JP2005207510A - 切換弁 - Google Patents

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生雄 伊神
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Abstract

【課題】 切換弁に関し、操作部による流路切換えが小さな力で行え、複数個の切換弁ユニットを積層して多段切換えができるようにした切換弁を提供すること。
【解決手段】 上部が開口し底壁11に2個の貫通孔12、12を有するハウジング11と、前記各貫通孔12、12の入口開口を開閉する弁体13、13を両端に有し、中間部13が回転軸15により前記ハウジング11に回動自在に固定された弁体レバー13と、前記回転軸15の一端に連結された操作部16とを備え、
前記操作部16により前記弁体レバー13を揺動させて、前記弁体13、13の何れか一方の弁体で前記貫通孔12、12の一方の入口開口を閉塞し、他方の入口開口を開放して流路の切換えを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の流体流路を切換えることができる切換弁に関する。
複数の流体流路を切換えることができる切換弁は、例えば、水道蛇口に取付けられ、原水の水路と浄水器に送水する水路とを切換え、また、原水をストレート状又はシャワー状に吐水させる切換弁があり、この種の切換弁は多種のタイプのものが考案され、広く知られている。(例、下記特許文献1参照。)。
図6は、下記特許文献1に記載された切換弁を示し、同図(a)は正面図、同図(b)は底面図、同図(c)は(a)のS−S断面図、同図(d)は(c)のA−A断面図である。
この切換弁20は、蛇口と連結固定可能な原水流入口23と、原水をそのままストレート状に吐水する原水ストレート吐出口28と、原水をそのままシャワー状に吐水する原水シャワー吐出口29と、浄水器に接続可能な原水送水口30と、更に切換弁本体21の内部に切換コック22の回動操作と連動して原水吐出口28、29又は原水送水口30への水路切換を行う切換機構とからなる構成を有している。
このうち切換機構は、切換コック22の回動操作に連動して回動するアーム付き回転軸34と、この回転軸34のアームによって各原水吐出口28、29、又は原水送水口30を閉塞又は開口する3個のシールボール31、32、33とからなり、回転軸34には、長手方向に位相をずらして3個のシールボール31、32、33に一端がそれぞれ当接するアームが設けられ、切換コックの回動操作に連動して3個のシールボール31、32、33のうちの何れか1個のボールが押上げられて、各原水吐出口28、29又は原水送水口30の何れかが開口するようになっている。
例えば、回転軸34を60゜回動させると、原水シャワー用開口部42上に収まり原水シャワー用開口部42を水圧によって閉塞している原水シャワー用シールボール32は、アーム付き回転軸34の片側のアームによって押し上げられ、原水シャワー用開口部42を開放し、水路が形成される。一方、そのとき浄水用開口部は、浄水用シールボール31によって閉塞され、また、原水ストレート用開口部は、原水ストレート用シールボール33によってそれぞれ閉塞された状態である為、水路は形成されない。
また、回転軸34を更に60゜回動させると、原水ストレート用シールボール33は、アーム付き回転軸34の片側のアームによって押し上げられ、原水ストレート用開口部4を開放し、水路が形成される。一方、そのとき浄水用開口部は、浄水用シールボール31によって閉塞され、また、原水シャワー用開口部42は、原水シャワー用シールボール32によってそれぞれ閉塞された状態である為、水路は形成されない。この水路の切換え操作は、切換コック22によって順次或いは任意に行うことができる。
特開平9−131586号(図3、段落[0013]〜[0016])
しかしながら、この切換え機構では、水路の開閉に複数個のシールボールが使用され、これらのボールは、流路内に配設されて支持部材等に固定されていないので、位置決めが難しく、開口部を的確に閉塞することが難しい。
また、ボール弁を開くときは、シールボールを回転軸のアームによって移動させるが、この移動力が大きくなる。すなわち、回転軸には3個のシールボールに対応させるべく複数のアームを60度ずつ位相をずらして回転軸の長手方向に配設し、回転軸のアームによって、シールボールを水圧に抗して押上げるので、このときの押上げ力を大きくしなければならず、それに伴って切換コックのストロークをも大きくしなけばならない。
また、シールボールは、NBR、シリコン等の軟質ゴムで作製されるので、機械的強度が弱く、このボールがアームによって押上げられる際に、アームによってボールが傷付く恐れがある。シールボールに傷がついてしまうと、開口部の閉塞ができなくなり漏水することになる。
本発明は、上記従来技術が抱える課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の目的は、操作部による流路切換えが小さな力で行える切換弁を提供することにある。
本発明の第2の目的は、前記第1の目的に加え、複数個の切換弁ユニットを積層して多段切換えができるようにした切換弁を提供することにある。
本願の請求項1に係る発明の切換弁は、上部が開口し底壁に2個の貫通孔を有するハウジングと、前記各貫通孔の入口開口を開閉する弁体を両端に有し、中間部が回転軸により前記ハウジングに回動自在に固定された弁体レバーと、前記回転軸の一端に連結された操作部とを備え、
前記操作部により前記弁体レバーを揺動させて、前記弁体の何れか一方の弁体で前記貫通孔の一方の入口開口を閉塞し、他方の入口開口を開放して流路の切換えを行うことを特徴とする。
本願の請求項2に係る発明の切換弁は、請求項1に記載の切換弁をユニットとして複数個のユニットを用い、第Nユニット(N≧2)切換弁の上部に第N−1ユニット切換弁が複数段に積層結合してなる切換弁であって、
前記第N−1ユニット切換弁の底壁に設けられた2個の貫通孔の何れか一方の貫通孔が前記第Nユニット切換弁の上部開口内に位置し、前記第Nユニット切換弁の上部開口と前記第N−1ユニット切換弁の底壁が結合手段により複数段に積層結合されていることを特徴とする。
本願の請求項3に係る発明は、請求項2に記載の切換弁に係り、前記結合手段は、着脱可能であることを特徴とする。
本願の請求項4に係る発明の切換弁は、2個の貫通孔を有した隔壁でほぼ中間部が仕切られ、上下が開口し且つ前記一方の貫通孔の出口がハウジングの外に連通したハウジングと、
前記ハウジングの下部開口部を覆う2個の貫通孔を有する底蓋体と、
前記各貫通孔のそれぞれの入口開口を開閉する弁体を両端に有し、中間部が回転軸により前記ハウジングに回動自在に固定された第1、第2の弁体レバーと、
前記各回転軸の一端に連結された第1、第2の操作部とを備え、
前記第1の操作部により前記第1の弁体レバーを揺動させて、前記弁体の何れか一方の弁体で前記隔壁に設けられた前記貫通孔の一方の入口開口を閉塞し、他方の入口開口を開放し、また前記第2の操作部により前記第2の弁体レバーを揺動させて、前記弁体の何れか一方の弁体で前記底蓋体に設けられた前記貫通孔の一方の入口開口を閉塞し、他方の入口開口を開放して流路の切換えを行うことを特徴とする。
本願の請求項5に係る発明の切換弁は、請求項4に記載の切換弁をユニットとしてN個(N≧2)のユニットを用い、第Nユニット切換弁の上部開口と前記第N−1ユニット切換弁の底壁が、該第N−1ユニット切換弁の前記底蓋体の一方の貫通孔が第Nユニット切換弁上部開口の外部に位置するように結合手段により積層結合されていることを特徴とする。
本願の請求項6に係る発明は、請求項5に記載の切換弁に係り、前記結合手段は、着脱可能であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、弁体レバーの揺動により各貫通孔の開閉がされるので、弁体の移動距離、すなわちストロークが短く、しかも開口した貫通孔へ流体が流れることによる吸引作用を利用するために操作力が小さくなり、軽いタッチで操作部による流路の切換を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の切換弁をユニットとして複数個積層結合させることにより、例えばN個の切換弁を積層結合し多段方式にすると、N+1の流路切換が可能となり、用途に応じて流路の本数を適宜変更させることができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、結合手段が着脱可能であることにより、結合手段を有さない状態で切換弁ユニット単独での使用が可能になり、結合手段を予め有する多段方式の切換弁と結合手段を有さない切換弁の主要部材が共有化できるので製造コストを削減することができ、さらに多段方式の場合には使用時の分解修理もでき、メンテナンスも容易になる。
請求項4記載の発明によれば、弁体レバーの揺動により各貫通孔の開閉がされるので、弁体の移動距離、すなわちストロークが短く、しかも開口した貫通孔へ流体が流れることによる吸引作用を利用できるため操作力が小さくなり、軽いタッチで操作部による流路の切換ができる。また、ハウジングの外へ出口が設けてあるので、この出口への他の機器等への接続が容易になる。
更に、2ヶ所の操作部を選択操作することにより、3段切換えが可能となり、3つの分路を形成できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4の効果に加え、更に多くの流路を形成することができ、多くの流路の切換を行うことができるようになる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5の効果に加え、結合手段が着脱自在であることにより、結合手段を有さない状態で切換弁ユニット単独での仕様が可能になり、結合手段を予め有する切換弁と結合手段を有さない切換弁との2種類の切換弁を製造する必要がなく、コストを削減することができるようになる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照しながら説明する。但し、以下に説明する実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための切換弁を例示するものであって、本発明をこれらに限定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適用し得るものである。
図1は実施例1の切換弁を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は図(a)のA−A断面図、同図(c)は底面図、図2は図1(b)の一部拡大断面図である。
切換弁10は、図1に示すように、上部が開口し底壁に2個の貫通孔12、12を有する筒状ハウジング11と、各貫通孔12、12の入口開口を開閉する弁体13、13を両端に有し中間部13が回転軸15により筒状ハウジング11に回動自在に固定された弁体レバー13と、操作部として回転軸15の一端に連結された操作レバー16とから構成されている。
これらの構成部品のうち、筒状ハウジング11は、底壁11に2個の貫通孔12、12、上部に開口部11を有し、所定の高さを有する筒状体からなり、合成樹脂等で形成される。2個の貫通孔12、12は、底壁11の表面の開口が流入口、裏面の開口が流出口となり、各流入口は、各弁体13、13で開閉される。
上部の開口部11は、流体の導入口となり、例えば水道の蛇口等に装着できる大きさを有し、ネジ等の固着手段(図示省略)が設けられている。
また、弁体レバー13は、両貫通孔12、12間の間隔より若干長い棒状体からなり、両端に各貫通孔12、12の開口を開閉する弁体13、13が設けられている。弁体13、13の形状は、開口を塞ぐ構造を有している。例えば、貫通孔の開口が円形である場合は、弁体は半球状にすることが好ましい。
また、弁体レバー13は、長手方向の中間部13に長手方向と直交して回転軸15が設けられる。この回転軸15は、その一端が筒状ハウジング11の内周壁面に回動可能に固定され、他端は筒状ハウジング11の内周壁から外へ突出し、この突出した部分に操作レバー16が固定される。回転軸15は、底壁11の表面から所定距離離れ、底壁面とほぼ平行に筒状ハウジング11に取付けられている。
操作レバー16は、一端が平坦面、他端に取付手段を有する桿状体からなり、この取付手段により回転軸15の長手方向と直交するように回転軸15の一端に固定される。このとき、各弁体13、13は、一方の弁体13で開口12を塞ぎ、他の弁体13で開口12を開いた状態になるように、弁体レバー13が回転軸15を介して操作レバー16に取付けられる。
したがって、図1(b)の状態で、操作レバー16を下方へ押すと、弁体レバー13が回転軸15を中心にして揺動し、一方の弁体13で開口12が開かれ、他の弁体13で開口12が閉じられることになる。
回転軸15は、弁体レバー13と一体、或いは別体に形成して固着手段により固定される。
以下に、上記切換弁10を用いた流路の切換え操作を説明する。
先ず、図1(b)の状態で、蛇口を開き、原水が開口部11に流入すると、原水は貫通孔12を通過し、この貫通孔12の出口から、原水が例えばストレート状に吐出される。
また、操作レバー16を押下げると、貫通孔12の開口が開き、貫通孔12の開口が閉じられ、原水は貫通孔12を通過する。このとき、貫通孔12の出口に多数の小穴を有する部材を付設しておくことにより、原水をシャワー状にして吐水することができる。
この流路の切換え操作は、短いストローク及び小さい操作力で可能となる。以下にこの点について説明する。
図2を参照して、貫通孔12の直径を2R、弁体13が貫通孔12の開口から持ち上げられる高さをH(この高さHは、開口が開かれた状態)とすると、貫通孔の断面積と弁体が開かれたときの隙間面積との関係は、以下の式で表すことができる。
πR=2πRH
この関係から、H=1/2Rとなる。つまり、貫通孔12の面積πRと同じ隙間を弁体13と底壁11の間に形成するためには弁体を1/2Rの高さだけ持ち上げればよく、したがって、弁体13の移動距離、いわゆるストロークが極めて短くなる。すなわち、高さHは、弁体レバー13の一端の持ち上げ高さとほぼ同じなので、回転軸15に結合された操作レバー16を押し下げる距離も短くなり、しかも、操作レバー16の梃子作用により、極めて小さい力で弁体の開閉を行うことができる。なお、周知の方法によりフックとスプリング作用で操作レバーを一時的に固定すれば貫通孔の一方が開口状態で保たれ、またフックを外せばスプリング力で操作レバーを戻して、前記貫通孔の開口を閉じ、もう一方の貫通孔を開口状態にすることが出来る。また操作部に電磁ソレノイド等を用いて電気的に開閉することも容易である。
図3は、実施例2の切換弁を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は図(a)のB−B断面図である。
切換弁10Aは、上記切換弁10の構造を有する切換弁を2段に着脱自在に積重ねることにより、2本の操作レバーで3段切換えができるようにしたものである。切換弁10Aは、第1の切換弁ユニット10Aと、第2の切換弁ユニット10Aからなる。第2の切換弁ユニット10Aは、上述の実施例1の切換弁10と同様の構成であるためその説明を省略し、以下には第1の切換弁ユニット10Aについて詳細に説明する。
第1の切換弁ユニット10Aは、上部が開口し底壁に2個の貫通孔12’、12’を有する筒状ハウジング11’と、各貫通孔12’、12’の入口開口を開閉する弁体13’、13’を両端に有し、中間部が回転軸15’により筒状ハウジング11’に回動自在に固定された弁体レバー13’と、回転軸15’の一端に連結された操作レバー16’とから構成されている。
第1の切換弁ユニット10Aの弁体レバー及び操作レバーは切換弁10と同じであるが、底壁14の形状が異なっており、底壁14は、その一端が筒状ハウジングの底部外周縁から所定の長さ外方向へ延設され、延設端に下方へ所定距離垂下した周壁14が形成されている。また、底壁の中心部から所定距離離れた位置に2個の貫通孔12’、12’が設けられ、一方の貫通孔12’の出口が背低の筒状体14で囲われている。そして、上記筒状体14と前記周壁14とで背低の筒状体が形成され、この筒状体の開口に第2の切換弁ユニット10Aを構成する筒状ハウジング11の上部開口部11が嵌合される。
上記のように構成した第1、第2の切換弁ユニット10A、10Aは、筒状体の外周面と前記周壁とで背低の筒状体が形成され、この第1の切換弁ユニット10Aに第2の切換弁ユニット10Aを構成する筒状ハウジングの開口部が嵌合して組立てられることによって、切換える流路を3つ有する切換弁となる。ちなみに、ここでは2つの切換弁ユニットを組立てた切換弁について説明したが、上記第1の切換弁ユニット10Aの上に更に第1の切換弁ユニット10Aと同様の構成からなる切換弁ユニットを取り付けることによって流路の更に多い切換弁とすることもできる。
また、上では第1の切換弁ユニット10Aの底壁14の形状を変えて、周壁14及び背低の筒状体14を形成することによって切換弁10Aを形成したが、第1の切換弁ユニット10Aも切換弁10と同様の構成とし、第1の切換弁ユニット10Aの底壁14に設けられた周壁14及び背低の筒状体14を別部材として筒状ハウジング11’にボルト等により取付け可能とすれば、切換弁10の形状を変更させることなく多段積層でき、複数の流路を有する切換弁を得ることができるようになり、より経済的に複数の流路を有する切換弁を作ることができる。
このように、3つの流路を有する切換弁10Aは、例えば貫通孔12を原水ストレート、貫通孔12を原水シャワー、貫通孔12’を浄水器へ供給する流路とすると、貫通孔12’、12が弁体13’、13によって閉じられた状態で、蛇口を開き、原水が開口部11’に流入すると、原水は第1の切換弁ユニット10Aの貫通孔12を通過して第2の切換弁ユニット10Aへ流入し、貫通孔12から、原水がストレート状に吐出される。また、この状態から操作レバー16を押下げると、貫通孔12の開口が開き、その出口から、原水がシャワー状に吐出される。更に、この状態で操作レバー16’を押下げると、貫通孔12’の開口が開き、浄水器へ原水が供給される。
これらの切換え操作は、上記実施例1の切換弁10と同様に小さいストローク及び小さい力で行うことができ、また、この切換弁によれば2本の操作レバーで3段切換えができる。ちなみに、上記切換操作の際に原水をストレートあるいはシャワー状に吐出したい場合、第1の切換弁ユニット10Aの弁体レバー13’は必ず貫通孔12’を開口し、貫通孔12’を閉じていなければならないため、操作レバー16’にフックとスプリングとを設け、このフックとスプリング作用で操作レバーを一時的に固定する貫通孔の一方が開口状態で保たれるようにし、またフックを外せばスプリング力で操作レバーを戻して、前記貫通孔の開口を閉じるような機構を設け、フックによる操作レバーの固定を行わない場合は常に貫通孔12’を開口し、貫通孔12’を閉じるようにすればより使い勝手が向上する。また、第2の切換弁ユニット10Aの操作レバー16の操作を行ったときに、第1の切換弁ユニット10Aの操作レバー16’が自動的に貫通孔12’を開口する位置に復帰するように周知の方法により操作レバーを連動させれば原水を吐出したい場合に誤って浄水器側に原水を供給することがなく、より好ましい。
図4は、実施例3の切換弁を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は図(a)のC−C断面図、図5は、流路の切換え状態を示す断面図である。
切換弁10Bは、上記切換弁10を2段に一体積層し、2本の操作レバーで3段切換えができるようにしたものである。
切換弁10Bは、2個の貫通孔1211、1221を有した隔壁11aでほぼ中間部が仕切られ、上下が開口し且つ一方の貫通孔1221の出口12’21がハウジングの外に連通した筒状ハウジング11aと、この筒状ハウジング11aの下部開口部111bを覆い2個の貫通孔1212、1222を有した底蓋体17と、各貫通孔1211、1221及び1212、1222のそれぞれの入口開口を開閉する弁体1311、1321及び1312、1322を両端に有し、中間部1301、1302が回転軸15、15により筒状ハウジング11aに回動自在に固定された第1、第2の弁体レバー13、13と、各回転軸15、15の一端に連結された第1、第2の操作レバー16、16とで構成されている。
筒状ハウジング11a及び底蓋体17は、合成樹脂材で形成され、隔壁11aは、筒状ハウジング11aと一体に形成される。
筒状ハウジング11aは、ほぼ中間部を隔壁11aで仕切ることにより、この隔壁11aを境にして上下に2つの室、すなわち第1、第2の室a、bが形成される。第1の室aは、前記切換弁10とほぼ同じ構造を有し、一方の貫通孔1221の出口12’21が筒状ハウジング11aの外周壁から突出している構成が異なる。この出口12’21は、浄水器等に連結される。
底蓋体17は、筒状ハウジング11aの下部開口部111bを塞ぎ、隔壁11aとの間で第2の室bを形成するもので、所定の厚さを有する板状体からなる。底蓋体17の外周壁面には、全周に亘って凹状溝17aが形成され、この凹状溝17aは、筒状ハウジングの底部内周壁面に設けられたO状パッキン11aに装着される。このO状パッキン11aにより、筒状ハウジング11aの内周壁面との結合が液密になり液漏れが防止される。
また、底蓋体17には、その中心部から所定距離離れた位置に2個の貫通孔1212、1222が形成されている。更に、弁体レバー13の構造及びこの弁体レバー13、13の筒状ハウジング11aへの取付け、操作レバー16の構造は、それぞれ切換弁10のものと同じであるので説明を省略する。
以下に、上記切換弁10Bを用いた流路の切換え操作を説明する。
図5(a)に示すように貫通孔1221、1222が弁体1321、1322によって閉じられた状態で、蛇口を開き、原水が開口部111aに流入すると、原水は第1の室aの貫通孔1211を通過して第2の室bへ流入し、貫通孔1212から原水が例えばストレート状に吐出される。また、この状態で操作レバー16を押下げると、図5(b)に示すように、貫通孔1222の開口が開き、その出口から、原水が吐出される。このとき、貫通孔12の出口に多数の小穴を有する部材を付設しておくことにより、原水をシャワー状にして吐水することができる。
更に、この状態で操作レバー16を押下げると、図5(c)に示すように、貫通孔1221の開口が開き、出口12’21から、例えば浄水器へ原水が供給される。
これらの切換え操作は、上記実施例1の切換弁10と同様に小さいストローク及び小さい力で行うことができる。また、この切換弁によれば、2本の操作レバーで3段切換えができる。
更に、切換弁10Bは、切換弁10Bを1ユニットとして、複数個のユニットを連結することにより、各ユニットの流出口から、操作レバーの選択に応じて、流体を吐出させることができる。
複数個のユニットを連結するために、切換弁10Bの上部開口部及び下部の開口部にそれぞれ結合手段を設け、第1ユニットの上部開口部と第2ユニットの下部開口部とを第2ユニットの下部開口に設けた底蓋体の有する2個の貫通孔の一方が第1ユニットの上部開口部の外部に位置するように結合する。この結合手段は、例えば第1ユニットの上部開口部及び第2ユニットの下部開口部の外周面に雄ネジを刻設しておき、カップリング等を用いて結合する。
第1、第2ユニットを結合してなる切換弁は、4本の操作レバーの操作を選択して組合せることにより、各ユニットの流出口から、操作レバーの選択に応じて、流体を吐出させることができる。
また、ユニット結合は、2個だけでなく、それ以上のユニットを結合してもよい。これらのユニット結合によって、操作レバーの数が増え、より多くの流路の切換えが可能になる。
実施例1の切換弁を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は図(a)のA−A断面図、同図(c)は底面図、 図1(b)の一部拡大断面図、 図3は、実施例2の切換弁を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は図(a)のB−B断面図、 図4は、実施例3の切換弁を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は図(a)のC−C断面図、 図5は、流路の切換え状態を示す断面図、 図6は、特許文献1に記載された切換弁を示し、同図(a)は正面図、同図(b)は底面図、同図(c)は図(a)のS−S断面図、同図(d)は図(c)のA−A断面図。
符号の説明
10、10A、10B 切換弁
11 筒状ハウジング
11 開口部
11 底壁
12、12 貫通孔
13 弁体レバー
13、13 弁体
13 中間部
15 回転軸
16 操作レバー
17 底蓋体

Claims (6)

  1. 上部が開口し底壁に2個の貫通孔を有するハウジングと、前記各貫通孔の入口開口を開閉する弁体を両端に有し、中間部が回転軸により前記ハウジングに回動自在に固定された弁体レバーと、前記回転軸の一端に連結された操作部とを備え、
    前記操作部により前記弁体レバーを揺動させて、前記弁体の何れか一方の弁体で前記貫通孔の一方の入口開口を閉塞し、他方の入口開口を開放して流路の切換えを行うことを特徴とする切換弁。
  2. 請求項1に記載の切換弁をユニットとして複数個のユニットを用い、第Nユニット(N≧2)切換弁の上部に第N−1ユニット切換弁が複数段に積層結合してなる切換弁であって、
    前記第N−1ユニット切換弁の底壁に設けられた2個の貫通孔の何れか一方の貫通孔が前記第Nユニット切換弁の上部開口内に位置し、前記第Nユニット切換弁の上部開口と前記第N−1ユニット切換弁の底壁が結合手段により複数段に積層結合されていることを特徴とする切換弁。
  3. 前記結合手段は、着脱可能であることを特徴とする請求項2記載の切換弁。
  4. 2個の貫通孔を有した隔壁でほぼ中間部が仕切られ、上下が開口し且つ前記一方の貫通孔の出口がハウジングの外に連通したハウジングと、
    前記ハウジングの下部開口部を覆う2個の貫通孔を有する底蓋体と、
    前記各貫通孔のそれぞれの入口開口を開閉する弁体を両端に有し、中間部が回転軸により前記ハウジングに回動自在に固定された第1、第2の弁体レバーと、
    前記各回転軸の一端に連結された第1、第2の操作部とを備え、
    前記第1の操作部により前記第1の弁体レバーを揺動させて、前記弁体の何れか一方の弁体で前記隔壁に設けられた前記貫通孔の一方の入口開口を閉塞し、他方の入口開口を開放し、また前記第2の操作部により前記第2の弁体レバーを揺動させて、前記弁体の何れか一方の弁体で前記底蓋体に設けられた前記貫通孔の一方の入口開口を閉塞し、他方の入口開口を開放して流路の切換えを行うことを特徴とする切換弁。
  5. 請求項4に記載の切換弁をユニットとしてN個(N≧2)のユニットを用い、第Nユニット切換弁の上部開口と前記第N−1ユニット切換弁の底壁が、該第N−1ユニット切換弁の前記底蓋体の一方の貫通孔が第Nユニット切換弁上部開口の外部に位置するように結合手段により積層結合されていることを特徴とする切換弁。
  6. 前記結合手段は、着脱可能であることを特徴とする請求項5記載の切換弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016050604A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 テクノエクセル株式会社 流路切替器および浄水器
CN106122550A (zh) * 2016-08-31 2016-11-16 福建金源泉科技发展有限公司 一种管道稳压装置

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