JP2005204123A - 移動体電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線ネットワークを介して受信されるデータの電界強度の状態に応じて、最適な通信を行うことが可能な移動体電子装置を提供することを目的とする。
【解決手段】他の電子装置とピコネットなどの無線ネットワークにより接続される移動体電子装置であって、他の電子装置と直接通信またはリピータ5などの中継装置を介して通信する通信制御部21と、通信制御部21により受信された受信データの電界強度を測定する電界強度測定部31と、電界強度測定部31により測定された電界強度を表示する液晶表示部26と、経路を選択するキー入力部25とを備え、通信制御部21は、キー入力部25により選択された経路を選択するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線ネットワークに接続してデータ通信、通話、印刷を行うことが可能な移動体電子装置に関する。
近年、無線ネットワークはさまざまな規格が標準化され、さまざまな用途を持つ装置が同じ規格の無線ネットワークに接続されるようになってきている。
例えば、無線ネットワーク規格としてのブルートゥース(Bluetooth(商標))は、コンピュータのみならず、プリンタ、スキャナなどのコンピュータ周辺機器や、ファクシミリ装置、オーディオ装置、コードレス電話機などの電子装置がブルートゥースの規格で接続することができ、それぞれの電子装置が、情報、音声や画像などが送受信できる仕様となっている。
無線ネットワークに接続可能な電子装置は、コードレス電話機の子機のように、無線ネットワークの無線電波が届く範囲内であればどこへでも移動して会話をすることができる。また、無線ネットワークの範囲内に中継装置であるリピータを設置することで、子機を使用して会話ができる範囲を拡大することができる。
このようにしてコードレス電話機の子機は、親機からの通話を、直接またはリピータを介して通話しているが、移動した場所によっては、リピータの通話可能範囲と親機の通話可能範囲と重なる場合がある。この場合、子機にとっては、通話状態が良い方と接続する方が望ましい。
このように移動する電子装置において、無線電波を良好な状態で受信するための技術として、以下のものがある。
例えば、特許文献1には、基地局に設けられたアンテナにより、間欠的にアンテナの周囲を走査させることで、自動車電話などの移動体から送信される無線電波の電界強度が、最も強い方向へアンテナを向ける無線通信システムが記載されている。
また、特許文献2には、デジタルセルラーシステムの移動体と、複数の中継局(無線基地局)と、中継局を制御する基地局(基地局制御装置)とで構成され、基地局は、定期的に各中継局に呼量の報告を要求し、各中継局で呼量に偏りがあり、また電界強度に差がある場合には、中継局のエリア内の無線中継器を介して隣接する中継局経由でパスを張るようにしたパス設定方式が記載されている。
また、特許文献3には、画像を送信する移動体通信装置の無線電波を受信する各中継局が、受信した画像データとともに電界強度のデータを基地局へ送信し、基地局が各中継局からの送信された電界強度データの最も強い中継局からの画像を表示することで、クオリティの高い画像データを表示できる移動体画像伝送装置が記載されている。
特開平7−87011号公報 特開2000−333257号公報 特開平11−225325号公報
しかしながら、特許文献1においては、アンテナを電界強度が強い移動体の方へ向けるとなると大規模な装置が必要となり、コストが高く設置面積も広い場所が要求される。
また、特許文献1から3においては、固定設置されている中継局または中継局を管理する基地局側で電界強度を測定しているため、移動体側が受信するデータの電界強度とは、電界強度の状態が異なる場合がある。
例えば、コードレス電話機の子機が、親機と、直接またはリピータを介して通話をしている時に、リピータ側で受信したデータの電界強度の方が、親機側で受信したデータの電界強度より強い場合ある。
子機はリピータを介して、親機と通話をした方が良いように思われるが、親機からの送信データの電界強度が、リピータからの送信データの電界強度より強いと、子機を使用する者にとっては、親機と直接接続して通話をした方がよく、リピータを介して親機と接続すると通話品質の低下という問題が発生する。
また、特許文献2および3において、複数の中継局を管理する基地局が必要となるため、ブルートゥースのような無線ネットワークでは、それぞれが単体で動作する電子装置で構成されるので、そのような無線電波の電界強度を管理する基地局に相当する装置を構成できない。従って、特許文献2および3の移動体通信装置をそのまま適用することは不可能である。
そこで、本発明は、無線ネットワークを介して受信されるデータの電界強度の状態に応じて、最適な通信を行うことが可能な移動体電子装置を提供することを目的とする。
複数の無線ネットワークに接続可能な電子装置であって、複数の無線ネットワークに接続された他の電子装置と直接または中継装置を介して通信する通信手段と、通信手段により受信された受信データの電界強度を測定する測定手段とを備え、通信手段は、測定手段により測定された電界強度に応じて、無線ネットワークと接続する経路を選択することを主要な特徴とする。
本発明の移動体電子装置は、他の電子装置と無線ネットワークにより接続され、他の電子装置と直接または中継装置を介して通信する通信手段と、通信手段により受信した受信データの電界強度を測定する測定手段とを備え、通信手段は、測定手段により測定した電界強度に応じて、他の電子装置と直接通信または中継装置を介して通信のいずれかの経路を選択する構成により、移動体電子装置側で測定した受信データの電界強度の状態に応じて、無線ネットワークの経路を選択することが可能となる。よって、最適な受信状態で使用でき、高品質な通信が可能な移動体電子装置とすることができる。
本発明は、無線ネットワークを介して受信されるデータの電界強度の状態に応じて、最適な通信を行うことが可能な移動体電子装置を提供するという目的を、受信データの電界強度を測定する測定手段と、測定した電界強度に応じて受信する経路を選択する通信手段を備えたことにより実現した。
第1の発明は、他の電子装置と無線ネットワークにより接続される移動体電子装置であって、前記他の電子装置と直接通信または中継装置を介して通信する通信手段と、前記通信手段により受信された受信データの電界強度を測定する測定手段とを備え、前記通信手
段は、前記測定手段により測定された前記電界強度に応じて、前記他の電子装置と直接通信または中継装置を介して通信のいずれかの経路を選択するものであり、他の電子装置と直接または中継装置を介して受信した受信データの電界強度を測定手段で測定し、その電界強度に応じて、他の電子装置と直接通信または中継装置を介して通信のいずれかの経路を選択する通信手段により、移動体電子装置側で受信した通信データの状態に応じた無線ネットワークの経路を選択することができる。従って、最適な受信状態で操作者が使用することが可能であり、高品質な通信が可能な無線ネットワークに接続可能な移動体電子装置とすることができる。
第2の発明は、前記経路と、前記経路に対応した前記受信データの電界強度とを表示する手段と、前記経路を選択する入力手段とを備え、前記通信手段は、前記入力手段により選択された経路を選択としたものであり、操作者が表示手段に表示された経路に対応した電界強度を確認することができ、電界強度が最も強い経路を操作者が入力手段により指示するので、最適な受信状態で使用することが可能となる。従って、高品質な通信が可能な移動体電子装置とすることができる。
第3の発明は、前記通信手段は、前記測定手段が測定した前記受信データの電界強度と、前記通信手段により送信された送信データの電界強度の測定結果が格納された前記経路からの前記受信データとに基づいて選択としたものであり、測定手段が測定した通信データの電界強度だけではなく、通信手段により送信された送信データの電界強度の測定結果が格納された経路からの通信データも選択する情報とすることで、受信状態および送信状態の両方の状態により経路の選択をすることができる。従って、より高品質な通信が可能な無線ネットワークに接続可能な移動体電子装置とすることができる。
第4の発明は、前記受信データは、装置の名称に関する情報を含むものであり、受信データとして、装置の名称に関する情報を含む受信データとすることで、装置の名称に対応した電界強度を容易に取得することができるので、無線ネットワーク内で管理される、例えばネットワークIDなど独自の識別子と、装置の名称との対応テーブルなどを持つ必要がない。
第5の発明は、他の電子装置と無線ネットワークにより接続される移動体電子装置であって、前記他の電子装置と直接通信または中継装置を介して通信する通信手段と、前記通信手段により受信された受信データの電界強度を測定する測定手段と、通信制御部21とを備え、前記通信制御部21は定期的または必要に応じて無線ネットワーク内の同期をとるための問い合わせパケット(Inquiryパケット)を発信し、自らが発信したInquiryパケットに対しての応答パケット(Inquiry_resパケット)を返してきた電子装置または中継装置のみ対して名前情報要求パケット(LMP_name_req)を送信し、この名前情報要求パケットに対して相手方装置から名前情報が書き込まれたパケット(LMP_name_res)を受信した場合に当該名前情報が書き込まれたパケットを受信した際に前記測定手段により該パケットを受信時の電界強度を測定し、この測定値を強度記憶部に相手方の電子装置または中継装置を示す名前情報と共に格納し、前記強度記憶部の情報に基づいて直接電子装置との間で通信する経路または中継装置を介して通信する経路の内で最も良好な通信ができる経路を選択するものであり、移動体電子装置側で受信した状態に応じた無線ネットワークの経路を選択することができる。
(実施の形態1)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態1に係る移動体電子装置の構成について、図1および図2に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る移動体電子装置の一例であるコードレス電話機の子機が接続する無線ネットワークを説明する図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る移動体電子装置の一例であるコードレス電話機の子機の構成図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1における無線ネットワークシステムには、第1の無線ネットワーク2と第2の無線ネットワーク4の二つの無線ネットワークが含まれている。第1の無線ネットワーク2には、電子装置であるコードレス電話機の親機3と、第2の無線ネットワーク4との間の中継装置として動作するリピータ5と、第2の無線ネットワーク4内で通話をしている移動体電子装置であるコードレス電話機の子機6aとを有している。また第1の無線ネットワーク2には、その他の電子装置として、携帯電話7や、通信機能を有するデジタルカメラ8や、親機3の子機6bなどが、通信を行っている。
第2の無線ネットワーク4は、第1の無線ネットワーク2との間の中継装置として動作するリピータ5を中心とした無線ネットワークである。第2の無線ネットワーク4には子機6a以外に子機6cが加わっており、それぞれリピータ5を介して通信を行っている。また図1の例では、子機6aは、第1の無線ネットワーク4の他に、第1の無線ネットワーク2にも接続可能な範囲内に位置する。なお、これら子機6a,6b,6cは、同じ構成を備えているので、区別しない場合は、子機6とする。
コードレス電話機の親機3と、リピータ5と、子機6と、携帯電話7と、デジタルカメラ8と、子機6は、ブルートゥースの規格に準拠した手順で通信を行っている。従って、ブルートゥースでは、第1の無線ネットワーク2と第2の無線ネットワーク4のような通信ネットワークをピコネットと呼んでいる。
親機3は、1mWから100mWの送信電力で、直径10m程度の第1の無線ネットワーク2の範囲内の他の電子装置と通信をしている。同様に、リピータ5も1mWから100mWの送信電力で、直径10m程度の第2の無線ネットワーク4の範囲内の他の電子装置と通信をしている。また親機3は、無線ネットワークでこれら各電子装置と無線接続するとともに、有線により公衆回線網9に接続されている。
リピータ5は、親機3の通信範囲である第1の無線ネットワーク2の範囲内に設置され、第1の無線ネットワーク2外にある子機6cと親機3との通信を中継する。従って、子機6は、リピータ5を中心とする第2の無線ネットワーク4の範囲内であれば、リピータ5経由で親機3と通話が可能となる。また、第1の無線ネットワーク2の範囲内にある子機6aもリピータ5と通信可能な第2の無線ネットワーク4の範囲内であるため、リピータ5を介して親機3と通話することが可能である。
また、親機3及び子機6a,6b,6cは、同じメーカであるA社製のコードレス電話機の親機及び子機であり、これら親機及び子機はコードレス電話機として1セットである。また、リピータ5およびデジタルカメラ8もA社製とし、携帯電話7はB社製とする。
次に、コードレス電話機の子機6の構成について、図2に基づいて説明する。
子機6は、アンテナ15と、無線部16と、同期相関器17と、受信パケット処理部18と、スピーチデコーダ19と、スピーカ20と、通信制御部21と、マイク22と、スピーチエンコーダ23と、送信パケット処理部24と、キー入力25と、液晶表示部26とを備えている。
アンテナ15は、無線ネットワークに接続された他の電子装置や、直接または中継装置であるリピータ装置から無線電波で送信されたパケットを受信する。
無線部16は、ISM(Industry Science Medical)バンドとよばれる、2.402GHzから2.480MHzまでの周波数帯域を使用して2値周波数変調方式(Binary Frequency Shift Keying)で変調、復調する変調復調部30と、受信した電界強度を測定する電界強度測定部31とを備えている。
電界強度測定部31は、A/Dコンバータ等で構成され、測定された電界強度は、その度合いにより0から10までの値として、通信制御部21に出力される。
同期相関器17は、パケットの先頭部であるアクセスコードにより、受信したパケットが子機3が接続する無線ネットワークのパケットであると判定すると、パケットを受信パケット処理部18へ出力する。アクセスコード内に含まれるプリアンブル、シンクワードまたはトレーラなどで発生した同期エラーを検出すると通信制御部21へ通知する。
受信パケット処理部18は、音声パケット処理部32と、スピーチバッファ33と、データパケット処理部34と、データバッファ35を備えている。
受信パケット処理部18は、受信したパケットの中間部分であるパケットヘッダの内容が、音声データであるSCOパケットであれば、音声パケット処理部32にてパケットの最終部であるペイロードに格納される音声データが取り出され、それをスピーチバッファ33へ出力して格納する。また、受信パケット処理部18は、パケットヘッダとペイロードの各部分に格納される誤り検出符号からエラーのチェックを行い、パケットヘッダエラーまたはペイロードエラーを検出すると、通信制御部21へ通知する。
また、受信パケット処理部18は、受信したパケットが、データの通信用に使用されるACLパケットであれば、データパケット処理部34にてパケットの最終部であるペイロードに格納されたデータが取り出され、それをデータバッファ35へ出力して格納する。
スピーチデコーダ19は、スピーチバッファ33に格納されたデジタルデータである音声データをデコードしてアナログに変換しスピーカ20にて音声として出力する。
通信制御部21は、通信強度記憶部40と、強度判定部39とを備えている。強度記憶部40は、無線部16の電界強度測定部31で測定した受信パケットの電界強度を記憶する。強度判定部39は、受信したパケットの電界強度の強さの良否判定をするための閾値が設定され、この閾値に基づいて電界強度の強さを判定する。また、強度判定部39は、電界強度の強弱を視角的に視認しやすいよう、一般的な携帯電話機などの表示部に電界強度が強いと段階的に長い棒が表示されるアンテナ表示を表示するため、数段階の閾値が設定され、電界強度の表示の際の判定を行っている。
また通信制御部21は、時分割スロットでデータをパケットとして送受信するタイミング等を、無線部16、同期相関器17、受信パケット処理部18、送信パケット処理部24へ通知する制御をしており、無線ネットワークに接続する経路を選択する機能を有する。
マイク22から入力されたアナログ信号である音声は、スピーチデコーダ23によりデジタルデータに変換され送信パケット処理部24へ入力される。
送信パケット処理部24は、スピーチバッファ36と、送信パケット生成部37と、データバッファ38とを備えている。
スピーチバッファ36は、スピーチデコーダ19によりデジタルデータとして変換された音声データが格納される。
送信パケット生成部37は、スピーチバッファ36に格納された音声データをSCOパケットとして生成し、通信制御部21の制御により無線部16によりアンテナ15を介して送信される。また、送信パケット生成部37は、通信制御部21により他の電子装置へ送信する音声以外のデータがデータバッファ38に格納されている場合には、その内容に基づいてACLパケットとして生成し、SCOパケット同様、無線部16からアンテナ15を介して送信される。
液晶表示部26は、通信制御部21により表示され、携帯電話機等に使用される程度のサイズの液晶ディスプレイ等を用いることができる。
キー入力部25は、操作者が操作するためのキーを備え、液晶表示部26のカーソルの上下移動を操作する上下キー、決定した際に押下する決定キー、電話番号などを入力する数字キーにより構成される。
これらの、受信パケット処理部18、通信制御部21、送信パケット処理部24、スピーチデコーダ19、スピーチエンコーダ23などは、ゲートアレイや、MPU(Micro Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、プログラムが読み書きに使用するRAM(Random Access Memory)により構成することが可能である。
また、スピーチバッファ33,36や、データバッファ35,38は、書き換え可能な、SRAM(Static Random Access Memory)や、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが使用できる。
以上のように構成される本発明の実施の形態に係る移動体電子装置の動作を図に基づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る移動体電子装置の動作を説明する図である。なお、子機6aはまだ、どこの無線ネットワークであるピコネットとも同期を取っていない状態である。
まず、子機6aは、リピータに対して、ピコネット内の同期をとるため、「問い合わせ」であるInquiryパケットを送信する。その際のInquiryパケットは、子機6aが接続可能なピコネット内の全ての電子装置が対象となるよう、「問い合わせアクセスコード」であるGIAC(General Inquiry Access Code)を示すブルートゥースアドレス(BD_ADDR)をパケットの先頭部であるアクセスコードに格納して送信される。しかし、ピコネット内の子機6aから送信されたInquiryパケットは、リピータ5および親機3へ到達しているが、周波数ホッピングで通信を行っているため、問い合わせ周波数ホッピングパターンが合わなければ応答はない(S10)。
GIACのブルートゥースアドレスはブルートゥースの仕様で定められたアドレスであり、子機6は、通信制御部21から送信パケット処理部24の送信パケット生成部37へGIACを用いたInquiryパケットの送信指示を出すことで、送信パケット生成部37はGIACをパケットに付加して無線部16に送り、無線部16にて変調してアンテナ15を介して送信する。
次に、再度、子機6は、Inquiryパケットを送信するが、今度は各電子装置が任意に決定することができるブルートゥースアドレスを使用してInquiryパケットを送信する。すなわち子機6は、接続対象装置を絞り込んだ「問い合わせアクセスコード」であるDIA
C(Dedicated Inquiry Access Code)をパケットに付加して送信を試みる。
子機6aおよび親機3やリピータ5は同じA社製なので、互いにDIACを待っている。また子機6aは、同じA社製のリピータ5のブルートゥースアドレスが予め判っている。従って子機6aは、通信制御部21に設定されたA社製のリピータ5のブルートゥースアドレスを使用したDIACをInquiryパケットとして、前述のGIACと同様に通信制御部21が送信パケット生成部37へ送信指示を出すことで送信することができる。
これにより、A社製の子機6aから発した Inquiryに対してはリピータ5を始めとする同じA社製の電子装置のみが応答するため、それだけ通信相手である電子装置がInquiryパケットを受信できる確率が高くなり、通信確立が早くなる。子機6aはこのDIACを用いたInquiryパケットを数回繰り返して送信する(S20)。
S20の最後で送信したInquiryパケットにリピータ5が受信することができた場合、Inquiryパケットに対する応答パケットであるInquiry_resパケットをリピータ5が送信する(S30)。
このデータパケットであるInquiry_resパケットは、受信パケット処理部18のデータパケット処理部34にて処理され、データバッファに格納され、通信制御部21で解析されて、次のステップである「呼び出し」(Page)のパケットを送信するため、通信制御部21から送信パケット処理部24の送信パケット生成部37へ「呼び出し」のパケットの送信指示を出す。
そして、子機6aはリピータ5との無線ネットワークであるピコネットでの同期をはかるため、子機6aとリピータ5の間で「呼び出し」や「呼び出し応答」(Page_res)が行われ、子機6aは、リピータ5の内部クロックを子機6aに同期させるために、ブルートゥースクロックの情報をリピータ5へ通知する(S40)。
次に、S50にて、子機6aとリピータ5とで名前情報の通信を行い、同時に無線電波の電界強度の測定する。その説明を図2,図4および図5に基づいて詳細に行う。
図4は、名前情報の通信に使用するパケットのフォーマットを説明する図、図5は、名前情報の通信手順を説明する図で、(a)は子機とリピータ間での通信手順を示す図、(b)は子機と親機間での通信手順を示す図である。
図4に示すように、子機6aからリピータ5へ名前情報の要求パケットであるLMP_name_reqパケットを送信する。このLMP_name_reqに対応してリピータ5はLMP_name_resパケットを送信する。リピータ5が送信するLMP_name_resパケットは、図5に示すように、名前情報である最大248バイトを最大18分割してパケットの最後部であるペイロードに格納されて送信される。例えば、リピータ5の製造会社名,型式、製造番号などを送信するために、n分割された名前情報は、名前情報1から名前情報nまでが、LMP_name_res(1)パケットからLMP_name_res(n)パケットとして図3のS50にて、リピータ5から子機6aへ送信される。
その際、Inquiry_res(図3、S30参照。)パケットから図3のS50におけるLMP_name_res(n)パケットまでの無線電波の電界強度であるRSSI(Received Signal Strength Indicator)を無線部16の電界強度測定部31が測定し、この測定値を通信制御部21の強度記憶部40に発信元のリピータ5を示す情報と共に格納する。さらに通信制御部21がその平均値を算出し、これも発信元のリピータ5を示す情報と共に強度記憶部40に格納する。
また、リピータ5は、子機6aからのLMP_name_req(1)パケットからLMP_name_req(n)パケットまでの無線電波に電界強度を測定し、その平均値を、最終の返信パケットであるLMP_name_res(n)パケットのペイロードの最後部の領域に格納して送信する。最後の名前情報のパケットであるLMP_name_res(n)パケットを受信した子機6aは、ペイロードの最後部の領域に格納された、子機6aからの送信したパケットの電界強度の平均値を無線16の電界強度測定部31で測定し、通信制御部21が読み出し、相手方であるリピータ5を示す情報と共に強度記憶部40へ格納する。
図3に戻って、子機6aは、リピータ5の名前情報および電界強度の測定が完了したので、リピータ5の負荷を軽くすると同時に、認証などの複雑な手順が発生することを避ける目的で通信リンクを切断するために、リピータ5へLMP_detachパケットを送信する(S60)。
次に、同様にして、子機6aは、GIACを用いたInquiryパケットをS70で送信し、親機3へ対してもDIACを用いたInquiryパケットを数回送信を試みるうちに、S80にて親機3は、Inquiryパケットを受信できると、親機3は、その応答パケットであるInquiry_resパケットを送信する(S90)。
そして、子機6aは親機3との無線ネットワークであるピコネットでの同期をはかるため、子機6aと親機3の間で「呼び出し」や「呼び出し応答」が行われ、子機6aは、親機3の内部クロックを子機6aに同期させるために、ブルートゥースクロックの情報を親機3へ通知する(S100)。
S110にて、子機6aと親機3との間で、S50で行った名前情報と無線電波の電界強度の測定を行う。これを図5(b)に基づいて詳細に説明する。
子機6aから親機3へ名前情報の要求パケットであるLMP_name_req(1)パケットを送信する。このLMP_name_req(1)に対応して親機3はLMP_name_res(1)パケットを送信する。同様にして、子機6aは、LMP_name_req(n)に対応して親機3はLMP_name_res(n)パケットを送信して完了する。親機3から送信されるLMP_name_req(1)からLMP_name_req(n)パケットには、例えば、親機3の製造会社名,型式、製造番号などが名前情報として格納されている。
そして、子機6aは、LMP_name_res(1)パケットからLMP_name_res(n)パケットまでの無線電波の電界強度であるRSSI(Received Signal Strength Indicator)を無線部16の電界強度測定部31が測定し、通信制御部21の強度記憶部40に親機3を示す情報と共に格納する。それとともに通信制御部21がその平均値を算出し、親機3を示す情報と共に強度記憶部40に格納する。
また、親機3は、子機6aからのInquiry_res(図3、S90参照。)パケットから図3のS110におけるLMP_name_req(n)パケットまでの無線電波の電界強度を測定し、その平均値を、最終の返信パケットであるLMP_name_res(n)パケットのペイロードの最後の領域に格納して送信する。
最後の名前情報のパケットであるLMP_name_res(n)パケットを受信した子機6aは、ペイロードの最後部の領域に格納された、子機6aからの送信したパケットの電界強度の平均値を無線16の電界強度測定部31で測定し、通信制御部21が読み出し、相手方である親機3を示す情報と共に強度記憶部40へ格納する。
このように、装置名などの名前情報を含むLMP_name_resパケットの電界強度を測定することにより、また、親機3側またはリピータ5側で測定した電界強度のデータをLMP_name_resパケットへ格納することにより、名前情報に対応した電界強度を容易に取得することができるので、それぞれのピコネット内のみで管理されるアクティブメンバアドレスと、装置名との対応テーブルなどを、通信制御部21に持つ必要がない。
S120にて、子機6aは、親機3の名前情報および電界強度の測定が完了したので、親機3の負荷を軽くすると同時に、認証などの複雑な手順が発生することを避ける目的で通信リンクを切断するために、親機3へLMP_detachパケットを送信する。
ここで、子機6aが測定した受信データの電界強度を液晶表示部26へ表示し、キー入力部25により、接続する電子装置を選択する動作を、図6から図10に基づいて説明する。
図6は、強度記憶部40に格納された、親機3とリピータ5の名前情報および電界強度の内容を示す図である。図7は、強度判定部39に設定された閾値の内容を示す図。図8通信制御部21が液晶表示部26へ表示する動作を説明するフローチャートである。図9は、通信制御部21が液晶表示部26へ表示する一例を示す図である。図10は、通信制御部21が液晶表示部26へ表示する動作を説明するフローチャートである。
図6に示すように、強度記憶部40は、名前情報フィールド51と、受信パケット電界強度フィールド52と、送信パケット電界強度フィールド53を有している。
名前情報フィールド51は、図3のS50およびS110で子機6aが受信したLMP_name_res(1)パケットからLMP_name_res(n)のペイロードに格納された名前情報が格納されている。親機3は「A社 コードレス電話機 親機」として格納され、リピータ5は、「A社 リピータ」として格納されている。
受信パケット電界強度フィールド52は、親機3またはリピータ5からInquiry_res(図3、S30またはS90参照)パケットからLMP_name_res(n)(図5(a)または(b)参照)を子機6aが受信した際に、無線部16の電界強度測定部31での電界強度の平均値が格納される。親機3から受信したパケットの電界強度は、「5」で、リピータ5から受信したパケットの電界強度は、「8」であることを示す。
送信パケット電界強度フィールド53は、子機6aが送信したLMP_name_req(1)パケットからLMP_name_req(n)パケットまでを、親機3またはリピータ5が測定し、その平均値を、最終の返信パケットであるLMP_name_res(n)パケットのペイロードの最後部の領域の値を格納する。親機3が測定した電界強度は「5」で、リピータ5が測定した電界強度は、「8」であることを示す。
図7に示すように、強度判定部39は、4つの閾値を有している。閾値A〜Cは、段階的に長い棒が表示されるアンテナ表示を表示するための閾値であり、3種類の段階的な値としてそれぞれの閾値と比較することで、4本のアンテナ表示を表示することが可能である。閾値Dは、子機6aの受信状態または送信状態が、「良い」または「悪い」という、二者択一的な良否判定の目安としての表示を行うための閾値である。
次に、通信制御部21が液晶表示部26へ表示する動作を図8に基づいて説明する。
まずは、通信制御部21が液晶表示部26へ表示する際に、送信パケット電界強度フィールド53を参照せずに、子機6a側でそれぞれの経路から受信したパケットの電界強度
のみを使用して、通信する経路を選択する例を説明する。
S210にて、通信制御部21は、強度記憶部40の名前情報フィールド51に格納された名前情報を液晶表示部26へ表示する。例えば、親機3の場合は、「A社 コードレス電話機 親機」と表示する。
S220にて、通信制御部21は、強度記憶部40の受信パケット電界強度フィールドに格納された電界強度を、強度判定部39に設定された閾値Aと比較する。閾値Aが「4」であり、受信パケット電界強度フィールド52の親機3の値は、「5」であるので、S240へ移行する。もし、受信パケット電界強度フィールド52の値が「4」未満であればS230へ移行して、通信制御部21は液晶表示部26へ、アンテナ表示として1本を表示する。
S230にて、通信制御部21は、強度記憶部40の受信パケット電界強度フィールドに格納された電界強度を、強度判定部39に設定された閾値Bと比較する。閾値Bが「6」であり、受信パケット電界強度フィールド52の親機3の値は、「5」であるので、S250へ移行し、通信制御部21は液晶表示部26へアンテナ表示として3本を表示する。リピータ5の場合は、「8」であるので、受信パケット電界強度フィールド52の値が「6」以上なので、S260へ移行する。
S260にて、通信制御部21は、強度記憶部40の受信パケット電界強度フィールドに格納された電界強度を、強度判定部39に設定された閾値Cと比較する。閾値Cが「8」であり、受信パケット電界強度フィールド52のリピータ5の値は、「8」であるので、S280へ移行して、通信制御部21は液晶表示部26へアンテナ表示を4本を表示してS290へ移行する。もし、受信パケット電界強度フィールド52の値が「8」未満であれば、S270へ移行して、通信制御部21は液晶表示部26へアンテナ表示として3本を表示する。
最後に、S290にて、通信制御部21は、強度記憶部40の受信パケット電界強度フィールド52に格納された電界強度を、強度判定部39に設定された閾値Dと比較する。閾値Dが「6」であり、受信パケット電界強度フィールド52のリピータ5の値は、「8」であるので、通信制御部21は液晶表示部26へ、リピータ5から子機6aへの受信状態が「良い」を示す「GOOD」を表示する。親機3の場合は、強度記憶部40の受信パケット電界強度フィールドに格納された電界強度が「5」であるため、受信状態が「悪い」を示す「BAD」を通信制御部21は液晶表示部26へ表示する。
図9は、親機3、リピータ5の他に、携帯電話7とデジタルカメラ8を表示した例である。
図9に示すように、液晶表示部26に、名前情報に対応してアンテナ表示と、電界強度の受信状態を示す「GOOD」や「BAD」を良否判定の目安として表示している。
通信制御部21は、図3のS50に示すリピータ5との電界強度の測定が終わると、その結果を液晶表示部26へ表示し、S110で親機3との電界強度の測定が終わると、その結果を液晶表示部26へ表示する。つまり、ブルートゥースアドレスが判明している電子装置に対し、DIACを用いたInquiryパケットを送信する度にごとに、液晶表示部26の上の方から順に、同じメーカの電子装置の表示を行うことができる。
キー入力部25は、上下キー55と、決定キー56キーを備えている。図9においては便宜上、電話番号を入力するために数字キーや、オンフック,オフフックするための通話
キーなどは省略している。
操作者が上下キー55を上下に押下することで、キー入力部25から通信制御部21へ通知され、通信制御部21が名前情報を囲うように表示された選択カーソル枠57を上下に移動させるように表示する。
このようにして、操作者が上下キー55を操作して選択カーソル枠57を上下に移動させ、決定キー56を押下して、接続する電子装置を選択する。
この場合では、「A社 リピータ」が、4本表示されたアンテナ表示と、「GOOD」の表示により、最も電界強度が強いことを示すので、選択カーソル枠57が「A社 リピータ」を選択している状態で、決定キー56を押下することで、通信制御装置21は、リピータ5を選択し通信を開始する。
このように、液晶表示部26に、名前情報とそれに対応した電界強度を表示することで、操作者へ無線ネットワークであるピコネットの通信状態が一目で視認することができる。
操作者によってリピータ5が選択されたことが通知された通信制御部21は、リピータ5に対して通信開始し、図3のS130で示されるように、「呼び出し」や「呼び出し応答」であるPageやPage_resから通信を始める。これは、S40によりブルートゥースクロックの通知を受けているため周波数ホッピングのパターンが判っているため、「呼び出し」や「呼び出し応答」から開始することができる。S130以降は、通常の接続手順で子機6aとリピータ5間で通信を行い、操作者が会話を開始する。
次に、通信制御部21が液晶表示部26へ表示する際に、送信パケット電界強度フィールド53を参照して、子機6aが通信する経路を選択する例を説明する。
図6に示す、子機6aが受信したパケットの電界強度を格納した受信パケット電界強度フィールド52の値と、子機6aが送信したパケットの電界強度を格納した送信パケット電界強度フィールド53の値の平均値を通信制御部21が算出して、子機6aと電子装置である親機3またはリピータ5との無線電波の電界強度として、液晶表示部26へ表示することも可能である。
例えば、図6に示す場合では、親機3とリピータ5の受信パケット電界強度フィールド52の値と、送信パケット電界強度フィールド53の値は同じであるため、親機3は「5」となり、リピータ5は「8」となる。このように、送信パケットと受信パケットのそれぞれの電界強度の平均値を通信制御部21が算出する、そして、強度判定部39に設定された閾値D(図8参照)と比較して閾値Dの方が高い値であれば「BAD」、閾値Dの方が低い値であれば「GOOD」となり、アンテナ表示および良否判定の目安となる「GOOD」または「BAD」の表示を行うことができる。
また、子機6aが受信したパケットの電界強度を格納した受信パケット電界強度フィールド52の値と、子機6aが送信したパケットの電界強度を格納した送信パケット電界強度フィールドの値の差分値を算出し、子機6aが受信したパケットの電界強度が大きいが、送信したパケットの電界強度が小さい場合が差が小さいなど、バラつきが大きい場合には、通話するのに望ましくない場合がある。この場合には、アンテナ表示は、受信パケット電界強度フィールド52の値そのままを表示するが、良否判定の目安となる「GOOD」や「BAD」の表示は、バラつきが所定値を以内なら「GOOD」とし、所定値以上なら「BAD」とすることができる。そうすることで、操作者へより詳細な情報を伝達する
ことができる。
「GOOD」または「BAD」の良否判定は、図8に示すように、受信したパケットの電界強度に応じて表示するようにしたが、受信したパケットのエラー発生度合いに応じて表示してもよい。受信したパケットのエラー発生度合いに応じて表示する例を図10に基づいて説明する。
通信制御部21は、同期相関器17から通知された同期エラーや、受信パケット処理部18から通知されたパケットヘッダエラーまたはペイロードエラーなどの通信エラーに応じて良否判定を行う。
図10は、図8において電界強度を測定してアンテナ表示行うS210からS280までの処理を行った後に、実施される判定処理である。
図10に示すように、受信したパケットのエラー発生回数が通信状態が良好であることを示す良好判定閾値以下であるか否かを判定する(S400)。
S400にて、エラー発生回数が良好判定閾値以下である場合には、通信制御部21は「GOOD」を液晶表示部26へ表示する(S410)。
次に、エラー発生回数が、良好閾値より大きい場合、エラー発生回数が通信状態が不良であることを示す不良判定閾値以下であるか否かを判定する(S420)。
S420にて、エラー発生回数が不良判定閾値以下である場合には、通信制御部21は「BAD」を液晶表示部26へ表示する(S430)。
そして、S420にてエラー発生回数が不良判定閾値より大きい場合、つまり通信状態が「とても悪い」状態であることを示しており、通信制御部21は「VERY BAD」を液晶表示部26へ表示する(S440)。
このように、受信したパケットのエラー発生回数に応じて3段階で表示することも可能である。また3段階は、「GOOD」または「BAD」の2段階でもよいし、「EXCELLENT」、「GREAT」、「GOOD」、「BAD」、「VERY BAD」などの5段階としてもよい。
また、エラー発生回数は、受信したパケットエラー発生箇所に応じた重み付けされたエラー値としてもよい。受信したパケットで最も重要な同期エラーを最も高いエラー値とし、ペイロードエラーを低いエラー値とするなどして、エラー発生箇所に応じた表示を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、良否判定の目安となる「GOOD」や「BAD」の表示を行わずに、「GOOD」表示している電子装置へ、通信制御部21が自動的に接続する経路として選択することも可能である。
また、液晶表示部26の表示内容として、受信パケット電界強度フィールド52および送信パケット電界強度フィールド53の値を参照して、1つ表示しているが、それぞれの値をそれぞれ2つ表示しても良い。
また、液晶表示部26は液晶ディスプレイ以外に、CRT(Cathode Ray Tube)や、プ
ラズマディスプレイなども使用できる。
本発明にかかる移動体電子装置は、無線ネットワークを介して受信されるデータの電界強度の状態に応じて、最適な通信を行うことが不可欠な用途に適用できる。
本発明の実施の形態1に係る移動体電子装置の一例であるコードレス電話機の子機が接続する無線ネットワークを説明する図 本発明の実施の形態1に係る移動体電子装置の一例であるコードレス電話機の子機の構成図 本発明の実施の形態に係る移動体電子装置の動作を説明する図 名前情報の通信に使用するパケットのフォーマットを説明する図 名前情報の通信手順を説明する図 強度記憶部に格納された、親機とリピータの名前情報および電界強度の内容を示す図 強度判定部に設定された閾値の内容を示す図 通信制御部が液晶表示部へ表示する動作を説明するフローチャート 通信制御部が液晶表示部へ表示する一例を示す図 通信制御部が液晶表示部へ表示する動作を説明するフローチャート
符号の説明
1 無線ネットワーク
2 第1の無線ネットワーク
3 親機
4 第2の無線ネットワーク
5 リピータ
6,6a,6b,6c 子機
7 携帯電話
8 デジタルカメラ
9 公衆回線網
15 アンテナ
16 無線部
17 同期相関器
18 受信パケット処理部
19 スピーチデコーダ
20 スピーカ
21 通信制御部
22 マイク
23 スピーチエンコーダ
24 送信パケット処理部
25 キー入力部
26 液晶表示部
30 変調復調部
31 電界強度測定部
32 音声パケット処理部
33 スピーチバッファ
34 データパケット処理部
35 データバッファ
36 スピーチバッファ
37 送信パケット生成部
38 データバッファ
39 強度判定部
40 強度記憶部
51 名前情報フィールド
52 受信パケット電界強度フィールド
53 送信パケット電界強度フィールド
55 上下キー
56 決定キー
57 選択カーソル枠

Claims (5)

  1. 他の電子装置と無線ネットワークにより接続される移動体電子装置であって、
    前記他の電子装置と直接通信または中継装置を介して通信する通信手段と、
    前記通信手段により受信された受信データの電界強度を測定する測定手段とを備え、
    前記通信手段は、前記測定手段により測定された前記電界強度に応じて、前記他の電子装置と直接通信または中継装置を介した通信のいずれかの経路を選択することを特徴とする移動体電子装置。
  2. 前記経路と、前記経路に対応した前記受信データの電界強度とを表示する手段と、
    前記経路を選択する入力手段とを備え、
    前記通信手段は、前記入力手段により選択された経路を選択することを特徴とする請求項1記載の移動体電子装置。
  3. 前記通信手段は、前記測定手段が測定した前記受信データの電界強度と、前記通信手段により送信された送信データの電界強度の測定結果が格納された前記経路からの前記受信データとに基づいて選択することを特徴とする請求項1または2に記載の移動体電子装置。
  4. 前記受信データは、装置の名称に関する情報を含んでいることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の移動体電子装置。
  5. 他の電子装置と無線ネットワークにより接続される移動体電子装置であって、
    前記他の電子装置と直接通信または中継装置を介して通信する通信手段と、
    前記通信手段により受信された受信データの電界強度を測定する測定手段と、
    通信制御部とを備え、
    前記通信制御部は定期的または必要に応じて無線ネットワーク内の同期をとるための問い合わせパケットを発信し、
    自らが発信した問い合わせパケットに対しての応答パケットを返してきた電子装置または中継装置に対して名前情報要求パケットを送信し、
    該名前情報要求パケットに対して相手方装置から名前情報が書き込まれたパケットを受信した場合に当該名前情報が書き込まれたパケットを受信した際に前記測定手段により該パケット受信時の電界強度を測定し、この測定値を強度記憶部に相手方の電子装置または中継装置を示す名前情報と共に格納し、
    前記強度記憶部の情報に基づいて電子装置と直接通信する経路または中継装置を介して通信する経路の内で最も良好に信できる経路を選択することを特徴とする移動体電子装置。
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