JP2005206364A - 攪拌体駆動構造及び攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置 - Google Patents

攪拌体駆動構造及び攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】攪拌体の駆動構造を改善することにより工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる攪拌体駆動構造及び攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置を提供する。
【解決手段】上部攪拌体74の攪拌体駆動構造10は、上部攪拌体74のリング体82に固定された無端状のチェーン12と、チェーン12に回転動力を伝達する、スプロケット14、16、チェーン18、スプロケット20、及びモータ22から構成される駆動部とからなる。スプロケット14を、円筒槽52の側面に形成された開口部53を介してチェーン12に噛合することにより、攪拌体駆動構造10を円筒槽52の側方に設置する。このため、運搬車両90の発着場92を、攪拌体駆動構造10に規制されることなく円筒槽52の排出口60の真下に設定できる。この配置構造によって、モータ及び動力伝達部が円筒槽の下部に配置される従来の粉体排出装置と比較して、工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、脂肪分を含み固結する性質を有する糠等の粉体物の攪拌体駆動構造、及びこの攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置に関する。
垂直に立設された円筒槽を中間底板によって上層、下層に分割し、これらの上層及び下層に配設された攪拌体によって粉体物を攪拌することにより、上層の粉体物を中間底板に形成された排出口から下層に供給し、下層に供給された粉体物を円筒槽の底板に形成された排出口から外部に排出する粉体排出装置が知られている(例えば、特許文献1)。
上層及び下層に配設された各々の攪拌体は、円筒槽の底板から中間底板に貫通配置された回転軸に設けられている。この回転軸の下部は、円筒槽の底板から所定量下方に突設され、その位置でウォームギヤ機構等の動力伝達機構を介して駆動モータに連結されている。
特公昭57−33256号公報
ところで、粉体排出装置は、円筒槽に貯留された粉体物を円筒槽の底板に形成された排出口からトラック等の運搬車両に搬出する装置である。このため、粉体排出装置が設置される工場設備は、運搬車両の発着場である円筒槽の下方エリアに、設備装置が何も設置されていないことが望ましい。
しかしながら、特許文献1の粉体排出装置は、攪拌体を回転させる駆動モータやウォームギヤ機構等の動力伝達機構が円筒槽の下方に設置されているので、運搬車両の発着場の位置が制限され、工場設備の最適なレイアウトを変更せざるを得なくなるという場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、攪拌体の駆動構造を改善することにより工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる攪拌体駆動構造及び攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、円筒槽と、前記円筒槽内に設置された立軸と、前記立軸に回転自在に支持され回転されることにより前記円筒槽内に貯留された貯留物を攪拌する攪拌体と、前記攪拌体の外周部に沿って配設された動力受け部と、前記動力受け部と、前記円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結され、動力受け部に動力を伝達することにより、前記攪拌体を前記立軸を中心に回転させる駆動源と、を備えたことを特徴とする攪拌体駆動構造を提供する。
また、請求項2に記載の発明は、前記目的を達成するために、粉体が貯留されるとともに底板に粉体排出口が形成された円筒槽と、前記円筒槽内に設置されるとともに粉体排出口が形成された中間底板と、前記円筒槽内に回転自在に立設された立軸と、前記立軸に連結されるとともに前記中間底板の上部位置に設置された上部攪拌体と、前記立軸に連結されるとともに前記底板の上部位置に設置された下部攪拌体と、前記上部攪拌体の外周部に沿って配設された動力受け部と、前記動力受け部と、前記円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結され、動力受け部に動力を伝達することにより、上部攪拌体及び下部攪拌体を前記立軸を中心に回転させる駆動源と、からなることを特徴とする攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置を提供する。
更に、請求項3に記載の発明は、前記目的を達成するために、粉体が貯留されるとともに底板に粉体排出口が形成された円筒槽と、前記円筒槽内に立設された立軸と、前記立軸に回転自在に支持されるとともに前記底板の上部位置に設置された攪拌体と、前記攪拌体の外周部に沿って配設された動力受け部と、前記動力受け部と、前記円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結され、動力受け部に動力を伝達することにより、攪拌体を前記立軸を中心に回転させる駆動源と、からなることを特徴とする攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置を提供する。
請求項1に記載の攪拌体駆動構造の発明によれば、攪拌体の外周部に沿ってチェーン等の動力受け部を配設し、この動力受け部と駆動源とを、円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結した。したがって、請求項1に記載の攪拌体駆動構造は、攪拌体を回転させる駆動源を含む動力伝達部が、円筒槽の側部に配置される構造なので、動力伝達部が円筒槽の下部に配置される従来の攪拌体駆動構造と比較して、粉体排出装置が設置される工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる。
請求項2に記載の発明は、円筒槽を中間底板によって上槽及び下層に分割し、上槽及び下層に攪拌体を各々配設した粉体排出装置を対象する発明である。本発明によれば、上槽に配置された上部攪拌体の外周部に沿ってチェーン等の動力受け部を配設し、この動力受け部と駆動源とを、円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結した。したがって、請求項2に記載の粉体排出装置は、攪拌体を回転させる駆動源を含む動力伝達部が、円筒槽の側部に配置される構造なので、動力伝達部が円筒槽の下部に配置される従来の粉体排出装置と比較して、工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる。
請求項3に記載の発明は、円筒槽の底板の上部位置に攪拌体を配設した粉体排出装置を対象する発明である。本発明によれば、攪拌体の外周部に沿ってチェーン等の動力受け部を配設し、この動力受け部と駆動源とを、円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結した。したがって、請求項3に記載の粉体排出装置も、請求項2に記載の粉体排出装置と同様に、工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の粉体排出装置を対象とした発明であり、前記円筒槽の底板に形成された粉体排出口、又は前記中間底板に形成された粉体排出口には、スライド自在な蓋部材が設けられ、該蓋部材の前記粉体排出口に対する位置を調整することにより粉体排出口の開口面積が可変されることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の粉体排出装置を対象した発明であり、前記円筒槽の底板に形成された粉体排出口には、スライド自在な蓋部材が設けられ、該蓋部材の前記粉体排出口に対する位置を調整することにより粉体排出口の開口面積が可変されることを特徴としている。
排出口の開口面積が小さい場合には、貯留された粉体物にブリッジが発生し易くなり、粉体物が排出不能になる。逆に排出口の開口面積が大きい場合には、粉体物が攪拌されることなく固まった状態で排出される場合がある。請求項4、5に記載の発明の如く、排出口にスライド自在な蓋部材を設け、その開閉量を調整することにより、排出口の開口面積を調整可能とすることにより、貯留された粉体物の種類やその状態(紛状態か固化状態か)に応じて開口面積を設定することができる。これにより、粉体物の攪拌及び排出を円滑に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記動力受け部と前記駆動源との連結部に粉体進入防止カバーが設けられたことを特徴としている。これにより、粉体進入による動力伝達系の不具合を防止でき、攪拌体の動作不良を防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、前記立軸の上端には、前記円筒槽内で固結した粉体を粉砕する粉砕部材が設けられ、該粉砕部材は、槍状に形成されていることを特徴としている。
糠等の脂肪分を含む粉体物は、短期間の貯留でも固結する性質を有している。糠を円筒槽に貯留した場合、固結する性質によりブリッジが発生し易くなるが、ブリッジが発生した直後にブリッジが粉体物自身の重量で崩壊する。この時、円筒槽の中央に位置する立軸の上端には、槍状に形成された粉砕部材が設けられているので、崩壊した糠の固結物は、その中央部分が粉砕部材により粉砕される。この破砕効果によって、固結した糠の全体が効率よく砕かれ、攪拌体による攪拌エリアに供給される。したがって、攪拌体の負担が軽減され、また攪拌体による攪拌効率も向上し、結果として粉体となった糠が排出口から円滑に排出される。
以上説明したように本発明に係る攪拌体駆動構造及び攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置によれば、攪拌体の外周部に沿ってチェーン等の動力受け部を配設し、この動力受け部と駆動源とを、円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結することにより、駆動源を含む動力伝達部を円筒槽の側部に配置する構造としたので、工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る攪拌体駆動構造及び攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の実施の形態である攪拌体駆動構造10を備えた、第1の実施の形態の粉体排出装置50の縦断面図であり、図2は攪拌体駆動構造10の要部を示した斜視図である。
図1に示すように粉体排出装置50は、垂直に立設された円筒槽52を有し、この円筒槽52内に、粉体物である糠54が槽上部開口部56から投入されて貯留されている。円筒槽52の底板58には、矩形状の排出口60が形成されるとともに、底板58の所定量上方には中間底板62が水平方向に配設されている。この中間底板62によって上槽64、及び下層66に円筒槽52が上下に二分割されている。糠54は、槽上部開口部56から上層64に投入されて攪拌され、中間底板62に形成された排出口68、68…を介して下層66に供給され攪拌される。そして、糠54は、底板58に形成された排出口60から円筒槽52の真下に排出される。このように構成された粉体排出装置50は、例えば円筒槽52の槽上部開口部56が工場建屋の2階フロアに位置し、円筒槽52の排出口60が工場建屋の1階天井面に位置するように設置される。
円筒槽52内には立軸70が立設されている。立軸70は、その下部が底板58の中心部にスラスト軸受71を介して回転自在に取り付けられている。また、立軸70は、中間底板62の中央孔72を介して貫通配置され、その上部には上部攪拌体74が設けられている。したがって、上部攪拌体74は、中間底板62の上方位置に設置され、また、底板58の上方位置において下部攪拌体76が立軸70に設けられている。
上部攪拌体74は、図2の如く放射状に配設された6枚の攪拌翼78、78…を主として構成される。これらの攪拌翼78、78…の基端部は、立軸70に固定されるスリーブ80に溶着されるとともに、攪拌翼78、78…の先端部は、上部攪拌体74の外周部を構成するリング体82に溶着されている。なお、攪拌翼78の枚数は6枚に限定されるものではなく、また、形状も直板状に限定されるものではない。
また、下部攪拌体76は、放射状に配設された6枚の攪拌翼84、84…を主として構成される。これらの攪拌翼84、84…は、底板58上に落とされた糠54を、立軸70の回転により効率よく掻き取って排出口60に円滑に導くことができるように円弧状に形成されている。これらの攪拌翼84、84…の基端部は、立軸70に固定されるスリーブ86に溶着されるとともに、攪拌翼84、84…の先端部は、下部攪拌体76の外周部を構成するリング体88に溶着されている。なお、攪拌翼84の枚数は6枚に限定されるものではなく、また、形状も円弧状に限定されるものではない。
攪拌体駆動構造10はチェーン(動力受け部)12、スプロケット14、スプロケット16、チェーン18、スプロケット20、及びモータ22から構成され、これらの各部材14〜22は円筒槽52の側方に設置されている。これにより、図1の如く運搬車両90の発着場92が、攪拌体駆動構造10に規制されることなく円筒槽52の排出口60の真下に設定される。したがって、粉体排出装置50は、モータ及び動力伝達部が円筒槽の下部に配置される従来の粉体排出装置と比較して、工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる。なお、モータ22が動力源であるが、請求項にて説明した動力源はスプロケット14、スプロケット16、チェーン18、スプロケット20、及びモータ22を含むものとする。
チェーン12は、上部攪拌体74のリング体82の全外周部に沿って固定されている。このチェーン12に噛み合うスプロケット14は、円筒槽52の側面に開口された開口部53を介してチェーン12に噛合されている。開口部53は、チェーン12にスプロケット14を噛合できる最小限の大きさに形成され、この開口部53から糠54が漏出するのを極力阻止している。
スプロケット14は、円筒槽52の側方に配設された軸24に固定され、この軸24は図1の如く円筒槽52の側面に固定された一対の軸受26、28に回転自在に支持されている。軸受28を貫通した軸24の下部にはスプロケット16が固定される。このスプロケット16とスプロケット20とに無端状のチェーン18が巻回され、さらにスプロケット20にモータ22のスピンドル30が固定されている。したがってモータ22の回転駆動力は、スプロケット20→チェーン18→スプロケット16→軸24→スプロケット14を介してチェーン12に伝達される。これにより、上部攪拌体74が立軸70とともに立軸70を中心に回転し、立軸70に固定されている下部攪拌体76も上部攪拌体74に連動して回転する。
また、立軸70の上端には、槍状又は錐状に形成された粉砕部材94が先端を上方に向けて設けられている。この粉砕部材94によって固結した糠54が粉砕され、また、粉砕された糠54は、粉砕部材94のギザギザした表面に案内されて上部攪拌体74の攪拌エリアに略均等に供給される。
更に、円筒槽52の内壁には、チェーン12に糠54が付着するのを防止するカバー(粉体進入防止カバー)96が全周にわたって設けられている。このカバー96は、チェーン12とスプロケット14との噛合部に糠54が進入するのを防止する機能も有し、糠進入による上部攪拌体74の回転動作不良を防止している。更に、カバー96には、糠54を上部攪拌体74の中央部側に案内するようにテーパ面が形成される。
次に、前記の如く構成された粉体排出装置50の作用について説明する。
まず、円筒槽52の槽上部開口部56から糠54を上層64に投入する。
次に、発着場92に運搬車両90が到着すると、攪拌体駆動構造10を駆動し、上層64に貯留された糠54を運搬車両92に積み込む作業を開始する。すなわち、攪拌体駆動構造10のモータ22を駆動すると、その動力によって上部攪拌体74及び下部攪拌体76が回転し始める。この時、上層64に貯留された糠54は、上部攪拌体74の回転する攪拌翼78、78…に下部貯留部が攪拌されながら、攪拌翼78、78間に溜まった糠が排出口68、68…に向けて次々と搬送され、排出口68、68…から下層66に連続的に落とされる。そして、下層66に落とされた糠54は、底板58上に溜まっていくが、回転する下部攪拌体76の攪拌翼84、84…に掻き取られ、排出口60から次々と排出される。この動作によって、貯留された糠54が運搬車両92の荷台に積み込まれる。
ところで、糠54は、脂肪分を含み数日貯留するだけで固結する性質を有している。上層64に貯留された糠54が上層64内で固結していると、その糠54の下部貯留部だけが攪拌翼78、78…によって削り取られて排出される。このため、糠54にブリッジが発生するが、ブリッジが発生した直後に糠54自身の重量でブリッジが崩壊する。この時、円筒槽52の中央に位置する立軸70の上端には、槍状又は錐状に形成された粉砕部材94が先端を上方に向けて設けられているので、崩壊した糠54の固結物は、その中央部分が粉砕部材94により粉砕される。この粉砕部材94による破砕作用によって、固結した糠54全体が雪崩の如く効率よく砕かれていき、上部攪拌体74による攪拌エリアに供給される。これにより、上部攪拌体74の負担が軽減され、また上部攪拌体74による攪拌効率も向上し、排出口68から粉体の糠54を円滑に排出することができる。
また、粉体排出装置50では、図3の如く中間底板62の排出口68のエッジ69を先鋭状に形成しているので、排出口68において固結した糠54の削り取り作用を持たせることができる。排出口68は、中央孔72を中心とする円周上において略等間隔で3カ所形成されるとともに、各々開口面積が異なるように形成される。小開口面積の排出口68は中央孔72からa寸法離間して形成され、中開口面積の排出口68は中央孔72からb寸法離間して形成され、大開口面積の排出口68は中央孔72からc寸法離間して形成されている。abcはa<b<cの関係にあり、また、3つの排出口68、68、68を中間底板62において半径方向に同一直線上で配置した際に、半径方向に1本の開口部が形成されるように配置されている。これにより、図2で示した上部攪拌体74が一周すると、中間底板62が一掃される。
更に、粉体排出装置50では、円筒槽52の底板58に形成された排出口60、及び中間底板62に形成された排出口68に、スライド自在な蓋部材100が設けられている。これらの蓋部材100、100…の排出口60、68に対する位置を調整することにより排出口60、68の開口面積を変更することができる。特に、排出口68の場合、開口面積が小さいと、貯留された糠54にブリッジが発生し易くなり糠54の排出が不能になる。逆に排出口68の開口面積が大きいと、糠54が攪拌されることなく固まった状態で排出される。よって、排出口68にスライド自在な蓋部材100を設けることにより、糠54の状態(紛状態か固化状態か)に応じて開口面積を設定することができるので、糠54の攪拌及び排出を円滑に行うことができる。また、排出口60に設けた蓋部材100によって、円筒槽52からの排出量を調整することができる。排出口68の蓋部材100の位置調整は、リモコンによって調整することが好ましい。
図4は、第2の実施の形態の粉体排出装置150の要部構図である。この粉体排出装置150は、円筒槽152の底板154の上部位置に攪拌体156を配設した構造であり、図2に示した第1の実施の形態の粉体排出装置50と比較して中間底板62及び上部攪拌体74を有していない構造である。攪拌体156は、放射状に配設された6枚の攪拌翼158、158…を主として構成され、攪拌翼158、158…は、底板154上に落とされた粉体又は粒体物を、立軸160を中心とする回転によって効率よく掻き取り、底板154に形成された排出口162に円滑に導くことができるように円弧状に形成されている。これらの攪拌翼158、158…の基端部は、立軸160に固定されるスリーブ164に溶着されるとともに、攪拌翼158、158…の先端部は、リング体166に溶着されている。このリング体166の外周部に無端状のチェーン12が固定され、チェーンに、攪拌体駆動構造10のスプロケット14が噛合されている。
第2の実施の形態の粉体排出装置150においても、攪拌体駆動構造10が円筒槽152の側方に位置する構造なので、モータ及び動力伝達部が円筒槽の下部に配置される従来の粉体排出装置と比較して、工場設備のレイアウトに自由度をもたせることができる。
第1の実施の形態の粉体排出装置の構造を示した縦断面図 図1に示した粉体排出装置の攪拌体駆動構造を示した要部斜視図 円筒槽の底板及び中間底板にスライド自在に蓋部材を設けた例を示す斜視図 第2の実施の形態の粉体排出装置の構造を示した要部斜視図
符号の説明
10…攪拌体駆動構造、12、18…チェーン、14、16、20…スプロケット、22…モータ、50、150…粉体排出装置、52、152…円筒槽、54…糠、56…槽上部開口部、58…底板、60、68…排出口、62…中間底板、70、160…立軸、74…上部攪拌体、76…下部攪拌体、94…粉砕部材、96…カバー、100…蓋部材

Claims (7)

  1. 円筒槽と、
    前記円筒槽内に設置された立軸と、
    前記立軸に回転自在に支持され回転されることにより前記円筒槽内に貯留された貯留物を攪拌する攪拌体と、
    前記攪拌体の外周部に沿って配設された動力受け部と、
    前記動力受け部と、前記円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結され、動力受け部に動力を伝達することにより、前記攪拌体を前記立軸を中心に回転させる駆動源と、
    を備えたことを特徴とする攪拌体駆動構造。
  2. 粉体が貯留されるとともに底板に粉体排出口が形成された円筒槽と、
    前記円筒槽内に設置されるとともに粉体排出口が形成された中間底板と、
    前記円筒槽内に回転自在に立設された立軸と、
    前記立軸に連結されるとともに前記中間底板の上部位置に設置された上部攪拌体と、
    前記立軸に連結されるとともに前記底板の上部位置に設置された下部攪拌体と、
    前記上部攪拌体の外周部に沿って配設された動力受け部と、
    前記動力受け部と、前記円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結され、動力受け部に動力を伝達することにより、上部攪拌体及び下部攪拌体を前記立軸を中心に回転させる駆動源と、
    からなることを特徴とする攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置。
  3. 粉体が貯留されるとともに底板に粉体排出口が形成された円筒槽と、
    前記円筒槽内に立設された立軸と、
    前記立軸に回転自在に支持されるとともに前記底板の上部位置に設置された攪拌体と、 前記攪拌体の外周部に沿って配設された動力受け部と、
    前記動力受け部と、前記円筒槽の側面に開口された開口部を介して連結され、動力受け部に動力を伝達することにより、攪拌体を前記立軸を中心に回転させる駆動源と、
    からなることを特徴とする攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置。
  4. 前記円筒槽に形成された粉体排出口、又は前記中間底板に形成された粉体排出口には、スライド自在な蓋部材が設けられ、該蓋部材の前記粉体排出口に対する位置を調整することにより粉体排出口の開口面積が可変されることを特徴とする請求項2に記載の攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置。
  5. 前記円筒槽に形成された粉体排出口には、スライド自在な蓋部材が設けられ、該蓋部材の前記粉体排出口に対する位置を調整することにより粉体排出口の開口面積が可変されることを特徴とする請求項3に記載の攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置。
  6. 前記動力受け部と前記駆動源との連結部に粉体進入防止カバーが設けられたことを特徴とする請求項2、3、4又は5のうちいずれか一つに記載の攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置。
  7. 前記立軸の上端には、前記円筒槽内で固結した粉体を粉砕する粉砕部材が設けられ、該粉砕部材は、槍状に形成されていることを特徴とする請求項2、3、4、5又は6のうちいずれか一つに記載の攪拌体駆動構造を備えた粉体排出装置。
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