JP2005209764A - 取付装置により基板取り付けを確実にした電子装置及び該基板の取付装置 - Google Patents

取付装置により基板取り付けを確実にした電子装置及び該基板の取付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 常に安定した状態で基板を押圧して基板のガタ付きを確実に抑えることができる基板の取付装置を提供する。
【解決手段】 フロントキャビネット3に形成するレール支持部11にガイドレール20を装着し、ガイドレール20に形成する案内溝21に基板10の両側縁を挿入する。ガイドレール20に基板10を押圧する可撓片26と基板10の後端縁を係止する係止爪24を有する弾性片23を形成する。これにより、案内溝21に挿入した基板10は可撓片26に形成する突起部27によって上方側から押圧されるとともに、当接部12と係止爪24によって前後方向に位置決め保持される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示装置のキャビネットなどの取付面に基板を確実に保持するための電子装置及び、基板の両側縁を左右一対のガイドレールに挿入して保持する基板の取付装置を備えた電子装置、特に、テレビジョン装置及び該基板の取付装置に関する。
従来からテレビジョン装置のキャビネットなどの筐体内に電子部品を実装した回路基板(以下、単に基板と称す)を保持するために、筐体内部に左右一対のガイドレールを設け、このガイドレールの内面に形成する案内溝に基板の両側縁を挿入することによって、筐体の内壁面に沿って基板を固定するようにしたテレビジョン装置等のテレビジョン受像装置が知られている。
このような、左右一対のガイドレールに形成する案内溝に基板の両側縁を挿入して基板を固定するようにした基板の取付装置は、挿入時の容易性を考慮して回路基板の厚さより案内溝のほうが広く設定されているのが一般的である。このため、基板を案内溝に挿入した際、案内溝と基板との間に僅かではあるが隙間が生じ、この隙間によってガタ付きが生じてしまう。このため、例えば、テレビジョン装置などにおいてはスピーカ等からの振動に起因して、いわゆるビビリ音を誘発する。さらに、例えば自動車用計器、振動計測器などのように、車両等の可動部側から激しい振動が加わる環境下で使用される場合においては、ガイドレールから基板が脱落する危険すらある。このような案内溝と基板とのクリアランスによる基板のガタ付きを防止するため、例えば特許文献1には、案内溝の内面に突起を一体形成し、この突起で基板を押圧することによって、基板のガタ付きを抑えるようにしたキャビネットが開示され、また、特許文献2には、特許文献1と同様の目的で案内溝の上下に基板を押圧する一対の突起を設けた基板装着用ガイドレールの取付構造が開示されている。
登録実用新案第3076330号公報 実開平6−2766号公報
しかし、前記特許文献1及び2の構造は、単に案内溝に形成する突起を基板に押圧しているに過ぎないから、基板及びガイドレールの成形誤差などによって突起による押圧力を安定的に保つことが困難である。このため、突起による押圧力が強すぎる場合、案内溝に基板を挿入する際、基板が挿入しづらくなるから組付け作業が煩雑となる。逆に突起による押圧力が弱い場合には、前述したような振動によるビビリ音が発生する虞があるばかりではなく、比較的重量のあるトランスやコイルなどを実装した回路基板にあっては、その回路基板を組み込んだキャビネットを運搬する際、キャビネットを傾斜させた場合に、ガイドレールから基板が脱落する危険がある。また、突起による押圧力が適正であっても、基板を抜き差した場合、突起が磨耗して突起による押圧力が弱くなることから、結局のところガイドレールに基板を安定した状態で保持することが困難であり、前述したような振動によるビビリ音の発生や基板のガタ付きを安定して抑えることができない、といった課題を有していた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、常に安定した状態で基板を押圧して基板のガタ付きを確実に抑えることができる基板の取付装置及び、該取付装置により基板を取る付けた電子機器を提供することを目的とする。
本発明の請求項1の電子装置は、電子装置の筺体に一対のレール支持部と、該一対のレール支持部に対して各々着脱自在に装着されるガイドレールとを設け、この各々のガイドレールに基板の両側縁を夫々挿入して該基板を保持するようにし、前記ガイドレールの内面には前記基板を挿入する案内溝を形成し、この案内溝の上面あるいは下面のいずれか又は上下両面に弾性変形可能な可撓片を形成するとともに、この可撓片の自由端側に前記基板を押圧する突起部を形成して、基板を電子装置の筺体に確実に保持するように構成したことを特徴とする。
請求項1の構成により、レール支持部に基板を組付ける際、案内溝に基板の両側を挿入し、案内溝に沿って基板をスライドさせると、基板の前端縁が可撓片に形成する突起部に突き当たり、基板のスライドに伴って可撓片は上側に撓んだ状態となる。これにより、可撓片の弾性復元力によって案内溝内の基板は可撓片の自由端部に形成する突起部によって押圧され、案内溝内においてガタ付くことなく保持される。
本発明の請求項2の電子装置は、前記請求項1記載の電子装置において、前記ガイドレールを独立した構成部品として一体成形し、そのガイドレールを前記レール支持部に着脱自在に装着したことを特徴とする。
請求項2の構成により、基板を保持するガイドレールを、これを取り付けるレール支持部と別に独立した構成部品として一体成形することにより、ガイドレールの成形加工が容易となる。
本発明の請求項3の電子装置は、前記請求項2記載の電子装置において、前記レール支持部にその前端縁を突き当てる当接部を形成し、この当接部に凹部を形成するとともに、前記レール支持部に係止孔を形成し、前記ガイドレールの先端部には前記凹部と係合する差込凸部を形成するとともに、前記ガイドレールの裏面側に前記取付面を挟持するL型の係止フックを形成し、この係止フックの先端部に前記係止孔と係止する係止突部を形成したことを特徴とする。
請求項3の構成により、レール支持部と別に成形した案内レールをレール支持部に取り付けるにあたり、ガイドレールは、その先端に形成する差込凸部が当接部に形成する凹部に嵌合し、かつ、ガイドレールの下面に垂設した係止フックでレール支持部を挟持した状態で係止フックに形成する突起部がレール支持部に形成する係止孔と係合する。これにより、レール支持部にガイドレールが位置決め状態で取付固定される。
本発明の請求項4の電子装置は、請求項3記載の電子装置において、前記ガイドレールの後端部に係止爪を有する弾性変形可能な弾性片を形成し、前記当接部に前記基板の前端縁を突き当てた状態で前記基板の後端縁を前記係止爪で係止したことを特徴とする。
請求項4の構成により、基板の受け入れ側となるガイドレールの後端部には弾性片が延設され、ガイドレールの案内溝に基板を挿入するにあたり、基板が係止爪に突き当たり、基板によって弾性片が外側に押され、弾性片が外側に撓んだ状態で基板がガイドレールに形成する案内溝に挿入されることになる。そして、基板を案内溝に沿わせて当接部に突き当てるまでスライドさせると、係止爪が基板の後端縁から外れ、弾性片が復帰し、基板の後端縁が係止爪によって係止される。これにより、基板は当接部と係止爪とによって前後方向に位置決めされ、案内溝からの抜け出しが規制される。
本発明の請求項5の電子装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子装置において、前記基板の挿入方向に沿って複数の可撓片を設けたことを特徴とする。
請求項5の構成により、案内溝に挿入される基板は、案内溝内において、複数の可撓片によって弾発的に押圧されることになるから、より確実に基板のガタ付きを抑えることが可能となる。
本発明の請求項6の基板の取付装置は、基板の取付面に左右一対のガイドレールを設け、このガイドレールに基板の両側縁を挿入して該基板を保持する基板の取付装置において、前記ガイドレールの内面に前記基板を挿入する案内溝を形成し、この案内溝の上面あるいは下面のいずれか又は上下両面に切欠溝を形成して弾性変形可能な可撓片を形成するとともに、この可撓片の自由端側に前記基板を押圧する突起部を設けたことを特徴とする。
請求項6の構成により、取付面に基板を組付ける際、案内溝に基板の両側を挿入し、案内溝に沿って基板をスライドさせると、基板の前端縁が可撓片に形成する突起部に突き当たり、基板のスライドに伴って可撓片は上側に撓んだ状態となる。これにより、可撓片の弾性復元力によって案内溝内の基板は可撓片の自由端部に形成する突起部によって押圧され、案内溝内においてガタ付くことなく保持される。
本発明の請求項1の電子装置によれば、電子装置の筺体に一対のレール支持部と、該一対のレール支持部に対して各々着脱自在に装着されるガイドレールとを設け、この各々のガイドレールに基板の両側縁を夫々挿入して該基板を保持するようにし、前記ガイドレールの内面には前記基板を挿入する案内溝を形成し、この案内溝の上面あるいは下面のいずれか又は上下両面に弾性変形可能な可撓片を形成するとともに、この可撓片の自由端側に前記基板を押圧する突起部を形成して、基板を電子装置の筺体に確実に保持するように構成したものであるから、基板を案内溝に挿入する際、基板が挿入し易いように、案内溝の溝幅を基板の厚みより広く設定したとして、基板は常に可撓片に形成する突起によって押圧されているから、基板と案内溝との隙間によって生じるガタ付きを抑えることができる。これにより、振動による基板の異音を防止することができる。
本発明の請求項2の電子装置によれば、前記請求項1記載の電子装置において、前記ガイドレールを独立した構成部品として一体成形し、そのガイドレールを前記レール支持部に着脱自在に装着したものであるから、基板を保持するガイドレールは、構造上、常に基板を押圧するための可撓片を備えた複雑な形状となるが、レール支持部と別に一体成形することで、ガイドレールの成形加工が容易となり、生産性が向上する。
本発明の請求項3の電子装置によれば、前記請求項2記載の電子装置において、前記レール支持部にその前端縁を突き当てる当接部を形成し、この当接部に凹部を形成するとともに、前記レール支持部に係止孔を形成し、前記ガイドレールの先端部には前記凹部と係合する差込凸部を形成するとともに、前記ガイドレールの裏面側に前記取付面を挟持するL型の係止フックを形成し、この係止フックの先端部に前記係止孔と係止する係止突部を形成したものであるから、生産性を考慮して取付面とガイドレールを別体で成形したとしても、レール支持部に沿わせてガイドレールをスライドさせ、ガイドレールの差込凸部を当接部に形成する凹部に嵌合させるとともに、ガイドレールの下面に垂設した係止フックの係止孔に係止することによってガイドレールを簡単かつ強固に固定することができる。
本発明の請求項4の電子装置によれば、請求項3記載の電子装置において、前記ガイドレールの後端部に係止爪を有する弾性変形可能な弾性片を形成し、前記当接部に前記基板の前端縁を突き当てた状態で前記基板の後端縁を前記係止爪で係止したものであるから、案内溝に挿入した基板は当接部と係止爪とによって前後方向に位置決めされ、案内溝からの抜け出しが規制され、振動あるいは運搬時などの傾斜によって、ガイドレールから基板が脱落することもなく、安定した状態で基板を保持することができる。
本発明の請求項5の電子装置によれば、請求項1〜4の何れか1項に記載の電子装置において、前記基板の挿入方向に沿って複数の可撓片をガドレールに設けたものであるから、案内溝に挿入される基板が複数の可撓片によって常に弾発的に押圧されることとなり、より確実に基板のガタ付きを抑えることが可能となる。
本発明の請求項6の基板の取付装置によれば、基板の取付面に左右一対のガイドレールを設け、このガイドレールに基板の両側縁を挿入して該基板を保持する基板の取付装置において、前記ガイドレールの内面に前記基板を挿入する案内溝を形成し、この案内溝の上面あるいは下面のいずれか又は上下両面に切欠溝を形成して弾性変形可能な可撓片を形成するとともに、この可撓片の自由端側に前記基板を押圧する突起部を設けたものであるから、基板を案内溝に挿入する際、基板が挿入し易いように、案内溝の溝幅を基板の厚みより広く設定したとして、基板は常に可撓片に形成する突起によって押圧されているから、基板と案内溝との隙間によって生じるガタ付きを抑えることができる。これにより、振動による基板の異音を防止することができる。
以下、添付図面を参酌しながら、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を説明する。
図1〜図10は本発明の取付装置により基板取り付けを確実にした電子装置及び該基板の取付装置の一実施例でテレビジョン装置に適用した例を示しており、同図において、1はテレビジョン装置2のキャビネットであり、それぞれ合成樹脂から成るフロントキャビネット3とバックキャビネット4とに分割されている。フロントキャビネット3の前面には表示画面5を視認する表示窓6が形成され、この表示窓6の下部両側にスピーカ部7,7が形成されるとともに、これらスピーカ部7,7の間に複数の操作ボタン8が規則的に配列されている。
10は前記フロントキャビネット3の内部に組み込まれる基板であり、図示はしないが前記テレビジョン装置2を駆動するための各種電子部品を実装している。この基板10は前記フロントキャビネット3の底面壁3Aと平行するように取り付けられており、この基板10の取付面となる底面壁3Aから左右一対のレール支持部11を突設するとともに、前記フロントキャビネット3の前壁面3Bには前記各レール支持部11と連続して前記基板10の前端縁を突き当てる左右一対の当接部12が突設されている。また、前記各レール支持部11は基板10が挿入される方向に伸び、その上面は平坦であり、かつその先端側には各レール支持部11の先端部で開口する切欠凹部13が形成され、この切欠凹部13によって前記レール支持部11の先端には肉薄な平板部14が形成される。この平板部14にはそれぞれ係止孔15を形成するとともに、前記各当接部12にそれぞれ凹部16を形成している。
20は前記各レール支持部11に着脱自在に装着する左右一対のガイドレールであり、例えば合成樹脂によって一体成形されている。このガイドレール20の内面には、前記基板10の両側縁を挿入する断面コ字型の案内溝21が形成され、この案内溝21の溝幅t1は、図8に示すように、前記基板10の厚みtより僅かに広く設定されている。また、ガイドレール20の前端部には前記案内溝21を切り欠いた差込凸部22が形成されており、ガイドレール20の後端部には前記案内溝21から後方に向かって延びる弾性片23を延設している。この弾性片23は、前記案内溝21から外側に向かうに従って次第に狭くなるような台形型に形成され、その弾性片23の外端内側に前記基板10の後縁を係止する鉤状の係止爪24を一体形成している。さらに、案内溝21の上面には、ガイドレール20の内端縁に開口するコ字状の切欠溝25が形成され、この切欠溝25で囲まれた弾性変形可能な可撓片26を形成するとともに、その自由端部には、前記案内溝21に突出して前記基板10を押圧する突起部27を形成している。また、案内溝21の下面には弾性変形可能なL型の係止フック28が垂設され、この係止フック28の自由端部に前記レール支持部11の平板部14に形成する係止孔15と係脱可能に係止される係止突起29が一体形成されている。なお、図中30は、ガイドレール20の外壁面に形成した抜き孔である。
次に以上のように構成される本実施例の基板10の組付け手順について説明する。フロントキャビネット3に基板10を組付けるにあたり、先ずフロントキャビネット3の底面壁3Aに形成する左右一対のレール支持部11に沿わせてガイドレール20をスライドさせ、ガイドレール20の先端に形成する差込凸部22を当接部12に形成する凹部16に嵌合させる。この時、差込凸部22が当接部12の凹部16に達する前にガイドレール20の下面に垂設した係止フック28の係止突起29がレール支持部11の先端に形成する平板部14の縁部に突き当たり、この状態でガイドレール20をスライドさせることによって係止突起29が平板部14の裏面に乗り上がり、係止フック28が外側に撓むように弾性変形する。そして、図7に示すように、差込凸部22が凹部16に嵌り込むと同時に係止フック28の係止突起29が平板部14に形成する係止孔15に達し、係止フック28は、弾性復帰して係止フック28の係止突起29が係止孔15に係止される。これにより、係止フック28とガイドレール20とで平板部14が挟持され、かつ、差込凸部22と凹部16及び係止孔15と係止突起29との嵌合によってガイドレール20はフロントキャビネット3の底面壁3Aに形成するレール支持部11の平坦な上面部に確実に位置決め保持される。
このようしてフロントキャビネット3にガイドレール20を固定した後、図4及び図7に示すように、ガイドレール20に形成する案内溝21に基板10を挿入する。基板10の受け入れ側となるガイドレール20の後端部には弾性片23が延設され、この弾性片23の先端に形成する鉤状の係止爪24の間隔が前記基板10の幅より狭く設定されているから、ガイドレール20の案内溝21に基板10を挿入するにあたり、基板10が係止爪24に突き当たる。これにより、図4に示すように、基板10によって弾性片23が外側に押され、該弾性片23が外側に撓んだ状態で基板10がガイドレール20に形成する案内溝21に挿入されることになる。一方、案内溝21には、該案内溝21の上面に形成する切欠溝25によって弾性変形可能な可撓片26が形成され、その可撓片26の自由端部には、案内溝21に突出する突起部27が形成されているため、案内溝21に挿入した基板10が突起部27に突き当たり、図7に示すように、可撓片26が上側に撓んだ状態でその可撓片26の自由端部に形成された突起部27によって基板10が案内溝21の下面側に押圧される。そして、基板10を案内溝21に沿わせて該基板10の前端縁が当接部12に突き当たるまでスライドさせると、図5に示すように、基板10の両側縁から弾性片23に形成された係止爪24が外れ、弾性片23が復帰することによって基板10の後端縁が係止爪24によって係止される。これにより、基板10は当接部12と係止爪24によって前後方向に位置決めされ、ガイドレール20の案内溝21から抜け出すことなく位置決め保持されるとともに、片側二箇所が可撓片26の突起部27によって常に上面側から押圧され、案内溝21内においてガタ付くことなく安定的に保持される。
以上のように、本実施例においては、基板10を案内する案内溝21の溝幅t1が基板10の厚みtより僅かに広く設定され、該案内溝21に基板10を挿入する際、挿入しやすい。このように、基板10の厚みtより案内溝21の溝幅t1が広いと、基板10と案内溝21との隙間によってガタ付きが生じるが、ガイドレール20には、基板10の挿入方向に沿って左右それぞれ2つの可撓片26が成形され、案内溝21に挿入された基板10は、可撓片26に形成した突起部27によって常に上面側から押圧され、案内溝21内においてガタ付くことなく安定的に位置決め保持される。さらに、基板10の前端縁を当接部12に突き当てた状態で基板10の後端縁を弾性片23の係止爪24によって係止することにより、基板10は当接部12と係止爪24によって前後方向に位置決め保持され、案内溝21から抜け出しが規制される。これより、スピーカ部7からの振動によって基板10からビビリ音が発生したり、テレビジョン装置2を搬送する際などにおいて、基板10が抜け出し方向に傾斜したとしても、ガイドレール20から基板10が脱落することもなく、安定した状態で基板10を保持することができる。また、ガイドレール20は、基板10及びフロントキャビネット3Aに対して弾性的に固定するための可撓片26、弾性片23、係止フック28を備え、形状的に複雑であるがガイドレール20を取り付けるフロントキャビネット3と別体の独立した構成部品としているから、ガイドレール20を単独で成形することでガイドレール20の成形加工も容易である。しかも、フロントキャビネット3への取り付けは、フロントキャビネット3の底面壁3Aに形成する左右一対のレール支持部11に沿わせてガイドレール20をスライドさせ、ガイドレール20の差込凸部22を当接部12に形成する凹部16に嵌合させてガイドレール20の下面に垂設した係止フック28の係止突起29を平板部14に形成された係止孔15に係止することによって簡単に固定することができ、また、ガイドレール20は、係止フック28とガイドレール20とで平板部14を挟持するとともに、ガイドレール20に形成された差込凸部22と当接部12に形成する凹部16との嵌合及び係止フック28の係止突起29と平板部14に形成された係止孔15との係止によってガタ付くことなく安定した状態で強固に固定することができるから、このガイドレール20を介してフロントキャビネット3に取り付けられる基板10を安定した状態で固定することができる。
以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、基板10をテレビジョン装置2に組み込んだ例を示したが、テレビジョン装置2に限らず、各種電気製品に適用可能である。また、ガイドレール20の形状やフロントキャビネット3との取り付け構造なども適宜設定すればよい。また、前記実施例では、ガイドレール20の上面に切欠溝25を形成して基板10の挿入方向に沿って片側二個の可撓片26を設けた例を示したが、可撓片26の数は基板10の大きさに応じて適宜選定すればよいものである。さらに、可撓片26の形成位置は、ガイドレール20の上面に限らず、下面あるいは上面及び下面の双方の面に形成するようにしてもよい。
本発明の一実施例を示す基板とガイドレール及びフロントキャビネットの分解斜視図である。 同上、フロントキャビネットに基板を組付けた状態を示す斜視図である。 同上、ガイドレールの斜視図であり、図3(a)は内面側から見た状態、図3(b)は外面側から見た状態を示している。 同上、基板の組付け途中の状態を示す平断面図である。 同上、基板の組付け状態を示す平断面図である。 同上、フロントキャビネットへのガイドレールの組付け状態を示す縦断面図である。 同上、ガイドレールへ基板を組付ける途中の状態を示す縦断面図である。 同上、ガイドレールに基板を組付けた状態を示す縦断面図である。 同上、ガイドレールを示し、図9(a)は底面図、図9(b)は内側から見た側面図、図9(c)は平面図、図9(d)は外側から見た側面図である。 同上、基板を組付けるキャビネットの斜視図である。
符号の説明
1 キャビネット(筐体)
3A フロントキャビネットの底面壁(取付面)
10 基板
11 レール支持部
12 当接部
15 係止孔
16 凹部
20 ガイドレール
21 案内溝
22 差込凸部
23 弾性片
24 係止爪
25 切欠溝
26 可撓片
27 突起部
28 係止フック
29 係止突起

Claims (6)

  1. 電子装置の筺体に一対のレール支持部と、該一対のレール支持部に対して各々着脱自在に装着されるガイドレールとを設け、この各々のガイドレールに基板の両側縁を夫々挿入して該基板を保持するようにし、前記ガイドレールの内面には前記基板を挿入する案内溝を形成し、この案内溝の上面あるいは下面のいずれか又は上下両面に弾性変形可能な可撓片を形成するとともに、この可撓片の自由端側に前記基板を押圧する突起部を形成して、基板を電子装置の筺体に確実に保持するように構成したことを特徴とする電子装置。
  2. 前記ガイドレールを独立した構成部品として一体成形し、そのガイドレールを前記レール支持部に着脱自在に装着したことを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記レール支持部にその前端縁を突き当てる当接部を形成し、この当接部に凹部を形成するとともに、前記レール支持部に係止孔を形成し、前記ガイドレールの先端部には前記凹部と係合する差込凸部を形成するとともに、前記ガイドレールの裏面側に前記取付面を挟持するL型の係止フックを形成し、この係止フックの先端部に前記係止孔と係止する係止突部を形成したことを特徴とする請求項2記載の電子装置。
  4. 前記ガイドレールの後端部に係止爪を有する弾性変形可能な弾性片を形成し、前記当接部に前記基板の前端縁を突き当てた状態で前記基板の後端縁を前記係止爪で係止したことを特徴とする請求項3記載の電子装置。
  5. 前記基板の挿入方向に沿って複数の可撓片を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電子装置。
  6. 基板の取付面に左右一対のガイドレールを設け、このガイドレールに基板の両側縁を挿入して該基板を保持する基板の取付装置において、前記ガイドレールの内面に前記基板を挿入する案内溝を形成し、この案内溝の上面あるいは下面のいずれか又は上下両面に切欠溝を形成して弾性変形可能な可撓片を形成するとともに、この可撓片の自由端側に前記基板を押圧する突起部を設けたことを特徴とする基板の取付装置。
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US10492324B2 (en) 2017-12-25 2019-11-26 Fanuc Corporation Electronic device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10492324B2 (en) 2017-12-25 2019-11-26 Fanuc Corporation Electronic device

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