JP2005204897A - 位置調整機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機とメダル貸し出し機との位置合わせを容易にすると共に、調整機能も付加した位置調整機構を提供する。
【解決手段】 遊技機(スロットマシン1)とメダル貸し出し機2との位置調整を行う位置調整機構40は、メダル貸し出し機2と遊技機との何れか一方の当接面に設けられた位置決め孔42と、その位置決め孔42に対向する他方の当接面に設けられた受け孔41と、両者を連結する固定部材43とを備え、位置決め孔42および受け孔41の少なくとも何れか一方の形状を、固定部材43の挿入位置が移動可能となるような形状に形成し、両者を固定部材43を介して連結することにより、遊技機とメダル貸し出し機2との対応位置関係を相対移動可能にしたことを特徴とする。
【選択図】 図3


Description

本発明は、メダルを遊技媒体とする遊技機と、その遊技機に隣接して設置されるメダル貸し出し機に関し、特に遊技機とメダル貸し出し機との位置関係の調整を行う技術に関する。
従来、スロットマシンなどの遊技機でゲームを行う場合にはメダル貸し出し機が使用される。このメダル貸し出し機は内部にホッパ装置が設けられており、紙幣等が投入されるとホッパ装置が駆動して所定枚数のメダルが払い出される。このようなメダル貸し出し機には、メダル受け皿やメダル払い出し用のガイドノズルなどが設けられており、メダル受け皿が設けられているものでは、ホッパ装置からメダル受け皿にメダルが払い出される。
また、ゲームプレーヤーがメダル貸し出し機からメダルを移動する手間を軽減するため、ガイドノズルが設けられたメダル貸し出し機もある。このようなメダル貸し出し機では、ホッパ装置から払い出されたメダルが、ガイドノズルによってスロットマシンの下皿にガイドされて払い出されるタイプと、メダル投入口へ直接ガイドされて払い出されるタイプが存在する(例えば、特許文献1参照)。後者のタイプでは、遊技者が遊技毎にメダルを投入する手間を省く事ができるため、効率良く遊技ができる上、メダル投入によって生じる手の汚れを防止することが可能である。このようなシステムは運営者側にとっても、遊技時間の効率化により収益が増加するため双方にとってのメリットが大きい。
特開2003−210820号公報
一方、特許文献1に記載する技術が浸透するなか、遊技機とメダル貸し出し機との位置合わせについて、正確さが要求されるようになってきた。つまり、メダルの自動投入を行うためには、メダルが投入される遊技機のメダル投入口とガイドノズルの先端部分との位置合わせをより厳密に行う必要があった。
また、定期的に行われる作業として、遊技機の入れ替え作業がある。これは、通常、遊技機のみの入れ替え作業であり、メダル貸し出し機は入れ替えの対象とならないことが多い。この入れ替え作業においては、遊技機を入れ替える度に遊技機とメダル貸し出し機との位置合わせを再度設定する必要がある。特に、規模の大きな店舗や入れ替える遊技機の台数が膨大になると、その作業量が多くなってしまい大変面倒であった。このため、遊技機とメダル貸し出し機との位置合わせを容易に行うことのできる技術が所望されていた。
さらに、入れ替え作業などにより、新たな遊技機が導入された場合、遊技機の形状や大きさ、メダル投入口の位置によって微妙な誤差が発生する恐れもある。したがって、このような誤差が発生しても位置調整が可能な機能も必要とされていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、遊技機とメダル貸し出し機との位置合わせを容易にすると共に、調整機能も付加した位置調整機構の技術を提供することにある。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、メダル投入口を有する遊技機と、その遊技機に隣接配置され、遊技機のメダル投入口へメダルを移送するガイドノズルを備えたメダル貸し出し機との位置調整を行う位置調整機構であって、前記位置調整機構は、メダル貸し出し機と遊技機との何れか一方の当接面に設けられた位置決め孔と、その位置決め孔に対向する他方の当接面に設けられた受け孔と、前記位置決め孔および前記受け孔の内部に挿入して、両者を連結する固定部材とを備え、前記位置決め孔および前記受け孔の少なくとも何れか一方は、前記固定部材の挿入位置を移動可能な形状に形成され、前記固定部材を、前記位置決め孔及び前記受け孔の少なくとも何れか一方の所定位置に挿入した状態で、前記位置決め孔及び前記受け孔を前記固定部材を介して連結することにより、前記遊技機と前記メダル貸し出し機との対応位置関係を相対移動可能にしたことを特徴とする。
なお、ここで、「前記位置決め孔および前記受け孔の少なくとも何れか一方の形状を、前記固定部材の挿入位置が移動可能となるような形状に形成し、」とは、位置決め孔及び受け孔の両方、或いは、位置決め孔及び受け孔のいずれか一方は、固定部材の挿入位置が、特定の位置に固定されるものではなく、固定部材がその内部を自由に移動できるような形状の大きさに形成されているものや、固定部材の挿入位置が、複数箇所、存在するようなものを含むことを意味するものである。すなわち、挿入する固定部材の挿入箇所の断面積よりも、挿入される位置決め孔および受け孔の少なくとも何れか一方の断面積の方が、固定部材が内部を移動できるほど、大きな断面積を有しているものや、固定部材の断面積を挿入することができるような開口部分が複数箇所、形成されているようなものを含むことを意味する。
また、ここで、「前記遊技機と前記メダル貸し出し機との対応位置関係」とは、遊技機と、メダル貸し出し機との互いの相手に対する位置の関係を意味する。具体的には、例えば、両者を水平な台に、両方の側面同士を隣接させて並べて配置したような場合の両方の正面側方向への前後方向への位置関係を意味するものであって、例えば、遊技機の前面と、メダル貸し出し機の前面とが、略面一となるような位置関係や、遊技機の前面よりも、メダル貸し出し機の前面の方が、後方(奥側)に向かって10ミリメートル移動した位置で配置するような位置関係を含むものである。
また、ここで、「前記遊技機と前記メダル貸し出し機との対応位置関係を相対移動可能にした」とは、上述したように位置決め孔および受け孔の少なくとも何れか一方の形状を、固定部材の挿入位置が移動可能となるように形成されていることにより、一方を、他方に対して、相対的に移動させて、固定することができて、両者の互いに相手に対する位置関係を、変更させることができることを意味する。
(作用)
請求項1記載の発明によれば、メダル貸し出し機と遊技機との何れか一方の当接面に位置決め孔が設けられ、位置決め孔に対向する他方の当接面に受け孔が設けられている。位置決め孔および受け孔には、これらを連結する固定部材が設けられている。そして、本発明では、位置決め孔および受け孔の少なくとも何れか一方の形状を、固定部材の挿入位置が移動可能となるような形状に形成してあるため、位置決め孔および受け孔の少なくとも何れか一方は、固定部材の挿入位置が特定の位置に固定されるのではなく、固定部材の挿入位置を移動させることができる。すなわち、固定部材を、位置決め孔および受け孔の少なくとも何れか一方の内部において、移動させた後に、前記固定部材で両者を連結することで、遊技機とメダル貸し出し機との両者の対応する位置関係(対応位置関係)を、相対的に移動することができる(相対移動可能となっている)。
このように、メダル貸し出し機および遊技機に設けられた位置決め孔および受け孔の少なくとも何れか一方の固定部材の挿入位置が移動することで、メダル貸し出し機または遊技機の位置調整を行うことができる。したがって、メダルの自動投入機構などのように、メダル貸し出し機および遊技機の厳密な位置調整が必要な場合でも、位置調整を容易に行うことができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の位置調整機構を限定したものであり、前記位置決め孔は、前記遊技機の前後方向に長手方向を有する楕円状に形成されていることを特徴とする。
(作用)
請求項2記載の発明によれば、位置決め孔は、遊技機の前後方向に長手方向を有する楕円状に形成されている。このため、固定部材を、位置決め孔の長手方向の任意の位置に固定することができる。これにより、固定部材を介して、位置決め孔と受け孔とを固定する場合、位置決め孔と受け孔との固定位置を、遊技機の前後方向に変更させることができる。結果として、メダル貸し出し機および遊技機における厳密な位置調整が可能となる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の位置調整機構を限定したものであり、前記固定部材は、ボルトおよびナットから形成され、そのボルトがナットに嵌合されると共に、ナットの着脱によって、前記遊技機及び前記メダル貸し出し機の対応位置関係を、相対移動可能にしたことを特徴とする。
本発明は、ナットを緩めることで、ボルト及びナットからなる固定部材の挿入位置を変更することができ、遊技機及びメダル貸し出し機の相手に対する位置をずらした後、ナットを締めて、両者を連結固定することにより、結果として、遊技機及びメダル貸し出し機の対応位置関係を、相対的に移動することができるものである。
(作用)
請求項3記載の発明によれば、ナットを着脱によって、遊技機及びメダル貸し出し機の対応位置関係を相対的に移動させることができ、両者の位置調整を容易に行うことができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の位置調整機構を限定したものであり、前記位置決め孔の近傍には、前記遊技機およびメダル貸し出し機の位置を前記固定部材の連結によって決める際の調整目安とする目盛りが設けられていることを特徴とする。なお、この目盛りは数値などを割り振って位置決めの目安としても良い。
(作用)
請求項4記載の発明によれば、位置決め孔の近傍には、調整目安となる目盛りが設けられている。したがって、遊技機およびメダル貸し出し機の位置をより厳密かつ容易に決めることができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の位置調整機構を限定したものであり、前記遊技機及び前記メダル貸し出し機ごとに対応可能に複数設けられていることを特徴とする。ここで、「複数」とは、位置調整機構の上下左右を対象に、複数個、設置するようなことを含む。例えば、メダル貸し出し機の上端部および下端部の2箇所に設けるようなものを含む。
(作用)
請求項5記載の発明によれば、位置調整機構が遊技機及び前記メダル貸し出し機ごとに対応可能に複数設けられている。したがって、遊技機およびメダル貸し出し機の位置調整を容易にすることができ、また、遊技機及びメダル貸し出し機の位置の正確さをより向上させることとなる。
遊技機とメダル貸し出し機との当接面に設けた位置決め孔と、その位置決め孔に対向して設けた受け孔と、位置決め孔および受け孔を連結する固定部材とを備えている。そして、固定部材は、位置決め孔および受け孔を相対移動が可能とした構造である。これにより、遊技機とメダル貸し出し機との位置合わせを容易に行うと共に、調整機能を付加し、複数の遊技機とメダル貸し出し機との位置合わせを行う際に適正な位置に規則的に素早く調整できる技術を提供することができた。
本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。ここで使用する図面は、図1〜図11である。図1はスロットマシン及びメダル貸し出し機の設置状態の外観斜視図、図2は、メダル貸し出し機の内部構造を示す外観斜視図、図3は、スロットマシンとメダル貸し出し機とが分離した状態の外観斜視図、図4は、メダル貸し出し機の側面図であり、位置決め孔と固定部材との設置状態を示す外観側面図、図5は、本発明に係る固定部材のバリエーションを示しており、(a)はボルト及びナット、(b)は蝶型ナットを示す外観側面図、図6は、位置決め孔に固定部材を固定した状態を示す外観斜視図をそれぞれ示すものである。また、図7から図11に、本発明の実施の形態に係る固定部材、位置決め孔及び受け孔のその他のバリエーションの概略斜視図を示す。
本実施の形態におけるメダル貸し出し機2は、図1に示すように、スロットマシン1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
(スロットマシン)
スロットマシン1は、筐体および筐体の正面側に取り付けられた前扉5から形成され、正面側には回転リール(図示しない)の図柄を視認可能な図柄表示窓6が形成されている。そして、この図柄表示窓6の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられた操作部となっており、操作部の端部には、メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出されたメダルを貯留可能な払い出しメダル皿7が設けられている。そして、メダル投入口10からメダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させる。このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。なお、本実施形態では木製の筐体を使用している。
(メダル貸し出し機)
メダル貸し出し機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置された箱型の装置であって、金銭と引き替えにメダルを貸し出し、その貸し出されたメダルを、自動的にスロットマシン1のメダル投入口10に投入するための装置である。すなわち、メダル貸し出し機2は、外箱20に、ホッパ装置30、ガイドノズル21、メダル補給口22、紙幣投入口23およびこれらの作動を制御するための制御装置(図示しない)が内蔵されている。この制御装置は、紙幣カウンターのカウント機能、払い出しメダルのカウント機能、メダルの排出タイミングを計るタイミングセンサなどを備えている。紙幣カウンターは、紙幣投入口23から投入された紙幣を読み取って、メダル貸し出し機2に所定枚数のメダルを払い出させる機能を制御している。なお、メダル貸し出し機2としては、紙幣投入口23及び紙幣カウンターの他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。
(ホッパ装置)
ホッパ装置30は、ガイドノズル21にメダルを移送する機能を備えている。本実施形態では詳細は図示しないが、メダルを貯留するホッパタンクと、このホッパタンク内に貯留されたホッパ本体とを備え、ホッパタンクから落下したメダルが上方より1枚ずつはまり込む複数個のメダル落とし穴を有し、駆動モータによりメダルを移送する構造を採用している。すなわち、駆動モータの駆動力により回転するロータディスクの回転時に、ロータディスクのメダル落とし穴に落ち込んだメダルは、ロータディスクの回転に伴い一枚ずつメダル排出口からガイドノズル21に排出されるよう構成されている。このホッパ装置30はメダル投入口10よりも高く配置され、メダルの自重により落下していく構成である。
また、メダルの移送構造としてベルト式のホッパ装置としても良い。このベルト式のホッパ装置は、ホッパタンクから落下してきたメダルをメダル排出口より1枚ずつ外部へと排出する構造となっている。そして、駆動モータの駆動力により時計回りに回転する2つのローラ間にベルトが巻き回され、そのローラと対向して半時計回りに回転するメダル送りローラが設けられている。ローラおよびメダル送りローラの間隔部分にベルト上を移動してきたメダルがメダル排出口へ排出される。
(ガイドノズル)
ガイドノズル21は桶状に形成され、ホッパ装置30から排出されたメダルをメダル投入口10に移送するメダル連通路21aを備えている。ガイドノズル21の一端はメダル投入口10に連結されている。なお、本実施形態では、メダル投入口10にノズル固定部材11が固定され、このノズル固定部材11にガイドノズル21が連結してメダル移送を可能としている。ノズル固定部材11は、可動部材(図示しない)が設けられ、ガイドノズル21の一端と連結されている。可動部材によりガイドノズル21と固定する一方、可動部材を手前側に可動させることでガイドノズル21と着脱することができる。つまり、メダル補給時などにより前扉5を開閉する際にガイドノズル21が邪魔にならないよう配慮されている。
(位置調整機構)
次に、本発明の最大の特徴である位置調整機構について説明する。図2,3に示すように、上記、スロットマシン1およびメダル貸し出し機2は、位置調整機構40によって互いに連結されている。この位置調整機構40は、複数箇所に配置されており、スロットマシン1とメダル貸し出し機2との相対的な位置関係を調整するための機能を有している。具体的には、スロットマシン1とメダル貸し出し機2との当接面(F1,F2)に設けられた受け孔41と、その受け孔41に対向して設けられた位置決め孔42と、受け孔41および位置決め孔42の内部に挿入して、両者を連結する固定部材43とを備えている。
受け孔41は、スロットマシン1の側板面F1の上下2箇所に設けられた略正円状に形成された孔である。この受け孔41に固定部材43の一端が嵌合される。
前記位置決め孔42の形状は、固定部材43の挿入位置が移動可能となるような形状に形成されている。具体的には、位置決め孔42は、図4に示すように、メダル貸し出し機2の側板面F2の上下2箇所に設けられた楕円状に形成された孔であり、遊技機を正面から見たときの側面板Fの前後方向に長手方向を有する楕円状に形成されている。このため、固定部材43は位置決め孔42に連結した状態で、位置決め孔の長手方向に移動できる構造である。このように、位置決め孔42は、位置決め孔42への固定部材43の挿入位置が前後方向に移動可能となるような前後方向に長手方向を有する長孔状に形成されているため、位置決め孔42及び受け孔41を、固定部材43を介して連結することにより、スロットマシン1とメダル貸し出し機2との対応する位置関係を、相対的に移動可能にしているものである。
また、位置決め孔42の上部には目盛り44が設けられている。目盛り44は、位置決め孔42の長手方向に分割して設けられ、固定部材43を移動させてスロットマシン1とメダル貸し出し機2との位置調整を行う上での目安とすることができる。
なお、本明細書中で、遊技機を正面側から見たときの前後方向や、奥側方向や、手前側方向というのは、遊技機の前面に遊技者が遊技を行うような状態で遊技機側に向かって座った状態から遊技機を見たときの前後方向や、奥側方向や、手前側方向を意味するものである。
固定部材43は、メダル貸し出し機2に固定され、突起部材43aと回転部材43bとから形成されている。回転部材43bはメダル貸し出し機2の内部から手動で回転させることができ、回転部材43bを回転させると固定部材43が緩まるため、位置決め孔42の長手方向に移動させることができる。また、固定部材43の形状としては、図5(a)に示すようなボルト44およびナット45として形成した固定部材46としても良い。固定部材46は、ボルト44がナット45に嵌合されることによりスロットマシン1とメダル貸し出し機2とを連結する構造であり、この点は固定部材43と同様である。但し、固定部材46は、ナット45を手動で回すことが可能な構造であり、ナット45を一方に回すと締まり、他方に回すと緩めることができる。したがって、ナット45を緩めることで固定部材46が移動可能となり、位置調整を行うことになる。また、ナット45は図5(b)に示すような蝶型ナット45bとしても良い。蝶型ナット45bは、複数の把持部H(本実施形態では二箇所)を有しており、蝶型ナット45bを手動で回す際に、手で掴みやすいように配慮されている。
次に本発明の作用を説明する。まず、スロットマシン1およびメダル貸し出し機2を所定の位置に配置する。そして、ノズル固定部材11とガイドノズル21との位置合わせを行う。この位置は目盛り50で確認しておく。次に、スロットマシン1の受け穴41とメダル貸し出し機2の位置決め穴42との連結を行う。位置決め孔42に固定部材43(46)を固定するが、これは予め取り付けられていても良い。この固定部材43をノズル固定部材11とガイドノズル21との位置合わせで計測した目盛り50の位置に合わせて固定する。固定方法は、メダル貸し出し機2の内部から回転部材43bを回して締める。そして、受け孔41に固定部材43を連結すると、スロットマシン1とメダル貸し出し機2が連結される。
位置調整については、メダル貸し出し機2の内部から回転部材43bを緩めることで行う。例えば、図4において、固定部材43を目盛り50の右側に移動させればスロットマシン1は前方に移動し、メダル貸し出し機2は後方に移動することになる。すなわち、固定部材43は位置決め孔42内を移動させることができるため、相対的な移動が可能となる。このように、位置決め孔42及び受け孔41を固定部材43を介して連結することにより、スロットマシン1とメダル貸し出し機2との対応する位置関係(対応位置関係)を相対的に移動可能にしているものである。したがって、スロットマシン1を入れ替えるとメダル貸し出し機2との位置合わせを再度設定する必要があるが、この作業が容易になる。また、異なるメーカのスロットマシン1を導入すれば、その形状や大きさ、メダル投入口の位置などは様々であり微妙な誤差が発生するが、本発明の位置調整機構40では位置調整が可能となるため、利便性に優れている。
通常、遊技ホールでは、遊技機の設置は、開店する際だけではなく、新台入れ替えと称して、10台以上の同一機種の遊技機を、一度にまとめて、設置する機会が頻繁にある。かかる場合に、上述したように、先ず、最初に1台の遊技機とメダル貸し出し機との位置関係を設定する。その際、最初に設定した固定部材43の位置決め孔42の長手方向の位置を、目盛り50により、確認しておく。そして、残りの遊技機に隣接するメダル貸し出し機の固定部材43を、かかる目盛り位置に合わせて、位置決め孔42の長手方向の所定位置に固定する。そして、残りの新たに設置する遊技機の位置決め作業は、遊技機の受け孔41が固定部材43に嵌り込むような位置に遊技機を配置するだけで完了させることができる。これにより、複数台の同一機種の位置決め作業を簡単なものにすることができ、遊技ホールにおける新台入れ替えの作業を簡単なものにすることができる。
なお、本実施形態の位置調整機構40は、受け孔41をスロットマシン1に位置決め孔42をメダル貸し出し機2にそれぞれ設けているが、これらは反対に設置することもできる。すなわち、受け孔41をメダル貸し出し機に形成して、位置決め孔42をスロットマシン1に設けても良いものであって、固定部材43が受け孔41または位置決め孔42を相対移動可能な構成であれば良く、本実施形態に限定されることはない。また、固定部材43(46)は、スロットマシン1とメダル貸し出し機2とを連結し、位置決め孔42を移動できる構成であれば良く、その形状を問うものでない。但し、本実施形態の蝶型ナット45bの把持部Hのように手動での操作性を向上させることで、位置調整が容易となる。
(その他のバリエーション)
図7から図11は、本実施の形態に係る固定部材、位置決め孔及び受け孔のその他のバリエーションの概略斜視図をそれぞれ示すものである。なお、図7から図11の固定部材46は、ボルト44及びナット45を備えているものである。
図7に示すのは、メダル貸し出し機2の位置決め孔42と、スロットマシン1の受け孔41との両方の形状を、固定部材46の挿入位置が移動可能となるような形状に形成しているものである。すなわち、位置決め孔42及び受け孔41のいずれも横方向に長手方向を有する長孔状に開口するような形状に形成されている。そして、位置決め孔42及び受け孔41は、いずれも、高さ方向には同一高さに形成されている。位置決め孔42及び受け孔41の両方が前後方向に長手方向を有する長孔から形成されているため、スロットマシン1と、メダル貸し出し機との対応位置関係を相対的に前後方向に移動させることができる。そして、スロットマシン1と、メダル貸し出し機2とを、前後方向に大きくずらして配置するような場合にも、位置調整が容易なものである。
図8に示すのは、メダル貸し出し機2の位置決め孔42と、スロットマシン1の受け孔41とのうち、受け孔41の形状を、固定部材46の挿入位置が移動可能となるような長孔状の形状に形成しているものである。すなわち、位置決め孔42は、固定部材46のボルト44が挿入可能だが、ボルト44の断面形状より僅かに大きな円形状のものが1個形成されている。一方、受け孔41は、横方向に長手方向を有する長孔状に開口するように形成されている。そして、位置決め孔42及び受け孔41は、いずれも、高さ方向には同一高さに形成されている。このように、受け孔41が前後方向に長手方向を有する長孔から形成されているため、位置決め孔42に挿入されたボルト44は、受け孔41内部を移動することができ、スロットマシン1と、メダル貸し出し機との対応位置関係を相対的に移動させることができる。そして、スロットマシン1と、メダル貸し出し機2とを、前後方向にずらして配置するような場合にも、位置調整が容易なものである。
図9に示すのは、メダル貸し出し機2の位置決め孔42と、スロットマシン1の受け孔41とのうち、位置決め孔42及び受け孔41の形状は、ボルト44の径より僅かに大きく、ボルト44が挿入可能な円形状に形成されているが、かかる受け孔41を高さ方向の同一位置であって、前後方向に複数個(4個)、所定間隔に離した状態で配列しているものである。一方、位置決め孔42は、メダル貸し出し機2の側面に、ボルト44の径より僅かに大きく、ボルト44が挿入可能な円形状のものが1個、形成されている。4個の円形状の受け孔41が前後方向に配列しているため、位置決め孔42に挿入されたボルト44は、4個並んだいずれの受け孔41に挿入するかによって、遊技機と、メダル貸し出し機との対応位置関係を相対的に移動させることができる。そして、スロットマシン1と、メダル貸し出し機2とを、前後方向にずらして配置するような場合にも、位置調整を容易にすることが可能なものである。
図10に示すのは、メダル貸し出し機2の位置決め孔42と、スロットマシン1の受け孔41とのうち、位置決め孔42の形状は、ボルト44の径より僅かに大きく、ボルト44が挿入可能な円形状に形成されている。一方、受け孔41は、横方向に長手方向を有する長孔状に形成されているものが、高さ方向の縦方向に複数個(4個)、所定間隔に離して並べて配置されている。この受け孔41は、前後方向に長手方向を有する長孔状に形成されているため、位置決め孔42に挿入したボルト44を、受け孔42内部で前後方向に移動させて固定することが可能である。さらに、長孔状の受け孔41が4個、縦方向に並べて配置されているため、位置決め孔42に挿入したボルト44を、高さ方向の異なる位置のいずれかの受け孔に挿入することが可能となる。これにより、位置決め孔42に挿入されたボルト44を、縦方向に4個並んだいずれの受け孔41に挿入するかによって、遊技機と、メダル貸し出し機との対応位置関係を相対的に移動させることができる。そして、スロットマシン1と、メダル貸し出し機2とを、前後方向にずらして配置することに加えて、上下方向にずらして配置することも容易なものである。
図11に示すのは、メダル貸し出し機2の位置決め孔42と、スロットマシン1の受け孔41とのうち、位置決め孔42の形状は、ボルト44の径より僅かに大きく、ボルト44が挿入可能な円形状に形成されている。一方、受け孔41は、横方向に長手方向を有する長孔状のものと、縦方向に長手方向を有する長孔状のものとが重なるようにしてできた十字状に開口するように形成されているものが1個、配置されている。この受け孔41は、かかる十字状に形成されているため、位置決め孔42に挿入したボルト44を、受け孔42内部で、前後方向に加えて、上下方向にも、移動させて固定することが可能である。これにより、位置決め孔42に挿入されたボルト44を、十字状の前後或いは上下方向の部分に移動させることにより、遊技機と、メダル貸し出し機との対応位置関係を相対的に移動させることができる。そして、スロットマシン1と、メダル貸し出し機2とを、前後方向にずらして配置することに加えて、上下方向にもずらして配置することを容易に行うことができる。
スロットマシン及びメダル貸し出し機の設置状態を示す外観斜視図である。 スロットマシンとメダル貸し出し機との連結状態を示す外観斜視図である。 スロットマシンとメダル貸し出し機とが分離した状態の外観斜視図である。 メダル貸し出し機の側面図であり、位置決め孔と固定部材との設置状態を示す図である。 本発明に係る固定部材のバリエーションを示しており、(a)はボルト及びナット、(b)は蝶型ナットを示す外観側面図である。 位置決め孔に固定部材を固定した状態を示す外観斜視図である。 本発明に係る固定部材、位置決め孔及び受け孔のバリエーションを示す概略斜視図である。 本発明に係る固定部材、位置決め孔及び受け孔のバリエーションを示す概略斜視図である。 本発明に係る固定部材、位置決め孔及び受け孔のバリエーションを示す概略斜視図である。 本発明に係る固定部材、位置決め孔及び受け孔のバリエーションを示す概略斜視図である。 本発明に係る固定部材、位置決め孔及び受け孔のバリエーションを示す概略斜視図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 メダル貸し出し機
5 前扉
6 図柄表示窓
7 払い出しメダル皿
10 メダル投入口
11 ノズル固定部材
20 外箱
21 ガイドノズル
21a メダル連通路
22 メダル補給口
23 紙幣投入口
30 ホッパ装置
40 位置調整機構
41 受け孔
42 位置決め孔
43,46 固定部材
43a 突起部材
43b 回転部材
44 ボルト
45 ナット
45b 蝶型ナット
50 目盛り
F1,F2 側板面
H 把持部

Claims (5)

  1. メダル投入口を有する遊技機と、その遊技機に隣接配置され、遊技機のメダル投入口へメダルを移送するガイドノズルを備えたメダル貸し出し機との位置調整を行う位置調整機構であって、
    前記位置調整機構は、メダル貸し出し機と遊技機との何れか一方の当接面に設けられた位置決め孔と、
    その位置決め孔に対向する他方の当接面に設けられた受け孔と、
    前記位置決め孔および前記受け孔の内部に挿入して、両者を連結する固定部材とを備え、
    前記位置決め孔および前記受け孔の少なくとも何れか一方の形状を、前記固定部材の挿入位置が移動可能となるような形状に形成し、
    前記位置決め孔及び前記受け孔を前記固定部材を介して連結することにより、前記遊技機と前記メダル貸し出し機との対応位置関係を相対移動可能にしたことを特徴とする位置調整機構。
  2. 前記位置決め孔は、前記遊技機の前後方向に長手方向を有する楕円状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の位置調整機構。
  3. 前記固定部材は、ボルトおよびナットから形成され、そのボルトがナットに嵌合されると共に、ナットの着脱によって、前記遊技機及び前記メダル貸し出し機の対応位置関係を、相対移動可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の位置調整機構。
  4. 前記位置決め孔の近傍には、前記遊技機およびメダル貸し出し機の位置を前記固定部材の連結によって決める際の調整目安とする目盛りが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の位置調整機構。
  5. 前記位置調整機構は、前記遊技機及び前記メダル貸し出し機ごとに対応可能に複数設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の位置調整機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108231A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備

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JP2014108231A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備

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