JP2005208228A - 電気光学装置、その駆動回路及び駆動方法、並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動回路及び駆動方法、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 OLED素子の発光感度特性を補正する。
【解決手段】 補正信号生成回路500は、温度信号TSに基づいて電源電圧補正情報RH1,GH1,BH1と階調補正情報RH2,GH2,BH2を生成する。電源電圧供給回路620は、電源電圧補正情報RH1,GH1,BH1に基づいて、基準電源電圧Vref1、Vref2、Vref3を補正して供給電源電圧Vddr,Vddg,Vddbを生成する。階調信号供給回路220は階調補正情報RH2,GH2,BH2に基づいて階調信号x1〜xnを補正して供給階調信号X1〜Xnを生成する。画素回路400Aは供給電源電圧Vddr,Vddg,Vddbに応じた電圧をOLED素子に印加し、供給階調信号X1〜Xnに応じた電流をOLED素子に流す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機発光ダイオードを用いた電気光学装置、その駆動回路及び駆動方法、並びに電気光学装置を用いた電子機器に関する。
従来の画像表示装置として、液晶を用いた液晶表示装置が知られている。液晶表示装置は、マトリクス状に配列した画素電極と、この画素電極に接続されたTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)などのスイッチング素子が設けられた素子基板と、画素電極に対向する対向電極が形成された対向基板と、これら両基板との間に充填された電気光学材料たる液晶とを備える。液晶は印加電圧に応じて透過率が変動する性質を有する。液晶表示装置における階調表示の手法としては、液晶の印加電圧を調整する手法や、電圧の印加時間を調整する手法などが知られている。
液晶の透過率は温度に応じて変化するので、環境温度が変化すると、液晶表示装置の表示特性が変化してしまう。このような温度特性を補正するために、液晶の印加電圧を温度に応じて調整する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、液晶へ電圧を印加する時間を調整することによって階調表示を行う液晶表示装置においては、印加電圧のパルス幅を温度に応じて調整する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
特開平5−241128号公報 特開平8−234175号公報
ところで、液晶表示装置に替わる画像表示装置として、有機発光ダイオード素子(以下、OLED素子と称する。)を備えた装置が注目されている。OLED素子は、この素子は、電気的にはダイオードのように動作し、光学的には、順バイアス時に発光して順バイアス電流の増加にともなって発光輝度が増加する。
OLED素子における温度と発光輝度との関係は、OLED素子を流れる電流及び印加される電圧が相互に関係して、複雑な特性となる。このため、液晶表示装置のようにOLED素子の印加電圧を温度に応じて調整するだけでは、発光輝度の温度特性を補正することができない。加えて、液晶表示装置の場合は、カラーフィルターを用いてカラー表示を行っているので、液晶の透過率を調整する観点からは、色毎に温度特性を補正する必要性に乏しい。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、OLED素子の発光温度特性を補正する駆動回路、これを用いた電気光学装置、及び電子機器、並びに駆動方法を提供することを解決課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る駆動回路は、自発光素子と、第1供給信号及び第2供給信号に基づいて前記自発光素子を流れる駆動電流及び駆動電圧を制御する制御回路とを備えた画素回路が複数配列された電気光学装置に用いられる駆動回路であって、第1信号を生成する第1信号生成手段と、第2信号を生成する第2信号生成手段と、前記電気光学装置の温度を検出して温度情報を出力する温度検出手段と、前記温度情報に応じて前記第1信号を補正するための第1補正信号を生成すると共に、前記温度情報に応じて前記第2信号を補正するための第2補正信号を生成する補正信号生成手段と、前記第1補正信号に基づいて前記第1信号を補正して前記第1供給信号を生成し、当該第1供給信号を前記画素回路へ出力する第1供給手段と、前記第2補正信号に基づいて前記第2信号を補正して前記第2供給信号を生成し、当該第2供給信号を前記画素回路へ出力する第2供給手段と、を備えたことを特徴とする。
自発光素子たる有機発光ダイオードの発光温度特性は、駆動電流と駆動電圧によって左右され複雑な挙動を示す。本発明は、駆動電流及び駆動電圧が2つの供給信号によって制御されることを前提とし、これらの供給信号を独立して補正する。これにより、複雑な温度特性を簡易に補正することができる。この結果、温度によらず一定の輝度で電気光学装置に画像を表示させ、表示品質を大きく向上することができる。なお、温度検出手段は、画素回路の温度を検出できるのであればどのような構成であってもよく、間接的に画素回路の温度を検出するものであってもよい。この場合には、例えば、画素回路が形成されるパネルの外部に配置したものであってもよい。自発光素子とは、電気エネルギーの供給を受けて発光する素子の意味である。
ここで、前記第1信号生成手段は、電源電圧を前記第1信号として生成する電源回路を含み、前記第2信号生成手段は、前記自発光素子の発光輝度に応じた階調信号を前記第2信号として生成する階調信号生成回路を含み、前記補正信号生成手段は、前記温度情報に応じて前記電源電圧を補正するための電源電圧補正信号を前記第1補正信号として生成すると共に、前記温度情報に応じて前記階調信号を補正するための階調補正信号を前記第2補正信号として生成し、前記第1供給手段は、前記電源電圧補正信号に基づいて前記電源電圧を補正して得た供給電源電圧を前記第1供給信号として生成し、前記供給電源電圧を前記画素回路へ出力し、前記第2供給手段は、前記階調補正信号に基づいて前記階調信号を補正して得た供給階調信号を前記第2供給信号として生成し、前記供給階調信号を前記画素回路へ出力し、前記制御回路は前記供給電源電圧及び前記供給階調信号に基づいて前記自発光素子を流れる前記駆動電流及び前記駆動電圧を制御することが好ましい。この場合には、画素回路の供給電源電圧と供給階調信号によって駆動電流及び駆動電圧が制御されるが、これらは温度に応じて独立に補正される。従って、有機発光ダイオードの複雑な温度特性を正確に補正して、温度によらず一定の輝度で電気光学装置に画像を表示させることが可能となる。
また、上述した駆動回路において、前記補正信号生成手段は、電源電圧補正情報及び階調補正情報と前記温度情報とを対応付けて記憶したテーブルを備え、当該テーブルを参照して、検出された前記温度情報に対応する前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を取得し、取得した前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号として出力することが好ましい。上述したように温度に応じた補正は2つの系統で別個に実行されるが、テーブルには温度と2つの補正情報が対応付けられて記憶されているので、補正情報の記憶手段を兼用することが可能となる。これにより、テーブルの記憶容量を削減すると共に、温度に応じた補正情報の取得が容易になる。
また、上述した駆動回路において、前記補正信号生成手段は、電源電圧補正情報及び階調補正情報と前記温度情報とを対応付けた演算手段を備え、当該演算手段は、検出された前記温度情報に対応して前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を生成し、生成した前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号として出力してもよい。この場合には、演算により補正情報を得ることができる。
ここで、前記電源電圧補正情報は、前記駆動電流を一定としたとき、前記電源電圧補正情報は、前記駆動電流を一定としたとき、前記自発光素子の発光輝度における温度変化量を小さくする方向に補正するように定められており、前記階調補正情報は、前記駆動電圧を一定としたとき、前記自発光素子の発光輝度における温度変化量を小さくする方向に補正するように定められていることが好ましい。この場合には、駆動電圧と駆動電流といった有機発光ダイオードの発光温度特性を左右する2つの駆動条件のうち、一方を固定にして他方を補正する共に、他方を固定にして一方を補正することができるので、結果として、複雑な発光温度特性を正確に補正することが可能となる。
また、電気光学装置において、前記複数の画素回路には、発光色が相違する複数種類の前記自発光素子が設けられており、前記電源回路は、前記発光色の種類に応じた複数種類の電源電圧を生成し、前記階調信生成回路は、前記発光色の種類応じた複数種類の階調信号を生成し、前記補正信号生成手段は、前記発光色の種類毎に、前記温度情報に応じて前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号を各々生成し、前記第1供給手段は、前記発光色の種類毎の前記各電源電圧補正信号に基づいて前記各電源電圧を補正して前記各供給電源電圧を生成し、前記各供給電源電圧を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給し、前記第2供給手段は、前記発光色の種類毎の前記各階調補正信号に基づいて前記各階調信号を補正して前記各供給階調信号を生成し、前記各供給階調信号を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給することが好ましい。
自発光素子の発光色は、発光層の材料等によって定まるため、発光色が相違すれば、発光温度特性も相違する。この発明によれば、発光色毎に電源電圧及び階調信号を補正するので、温度が変化しても全体の輝度のみならず、色のバランスも一定にすることができる。この結果、表示品質を大幅に向上させることができる。
また、上述した駆動回路において、前記供給階調信号は、前記自発光素子に供給する電流の大きさに応じた電流信号であり、前記制御回路は、書込期間と発光期間を交互に繰り返して動作し、前記書込期間において前記電流信号の大きさを記憶し、前記発光期間において記憶した大きさの前記駆動電流を前記自発光素子に供給すると共に前記供給電源電圧に応じた前記駆動電圧を前記自発光素子に印加することが好ましい。この場合は、電流プログラム方式の画素回路において、自発光素子の発光温度特性を補正することができる。
より具体的には、前記画素回路において、前記供給電源電圧は、第1電位線と第2電位線との間の電圧として与えられ、前記書込期間においてアクティブとなる走査信号が走査線を介して供給され、前記発光期間においてアクティブとなる制御信号が制御線を介して供給され、前記電流信号がデータ線を介して供給され、前記自発光素子は、一端が前記第1電位線に接続され、他端が前記制御回路に接続され、前記制御回路は、前記第2電位線にソースが接続される第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲートとソースとの間に設けられた容量と、前記走査信号がゲートに供給され、前記第1トランジスタのゲートとドレインとの間に設けられた第2トランジスタと、前記走査信号がゲートに供給され、前記第1トランジスタのドレインと前記データ線との間に設けられた第3トランジスタと、前記制御信号がゲートに供給され、前記第1トランジスタのドレインと前記自発光素子の他端との間に設けられた第4トランジスタとを備えることが好ましい。なお、電位線にはグランドが含まれ、また、容量には、素子として作り込まれたものの他、電極や配線等の構造によって生じる寄生容量が含まれる。
また、上述した駆動回路において、前記供給階調信号は、前記自発光素子に供給する電流の大きさに応じた電圧信号であり、前記制御回路は、書込期間と発光期間を交互に繰り返して動作し、前記書込期間において前記電圧信号の大きさを記憶し、前記発光期間において記憶した前記電圧信号に応じた前記駆動電流を前記自発光素子に供給すると共に前記供給電源電圧に応じた前記駆動電圧を前記自発光素子に印加することが好ましい。この場合は、電圧プログラム方式の画素回路において、有機発光ダイオードの発光温度特性を補正することができる。
より具体的には、前記画素回路において、前記供給電源電圧は、第1電位線と第2電位線との間の電圧として与えられ、前記書込期間においてアクティブとなり、前記発光期間において非アクティブとなる走査信号が走査線を介して供給され、前記電圧信号がデータ線を介して供給され、前記自発光素子は、一端が前記第1電位線に接続され、他端が前記制御回路に接続され、前記制御回路は、前記第2電位線にソースが接続され、ドレインが前記自発光素子の他端に接続される第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲートとソースとの間に設けられた容量と、前記走査線とゲートが接続され、前記データ線とソースが接続され、前記第1トランジスタのゲートとドレインが接続された第2トランジスタとを備えることが好ましい。なお、電位線にはグランドが含まれ、また、容量には、素子として作り込まれたものの他、電極や配線等の構造によって生じる寄生容量が含まれる。
次に、本発明に係る他の駆動回路は、自発光素子と、供給電源電圧に応じた駆動電圧を供給階調信号に応じた期間だけ前記自発光素子に印加して電流を供給する制御回路とを備えた画素回路が、前記自発光素子の発光色に応じて規則的に配列された電気光学装置に用いられる駆動回路であって、前記発光色の種類応じた複数種類の電源電圧を生成する電源手段と、前記発光色の種類応じた複数種類の階調信号を生成する階調信号生成手段と、前記画素回路の温度を検出して温度情報を出力する温度検出手段と、前記発光色の種類毎に、前記温度情報に応じて前記各電源電圧を補正するための各電源電圧補正信号を各々生成する補正信号生成手段と、前記各電源電圧補正信号に応じて前記各電源電圧を補正して各供給電源電圧を生成し、前記各供給電源電圧を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給する電源電圧供給手段と、表示すべき階調に応じた供給階調信号を前記発光色毎に生成し、前記各供給階調信号を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路へ出力する供給階調信号供給手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、自発光素子の表示階調を発光期間によって調整する電気光学装置において、画素回路に供給する供給電源電圧を補正することによって自発光素子の発光輝度を温度によらず一定にすることができる。ここで、供給電源電圧は有機発光ダイオードの発光色に応じて各々用意し、各供給電源電圧を補正済みのものとしたので、温度が変化しても全体の輝度のみならず、色のバランスも一定にすることができる。この結果、表示品質を大幅に向上させることができる。
ここで、前記補正信号生成手段は、前記発光色の種類毎の記各電源電圧補正情報と前記温度情報とを対応付けて記憶したテーブルを備え、当該テーブルを参照して、検出された前記温度情報に対応する前記各電源電圧補正情報を取得し、取得した前記各電源電圧補正情報を前記各電源電圧補正信号として出力することが好ましい。この場合には、温度と複数の電源電圧補正情報とが対応付けられてテーブルに記憶されているので、テーブルの記憶容量を削減することができる。
また、前記補正信号生成手段は、前記発光色の種類毎の記各電源電圧補正情報と前記温度情報とを対応付けた演算手段を備え、当該演算手段は、検出された前記温度情報に対応して前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を生成し、生成した前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号として出力することが好ましい。この場合には、演算により補正情報を得ることができる。
また、上述した駆動回路において、前記自発光素子は、有機発光ダイオードであることが好ましい。
次に、本発明に係る電気光学装置は、上述した駆動回路と、自発光素子と、前記自発光素子に流れる駆動電流を制御する制御回路とを備えた複数の画素回路と、を備えたことを特徴とする。この電気光学装置によれば、表示輝度の温度特性が大幅に改善することができる。
次に、本発明に係る電子機器は、上述した電気光学装置を備え、当該電気光学装置を画像を表示する表示手段として用いることを特徴とする。このような電子機器としては、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末、モニタ、デジタルスチルカメラ、ビューファインダ等が該当する。
次に、本発明に係る電気光装置の駆動方法は、自発光素子と、第1供給信号及び第2供給信号に基づいて前記自発光素子を流れる駆動電流及び駆動電圧を制御する制御回路とを備えた画素回路が複数配列された電気光学装置を駆動する方法であって、第1信号及び第2信号を生成し、前記画素回路の温度を検出して温度情報を出力し、前記温度情報に応じて前記第1信号を補正するための第1補正信号を生成すると共に、前記温度情報に応じて前記第2信号を補正するための第2補正信号を生成し、前記第1補正信号に基づいて前記第1信号を補正して前記第1供給信号を生成し、当該第1供給信号を前記画素回路へ出力し、前記第2補正信号に基づいて前記第2信号を補正して前記第2供給信号を生成し、当該第2供給信号を前記画素回路へ出力することを特徴とする。この発明によれば、駆動電流及び駆動電圧が2つの供給信号によって自発光素子が制御されることを前提とし、これらの供給信号を独立して補正する。これにより、複雑な温度特性を簡易に補正することができる。この結果、温度によらず一定の輝度で電気光学装置に画像を表示させ、表示品質を大きく向上することができる。
ここで、前記第1信号は電源電圧であり、前記第2信号は、前記自発光素子の発光輝度に応じた階調信号であり、前記前記第1補正信号は、前記温度情報に応じて前記電源電圧を補正するための電源電圧補正信号であり、前記第2補正信号は、前記温度情報に応じて前記階調信号を補正するための階調補正信号であり、前記第1供給信号は、前記電源電圧補正信号に基づいて前記電源電圧を補正して得た供給電源電圧であり、前記第2供給信号は、前記階調補正信号に基づいて前記階調信号を補正して得た供給階調信号であることが好ましい。
次に、本発明に係る電気光装置の他の駆動方法は、自発光素子と、供給電源電圧に応じた駆動電圧を供給階調信号に応じた期間だけ前記自発光素子に印加する制御回路とを備えた画素回路が、前記自発光素子の発光色に応じて規則的に配列された電気光学装置を駆動する方法であって、前記発光色の種類応じた複数種類の電源電圧を生成し、前記発光色の種類応じた複数種類の階調信号を生成し、前記画素回路の温度を検出して温度情報を出力し、前記発光色の種類毎に、前記温度情報に応じて前記各電源電圧を補正するための各電源電圧補正信号を各々生成し、前記各電源電圧補正信号に応じて前記各電源電圧を補正して各供給電源電圧を生成し、前記各供給電源電圧を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給し、表示すべき階調に応じた供給階調信号を前記発光色毎に生成し、前記各供給階調信号を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路へ出力することを特徴とする。
この発明によれば、自発光素子の表示階調を発光期間によって調整する電気光学装置において、画素回路に供給する供給電源電圧を補正することによって自発光素子の発光輝度を温度によらず一定にすることができる。ここで、供給電源電圧は自発光素子の発光色に応じて各々用意し、各供給電源電圧を補正済みのものとしたので、温度が変化しても全体の輝度のみならず、色のバランスも一定にすることができる。この結果、表示品質を大幅に向上させることができる。
上述した電気光学装置の駆動方法において、前記自発光素子は、有機発光ダイオードであることが好ましい。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の概略構成を示すブロック図である。電気光学装置1は、電気光学パネルAAと外部回路を備える。電気光学パネルAAには、表示領域A、走査線駆動回路100、データ線駆動回路200、及び温度センサ300が形成される。このうち、表示領域Aには、X方向と平行にm本の走査線101及びm本の発光制御線102が形成される。また、X方向と直交するY方向と平行にn本のデータ線103が形成される。そして、走査線101とデータ線103との各交差に対応して画素回路400Aが各々設けられている。画素回路400AはOLED素子を含んでいる。図に示す「R」、「G」、及び「B」の符号はそれぞれ「赤」、「緑」、及び「青」を意味し、OLED素子の発光色を示している。この例にあっては、データ線103に沿って各色の画素回路400Aが配列されている。
また、各画素回路400Aのうち、R色に対応する画素回路400Aは電源線LRと接続されており、G色に対応する画素回路400Aは電源線LGと接続されており、B色に対応する画素回路400Aは電源線LBに接続されている。電源回路600は、基準電源電圧Vref1、Vref2、及びVref3を生成する電圧源610と、供給電源電圧Vddr、Vddg、及びVddbを出力する電源電圧供給回路620とを備える。基準電源電圧Vref1はR色に、基準電源電圧Vref2はB色に、基準電源電圧Vref3はG色に各々対応する。電源電圧供給回路620は、基準電源電圧Vref1、Vref2、及びVref3に対し、OLED素子の発光温度特性を考慮した補正処理を施して供給電源電圧Vddr、Vddg、及びVddbを生成する。供給電源電圧Vddr、Vddg、及びVddbは、電源線LR、LG及びLBを介して、RGB各色に対応する画素回路400Aに供給される。このように色毎に電源線LR、LG、及びLBを設けたのは、色毎にOLED素子の発光特性が相違するので、異なる供給電源電圧Vddr、Vddg、及びVddbを各画素回路400Aに給電する必要があるからである。
走査線駆動回路100は、複数の走査線101を順次選択するための走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymを生成すると共に発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmを生成する。発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmは、各発光制御線102を介して各画素回路400Aに各々供給される。図2に走査信号Y1〜Ymと発光制御信号Vg1〜Vgmのタイミングチャートの一例を示す。走査信号Y1は、1垂直走査期間(1F)の最初のタイミングから、1水平走査期間(1H)に相当する幅のパルスであって、1行目の走査線101に供給される。以降、このパルスを順次シフトして、2、3、…、m行目の走査線101の各々に走査信号Y2、Y3、…、Ymとして供給する。一般的にi(iは、1≦i≦mを満たす整数)行目の走査線101に供給される走査信号YiがHレベルになると、当該走査線101が選択されたことを示す。また、発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmとしては、例えば、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymの論理レベルを反転した信号を用いる。
データ線駆動回路200は、階調データDに基づいて、選択された走査線101に位置する画素回路400Aの各々に対し供給階調信号X1、X2、X3、…、Xnを供給する。この例において、供給階調信号X1〜Xnは階調輝度を指示する電流信号として与えられる。また、データ線駆動回路200は、階調信号x1〜xnを生成する階調信号生成回路210と、供給階調信号X1〜Xnを各データ線103に出力する階調信号供給回路220とを備える。階調信号供給回路220は、階調信号x1〜xnに対しOLED素子の発光温度特性を考慮した補正処理を施して供給階調信号X1〜Xnを生成する。
温度センサ300は、電気光学パネルAAの温度を検出して温度信号TS(温度情報)を出力する。温度センサ300は、例えば、ダイオード等によって構成することができる。また、画素回路400Aに含まれるOLED素子と同一のOLED素子を同一プロセスで形成し、これを温度センサ300として用いてもよい。
補正信号生成回路500は、温度信号TSに基づいて、電源電圧補正情報RH1、GH1、及びBH1(第1補正信号)と階調補正情報RH2、GH2、及びBH2(第2補正信号)を生成し、前者を電源電圧供給回路620へ出力する一方、後者を階調信号供給回路220へ出力する。これらの補正情報については後述する。
タイミング発生回路700は、各種の制御信号を生成してこれらを走査線駆動回路100及びデータ線駆動回路200へ出力する。また、画像処理回路800はガンマ補正等の画像処理を施した階調データDを生成し、データ線駆動回路200へ出力する。なお、この例では、補正信号生成回路500、電源回路600、タイミング発生回路700、及び画像処理回路800を、電気光学パネルAAの外部に設けたが、これらの構成要素の一部又は全部を電気光学パネルAAに取り込んでもよく。更に、電気光学パネルAAに設けられた構成要素の一部を外部回路として設けてもよい。例えば、温度センサ300を電気光学パネルAAの外部に設けてもよい。但し、画素回路400Aの温度を検出可能な範囲に配置することが好ましい。
次に、画素回路400Aについて説明する。図3に、画素回路400Aの回路図を示す。同図に示す画素回路400Aは、i行目のR色に対応するものであり、供給電源電圧Vddrが供給される。他の色に対応する画素回路400Aは、供給電源電圧Vddrの代わりに供給電源電圧Vddg(G色)又は供給電源電圧Vddb(B色)が供給される点を除いて、同様に構成されている。画素回路400Aは、4個のTFT401〜404と、容量素子410と、OLED素子420とを備える。このうち、pチャネル型のTFT401のソース電極は電源線LRに接続される一方、そのドレイン電極はnチャネル型TFT403のドレイン電極、nチャネル型TFT404のドレイン電極及びnチャネル型TFT402のソース電極にそれぞれ接続される。
容量素子410の一端はTFT401のソース電極に接続される一方、その他端は、TFT401のゲート電極及びTFT402のドレイン電極にそれぞれ接続される。TFT403のゲート電極は走査線101に接続され、そのソース電極は、データ線103に接続される。また、TFT402のゲート電極は走査線101に接続される。一方、TFT404のゲート電極は発光制御線102に接続され、そのソース電極はOLED素子420の陽極に接続される。TFT404のゲート電極には、発光制御線102を介して発光制御信号Vgiが供給される。また、OLED素子420については、陽極と陰極の間に発光層が挟持されて、順方向電流に応じた輝度にて発光する。なお、OLED素子420の陰極は、画素回路400Aのすべてにわたって共通の電極であり、電源における低位(基準)電位となっている。
このような構成において、走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT402がオン状態となるので、TFT401は、ゲート電極とドレイン電極とが互いに接続されたダイオードとして機能する。走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT403も、TFT402と同様にオン状態となる。この結果、データ線駆動回路200の電流Idataが、電源線LR→TFT401→TFT403→データ線103という経路で流れるとともに、そのときに、TFT401のゲート電極の電位に応じた電荷が容量素子410に蓄積される。
走査信号YiがLレベルになると、TFT403、402はともにオフ状態となる。このとき、TFT401のゲート電極における入力インピーダンスは極めて高いので、容量素子410における電荷の蓄積状態は変化しない。TFT401のゲート・ソース間電圧は、電流Idataが流れたときの電圧に保持される。また、走査信号YiがLレベルになると、発光制御信号VgiがHレベルとなる。このため、nチャネル型のTFT404がオンし、TFT401のソース・ドレイン間には、そのゲート電圧に応じた電流Ioledが流れる。詳細には、この電流は、電源線LR→TFT401→TFT404→OLED素子420という経路で流れる。
ここで、OLED素子420に流れる電流Ioledは、TFT401のゲート・ソース間電圧で定まるが、その電圧は、Hレベルの走査信号Yiによって電流Idataがデータ線103に流れたときに、容量素子410によって保持された電圧である。このため、発光制御信号VgiがHレベルになったときに、OLED素子420に流れる電流Ioledは、直前に流れた電流Idataに略一致する。このように画素回路400Aは、電流Idataによって発光輝度を規定することから、電流プログラム方式の回路である。
ところで、OLED素子420の発光層には、発光色に応じた有機EL(Electronic Luminescence)材料が用いられる場合がある。この場合、発光輝度の温度依存性はR色、G色、B色によって異なる。図4(A)はOLED素子420に一定電流を流した場合における発光輝度と温度の関係を示した一例である。この図から注入電流が一定の場合は、温度が高くなる程、輝度が低下することが分かる。また、同図(B)は、OLED素子420に一定電圧を印加した場合における発光輝度と温度の関係を示した一例である。この図から印加電圧が一定の場合は、温度が高くなる程、輝度が明るくなることが分かる。
このようにOLED素子420の発光輝度は、注入電流や印加電圧といった複数の要素に起因する温度依存性を有する。本実施形態においては、これら要素毎に温度依存性を補正する手法を採用する。図5に、温度特性を補正するための構成を示す。
補正信号生成回路500は、補正テーブルLUTを備える。補正テーブルLUTには、温度信号TSと電源電圧補正情報RH1、GH1、及びBH1、並びに階調補正情報RH2、GH2、及びBH2とが対応付けられて記憶されている。電源電圧補正情報RH1、GH1、及びBH1は、OLED素子420に流れる注入電流を一定とした場合に、OELD素子420の発光輝度が温度によらず一定となるように調整設定されている。一方、階調補正情報RH2、GH2、及びBH2は、OLED素子420の印加電圧を一定とした場合に、OELD素子420の発光輝度が温度によらず一定となるように調整設定されている。そして、A/D変換器510を介して、温度センサ300の温度信号TSが取り込まれると、補正テーブルLUTは、温度信号TSが示す温度に対応した電源電圧補正情報と階調補正情報の組を出力する。上述したようOLED素子420の温度特性は、RGB各色によって相違する。このため、電源電圧補正情報及び階調補正情報は、色毎に設定されている。補正テーブルLUTは、温度と6個の補正情報(RH1、GH1、BH1、RH2、GH2、BH2)とを対応付けて記憶したので、1回の読み出し動作で6個の補正情報を取得することができる。なお、この例では補正テーブルLUTを参照して補正情報を生成したが、温度特性のモデルを数式で予め用意し、演算によって上述した補正情報を算出してもよい。
電源電圧供給回路620は、R色に対応する電源供給ユニットUv1、G色に対応する電源供給ユニットUv2、及びB色に対応する電源供給ユニットUv3を含む。各電源供給ユニットUv1〜Uv3は同様に構成されているので、ここでは電源供給ユニットUv1について説明し、他の電源供給ユニットUv2及びUv3については説明を省略する。オペアンプ621、抵抗R3及び可変抵抗R4は、利得を可変可能なアンプZを構成する。また、オペアンプ622はボルテージフォロアを構成しており、バッファとして機能する。
アンプ230の利得は、抵抗R3と可変抵抗R4の抵抗値の比によって決定される。可変抵抗R2は、デジタルデータによって抵抗値が可変されるようになっている。可変抵抗R2は、例えば、スイッチ素子とラダー抵抗等によって構成される。可変抵抗R2の抵抗値は電源電圧補正情報RH1によって調整される。このアンプZの入力信号は、R色に対応する基準基準電源電圧Vref1である。電源供給ユニットUv1は、電源電圧補正情報RH1に基づいて基準電源電圧Vref1を補正して得た供給電源電圧Vddrを生成し、供給電源電圧VddrをR色に対応する画素回路400Aへ出力する。この点は、電源供給ユニットUv2及びUv3についても同様であり、電源電圧補正情報GH1に基づいて基準電源電圧Vref2を補正して得た供給電源電圧Vddg、電源電圧補正情報BH1に基づいて基準電源電圧Vref3を補正して得た供給電源電圧VddbがG色及びB色に対応する画素回路400Aへそれぞれ出力される。この結果、OLED素子420の印加電圧(駆動電圧)の観点から、OLED素子420の発光温度特性を一定にすることが可能となる。
次に、階調信号供給回路220は、n個の信号供給ユニットUs1、Us2、…、Usnを備える。信号供給ユニットUs1〜Usnは、階調補正情報RH2、GH2、及びBH2に基づいて階調信号x1〜xnを補正し、供給階調信号X1〜Xnを生成する。ここで、階調補正情報RH2は、R色に対応する信号供給ユニットUs1、Us4、…、Usn-2に供給され、階調補正情報GH2は、G色に対応する信号供給ユニットUs2、Us5、…、Usn-1に供給され、階調補正情報BH2は、B色に対応する信号供給ユニットUs3、Us6、…、Usnに供給される。各信号供給ユニットUs1〜Usnは同様に構成されているので、ここでは信号供給ユニットUs1について説明し、他の信号供給ユニットUs2〜Usnについては説明を省略する。
図6に信号供給ユニットUs1の構成を示す。オペアンプ221、抵抗R3及び可変抵抗R4は、利得を可変可能なアンプを構成する。可変抵抗R4の抵抗値は階調補正情報RH2によって調整されるので、アンプの出力信号は、階調補正情報RH2に基づいて階調信号x1を補正したものとなる。トランジスタ222は電流源として機能し、ゲート・ソース間の電圧に応じた電流Idataを供給階調信号X1としてデータ線103へ出力する。スイッチ素子223は、イネーブル信号に基づいて動作し、データ線103へ供給階調信号X1を供給するタイミングにおいてオン状態となる。この結果、データ線103への注入電流、すなわち、OLED素子420の注入電流(駆動電流)の観点から、OLED素子420の発光温度特性を一定にすることが可能となる。
例えば、OLED素子の発光温度特性が、注入電流を一定した場合に図7(A)に示すものであり、印加電圧を一定にした場合に図7(B)に示すものであるとする。この場合には、同図(A)の発光温度特性を打ち消すように供給階調信号(電流Idata)には図7(C)に示す温度特性が与えられる。また、同図(B)の発光温度特性を打ち消すように供給電源電圧には図7(D)に示す温度特性が与えられる。このように電気光学装置1は、OLED素子420の発光温度特性を、印加電圧と注入電流といった駆動条件の観点から独立して補正したので、複雑な発光温度特性を簡易に補正することが可能となる。この結果、温度が変化しても一定の輝度で画像を表示することができ、表示品質を大幅に改善することができる。また、RGB各色のOLED素子420にそれぞれ対応して温度特性を補正したので、カラー表示において各色が均一に補正される。この結果、温度が変化しても色バランスを良好に保つことが可能となる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る電気光学装置について説明する。第2実施形態の電気光学装置は、図3に示す画素回路400Aの代わり画素回路400Bを用いる点、及び発光制御線102を省略した点、及び階調信号供給回路220を構成する信号供給ユニットの詳細な構成が、上述した第1実施形態の電気光学装置1と相違する。
図8に画素回路400Bの構成を示す。同図に示す画素回路400Bは、i行目のR色に対応するものであり、供給電源電圧Vddrが供給される。画素回路400Bが、上述した画素回路400Aと相違するのは、TFT402〜403を削除し、データ線103とTFT401のゲート電極との間にTFT405を設け、TFT405のゲート電極を走査線101に接続した点と、TFT401のドレイン電極をOLED素子420の陽極に接続した点である。
このような構成において、走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT405がオン状態となるので、接続点Qの電圧が電圧Vdataと等しくなる。このとき、容量素子410にはVddr−Vdataに相当する電荷が蓄積される。次に、走査信号YiがLレベルになると、TFT405はオフ状態となる。TFT401のゲート電極における入力インピーダンスは極めて高いので、容量素子410における電荷の蓄積状態は変化しない。TFT401のゲート・ソース間電圧は、電圧Vdataが印加されたときの電圧(Vddr−Vdata)に保持される。OLED素子420に流れる電流Ioledは、TFT401のゲート・ソース間電圧によって定まるので、電圧Vdataに応じた電流Ioledが流れる。このように画素回路400Bは、電圧Vdataによって発光輝度を規定することから、電圧プログラム方式の回路である。
次に、本実施形態の階調信号供給回路220は、図5を参照して説明したようにn個の信号供給ユニットUs1〜Usnを備えるが、その詳細な構成が相違する。これは、第1実施形態の画素回路400Aは電流信号Idataによって動作したが、第2実施形態の画素回路400Bは電圧信号Vdataによって動作するため、供給階調信号X1〜Xnを電圧信号Vdataとして出力する必要があるからである。図9に信号供給ユニットUs1の詳細な構成を示す。第2実施形態の信号供給ユニットUs1は、電流源として機能するTFT222の代わりにオペアンプ224を用いる。オペアンプ224はボルテージフォロアを構成しており、アンプZの出力信号を供給階調信号X1として出力する。
上述した画素回路400Bにおいて供給電源電圧Vddrを一定としたとき、電圧Vdataと電流Ioledとの関係は図10に示すものとなる。ここで、Vthはpチャネル型TFT401の閾値電圧である。従って、例えば、OLED素子の発光温度特性が、注入電流を一定した場合に図7(A)に示すものであり、印加電圧を一定にした場合に図7(B)に示すものであるとした場合には、温度によらず一定の表示輝度とするためには、電圧Vdataの温度特性を図11(C)に示すように設定すると共に、供給電源電圧Vddrの温度特性を図11(D)に示すように設定すればよい。
<3.第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る電気光学装置について説明する。第3実施形態の電気光学装置は、図3に示す画素回路400Aの代わりに画素回路400Cを用いる点、及び階調信号供給回路220を構成する信号供給ユニットの詳細な構成が、上述した第1実施形態の電気光学装置1と相違する。
図12に画素回路400Cとその周辺回路の構成を示す。図に示すようにデータ線103とインバータINVの入力端子との間には容量素子430が設けられている。インバータINVの入力端子と出力端子との間にはスイッチ素子SW1が設けられている。また、スイッチ素子SW2は、インバータINVの電源端子と電源線LRとの間に設けられており、オン状態で供給電源電圧VddrをインバータINVに供給する一方、オフ状態で電源供給を停止する。OLED素子420の陰極は接地されており、その陽極はインバータINVの出力端子と接続されている。データ線供給回路200には、各データ線103に対応して信号供給回路230が設けられている。信号供給回路230は、スイッチ素子SW3及びSW4と三角波発生回路231を備える。三角波発生回路230は、1フレーム周期の三角波信号SSを発生する。
図13に画素回路400Cのタイミングチャートを示す。1フレーム(1F)はアドレス期間Taと発光期間Tbとに分割される。まず、アドレス期間Taにおいてデータ線駆動回路200からデータ線103を介して電圧信号Vdataが供給され、次に、発光期間Tbにおいて三角波信号SSが供給される。アドレス期間Taにおける書込期間Twは、各画素回路400Cの各々に対応している。書込期間Twでは、スイッチ素子SW1及びSW2がオン状態となる。このとき、容量素子430の両端には電圧(Vdata−Vres)が印加される。VresはインバータINVのリセット電圧である。スイッチ素子SW1は、次のフレームの書込期間Twまでオフ状態となり、これに伴って、インバータINVと接続される容量素子430の端子はフローティング状態となる。従って、容量素子430の印加電圧(Vdata−Vres)は、次の書込期間Twまで維持される。スイッチ素子SW2は発光期間Ta中にオン状態となり、当該期間Taに三角波信号SSがデータ線103に供給される。
三角波信号SSの電圧が電圧Vdataを下回ると、インバータINVの入力電圧がリセット電圧Vresを下回る。このとき、インバータINVの出力電圧はHレベルとなり、OLED素子420が一定の輝度で発光する。
この表示方式において、OLED素子420の表示輝度は、供給電源電圧Vddrによってピークが決定され、電圧信号Vdata及び三角波信号SSによって表示期間が制御される。本実施形態においては、OLED素子420の発光温度特性を補正するために、基準電源電圧Vref1を温度に応じて補正した供給電源電圧Vddrを用いて画素回路400Cを動作させる。この場合には、供給電源電圧Vddrに図14に示す温度特性を持たせればよい。また、供給電源電圧Vddg及び供給電源電圧Vddbについても同様に補正処理が施される。
このように本実施形態においては、OLED素子420の発光温度特性が、発光色毎に相違する点に着目し、画素回路400Cに供給する各供給電源電圧Vddr、Vddg、及びVddbに対して、発光温度特性を打ち消すようにそれぞれの発光色に対応して補正を施したので、温度が変化しても一定の輝度を保つことができ、更に、色のバランスを良好に維持することができる。
<5.応用例>
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置1を適用した電子機器について説明する。図15に、電気光学装置1を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置1と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。この電気光学装置1はOLED素子420を用いるので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図16に、電気光学装置1を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置1を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置1に表示される画面がスクロールされる。
図17に、電気光学装置1を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置1を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置1に表示される。
なお、電気光学装置1が適用される電子機器としては、図15〜17に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置1が適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同装置における走査線駆動回路のタイミングチャートである。 同装置における画素回路の構成を示す回路図である。 同画素回路に用いるOLED素子の発光温度特性を示すグラフである。 同装置における温度特性を補正する主要な構成を示すブロック図である。 同装置の信号供給ユニットの構成例を示す回路図である。 同画素回路に用いるOLED素子の発光温度特性と供給階調信号及び供給電源電圧とを示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る電気光学装置に用いる画素回路の構成を示す回路図である。 同装置の信号供給ユニットの構成例を示す回路図である。 同画素回路において供給電源電圧を一定としたときの、電圧Vdataと電流Ioledとの関係を示すグラフである。 同装置における供給電源電圧Vddrの温度特性と電圧Vdataの温度特性を示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係る電気光学装置に用いる画素回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。 同画素回路の動作を示すタイミングチャートである。 同装置における供給電源電圧の温度特性を示すグラフである。 同電気光学装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 同電気光学装置を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。 同電気光学装置を適用した携帯情報端末の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…電気光学装置、210…階調信号生成回路(第2信号生成手段)、230…階調信号供給回路(第2供給手段)、420…有機発光ダイオード、400A,400B,400C…画素回路、300…温度センサ(温度検出手段)、500…補正信号生成回路(補正信号生成手段)、610…電圧源(第1信号生成手段)、620…電源電圧供給回路(第1供給手段)、TS…温度信号(温度情報)、LUT…補正テーブル、RH1,GH1,BH1…電源電圧補正情報(第1補正信号)、RH2,GH2,BH2…階調補正情報(第2補正信号)、Vddr,Vddg,Vddb…供給電源電圧(第1供給信号)、x1〜xn…階調信号(第2信号)、X1〜Xn…供給階調信号(第2供給信号)、Vref1,Vref2,Vref3…基準電圧(第1信号)。

Claims (20)

  1. 自発光素子と、第1供給信号及び第2供給信号に基づいて前記自発光素子を流れる駆動電流及び駆動電圧を制御する制御回路とを備えた画素回路が複数配列された電気光学装置に用いられる駆動回路であって、
    第1信号を生成する第1信号生成手段と、
    第2信号を生成する第2信号生成手段と、
    前記電気光学装置の温度を検出して温度情報を出力する温度検出手段と、
    前記温度情報に応じて前記第1信号を補正するための第1補正信号を生成すると共に、前記温度情報に応じて前記第2信号を補正するための第2補正信号を生成する補正信号生成手段と、
    前記第1補正信号に基づいて前記第1信号を補正して前記第1供給信号を生成し、当該第1供給信号を前記画素回路へ出力する第1供給手段と、
    前記第2補正信号に基づいて前記第2信号を補正して前記第2供給信号を生成し、当該第2供給信号を前記画素回路へ出力する第2供給手段と、
    を備えたことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記第1信号生成手段は、電源電圧を前記第1信号として生成する電源回路を含み、
    前記第2信号生成手段は、前記自発光素子の発光輝度に応じた階調信号を前記第2信号として生成する階調信号生成回路を含み、
    前記補正信号生成手段は、前記温度情報に応じて前記電源電圧を補正するための電源電圧補正信号を前記第1補正信号として生成すると共に、前記温度情報に応じて前記階調信号を補正するための階調補正信号を前記第2補正信号として生成し、
    前記第1供給手段は、前記電源電圧補正信号に基づいて前記電源電圧を補正して得た供給電源電圧を前記第1供給信号として生成し、前記供給電源電圧を前記画素回路へ出力し、
    前記第2供給手段は、前記階調補正信号に基づいて前記階調信号を補正して得た供給階調信号を前記第2供給信号として生成し、前記供給階調信号を前記画素回路へ出力し、
    前記制御回路は前記供給電源電圧及び前記供給階調信号に基づいて前記自発光素子を流れる前記駆動電流及び前記駆動電圧を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記補正信号生成手段は、電源電圧補正情報及び階調補正情報と前記温度情報とを対応付けて記憶したテーブルを備え、当該テーブルを参照して、検出された前記温度情報に対応する前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を取得し、取得した前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号として出力することを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記補正信号生成手段は、電源電圧補正情報及び階調補正情報と前記温度情報とを対応付けた演算手段を備え、当該演算手段は、検出された前記温度情報に対応して前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を生成し、生成した前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号として出力することを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  5. 前記電源電圧補正情報は、前記駆動電流を一定としたとき、前記自発光素子の発光輝度における温度変化量を小さくする方向に補正するように定められており、
    前記階調補正情報は、前記駆動電圧を一定としたとき、前記自発光素子の発光輝度における温度変化量を小さくする方向に補正するように定められている
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の駆動回路。
  6. 前記複数の画素回路には、発光色が相違する複数種類の前記自発光素子が設けられており、
    前記電源回路は、前記発光色の種類に応じた複数種類の電源電圧を生成し、
    前記階調信生成回路は、前記発光色の種類応じた複数種類の階調信号を生成し、
    前記補正信号生成手段は、前記発光色の種類毎に、前記温度情報に応じて前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号を各々生成し、
    前記第1供給手段は、前記発光色の種類毎の前記各電源電圧補正信号に基づいて前記各電源電圧を補正して前記各供給電源電圧を生成し、前記各供給電源電圧を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給し、
    前記第2供給手段は、前記発光色の種類毎の前記各階調補正信号に基づいて前記各階調信号を補正して前記各供給階調信号を生成し、前記各供給階調信号を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  7. 前記供給階調信号は、前記自発光素子に供給する電流の大きさに応じた電流信号であり、
    前記制御回路は、書込期間と発光期間を交互に繰り返して動作し、前記書込期間において前記電流信号の大きさを記憶し、前記発光期間において記憶した大きさの前記駆動電流を前記自発光素子に供給すると共に前記供給電源電圧に応じた前記駆動電圧を前記自発光素子に印加する
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  8. 前記画素回路において、
    前記供給電源電圧は、第1電位線と第2電位線との間の電圧として与えられ、
    前記書込期間においてアクティブとなる走査信号が走査線を介して供給され、
    前記発光期間においてアクティブとなる制御信号が制御線を介して供給され、
    前記電流信号がデータ線を介して供給され、
    前記自発光素子は、一端が前記第1電位線に接続され、他端が前記制御回路に接続され、
    前記制御回路は、
    前記第2電位線にソースが接続される第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのゲートとソースとの間に設けられた容量と、
    前記走査信号がゲートに供給され、前記第1トランジスタのゲートとドレインとの間に設けられた第2トランジスタと、
    前記走査信号がゲートに供給され、前記第1トランジスタのドレインと前記データ線との間に設けられた第3トランジスタと、
    前記制御信号がゲートに供給され、前記第1トランジスタのドレインと前記自発光素子の他端との間に設けられた第4トランジスタとを備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の駆動回路。
  9. 前記供給階調信号は、前記自発光素子に供給する電流の大きさに応じた電圧信号であり、
    前記制御回路は、書込期間と発光期間を交互に繰り返して動作し、前記書込期間において前記電圧信号の大きさを記憶し、前記発光期間において記憶した前記電圧信号に応じた前記駆動電流を前記自発光素子に供給すると共に前記供給電源電圧に応じた前記駆動電圧を前記自発光素子に印加する
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  10. 前記画素回路において、
    前記供給電源電圧は、第1電位線と第2電位線との間の電圧として与えられ、
    前記書込期間においてアクティブとなり、前記発光期間において非アクティブとなる走査信号が走査線を介して供給され、
    前記電圧信号がデータ線を介して供給され、
    前記自発光素子は、一端が前記第1電位線に接続され、他端が前記制御回路に接続され、
    前記制御回路は、
    前記第2電位線にソースが接続され、ドレインが前記自発光素子の他端に接続される第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのゲートとソースとの間に設けられた容量と、
    前記走査線とゲートが接続され、前記データ線とソースが接続され、前記第1トランジスタのゲートとドレインが接続された第2トランジスタとを備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の駆動回路。
  11. 自発光素子と、供給電源電圧に応じた駆動電圧を供給階調信号に応じた期間だけ前記自発光素子に印加して電流を供給する制御回路とを備えた画素回路が、前記自発光素子の発光色に応じて規則的に配列された電気光学装置に用いられる駆動回路であって、
    前記発光色の種類応じた複数種類の電源電圧を生成する電源手段と、
    前記発光色の種類応じた複数種類の階調信号を生成する階調信号生成手段と、
    前記画素回路の温度を検出して温度情報を出力する温度検出手段と、
    前記発光色の種類毎に、前記温度情報に応じて前記各電源電圧を補正するための各電源電圧補正信号を各々生成する補正信号生成手段と、
    前記各電源電圧補正信号に応じて前記各電源電圧を補正して各供給電源電圧を生成し、前記各供給電源電圧を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給する電源電圧供給手段と、
    表示すべき階調に応じた供給階調信号を前記発光色毎に生成し、前記各供給階調信号を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路へ出力する供給階調信号供給手段と
    を備えたことを特徴とする駆動回路。
  12. 前記補正信号生成手段は、前記発光色の種類毎の記各電源電圧補正情報と前記温度情報とを対応付けて記憶したテーブルを備え、当該テーブルを参照して、検出された前記温度情報に対応する前記各電源電圧補正情報を取得し、取得した前記各電源電圧補正情報を前記各電源電圧補正信号として出力することを特徴とする請求項11に記載の駆動回路。
  13. 前記補正信号生成手段は、前記発光色の種類毎の記各電源電圧補正情報と前記温度情報とを対応付けた演算手段を備え、当該演算手段は、検出された前記温度情報に対応して前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を生成し、生成した前記電源電圧補正情報及び前記階調補正情報を前記電源電圧補正信号及び前記階調補正信号として出力することを特徴とする請求項11に記載の駆動回路。
  14. 前記自発光素子は、有機発光ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の駆動回路。
  15. 請求項1乃至14のうちいずれか1項に記載した駆動回路と、
    自発光素子と、前記自発光素子に流れる駆動電流を制御する制御回路とを備えた複数の画素回路と、
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  16. 請求項15に記載の電気光学装置を備え、当該電気光学装置を画像を表示する表示手段として用いることを特徴とする電子機器。
  17. 自発光素子と、第1供給信号及び第2供給信号に基づいて前記自発光素子を流れる駆動電流及び駆動電圧を制御する制御回路とを備えた画素回路が複数配列された電気光学装置を駆動する駆動方法であって、
    第1信号及び第2信号を生成し、
    前記画素回路の温度を検出して温度情報を出力し、
    前記温度情報に応じて前記第1信号を補正するための第1補正信号を生成すると共に、前記温度情報に応じて前記第2信号を補正するための第2補正信号を生成し、
    前記第1補正信号に基づいて前記第1信号を補正して前記第1供給信号を生成し、当該第1供給信号を前記画素回路へ出力し、
    前記第2補正信号に基づいて前記第2信号を補正して前記第2供給信号を生成し、当該第2供給信号を前記画素回路へ出力する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  18. 前記第1信号は電源電圧であり、
    前記第2信号は、前記自発光素子の発光輝度に応じた階調信号であり、
    前記前記第1補正信号は、前記温度情報に応じて前記電源電圧を補正するための電源電圧補正信号であり、
    前記第2補正信号は、前記温度情報に応じて前記階調信号を補正するための階調補正信号であり、
    前記第1供給信号は、前記電源電圧補正信号に基づいて前記電源電圧を補正して得た供給電源電圧であり、
    前記第2供給信号は、前記階調補正信号に基づいて前記階調信号を補正して得た供給階調信号である
    ことを特徴とする請求項17に記載の電気光学装置の駆動方法。
  19. 自発光素子と、供給電源電圧に応じた駆動電圧を供給階調信号に応じた期間だけ前記自発光素子に印加する制御回路とを備えた画素回路が、前記自発光素子の発光色に応じて規則的に配列された電気光学装置を駆動する駆動方法であって、
    前記発光色の種類応じた複数種類の電源電圧を生成し、
    前記発光色の種類応じた複数種類の階調信号を生成し、
    前記画素回路の温度を検出して温度情報を出力し、
    前記発光色の種類毎に、前記温度情報に応じて前記各電源電圧を補正するための各電源電圧補正信号を各々生成し、
    前記各電源電圧補正信号に応じて前記各電源電圧を補正して各供給電源電圧を生成し、
    前記各供給電源電圧を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路に供給し、
    表示すべき階調に応じた供給階調信号を前記発光色毎に生成し、
    前記各供給階調信号を前記発光色の種類に応じて前記各画素回路へ出力する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  20. 前記自発光素子は、有機発光ダイオードであることを特徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載の電気光学装置の駆動方法。
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