JP2005203052A - 光ディスクスタンパの作製方法、光ディスクスタンパおよび光ディスク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遷移金属、例えばタングステンWならびにモリブデンMoの酸化物からなる無機レジスト材料において、同レジスト材料のスパッタ成膜時の成膜ガスを流量比75:25のアルゴン・酸素混合ガスとすることにより、ネガ型の無機レジスト材料を得る。無機レジスト材料が基板上に成膜され、レーザ光で露光され、グルーブに対応する露光部が現像後に残るレジストパターンが得られる。レジストパターンからマスタスタンパが作製され、マスタスタンパを使用して読み取り面に凸のグルーブを有するディスク基板を作製できる。
【選択図】 図15
Description
無機レジスト膜を露光することで得られたレジストパターンから光ディスクスタンパを得ることを特徴とする光ディスクスタンパの作製方法である。
スタンパが、基板上に被着された酸素含有量が72乃至74at.%である無機レジスト材料からなる凹凸形状のレジストパターンから転写・形成されたことを特徴とする光ディスクスタンパである。
スタンパは、無機レジスト膜中の酸素含有量が72ないし74at.%である無機レジスト材料を用いグルーブが形成されたものであることを特徴とする光ディスクである。
レジスト層を成膜する前の処理として、基板とレジスト層との間に存在する中間層を作製する。単結晶シリコンからなるシリコンウェハーのように熱伝導率が大きい基板を用いる場合、無機レジスト層の露光時に収束されたレーザを照射しても無機レジスト層に与えられた熱量の拡散が大きくなるため、露光ができない。そこで、シリコン基板と無機レジスト層間にアモルファスシリコン層を挿入する。アモルファスシリコン層によって、熱の拡散が抑制され、無機レジスト層に露光パターンが形成できるようにする。
図6に概略を示すような2元のスパッタ装置を使用して、表面が十分に平滑化されたシリコン基板31上に、スパッタリングにより遷移金属の不完全酸化物からなる無機レジスト層を成膜した。図6において参照符号30がパレットを示す。一方の高周波電源34と接続されたカソードには、タングステン(W)ターゲット32を装着し、他方の高周波電源35と接続されたカソードには、モリブデン(Mo)ターゲット33を装着する。なお、参照符号36および37は、それぞれマッチングボックスを示す。
ステン(W)ならびにモリブデン(Mo)の酸化物からなる無機レジスト材料を得ることができる。また、成膜ガス中の酸素濃度を変えることにより、遷移金属の不完全酸化物の酸化度合いを制御することが可能である。
次に、レジスト層の成膜が終了したレジスト基板40を、図7に示されるカッティング装置のターンテーブル42にレジスト層41が上側になるようセットする。
上記のような方法で露光されたレジスト基板40を現像することにより、所望の露光パターンに応じたピットおよび/またはグルーブの潜像が形成された光ディスク用レジスト原盤が得られる。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
図6には図示しないスパッタチャンバー内にて、シリコン基板上に投入電力2.5kW、成膜アルゴンガス圧3.7mTorr(0.49Pa)にてアモルファスシリコン膜を80nm成膜した。
光源:半導体レーザ(波長405nm)
対物レンズ:NA=0.90
対物レンズ送り速度:0.32μm/revolution
スピンドル:CLV(Constant Linear Velocity)方式2.0m/sec
現像液:テトラメチルアンモニウム水酸化溶液。
2・・・PIC領域
3・・・データ記録領域
13・・・マスタスタンパ
14・・・マザースタンパ
17・・・光ピックアップ
Gv・・・グルーブ
23・・・スタンパ
31・・・シリコン基板
32・・・タングステンターゲット
33・・・モリブデンターゲット
40・・・レジスト基板
41・・・レジスト層
42・・・回転駆動装置
43・・・スピンドルサーボ
44・・・レーザ光源
Claims (9)
- 基板上に酸素含有量が72ないし74at.%である無機レジスト材料が被着されて無機レジスト膜が形成され、
上記無機レジスト膜を露光することで得られたレジストパターンから光ディスクスタンパを得ることを特徴とする光ディスクスタンパの作製方法。 - 請求項1記載の光ディスクスタンパの作製方法において、
上記無機レジスト材料は、遷移金属の酸化物を含むアモルファス無機材料であることを特徴とする光ディスクスタンパの作製方法。 - 請求項2記載の光ディスクスタンパの作製方法において、
上記遷移金属は、タングステンおよびモリブデンの少なくとも一方を含むことを特徴とする光ディスクスタンパの作製方法。 - 請求項1記載の光ディスクスタンパの作製方法において、
光ディスクが読み取り面に対して凸形状のグルーブを有し、
上記レジストパターンは、上記グルーブに対応した凸部を有することを特徴とする光ディスクスタンパの作製方法。 - グルーブまたはピットに対応する凹凸形状を有する光ディスクを製造する際に使用される光ディスクスタンパであって、
上記スタンパが、基板上に被着された酸素含有量が72乃至74at.%である無機レジスト材料からなる凹凸形状のレジストパターンから転写・形成されたことを特徴とする光ディスクスタンパ。 - 請求項5記載の光ディスクスタンパにおいて、
読み取り面に対して凸形状のグルーブを有する光ディスクを製造する際に使用される光ディスクスタンパであって、
上記レジスト膜を露光することで、上記グルーブに対応した凸部を有するレジストパターンを形成し、
上記レジストパターンから上記グルーブに対応して凹部が形成されたことを特徴とする光ディスクスタンパ。 - 請求項5記載の光ディスクスタンパにおいて、
上記レジストパターンから第1のスタンパを形成し、上記第1のスタンパの複製で且つ上記第1のスタンパと凹凸が反転されたことを特徴とする光ディスクスタンパ。 - スタンパによって成型された、読み取り面に対して凸形状のウォブルグルーブを有するディスク基板上に信号層が設けられ、信号層上にカバー層が設けられた光ディスクであって、
上記スタンパは、無機レジスト膜中の酸素含有量が72ないし74at.%である無機レジスト材料を用いグルーブが形成されたものであることを特徴とする光ディスク。 - 請求項8記載の光ディスクにおいて、
上記無機レジスト膜をレーザ光で露光する時に使用される対物レンズの開口数をNAとしたとき、NAが0.85以上であることを特徴とする光ディスク。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007086484A1 (en) * | 2006-01-30 | 2007-08-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Method and stamper for producing multilayer optical recording medium and method for making the stamper |
US7897301B2 (en) | 2007-07-12 | 2011-03-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Fine pattern forming method and stamper |
WO2014123008A1 (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-14 | デクセリアルズ株式会社 | ナノ構造体 |
JP2016017224A (ja) * | 2014-07-11 | 2016-02-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 反応性スパッタリング形成方法と反応性スパッタリング形成方法にて成膜された円筒状媒体 |
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2004
- 2004-01-19 JP JP2004010071A patent/JP2005203052A/ja active Pending
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