JP2005208005A - 傾き検出機能付き画像検査装置 - Google Patents

傾き検出機能付き画像検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿画像データに対する検査画像データのスキュー角度を、印刷物の印刷内容の概略形状に影響を受けることなく、高精度に検出する。
【解決手段】原稿画像のハーフトーン領域から部分領域を抽出する(S201)。また、検査画像についても部分領域を抽出する(S202)。それぞれの部分領域に対して二次元フーリエ変換処理を行う(S203)。フーリエ変換画像から特徴点を抽出してスキュー角度を算出する(S204)。検査画像を回転して、スキューを補正する(S205)。原稿画像と検査画像を照合して、印刷欠陥を検出する(S206)。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿画像データが印刷処理された用紙を読み取ることにより検査画像データを取得し、この検査画像データを原稿画像データと比較することにより、印刷状態の検査を行う画像検査装置に関する。特に、本発明は、印刷処理による検査画像データの傾きを検出する画像検査装置に関する。
プリンタ、コピー機、ファクシミリ機又はこれらの機能を併せもつデジタル複合機(以下、これらを総称して画像形成装置という)においては、該装置に入力された原稿画像データを用紙(ここで用紙とは、およそ印刷媒体全般であり、一般的な紙以外にOHPシート、厚紙、葉書等を含む概念である)上に印刷して、ユーザに印刷物を提供している。印刷処理時には画像処理装置内部において、給紙装置から取り出された用紙が紙送り機構により搬送路上を送られ、これに対して印字部、定着部等が協動して印刷動作を行う。
上記の印刷処理により得られた印刷物は、原稿画像データと比較すると全体的にスキュー(傾き)がある場合がある。このスキューの原因として代表的なものは、搬送路上で用紙が若干傾いた状態となってしまうことである。勿論、このような印刷物の傾きは好ましくなく、時には印刷ミスとして印刷物が廃棄処分されることもある。このため、印刷物のスキューの検出は従来より試みがなされており、その例が特許第3038714号公報、特許第3303246号公報、特開2002−84420号公報等に記載されている。
特許第3038714号公報に記載される技術では、印刷物をイメージスキャナー等で読み取って画像データを取得すると、この画像データを角度θずつ順次回転する。このとき、回転された各画像データについて全黒画素を含む外接矩形を生成し、その外接矩形の面積を求める。そして、外接矩形の面積が最小となった角度θを、印刷物のスキュー角度として検出する。
しかし、上述の処理では、検査画像データの回転処理、外接矩形の生成処理に要する演算処理量が大きく、スキュー角度を検出するまでの処理時間が長かった。また、印刷物の印刷内容が概略矩形である場合には、スキュー角度の検出精度を比較的高くすることができたが、印刷内容が矩形以外の他の形状である場合には、スキュー角度の検出精度が低下してしまう場合がある、という問題があった。
特許第3303246号公報に記載される技術では、画像中に含まれる黒画素の連結性を調べながらその外接矩形を作成し、所定範囲のサイズを持つ外接矩形のみを抽出し、抽出された外接矩形の1つの頂点を種々の方位に投影したヒストグラムを求め、このヒストグラムが最大となる角度をスキュー角度として検出する。
しかし、上述の処理では、外接矩形頂点の投影ヒストグラムからスキュー角度を検出するため、文書画像が多段組の文章領域で構成され、また段組間の行の位置がずれているときなど、正確にスキュー角を検知できない、という問題があった。また、基本的に文字領域を対象とした手法であるため、文書画像中に含まれる文字が少ない場合なども、正確にスキュー角を検知できない、という問題があった。
特開2002−84420号公報に記載される技術では、二値化画像をハフ変換し、ハフ空間データを生成し、ハフ空間データを各角度ごとに投影したヒストグラムを作成し、このヒストグラムの最大値をスキュー角度として検出している。
特許第3038714号公報 特許第3303246号公報 特開2002−84420号公報
本発明の目的は、原稿画像データに対する検査画像データのスキュー角度を、印刷物の印刷内容の形状に影響を受けることなく、高精度に検出することにある。
また、本発明の他の目的は、原稿画像に対する検査画像データのスキュー角度を、演算処理量を少なくして迅速に検出することにある。
上述した目的を達成するために、本発明は、原稿画像データが印刷された印刷物を検査する画像検査装置であって、印刷物を撮像して得られた検査画像データを取得する検査画像取得手段と、前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出するスクリーン情報検出手段と、前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求める傾き検出手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記スクリーン情報検出手段は、前記検査画像データのスクリーン角度を検出し、前記傾き検出手段は、前記検査画像データのスクリーン角度と前記原稿画像データのスクリーン角度の差分をスキュー角度として求めることが好ましい。
また、前記検査画像データに含まれるハーフトーン領域を探索して抽出する領域抽出手段を備え、前記スクリーン情報検出手段は、前記ハーフトーン領域におけるスクリーン角度を検出することが好ましい。ここで、前記領域抽出手段は、所定の網点面積率のハーフトーン領域を探索して抽出することが好ましい。また、前記領域抽出手段は、所定太さの線スクリーンからなるハーフトーン領域を探索して抽出することが好ましい。また、前記領域抽出手段は、単色のハーフトーン領域を探索して抽出することが好ましい。また、前記領域抽出手段は、所定面積以上のハーフトーン領域を探索して抽出することが好ましい。
また、前記スクリーン情報検出手段は、検査画像データを二次元フーリエ変換して得られた特徴点の空間周波数に基づいてスクリーン角度を検出することが好ましい。ここで、単位長さ当たりのスクリーン線数に応じて、前記検査画像データの画素データを間引く手段を備えたことが好ましい。
また、前記スクリーン情報検出手段は、前記検査画像データのスクリーンモアレを検出し、前記傾き検出手段は、前記検査画像データのスクリーンモアレに基づき、前記検査画像データのスキュー角度を求めることが好ましい。ここで、前記傾き検出手段は、モアレ角度の偏差に所定定数を乗じて、前記検査画像データのスキュー角度を求めることが好ましい。
上述した目的を達成するために、本発明は、原稿画像データが印刷処理する画像形成装置であって、印刷物を撮像して、検査画像データを取得する検査画像取得手段と、前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出するスクリーン情報検出手段と、前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求める傾き検出手段と、を備えたことを特徴とする。ここで、印刷物の印刷面に近設され、所定のスクリーンが定着されたシート状部材を備えたことが好ましい。
上述した目的を達成するために、本発明は、原稿画像データが印刷された印刷物を検査する画像検査方法であって、印刷物を撮像して検査画像データを取得し、前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出し、前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求めることを特徴とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、原稿画像データが印刷された印刷物を検査する画像検査装置に、印刷物を撮像して得られた検査画像データを取得する検査画像取得工程と、前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出するスクリーン情報検出工程と、前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求める傾き検出工程と、を実行させるための画像検査プログラムである。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1は、第一の実施形態に係る画像検査装置を含む印刷システムの一例を示す構成図である。
この印刷システムは、外部から原稿画像データを取り込むと、給紙カセット10から給紙される用紙に対し印刷処理部20により画像を印刷し、印刷された原稿画像を定着ローラ25により用紙に定着させる。電子写真方式のシステムの場合、印刷処理部20には、ラスタ出力スキャナや感光体ドラム、現像器、転写ロールなどが含まれる。
用紙搬送路において定着ローラ25の後段には読取スキャナ30が設けられる。画像が定着された印刷物の印刷面は、その読取スキャナ30により光学的に読み取られる。読取スキャナ30は、照射ランプ35により印刷面を照射し、その反射光をレンズ36で集束して、撮像デバイス37で検出する。撮像デバイス37としては、例えば、用紙搬送路の上面と平行な面内において用紙搬送方向に垂直な方向にセルが1列に並んだラインセンサを用いることができる。用紙搬送に同期してラインセンサの読み出しを繰り返し行っていくことで、2次元の印刷面の画像を取得できる。カラー画像を検査する場合は、例えばR,G,Bの各色ごとにラインセンサを設ければよい。撮像デバイス37で取得された印刷面の画像データ、すなわち検査画像データは、画像処理装置50に送られる。なお、ラインセンサでの読取り解像度は、検査に必要な精度と処理速度などを考慮して決定され、40dpi以上が適当であるが、本実施形態では600dpiとしている。
本実施形態の画像検査装置は、読取スキャナ30及び画像処理装置50で構成されている。画像処理装置50は、CPU、メモリなどを含んで構成され、CPUが画像検査プログラムを実行することにより、原稿画像に対する検査画像のスキュー角度を検出し、これに基づき検査画像を補正してから、検査画像を原稿画像と照合して印刷欠陥を検出する処理を行う。図2は、画像処理装置50が行う処理を示すフローチャートである。
先ず、画像処理装置50は、原稿画像データにおいてスキュー角度の検出に適した網点からなるハーフトーン領域を選択し、このハーフトーン領域の一部をスクリーン角度検出用の部分領域として抽出する(S201)。ここで、ハーフトーン領域は、スキュー角度を好適に検出するため、次の探索条件1〜3を満たす領域が探索され抽出される。
条件(1) 読取スキャナ30によりスクリーンが明瞭に撮像される程度の網点面積率であること。ここで、網点面積率とは、領域内において網点の占める割合である。本実施形態では、網点面積率が100%に近いときは、隣接する網点が互いに結合してしまい、スクリーンが明瞭に撮像されないため、網点面積率が90%以下の領域が抽出される。なお、本実施形態では、スクリーンが網点で構成されている場合を例としているが、スクリーンが線スクリーンである場合にも、同様に所定の面積率の領域を探索すればよい。これによりスキュー角度の検出に好適な太さの線スクリーンを抽出することができる。
条件(2) スクリーン角度の検出に必要な所定面積を持つこと。すなわち、隣接する複数の網点位置の幾何学的関係からスクリーン角度が算出されるため、ハーフトーン領域は、スクリーン角度の算出に必要な複数の網点を必ず含む所定面積以上である必要がある。なお、この面積は、スクリーン線数(lpi)、スクリーン角度(degree)、所望のスキュー角検出精度、等によって決定される。
条件(3) 単色領域であること。すなわち、複数色の領域では、各色の網点がそれぞれ異なるスクリーン角度で配列されるため、スクリーン角度の検出が困難となってしまう。そこで、単色領域を選択することで、スクリーン角度の検出処理を簡易にするためである。
なお、上記の探索条件を満たす領域として複数の領域が探索された場合には、スキュー角度の検出精度を向上させるために、そのうち面積が最大の領域が抽出される。
また、複数種類のスクリーンの中からユーザが自分の好みに応じたスクリーン設定を選択する機能が印刷システムに設けられた場合には、選択されたスクリーン設定にしたがって探索条件が切り換えられるように構成してもよい。
図3は、原稿画像から前記条件に合う部分領域を抽出した結果を示す。この部分領域は、クラスタードット・スクリーンで、スクリーン角度26.6度、網点面積率50%である。また、画像解像度は600dpiで、画像サイズは512×512画素である。
次に、ステップS201において抽出されたハーフトーン領域と、同座標である部分領域を検査画像から抽出する(S202)。図4は、原稿画像データを印刷システムによって600dpiで印刷した印刷物を、撮像デバイス37によって600dpiで読み取った検査画像から部分領域を抽出した結果であり、画像サイズは512×512画素である。なお、図3,4に示す部分領域では、横方向をx方向とし、縦方向をy方向としている。
次に、原稿画像と検査画像から抽出された各部分領域に対して、二次元フーリエ変換処理をする(S203)。原稿画像の部分領域を二次元フーリエ変換処理して得られたフーリエ変換スペクトル画像を図5に示し、検査画像の部分領域を二次元フーリエ変換処理して得られたフーリエ変換画像を図6に示す。それぞれのフーリエ変換画像において、横軸はx方向の空間周波数sであり、縦軸はy方向の空間周波数tである。また、フーリエ変換画像の中心の原点(0,0)には直流成分を示す点が存在し、その周囲には原稿画像及び検査画像の周期性を示す点が存在する。なお、本実施形態では、フーリエ変換に高速フーリエ変換(FFT)を用いている。
次に、原稿画像のフーリエ変換画像から、複数の点のうちの原点について点対称である2点を、スクリーン角度を算出するための特徴点として選択する。そして、これらの2点に対し、以下の演算を行うことでスクリーン角度θorgを算出する(S204)。
ここで、s1 は、フーリエ変換画像における2つの特徴点間のs方向距離であり、t1は、2つの特徴点間のt方向距離である。
また、同様に、検査画像データのフーリエ変換画像から、2つの特徴点を抽出して選択し、以下の演算を行うことでスクリーン角度θcapを算出する。なお、検査画像データのフーリエ変換画像から抽出された2点は、原稿画像データのフーリエ変換画像から抽出された2点とほぼ同位置にある。
ここで、s2 は、フーリエ変換画像における2つの特徴点間のs方向距離であり、t2は、2つの特徴点間のt方向距離である。
さらに、上述の処理により算出されたスクリーン角度θorg,θcapを用いて以下の演算を行うことにより、原稿画像を基準とした場合の、原稿画像に対する検査画像のスキュー角度θが求められる。
また、検査画像を基準とした場合のスキュー角度θ'を求める場合には、以下の演算が行われる。
次に、原稿画像に対する検査画像のスキュー角度θに基づいて検査画像を回転させることで、スキュー角度を補正する(S205)。ここでは、検査画像の各画素の座標値(x,y)に対して以下の処理を行い、回転後の座標値(u,v)を求める。
なお、上述の処理では、検査画像を回転させているが、原稿画像を回転させることでスキュー角度を補正してもよい。この場合、原稿画像の各画素の座標値(x,y)に対して以下の処理が行われる。
次に、原稿画像と検査画像に対して、公知のテンプレート・マッチング処理を行って、原稿画像と検査画像の位置合わせを行う。ここで、公知のテンプレート・マッチングとしては、例えば残差逐次検定法などを用いればよい。そして、位置合わせを行った後に、同じ座標にある各画素の画素値を比較して画像照合を行い、検査画像に含まれる印刷欠陥を検出する(S206)。これにより、印刷物の印刷欠陥の有無が判定される。
なお、ステップS201において、原稿画像にスキュー角の検出に適した網点のハーフトーン領域がない場合には、S202〜S205の処理を行わずに、テンプレート・マッチングを行い、印刷欠陥を検出する。
上述した本実施形態の特徴的事項は、原稿画像及び検査画像のスクリーン角度を検出し、これらを比較して原稿画像に対する検査画像のスキュー角度を算出したことである。これにより、印刷内容の形状に左右されることなく、検査画像のスキュー角度を高精度に検出することができる。また、上述した処理は簡易な処理であるため、スキュー角度を迅速に算出し、印刷欠陥を検出することができる。
また、本実施形態では、原稿画像と検査画像のスクリーン角度を求め、これらを比較してスキュー角度を算出したが、印刷システム内部では原稿画像のスクリーン角度は色、プリントモードにより既知である場合がある。このような場合には、検査画像のスクリーン角度のみを求めて、既知の原稿画像のスクリーン角度と比較することでスキュー角度を算出してもよい。
また、本実施形態では、原稿画像と検査画像の解像度(dpi)は、スクリーン角度の誤検出を防止するために、確実にスクリーン線数(lpi)の2倍以上となるようにしている。すなわち、スクリーン線数は色やプリントモードなどにより異なるが、解像度を最高スクリーン線数の2倍以上としている。なお、解像度がスクリーン線数の2倍を下回る場合に誤検出の可能性があることは、サンプリング定理から知られるところである。
解像度変換は、スキュー角の検出精度や照合精度に影響するので、必須ではないが、本実施形態の変形例として、抽出された部分領域のスクリーン線数の情報に基づいて、原稿画像データ及び検査画像データの画素データを間引いて解像度を下げる手段を設けてもよい。例えば、スクリーン線数が100lpi程度である場合には、原稿画像データ及び検査画像データの解像度は300dpi程度でも誤検出は生じないため、画素データを一つおきに間引いて解像度を600dpiから300dpiに下げる。これにより、各画像データのデータ量が少なくなるため、画像処理装置50での処理を簡易化することができる。
さらに、本実施形態の別の変形例として、印刷システムに、ユーザが自分の好みに応じてスクリーン設定を選択する機能が設けられた場合には、選択されたスクリーン設定の最高スクリーン線数に応じて原稿画像データ及び検査画像データの画素データを間引いて解像度を下げる手段を設けてもよい。これによっても、画像処理装置50の処理を簡易化することができる。
なお、本実施形態では検査画像データ及び原稿画像データをフーリエ変換することでスクリーン角度を検出したが、他の実施形態では別の方法によりスクリーン角度を求めてもよい。例えば、スクリーンが線スクリーンである場合には、一本のスクリーンを抽出し、そのスクリーンに含まれる少なくとも2点以上の複数点の画素座標からスクリーン角度を算出してもよい。
次に、第二の実施形態に係る画像検査装置を含む印刷システムについて説明する。図7は、第二の実施形態に係る画像検査装置を含む印刷システムの一例を示す構成図である。第二の実施形態では、検査画像に発生するモアレを利用して検査画像のスキュー角度を検出している。
第二の実施形態に係る印刷システムは、第一の読取スキャナ32と第二の読取スキャナ30を持つ。第二の読取スキャナ30の構成は、第一の実施形態と同じである。図8に、第一の読取スキャナ32の内部構成を示す。第一の読取スキャナ32の内部には、第二の読取スキャナ30と同様に撮像デバイス37、レンズ36、照射ランプ35が配置されるほか、光を透過する材質のシート状部材38が用紙搬送路に沿って配置されている。このシート状部材38の表面には、所定の線スクリーン(空間周波数f1,スクリーン角度θ1)である固定スクリーンパターンが定着されている。印刷物40が撮像される際には、印刷物40はシート状部材38に重なり、この結果、撮像デバイス37により取り込まれる検査画像にはモアレが発生する。
図9は、画像処理装置50が行う処理を示すフローチャートである。先ず、画像処理装置50は、原稿画像において、スキュー角度を好適に検出するため、次の探索条件1〜3を満たす領域を探索して抽出する。
条件(1) 読取スキャナ30によりスクリーンが明瞭に撮像される程度の網点面積率であること。ここで、網点面積率とは、領域内において網点の占める割合である。本実施形態では、網点面積率が100%に近いときは、隣接する網点が互いに結合してしまい、スクリーンが明瞭に撮像されないため、網点面積率が90%以下の領域が抽出される。なお、本実施形態では、スクリーンが網点で構成されている場合を例としているが、スクリーンが線スクリーンである場合にも、同様に所定の面積率の領域を探索すればよい。これによりスキュー角度の検出に好適な太さの線スクリーンを抽出することができる。
条件(2) スクリーン角度の検出に必要な所定面積を持つこと。すなわち、隣接する複数の網点位置の幾何学的関係からスクリーン角度が算出されるため、ハーフトーン領域は、スクリーン角度の算出に必要な複数の網点を必ず含む所定面積以上である必要がある。なお、この面積は、スクリーン線数(lpi)、スクリーン角度(degree)、所望のスキュー角検出精度、等によって決定される。
条件(3) 単色領域であること。すなわち、複数色の領域では、各色の網点がそれぞれ異なるスクリーン角度で配列されるため、スクリーン角度の検出が困難となってしまう。そこで、単色領域を選択することで、スクリーン角度の検出処理を簡易にするためである。
なお、上記の探索条件を満たす領域として複数の領域が探索された場合には、スキュー角度の検出精度を向上させるために、そのうち面積が最大の領域が抽出される。
また、複数種類のスクリーンの中からユーザが自分の好みに応じたスクリーン設定を選択する機能が印刷システムに設けられた場合には、選択されたスクリーン設定にしたがって探索条件が切り換えられるように構成してもよい。
次に、選択されたハーフトーン領域と同座標である部分領域を、第一の読取スキャナ32から読み取った検査画像から抽出する(S802)。図10に、抽出された部分領域を示す。印刷物がスキューしているため、印刷物のスクリーンと固定スクリーンパターンが影響し合い、検査画像の部分領域にはモアレの縞模様が発生している。
次に、抽出された部分領域に対して平滑化フィルタでぼかしをかけ、図11に示すように、線スクリーンによる周波数の大きな画素値変化を除去する(S803)。この結果、部分領域には、モアレの縞模様のみが残る。次に、モアレの縞模様の傾斜角度θ3を求める(S804)。ここで、モアレの傾斜角度θ3を求めるには、図11の画像を2値化して、黒領域と白領域の境界線の方向を求めたり、ハフ変換処理するなど、公知の手法を用いればよい。
次に、モアレ角度θ3のスクリーン角度θ2からの偏差Δφを求め、その偏差Δφに定数(f1−f2)/f2を乗じ、この演算結果をスキュー角度Δθとして検出する(S805)。その後に行われるスキュー角度の補正については、第一の実施形態と同じである(S806)。
本実施形態の特徴的事項は、モアレの角度を検出することにより、スキュー角度を検出することである。上述したように、モアレ角度の偏差はスキュー角度を増幅した値となる。よって、スキュー角度が微小である場合には、比較的に検出容易なモアレ角度を検出することにより、より正確にスキュー角度を検出することができる。
次に、原稿画像と第二の読取スキャナ30から読み取った検査画像に対して、公知のテンプレート・マッチング処理を行って、原稿画像と検査画像の位置合わせを行う。ここで、公知のテンプレート・マッチングとしては、例えば残差逐次検定法などを用いればよい。そして、位置合わせを行った後に、同じ座標にある各画素の画素値を比較して画像照合を行い、検査画像に含まれる印刷欠陥を検出する(S807)。これにより、印刷物の印刷欠陥の有無が判定される。
上述したスキュー角度Δθの検出処理において、モアレ角度Δφとスキュー角度Δθが線形の関係にあることを利用し、偏差Δφを求めている。この線形関係において、モアレ角度θ3のスクリーン角度θ2からの偏差Δφに定数(f1−f2)/f2を乗ずることで、スキュー角度Δθが得られることについて説明する。
印刷物の部分領域のスクリーン及びシート状部材のスクリーンの反射率分布と透過率分布を正弦波状と近似すると、2つの合成R(x,y)は次式で表される。
上式において、モアレに関係するのは、次式の項である。
ここで、モアレの空間周波数f3、角度θ3について、次式の関係が成立する。
よって、次の関係が得られる。
上の2式の両辺を2乗して足し合わせることにより、モアレの空間周波数f3が次式により演算されることがわかる。
また、モアレの角度θ3が次式により演算されることがわかる。
さらに、Δf=f1−f2、Δθ=θ1−θ2、Δφ=θ3−θ2とすると、数式12は次式で表される。
ここで、数式13の右辺を展開することにより、次式の関係が得られる。
また、三角関数の公式より、数式13の左辺について次式の関係が得られる。
数式14と数式15が等しいことから、次式が得られる。
よって、次式が得られる。
モアレ角度とスキュー角度が線形関係にあることは、以上の数式の展開から理解されるところであり、偏差Δφに乗算される定数は(f1−f2)/f2である。
ここで、数式11、数式12を利用して、モアレの空間周波数f3、角度θ3を計算した結果を、以下の表に示す。
この計算では、固定スクリーンパターンについて、空間周波数f2=141.42lpi、角度θ2=45degを条件とし、印刷物のスクリーンについては、空間周波数f1=121.22lpiを条件としている。そして、印刷物のスキューを想定して、スクリーン角度θ1を45deg前後で変化させている。
この計算結果からも、スキュー角度Δθが±2deg程度の微小範囲においては概ね線形な関係が成立し、モアレの偏差Δφはスキュー角度Δθの約7倍となることがわかる。
数式17に空間周波数f2,f3を代入すると、次式となる。次式からも、モアレの偏差Δφがスキュー角度Δθの約7倍となることがわかる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、等価な範囲で様々な変形が可能である。
プリンタシステムの構成図である。 画像検査装置の処理のフローチャートである。 原稿画像から抽出されたハーフトーン領域を示す説明図である。 検査画像から抽出されたハーフトーン領域を示す説明図である。 原稿画像のハーフトーン領域のフーリエ変換画像を示す説明図である。 検査画像のハーフトーン領域のフーリエ変換画像を示す説明図である。 第二の実施形態のプリンタシステムの構成図である。 第二の実施形態の読取スキャナの構成図である。 第二の実施形態の処理のフローチャートである。 検査画像の部分領域を示す説明図である。 平滑化された検査画像の部分領域を示す説明図である。
符号の説明
10 給紙カセット、20 印刷処理部、25 定着ローラ、30 読取スキャナ、35 照射ランプ、36 レンズ、37 撮像デバイス、38 シート状部材、50 画像処理装置。

Claims (15)

  1. 原稿画像データが印刷された印刷物を検査する画像検査装置であって、
    印刷物を撮像して得られた検査画像データを取得する検査画像取得手段と、
    前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出するスクリーン情報検出手段と、
    前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求める傾き検出手段と、
    を備えたことを特徴とする傾き検出機能付き画像検査装置。
  2. 請求項1に記載の画像検査装置であって、
    前記スクリーン情報検出手段は、前記検査画像データのスクリーン角度を検出し、
    前記傾き検出手段は、前記検査画像データのスクリーン角度と前記原稿画像データのスクリーン角度の差分をスキュー角度として求めることを特徴とする画像検査装置。
  3. 請求項2に記載の画像検査装置であって、
    前記検査画像データに含まれるハーフトーン領域を探索して抽出する領域抽出手段を備え、
    前記スクリーン情報検出手段は、前記ハーフトーン領域におけるスクリーン角度を検出することを特徴とする画像検査装置。
  4. 請求項3に記載の画像検査装置であって、
    前記領域抽出手段は、所定の網点面積率のハーフトーン領域を探索して抽出することを特徴とする画像検査装置。
  5. 請求項3に記載の画像検査装置であって、
    前記領域抽出手段は、所定太さの線スクリーンからなるハーフトーン領域を探索して抽出することを特徴とする画像検査装置。
  6. 請求項3に記載の画像検査装置であって、
    前記領域抽出手段は、単色のハーフトーン領域を探索して抽出することを特徴とする画像検査装置。
  7. 請求項3に記載の画像検査装置であって、
    前記領域抽出手段は、所定面積以上のハーフトーン領域を探索して抽出することを特徴とする画像検査装置。
  8. 請求項2に記載の画像検査装置であって、
    前記スクリーン情報検出手段は、検査画像データを二次元フーリエ変換して得られた特徴点の空間周波数に基づいてスクリーン角度を検出することを特徴とする画像検査装置。
  9. 請求項8に記載の画像検査装置であって、
    スクリーン線数に応じて、前記検査画像データの画素データを間引く手段を備えたことを特徴とする画像検査装置。
  10. 請求項1に記載の画像検査装置であって、
    前記スクリーン情報検出手段は、前記検査画像データのスクリーンモアレを検出し、
    前記傾き検出手段は、前記検査画像データのスクリーンモアレに基づき、前記検査画像データのスキュー角度を求めることを特徴とする画像検査装置。
  11. 請求項10に記載の画像検査装置であって、
    前記傾き検出手段は、モアレ角度の偏差に所定定数を乗じて、前記検査画像データのスキュー角度を求めることを特徴とする画像検査装置。
  12. 原稿画像データが印刷処理する画像形成装置であって、
    印刷物を撮像して、検査画像データを取得する検査画像取得手段と、
    前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出するスクリーン情報検出手段と、
    前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求める傾き検出手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置であって、
    印刷物の印刷面に近設され、所定のスクリーンが定着されたシート状部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 原稿画像データが印刷された印刷物を検査する画像検査方法であって、
    印刷物を撮像して、検査画像データを取得し、
    前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出し、
    前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求める、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  15. 原稿画像データが印刷された印刷物を検査する画像検査装置に、
    印刷物を撮像して得られた検査画像データを取得する検査画像取得工程と、
    前記検査画像データからスクリーン関連情報を検出するスクリーン情報検出工程と、
    前記スクリーン関連情報に基づいて、前記原稿画像データに対する前記検査画像データのスキュー角度を求める傾き検出工程と、
    を実行させるための画像検査プログラム。
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