JP2005202896A - 偽造防止部材およびコードマーク読取システム - Google Patents

偽造防止部材およびコードマーク読取システム Download PDF

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良昭 芝岡
Shinichi Ishida
伸一 石田
Fumito Kobayashi
文人 小林
Hiroshi Kawai
宏 河合
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Abstract

【課題】 形成されたコードマークの確認が第三者により困難とし、偽造の抑止を可能とした偽造防止部材およびコードマーク読取システムを提供する。
【解決手段】 偽造防止部材は、透明樹脂層1と基材層2とが積層されて構成される。基材層2上には、インクジェットプリンタまたはオフセット印刷などでコードマーク4が印刷または印字されて形成される。また、透明樹脂層1上には、レーザ照射によりコードマーク3が刻印されて形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、偽造防止部材およびコードマーク読取システムに関し、特に、レーザでコードマークを刻印した偽造防止部材およびコードマーク読取システムに関する。
従来、バーコードまたは2次元コードなどのコードマークがインクなどで印刷されたプラスチック製のカードなどが、クレジットカード、社員証などとして使用されていた。
しかしながら、インクで印字した場合、印刷されたコードマークなどの画像が摩擦などにより劣化してしまうといった問題を抱えていた。
上記のような問題を解決するために、カードなどの表面に対して、レーザを照射することによりコードマークなどの画像を形成したものが従来技術として存在していた。
このような従来技術の1つに特許文献1が開示するところのカードがあった。
特許文献1では、互いに異なる色を有する複数の画像形成層が設けられているカードにレーザを照射して、その画像形成層を部分的に蒸発させ、カードの多色表現を実現していた。
また、特許文献2には、吸収用物質として真珠光沢顔料及び/または非光沢金属酸化物を被覆した雲母顔料と無機の血小板状基体との混合物を含むレーザマーク可能なプラスチックが開示されていた。
特開昭59−59372号公報 特表2001−505233号公報
しかしながら、従来では、レーザ照射により形成されたコードマークなどの画像が肉眼で確認できることができるため、偽造が比較的容易であるといった問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、形成されたコードマークの確認が第三者により困難とし、偽造の抑止を可能とした偽造防止部材およびコードマーク読取システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、少なくとも一面は光透過性を有しない基材層と、基材層の光透過性を有しない面に接合された光透過性を有する透明樹脂層とが積層された偽造防止部材であって、基材層における透明樹脂層との接合面には、第1のコードマークが印刷または印字され、透明樹脂層における基材層との接合面の対面には、基材層に達しない深さで第2のコードマークが刻印されたことを特徴とする。
また、上記の偽造防止部材において、第2のコードマークは、第1のコードマークに重ねられて形成されていることを特徴とする。
また、上記の第2のコードマークは複数の凹陥部からなり、複数の凹陥部には、それぞれ気泡が形成されていることを特徴とする。
また、上記の第2のコードマークを形成する複数の凹陥部の周囲に沿って、それぞれ環状の凸部が形成されていることを特徴とする。
また、上記の第2のコードマークは互いに平行な複数の線状の溝部からなることを特徴とする。
また、上記の溝部には、それぞれ気泡が形成されていることを特徴とする。
また、上記の第2のコードマークを形成する複数の溝部の周囲に沿って、それぞれ凸部が形成されていることを特徴とする。
また、上記の第2のコードマークは、CO2レーザにより刻印されることを特徴とする。
また、少なくとも一面は光透過性を有しない基材層と、基材層の光透過性を有しない面に接合された光透過性を有する透明樹脂層とが積層された偽造防止部材と、偽造防止部材に形成されたコードマークを読み取るコードマーク読取装置と、を有するコードマーク読取システムであって、偽造防止部材は、基材層における透明樹脂層との接合面には、第1のコードマークが印刷または印字され、透明樹脂層における基材層との接合面の対面には、基材層に達しない深さで第2のコードマークが刻印されたことを特徴とする。
また、上記のコードマーク読取装置は、第1および第2のコードマークが形成された面に対して垂直方向から自装置に設けられた光源の光を照射し、反射光の強度差に基づいて、第1のコードマークを読み取ることを特徴とする。
また、上記のコードマーク読取装置は、第1および第2のコードマークが形成された面に対して非垂直方向から自装置に設けられた光源の光を照射し、反射光の強度差に基づいて、第2のコードマークを読み取ることを特徴とする。
また、上記のコードマーク読取装置は、第1および第2のコードマークが形成された面に対して20°〜40°の方向から光源の光を照射し、反射光の強度差に基づいて、第2のコードマークを読み取ることを特徴とする。
本発明は、偽造防止部材に形成されたコードマークの確認が第三者により困難とし、偽造防止部材の偽造の抑止を可能とする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における偽造防止部材の模式断面図である。偽造防止部材は、所定の製品などの物品を形成する面に貼付される。以下、図1を用いて、本実施形態における偽造防止部材について説明する。
図1に示されているように、偽造防止部材は、透明樹脂層1と基材層2とが積層されて構成される。
透明樹脂層1表面には、コードマーク3がCO2レーザにより刻印されている。また、基材層2表面には、コードマーク4がインクなどにより印刷または印字されている。
これらのコードマーク3、4には、製品の識別情報または管理情報(例えばロットナンバー、製造日、製造地など)が含まれるとしてもよい。
なお、基材層2において、透明樹脂層1が積層している面に対向する面に接着剤を塗布し、偽造防止部材を製品などに貼付してもよい。偽造防止部材上のコードマーク3、4を読取装置で読み取ることにより、偽造防止部材が貼付された物品の製造、流通の管理が容易になる。
なお、コードマーク3、4は、スタック型2次元コードであってもよいし、マトリックス型2次元コードであってもよい。さらに、偽造防止部材上に刻印されるコードマークは、2次元コードに限らず、バーコードやロゴのような他のコードマークであってもよい。
透明樹脂層1は光透過性を有する熱可塑樹脂層であって、例えば、ポリエチレンテレフタレートを素材とするとしてよい。
また、透明樹脂層1の上面には、コードマーク3を形成する複数のドットが形成されている。CO2レーザマーカは、透明樹脂層1上にCO2レーザを照射することにより、透明樹脂層1を形成する樹脂を昇華させ、透明樹脂層1上に凹陥部(ドット)を複数形成する。この複数のドットによりコードマーク3が形成される。
基材層2は、例えばインクジェットプリンタまたはオフセット印刷などにより印刷または印字可能な材質の層である。また、基材層2における透明樹脂層1との接合面は、光透過性を有しておらず、基材層2は好適には樹脂または紙などによる基材からなる層である。
以下、本実施形態における偽造防止部材の製造工程について説明する。
まず、基材層2上にインクジェットプリンタまたはオフセット印刷などによりコードマーク4を印刷または印字する。このとき好適には、基材層2においてコードマーク4が形成される面とインクとは、一定以上の光反射率差が存在するように基材層2またはインクが選択される。
このことにより、コードマークの読取装置が基材層2に光を照射してコードマーク4を読み取るとき、読み取りの成功率を向上させることができる。
次に、基材層2におけるコードマーク4形成面上に透明樹脂を塗布して透明樹脂層1を形成する。
なお、ここで他の方法としては、別々に製造された透明樹脂層1と基材層2とを積層するとしてもよい。
次に、CO2レーザマーカからCO2レーザを透明樹脂層1表面に照射して透明樹脂層1を昇華させてドット(凹陥部)形成を繰り返し、コードマーク3を刻印する。また、ここで形成される凹陥部は、基材層2の深さまで達していないこととする。このようにして、本実施形態における偽造防止部材が完成する。
好適には、透明樹脂層1におけるコードマーク3形成面と基材層2におけるコードマーク4形成面とが平行となるように、透明樹脂層1と基材層2とが積層されて偽造防止部材が形成される。
なお、ここで使用するCO2レーザマーカは、堀内電機製作所製の「12W CO2レーザマーカ LSS−S050VAH」であるとしてもよい。
CO2レーザマーカを用いてコードマーク3を刻印する際の各条件値の例を以下に記載する。なお、ここでは、例として一辺4mmの正方形形状のデータマトリックス(英数字30文字程度)をマーキングしたときの各条件値を示す。
レーザ波長:10.6±0.1μm程度
レーザ出力:1.20〜1.44W程度
1ドットの照射時間:1.0〜1.4msec程度
マーキング範囲:一辺45mmの正方形
レンズからワークまでの距離:115mm
1ドット照射してから次の1ドットを照射するまでの待機時間:好ましくは1.0msec程度
1ドットのマーキング径:120μm程度
1ドットの最大深さ30μm程度
図2は、本発明の第1の実施形態において、CO2レーザ照射、ならびに印刷/印字により、コードマーク3、4が形成された偽造防止部材を示す図である。
図2に示されているように、偽造防止部材の透明樹脂層1上には、CO2レーザ照射により複数のドット(白抜きのドット)が形成されている。その複数のドットによりコードマーク3が形成される。
また、基材層2上には、印刷または印字により複数のドット(黒塗りのドット)が形成されている。その複数のドットによりコードマーク4が形成される。コードマーク4は、透明樹脂層1上からも視認することができる。
また、コードマーク形成面に対して垂直方向から見て、コードマーク3、4が重なって形成されている部分は、図2において斜線のドットで示されている。
なお、図2では、一例として、コードマーク3、4は2次元コード(データマトリックス)により示されている。
図3は、本発明の第1の実施形態における透明樹脂層1上のコードマーク3を形成するドットを示す図である。図3の(a)は、ドットを真上から見た平面図であり、(b)は、(a)の平面図に対応するドットの断面図である。以下、図3を用いて、コードマーク3を形成するドットについて説明する。
CO2レーザが透明樹脂層1に照射されると、透明樹脂層1におけるレーザ照射部分が加熱されて気化し、凹陥部(ドット)が形成される。その際、透明樹脂層1表面において、凹陥部周囲が盛り上がり、凹陥部の周囲に沿って凸部41が環状に形成される。
また、レーザの照射部分の加熱および気化により、凹陥部の表面に沿って複数の気泡42が形成される。
このように、レーザ照射の際に、偽造防止部材上にリング状の凸部41が形成されたことにより、ドットの輪郭部分が明瞭となるため、ドット部分と、偽造防止部材上のドット以外の部分とのコントラストが大きくなり、コードマーク3を明瞭に刻印することが可能となる。
また、レーザ照射の際に、ドットの表面に気泡42が複数形成されたことにより、光照射時にドット表面が白色に反射するため、透明である透明樹脂層1上のドット以外の部分とのコントラストが大きくなり、明瞭なコードマークを刻印することが可能となる。
以下、読取装置による偽造防止部材のコードマーク3、4の読み取り動作について説明する。読取装置は、自装置に設けられている光源から対象となる物体に光を照射して、その反射光の強度を測定してコードを読み取る装置である。例えば、上記の読取装置として、株式会社東研製の「THIR−3000LP ハンドヘルド1次元/2次元イメージリーダー」を用いるとしてもよい。
図4は、本発明の第1の実施形態における読取装置10および偽造防止部材を示す図である。
図4に示されているように、読取装置10は、読取部11と、光源12a、12bとを有する。読取装置10は、読取部11により受光された偽造防止部材からの反射光のうち、光強度が所定値よりも低いものをコードマークとして読み取る。
読取部11は、例えばCCD(Charge Coupled Device)などの受光素子により構成される。読取部11は、自身に垂直に入射する光を受光する。
光源12a、12bは、コードマーク読み取り用の光を、基材層2のコードマーク4形成面に垂直に照射する。なお、読取装置10に設けられる光源の個数は、図により限定されないものとする。
図5は、本発明の第1の実施形態における読取装置10によるコードマーク4の読み取り方法を示す図である。
以下、図5を用いて、読取装置10による基材層2上に形成されたコードマーク4の読み取り方法について説明する。
光源12a、12bが偽造防止部材のコードマーク3形成面に垂直に光を照射すると、透明樹脂層1のコードマーク3形成面における凸部41および気泡42が生成されていない領域を照射光が透過し、基材層2のコードマーク4形成面に到達する。
基材層2のコードマーク4形成面に到達した照射光は、そのまま正反射し、再度透明樹脂層1を透過して読取装置10の読取部11に入射する。
読取部11は、入射した反射光の光強度差に基づいて、基材層2上のコードマーク4を読み取る。
一方、光源12a、12bからの照射光が、透明樹脂層1のコードマーク3形成面における凸部41および気泡42形成領域に照射されると、その照射光は凸部41および気泡42部分で乱反射する。その結果、凸部41および気泡42部分(コードマーク3)は白色に発光する。読取装置10は、所定値以上の光強度の光が反射した領域をコードマークとして認識しないため、コードマーク3を読み取らない。
図6は、本発明の第1の実施形態における読取装置10により読み取られたコードマーク4の一例を示す図である。
偽造防止部材に形成されているコードマークが図2のようなものであった場合、読取装置10は、図6のようにコードマーク3を読み取らず、コードマーク4のみを読み取る。
このようにして、読取装置10は、コードマーク4形成面に対して垂直に光を照射し、その反射光の光強度が所定値よりも低い領域をコードマークとして読み取る。従って、読取装置10は、光照射方向から見て偽造防止部材の同一領域に形成されたコードマーク3、4のうちコードマーク4のみを読み取ることが可能となる。
図7は、本発明の第1の実施形態における読取装置20および偽造防止部材を示す図である。
図7に示されているように、読取装置20は、読取部21と、光源22a、22bとを有する。読取装置20は、読取部21により受光された偽造防止部材からの反射光のうち、光強度が所定値よりも高いものをコードマークとして読み取る。
読取部21は、例えばCCDなどの受光素子により構成される。読取部21は、自身に垂直に入射する光を受光する。
光源22a、22bは、コードマーク読み取り用の光を、基材層2のコードマーク3形成面に対して非垂直方向から照射する。なお、読取装置20に設けられる光源の個数は、図により限定されないものとする。
図8は、本発明の第1の実施形態における読取装置20によるコードマーク3の読み取り方法を示す図である。
以下、図8を用いて、読取装置20による透明樹脂層1上に形成されたコードマーク3の読み取り方法について説明する。
光源22a、22bが偽造防止部材のコードマーク3形成面に光を照射すると、透明樹脂層1のコードマーク3形成面における凸部41および気泡42が生成されていない領域を照射光が透過し、基材層2のコードマーク4形成面に到達する。
基材層2のコードマーク4形成面に対して非垂直方向から到達した照射光は、そのまま正反射し、再度透明樹脂層1を透過して、読取部21の読取可能領域外に抜ける。
読取部21は、基材層2のコードマーク4形成面からの反射光を受光しないため、コードマーク4の読み取りを行わない。
一方、光源22a、22bからの照射光が、透明樹脂層1のコードマーク3、4形成面に対して非垂直に、凸部41および気泡42形成領域に照射されると、その照射光は凸部41および気泡42部分で乱反射し、その照射光はコードマーク3形成面に対して垂直方向に反射され、その反射光が読取部21へ入射する。その結果、読取装置20は、所定値以上の光強度の光が反射した領域をコードマークとして認識するため、コードマーク3を読み取ることができる。
図9は、本発明の第1の実施形態における読取装置20により読み取られたコードマーク3の一例を示す図である。
偽造防止部材に形成されているコードマークが図2のようなものであった場合、読取装置10は、図9のようにコードマーク4を読み取らず、コードマーク3のみを読み取る。
このようにして、読取装置20は、コードマーク3、4形成面に対して非垂直に光を照射し、その反射光の光強度が所定値よりも高い領域をコードマークとして読み取る。従って、読取装置20は、光照射方向から見て偽造防止部材の同一領域に形成されたコードマーク3、4のうちコードマーク3のみを読み取ることが可能となる。
また、読取部21と光源22a、22bとの相対的な設置位置、読取装置20とコードマーク3、4の形成面との間の距離、および光源22a、22bからコードマーク3、4形成面への光照射角度は、読取装置20は、コードマーク4形成面に対して非垂直に光を照射した場合、コードマーク4形成面からの反射光が読取部21へ入射しないように適宜調整されるとしてよい。
なお、好適には、光源22a、22bは、透明樹脂層1のコードマーク3形成面および基材層2のコードマーク4形成面に対して20°〜40°の方向から光を照射する。このことにより、読取装置20は、コードマーク4を読み取ることなく、コードマーク3を読み取ることができる。
また、読取装置10、20は、接続される図示されないPCなどの情報処理装置に、読み取ったコードマークの画像情報を出力するとしてよい。
情報処理装置は、入力されたコードマークの画像情報から管理情報などを解析する。
以上説明した実施形態では、コードマーク3、4をそれぞれ別の読取装置20、10で読み取っていたが、光源の照射角度の調節が可能な1つの読取装置でコードマーク3、4を読み取るとしてもよい。また、この読取装置はコードマークとして読み取る反射光の光強度も設定可能であるとする(例えば所定値以上/以下をコードマークとして読み取るなど)。
以上説明したように、本実施形態によれば、偽造防止部材には、同一領域内にコードマーク3、4が重ねて形成されている。読取装置の光照射角度、およびコードマークとして読み取る際の光強度の設定を変更することにより、異なる層上に形成されているコードマーク3、4を分離して読み取ることができる。
従って、微小領域に大量の情報(従来の2倍の情報量)を書き込むことが可能な偽造防止部材を提供することができる。
また、本実施形態によれば、コードマーク3、4を合わせて1つの内容を示すような情報とすることで、偽造防止部材に書き込まれた情報の不正読み取りを抑制することが可能となる。
また、本実施形態によれば、肉眼で確認できるコードマーク(コードマーク3、4が重なって形成されるコードマーク)と、読取装置20、10により読み取られるコードマーク3、4とは、その形状が異なっているため、コードマークの複製が困難となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、透明樹脂層1上のコードマーク3は、マトリクス状に配置された複数のドットにより形成されていた。
これに対し、本実施形態では、透明樹脂層1上に、互いに平行で一定の深さの複数の溝部からなる単位セルがCO2レーザにより形成され、その複数の単位セルの集合によりコードマークが形成される。
なお、特記しない限り、本実施形態における偽造防止部材は、第1の実施形態と同様であるとする。
図10の(a)は、本発明の第2の実施形態における偽造防止部材に刻印されたコードマークを示す正面図であり、(b)は、(a)に示されるコードマークを形成する単位セルを示す正面図である。
また、図11は、本発明の第2の実施形態における偽造防止部材の断面図であって、図10の(b)の点線Aの部分の断面を示す。
以下、図10および図11を用いて、本実施形態における偽造防止部材について説明する。
図11に示されているように、偽造防止部材は、透明樹脂層1と基材層2とが積層されて構成される。
また、図10の(b)および図11に示されているように、各単位セル6では、透明樹脂層1表面に、基材層2に達しない深さで、互いに平行な2本の線状の溝部が所定間隔で形成されている。本実施形態では、その溝部により透明樹脂層1上にコードマーク7が形成されている。
また、CO2レーザ照射による溝部形成時に、透明樹脂層1表面において、溝部周囲が盛り上がり、溝部の周囲に沿って凸部71が形成される。このとき、ドット形成時と同様に、溝部の主に内壁に気泡72が発生する。
また、図10の(a)に示されているように、透明樹脂層1表面では、複数の単位セル6がマトリクス状に配置されて、2次元コードマークが形成されている。
なお、線状の溝部が形成されている方向に連結した2以上の単位セル6では、その溝部も、また連結されているものとする。
ここで、本実施形態における偽造防止部材の製造方法について説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、基材層2上にインクジェットプリンタまたはオフセット印刷などによりコードマーク4を印刷または印字する。このとき好適には、基材層2においてコードマーク4が形成される面とインクとは、一定以上の光反射率差が存在するように基材層2またはインクが選択される。
次に、基材層2におけるコードマーク4形成面上に透明樹脂を塗布して透明樹脂層1を形成する。
なお、ここで他の方法としては、別々に製造された透明樹脂層1と基材層2とを積層するとしてもよい。
次に、CO2レーザビーム及び/又は偽造防止部材を一定方向に移動させながら、CO2レーザを透明樹脂層1に照射させて透明樹脂層1を昇華させて溝部(コードマーク7)を形成する。さらに、この移動方向に平行な方向にCO2レーザビーム及び/又は偽造防止部材を移動させながらレーザの照射を繰り返して、互いに平行な溝部を透明樹脂層1上に形成し、コードマーク7を刻印する。また、ここで形成される溝部は、基材層2の深さまで達していないこととする。このようにして、本実施形態における偽造防止部材が完成する。
図12は、本発明の第2の実施形態における偽造防止部材に刻印されたコードマークを形成する単位セル6をより詳細に示した図である。
図12に示されているように、正方形状の単位セルにおいて、形成される2つの溝部7の外周に沿ってそれぞれ形成される各凸部71間における平坦部73の距離は15〜35μm、好ましくは約25μmである。また、単位セル6外周の境界を形成する線分のうち、溝部の形成方向(万線の方向)に平行な線分と、その線分に近接する溝部7の外周に沿って形成された凸部71との距離は7.5〜17.5μm、好ましくは約12.5μmである。このことにより、偽造防止部材上に形成される複数の溝部7の外周に沿って形成される凸部71間の距離は15〜35μmとなる。
なお、本実施形態では、単位セル6の形状を1辺0.3mmの正方形としたが、その1辺の長さは上記の値に限定されないものとする。
以下、偽造防止部材上のコードマークの読み取りについて説明する。本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、読取装置10、20により偽造防止部材上に刻印されたコードマークが読み取られるものとする。
図13は、本発明の第2の実施形態における読取装置10によるコードマーク4の読み取り方法を示す図である。
以下、図13を用いて、読取装置10による基材層2上に形成されたコードマーク4の読み取り方法について説明する。
光源12a、12bが偽造防止部材のコードマーク7形成面に光を照射すると、透明樹脂層1のコードマーク7形成面における凸部71および気泡72が生成されていない領域を照射光が透過し、基材層2のコードマーク4形成面に到達する。
基材層2のコードマーク4形成面に到達した照射光は、そのまま正反射し、再度透明樹脂層1を透過して読取装置10の読取部11に入射する。
読取部11は、入射した反射光の光強度差に基づいて、基材層2上のコードマーク4を読み取る。
一方、光源12a、12bからの照射光が、透明樹脂層1のコードマーク7形成面における凸部71および気泡72形成領域に照射されると、その照射光は凸部71および気泡72部分で乱反射する。その結果、凸部71および気泡72部分(コードマーク7)は白色に発光する。読取装置10は、所定値以上の光強度の光が反射した領域をコードマークとして認識しないため、コードマーク7を読み取らない。
このようにして、読取装置10は、コードマーク4形成面に対して垂直に光を照射し、その反射光の光強度が所定値よりも低い領域をコードマークとして読み取る。従って、読取装置10は、光照射方向から見て偽造防止部材の同一領域に形成されたコードマーク4、7のうちコードマーク4のみを読み取ることが可能となる。
図14は、本発明の第2の実施形態における読取装置20によるコードマーク7の読み取り方法を示す図である。
以下、図14を用いて、読取装置20による透明樹脂層1上に形成されたコードマーク7の読み取り方法について説明する。
光源22a、22bが偽造防止部材のコードマーク7形成面に光を照射すると、透明樹脂層1のコードマーク7形成面における凸部71および気泡72が生成されていない領域を照射光が透過し、基材層2のコードマーク4形成面に到達する。
基材層2のコードマーク4形成面に対して非垂直方向から到達した照射光は、そのまま正反射し、再度透明樹脂層1を透過して、読取部21の読取可能領域外に抜ける。
読取部21は、基材層2のコードマーク4形成面からの反射光を受光しないため、コードマーク4の読み取りを行わない。
一方、光源22a、22bからの照射光が、透明樹脂層1のコードマーク7形成面に対して非垂直に、凸部71および気泡72形成領域に照射されると、その照射光は凸部71および気泡72部分で乱反射し、その反射光が読取部21へ入射する。その結果、読取装置20は、所定値以上の光強度の光が反射した領域をコードマークとして認識するため、コードマーク7を読み取ることができる。
このようにして、読取装置20は、コードマーク7形成面に対して非垂直に光を照射し、その反射光の光強度が所定値よりも高い領域をコードマークとして読み取る。従って、読取装置20は、光照射方向から見て偽造防止部材の同一領域に形成されたコードマーク4、7のうちコードマーク7のみを読み取ることが可能となる。
また、読取部21と光源22a、22bとの相対的な設置位置、読取装置20とコードマーク4、7の形成面との間の距離、および光源22a、22bからコードマーク4、7形成面への光照射角度は、コードマーク4形成面からの反射光が読取部21へ入射しないように適宜調整されるとしてよい。
なお、好適には、光源22a、22bは、透明樹脂層1のコードマーク7形成面および基材層2のコードマーク4形成面に対して20°〜40°の方向から光を照射する。このことにより、読取装置20は、コードマーク4を読み取ることなく、コードマーク7を読み取ることができる。
なお、本実施形態では、1つの単位セルに2つの溝部7が形成されていたが、1つの単位セルに万線状の溝部7が3以上形成されているとしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、透明樹脂層1上のコードマーク7が、所定間隔をとった互いに平行な万線状の溝部により形成されている。また、偽造防止部材には、コードマーク7と同一領域内に重ねられて、コードマーク4が形成されている。読取装置の光照射角度、およびコードマークとして読み取る際の光強度の設定を変更することにより、異なる層上に形成されているコードマーク4、7を分離して読み取ることができる。
従って、微小領域に大量の情報(従来の2倍の情報量)を書き込むことが可能な偽造防止部材を提供することができる。
また、本実施形態によれば、コードマーク4、7を合わせて1つの内容を示すような情報とすることで、偽造防止部材に書き込まれた情報の不正読み取りを抑制することが可能となる。
また、本実施形態によれば、肉眼で確認できるコードマーク(コードマーク4、7が重なって形成されるコードマーク)と、読取装置20、10により読み取られるコードマーク4、7とは、その形状が異なっているため、コードマークの複製が困難となる。
従って、コードマークが形成された部材(クレジットカード、社員証、製品管理用シールなど)の偽造を抑制することが可能となる。
また、本実施形態によれば、CO2レーザビーム及び/又は偽造防止部材を一定方向に移動させながら、CO2レーザを透明樹脂層1に照射させて透明樹脂層1を昇華させて溝状の溝部を形成する。さらに、この移動方向に平行な方向にCO2レーザビーム及び/又は偽造防止部材を移動させながらレーザの照射を繰り返して、互いに平行な溝部を透明樹脂層1上に形成し、コードマーク7を刻印する。
この場合、コードマーク7を形成する複数の溝部の幅を所定の長さ以下とすることにより、多くの気泡72がコードマーク7上に形成される。従って、コードマーク7を複数の溝部で形成することにより、高い反射率を確保でき、安定したコードマーク読み取りを実現することが可能となる。
(実施形態のまとめ)
以上、第1および第2の実施形態において、コードマークを刻印するレーザとしてCO2レーザを使用したが、これは、他のレーザ(例えばYAGレーザ)を偽造防止部材に照射した場合、レーザ光が透明樹脂層1を透過してしまい、コードマークを刻印することができないという理由によるものである。
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
本発明の第1の実施形態における偽造防止部材の模式断面図である。 本発明の第1の実施形態において、CO2レーザ照射、ならびに印刷/印字により、コードマークが形成された偽造防止部材を示す図である。 本発明の第1の実施形態における透明樹脂層上のコードマークを形成するドットを示す図であって、(a)は、ドットを真上から見た平面図であり、(b)は、(a)の平面図に対応するドットの断面図である。 本発明の第1の実施形態における読取装置および偽造防止部材を示す図である。 本発明の第1の実施形態における読取装置による基材層上のコードマークの読み取り方法を示す図である。 本発明の第1の実施形態における読取装置により読み取られた基材層上のコードマーク4の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における読取装置および偽造防止部材を示す図である。 本発明の第1の実施形態における読取装置による透明樹脂層上のコードマーク3の読み取り方法を示す図である。 本発明の第1の実施形態における読取装置により読み取られた透明樹脂層上のコードマークの一例を示す図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態における透明樹脂層上に刻印されたコードマークを示す正面図であり、(b)は、(a)に示されるコードマークを形成する単位セルを示す正面図である。 本発明の第2の実施形態における偽造防止部材の断面図であって、図10の(b)の点線部分の断面を示す。 本発明の第2の実施形態における偽造防止部材に刻印されたコードマークを形成する単位セルをより詳細に示した図である。 本発明の第2の実施形態における読取装置による基材層上のコードマークの読み取り方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態における読取装置による透明樹脂層上のコードマークの読み取り方法を示す図である。
符号の説明
1 透明樹脂層
2 基材層
3、4、7 コードマーク
6 単位セル
11、21 読取部
12a、12b、22a、22b 光源
41、71 凸部
42、72 気泡
73 平坦部

Claims (12)

  1. 少なくとも一面は光透過性を有しない基材層と、該基材層の光透過性を有しない面に接合された光透過性を有する透明樹脂層とが積層された偽造防止部材であって、
    前記基材層における前記透明樹脂層との接合面には、第1のコードマークが印刷または印字され、
    前記透明樹脂層における前記基材層との接合面の対面には、前記基材層に達しない深さで第2のコードマークが刻印されたことを特徴とする偽造防止部材。
  2. 前記第2のコードマークは、前記第1のコードマークに重ねられて形成されていることを特徴とする請求項1記載の偽造防止部材。
  3. 前記第2のコードマークは複数の凹陥部からなり、該複数の凹陥部には、それぞれ気泡が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の偽造防止部材。
  4. 前記第2のコードマークを形成する複数の凹陥部の周囲に沿って、それぞれ環状の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の偽造防止部材。
  5. 前記第2のコードマークは互いに平行な複数の線状の溝部からなることを特徴とする請求項1または2記載の偽造防止部材。
  6. 前記溝部には、それぞれ気泡が形成されていることを特徴とする請求項5記載の偽造防止部材。
  7. 前記第2のコードマークを形成する複数の溝部の周囲に沿って、それぞれ凸部が形成されていることを特徴とする請求項5または6記載の偽造防止部材。
  8. 前記第2のコードマークは、CO2レーザにより刻印されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の偽造防止部材。
  9. 少なくとも一面は光透過性を有しない基材層と、該基材層の光透過性を有しない面に接合された光透過性を有する透明樹脂層とが積層された偽造防止部材と、前記偽造防止部材に形成されたコードマークを読み取るコードマーク読取装置と、を有するコードマーク読取システムであって、
    前記偽造防止部材は、
    前記基材層における前記透明樹脂層との接合面には、第1の前記コードマークが印刷または印字され、前記透明樹脂層における前記基材層との接合面の対面には、前記基材層に達しない深さで第2の前記コードマークが刻印されたことを特徴とするコードマーク読取システム。
  10. 前記コードマーク読取装置は、
    前記第1および第2のコードマークが形成された面に対して垂直方向から自装置に設けられた光源の光を照射し、該反射光の強度差に基づいて、前記第1のコードマークを読み取ることを特徴とする請求項9記載のコードマーク読取システム。
  11. 前記コードマーク読取装置は、
    前記第1および第2のコードマークが形成された面に対して非垂直方向から自装置に設けられた光源の光を照射し、該反射光の強度差に基づいて、前記第2のコードマークを読み取ることを特徴とする請求項9または10記載のコードマーク読取システム。
  12. 前記コードマーク読取装置は、
    前記第1および第2のコードマークが形成された面に対して20°〜40°の方向から前記光源の光を照射し、該反射光の強度差に基づいて、前記第2のコードマークを読み取ることを特徴とする請求項11記載のコードマーク読取システム。
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