイバおよび広帯域光増幅器は、光増幅器、光通信技術、WDM(波長多重通信)技術に適している。
1 1.55μmの被増幅光
2 0.98μm励起のEr光増幅器
3 1.55μmの増幅光
11 1.3μmの被増幅光
12 0.8μm励起のEr光増幅器
13 1.3μmの増幅光
21 1.3μm+1.55μm被増幅光
22 0.8μm励起のBi−Er光増幅器
23 1.3+1.55μmの増幅光
31 励起用のLD(レーザーダイオード)(810nm)
32 第1のプローブ用のLD(1310nm)
33 第2のプローブ用のLD(1550nm)
34,35,36,37 反射ミラー
38,39 ハーフミラー
40 レンズ
41 サンプル
42 フィルタ
43 検出器
2 0.98μm励起のEr光増幅器
3 1.55μmの増幅光
11 1.3μmの被増幅光
12 0.8μm励起のEr光増幅器
13 1.3μmの増幅光
21 1.3μm+1.55μm被増幅光
22 0.8μm励起のBi−Er光増幅器
23 1.3+1.55μmの増幅光
31 励起用のLD(レーザーダイオード)(810nm)
32 第1のプローブ用のLD(1310nm)
33 第2のプローブ用のLD(1550nm)
34,35,36,37 反射ミラー
38,39 ハーフミラー
40 レンズ
41 サンプル
42 フィルタ
43 検出器
Claims (9)
- Biをドープした石英ガラス[xBi2 O3 −yAl2 O3 −(1−x−y)SiO2 ]であって、モル比でBi2 O3 が0.1から10.0%、Al2 O3 が2から20%で、かつ、x<yである材料に、希土類元素のうち、1種以上をモル比で0.01〜10%含有したことを特徴とする光ファイバ。
- 請求項1記載の光ファイバにおいて、前記希土類元素がErであることを特徴とする光ファイバ。
- 請求項1記載の光ファイバにおいて、前記希土類元素がNdであることを特徴とする光ファイバ。
- 請求項1記載の光ファイバにおいて、前記希土類元素がTmであることを特徴とする光ファイバ。
- 請求項4記載の光ファイバにおいて、更に前記希土類元素であるErを含むことを特徴とする光ファイバ。
- 請求項1〜5の何れか一項記載の光ファイバを用い、0.8μmの光で励起し、1.3μm帯と希土類元素の種類に応じた発光波長帯域の信号光の増幅を同時に行うことを特徴とする広帯域光増幅器。
- 請求項6記載の広帯域光増幅器において、前記希土類元素の種類に応じた発光波長帯域が、Erの発光波長帯域である1.55μm帯であることを特徴とする広帯域光増幅器。
- 請求項6記載の広帯域光増幅器において、前記希土類元素の種類に応じた発光波長帯域が、Ndの発光波長帯域である0.9μm帯及び1.06μm帯であることを特徴とする広帯域光増幅器。
- 請求項6記載の広帯域光増幅器において、前記希土類元素の種類に応じた発光波長帯域が、Tmの発光波長帯域である1.49μm帯であることを特徴とする広帯域光増幅器。
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