JP2005206968A - 炭素繊維シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表面に凹凸が形成され、賦形性が良好な炭素繊維シートを、生産性の向上とコストダウンをも伴って得ることができる炭素繊維シートの製造方法を提供する。
【解決手段】 少なくとも一のローラーの表面に所定形状の凹凸が形成された一対のローラー8、10を炉内に有する熱処理炉4にポリアクリロニトリル系酸化繊維シート2を搬入し、前記酸化繊維シート2を、不活性ガス雰囲気中、500〜1000℃に加熱しながら前記一対のローラー8と10との間に供給することにより加圧成型後、必要に応じ、不活性ガス雰囲気中、1000〜2500℃にて熱処理することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート表面が加工された炭素繊維シートの製造方法に関する。
炭素繊維シートは、通電性があり、化学安定性、耐酸化性に優れる性質を有する。この性質を利用できるようにシート表面を凹凸状、溝(みぞ)状に加工し、燃料電池のガス拡散層、セパレーター、センサー用電極等の用途に開発が進められている。
従来のシート表面が加工された炭素繊維シートの製造方法では、あらかじめ原料酸化繊維シートをバッチにて低温熱処理成型後、高温でバッチ又は連続処理して炭素化する(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来の方法は、低温成型と炭素化とに時間と手間がかかりコストアップに繋がる。また、シート厚さ、溝ピッチ及び溝深さが成型前の状態に近づく復元変形が起こるなど、賦形性が低いという問題がある。
特開2003−17076号公報 (段落番号[0064]〜[0084])
本発明者は、上記問題について種々検討しているうちに、表面に所定形状の凹凸が形成されたローラーを用いて、酸化繊維シートの所定温度で熱処理と、シート表面の加工成型とを同時に且つ連続的に行うことにより、表面を所定形状に成型した賦形性が良好な炭素繊維シートを、生産性の向上とコストダウンとを伴って得ることができることを知得し、本発明を完成するに到った。
従って、本発明の目的とするところは、上記問題を解決する炭素繊維シートの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。
〔1〕 少なくとも一のローラーの表面に所定形状の凹凸が形成された一対のローラーを炉内に有する熱処理炉にポリアクリロニトリル系酸化繊維シートを搬入し、前記酸化繊維シートを、不活性ガス雰囲気中、500〜1000℃に加熱しながら前記一対のローラー間に供給することにより加圧成型することを特徴とする表面に所定形状の凹凸を形成した炭素繊維シートの製造方法。
〔2〕 少なくとも一のローラーの表面に所定形状の凹凸が形成された一対のローラーを炉内に有する熱処理炉にポリアクリロニトリル系酸化繊維シートを搬入し、前記酸化繊維シートを、不活性ガス雰囲気中、500〜1000℃に加熱しながら前記一対のローラー間に供給することにより加圧成型後、不活性ガス雰囲気中、1000〜2500℃にて熱処理することを特徴とする表面に所定形状の凹凸を形成した炭素繊維シートの製造方法。
〔3〕 ポリアクリロニトリル系酸化繊維シートの厚さが0.3〜10mm、目付が30〜1000g/m2である〔1〕又は〔2〕に記載の炭素繊維シートの製造方法。
〔4〕 ローラーが黒鉛で形成された〔1〕又は〔2〕に記載の炭素繊維シートの製造方法。
〔5〕 炭素繊維シートが炭素繊維不織布である〔1〕又は〔2〕に記載の炭素繊維シートの製造方法。
本発明の炭素繊維シートの製造方法によれば、酸化繊維シートを予め賦形処理することなく、表面に所定形状の凹凸が形成されたローラーで炭素化と、成型とを同時に行っているので、賦形性が良好な炭素繊維シートを製造できる。また、本製造方法によれば予め賦形処理をする必要がないので、生産性の向上とコストダウンができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
〔原料酸化繊維シート〕
本発明の熱処理方法に用いる原料酸化繊維シートは、ポリアクリロニトリル(PAN)系酸化繊維シートである。この酸化繊維シートは、PAN系酸化繊維をシート化したものである。
PAN系酸化繊維は、例えば市販のPAN系繊維を空気中、高温で処理することにより環化反応を生じさせ、酸素結合量を増加させて不融化、難燃化させる耐炎化処理によって得られるものを用いることができる。
シートを構成する酸化繊維の乾強度は、1.5gf/dtex(14.7mN/dtex)以上が好ましい。酸化繊維乾強度が14.7mN/dtex未満の場合は、この酸化繊維から得られる酸化繊維シートの強度低下、酸化繊維シートの熱処理中の寸法安定性低下などが起こるので好ましくない。
シートを構成する酸化繊維の乾伸度は、特に限定されないが、10%以上が好ましい。
上記PAN系酸化繊維のシート化方法及びシート形態としては、抄紙によるペーパー状シート、ウォータージェット法による不織布、ニードルパンチ法等のフェルト加工による不織布(フェルト)、製織によるフィラメント織物、並びに、紡績・製織による紡績糸織物等が挙げられる。
原料酸化繊維シートは、その厚さが0.3〜10mm、目付が30〜1000g/m2、幅が30〜900mm、引っ張り強度が3.5N/cm以上であることが好ましい。
原料酸化繊維シートの厚さが0.3mm未満の場合は、熱処理中のシートについてシート強度が低下し、切断や裂けを生じ易い。原料酸化繊維シートの厚さが10mmを超える場合は、成型加工時寸法精度がでない。
原料酸化繊維シートの目付が30g/m2未満の場合は、熱処理中のシートの強度が低下し、切断や裂けを生じ易い。原料酸化繊維シートの目付が1000g/m2を超える場合は、成型加工時寸法精度が悪化する。
原料酸化繊維シートの幅が30mm未満の場合は、熱処理中のシートの強度が低下し、伸び、切断を生じ易い。原料酸化繊維シートの幅が900mmを超える場合は、熱処理後のシートの幅方向における厚さ、目付について処理ムラを生じ易い。
〔熱処理〕
上記原料酸化繊維シートは、表面に所定形状の凹凸が形成されたローラーを炉内に有する低温熱処理炉に搬入され、前記ローラー表面に接触走行し、不活性ガス雰囲気中、500〜1000℃に加熱と同時に加圧成型される。その後、後述する高温熱処理炉において不活性ガス雰囲気中、1000〜2500℃、より好ましくは1200〜2500℃にて熱処理される。
〔炭素繊維シートの製造装置〕
本発明の炭素繊維シートの製造方法について、その製造条件が上記範囲内にあれば、その製造装置としては、特に限定されるものではないが、例えば図1の概略側面図に示す製造装置により本発明の炭素繊維シートを製造することができる。
〔低温熱処理〕
図1において、2は原料酸化繊維シートであり、このシート2は、低温処理炉4の入口部6を通って低温処理炉4内へ搬入される。低温処理炉4内においてシート2は、表面に所定形状の凹凸(溝と山)が形成されたローラー(溝付ローラー)8と表面が平滑なローラー(平ローラー)10との間を通過して低温熱処理されて賦形と炭素化されると同時に加圧成型を施された後、低温処理炉4の出口部12から低温処理炉4外へ搬出される。
図2及び図3は、図1中の溝付ローラー8における点線A及び加圧成型後のシート2における点線Bでそれぞれ示される部分の拡大断面図である。
図2に示すように、溝付ローラー8の表面には、溝の幅方向断面形状が開口部を上に向けたコ字状であって、溝頂部の幅L1が溝底部の幅L2よりも長い溝(山頂部の幅L3が山底部の幅L4よりも短い山)が形成されている。図2中、T1は溝付ローラー8表面の溝深さ(山高さ)である。なお、溝深さT1及び溝ピッチを示す溝底部の幅L2は0.05〜3mmが好ましい。
溝付ローラー8表面の凹凸断面形状としては、上記コ字状以外にも、半円状、又はV状のものでも良い。また、コ字状の場合、溝頂部の幅と溝底部の幅とが同じもの(山頂部の幅と山底部の幅とが同じもの)でも良い。溝付ローラー8の表面の凹凸で形成される模様は任意で、例えば、筋状、ひし形状、丸状のものを用いることができる。
溝付ローラー8と平ローラー10との間を通過した時に、酸化繊維シートの表面は、溝付ローラー8の表面とほぼ同じ形状の凹凸(溝と山)が形成される。図2と図3とにおいて、溝付ローラー8表面の溝頂部の幅L1、溝底部の幅L2、山頂部の幅L3、山底部の幅L4及び溝深さT1は、それぞれ表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シート2の山底部の幅L5、山頂部の幅L6、溝底部の幅L7、溝頂部の幅L8及び溝深さT2とほぼ同じ寸法になる。図3中、T3は表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シート2の厚さである。
溝付ローラー8と平ローラー10の材質は黒鉛製又は金属製である。これらローラーの材質が黒鉛製の場合は、腐食が生じにくいので特に好ましい。
溝付ローラー8の直径は、200〜500mmが好ましい。溝付ローラーの直径が200mm未満の場合は、シート強度低下、折れを生じ易い。溝付ローラーの直径が500mmを超える場合は、表面賦形性発揮効果が少ない。
溝付ローラー8の軸方向の長さは、50〜900mmが好ましい。溝付ローラーの軸方向の長さが50mm未満の場合は、シートの熱処理が難しい。溝付ローラーの軸方向の長さが900mmを超える場合は、シートの幅方向の温度ムラが生じ易い。
溝付ローラー8と平ローラー10の加熱方法は、ローラー内部加熱又は炉内部全体の加熱(ローラー外部加熱)のいずれでも良い。
以上の低温熱処理・加圧成型において、上記酸化繊維シートは、窒素等の不活性ガス雰囲気中、温度500〜1000℃、好ましくは処理圧力(接圧)0.49〜2.45MPa(5.0〜25.0kgf/cm2)、リラックス2〜10%で熱処理される。ここで、リラックスとは、処理前のシート長さに対する処理後のシートが収縮した長さの割合(収縮率)である。なお、リラックスが負の値の場合は、処理前のシート長さに対し、処理後のシート長さが伸びたことを示す。
低温熱処理における温度が500℃未満の場合は、シートの構造の固定化効果、賦形性の向上効果等の熱セット効果が発揮されず、後工程の高温熱処理時、得られる炭素繊維シートに皺、うねりを発生し易い。低温熱処理における温度が1000℃を超える場合は、低温熱処理時にシートに皺、うねりを発生し易い。
熱処理時間は、0.5分以上が好ましく、1.0〜20分がより好ましい。熱処理時間が0.5分未満の場合は、熱セット性が発揮されず、賦形性及び平面平滑性が維持できない。
低温熱処理における接圧が0.49MPa(5.0kgf/cm2)未満の場合は、シートの構造の固定化効果、賦形性の向上効果等の熱セット効果が発揮されず、後工程の高温熱処理時、得られる炭素繊維シートに皺、うねりを発生し易い。低温熱処理における接圧が2.45MPa(25.0kgf/cm2)を超える場合は、低温熱処理時にシート損傷によるシート強度低下、シート切断を生じ易い。低温熱処理における接圧は、前述の溝付ローラー8の条件操作によりコントロールすることができる。
低温熱処理におけるリラックスが2%未満の場合は、シート切断を生じ易い。低温熱処理におけるリラックスが10%を超える場合は、シートに皺、うねりを発生し易い。低温熱処理におけるリラックスは、前述の溝付ローラー8と後述する出側のローラーの速度を調節することによりコントロールすることができる。
低温処理炉4におけるシート2についての接圧は、溝付ローラー8と平ローラー10との間における圧調節により上記接圧はコントロールすることができる。
〔高温熱処理〕
低温熱処理後の原料シートは、窒素等の不活性ガス雰囲気中、温度1000〜2500℃、より好ましくは1200〜2500℃で熱処理され、得られる炭素繊維シートは黒鉛化が進み通電性が高くなる。この高温熱処理におけるシートのリラックスは0〜4.0%が好ましく、0〜3.0%が更に好ましい。
図2の例では、低温熱処理を施されたシート2は、駆動ローラー14a、14bの間を通過した後、高温処理炉16の入口部18を通って高温処理炉16内へ搬入される。高温処理炉16内においてシート2は、高温処理炉16の出口部20の下流側の駆動ローラー22a、22bによって引っ張られながら高温熱処理を施された後、高温処理炉16の出口部20から高温処理炉16外へ搬出される。
高温熱処理における温度が1000℃未満の場合は、得られる炭素繊維シートの電気抵抗値が増加するので好ましくない。高温熱処理における温度が2500℃を超える場合は、得られる炭素繊維シートについて、強度が低下し、脆くなり、切断し易くなり、安定生産が困難になる。
高温熱処理におけるリラックスが0%未満の場合(処理前のシート長さに対し、処理後のシート長さが伸びる場合)は、シート切断を生じ易い。高温熱処理におけるリラックスが4.0%を超える場合は、シートに皺、うねりを発生し易い。高温熱処理におけるリラックスは、上記入り側の駆動ローラー14a、14bと出側の駆動ローラー22a、22bの速度を調節することによりコントロールすることができる。
なお、上記説明においては溝付ローラーと平ローラーとを用いたが、これに限られず、両方のローラーが溝付ローラーであっても良い。更に複数対のローラーを用いても良い。
本発明を以下の実施例及び比較例により具体的に説明する。
以下の実施例及び比較例の条件により炭素繊維シートを作製した。原料の酸化繊維、酸化繊維シート及び炭素繊維シートの諸物性値を、以下の方法により測定した。
酸化繊維比重:アルキメデス法(溶媒アセトン)により測定した。
シート厚さ: 直径30mmの円板状圧板で200gf(2.8kPa)を負荷したときの厚さを測定した。
シートの目付:試験片を50mm角に切り出し、120℃、2時間乾燥後のシートの寸法及び乾燥質量より、単位面積当たりの質量を算出した。
実施例1
表1に示すように、PAN系酸化繊維〔(比重1.41、カット長51mm、乾強度2.3gf/dtex(22.6mN/dtex)〕をニードルパンチング方式によりフェルト加工した後、PVA水溶液3質量%に浸漬処理した酸化繊維フェルト(厚さ5.0mm、目付300g/m2、PVA7質量%)を得た。
このフェルト(シート)を、図1に示す低温熱処理炉を用いて、温度900℃、窒素雰囲気中、接圧1.5MPa、7%のリラックスにて2.0分間、成型と低温熱処理の同時処理を行った。
この結果、下図に示す表面凹凸の炭素繊維フェルトを得た。更にこの炭素繊維フェルトを連続的にローラーの無い高温熱処理炉にて炭素化処理(窒素中、1700℃、2分間)したところ、高温熱処理の前後においてフェルト厚さ、山頂部の幅及び溝深さの変化など熱変形の殆ど無い賦形性良好の凹凸炭素繊維フェルトを得ることができた。
比較例1
低温熱処理を温度450℃にて行った以外は、実施例1と同様に低温熱処理〜高温熱処理の連続熱処理を行った。しかし、表1に示すように、高温熱処理の前後において復元変形があり、賦形性良好の凹凸炭素繊維フェルトを得ることはできなかった。
比較例2
低温熱処理を温度1200℃にて行った以外は、実施例1と同様に低温熱処理〜高温熱処理の連続熱処理を行った。しかし、表1に示すように、表面うねりの発生、並びに、シート表面及びシート内部の糸切れが発生してシートの切断を生じ、安定的なシートの生産ができなかった。
Figure 2005206968
本発明の炭素繊維シートの製造方法に用いる製造装置の一例を示す概略側面図である。 図1中の溝付ローラーにおける点線Aで示される部分の拡大断面図である。 図1中の加圧成型後のシートにおける点線Bで示される部分の拡大断面図である。
符号の説明
2 原料酸化繊維シート
4 低温処理炉
6 低温処理炉の入口部
8 溝付ローラー
10 平ローラー
12 低温処理炉の出口部
14a、14b 駆動ローラー
16 高温処理炉
18 高温処理炉の入口部
20 高温処理炉の出口部
22a、22b 駆動ローラー
A 図2によって拡大される、図1に示される溝付ローラー表面の部分
1 溝付ローラー表面の溝頂部の幅
2 溝付ローラー表面の溝底部の幅
3 溝付ローラー表面の山頂部の幅
4 溝付ローラー表面の山底部の幅
1 溝付ローラー表面の溝深さ
B 図3によって拡大される、図1に示される表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シートの部分
5 表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シートの山底部の幅
6 表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シートの山頂部の幅
7 表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シートの溝底部の幅
8 表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シートの溝頂部の幅
2 表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シートの溝深さ
3 表面に凹凸が形成された後の酸化繊維シートの厚さ

Claims (5)

  1. 少なくとも一のローラーの表面に所定形状の凹凸が形成された一対のローラーを炉内に有する熱処理炉にポリアクリロニトリル系酸化繊維シートを搬入し、前記酸化繊維シートを、不活性ガス雰囲気中、500〜1000℃に加熱しながら前記一対のローラー間に供給することにより加圧成型することを特徴とする表面に所定形状の凹凸を形成した炭素繊維シートの製造方法。
  2. 少なくとも一のローラーの表面に所定形状の凹凸が形成された一対のローラーを炉内に有する熱処理炉にポリアクリロニトリル系酸化繊維シートを搬入し、前記酸化繊維シートを、不活性ガス雰囲気中、500〜1000℃に加熱しながら前記一対のローラー間に供給することにより加圧成型後、不活性ガス雰囲気中、1000〜2500℃にて熱処理することを特徴とする表面に所定形状の凹凸を形成した炭素繊維シートの製造方法。
  3. ポリアクリロニトリル系酸化繊維シートの厚さが0.3〜10mm、目付が30〜1000g/m2である請求項1又は2に記載の炭素繊維シートの製造方法。
  4. ローラーが黒鉛で形成された請求項1又は2に記載の炭素繊維シートの製造方法。
  5. 炭素繊維シートが炭素繊維不織布である請求項1又は2に記載の炭素繊維シートの製造方法。
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