JP2005207683A - 物品貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来、冷蔵庫内の野菜容器は前面扉と共に水平方向へ引き出し自在であり、ペットボトルなどの比較的背の高い物を収納する背高貯蔵物収納部を野菜容器の前側に設け、前面扉と共に野菜容器が前方へ引き出されるとき背高貯蔵物収納部も一緒に引き出される。しかし、野菜容器と背高貯蔵物収納部の物の取り出し収納は共に上方開口の真上から行うこととなり依然として作業がし難い。本発明は、野菜容器の前面と前面扉の内面との間に、ペットボトルの比較的背の高い貯蔵物を収納する補助収納部を設け、この補助収納部とその奥の野菜容器に対する物の取り出しと収納をし易い構成を提供する。
【解決手段】 前面扉と補助物品収納容器は、主物品収納容器と共に動く前後方向引き出し状態と主物品収納容器とは別個に前方へ回動する状態とに作動可能とし、前面扉が閉じたとき、できるだけ補助物品収納容器の荷重を前面扉で受けないこと。
【選択図】 図4

Description

本発明は、貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫に関する。
野菜室の前面開口を開閉する前面扉と共に野菜容器を野菜室に引き出し自在に設けた冷蔵庫がある(例えば、特許文献1参照)。この冷蔵庫は、野菜容器の前面と前面扉の内面との間に、ペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い貯蔵物を収納する背高貯蔵物収納部を設けた構成である。この背高貯蔵物収納部は、野菜容器と別体形成でもよく、また一体形成でもよいと記載されている。
特開2002‐156183号公報(第3〜5頁、図1〜10)
特許文献1のものは、前面扉と共に野菜容器が前方へ引き出されるとき背高貯蔵物収納部も一緒に引き出されるが、前面扉と共に野菜容器が前方へ引き出されるとき、野菜容器の奥行きが大きい場合は野菜容器全体が冷蔵庫本体の前方へ引き出されず、そのために、野菜室の前面開口周縁部によって野菜容器に対する野菜の収納と取り出し作業は制限される。そして、野菜容器と背高貯蔵物収納部に貯蔵された物の取り出しとそこへの収納は、従来どおり野菜容器と背高貯蔵物収納部の上方開口の真上から行うこととなり、依然としてこの制限は存在する。また背高貯蔵物収納部に貯蔵されたペットボトル、ビール瓶、牛乳パックなど重量が大きなものは、真上に持ち取り出す場合はその全体の重量を持ち上げることになるため、収納と取り出し作業上からして好ましくない。
本発明はこのような点に鑑みて、野菜容器の前面と前面扉の内面との間に、ペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い貯蔵物を収納する収納容器を設けた場合にも、この収納容器とその奥の野菜容器に対する物の取り出しと収納をし易い構成を提供するものである。
また本発明は、野菜容器の前面と前面扉の内面との間に、ペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い貯蔵物を収納する収納容器を前面扉と共に前方へ回動可能に構成して、この収納容器とその奥の野菜容器に対する物の取り出しと収納をし易い構成とした場合、この収納容器内に多くの物品が収納された状態でも前面扉の前方への回動操作が容易に行える構成を提供するものである。
第1の発明の物品貯蔵庫は、貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置で前記前面扉の回動と共に回動する補助物品収納容器を設け、少なくとも前記前面扉が閉じた状態においては、なるべく前記補助物品収納容器の荷重は、前記前面扉に支えられるのではなく前記引き出し支持装置側又は前記貯蔵室の一部分によって支持される構成であることを特徴とする。
第2の発明の物品貯蔵庫は、貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置で前記前面扉の回動と共に回動する補助物品収納容器を設け、前記前面扉が閉じた状態から前記前面扉の前方への回動に伴い、実質的に前記補助物品収納容器の荷重支え状態が、前記引き出し支持装置側又は前記貯蔵室側から前記前面扉側へ移行することを特徴とする。
第3の発明の物品貯蔵庫は、貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉と前記物品収納容器が共に前後方向へ引き出される結合状態と前記結合状態が解除されて前記前面扉が回動可能となる解除状態とに切り替えられる連結装置を備え、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置で前記前面扉の回動と共に回動する補助物品収納容器を設け、前記前面扉が閉じた状態においては、前記補助物品収納容器は、前記前面扉にその荷重が支えられるのではなく、前記引き出し支持装置側に支持されるか又は前記貯蔵室の一部分によって支持され、前記前面扉の前方への回動に伴い前記補助物品収納容器の荷重は、前記前面扉による支えに移行することを特徴とする。
第4の発明の物品貯蔵庫は、貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には前記物品収納容器の前方位置に補助物品収納容器を設け、前記前面扉が閉じた状態では、実質的に前記引き出し支持装置又は前記貯蔵室にて前記補助物品収納容器の荷重が支えられ、前記前面扉の前方への回動に伴い実質的に前記補助物品収納容器の荷重支え状態が前記前面扉側へ移行するように、前記補助物品収納容器を前記前面扉の回動に伴って回動するようにしたことを特徴とする。
第5の発明の物品貯蔵庫は、貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置に補助物品収納容器を設け、前記前面扉の前方への回動に伴い前記前面扉側の係止部が前記補助物品収納容器側の係止部に係合して前記補助物品収納容器が回動するよう構成し、前記前面扉が閉じた状態では、実質的に前記引き出し支持装置又は前記貯蔵室にて前記補助物品収納容器の荷重が支えられ、前記前面扉の前方への回動に伴い実質的に前記補助物品収納容器の荷重支え状態が前記前面扉側へ移行するように、前記前面扉側の係止部と前記補助物品収納容器側の係止部との係合にて前記前面扉の回動に伴って前記補助物品収納容器が回動するようにしたことを特徴とする。
第6の発明の物品貯蔵庫は、貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置に補助物品収納容器を設け、前記前面扉の前方への回動に伴い前記前面扉側の係止部が前記補助物品収納容器側の係止部に係合して前記補助物品収納容器が回動するよう構成し、前記前面扉が閉じた状態での前記補助物品収納容器の荷重支え部が前記補助物品収納容器の後壁に設けたフランジが前記主物品収納容器の前壁に形成したフランジの上への重なりにて構成され、前記前面扉の前方への回動に伴って前記補助物品収納容器の荷重支え部が前記両係止部に移行して前記補助物品収納容器の荷重が実質的に前記前面扉側へ移行することを特徴とする。
第7の発明の物品貯蔵庫は、第3の発明において、前記連結装置の操作部を前記前面扉の取っ手部分に設けたことを特徴とする。
第8の発明の物品貯蔵庫は、第1の発明乃至第7の発明において、前記貯蔵室を冷蔵温度室とし、前記補助物品収納容器をペットボトル等の如き飲料容器の収納部としたことを特徴とする。
第9の発明の物品貯蔵庫は、第1の発明乃至第7の発明において、前記貯蔵室を野菜室とし、前記物品収納容器を上面開口の野菜収納容器とし、前記補助物品収納容器をペットボトル等の如き縦長物品を収納する上面開口の収納部としたことを特徴とする。
第1の発明は、補助物品収納容器にペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い比較的重い物品を収納する場合にも、前面扉と共に補助物品収納容器を回動させることにより、重いペットボトル等でも斜め状態で取り扱いができるため、この補助物品収納容器に対する物品の取り出しと収納がし易くなり、従来に比して労力が少なく使用性に富む貯蔵庫が提供できる。また、前面扉の回動によって補助物品収納容器も回動して前傾状態となるため、奥側の物品収納容器に対する物品の出し入れがし易くなる。更に、前面扉が閉じた状態では、補助物品収納容器は前面扉にその荷重が重く圧し掛からないため前面扉の開放操作がし易くなる。
第2の発明では、補助物品収納容器にペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い比較的重い物品を収納する場合にも、前面扉と共に補助物品収納容器を回動させることにより、重いペットボトル等でも斜め状態で取り扱いができるため、この補助物品収納容器に対する物品の取り出しと収納がし易くなり、従来に比して労力が少なく使用性に富む貯蔵庫が提供できる。また、前面扉の回動によって補助物品収納容器も回動して前傾状態となるため、奥側の物品収納容器に対する物品の出し入れがし易くなる。更に、前面扉が閉じた状態では、補助物品収納容器は前面扉にその荷重が重く圧し掛からないため前面扉の開放操作がし易く、また、前面扉を開いた状態では補助物品収納容器の荷重が前面扉側に移行するため、開いた状態での補助物品収納容器からの物品の取り出しがし易くなる。
第3の発明では、補助物品収納容器にペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い比較的重い物品を収納する場合にも、前面扉と共に補助物品収納容器を回動させることにより、重いペットボトル等でも斜め状態で取り扱いができるため、この補助物品収納容器に対する物品の取り出しと収納がし易くなり、従来に比して労力が少なく使用性に富む貯蔵庫が提供できる。また、前面扉の回動によって補助物品収納容器も回動して前傾状態となるため、奥側の物品収納容器に対する物品の出し入れがし易くなる。更に、前面扉が閉じた状態では、補助物品収納容器は前面扉にその荷重が重く圧し掛からないため前面扉の開放操作がし易く、また、前面扉を開いた状態では補助物品収納容器の荷重が前面扉側に移行するため、開いた状態での補助物品収納容器からの物品の取り出しがし易くなる。そして、連結装置によって前面扉の開閉を制限できるため、前面扉を回動させない状態での物品収納容器の引き出しと収納操作の安定化と、補助物品収納容器内の物品の取り出し操作とを安定して行うことができる。
第4の発明は、補助物品収納容器にペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い比較的重い物品を収納する場合にも、前面扉と共に補助物品収納容器を回動させることにより、重いペットボトル等でも斜め状態で取り扱いができるため、この補助物品収納容器に対する物品の取り出しと収納がし易くなり、従来に比して労力が少なく使用性に富む貯蔵庫が提供できる。また、前面扉の回動によって補助物品収納容器も回動して前傾状態となるため、奥側の物品収納容器に対する物品の出し入れがし易くなる。更に、前面扉が閉じた状態では実質的に補助物品収納容器の荷重は引き出し支持装置又は貯蔵室にて支えられ、前面扉の前方への回動に伴い補助物品収納容器の荷重支え状態が前面扉側へ移行するように補助物品収納容器を前面扉の回動に伴って回動するようにしたことにより、前面扉が閉じた状態では、補助物品収納容器は前面扉にその荷重が重く圧し掛からないため前面扉の開放操作がし易く、前面扉を開いた状態では補助物品収納容器の荷重が前面扉側に移行するため、開いた状態での補助物品収納容器からの物品の取り出しがし易くなる。
第5の発明は、補助物品収納容器にペットボトル、ビール瓶及び牛乳パックなどの比較的背の高い比較的重い物品を収納する場合にも、前面扉と共に補助物品収納容器を回動させることにより、重いペットボトル等でも斜め状態で取り扱いができるため、この補助物品収納容器に対する物品の取り出しと収納がし易くなり、従来に比して労力が少なく使用性に富む貯蔵庫が提供できる。また、前面扉の回動によって補助物品収納容器も回動して前傾状態となるため、奥側の物品収納容器に対する物品の出し入れがし易くなる。更に、前面扉の前方への回動に伴い実質的に補助物品収納容器の荷重支え状態が前面扉側へ移行するように、前面扉側の係止部と補助物品収納容器側の係止部との係合にて前面扉の回動に伴って補助物品収納容器が回動するようにしたことにより、前面扉側と補助物品収納容器側の係合構成が簡単な構成にて達成でき、補助物品収納容器を前面扉から取り外すことも簡単になる。そして、前面扉が閉じた状態では、補助物品収納容器は前面扉にその荷重が重く圧し掛からないため前面扉の開放操作がし易く、前面扉を開いた状態では補助物品収納容器の荷重が前面扉側に移行するため、開いた状態での補助物品収納容器からの物品の取り出しがし易くなる。
第6の発明は、第5の発明の効果に加えて、両係止部によって補助物品収納容器の荷重が支えられて補助物品収納容器の荷重が実質的に前面扉側へ移行するため、前面扉の回動に伴って補助物品収納容器を回動させる構成と、補助物品収納容器の荷重移動に伴う補助物品収納容器の支え部の構成を共通化できるため、構成の簡素化となる。また、補助物品収納容器と主物品収納容器とに分割し補助物品収納容器を前面扉と共に前方へ傾斜可能に構成した収納形態を採る場合には、補助物品収納容器の前方への回動領域を確保する必要性から両収納容器間に前後方向の隙間が生じるが、本発明によってこの隙間を小さくするか隠すことができる。このため、前記隙間から主物品収納容器内の冷気が流出して主物品収納容器内の野菜が乾燥することも抑制できると共に、主物品収納容器が引き出された状態で前記隙間が見えることによる見栄えの悪さも解決できる。また、前記フランジによって収納容器の強度アップにもなり、収納容器の補強効果と安定収納に寄与する。
第7の発明は、連結装置の解除操作を前面扉の取っ手部によって行えるため、扉の引き出し操作と連結装置の解除操作を片手で行うことができ便利である。
第8の発明は、貯蔵室が冷蔵温度室であることにより、前面扉の回動部分が凍結する心配もなく、常時安定した回動が得られる。そして、物品補助収納容器に収納したペットボトル等の如き飲料容器の冷却に適すると共に、前面扉の回動によって前記のようにその飲料容器の取り出しと収納の容易さが達成できる。
また第9の発明は、野菜の収納と、野菜室の前部をペットボトル等の如き縦長物品の収納部に利用できるため、野菜収納容器の引き出し支持構成を利用して補助物品収納容器の引き出しを行うことができるようになり、野菜収納容器と補助物品収納容器の引き出し構造の共通化が図られる。
本発明は、主物品収納容器が前面扉と共に引き出し支持装置によって貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前面扉の裏側には、主物品収納容器の前方位置で前面扉の回動と共に回動する補助物品収納容器を設け、少なくとも前面扉が閉じた状態においては、なるべく補助物品収納容器の荷重を前面扉に支えられるのではなく、引き出し支持装置側又は貯蔵室の一部分によって支持するものであり、本発明の実施例を以下に記載する。
次に本発明の物品貯蔵庫の一つである冷蔵庫について説明する。各図は本発明の一つの実施形態を示しており、図1は本発明の冷蔵庫の縦断側面図、図2は本発明の扉側と物品収納容器側との関係を示す分解斜視図、図3は本発明の扉を閉じた状態を示す側面図、図4は本発明の扉を閉じた状態を示す補助物品収納容器と物品収納部(主物品収納容器)の関係を示す側面図、図5は本発明の開閉扉を裏側から見た斜視図、図6は本発明の扉と補助物品収納容器と物品収納部(主物品収納容器)の関係を示す分解斜視図、図7は補助物品収納容器の斜視図、図8は本発明の扉を閉じた状態から扉を前傾状態に約15°回動させた状態の側面図、図9は本発明の扉を閉じた状態から扉を前傾状態に約30°回動させた状態の側面図、図10は本発明の連結装置の一例の説明図である。
これらの図において、1は物品貯蔵庫であり、以下、物品貯蔵庫1の一つである冷蔵庫(冷凍冷蔵庫とも称される)について本発明の実施形態を説明する。冷蔵庫本体2は、外箱(外壁板)と内箱(内壁板)との間に発泡断熱材を充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内には、上から冷蔵室3、野菜室4、上冷凍室5、下冷凍室6が区画して設けられ、冷蔵室3内の底部にはその上方の冷蔵室3と区画板(区画壁)8にて区画された特定低温室9が設けられている。上冷凍室5は冷気量調節装置を手動操作して冷蔵室とすることもできるので、切り替え室と称することもできる。
冷蔵庫1は前面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。貯蔵室である冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部に配置したヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される回動式の冷蔵室扉10にて閉塞される。冷蔵室扉10の内側面には複数段の棚37を配置している。貯蔵室である野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレールとローラを含む引き出し支持装置38によって前後方向へ引き出し可能に支持した合成樹脂製野菜容器15と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。貯蔵室である上冷凍室5と下冷凍室6は、それぞれ野菜室4と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールとローラを含む引き出し支持装置によって、それぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器16、17と共に前方へ引き出される引き出し式扉12、13にて閉塞されている。
24は冷凍システムの冷媒の圧縮機、25は冷凍システムの冷媒の凝縮器である。26は凝縮器25の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿であり、凝縮器25上に載置して冷凍冷蔵庫本体2の前面下部から引き出し自在である。圧縮機24、凝縮器25、蒸発皿26は、冷蔵庫本体2の下部に設けた機械室28に設置されている。29、30は冷凍システムの冷媒の蒸発器(冷却器)である。31は第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気を上冷凍室5及び下冷凍室6へ循環する第1送風機、32は第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気を冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室9へ循環する第2送風機である。33は第1蒸発器(冷却器)29の除霜用ガラス管ヒータ、34は、第2蒸発器(冷却器)30の除霜用ガラス管ヒータである。第1蒸発器(冷却器)29及び第2蒸発器(冷却器)30の除霜水は排水管を通って蒸発皿26へ導かれてそこで蒸発する。
35は第2蒸発器(冷却器)30で冷却された冷気が第2送風機32から導かれる冷気ダクトであり、冷蔵室3の上壁に幅広く配置されその前端は冷蔵室3の前面開口部の上面に形成した冷気吹き出し口36へ連通している。冷気吹き出し口36は、冷蔵室3の前面開口部の上面にこの前面開口部の略横幅に渡る長さの冷気吹き出し口カバーが、冷気ダクト35の前端開口を覆い、この冷気吹き出し口カバーに多数の冷気吹き出し小孔が形成された構成である。この冷気吹き出し口36から吹き出す冷気は、冷蔵室3の前面開口部を矢印のように上から下へ流れる冷気カーテンを形成する。39は冷蔵室3の背壁に形成した冷気吹き出し口である。第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気と第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気は、夫々第1送風機31及び第2送風機32によって矢印のように循環して各室を所定温度に冷却する。
このような構成において、各室の温度は、冷蔵室3が約3〜4℃、野菜室4が約4〜6℃に保たれ、上冷凍室8と下冷凍室9が約−18℃〜−20℃である。また、冷蔵室扉10の内側に設けた貯蔵棚38上は5〜8℃である。特定低温室9は、0℃よりも高い約1℃のチルド室であったり、0℃よりも低く食品の凍結温度よりも高い約0〜−1℃の氷温室であったり、また、食品の表面に薄い氷の層が形成される程度の約−4℃の部分凍結室であったりする。このように特定低温室9は、食品を特定の温度領域内で冷却保存するためのものであり、他の室に比して厳しい温度制御が要求される。
以下、本発明の貯蔵室を上記野菜室4とした実施形態について説明する。上記のように野菜室4の前面開口を開閉する前面扉は引き出し式扉11に相当する。また、本発明の主物品収納部を構成する主物品収納容器15は上面開口の野菜容器15に相当する。前面扉11の裏側には野菜容器15の前方位置に上面開口の補助物品収納部を構成する合成樹脂製の補助物品収納容器40を設けており、主物品収納部の野菜容器15はこの補助物品収納容器40の後方に位置する。野菜容器15は野菜室4内に設けた左右のレールとローラを含む引き出し支持装置38によって前後方向へ引き出し可能である。
前面扉11の裏側の補助物品収納部は、前面扉11の裏板に一体又は別体で形成した所謂ドアポケットとも称する形態でもよいが、物品の出し入れ、洗浄、組み立て、前面扉11の回動のし易さ等を考慮して、実施形態の補助物品収納部40は、前後左右に壁を備えた上面開口の容器形態であり、補助物品収納容器40として示す。補助物品収納容器40は、前後左右の壁を有して上面開口の容器を構成し、ペットボトル、ビール瓶及び牛乳パック等のように比較的背が高く比較的重い物品41の複数を立てた状態で収納する形態であり、扉11の裏側周縁に配置したマグネット入りパッキン42の内側領域において左右横方向に長く設けられており、後述の構成をなす。
そして、前面扉11は引き出し支持装置38によって前後方向へ引き出し可能に支持され、その引き出しに伴って裏側の補助物品収納容器40と更にその奥の野菜容器15が引き出される。また、前面扉11は引き出し支持装置38に軸支持部である水平軸54によって回動可能に支持されている。
引き出し支持装置38について説明する。野菜容器15は野菜室4内に引き出し支持装置38によって前後方向へ引き出し可能であり、野菜容器15は引き出し支持装置38に取り外し自在に載置した構成である。その引き出し支持装置38の構成は、野菜室4内の側壁に沿った縦面とこの縦面の上下に水平方向に突出した上側面と下側面によってコ字状形状をなすレール部材43を設け、左右レール部材43の前部に前面扉11が支持される形態であり、このレール部材43の下側面は野菜室4の左右側壁面の前端寄りに取り付けたローラ44に載置されている。また、左右レール部材43の後部にはそれぞれローラ45が取り付けられ、このローラ45が野菜室4の左右側壁面に前後方向に水平状態に形成したレール46に載置されている。
このような構成の引き出し支持装置38において、野菜容器15は、その左右側の上部に外側フランジとして形成した載置部80が、左右レール部材43に着脱自在に載置された状態であり、野菜室4内で引き出し支持装置38によって前後水平方向に引き出し収納自在に支持された構成である。70は野菜容器15の左右側壁の上部に形成した載置部80に取り外し自在に載置した小物入れ容器である。
また、引き出し支持装置38の左右レール部材43の前後位置は、前後の支持部材43A、43Bによって左右のレール部材43相互が連結されて、レール部材43は実質的に四辺形状の枠状になる。支持部材43A、43Bは断面円形の支持棒にて構成されており、この支持部材43A、43Bによって、左右のレール部材43の相互間隔が確保されて正規の位置を確保できると共に、引き出し支持装置38が補強されることとなり、安定した引き出し収納動作を得ることができる。そして前後の支持棒43A、43Bは、野菜容器15の前部と後部の支持部材としても機能している。
その具体的な構成は、野菜容器15の前部と後部に形成したフランジ15A、15B内に形成した複数のリブ15Cが、それぞれ前後の支持棒43A、43Bに載置支持された状態である。これによって、主物品収納容器である野菜容器15は、左右両側が左右のレール部材43にて支持され、前部と後部がこの支持棒43A、43Bによって支持されることとなり、野菜等の重量物を安定して収納できるものとなる。
このように、本発明では、引き出し支持装置38は、野菜室4(貯蔵室)内の左右側壁に沿って配置されて前面扉11が回動可能に連結された左右のレール部材43と、前後位置にてこの左右のレール部材43を連結する前後の支持棒43A、43Bとを備えており、野菜容器15は左右両側が左右のレール部材43にて載置された状態で支持され、前部と後部が前後の支持棒43A、43Bによって載置された状態で支持されており、野菜容器15は引き出し支持装置38に着脱自在に支持された構成である。
また、野菜容器15は、その前面壁48は野菜容器15の底壁からの高さが低く、野菜容器15の前面上部には前面開口47が形成された形態をなす。この形状に合わせるように、補助物品収納容器40の後壁49Aもこの前面壁48と略同じ程度か若干高い高さに形成され、補助物品収納容器40の左右側壁50は後壁49Aから前壁49Bに向けて、即ち扉11の裏面に向けて高く傾斜した形状をなす。補助物品収納容器40の左右側壁50は補強として外面に複数のリブ50Aを形成している。また野菜容器15の左右側壁の前端部51は、補助物品収納容器40の左右側壁50の外面に対応するように、左右側壁50と若干の間隔を保つ近接位置まで延びている。
前面扉11は引き出し支持装置38に軸支持部である水平軸54によって回動可能に支持されている。この軸支持部は以下の構成である。即ち、左右レール部材43は、その前部に補助物品収納容器40の左右側壁50の外側位置において扉11の裏側近くまで延びた支持板52を備えている。扉11の裏側の下部、即ちパッキン42で囲まれた内側領域の下部には、左右一対の支持部材53が扉11内の金属製固定板55に螺子によって締め付け固定されている。支持板52と支持部材53の何れか一方に取り付けた水平軸54によって、支持板52と支持部材53とが相互に回動自在に軸結合された軸支持部を構成している。これによって、前面扉11は引き出し支持装置38のレール部材43に軸支持部によって回動可能に連結支持され、前面扉11は後述のように、補助物品収納容器40と共に上部が前方へ傾斜するように回動可能である。軸支持部54は、他の構成でも差し支えない。
前面扉11の前方へ傾斜する回動範囲を規制する構成は種々の構成が考えられるが、その一つの構成として、左右の支持板52の両方又は一方の後端部には内側方向へ略90°の角度で屈曲した固定側係止部95を形成し、一方、前面扉11の裏側には、固定側係止部95に対向位置となるように、前面扉11に取り付けた支持部材53に形成した可動側係止部97を形成している。これによって、前面扉11を前方へ傾斜回動することによって、引き出し支持装置38に形成した固定側係止部95に前面扉11側の可動側係止部97が当接したとき、前面扉11の前方への回動範囲が規制される。この回動範囲は、補助物品収納容器40に対する物品の収納、取り出しのし易さを考慮して、例えば、20°〜60°の範囲で任意の角度に設定することができる。
70は野菜容器15の左右側壁の上端に形成した凹所71に載置した小物入れ容器である。扉11の前方への回動に伴って補助物品収納容器40が回動することにより、野菜容器15の前面には空間が形成されため、野菜容器15への物の出し入れがし易くなる。また、野菜容器15は、上面に開口し、更に前面上部も開口しているため、扉11の前方への回動に伴って補助物品収納容器40が回動することにより、野菜容器15の前面の空間が広くなり、野菜容器15への物の出し入れがし易くなる。
補助物品収納容器40は、前壁の上端部に下向きフランジ状の係止部90が設けられ、前面扉11の裏板には係止部90に対応して上向き係止部91が設けられている。
連結装置60によって前面扉11が支持装置38に回動が阻止された結合状態においては、補助物品収納容器40は、前面扉11にその荷重が支えられるのではなく、引き出し支持装置38側に支持される構成とする。その形態としては、補助物品収納容器40の荷重は、引き出し支持装置38に直接または間接的に支持された状態とするか、又は冷蔵庫本体2の一部によって支持される構成とすることができる。そして、補助物品収納容器40は、前面扉11の裏側に着脱自在に保持される形態である。そして、前面扉11の前方への回動に伴い係止部90と係止部91との係合によって、前面扉11を開いた状態での補助物品収納容器40の荷重は、前面扉11による支えに移行する形態とする。
具体的な形態の一つとして、補助物品収納容器40の後壁49Aと野菜容器(主物品収納容器)15の前壁48にはそれぞれフランジ15D、40Aが形成されており、前面扉11が閉じた状態、即ち、連結装置60によって前面扉11が支持装置38に回動が阻止された結合状態では、フランジ40Aがフランジ15Dの上側に重なる状態でフランジ40Aとフランジ15Dは当接する。なお、ランジ15Dを野菜容器15の前壁48のみならず、左右側壁の前端部51の下部に15DSのように一連に形成し、またフランジ40Aを補助物品収納容器40の後壁49Aのみならず、左右側壁50のリブ50Aの下面部に40ASのように一連に形成し、前面扉11が閉じた状態において、フランジ40Aがフランジ15Dの上側に乗り、フランジ40ASがフランジ15DSの上側に乗る状態とすれば、補助物品収納容器40の支持も安定する。
前面扉11が貯蔵室(野菜室)4の前面開口を閉じた状態では、図4に示すように、固定側係止部95と可動側係止部97は離れた状態である。軸支持部の水平軸54を中心として前面扉11の上部が前方へ回動して固定側係止部95へ可動側係止部97が当接したとき、前面扉11の前方への回動が規制され、前面扉11は前傾状態となる。固定側係止部95へ可動側係止部97が当接した状態において、補助物品収納容器40に物品が収納されている状態、或いは補助物品収納容器40に物品が収納されていない状態のいずれにおいても、前面扉11やその物品の重量によって自然に前面扉11が垂直状態に復帰する場合と、前傾状態を保持する場合のいずれかになるように、この軸支持部の位置と前面扉11の回動範囲とを設定することができる。
扉11は、野菜容器15及び補助物品収納容器40と共に引き出し支持装置38によって前後方向へ引き出し可能であり、且つ補助物品収納容器40と共に前方へ回動可能である。このため、野菜容器15側である引き出し支持装置38側と扉11側とが着脱自在に連結される連結装置60が設けられている。この連結装置60の一つの形態としては、野菜容器15側、即ち引き出し支持装置38側にはレール部材43の前端から突出したフック61が設けられ、扉11側には、このフック61の鉤状部に着脱自在に係止する係止部62と、この係止部62がフック61との係止を解除させるように取っ手66部位に配置した操作部63とを設けた構成である。フック61は、レール部材43と一体形成でもよく又はレール部材43に別個のフックを取り付けた構成のいずれでもよい。
係止部62の一つの形態としては、常時フック61との係止位置へ向けてバネ64によって電磁石65本体から突出した可動部材で構成することができる。そして、取っ手66の中央部に突出した操作部63を押し圧操作することにより、扉11内に設けたスイッチ67をONさせる構成であり、スイッチ67のON状態中は電磁石65に通電して係止部62を矢印Y方向へ吸引して引っ込め、それによって係止部62をフック61との係止位置から退避させ、扉11は軸54を中心にして前方へ回動可能である。スイッチ67のOFFによって係止部62はバネ64によって電磁石65本体から突出する。扉11が前方へ回動した状態で係止部62が突出していても、扉11を垂直状態に復帰すべく扉11を後方へ回動させることによって、係止部62はバネ64に抗してフック61に係止することとなる。この係止状態において扉11を後方へ押し込むことによって、扉11と共に野菜容器15及び補助物品収納容器40は、引き出し支持装置38によって野菜室4内へ水平状態に収納移動される。
上記のように、連結装置60によって、前面扉11が支持装置38に回動が阻止された結合状態と、この結合状態が解除されて前面扉11が回動可能となる解除状態とに切り替えられる。
この実施形態のように、物品の収納部を補助物品収納容器40と野菜容器15(主物品収納容器)とに分割し、補助物品収納容器40を前面扉11と共に前方へ傾斜可能に構成した形態を採る場合には、補助物品収納容器40の前方への回動領域を確保する必要性から両収納容器15、40間に前後方向の隙間が生じるが、本発明では、上記のようなフランジ40Aとフランジ15Dの関係によって、連結装置60による前記結合状態においても、補助物品収納容器40と野菜容器15との間の隙間を小さくするか、この隙間を隠すことができる。
このため、前記隙間から野菜容器15内の冷気が流出して野菜容器15の野菜が乾燥することも抑制できると共に、野菜容器15が引き出された状態で前記隙間が見えることによる見栄えの悪さも解決できる。また、フランジ40Aとフランジ15Dによって、補助物品収納容器40と野菜容器15の強度アップにもなり、これら容器の補強効果と安定収納に寄与する。
前面扉11が閉じた状態では図4のように、補助物品収納容器40は引き出し支持装置38によって支持された状態である。即ち、この状態では、フランジ40Aがフランジ15Dの上側に乗り、フランジ40ASがフランジ15DSの上側に乗り、前面扉11側の係止部91の上端が補助物品収納容器40側の係止部90の下方に若干離れて補助物品収納容器40を略垂直状態に支持される。この状態を安定化するために、前面扉11側の係止部91の上端が補助物品収納容器40の前壁49Bに当接して、補助物品収納容器40を略垂直状態に支持するようにしてもよい。このような状態から、前面扉11が前方へ回動されると、これに伴って係止部91が係止部90に係止し、補助物品収納容器40は前面扉11の前方への回動に伴って引っ張られつつ回動する。
この回動に伴ってフランジ40Aと15Dの係合及びフランジ40ASと15DSの係合が外れると、補助物品収納容器40は荷重によって若干下方へ移動し、図8、図9に示すように係止部91に係止部90が載置状態となって、補助物品収納容器40は前面扉11に支えられるようになる。係止部90と91を支点とした支え荷重の係り具合によって補助物品収納容器40の下部が前面扉11側に寄り過ぎるのを制限するためには、後述の当接部(押し圧部)101に補助物品収納容器40の下部が当接して寄り過ぎを制限するようにすればよい。このように、前面扉11が閉じた状態では引き出し支持装置38側にあった補助物品収納容器40の荷重支え状態が、前面扉11を開いた状態では、実質的に前面扉11側へ移行することとなる。そして、前面扉11を開いた状態での補助物品収納容器40の荷重支持は、実質的に係止部91と係止部90とによって達成されるため、補助物品収納容器40の載置状態も安定する。
このように、前面扉11が閉じた状態では、前面扉11が閉じた状態から前面扉11の前方への回動に伴い、補助物品収納容器40の荷重支え状態が、実質的に、引き出し支持装置38側又は貯蔵室4側から前面扉11側へ移行する形態である。いずれの場合も、前面扉11の前方への回動によって係止部90と係止部91との係合になり、前面扉11を開いた状態での補助物品収納容器40の支持も安定する。
なお、野菜容器15の左右側壁の前端部51を設けない形態では、前面扉11が閉じた状態での補助物品収納容器40の荷重の支持は、フランジ40ASを支持板52の一部分で支持する形態でもよい。
なお、補助物品収納容器40の荷重が冷蔵庫本体2の一部によって支持される構成とする場合は、前面扉11が閉じた状態、即ち、連結装置60によって前面扉11が支持装置38に回動が阻止された結合状態において、フランジ40Aがフランジ15Dの若干上方に重なり合うか、又はフランジ40Aとフランジ15Dが水平方向で前後に近接する状態でもよい。
また、前面扉11が閉じた状態を含めて連結装置60によって前面扉11が支持装置38に結合された状態のときは、補助物品収納容器40の荷重を引き出し支持装置38の一部分によって支持する構成でもよい。この場合の構成としては、例えば、補助物品収納容器40の左右側壁50に外面に突出したフランジを形成し、このフランジが左右レール部材43の上面の前部分に載置されるように構成し、このフランジが左右レール部材43に乗った状態ですることもできる。この場合も、フランジ40Aがフランジ15Dの若干上方に重なり合うか、又はフランジ40Aとフランジ15Dが水平方向で前後に近接する状態でもよい。
前面扉11の裏側に補助物品収納容器40を固定した場合や、前面扉11が閉じた状態において、上記係止部91にて係止部90を支えた構成とした従来構成では、前面扉11の閉じた状態から前面扉11を開いた状態まで補助物品収納容器40の荷重を前面扉11で支えるため、補助物品収納容器40の荷重(収納された物品荷重も含む)が前面扉11に掛かったままである。このため、前面扉11を閉じた状態から開く時点では、その荷重を支えつつ前面扉11を開くこととなり、開閉する者はかなり重く感じる。特に、前面扉11の軸支持部の位置によっては、補助物品収納容器40が若干持ち上げられる状態で回動されることとなって、その重さをより重く感じることがある。
しかし本発明では、上記のように、補助物品収納容器40は、前面扉11の裏側に着脱自在に保持され、前面扉11が閉じた状態、即ち、連結装置60によって前面扉11が支持装置38に回動が阻止された結合状態においては、なるべく補助物品収納容器40の荷重を前面扉11で受けないようにしたことを特徴としている。このため、補助物品収納容器40は、実質的に前面扉11にその荷重が支えられるのではなく、引き出し支持装置38側に支持されるか、又は冷蔵庫本体2の一部分である貯蔵室の一部分によって支持され、そして、前面扉11の前方への回動に伴い係止部90と係止部91との係合によって、前面扉11を開いた状態での補助物品収納容器40の荷重は、前面扉11による支えに移行する。このため、前面扉11を閉じた状態から開く時点では、その荷重は前面扉11に重く掛からず、ある程度開いた状態からその荷重がかかるようになるため、前面扉11の開きがスムーズであり、多くの物品を補助物品収納容器40に収納しても差し支えない。
また上記のように、補助物品収納容器40のフランジ40Aが野菜容器15のフランジ15Dの上側に重なる状態とすることにより、上記の効果に加えて前面扉11を回動させるとき、野菜容器15が邪魔にならないため、補助物品収納容器40の回動が円滑に行える。そして前述のように、補助物品収納容器40を前面扉11に取り外し自在に支持した構成にした場合にも、野菜容器1が邪魔にならずに補助物品収納容器40を取り付け取り外しができるものとなり、補助物品収納容器40の前面扉11への組み立て時や清掃時における取り外しや取り付け作業がし易い構成となる。
また、前面扉11が主物品収納容器(野菜容器)15を支持するレール部材43に対して前記軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持される構成は、上記に限定されず他の構成でもよい。また、前面扉11を前方へ引き出したとき、冷蔵庫本体から落下しないように引き出し支持装置38と冷蔵庫本体との間にストッパ装置を設ければよい。また、引き出し支持装置38が結合された前面扉11と、野菜容器15と、補助物品収納容器40は、冷蔵庫本体から前方へ引き出した状態において、それぞれが分離されて冷蔵庫本体2から外せるようになるため、これらの洗浄などが便利である。
上記のように、本発明では、主物品収納容器(野菜容器)15は引き出し支持装置38にて貯蔵室4に前後方向に引き出し収納自在に支持され、前面扉11と補助物品収納容器40も引き出し支持装置38にて前後方向に引き出し自在に支持されている。そして、前面扉11は軸支持部の水平軸54を中心として上部が前方へ回動可能に支持されるように構成され、前面扉11が垂直状態において主物品収納容器(野菜容器)15と共に前後方向へ引き出される結合状態と、この結合状態が解除されて前面扉11が回動可能となる解除状態とに切り替えられる連結装置60を備え、前面扉11の裏側には、主物品収納容器(野菜容器)15の前方位置で前面扉11の回動と共に回動する補助物品収納部40を配置している。
上記のような構成において、補助物品収納容器40内には、ペットボトル等の物品41の複数個を立てた状態で一列に収納可能に構成されている。前面扉11が貯蔵室(野菜室)4の前面開口を閉じた略垂直状態では、連結装置60によって前面扉11が支持装置38に回動が阻止された結合状態である。この結合状態において、前面扉11の取っ手66を前方へ引くことにより、前面扉11は略垂直状態のまま物品収納容器15と共に水平方向へ引き出される。この引き出された位置で、取っ手66の中間に突出した操作部63を操作して連結装置60による前記結合状態を解除することにより、前面扉11は、軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能となる。前面扉11は前方へ回動した状態では、補助物品収納容器40内のペットボトル等の物品41を前傾した前面扉11方向に沿って、斜め上方へ取り出すことができる。
このように、連結装置60の解除によって前面扉11の回動が可能となるため、補助物品収納容器40への物品の収納及び取り出しの必要時に連結装置60を解除操作すれば、前面扉11の前傾状態においての補助物品収納容器40への物品の収納及び取り出しが可能となり、取り出しと収納がし易く、従来に比して労力が少なく使用性に富む貯蔵庫が提供できる。また、前面扉11と補助物品収納容器40の回動によって、補助物品収納容器40の奥側の主物品収納容器(野菜容器)15への物品の収納及び取り出しがし易くなる効果がある。また、連結装置60の解除操作を前面扉11の取っ手部66によって行えるため、扉11の引き出し操作と連結装置60の解除操作を片手で行うことができ便利である。
上記のように、連結装置60の解除によって前面扉11の回動が可能となるため、前面扉11が貯蔵室(野菜室)4の前面開口を閉じた状態において、連結装置60を解除すると前面扉11は前方へ回動可能となる。連結装置60を解除して、補助物品収納部40の物品41を取り出せるように前面扉11を前方へ回動し、補助物品収納容器40の物品41を斜め前方へ引き上げると、物品41の重量によって前面扉11を前方へ押す作用力が働き、前面扉11が前方へ移動する場合がある。このように物品41の引き上げ途中に前面扉11が前方へ移動すると、物品41の引き上げが不安定となり、物品41の引き上げを難くすると共に、物品41を引き上げ途中で落とすことにも繋がり、重い物品41の場合には危険である。
本発明では、このような支障が生じないように、前面扉11が野菜室4の前面開口を閉じた状態において、前面扉11を回動して補助物品収納容器40からペットボトル等を斜め上方に取り出すとき、その取り出しに伴う前面扉11の前方への移動が制限されるようにして、ペットボトル等の取り出し操作が安定に行える物品貯蔵庫を提供する。
その構成の一つとして、前面扉11が貯蔵室(野菜室)4の前面開口を閉じた状態において、連結装置60が解除されて前面扉11が前傾状態に回動したとき、前面扉11の引き出しが制限される係止装置100を設けている。即ち、前面扉11が貯蔵室(野菜室)4の前面開口を閉じた状態において、連結装置60を解除して、補助物品収納容器40の物品41を取り出せる位置まで前面扉11を前方へ回動すると、前面扉11に設けた支持部材53に取り付けた係止腕96の先端係止部98が貯蔵室(野菜室)4の側壁部に突出状に設けた係止部99の後側に当接する。この当接によって、前面扉11は引き出し支持装置38による前方への引き出しが規制される。この係止腕96の係止部98と貯蔵室(野菜室)4側の係止部99とで係止装置100を構成する。図9には前面扉11が約30°前傾状態に回動したとき係止腕96の先端係止部98が貯蔵室(野菜室)4の壁部の係止部99の後側に当接する状態を示している。
この構成によって、前傾した前面扉11に沿って補助物品収納容器40の物品41を引き上げ、その引き上げに伴って物品41が前面扉11を前方へ押しても、その作用力によって前面扉11が前方へ移動することは阻止される。このため、物品41の引き上げ操作が安定し、重い物品41の場合にも落下の危険も少なくなる。
上記の構成では、前面扉11が貯蔵室(野菜室)4の前面開口を閉じた状態において、連結装置60を解除して前面扉11を前方へ回動させたとき、引き出し支持装置38による前面扉11の前方への引き出しが係止装置100によって規制される構成である。しかし、前面扉11を引き出し支持装置38によって若干前方へ引き出した状態で、連結装置60を解除して前面扉11を前方へ回動させたとき、係止装置100によって前面扉11の前方への引き出しが規制される構成とすることもできる。この場合には、係止腕96の取り付け角度や長さ等を設定して、前面扉11をある程度前方へ引き出した状態で係止部98が固定側ローラ44に係止するように構成すればよい。
例えば図4のように前面扉11が野菜室4の前面開口を閉じた状態において、前面扉11を前方へ引き出した後、前面扉11を前傾状態に回動させ、この前傾状態に回動した状態で前面扉11を野菜室4の前面開口側へ向けて押し込まれた場合、係止腕96の係止部98が係止部99の前面に当接する。このとき係止腕96が剛性であれば前面扉11を閉じることができなくなったり、係止部98か係止部99が破損する虞がある。本発明では、係止腕96を若干弾性変形する合成樹脂製とすることによって、係止腕96の係止部98が係止部99の前面に当接したとき、係止腕96が弾性変形して係止部99の下側を潜り抜けて破損を防止できる構成としている。
また、本発明では、補助物品収納容器40は、その上端部に設けたフランジ状の係止部90が前面扉11の裏板に設けた係止部91に揺動自在に引っ掛けられて、前面扉11の裏側に着脱自在に保持される構成である。このため、補助物品収納容器40は前面扉11
と主物品収納容器(野菜容器)15から自由に取り外し自在である。
また、補助物品収納容器40は、前面扉11が前傾状態に回動することによって、前面扉11のその前傾角度よりも更に前傾するように構成している。このために、例えば前面扉11が最大30°前傾状態に開くように設定されている場合において、図8に示すように、前面扉11が約15°前傾状態に開いたときから押し圧部101によって補助物品収納容器40の下部が前方へ移動するのが制限されるように、補助物品収納容器40の下部が当接する当接部(押し圧部)101を左右レール部材43に設けた支持板52に屈曲形成している。これによって、前面扉11が図9に示すように最大30°の前傾状態に開いたときには、当接部(押し圧部)101に補助物品収納容器40の下部が当接して、前面扉11の前傾角度よりも若干大きな角度で補助物品収納容器40が前傾するようになる。
このように、当接部(押し圧部)101が補助物品収納容器40の前壁49Bに当接して補助物品収納容器40を相対的に後方へ徐々に押すことによって、前面扉11がある程度開かれた状態から、更に前面扉11が開かれることによって、補助物品収納容器40は係止部90と91との係合部を支点として下部が後方へ押され、補助物品収納容器40の前傾角度が、そのときの前面扉11の前傾角度よりも若干大きくなるので、前面扉11の前傾角度が比較的小さくても、補助物品収納容器40に対する物品の取り出しや収納がし易くなる。
このようにして前面扉11と補助物品収納容器40の上部が前傾状態に開かれた状態において、前面扉11の上部を後方へ押し圧することによって前面扉11と補助物品収納容器40とを共に垂直状態に復帰させることができるし、また、前面扉11を前傾状態のままで後方へ押して貯蔵室(野菜室)4の前面開口に達したとき、前面扉11の上部を後方へ押し圧することによって前面扉11と補助物品収納容器40とを共に垂直状態に復帰させることができる。
上記実施形態では、連結装置60が電気式であるが、これに限定されず機械式とすることもできる。例えば、扉11の取っ手66の裏側に突出した操作部であるレバーがバネ力によって復帰位置を保ち、取っ手66を握った手でこのバネ力に抗してこのレバーをスライドさせることにより、連結部材を介してこれと連結した係止部62がフック61との係止位置から退避して扉11が回動可能となり、レバーをスライドさせる操作から手を離すことにより前記バネ力によってレバーが復帰位置に復帰すると共に係止部62がフックとの係止位置へ突出するように機械式構成とするものでもよい。
上記実施形態では貯蔵室が野菜室の形態を示しているが、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。(実施例1) 本発明の扉側と物品収納容器側との関係を示す分解斜視図である。(実施例1) 本発明の扉を閉じた状態を示す側面図である。(実施例1) 本発明の扉を閉じた状態を示す補助物品収納容器と物品収納部(主物品収納容器)の関係を示す側面図である。(実施例1) 本発明の開閉扉を裏側から見た斜視図である。(実施例1) 本発明の扉と補助物品収納容器と物品収納部(主物品収納容器)の関係を示す分解斜視図である。(実施例1) 本発明の補助物品収納容器の斜視図である。(実施例1) 本発明の扉を閉じた状態から扉を前傾状態に約15°回動させた状態の側面図である。(実施例1) 本発明の扉を閉じた状態から扉を前傾状態に約30°回動させた状態の側面図である。(実施例1) 本発明の連結装置の一例を示す説明図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・貯蔵庫(冷蔵庫)
2・・・貯蔵庫本体(冷蔵庫本体)
4・・・貯蔵室(野菜室)
11・・・前面扉
15・・・物品収納容器(野菜容器)
15D・・フランジ
15DS・・フランジ
38・・・引き出し支持装置
40・・・補助物品収納容器
40A・・フランジ
40AS・・フランジ
43・・レール
43A・・支持部材
43B・・支持部材
44、45・・ローラ
46・・レール
52・・支持板
53・・腕部材
54・・水平軸
60・・連結装置
90・・係止部
91・・係止部
101・・当接部(押し圧部)

Claims (9)

  1. 貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置で前記前面扉の回動と共に回動する補助物品収納容器を設け、少なくとも前記前面扉が閉じた状態においては、前記補助物品収納容器の荷重は、なるべく前記前面扉に支えられるのではなく前記引き出し支持装置側又は前記貯蔵室の一部分によって支持される構成であることを特徴とする物品貯蔵庫。
  2. 貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置で前記前面扉の回動と共に回動する補助物品収納容器を設け、前記前面扉が閉じた状態から前記前面扉の前方への回動に伴い、実質的に前記補助物品収納容器の荷重支え状態が、前記引き出し支持装置側又は前記貯蔵室側から前記前面扉側へ移行することを特徴とする物品貯蔵庫。
  3. 貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉と前記物品収納容器が共に前後方向へ引き出される結合状態と前記結合状態が解除されて前記前面扉が回動可能となる解除状態とに切り替えられる連結装置を備え、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置で前記前面扉の回動と共に回動する補助物品収納容器を設け、前記前面扉が閉じた状態においては、前記補助物品収納容器は、前記前面扉にその荷重が支えられるのではなく、前記引き出し支持装置側に支持されるか、又は前記貯蔵室の一部分によって支持され、前記前面扉の前方への回動に伴い前記補助物品収納容器の荷重は、前記前面扉による支えに移行することを特徴とする物品貯蔵庫。
  4. 貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には前記物品収納容器の前方位置に補助物品収納容器を設け、前記前面扉が閉じた状態では、実質的に前記引き出し支持装置又は前記貯蔵室にて前記補助物品収納容器の荷重が支えられ、前記前面扉の前方への回動に伴い実質的に前記補助物品収納容器の荷重支え状態が前記前面扉側へ移行するように、前記補助物品収納容器を前記前面扉の回動に伴って回動するようにしたことを特徴とする物品貯蔵庫。
  5. 貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置に補助物品収納容器を設け、前記前面扉の前方への回動に伴い前記前面扉側の係止部が前記補助物品収納容器側の係止部に係合して前記補助物品収納容器が回動するよう構成し、前記前面扉が閉じた状態では、実質的に前記引き出し支持装置又は前記貯蔵室にて前記補助物品収納容器の荷重が支えられ、前記前面扉の前方への回動に伴い実質的に前記補助物品収納容器の荷重支え状態が前記前面扉側へ移行するように、前記前面扉側の係止部と前記補助物品収納容器側の係止部との係合にて前記前面扉の回動に伴って前記補助物品収納容器が回動するようにしたことを特徴とする物品貯蔵庫。
  6. 貯蔵室の前面開口を開閉する前面扉と共に物品収納容器を前記貯蔵室内に引き出し自在に設けた物品貯蔵庫において、前記物品収納容器は引き出し支持装置によって前記貯蔵室の左右側壁に対して前後方向に引き出し収納自在に支持され、前記前面扉は軸支持部を中心として上部が前方へ回動可能に支持され、前記前面扉の裏側には、前記物品収納容器の前方位置に補助物品収納容器を設け、前記前面扉の前方への回動に伴い前記前面扉側の係止部が前記補助物品収納容器側の係止部に係合して前記補助物品収納容器が回動するよう構成し、前記前面扉が閉じた状態での前記補助物品収納容器の荷重支え部が前記補助物品収納容器の後壁に設けたフランジが前記主物品収納容器の前壁に形成したフランジの上への重なりにて構成され、前記前面扉の前方への回動に伴って前記補助物品収納容器の荷重支え部が前記両係止部に移行して前記補助物品収納容器の荷重が実質的に前記前面扉側へ移行することを特徴とする物品貯蔵庫。
  7. 前記連結装置の操作部を前記前面扉の取っ手部分に設けたことを特徴とする請求項3に記載の物品貯蔵庫。
  8. 前記貯蔵室を冷蔵温度室とし、前記補助物品収納容器をペットボトル等の如き飲料容器の収納部としたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の物品貯蔵庫。
  9. 前記貯蔵室を野菜室とし、前記物品収納容器を上面開口の野菜収納容器とし、前記補助物品収納容器をペットボトル等の如き縦長物品を収納する上面開口の収納部としたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の物品貯蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105020970A (zh) * 2015-07-23 2015-11-04 合肥美的电冰箱有限公司 翻转瓶框组件
JP2017020718A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 シャープ株式会社 冷蔵庫の引出装置

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