JP2005202903A - カプセル減圧弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】減圧弁の精度向上を実現する。
【解決手段】バネ常数が小さく、受圧面積の変化が無い多重カプセルを設置する。
【選択図】 図2
【解決手段】バネ常数が小さく、受圧面積の変化が無い多重カプセルを設置する。
【選択図】 図2
Description
多重カプセルと開閉弁で、精密な制御を行う減圧弁に関する。
図1は従来型減圧弁の一形態を示す概略図である。この図に基づいて従来型減圧弁の作用について簡単に説明する。
本体1の下部に設置されたプラグ2に主弁バネ3と主弁体4が配設されている。主弁体4は本体1に固定された主弁シート5に主弁バネ3の反力で圧接されて主弁6弁を閉の状態に保持している。本体1とボンネット7に挟まれたダイヤフラム8のセンター部に装着された排気弁シート9には主弁体4から伸びる排気弁体10が密着しており、排気弁11を閉の状態に保持している。
ダイヤフラムピストン12に設置される調圧バネ13は圧縮板14で圧縮される。圧縮量の調節はノブ15の回転で行う。
このような減圧弁に於いて、先ずノブ15を左回転して設定圧力以下に調圧バネ13を緩める。主弁体4は主弁バネ3の作用で主弁シート5に密着して主弁6を閉の状態にする。次に、1次側から圧縮空気を導入すると、圧縮空気は1次圧力室16の圧力を高める。
次にノブ15を右回転する。調圧バネ13は圧縮され、主弁体4が下降して主弁6が開になる。圧縮空気は主弁6を通過して2次圧力室17から図示しない外部の端末機器に到達する。2次圧力は上昇して、調圧バネ13の反力に抗してダイヤフラム8を押し上げる。主弁体4は主弁バネ3の作用で上昇、主弁シート5に接触して主弁6は閉になって圧縮空気の供給は遮断される。
ノブ15を回転して調圧バネ13の反力調整を行い、圧縮空気の圧力を所定の圧力に設定した後、ナット21で固定する。2次側の圧力が設定値以下になると、調圧バネ13の反力でダイヤフラム8が下降する。主弁6は開になり、圧縮空気が供給されて2次側の圧力は設定圧力に復帰する。2次側の圧力が設定値以上になると、ダイヤフラム8が調圧バネ13の反力に抗して上昇する。排気弁シート9が排気弁体10から離脱するので、排気弁11は開となり余分な圧縮空気は排気孔18から外部に放出されて、2次圧力は設定圧力に復帰する。
解決しようとする問題点は、先ずダイヤフラムピストン12の動作によってダイヤフラム8の受圧面積が変化することである。同じ圧力に対してダイヤフラム8が圧力側に動作する場合は、その動作距離が大きい程受圧面積は大きくなりダイヤフラム8の出力は大きくなる。又、ダイヤフラム8が大気側に動作する場合は、その動作距離が大きい程受圧面積は小さくなりダイヤフラム8の出力は小さくなる。いずれの場合も受圧面積は、直線的ではなく曲線的に変化する。
次に調圧バネ13も、そのバネ常数が大きく又、動作距離によって反力が変化することである。調圧バネ13が圧力側に動作する場合の反力は小さくなり、大気側に動作する場合の反力は大きくなる。調圧バネ13の反力変化はバネ常数が大きい程大きくなる。このダイヤフラムの出力と調圧バネの反力変化が減圧弁の重要な特性である圧力特性や流量特性等の低下の原因になっている。
このような実情のもとに本発明は創案されたものでその目的は、ダイヤフラムの出力と調圧バネの出力変化に起因する性能低下のない減圧弁を提供することにある。
開閉弁の制御装置として、多重カプセルを設置する。単体のカプセルはバネ常数が大きく、又圧縮許容量が小さいので必要な弁開度が得られない。これらの欠点を除去するためにカプセルを多重構造とした。
多重カプセルの先端に排気弁シートを設置する。又、各カプセルに連通孔を設け、ノブネジを中空として、更にボンネットに排気孔を設けて2次圧力を多重カプセルの中を通過させる構造とした。
多重カプセルは圧縮許容量が大きいので必要な弁解度が得られる。又、バネ常数が小さい。さらに受圧面積の変化が無く一定なので精密な圧力制御が可能になり、高性能の減圧弁が実現出来る。
図2は本発明の多重カプセル減圧弁の1実施例を示す断面図である。
本体1の下部に設置されたプラグ2に主弁バネ3と主弁体4が配設されている。主弁体4は本体1に固定された主弁シート5に主弁バネ3の反力で圧接されて主弁6を閉の状態に保持する構成にする。
先端に多重カプセル33を接続固定したノブネジ30をボンネット7にノブネジ19を介して装着し、ノブ15を取付ける。ノブネジ30は中空とし、所定の位置には排気孔18を設置する。各多重カプセルのセンター部に通気孔32を設け、多重カプセルの先端に排気弁シート9を設置する。前記排気弁シート9に主弁体4から伸びる排気弁体10を圧接させ、排気弁11を閉の状態に保持する構成とする。
本発明のカプセル減圧弁の動作及び作用を、図2を用いて説明を行う。
図2の減圧弁に於いて、先ずノブ15を左回転して設定圧力以下に多重カプセル33を上昇させると、排気弁体10と排気弁シート9が離脱する。主弁体4が主弁バネ3の作用で主弁シート5に圧着して、主弁6は閉の状態になる。
次に、1次側から圧縮空気を導入して1次圧力室16を加圧した後、ノブ15を右回転する。多重カプセル33と排気弁シート9が下降して、排気弁体10と主弁体4を押し下げると主弁6が開になる。圧縮空気は主弁6を通過して2次圧力室17から外部の図示しない端末機に到達する。更に、ノブ15を左右に回転して多重カプセル33の位置調整を行い、2次圧力を設定する。
端末機器の圧力が設定値以下になると、多重カプセル33と排気弁シート9が下降する。主弁体6は押し下げられて主弁6が開になり、圧縮空気が供給されて2次圧力は設定圧力に復帰する。
端末機器の圧力が設定値以上になると、多重カプセル33と排気弁シート9が上昇する。排気弁シート9が排気弁体10から離脱するので排気弁11は開になる。余分な圧縮空気は各カプセルの連通孔32を通り中空のノブネジ30を経て排気孔18から外部へ放出されるの2次圧力は設定圧力に復帰する。
図3は他の実施例である。1次側から圧縮空気を導入した後、制御圧力孔36から制御圧力を多重カプセル内部に導入する。ノブ15を回転して制御圧力で2次圧力を設定するリレーとしての応用例である。
1本体
3主弁バネ
4主弁体
5主弁シート
6主弁
8ダイヤフラム
9排気弁シート
10排気弁体
11排気弁
15ノブ
30カプセルネジ
32連通孔
33多重カプセル
36制御圧力孔
3主弁バネ
4主弁体
5主弁シート
6主弁
8ダイヤフラム
9排気弁シート
10排気弁体
11排気弁
15ノブ
30カプセルネジ
32連通孔
33多重カプセル
36制御圧力孔
Claims (4)
- 入力された一次側の流体圧力を制御された二次側の流体圧力として取り出す減圧弁に於いて、弁の開閉制御装置として多重カプセルを配設することを特徴とする多重カプセル減圧弁。
- 各カプセルに連通孔を設けることを特徴とする多重カプセル減圧弁。
- 多重カプセルに排気弁シートを設けることを特徴とする多重カプセル減圧弁。
- ノブネジは中空であって、排気孔を設けることを特徴とする多重カプセル減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004038987A JP2005202903A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | カプセル減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004038987A JP2005202903A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | カプセル減圧弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005202903A true JP2005202903A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34824420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004038987A Pending JP2005202903A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | カプセル減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005202903A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1903415A2 (de) | 2006-09-21 | 2008-03-26 | Peter Behr | Vorrichtung zur Mengenbegrenzung |
-
2004
- 2004-01-16 JP JP2004038987A patent/JP2005202903A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1903415A2 (de) | 2006-09-21 | 2008-03-26 | Peter Behr | Vorrichtung zur Mengenbegrenzung |
EP1903415A3 (de) * | 2006-09-21 | 2008-06-25 | Peter Behr | Vorrichtung zur Mengenbegrenzung |
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