JP2005209620A - 燃料電池及び燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、所望のシール性を確実に維持するとともに、効率的な発電を行うことを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、電解質・電極接合体26がそれぞれ1枚のプレートで構成される一対のセパレータ28間に配設される。セパレータ28は、複数の台形部36を備え、前記台形部36の両面には、電解質・電極接合体26のアノード電極24及びカソード電極22に接する第1及び第2突起部48、52が形成される。台形部36には、燃料ガス通路46に燃料ガスを供給するための燃料ガス導入口54が形成される。燃料ガス導入口54は、電解質・電極接合体26の中間に対し酸化剤ガスの流れ方向上流側に離間する位置に設定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体が、それぞれ1枚のプレートで構成される一対のセパレータ間に配設される燃料電池、及び前記燃料電池が複数積層される燃料電池スタックに関する。
通常、固体電解質型燃料電池(SOFC)は、電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体(単セル)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、通常、単セルとセパレータとが所定数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池において、カソード電極に酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されると、前記カソード電極と電解質との界面でこの酸化剤ガス中の酸素がイオン化され、酸化物イオン(O2-)が電解質を通ってアノード電極側に移動する。アノード電極には、燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)やCOが供給されているために、このアノード電極において、酸化物イオン及び水素(又はCO)が反応して水(又はCO2)が生成される。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
この種の燃料電池では、積層方向の寸法を減少させるために、セパレータの厚さを小さくするとともに、部品点数を削減すること等を目的として、種々の提案がなされている。例えば、図17に示すように、特許文献1に開示されている燃料電池用セパレータ1は、薄いシート状のセパレータ本体2と、前記セパレータ本体2の片面に一体成形された多数の第1の微細突起3と、前記セパレータ本体2の他面に一体成形された多数の第2の微細突起4とを有している。セパレータ1と燃料極5との間には、第1の微細突起3を介して燃料ガス通路6が形成される一方、前記セパレータ1と空気極7との間には、第2の微細突起4を介して酸化剤ガス通路8が形成されている。
特開2002−75408号公報(図2)
しかしながら、上記の特許文献1では、1枚のセパレータ1の両面に燃料ガス通路6と酸化剤ガス通路8とが形成されているだけであり、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給形態が制限されてしまう。すなわち、燃料ガス及び酸化剤ガスは、燃料極5及び空気極7の一端部から他端部に向かって供給されるだけである。このため、汎用性が低下するとともに、燃料極5や空気極7の形状等によっては、燃料ガスや酸化剤ガスをそれぞれの電極面全面に均一に供給することができないおそれがある。
しかも、燃料ガスのシール性及び酸化剤ガスのシール性を良好に維持しなければならず、シール構造が複雑化するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、積層方向の厚みを減らしながら所望のシール性を確実に維持するとともに、効率的な発電を行うことが可能な燃料電池及び燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体が、それぞれ1枚のプレートで構成される一対のセパレータ間に配設されている。セパレータの一方の面には、アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路を形成する第1突起部が設けられるとともに、前記セパレータの他方の面には、カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路を形成する第2突起部が設けられている。
そして、セパレータの一方の面又は他方の面には、燃料ガス供給部に連通する燃料ガス供給通路を形成する通路部材が設けられ、該燃料ガス供給通路は、前記燃料ガス通路に燃料ガスを導入する燃料ガス導入口に連通し、且つ該燃料ガス導入口は、前記電解質・電極接合体の中間に対し前記酸化剤ガスの流れ方向上流側に離間する位置に設定されている。
また、電解質・電極接合体で反応に使用された後の反応ガスを、排ガスとして前記電解質・電極接合体とセパレータとの積層方向に排出する排ガス通路を備え、前記排ガス通路内には、使用前の燃料ガスを前記積層方向に供給する燃料ガス供給部が気密に設けられるとともに、燃料ガス供給通路は、燃料ガス通路と前記燃料ガス供給部とを連通し、且つ前記排ガス通路を前記積層方向に交差するセパレータ面方向に横切って配置されることが好ましい。
さらに、排ガス通路は、セパレータの中央部に設けられることが好ましく、さらにまた、燃料ガス供給部は、前記排ガス通路の中央部に気密に設けられることが好ましい。
また、使用前の酸化剤ガスを前記電解質・電極接合体の外周側から酸化剤ガス通路に供給する酸化剤ガス供給部が設けられることが好ましい。
さらにまた、第1及び第2突起部は、環状突起と山状突起との組み合わせで構成されることが好ましい。
ここで、山状突起を、環状突起が突出することに伴って陥没した凹部内に配設することが好ましい。これにより、電解質・電極接合体に締め付け荷重を効率的に伝達することができる。また、ガス通路の容積が過度に小さくなることが回避されるので圧損が過度に上昇することが回避され、このために発電反応を促進させることができる。
そして、この場合、山状突起と環状突起とを同軸に配置することが好ましい。
さらにまた、電解質・電極接合体は、略リング体を所定の角度範囲に分断した略台形状に構成されるとともに、前記セパレータの中心部に対して同心円上に複数配列されることが好ましい。
また、本発明に係る燃料電池スタックは、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される複数の電解質・電極接合体が、それぞれ1枚のプレートで構成される一対のセパレータ間に配設されるとともに、前記電解質・電極接合体が、略リング体を所定の角度範囲に分断した略台形状に構成される燃料電池を備え、前記燃料電池が複数積層されている。
そして、複数積層される燃料電池に対し、積層方向に締め付け荷重を付与するとともに、積層方向に貫通する燃料ガス供給部が形成される前記燃料電池の中央部に付与される積層方向の荷重が、電解質・電極接合体が配設される前記燃料電池の外周部に付与される積層方向の荷重よりも大きく設定される締め付け荷重付与機構を備えている。
本発明では、1枚のセパレータを備え、該セパレータに燃料ガス供給通路を形成する通路部材が設けられるため、簡単な構造で、前記セパレータの積層方向の寸法(厚さ)が有効に短尺化される。しかも、通路部材を設けることにより、電解質・電極接合体を酸化剤ガス雰囲気に配置することができ、酸化剤ガスのシールが不要になってシール材を削減することが可能になる。このため、シール構造が有効に簡素化して製造コストを削減することができる。
さらに、燃料ガスは、電解質・電極接合体の中間に対し酸化剤ガスの流れ方向上流側に離間した位置から燃料ガス通路に導入されるため、前記燃料ガスの流れ方向が酸化剤ガスの流れ方向に近似する。
特に、略台形状の電解質・電極接合体では、燃料ガス濃度が高い外周部の面積が内周部の面積に比べて大きいため、該外周部では、燃料ガスの流速が遅く、反応が促進される。一方、内周部では面積が小さくなるため、燃料ガスの流速が速くなり、濃度が低くなった燃料ガスを速やかに排出できる。これにより、反応が促進される有効面積を増大させることができ、コンパクトな構成で、大きな電力を得ることが可能になる。
また、本発明の燃料電池スタックでは、締め付け荷重付与機構が燃料ガス供給部に対して大きな締め付け荷重を付与することによって、この燃料ガス供給部のシール性が良好に維持される一方、電解質・電極接合体に対して比較的小さな締め付け荷重を付与し、該電解質・電極接合体の損傷を防ぎ且つ集電性を高めることが可能になる。
しかも、各電解質・電極接合体は、略台形状に構成されており、全体として略リング状に配列される。このため、隣り合う電解質・電極接合体同士の接する長さが長尺となり、前記電解質・電極接合体間を反応に使用されずに流動する燃料ガス及び酸化剤ガスを良好に削減することができる。従って、有効発電面積を増大させることができ、コンパクトな構成で、大きな電力を得ることが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10が矢印A方向に複数積層された燃料電池スタック12の概略斜視説明図であり、図2は、前記燃料電池スタック12が筐体14内に収容された燃料電池システム16の一部断面説明図である。
燃料電池10は、固体電解質型燃料電池であり、設置用の他、車載用等の種々の用途に用いられている。燃料電池10は、図3及び図4に示すように、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される電解質(電解質板)20の両面に、カソード電極22及びアノード電極24が設けられた電解質・電極接合体26を備える。電解質・電極接合体26は、略リング体を所定の角度範囲に分断した略台形状に構成されるとともに、外周部には、酸化剤ガスの進入を阻止するためにバリアー層が設けられている。
燃料電池10は、一対のセパレータ28間に複数、例えば、8個の電解質・電極接合体26を挟んで構成される。セパレータ28間には、このセパレータ28の中心部である燃料ガス供給連通孔(燃料ガス供給部)30と同心円上に8個の電解質・電極接合体26が配列される。
セパレータ28は、図3に示すように、例えば、ステンレス合金等の板金で構成される1枚の金属プレートやカーボンプレート等で構成される。セパレータ28は、中央部に燃料ガス供給連通孔30を形成する第1小径端部32を有する。この第1小径端部32から外方に等角度間隔ずつ離間して放射状に延在する複数の第1橋架部34を介して台形部36が一体的に設けられる。台形部36は、電解質・電極接合体26と略同一形状に設定され、酸化剤ガスの流れ方向(矢印B方向)に向かって幅狭になる両側部37a、円弧状の外周部37b及び略直線状の内周部37cを有する。
図3及び図5に示すように、各台形部36のアノード電極24に接触する面36aには、前記アノード電極24の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路46を形成する第1突起部48が設けられる。各台形部36のカソード電極22に接触する面36bには、前記カソード電極22の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路50を形成する第2突起部52が設けられる(図6参照)。図7に示すように、第1突起部48と第2突起部52は、互いに相反する方向に延在するように突出している。
本実施の形態では、第1突起部48はリング状突起を構成するとともに、第2突起部52は山状突起を構成する。山状突起である第2突起部52は、リング状突起である第1突起部48に囲繞されるように配置されている。
ここで、第2突起部52が突出した面には、第1突起部48が突出することに対応して陥没した凹部53が形成されている。従って、第2突起部52は、この凹部53内に配置された形態となっている。
そして、本実施の形態においては、真円のリング状である第1突起部48の中心軸線L1と、第2突起部52の突出中心軸線L2とが合致するように、換言すれば、第1及び第2突起部48、52の中心同士が合致して互いに同軸となるように配置されている。
図8及び図9に示すように、第1及び第2突起部48、52は、複数形成されており、前記第1突起部48の高さH1と、前記第2突起部52の高さH2とは、H1<H2の関係に設定される。酸化剤ガス通路50の容積を燃料ガス通路46の容積よりも大きくするためである。このような形状の第1及び第2突起部48、52は、例えば、プレス成形、エッチング成形、切削加工による成形等によって設けることができる。
なお、第1突起部48を山状突起で構成する一方、第2突起部52をリング状突起で構成してもよい。その際、リング状突起の高さを山状突起の高さよりも大きく設定することが好ましい。
図3〜図6に示すように、台形部36には、アノード電極24の中央側から燃料ガス通路46に燃料ガスを供給するための燃料ガス導入口54が1以上、例えば、3つ形成される。燃料ガス導入口54の位置は、台形部36の形状の他、燃料ガス及び酸化剤ガスの圧力によって決められ、電解質・電極接合体26の中間に対し酸化剤ガスの流れ方向(矢印B方向)上流側に離間する位置に設定される。図5に示すように、例えば、台形部36の径方向(矢印B方向)の中間位置(外周部37bと内周部37cとの中間位置)P1を求め(α1=α2)、さらに、この中間位置P1と外周部37bとの中間位置に燃料ガス導入口54が設定される。
セパレータ28のカソード電極22に対向する面には、通路部材56が、例えば、ろう付けやレーザ溶接等により固着される。通路部材56は、図10に示すように、中央部に燃料ガス供給連通孔30を形成する第2小径端部58を備える。この第2小径端部58から放射状に8本の略T字状の第2橋架部60が延在するとともに、各第2橋架部60の先端は、セパレータ28の第1橋架部34から台形部36の面36bに固着される。
通路部材56の接合面において、第2小径端部58には、燃料ガス供給連通孔30に連通して複数のスリット62が放射状に形成される。このスリット62には、第2小径端部58を周回してろう材の流れを防止し、且つ、燃料ガスの流れを均一にするための凹部64が連通する。第1及び第2橋架部34、60間には、燃料ガス供給連通孔30からスリット62及び凹部64を介して燃料ガス通路46に連通する燃料ガス供給通路66が形成される。図11に示すように、各通路部材56は、第2橋架部60が積層方向(矢印A方向)の荷重に対して該積層方向に弾性変形可能なように断面湾曲形状に構成される。
図8及び図9に示すように、酸化剤ガス通路50は、電解質・電極接合体26の外周端部と台形部36の外周部37bとの間から矢印A方向に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給部68に連通する。
各セパレータ28間には、図8に示すように、燃料ガス供給連通孔30をシールするための絶縁シール69が設けられる。絶縁シール69は、例えば、マイカ材やセラミック材で形成されている。燃料電池10には、台形部36の内周部37cの内方に位置して積層方向に延在する排ガス通路67が形成される。
図1及び図2に示すように、燃料電池スタック12は、複数の燃料電池10の積層方向両端に円板状のエンドプレート70a、70bを配置するとともに、締め付け荷重付与機構72を介して積層方向に締め付け保持される。
締め付け荷重付与機構72は、燃料ガス供給連通孔30の近傍に対して第1締め付け荷重T1を付与する第1締め付け部74aと、電解質・電極接合体26に対して前記第1締め付け荷重T1よりも小さな第2締め付け荷重T2を付与する第2締め付け部74bとを備える(T1>T2)。
エンドプレート70aは、筐体14に対して絶縁されており、中心部に燃料ガス供給口76が形成され、この燃料ガス供給口76が各燃料電池10の燃料ガス供給連通孔30に連通する。エンドプレート70aには、燃料ガス供給口76を挟んで2個のボルト挿入口78aが形成される。ボルト挿入口78aは、燃料電池スタック12の排ガス通路67に対応している。
エンドプレート70aには、燃料ガス供給口76を中心とする仮想円に沿って、すなわち、各電解質・電極接合体26に対応して、8個の略円形開口部80が形成される。各円形開口部80には、燃料ガス供給口76に向かって突出する矩形開口部82が連通するとともに、前記矩形開口部82の一部が排ガス通路67に重なっているため、矩形開口部82から排ガスが排出される。
エンドプレート70bは、導電部材で構成されている。図2に示すように、このエンドプレート70bの中央部に接続端子部84が軸方向に膨出形成されるとともに、前記接続端子部84を挟んで2個のボルト挿入口78bが形成される。各ボルト挿入口78a、78bは、同軸上に設けられており、2本の締付ボルト(締め付け具)86が挿入され、締付ボルト86は、エンドプレート70bと絶縁される。締付ボルト86の先端にナット88が螺合して第1締め付け部74aが構成され、エンドプレート70a、70b間に所望の締め付け荷重が付与される。
接続端子部84は、導線90を介して出力端子92aに電気的に接続され、この出力端子92aは、筐体14に固定される。
エンドプレート70aの各円形開口部80には、第2締め付け部74bが配設される。この第2締め付け部74bには、燃料電池スタック12の積層方向端部に電気的に接触する集電板としての押し付け部材94が配置される。押し付け部材94にスプリング96の一端が当接するとともに、前記スプリング96の他端が筐体14の内壁部に支持される。スプリング96は、第1締め付け荷重T1よりも低いバネ荷重に設定されるとともに、発電時の熱による影響を回避し、さらに絶縁性を持たせるために、例えば、セラミックスで構成される。
各押し付け部材94の端部には、筒状導体98が接続されており、この筒状導体98と1本の締付ボルト86の一端とは、導線100を介して電気的に接続される。この締付ボルト86の他端(頭部)は、接続端子部84に近接しており、この他端は、導線102を介して出力端子92bに電気的に接続される。出力端子92bは、出力端子92aと近接且つ平行して電気的に絶縁されて筐体14に固定される。
筐体14内には、出力端子92a、92bに隣接して空気供給口104が形成されるとともに、他方のエンドプレート70a側には、排気口106が設けられる。排気口106に近接して燃料ガス供給口108が形成され、排ガスと燃料ガスとが互いに熱交換することができる。この燃料ガス供給口108は、必要に応じて改質器110を介して燃料ガス供給連通孔30に連通する。改質器110の外方には、熱交換器111が配置される。
このように構成される燃料電池スタック12の動作について、以下に説明する。
燃料電池10を組み付ける際には、先ず、図3に示すように、セパレータ28のカソード電極22に向かう面に通路部材56が接合される。このため、セパレータ28と通路部材56との間には、燃料ガス供給連通孔30に連通する燃料ガス供給通路66が形成されるとともに、前記燃料ガス供給通路66が燃料ガス導入口54から燃料ガス通路46に連通する(図8参照)。セパレータ28には、燃料ガス供給連通孔30を周回してリング状の絶縁シール69が設けられる。
これにより、セパレータ28が構成され、前記セパレータ28間には、8個の電解質・電極接合体26が挟持されて燃料電池10が得られる。図3及び図4に示すように、各セパレータ28には、互いに対向する面36a、36b間に電解質・電極接合体26が配置され、各アノード電極24の中央側に3つの燃料ガス導入口54が配置される。
上記の燃料電池10が矢印A方向に複数積層され、積層方向両端にエンドプレート70a、70bが配置される。図1及び図2に示すように、エンドプレート70a、70bの各ボルト挿入口78a、78bには、締付ボルト86が挿入され、前記締付ボルト86の先端にナット88が螺合する。これによって、燃料電池スタック12が構成され、この燃料電池スタック12は、締め付け荷重付与機構72を介して積層方向に締め付け保持された状態で、筐体14内に装着される(図2参照)。
そこで、筐体14に設けられている燃料ガス供給口108から燃料ガス(例えば、水素含有ガス)が供給されるとともに、前記筐体14の空気供給口104から酸化剤ガスである酸素含有ガス(以下、空気ともいう)が供給される。燃料ガスは、改質器110を通って燃料電池スタック12の燃料ガス供給連通孔30に供給され、積層方向(矢印A方向)に移動しながら各燃料電池10を構成するセパレータ28内のスリット62を介して燃料ガス供給通路66に導入される(図8参照)。
燃料ガスは、第1及び第2橋架部34、60間を燃料ガス供給通路66に沿って移動し、台形部36に形成された燃料ガス導入口54から燃料ガス通路46に導入される。燃料ガス導入口54は、各電解質・電極接合体26のアノード電極24の略中心位置、あるいは該中心位置から酸化剤ガスの流れ方向(矢印B方向)上流側に偏心した位置に設定されている。このため、燃料ガスは、燃料ガス導入口54からアノード電極24の中央側に供給され、燃料ガス通路46に沿って該アノード電極24の外周部に向かって移動する(図9参照)。
一方、各燃料電池10の外周側に設けられている酸化剤ガス供給部68に供給される酸化剤ガスは、電解質・電極接合体26の外周端部と台形部36の外周端部との間から矢印B方向に流入し、酸化剤ガス通路50に送られる。図8及び図9に示すように、酸化剤ガス通路50では、電解質・電極接合体26のカソード電極22の一方の外周端部(セパレータ28の外周端部)側から他方の外周端部(セパレータ28の中央部側)に向かって酸化剤ガスが流入する。
従って、電解質・電極接合体26では、アノード電極24の電極面の中心側から外周側に向かって燃料ガスが供給されるとともに、カソード電極22の電極面の一方向(矢印B方向)に向かって酸化剤ガスが供給される(図9参照)。その際、酸化物イオンが電解質20を通ってアノード電極24に移動し、化学反応により発電が行われる。
ここで、各燃料電池10は、矢印A方向(積層方向)に電気的に直列に接続されており、図2に示すように、一方の極は、導電性のエンドプレート70bに設けられた接続端子部84から導線90を介して出力端子92aに接続される。他方の極は、締付ボルト86から導線102を介して出力端子92bに接続される。このため、出力端子92a、92b間には、電気エネルギを取り出すことができる。
一方、各電解質・電極接合体26の外周に移動した反応後の燃料ガス及び酸化剤ガスが混在する排ガスは、セパレータ28内に形成される排ガス通路67を介して積層方向に移動し、筐体14の排気口106から外部に排出される。
この場合、第1の実施形態では、セパレータ28が1枚のプレートで構成され、このセパレータ28の各台形部36の両面36a、36bにそれぞれアノード電極24及びカソード電極22に接触する第1及び第2突起部48、52が設けられている。そして、セパレータ28には、通路部材56が固着され、この通路部材56によって、燃料ガス供給連通孔30から燃料ガス導入口54を介して燃料ガス通路46に連通する燃料ガス供給通路66が形成されている。
このため、酸化剤ガスを燃料電池10の外周部から内部に向かって一方向(矢印B方向)に供給する一方、燃料ガスをアノード電極24の燃料ガス導入口54から排ガス通路67に向かって流すことができる。従って、セパレータ28の積層方向の寸法(厚さ)が有効に短尺されるばかりでなく、アノード電極24の電極面全面に対して燃料ガスを均等に分配しながら供給することが可能になる。これにより、セパレータ28がコンパクトな構成でありながら、電解質・電極接合体26の発電反応は、発電面全面で均等に行われ、安定した発電が行われるという効果が得られる。
しかも、通路部材56によって燃料ガス供給通路66を気密に形成するため、各電解質・電極接合体26は、酸化剤ガス雰囲気中に配置することができ、酸化剤ガス供給部68にシール材を配置する必要がない。このため、シール部材を有効に削減してシール構造が簡素化し、製造コストの削減を容易に図ることができるという利点がある。
さらに、第1の実施形態では、燃料ガス導入口54が電解質・電極接合体26の中間に対して酸化剤ガス流れ方向上流側に離間した位置に設定されている。酸化剤ガス通路50は、酸化剤ガス供給部68側より排ガス通路67側で圧力が低いため、燃料ガスは、酸化剤ガスの圧力の影響によって前記セパレータ28の中央側に戻される傾向がある。このため、燃料ガスの流れ方向が酸化剤ガスの流れ方向に近似する。
特に、略台形状の電解質・電極接合体26では、燃料ガス濃度が高い外周部の面積が内周部の面積に比べて大きいため、該外周部では、燃料ガスの流速が遅く、反応が促進される。一方、低い内周部では面積が小さくなるため、燃料ガスの流速が速くなり、濃度が低くなった燃料ガスを速やかに排出できる。これにより、各電解質・電極接合体26は、反応が促進される有効面積を増大させることができ、燃料電池10は、コンパクトな構成で、大きな電力を得ることが可能になるという効果が得られる。
しかも、各電解質・電極接合体26は、セパレータ28間で全体として略リング状に配列されている。従って、隣り合う電解質・電極接合体26の側部37a同士の接する長さが長尺となり、前記電解質・電極接合体26間を反応に使用されずに流動する燃料ガス及び酸化剤ガスを良好に削減することができる。従って、有効発電面積を増大させることができ、コンパクトな構成で、大きな電力を得ることが可能になる。
さらに、各電解質・電極接合体26において、全体として燃料ガスの流れ方向が酸化剤ガスの流れ方向に近似するため、反応がセパレータ28に対して同心円状の分布となる。これにより、温度分布も同心円状に変化し、セパレータ28の周方向の熱応力及び熱歪みが有効に緩和されるという利点がある。
また、各台形部36では、第1突起部48の高さH1を第2突起部52の高さH2よりも低く設定している。第1突起部48により形成される燃料ガス通路46の燃料ガス体積流量は、第2突起部52により形成される酸化剤ガス通路50の酸化剤ガス体積流量圧力よりも小さいからである。なお、第1及び第2突起部48、52の高さH1、H2は、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給圧力等によって種々変更可能である。
さらにまた、第1の実施形態では、第1及び第2橋架部34、60が排ガス通路67に設けられており、この第1及び第2橋架部34、60間に形成される燃料ガス供給通路66は、前記排ガス通路67を積層方向に交差するセパレータ面方向に横切って配置されている。従って、燃料ガス供給通路66を移動する燃料ガスは、排ガス通路67からの排熱によって有効に温められ、熱効率が向上するという効果がある。
さらにまた、排ガス通路67は、セパレータ28の中央部に設けられており、燃料電池10は、中央部から周囲に伝熱されることによって均一に加熱され、発電効率の向上を図ることが可能になる。しかも、燃料ガス供給連通孔30は、排ガス通路67の中央部に気密に設けられており、排熱を利用して電解質・電極接合体26に供給される前の燃料ガスを加熱することができ、発電効率の向上が図られる。
また、第1の実施形態では、図2に示すように、燃料電池スタック12が締め付け荷重付与機構72を介して積層方向に締め付け保持されている。この締め付け荷重付与機構72は、燃料ガス供給連通孔30の近傍に対して第1締め付け荷重T1を付与する第1締め付け部74aと、電解質・電極接合体26に対して前記第1締め付け荷重T1よりも小さな第2締め付け荷重T2を付与する第2締め付け部74bとを備えている。
これにより、燃料ガス供給連通孔30に対して大きな締め付け荷重(第1締め付け荷重T1)を付与することによって、この燃料ガス供給連通孔30のシール性が良好に維持される。一方、電解質・電極接合体26は、セパレータ28との密着性を高める程度の荷重でよく、この電解質・電極接合体26に比較的小さな締め付け荷重(第2締め付け荷重T2)を付与し、該電解質・電極接合体26の破損等を防ぎ且つ集電性を高めることが可能になる。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池120の分解斜視図であり、図13は、前記燃料電池120が複数積層された燃料電池スタック122の断面図であり、図14は、前記燃料電池120の動作を説明する概略断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細の説明は省略する。
燃料電池120を構成する各セパレータ28には、アノード電極24に対向する面に通路部材124が固着される。通路部材124は、セパレータ28の第1橋架部34に固着される略T字状第2橋架部126を備え、この第1及び第2橋架部34、126間に燃料ガス供給通路66が形成される。各第2橋架部126の先端は、電解質・電極接合体26のアノード電極24の中心位置近傍で終端しており、この先端部には、前記アノード電極24に向かって開口する複数の燃料ガス導入口128が形成されている。なお、各セパレータ28の台形部36には、第1の実施形態の燃料ガス導入口54が設けられていない。
このように構成される第2の実施形態では、燃料ガス供給連通孔30に供給された燃料ガスは、各セパレータ28と通路部材124との間に形成される燃料ガス供給通路66に沿って移動した後、通路部材124の先端に形成される複数の燃料ガス導入口128からアノード電極24に向かって供給される。
このため、アノード電極24の中央側から外周側に向かって燃料ガスを一層良好且つ均一に供給することができ、発電反応の効率が高まるという効果が得られる。しかも、各セパレータ28の台形部36には、燃料ガス導入口54を設ける必要がなく、前記セパレータ28の構成が簡素化するとともに、製造コストの削減が容易に図られる。
なお、上記した実施の形態では、図7に示すように、第1突起部48をリング形状(真円環形状)としているが、例えば、図15に示すように、楕円環形状となるようにしてもよい。この場合、楕円の長径aと短径bとの交点を第1突起部48の中心とし、この中心を通る軸線と第2突起部52の突出中心軸線とが合致している状態を「第1及び第2突起部48、52が同軸である」とする。
また、第2突起部52として、水平方向の断面(頂面等)が真円形状である円錐台形状のものを図7に例示したが、本発明における「山状突起」は特にこれに限定されるものではなく、高さ方向の断面が台形形状となるものが含まれる。すなわち、例えば、水平方向の断面(頂面等)が楕円形状であるものであってもよい。
さらにまた、図7では、第1及び第2突起部48、52が同軸である状態、すなわち、リング形状である第1突起部48の中心軸線L1と第2突起部52の突出中心軸線L2とが合致した状態を示しているが、中心軸線L1、L2同士を合致させる必要、換言すれば、第1及び第2突起部48、52が互いに同軸である必要は特にない。例えば、図16に示すように、第2突起部52の突出中心軸線L2が第1突起部48の中心軸線L1から偏在していてもよい。勿論、この場合においても、第1突起部48が楕円環形状であってもよいし、第2突起部52が、水平方向の断面が楕円形状である山状突起であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池が複数積層された燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックが筐体内に収容された燃料電池システムの一部断面説明図である。 前記燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池のガス流れ状態を示す一部分解斜視説明図である。 前記セパレータの一方の面の説明図である。 前記セパレータの他方の面の説明図である。 前記セパレータに形成される第1及び第2突起部の斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの断面図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 前記セパレータに固着される通路部材の説明図である。 前記燃料電池スタックの図8中、XI−XI線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の分解斜視図である。 前記燃料電池が複数積層された燃料電池スタックの断面図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 図7とは別形態の第1及び第2突起部の平面説明図である。 図7及び図15とは別形態の第1及び第2突起部の斜視説明図である。 特許文献1の燃料電池用セパレータの断面説明図である。
符号の説明
10、120…燃料電池 12、122…燃料電池スタック
20…電解質 22…カソード電極
24…アノード電極 26…電解質・電極接合体
28…セパレータ 30…燃料ガス供給連通孔
34、60、126…橋架部 36…台形部
36a、36b…面 37a…側部
37b…外周部 37c…内周部
46…燃料ガス通路 48、52…突起部
50…酸化剤ガス通路 53…凹部
54、128…燃料ガス導入口 56、124…通路部材
66…燃料ガス供給通路 67…排ガス通路
68…酸化剤ガス供給部 69…絶縁シール
70a、70b…エンドプレート 72…締め付け荷重付与機構
74a、74b…締め付け部

Claims (10)

  1. 電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体が、それぞれ1枚のプレートで構成され一対のセパレータ間に配設される燃料電池であって、
    前記セパレータの一方の面には、前記電解質・電極接合体の中央側から外周側に前記アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路を形成する第1突起部が設けられるとともに、
    前記セパレータの他方の面には、前記電解質・電極接合体の外周側から一方向に前記カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路を形成する第2突起部が設けられ、
    前記セパレータの一方の面又は他方の面には、燃料ガス供給部に連通する燃料ガス供給通路を形成する通路部材が設けられ、該燃料ガス供給通路は、前記燃料ガス通路に燃料ガスを導入する燃料ガス導入口に連通し、且つ該燃料ガス導入口は、前記電解質・電極接合体の中間に対し前記酸化剤ガスの流れ方向上流側に離間する位置に設定されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記電解質・電極接合体で反応に使用された後の反応ガスを、排ガスとして前記電解質・電極接合体と前記セパレータとの積層方向に排出する排ガス通路を備え、
    前記排ガス通路内には、使用前の燃料ガスを前記積層方向に供給する前記燃料ガス供給部が気密に設けられるとともに、
    前記燃料ガス供給通路は、前記燃料ガス通路と前記燃料ガス供給部とを連通し、且つ前記排ガス通路を前記積層方向に交差するセパレータ面方向に横切って配置されることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2記載の燃料電池において、前記排ガス通路は、前記セパレータの中央部に設けられることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項2又は3記載の燃料電池において、前記燃料ガス供給部は、前記排ガス通路の中央部に気密に設けられることを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料電池において、使用前の酸化剤ガスを前記電解質・電極接合体の外周側から前記酸化剤ガス通路に供給する酸化剤ガス供給部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記第1及び第2突起部は、環状突起と山状突起との組み合わせで構成されることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項6記載の燃料電池において、前記山状突起は、前記環状突起が突出することに伴って陥没した凹部内に配設されることを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項7記載の燃料電池において、前記山状突起及び前記環状突起が互いに同軸であることを特徴とする燃料電池。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記電解質・電極接合体は、略リング体を所定の角度範囲に分断した略台形状に構成されるとともに、
    前記セパレータの中心部に対して同心円上に複数配列されることを特徴とする燃料電池。
  10. 電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される複数の電解質・電極接合体が、それぞれ1枚のプレートで構成され一対のセパレータ間に配設されるとともに、前記電解質・電極接合体が、略リング体を所定の角度範囲に分断した略台形状に構成される燃料電池を備え、前記燃料電池を複数積層する燃料電池スタックであって、
    複数積層される前記燃料電池に対し、積層方向に締め付け荷重を付与するとともに、
    積層方向に貫通する燃料ガス供給部が形成される前記燃料電池の中央部に付与される積層方向の荷重が、前記電解質・電極接合体が配設される前記燃料電池の外周部に付与される積層方向の荷重よりも大きく設定される締め付け荷重付与機構を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
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