JP2005201887A - ガラス基板の検査方法及び検査装置、並びに表示用パネルの製造方法 - Google Patents

ガラス基板の検査方法及び検査装置、並びに表示用パネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別する。
【解決手段】光学系10の投光系は、検査光をガラス基板1へ斜めに照射する。表面検査において、焦点調節制御回路41は、反射光がCCDラインセンサー16の受光面の中心位置で受光されるように焦点調節機構40を駆動して、光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面に合わせる。内部検査において、CPU70は、表面検査で収集したガラス基板1の表面への焦点調節データに基づいてガラス基板1の内部への焦点調節データを作成し、焦点調節制御回路41は、内部への焦点調節データに従って焦点調節機構40を駆動して、光学系10の焦点位置をガラス基板1の内部に合わせる。信号処理回路60は、CCDラインセンサー20が表面検査で受光した散乱光と内部検査で受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板1の表面の異物と内部の異物とを弁別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示用パネル等の製造に用いられるガラス基板の表面又は内部の異物を検出するガラス基板の検査方法及び検査装置、並びにそれらを用いた表示用パネルの製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、フォトリソグラフィー技術によりガラス基板上にパターンを形成して行われる。その際、ガラス基板の表面に傷や異物等の欠陥が存在すると、パターンが良好に形成されず、不良の原因となる。このため、従来、欠陥検査装置を用いて、ガラス基板の表面の傷や異物等の欠陥の検査が行われていた。
欠陥検査装置は、レーザービーム等の検査光をガラス基板へ照射し、ガラス基板の表面又は裏面からの反射光又は散乱光を受光して、傷や異物等の欠陥の検出を行うものである。欠陥検査装置を用いたガラス基板の検査において、検出された欠陥が傷や異物等のいずれであるかを判定する方法として、特許文献1に記載の技術が知られている。また、検出された欠陥がガラス基板の表面と裏面のいずれに存在するかを識別する方法として、特許文献2に記載の技術が知られている。
特開平9−257642号公報 特開平9−258197号公報
ガラス基板の製造工程では、ガラス基板の内部に異物が混入したり気泡が発生したりすることがある。欠陥検査装置による検査では、このようなガラス基板の内部の欠陥が、ガラス基板の表面の欠陥と合わせて検出される。検出された欠陥について、従来、特許文献1に記載の技術を用いて気泡を判定することは可能であったが、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することはできなかった。
本発明の課題は、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することである。
また、本発明の課題は、ガラス基板の表面の異物と内部の異物との弁別を、検査内容に応じて適切に行うことである。
さらに、本発明の課題は、ガラス基板の表面又は内部の異物の検査を効率良く行うことである。
さらに、本発明の課題は、ガラス基板の内部の異物を精度良く検出し、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを精度良く弁別することである。
さらに、本発明の課題は、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別して適切な検査を行い、高品質な表示用パネルを製造することである。
本発明のガラス基板の検査方法は、検査光をガラス基板へ斜めに照射し、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光し、受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出するガラス基板の検査方法であって、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせて散乱光を受光する第1の検査工程と、光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて散乱光を受光する第2の検査工程とを含み、第1の検査工程で受光した散乱光と第2の検査工程で受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別するものである。
また、本発明のガラス基板の検査装置は、検査光をガラス基板へ斜めに照射する投光系と、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光する受光系とを有する光学系と、光学系の焦点位置を調節する焦点調節手段と、受光系が受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出する処理手段とを備え、処理手段が、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせて受光した散乱光と光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別するものである。
光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせたとき、ガラス基板の表面の異物については、焦点位置が合っているため、散乱光の受光効率が高く、受光される散乱光の強度が大きい。ガラス基板の内部の異物については、焦点位置が合っていないため、散乱光の受光効率が低く、受光される散乱光の強度が小さい。一方、光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせたとき、ガラス基板の表面の異物については、焦点位置が合っていないため、散乱光の受光効率が低下し、受光される散乱光の強度が小さくなる。ガラス基板の内部の異物については、焦点位置が合っているため、散乱光の受光効率が向上し、受光される散乱光の強度が大きくなる。本発明は、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせて受光した散乱光と光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別する。
さらに、本発明のガラス基板の検査方法は、検査光をガラス基板へ斜めに照射し、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光し、受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出するガラス基板の検査方法であって、光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程を含み、1つの検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、他の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて、複数の検査工程で受光した散乱光の強度の変化から、予め決めた判定基準によりガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別するものである。
また、本発明のガラス基板の検査装置は、検査光をガラス基板へ斜めに照射する投光系と、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光する受光系とを有する光学系と、光学系の焦点位置を調節する焦点調節手段と、受光系が受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出する処理手段とを備え、焦点調節手段が、光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程を行うため、1つの検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、他の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせ、処理手段が、複数の検査工程で受光した散乱光の強度の変化から、予め決めたアルゴリズムを用いてガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別するものである。
光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程において、例えば、1回目の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、2回目以降の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ順次移動させると、検出されるガラス基板の表面の異物及び内部の異物の総数は、2回目の検査工程では1回目より増加するが、2回目以降はほぼ同等となる。これは、ガラス基板の製造工程から、ガラス基板の内部の異物が厚さ方向に均一に分布しており、光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ移動させるに従って、これまで検出されていた表面付近の内部の異物が検出されなくなって、代わりに表面から離れた内部の異物が新たに検出されるようになるためと考えられる。
従って、ガラス基板の表面の異物について、受光される散乱光の強度は、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせたときに最も強くなり、光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ移動させると同等又は減少する傾向を示す。一方、ガラス基板の内部の異物について、受光される散乱光の強度は、光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ移動させると増加し、光学系の焦点位置がガラス基板の内部の特定の位置で最も強くなり、光学系の焦点位置をさらにガラス基板の内部へ移動させると同等又は減少する傾向を示す。本発明は、光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程で受光した散乱光の強度の変化から、予め決めた判定基準によりガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別する。
このとき、検査内容に応じて、検査工程の数及び光学系の焦点位置の移動量を調整すると、ガラス基板の厚み方向の特定の領域の異物を重点的に検出することができる。そして、例えば、ガラス基板の表面の異物を検査する場合、ガラス基板の内部の異物の誤判定を防止するため、散乱光の強度の変化が上記の傾向を強く示すものだけを表面の異物とするように判定基準を決めてもよい。あるいは、ガラス基板の表面の異物の判定漏れを防止するため、散乱光の強度の変化が上記の傾向を弱く示すものも表面の異物とするように判定基準を決めてもよい。同様に、ガラス基板の内部の異物を検査する場合、ガラス基板の表面の異物の誤判定を防止するため、散乱光の強度の変化が上記の傾向を強く示すものだけを内部の異物とするように判定基準を決めてもよい。あるいは、ガラス基板の内部の異物の判定漏れを防止するため、散乱光の強度の変化が上記の傾向を弱く示すものも内部の異物とするように判定基準を決めてもよい。
なお、1回目の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、2回目以降の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ順次移動させると、検査効率が良い。しかしながら、本発明はこれに限らず、複数の検査工程で受光した散乱光の強度を光学系の焦点位置と関連付けて、散乱光の強度の変化からガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別すればよい。
さらに、本発明のガラス基板の検査方法は、第1の検査工程又は1回目の検査工程で、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光し、反射光の受光位置から光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、第2の検査工程又は2回目以降の検査工程で、第1の検査工程又は1回目の検査工程の焦点調節データに基づいて光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせるものである。
また、本発明のガラス基板の検査装置は、光学系が、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光する反射光検出系を含み、焦点調節手段が、反射光検出系の受光位置から光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、また、その焦点調節データに基づいて光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせるものである。
ガラス基板は部分的に歪みを有する場合があり、その表面は必ずしも平坦ではない。また、欠陥検査装置による検査は、一般にガラス基板を水平にした状態で行われ、ガラス基板には自重によってたわみが発生する。従って、ガラス基板の表面の位置(高さ)は場所によって異なり、ガラス基板の表面及び内部の異物を精度良く検出するためには、光学系の焦点位置を場所によって調節する必要がある。
検査光をガラス基板へ斜めに照射し、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光すると、反射光の受光位置は、ガラス基板の表面の位置(高さ)によって変化する。そこで、まず、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせて散乱光を受光する際は、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光し、反射光の受光位置から光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせる。そして、光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて散乱光を受光する際は、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせた際の焦点調節データに基づいて光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせる。
本発明の表示用パネルの製造方法は、上記のいずれかのガラス基板の検査方法又はガラス基板の検査装置を用いて、ガラス基板の表面又は内部の異物の検査を行うものである。
本発明のガラス基板の検査方法及び検査装置によれば、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせて受光した散乱光と光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することができる。
また、本発明のガラス基板の検査方法及び検査装置によれば、光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程で受光した散乱光の強度の変化から、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することができる。そして、検査内容に応じて、検査工程の数、光学系の焦点位置の移動量、及び判定基準を決めることにより、ガラス基板の表面の異物と内部の異物との弁別を、検査内容に応じて適切に行うことができる。
また、1回目の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、2回目以降の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ順次移動させることにより、検査を効率良く行うことができる。
さらに、光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせた際の焦点調節データに基づいて光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることにより、ガラス基板に歪みやたわみがあっても、光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることができる。従って、ガラス基板の内部の異物を精度良く検出し、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを精度良く弁別することができる。
本発明の表示用パネルの製造方法によれば、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別して適切な検査を行い、高品質な表示用パネルを製造することができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるガラス基板の検査装置の概略構成を示す図である。検査装置は、検査テーブル5、光学系10、XY移動機構30、XY移動制御回路31、焦点調節機構40、焦点調節制御回路41、信号変換回路50、信号処理回路60、CPU70、及び出力装置80を含んで構成されている。
検査対象のガラス基板1が、検査テーブル5上に搭載されている。検査テーブル5は、ガラス基板1を水平にした状態で、ガラス基板1の周辺部を支持する。検査テーブル5に搭載されたガラス基板1の上方には、光学系10が配置されている。光学系10は、検査光をガラス基板1へ照射する投光系、ガラス基板1からの反射光を受光する反射光検出系、及びガラス基板1からの散乱光を受光する受光系を含んで構成されている。
光学系10の投光系は、レーザー光源11、レンズ12,13、及びミラー14を含んで構成されている。レーザー光源11は、検査光となるレーザー光を発生する。レンズ12は、レーザー光源11から発生された検査光を集光する。レンズ13は、レンズ12で集光された検査光を集束させ、ミラー14を介してガラス基板1へ斜めに照射する。
XY移動機構30は、XY移動制御回路31の制御により、光学系10をXY方向へ移動する。光学系10をXY方向へ移動させることにより、光学系10の投光系から照射された検査光がガラス基板1の表面を走査し、ガラス基板1全体の検査が行われる。
なお、光学系10を移動させる代わりに、ガラス基板1を搭載する検査ステージ5をXY方向へ移動させることにより、ガラス基板1と光学系10とを相対的に移動させてもよい。
ガラス基板1へ斜めに照射された検査光の一部はガラス基板1の表面で反射され、一部はガラス基板1の内部へ透過する。ガラス基板1の表面に異物がある場合、ガラス基板1へ照射された検査光の一部が異物により散乱され、散乱光が発生する。また、ガラス基板1の内部に異物がある場合、ガラス基板1の内部へ透過した検査光の一部が散乱され、散乱光が発生する。
光学系10の反射光検出系は、ミラー14、レンズ15、及びCCDラインセンサー16を含んで構成されている。ガラス基板1からの反射光は、ミラー14を介してレンズ15に入射する。レンズ15は、ガラス基板1からの反射光を集束させ、CCDラインセンサー16の受光面に結像させる。
このとき、CCDラインセンサー16の受光面における反射光の受光位置は、ガラス基板1の表面の位置(高さ)によって変化する。これを、図2を用いて説明する。図2(a)はガラス基板の表面の位置が基準位置より低い状態を示す図、図2(b)はガラス基板の表面の位置が基準位置より高い状態を示す図である。
図1に示したガラス基板1の表面の位置を基準位置としたとき、図2(a)に示すようにガラス基板1の表面の位置が基準位置より低い場合、ガラス基板1の表面で検査光が照射及び反射される場所が図面の右側へ移動し、CCDラインセンサー16の受光面における反射光の受光位置が図面の左側へ移動する。逆に、図2(b)に示すようにガラス基板1の表面の位置が基準位置より高い場合、ガラス基板1の表面で検査光が照射及び反射される場所が図面の左側へ移動し、CCDラインセンサー16の受光面における反射光の受光位置が図面の右側へ移動する。
CCDラインセンサー16は、受光面に複数のCCDが配列され、受光面で受光した反射光の強度に応じた検出信号を焦点調節制御回路41へ出力する。焦点調節機構40は、例えばパルスモータで構成され、焦点調節制御回路41からの駆動パルスに応じて光学系10を上下に移動させて焦点位置を調節する。
光学系10の受光系は、集光レンズ17、結像レンズ18、及びCCDラインセンサー20を含んで構成されている。集光レンズ17は、ガラス基板1の表面及び内部からの散乱光を集光し、結像レンズ18は、集光レンズ17で集光した散乱光をCCDラインセンサー20の受光面に結像させる。CCDラインセンサー20は、受光面に複数のCCDが配列され、受光面で受光した散乱光の強度に応じた検出信号を信号変換回路50へ出力する。
信号変換回路50は、CCDラインセンサー20の検出信号をディジタル信号に変換して、信号処理回路60へ出力する。信号処理回路60は、内部メモリを備え、信号変換回路50から入力したディジタル信号をディジタルデータとして内部メモリに記憶する。そして、信号処理回路60は、CPU70の制御により、内部メモリに記憶したディジタルデータを処理して、CCDラインセンサー20の受光面で受光した散乱光の強度からガラス基板1の表面又は内部の異物を検出する。
図3は、本発明の一実施の形態によるガラス基板の検査方法の概略を示すフローチャートである。まず、光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面に合わせて散乱光を受光する第1の検査(表面検査)を行う(ステップ101)。表面検査において、焦点調節制御回路41は、CCDラインセンサー16の検出信号から、反射光がCCDラインセンサー16の受光面の中心位置で受光されるように、焦点調節機構40を駆動して光学系10を移動させる。これにより、光学系10の焦点位置がガラス基板1の表面に合わせられる。このときCPU70は、ガラス基板1の表面への焦点調節データを焦点調節制御回路41から収集する。例えば焦点調節機構40がパルスモータで構成される場合、ガラス基板1の表面への焦点調節データは、焦点調節制御回路41が発生する駆動パルスの数である。信号処理回路60は、表面検査データを処理してガラス基板1の表面又は内部の異物を検出し、検出結果のデータを内部メモリに記憶する。
次に、光学系10の焦点位置をガラス基板1の内部に合わせて散乱光を受光する第2の検査(内部検査)を行う(ステップ102)。内部検査において、CPU70は、表面検査で収集したガラス基板1の表面への焦点調節データに基づいて、ガラス基板1の内部への焦点調節データを作成し、焦点調節制御回路41へ出力する。例えば焦点調節機構40がパルスモータで構成される場合、ガラス基板1の内部への焦点調節データは、表面検査で収集した駆動パルスの数に内部へのオフセット量分のパルスを加えた駆動パルスの数である。焦点調節制御回路41は、CPU70から入力したガラス基板1の内部への焦点調節データに従って、焦点調節機構40を駆動して光学系10を移動させる。これにより、光学系10の焦点位置がガラス基板1の内部に合わせられる。信号処理回路60は、内部検査データを処理してガラス基板1の表面又は内部の異物を検出し、検出結果のデータを内部メモリに記憶する。
続いて、信号処理回路60は、表面検査及び内部検査で検出されたガラス基板1の表面又は内部の異物について、内部メモリに記憶された検出結果のデータから、表面/内部の判定を行う。(ステップ103)。これについて、図4を用いて説明する。図4(a)は光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせた状態を示す図、図4(b)は光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせた状態を示す図である。なお、図4(a),(b)では、図1の集光レンズ17と結像レンズ18とを合わせて、レンズ19として示している。
図4(a)に示すように、表面検査で光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面に合わせたとき、ガラス基板1の表面の異物2については、焦点位置が合っているため、実線で示す散乱光の受光効率が高く、CCDラインセンサー20の受光面20aで受光される散乱光の強度が大きい。ガラス基板1の内部の異物3については、焦点位置が合っていないため、破線で示す散乱光の受光効率が低く、CCDラインセンサー20の受光面20aで受光される散乱光の強度が小さい。
一方、図4(b)に示すように、内部検査で光学系10の焦点位置をガラス基板1の内部に合わせたとき、ガラス基板1の表面の異物2については、焦点位置が合っていないため、実線で示す散乱光の受光効率が低下し、CCDラインセンサー20の受光面20aで受光される散乱光の強度が小さくなる。ガラス基板1の内部の異物3については、焦点位置が合っているため、破線で示す散乱光の受光効率が向上し、CCDラインセンサー20の受光面20aで受光される散乱光の強度が大きくなる。
従って、表面検査で受光された散乱光の強度(F)と内部検査で受光された散乱光の強度(I)との比F/Iは、基準値をαとしたとき、ガラス基板1の表面の異物2についてはF/I>αとなり、ガラス基板1の内部の異物3についてはF/I<αとなる。本実施の形態では、F/Iが基準値αより大きい場合は検出された異物をガラス基板1の表面の異物と判定し、F/Iが基準値αより小さい場合は検出された異物をガラス基板1の内部の異物と判定する。信号処理回路60は、表面/内部の判定結果のデータを、既に記憶されている検出結果のデータと関連付けて、内部メモリに記憶する。
最後に、CPU70は、信号処理回路60の内部メモリに記憶されている検出結果のデータ及び表面/内部の判定結果のデータに基づき、検査結果をディスプレイやプリンタ等から成る出力装置80へ出力する(ステップ104)。検査結果の出力としては、例えば表面の異物の位置と内部の異物の位置とを別々のマップで表示してもよく、また表面の異物だけ検査したい場合には表面の異物のみを表示し、内部の異物だけ検査したい場合には内部の異物のみを表示してもよい。
本実施の形態によれば、表面検査で受光した散乱光と内部検査で受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することができる。
図5は、本発明の他の実施の形態によるガラス基板の検査方法の概略を示すフローチャートである。本実施の形態は、光学系10の焦点位置を変えて複数回の検査を行い、信号処理回路60がそれらの検査データから予め決めた判定アルゴリズムを用いて表面/内部の判定を行うものである。まず、CPU70は、図示しない入力装置から入力された指示等に基づき、検査条件を決定する(ステップ201)。本実施の形態では、検査条件として、表面検査を含む全検査回数(n)及び判定アルゴリズムを選択し、光学系10の焦点位置の移動量を設定する。全検査回数(n)及び光学系10の焦点位置の移動量を調整することによって、ガラス基板1の厚み方向の特定の領域の異物を重点的に検出することができる。
次に、光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面に合わせて散乱光を受光する1回目の検査(表面検査)を行う(ステップ202)。これは、図3の表面検査(ステップ101)と同様である。
続いて、光学系10の焦点位置をガラス基板1の内部に合わせて散乱光を受光する2回目の検査(内部検査)を行う(ステップ203)。これは、図3の内部検査(ステップ102)と同様である。このとき、光学系10の焦点位置は、ステップ201で設定された焦点位置の移動量分だけ、ガラス基板1の表面から内部へ移動される。
内部検査が終了すると、これまでの検査回数が全検査回数(n)に達したか否が判断され(ステップ204)、達していなければステップ203に戻って内部検査が繰り返される。このとき、光学系10の焦点位置は、ステップ201で設定された焦点位置の移動量分だけ、ガラス基板1の表面から内部へ順次移動される。
検査回数が全検査回数(n)に達すると、信号処理回路60は、表面検査及び内部検査で検出されたガラス基板1の表面又は内部の異物について、内部メモリに記憶された検出結果のデータから、ステップ201でCPU70が選択した判定アルゴリズムを用いて、表面/内部の判定を行う。(ステップ205)。図6〜図8は、判定アルゴリズムの内容の一例を示す図である。
1回目の検査(表面検査)で光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面に合わせ、2回目以降の検査(内部検査)で光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面から内部へ順次移動させると、検出されるガラス基板1の表面の異物及び内部の異物の総数は、2回目の検査では1回目より増加するが、2回目以降はほぼ同等となる。これは、ガラス基板1の製造工程から、ガラス基板1の内部の異物が厚さ方向に均一に分布しており、光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面から内部へ移動させるに従って、これまで検出されていた表面付近の内部の異物が検出されなくなって、代わりに表面から離れた内部の異物が新たに検出されるようになるためと考えられる。
従って、ガラス基板1の表面の異物について、受光される散乱光の強度は、1回目の検査(表面検査)で最も強くなり、2回目以降の検査(内部検査)では同等又は減少する傾向を示す。一方、ガラス基板1の内部の異物について、受光される散乱光の強度は、2回目以降の検査(内部検査)において、光学系10の焦点位置をガラス基板1の表面から内部へ移動させると増加し、光学系10の焦点位置がガラス基板1の内部の特定の位置で最も強くなり、光学系10の焦点位置をさらにガラス基板1の内部へ移動させると同等又は減少する傾向を示す。
本実施の形態で、信号処理回路60は、検査内容に応じた複数の判定アルゴリズムを有する。例えば、ガラス基板1の表面の異物の検査に対して、ガラス基板1の内部の異物を表面の異物と誤判定しないように、散乱光の強度の変化が上記の傾向を強く示すものだけを表面の異物とする判定アルゴリズムを用意する。あるいは、ガラス基板1の表面の異物の判定漏れがないように、散乱光の強度の変化が上記の傾向を弱く示すものも表面の異物とする判定アルゴリズムを用意する。同様に、ガラス基板1の内部の異物の検査に対して、ガラス基板1の表面の異物を内部の異物と誤判定しないように、散乱光の強度の変化が上記の傾向を強く示すものだけを内部の異物とする判定アルゴリズムを用意する。あるいは、ガラス基板1の内部の異物の判定漏れがないように、散乱光の強度の変化が上記の傾向を弱く示すものも内部の異物とする判定アルゴリズムを用意する。信号処理回路60は、用意された判定アルゴリズムの中からCPU70が選択した判定アルゴリズムを用いて、表面/内部の判定を行う。
図6は、全検査回数(n)が2の場合の判定アルゴリズムの内容の一例を示す。本例では、2回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が増加した場合は、検出された異物をガラス基板1の内部の異物と判定する。それ以外は、検出された異物をガラス基板1の表面の異物と判定する。
図7は、全検査回数(n)が3の場合の判定アルゴリズムの内容の一例を示す。本例では、2回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が増加した場合及び同等となった場合は、検出された異物をガラス基板1の内部の異物と判定する。さらに、2回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が減少した場合も、3回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が増加すれば、検出された異物をガラス基板1の内部の異物と判定する。それ以外は、検出された異物をガラス基板1の表面の異物と判定する。
図8は、全検査回数(n)が4の場合の判定アルゴリズムの内容の一例を示す図である。本例では、2回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が増加した場合は、3回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が増加し又は同等となり、かつ4回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が減少すると、検出された異物をガラス基板1の内部の異物と判定する。また、2回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が同等となった場合は、3回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が増加し又は同等となり、かつ4回目の検査(内部検査)で散乱光の強度が増加し又は同等となると、検出された異物をガラス基板1の内部の異物と判定する。それ以外は、検出された異物をガラス基板1の表面の異物と判定する。
なお、判定アルゴリズムは、図6〜図8に示した例に限らず、検査内容に応じて適宜決められる。
最後に、CPU70は、信号処理回路60の内部メモリに記憶されている検出結果のデータ及び表面/内部の判定結果のデータに基づき、検査結果をディスプレイやプリンタ等から成る出力装置80へ出力する(ステップ206)。検査結果の出力としては、例えば表面の異物の位置と内部の異物の位置とを別々のマップで表示してもよく、また表面の異物だけ検査したい場合には表面の異物のみを表示し、内部の異物だけ検査したい場合には内部の異物のみを表示してもよい。
本実施の形態によれば、光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程で受光した散乱光の強度の変化から、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することができる。そして、全検査回数(n)及び判定アルゴリズムを選択し、光学系の焦点位置の移動量を設定することにより、ガラス基板の表面の異物と内部の異物との弁別を、検査内容に応じて適切に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、1回目の検査で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、2回目以降の検査で光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ順次移動させることにより、検査を効率良く行うことができる。しかしながら、本発明はこれに限らず、複数の検査工程で受光した散乱光の強度を光学系の焦点位置と関連付けて、散乱光の強度の変化からガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別すればよい。
以上説明した実施の形態によれば、表面検査の際の焦点調節データに基づいて内部検査で光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることにより、ガラス基板に歪みやたわみがあっても、光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることができる。従って、ガラス基板の内部の異物を精度良く検出し、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを精度良く弁別することができる。
本発明のガラス基板の検査方法又は検査装置を用いて、ガラス基板の表面又は内部の異物の検査を行うことにより、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別して適切な検査を行い、高品質な表示用パネルを製造することができる。
本発明の一実施の形態によるガラス基板の検査装置の概略構成を示す図である。 図2(a)はガラス基板の表面の位置が基準位置より低い状態を示す図、図2(b)はガラス基板の表面の位置が基準位置より高い状態を示す図である。 本発明の一実施の形態によるガラス基板の検査方法の概略を示すフローチャートである。 図4(a)は光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせた状態を示す図、図4(b)は光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせた状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態によるガラス基板の検査方法の概略を示すフローチャートである。 判定アルゴリズムの内容の一例を示す図である。 判定アルゴリズムの内容の一例を示す図である。 判定アルゴリズムの内容の一例を示す図である。
符号の説明
1 ガラス基板
2,3 異物
5 検査テーブル
10 光学系
11 レーザー光源
12,13 レンズ
14 ミラー
15 レンズ
16 CCDラインセンサー
17 集光レンズ
18 結像レンズ
20 CCDラインセンサー
30 XY移動機構
31 XY移動制御回路
40 焦点調節機構
41 焦点調節制御回路
50 信号変換回路
60 信号処理回路
70 CPU
80 出力装置

Claims (14)

  1. 検査光をガラス基板へ斜めに照射し、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光し、受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出するガラス基板の検査方法であって、
    光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせて散乱光を受光する第1の検査工程と、
    光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて散乱光を受光する第2の検査工程とを含み、
    第1の検査工程で受光した散乱光と第2の検査工程で受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することを特徴とするガラス基板の検査方法。
  2. 第1の検査工程で、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光し、反射光の受光位置から光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、
    第2の検査工程で、第1の検査工程の焦点調節データに基づいて光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることを特徴とする請求項1に記載のガラス基板の検査方法。
  3. 検査光をガラス基板へ斜めに照射し、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光し、受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出するガラス基板の検査方法であって、
    光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程を含み、1つの検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、他の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて、
    複数の検査工程で受光した散乱光の強度の変化から、予め決めた判定基準によりガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することを特徴とするガラス基板の検査方法。
  4. 検査内容に応じて、検査工程の数、光学系の焦点位置の移動量、及び判定基準を決めることを特徴とする請求項3に記載のガラス基板の検査方法。
  5. 1回目の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、2回目以降の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ順次移動させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のガラス基板の検査方法。
  6. 1回目の検査工程で、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光し、反射光の受光位置から光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、
    2回目以降の検査工程で、1回目の検査工程の焦点調節データに基づいて光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることを特徴とする請求項5に記載のガラス基板の検査方法。
  7. 検査光をガラス基板へ斜めに照射する投光系と、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光する受光系とを有する光学系と、
    前記光学系の焦点位置を調節する焦点調節手段と、
    前記受光系が受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出する処理手段とを備え、
    前記処理手段は、前記光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせて受光した散乱光と前記光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせて受光した散乱光との強度の違いから、ガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することを特徴とするガラス基板の検査装置。
  8. 前記光学系は、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光する反射光検出系を含み、
    前記焦点調節手段は、前記反射光検出系の受光位置から前記光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、また、その焦点調節データに基づいて前記光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることを特徴とする請求項7に記載のガラス基板の検査装置。
  9. 検査光をガラス基板へ斜めに照射する投光系と、検査光がガラス基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を受光する受光系とを有する光学系と、
    前記光学系の焦点位置を調節する焦点調節手段と、
    前記受光系が受光した散乱光の強度からガラス基板の表面又は内部の異物を検出する処理手段とを備え、
    前記焦点調節手段は、光学系の焦点位置を変えた複数の検査工程を行うため、1つの検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、他の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせ、
    前記処理手段は、複数の検査工程で受光した散乱光の強度の変化から、予め決めたアルゴリズムを用いてガラス基板の表面の異物と内部の異物とを弁別することを特徴とするガラス基板の検査装置。
  10. 前記処理手段は、複数のアルゴリズムを有し、
    検査内容に応じて、検査工程の数、前記焦点調節手段による光学系の焦点位置の移動量、及び前記処理手段が用いるアルゴリズムを決める制御手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載のガラス基板の検査装置。
  11. 前記焦点調節手段は、1回目の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、2回目以降の検査工程で光学系の焦点位置をガラス基板の表面から内部へ順次移動させることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のガラス基板の検査装置。
  12. 前記光学系は、検査光がガラス基板の表面で反射された反射光を受光する反射光検出系を含み、
    前記焦点調節手段は、前記反射光検出系の受光位置から前記光学系の焦点位置をガラス基板の表面に合わせ、また、その焦点調節データに基づいて前記光学系の焦点位置をガラス基板の内部に合わせることを特徴とする請求項11に記載のガラス基板の検査装置。
  13. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のガラス基板の検査方法を用いて、ガラス基板の表面又は内部の異物の検査を行うことを特徴とする表示用パネルの製造方法。
  14. 請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載のガラス基板の検査装置を用いて、ガラス基板の表面又は内部の異物の検査を行うことを特徴とする表示用パネルの製造方法。
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