JP2005209603A - プロジェクタ型車両用灯具 - Google Patents

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孝幸 川村
Ryujiro Ikuta
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Abstract

【課題】 灯具全体のコンパクト化および重量の軽減を図ることができること。
【解決手段】 光源は、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jの各々に小凹面鏡7の第1焦点F1の近傍に、小凹面鏡7に発光部11aを対向させて1個ずつ設定される複数個のLED11で構成されており、小プロジェクタ型灯具10は、小凹面鏡7を後部側に備える樹脂製の小リフレクタ14と、小リフレクタ14の前開口部を覆って灯室14aを構成する樹脂製の小凸レンズ6とを備えており、小リフレクタ14は、樹脂で一体形成される、上部リフレクタ12と下部リフレクタ13と両リフレクタ12、13とを連結する連結帯18とを有し、連結帯18を折り返して両リフレクタ12、13を接合することにより構成されており、複数個の小プロジェクタ型灯具を1個のハウジング20内に組み込んだ。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えばヘッドランプとして適用される、光源としてLED(発光ダイオード)を用いたプロジェクタ型車両用灯具に関する。
図11は、この種のプロジェクタ型車両用灯具100を示す(例えば、特許文献1参照)。この車両用灯具100は、凹面鏡1の第1焦点の近傍に設けられる光源バルブ2と、光源バルブ2から出射して凹面鏡1で反射された光束をほぼ平行な光束に調光して灯具前方に出射する凸レンズ3とを備えて大略構成されている。
詳しくは、車両用灯具100は、光源バルブ2と凸レンズ3との間にシェード4が設けられており、このシェード4によりすれ違い用のビームとして好適なカットラインを有する配光パターンを得ることができる。
光源バルブ2は、そのフィラメントを凹面鏡1の第1焦点に位置させると共に、その電気接続部を筒状開口部1aに嵌着して取り付けられている。凹面鏡1の開放端にはフレーム5が取り付けられており、フレーム5には凸レンズ3が固着されると共に、シェード4を支承している。
さらに車両用灯具100は、図12に示すように、凹面鏡1の光源バルブ2の装着用の筒状開口部1aに直近の上方に換気用の透孔1bが、同じく直近の下方に換気用の透孔1cがそれぞれ設けられている。
そして車両用灯具100は、点灯時光源バルブ2の周辺が高温になるが、その熱はこれら透孔1b、1c間で生じる熱対流により放熱されるので、光源バルブ2の周辺の昇温が抑制される。
実願平4−76322号(実開平6−41010号)のマイクロフィルム
しかしながら、車両用灯具100においては、光源バルブ2の出射光が高い熱エネルギーを持っているので、凸レンズ3はガラスで形成しなければならず、そのため灯具重量の増大を招く、という課題を有している。
また、車両用灯具100は、凹面鏡1、凸レンズ3、シェード4、フレーム5で灯室を構成しているので、部品点数が多く、これにより部品管理が煩雑で、組み付け工数も増大し、ひいてはコスト高を招く、という課題を有している。
その上、車両用灯具100は、透孔1b、1cが設けられた、凹面鏡1の中央部付近の反射性能が低下し、ひいては配光パターン中央部のホットゾーンの照度が低下する、という課題をも有している。
そこで、本発明は、灯具重量の軽減および部品点数の削減を図ることができると共に、凹面鏡の反射性能を最大限発揮して配光パターンのホットゾーンの充分な照度を得ることが可能なプロジェクタ型車両用灯具を提供することを目的としている。
前記した目的を達成するため、請求項1記載の発明は、凹面鏡の第1焦点の近傍に設けられる光源と、前記光源から出射して前記凹面鏡で反射された光束をほぼ平行な光束に調光して灯具前方に出射する凸レンズとを備えたプロジェクタ型車両用灯具であって、
前記光源は、複数個の小プロジェクタ型灯具の各々に回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成される小凹面鏡の第1焦点の近傍に、前記小凹面鏡に発光部を対向させて1個ずつ設定される複数個のLEDで構成されており、
前記小プロジェクタ型灯具は、前記小凹面鏡を後部側に備えると共に前部側を開口した第1樹脂材製の小リフレクタと、前記小リフレクタの前開口部を覆って灯室を構成する第2樹脂材製の小凸レンズとを備えて構成されており、
前記小リフレクタは、前記第1樹脂材を用いて一体形成される、前記小凹面鏡を備えた上部リフレクタと、シェードを備えた下部リフレクタと、前記上部リフレクタと下部リフレクタとを連結する連結帯とを有し、前記連結帯を折り返して前記上部リフレクタと下部リフレクタとを接合することにより構成されており、
前記複数個の小プロジェクタ型灯具を1個のハウジング内に組み込んだことを特徴とする。
このため、請求項1記載の発明では、LEDの光は、各小プロジェクタ型灯具毎に、小凹面鏡に向かって出射すると共に、この小凹面鏡で反射されて小凸レンズに達し、かつ小凸レンズを通過することによって、平行な光束に調光されて車両用灯具の前方へ出射し、所望の配光パターンを奏することができる。
また、光源として適用したLEDは、それ自体小型であるので、取付に要するスペースを節約することができ、かつその出射光の熱エネルギーもフィラメント付き光源に比べて小さいので、灯室の過度の温度上昇を避けることができると共に、小凸レンズおよび小リフレクタを樹脂製にすることができる。
また、小凸レンズおよび小リフレクタは、樹脂製であるので、鉄板やアルミニウム板を用いたのに比べ、寸法精度良く形成することができる。
また、小リフレクタは、上部リフレクタと下部リフレクタとを連結帯で連結されて一体成形されるものであるから、各部品間の寸法を精度良く形成することができると共に、全工程で一部品として取り扱うことができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
前記小リフレクタの形成に用いる前記第1樹脂材は、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透明樹脂材であり、かつ前記上部および下部リフレクタの内面には、アルミ蒸着が施されていることを特徴とする。
このため、請求項2記載の発明では、小リフレクタを構成する上部および下部リフレクタが透明樹脂材で形成されるので、内面のアルミ蒸着層が、あたかも外側に金属装飾が施されているように、外部から視認することができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
前記小リフレクタの形成に用いる前記第1樹脂材と、前記小凸レンズの形成に用いる第2樹脂材とが、同一樹脂材であることを特徴とする。
このため、請求項3記載の発明では、小凸レンズと小リフレクタとが、熱膨張率等の物理的性質を同じくして形成されるので、熱変形による寸法の狂いを極力避けることができる。
以上、詳述したように、請求項1記載の発明によれば、光源として適用したLEDは、それ自体小型であるので、取付に要するスペースを節約して小リフレクタを小型化することができ、かつその出射光の熱エネルギーもフィラメント付き光源に比べて小さいので、灯室の過度の温度上昇を避けることができると共に、小凸レンズおよび小リフレクタを樹脂製にすることができ、総じて車両用灯具全体のコンパクト化および重量の軽減を図ることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、小凹面鏡に換気用の孔を穿設する必要がないので、小凹面鏡の反射性能を最大限発揮して配光パターンのホットゾーンの充分な照度を得ることができ、ひいては走行車線の視認性を向上させることができる。
さらに、請求項1記載の発明によれば、小リフレクタは、上部リフレクタと下部リフレクタとを連結帯で連結されて一体成形されるものであるから、各部品、および各部品間の寸法を精度良く形成することができると共に、全工程で一部品として取り扱うことができ、これにより光学的に優れた小プロジェクタ型灯具を、部品点数を少なくして、部品管理も容易で、容易に組み立てることができ、ひいてはコストの低減化をも達成することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、小リフレクタを構成する上部および下部リフレクタが透明樹脂材で形成されるので、請求項1の発明の効果に加えて、内面のアルミ蒸着層が、あたかも外側に金属装飾が施されているように、外部から視認することができ、ひいては見栄えを向上させることができる
また、請求項3記載の発明によれば、小凸レンズと小リフレクタとが、熱膨張率等の物理的性質を同じくして形成されるので、請求項1または2の発明の効果に加えて、熱変形による寸法の狂いを極力避けることができ、これにより小プロジェクタ型灯具の光学的に優れた特性を長期間の使用に亘って維持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図11、図12に開示したものと同一機能を奏する構成要素は、同一符号を付して説明する。
図1〜図3は、本発明のプロジェクタ型車両用灯具Aを示す。この車両用灯具Aは、LED11を光源とする複数個の小プロジェクタ型灯具10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10jを1個のハウジング20内に組み込んで大略構成されている。なお、小プロジェクタ型灯具は、以下代表例で示すときは、符号10で示す。
ハウジング20は、前部を開口したケーシング22と、ケーシング22の開口部を覆う素通しガラス21とから構成されている。そして、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jは、取付具23を介してケーシング22に固着されることによってハウジング20内に組み込まれている。このとき、取付具23は、図外の2個のアジャストスクリュウとピボット構造とにより、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jの全体を上下左右に光軸調整可能にケーシング22に支持されている。なお、図1および図2中、符号26、27は、それぞれクリアランスランプ、フロントターンランプである。
また、小プロジェクタ型灯具10a〜10jは、その取付位置によって、例えば次の配光パターンが得られるように設計される。
図6は、その配光パターンで、(a)は水平拡散タイプ(第1配光パターン)、(b)は集光フラットタイプ(第2配光パターン)、(c)はすれ違いビームのカットラインを有する水平拡散タイプ(第3配光パターン)、(d)はすれ違いビームのカットラインを有する集光フラットタイプ(第4配光パターン)をそれぞれ示す。小プロジェクタ型灯具10a、10c、10d、10gは、第3配光パターン(図6(c)参照)が得られるように設計され、小プロジェクタ型灯具10b、10e、10fは、第4配光パターン(図6(d)参照)が得られるように設計され、小プロジェクタ型灯具10h、10i、10jは、第1配光パターン(図6(a)参照)が得られるように設計される。そして車両用灯具Aは、総じて、図9に示す、すれ違いビームに適した配光パターンLPを奏することができる。
詳しくは、車両用灯具Aにおいては、光源は、図7に示すように、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jの各々(小プロジェクタ型灯具10)に回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成される小凹面鏡7の第1焦点F1の近傍に、小凹面鏡7に発光部11aを対向させて1個ずつ設定される複数個のLED11(図4、図5参照)で構成されている。
LED11は、図4および図5に示すように、取付板9に固着されてサブアッシされており、取付板9を上部リフレクタ12の後側の略半部分に設けた取付ボス19にねじ24で結合することにより、その発光部11aを小凹面鏡7に対向させて取り付けられる。図4および図5中、符号25は4本のリード線で、内2本がLED11のリード線で、他の2本が冷却素子用である。
本実施形態では、LED11は、その発光部11aを、小凸レンズ6の中心部位と第1焦点F1を通る灯具10Aの光軸Zに対して略直交方向に配置して設置されている。図8は、LED11の発光部11aから出射される光の出射パターンL0を示しており、図7(b)の破線は、その出射パターンL0の光の小凹面鏡7への入射状態を示している。
また、小プロジェクタ型灯具10は、小凹面鏡7を後部側に備えると共に前部側を開口した第1樹脂材製の小リフレクタ14と、小リフレクタ14の前開口部を覆って灯室を構成する第2樹脂材製の小凸レンズ6とを備えて構成されている。このとき、第1樹脂材としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、(樹脂名を追加してください)が用いられ、第2樹脂材としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、(樹脂名を追加してください)が用いられる。
また、小リフレクタ14は、図7および図10に示すように、第1樹脂材を用いて一体形成される、小凹面鏡を備えた上部リフレクタ12と、シェード4を備えた下部リフレクタ13と、上部リフレクタ12と下部リフレクタ13とを連結する連結帯18とを有し、連結帯18を折り返して(図10(c)の矢印a)上部リフレクタ12と下部リフレクタ13とを接合することにより構成されている。
本実施形態では、上部リフレクタ12の下面に、LED11の取付ボス19も一体成形される。
上部リフレクタ12は、小凹面鏡7の前端部分に連続させて小凹面鏡7よりも大径の上部ケーシング部15が形成されると共に、さらにこの上部ケーシング部15の前端の内周に沿って上部環状溝15aが形成されており、かつ内面に反射部材を蒸着することによって全体構成されている。
また、下部リフレクタ13は、シェード4と下部ケーシング部16とを備えて構成されている。シェード4は、逆L字状の断面を有して下部ケーシング部16の後端部分に立設させて形成されており、上部の折曲エッジ部4aがメリジオナル像面に沿って形成されると共に、その上辺部4bが、図6の第1〜第4配光パターンにしたがって、図9のカットラインCLの相似形状に形成されたり、あるいは平坦面に形成されたりする。下部ケーシング部16の前端部分には、その内周に沿って下部環状溝16aが形成されている。さらに、下部リフレクタ13は、シェード4を含めた内面(上辺部4bの上面も含めて)に反射部材を蒸着することによって全体構成されている。
そして、小リフレクタ14は、図4、図7、および図10に示すように、両リフレクタ12、13をそれぞれの外周部に形成したフランジ部12a、13aを当接させてねじ8により結合することにより構成される。これにより、小リフレクタ14は、前側の略半部分が両リフレクタ12、13により閉鎖断面に構成されており、後側の略半部分が上部リフレクタ12のみによる略半円形断面に構成されており、かつ下部リフレクタ13に一体に設けられシェード4は、上部リフレクタ12の後側の略半部分の内面に形成される小凹面鏡7の第2焦点F2の付近に位置することになる。なお、図4では、連結帯18を省略している。
また、小凸レンズ6は、薄肉状の外周フランジ部6aを有して構成されており、両リフレクタ12、13の結合の際に、その外周フランジ部6aを両環状溝15a、16aに嵌着させて取り付けられている。
このように構成された小リフレクタ14は、前側灯室14aが小凸レンズ6と上部ケーシング部15と下部ケーシング部16とにより形成されており、その後側灯室14bが小凹面鏡7と小凹面鏡7の前側の下部を部分的に覆うシェード4の上辺部4bとにより形成されている。
また、小プロジェクタ型灯具10は、小リフレクタ14の前記略半円形断面の開放された部分であって、LED11の発光部11aが小凹面鏡7の第1焦点F1の付近に位置するように位置決めして、LED11のサブアッシを取り付けることによって構成されている。
本実施形態の車両用灯具Aは、複数個の小プロジェクタ型灯具10a〜10jを、小プロジェクタ型灯具10で構成するものであり、図3および図4に示すように、第1取付具23a、第2取付具23b、および第3取付具23cからなる取付具23を適宜用いて、小凸レンズ6を素通しガラス21に対向させると共に、上部および下部リフレクタ12および13をそれぞれ上側および下側になるようにしてケーシング22に取り付けられる。
車両用灯具AにおけるLED11の光Lは、図7(b)に示すように、その発光部11aから小凹面鏡7の反射面に向かって出射すると共に、小凹面鏡7の反射面で反射された後、小凹面鏡7の第2焦点F2の位置に形成したシェード4に集光し、集光した光の内一部がシェード4に遮られると共に他の一部は上辺部4bで反射されて、大部分の光がカットラインを備えた配光パターンとなって車両用灯具Aの前方に投光される。上辺部4bでの反射は、投光の照度向上に寄与する。
図9は、このときの配光パターンLPを示しており、この配光パターンLPは、カットラインCLの形成により、すれ違い用のビームとして好適なものとなっている。その上、小凹面鏡7に温度調整用の孔を穿設する必要がないので、小凹面鏡7の反射性能を最大限発揮することができ、ホットゾーンLP1の照度を向上させることができる。
また、光源として適用したLED11は、それ自体小型であるので、取付に要するスペースを節約して小リフレクタ14を小型化することができ、かつその出射光Lの熱エネルギーもフィラメント付き光源(図11の光源バルブ2参照)に比べて小さいので、灯室の過度の温度上昇を避けることができると共に、小凸レンズ6および小リフレクタ14を樹脂製にすることができ、総じて灯具Aのコンパクト化および重量の軽減を図ることができる。
また、小凸レンズ6および小リフレクタ14は、樹脂製であるので、鉄板やアルミニウム板を用いたのに比べ、寸法精度良く形成することができ、ひいては光学的に優れた小プロジェクタ型灯具10を形成することができる。
さらに、小リフレクタ14は、上部リフレクタ12と下部リフレクタ13とを連結帯18で連結されて一体成形されるものであるから、各部品間の寸法を精度良く形成することができると共に、全工程で一部品として取り扱うことができ、これにより光学的に優れた小プロジェクタ型灯具10を、部品点数を少なくして、部品管理も容易で、容易に組み立てることができる。
次に各種の変形例について述べる。
第1変形例は、小リフレクタ14の形成に用いる第1樹脂材が、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透明樹脂材であり、かつ上部および下部リフレクタ12、13の内面にアルミ蒸着が施されて構成されている。
この構成では、小リフレクタ14を構成する上部および下部リフレクタ12、13が透明樹脂材で形成されるので、内面のアルミ蒸着層が、あたかも外側に金属装飾が施されているように、外部から視認することができ、ひいては見栄えを向上させることができる。
また、第2変形例は、小リフレクタ14の形成に用いる第1樹脂材と、小凸レンズ6の形成に用いる第2樹脂材とが、同一樹脂材であることを特徴としている。
この構成では、小凸レンズ6と小リフレクタ14とが、熱膨張率等の物理的性質を同じくして形成されるので、熱変形による寸法の狂いを極力避けることができ、これにより小プロジェクタ型灯具10の光学的に優れた特性を長期間の使用に亘って維持することができる。
本発明の実施形態としてのプロジェクタ型車両用灯具の全体の正面図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具のII−II線に沿う断面図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具のIII−III線に沿う断面図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具に適用される小プロジェクタ型灯具の分解側面図である。 図4の小プロジェクタ型灯具の光源に適用されるLEDの取付状態を示す斜視図である。 図1のプロジェクタ型車両用灯具を構成する複数個の小プロジェクタ型灯具の各々の配光パターンで、(a)は水平拡散タイプ、(b)は集光フラットタイプ、(c)はカットラインを有するすれ違いビーム用水平拡散タイプ、(d)はカットラインを有するすれ違いビーム用集光フラットタイプをそれぞれ示す。 本発明のプロジェクタ型車両用灯具を構成する一実施形態としての小プロジェクタ型灯具で、(a)はその平面図、(b)は(a)のVIIb−VIIb線に沿う断面図、(c)は前方から見た正面図である。 図7の小プロジェクタ型灯具に適用したLEDの出射光の出射パターンを示すグラフである。 図7の小プロジェクタ型灯具で構成されるプロジェクタ型車両用灯具の配光パターンを示すグラフである。 図7の小プロジェクタ型灯具に適用される小リフレクタで、(a)はその展開平面図、(b)は(a)のXb−Xb線に沿う断面図、(c)は(a)のZ矢視の正面図である。 従来のプロジェクタ型車両用灯具の中央従断面図である。 図11のプロジェクタ型車両用灯具に適用された凹面鏡の正面図である。
符号の説明
4 シェード
6 小凸レンズ
7 小凹面鏡
10 小プロジェクタ型灯具
10a、〜、10j 小プロジェクタ型灯具
11 LED
11a 発光部(LEDの)
12 上部リフレクタ
13 下部リフレクタ
14 小リフレクタ
14a 灯室(前側灯室)
18 連結帯
20 ハウジング
A プロジェクタ型車両用灯具
F1 第1焦点(小凹面鏡の)

Claims (3)

  1. 凹面鏡の第1焦点の近傍に設けられる光源と、前記光源から出射して前記凹面鏡で反射された光束をほぼ平行な光束に調光して灯具前方に出射する凸レンズとを備えたプロジェクタ型車両用灯具であって、
    前記光源は、複数個の小プロジェクタ型灯具の各々に回転楕円曲面あるいは回転楕円を基本にした自由曲面として形成される小凹面鏡の第1焦点の近傍に、前記小凹面鏡に発光部を対向させて1個ずつ設定される複数個のLEDで構成されており、
    前記小プロジェクタ型灯具は、前記小凹面鏡を後部側に備えると共に前部側を開口した第1樹脂材製の小リフレクタと、前記小リフレクタの前開口部を覆って灯室を構成する第2樹脂材製の小凸レンズとを備えて構成されており、
    前記小リフレクタは、前記第1樹脂材を用いて一体形成される、前記小凹面鏡を備えた上部リフレクタと、シェードを備えた下部リフレクタと、前記上部リフレクタと下部リフレクタとを連結する連結帯とを有し、前記連結帯を折り返して前記上部リフレクタと下部リフレクタとを接合することにより構成されており、
    前記複数個の小プロジェクタ型灯具を1個のハウジング内に組み込んだことを特徴とするプロジェクタ型車両用灯具。
  2. 請求項1記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
    前記小リフレクタの形成に用いる前記第1樹脂材は、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透明樹脂材であり、かつ前記上部および下部リフレクタの内面には、アルミ蒸着が施されていることを特徴とするプロジェクタ型車両用灯具。
  3. 請求項1または2記載のプロジェクタ型車両用灯具であって、
    前記小リフレクタの形成に用いる前記第1樹脂材と、前記小凸レンズの形成に用いる前記第2樹脂材が同一樹脂材であることを特徴とするプロジェクタ型車両用灯具。
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