JP2005199938A - ムーンプール付き浮体構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ムーンプール内における水面変動を低減すると共に、該水面変動による気泡の発生を回避して、該気泡の形成に伴う計測機器の機能への悪影響、船体壁における腐食等の不具合の発生を防止したムーンプール付き浮体構造物を提供する。
【解決手段】 船体内にムーンプールを備えたムーンプール付き浮体構造物において、船体壁に該船体壁の周方向に沿って所定間隔で複数のブラケットを固着し、該複数のブラケットにより支持されたプレートを該船体壁の全周に亘って前記ムーンプール内に突設するとともに、該プレートの前記船体壁に近接する外周部または前記ムーンプール中央部寄りの内周部の何れか一方または双方に、該プレートの上部空間と下部空間とを連通する貫通部を該船体壁の全周に亘って設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 船体内にムーンプールを備えたムーンプール付き浮体構造物において、船体壁に該船体壁の周方向に沿って所定間隔で複数のブラケットを固着し、該複数のブラケットにより支持されたプレートを該船体壁の全周に亘って前記ムーンプール内に突設するとともに、該プレートの前記船体壁に近接する外周部または前記ムーンプール中央部寄りの内周部の何れか一方または双方に、該プレートの上部空間と下部空間とを連通する貫通部を該船体壁の全周に亘って設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、海底掘削船等に適用され、船体内に、筒状の船体壁に囲まれて船底から上甲板を貫く開放区画からなるムーンプールを備えたムーンプール付き浮体構造物に関する。
海底掘削船など、海面上から海中に向かって作業を行う船舶や浮体構造物においては、船体の長手方向のほぼ中央部の船体内に、筒状の船体壁に囲まれて船底から上甲板を貫く開放区画からなるムーンプールを設け、該ムーンプールを通して種々の海中作業や計測を行うようになっている。
図19はかかるムーンプールを備えた浮体構造物の1例を示し、同図において、100は船体101の長手方向のほぼ中央部の内部に形成されたムーンプールで、筒状の船体壁103に囲まれて船底111から上甲板110を貫く開放区画に形成されている。
03は前記船体壁103からムーンプール100内に突設されたプレートで、該プレート03は前記船体壁103の周方向に沿って該船体壁103の壁面に垂直に突設されている。
かかる浮体構造物においては、該プレート03によってムーンプール100内における水面102の変動を小さくしている。
尚、106はムーンプール100周辺の船底111に取り付けられた計測機器である。
図19はかかるムーンプールを備えた浮体構造物の1例を示し、同図において、100は船体101の長手方向のほぼ中央部の内部に形成されたムーンプールで、筒状の船体壁103に囲まれて船底111から上甲板110を貫く開放区画に形成されている。
03は前記船体壁103からムーンプール100内に突設されたプレートで、該プレート03は前記船体壁103の周方向に沿って該船体壁103の壁面に垂直に突設されている。
かかる浮体構造物においては、該プレート03によってムーンプール100内における水面102の変動を小さくしている。
尚、106はムーンプール100周辺の船底111に取り付けられた計測機器である。
また、ムーンプールの船底側開口部における渦流の発生を抑制するようにしたムーンプール付き浮体構造物として、特許文献1(特開平8−119190号公報)の技術が提供されている。
かかる技術においては、ムーンプールの船底側開口部に、船体にヒンジを介して該開口部を開閉可能に枢着された蓋状構造体を設け、該蓋状構造体を多数の垂直板を格子状に組み合わせて形成し、該蓋状構造体により前記開口部における水の出入りを許容しながら渦流の発生を防止している。
かかる技術においては、ムーンプールの船底側開口部に、船体にヒンジを介して該開口部を開閉可能に枢着された蓋状構造体を設け、該蓋状構造体を多数の垂直板を格子状に組み合わせて形成し、該蓋状構造体により前記開口部における水の出入りを許容しながら渦流の発生を防止している。
図19に示されるムーンプール付き浮体構造物にあっては、前記船体壁103の周方向に沿って該船体壁103の壁面に垂直に突設されたプレート03によってムーンプール100内における水面102の変動を小さくしているが、水面102の変動によって該プレート03が空気中に露出し、あるいは該水面の極く近傍にきて空気を該プレート03の下部の水中に吸い込むと、図19に示されるように、該プレート03の下部水中に気泡107が貯まり、船底部に取り付けられた計測機器106の機能に悪影響を及ぼすとともに、該気泡107の形成によって船体壁103の腐食が促進される虞がある。
また、前記特許文献1の技術にあっては、多数の垂直板を格子状に組み合わせて形成された蓋状構造体によりムーンプールの船底側開口部を開閉可能に構成されているが、該蓋状構造体は船底側に設けられているため、ムーンプール100内水面102の変動の抑制効果はない。
従って、本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ムーンプール内における水面変動を低減すると共に、該水面変動による気泡の発生を回避して、該気泡の形成に伴う計測機器の機能への悪影響、船体壁における腐食等の不具合の発生を防止したムーンプール付き浮体構造物を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、 船体内に、筒状の船体壁に囲まれて船底から上甲板を貫く開放区画からなるムーンプールを備えたムーンプール付き浮体構造物において、前記船体壁に該船体壁の周方向に沿って所定間隔で複数のブラケットを固着し、該複数のブラケットにより支持された板状体からなるプレートを該船体壁の全周に亘って前記ムーンプール内に突設するとともに、該プレートの前記船体壁に近接する外周部または前記ムーンプール中央部寄りの内周部の何れか一方または双方に、該プレートの上部空間と下部空間とを連通する貫通部を該船体壁の全周に亘って設けたことを特徴とする。
かかる発明において、前記複数ブラケットを前記船体壁に沿って所定間隔でかつ該船体壁に垂直方向に突設するとともに、各ブラケットの上部に前記プレートを固着して、該ブラケットを前記貫通部への水流の案内部材に兼用するのがよい。
かかる発明において、前記複数ブラケットを前記船体壁に沿って所定間隔でかつ該船体壁に垂直方向に突設するとともに、各ブラケットの上部に前記プレートを固着して、該ブラケットを前記貫通部への水流の案内部材に兼用するのがよい。
かかる発明によれば、船体壁の全周に亘ってムーンプール内に突設されたプレートの船体壁に近接する外周部またはムーンプール中央部寄りの内周部の何れか一方または双方に貫通部を設けたので、ムーンプール内の水面変動によって生起される水流が該貫通部を通って該プレートの上部空間と下部空間の間を往復することによってダンピング作用が発生し、該ダンピング作用によって水面変動が低減される。
また、前記水面変動によって、前記プレートが空気中に露出されあるいは該水面の極く近傍に来ることにより、空気が該プレートの下部空間の水中に吸い込まれて気泡が貯まっても、該気泡は前記貫通部を通ってプレートの上部空間へと抜け出すこととなり、該下部空間の水中における気泡の滞留が回避される。
従って、かかるプレート下部空間の水中における気泡の滞留が回避されることにより、該気泡による計測機器の機能への悪影響、船体壁の腐食の促進、等の不具合の発生を防止できる。
また、前記水面変動によって、前記プレートが空気中に露出されあるいは該水面の極く近傍に来ることにより、空気が該プレートの下部空間の水中に吸い込まれて気泡が貯まっても、該気泡は前記貫通部を通ってプレートの上部空間へと抜け出すこととなり、該下部空間の水中における気泡の滞留が回避される。
従って、かかるプレート下部空間の水中における気泡の滞留が回避されることにより、該気泡による計測機器の機能への悪影響、船体壁の腐食の促進、等の不具合の発生を防止できる。
また、複数ブラケットを船体壁に沿って所定間隔でかつ該船体壁に垂直方向に突設し、各ブラケットの上部にプレートを固着して、該各ブラケットを貫通部への水流の案内部材に兼用したので、前記プレートの下部空間水中に貯まった気泡は前記各ブラケットの板面に案内されてスムーズに貫通部へと流入し、該貫通部からプレートの上部空間へと抜け出すことができる。これにより、前記下部空間の水中に貯まった気泡を確実に上部空間へと導くことができる。
また、かかる発明において好ましくは、前記プレートの内周部に前記船体壁と平行にかつ船底側へと延びる案内部材を固着するとともに、前記貫通部を前記プレートの外周部と前記船体壁との間または前記プレートの内周部と前記案内部材との間の何れか一方または双方に形成する。
このように構成すれば、プレートの内周部つまりムーンプール中央部寄りの内周部に設けた船体壁と平行な案内部材によって、プレートの下部空間における該案内部材の内側及び外側の気泡を含む水流が、該案内部材に案内されてから貫通部を通りプレートの上部空間へと円滑に抜け出すことができる。
このように構成すれば、プレートの内周部つまりムーンプール中央部寄りの内周部に設けた船体壁と平行な案内部材によって、プレートの下部空間における該案内部材の内側及び外側の気泡を含む水流が、該案内部材に案内されてから貫通部を通りプレートの上部空間へと円滑に抜け出すことができる。
また、かかる発明において好ましくは、前記プレートを、内周部よりも前記船体壁寄りの外周部が上方(前記上甲板側)になるように所定角度傾斜してなる傾斜プレートに構成して前記ブラケットに固着するとともに、前記貫通部をプレートの外周部と船体壁との間に形成する。
あるいは、前記プレートを、内周部よりも前記船体壁寄りの外周部が下方(前記船底側)になるように所定角度傾斜してなる傾斜プレートに構成して前記ブラケットに固着するとともに、前記貫通部をプレートの外周部と船体壁との間に形成する。
このように構成すれば、プレートの下部空間の気泡を含む水流が、船体壁寄りの外周部が上方あるいは下方になるように傾斜して設けられたプレートの傾斜面に案内されて上方へと滑らかに流れて貫通部を通り、プレートの上部空間へと抜け出すことができる。
あるいは、前記プレートを、内周部よりも前記船体壁寄りの外周部が下方(前記船底側)になるように所定角度傾斜してなる傾斜プレートに構成して前記ブラケットに固着するとともに、前記貫通部をプレートの外周部と船体壁との間に形成する。
このように構成すれば、プレートの下部空間の気泡を含む水流が、船体壁寄りの外周部が上方あるいは下方になるように傾斜して設けられたプレートの傾斜面に案内されて上方へと滑らかに流れて貫通部を通り、プレートの上部空間へと抜け出すことができる。
また、かかる発明において好ましくは、前記傾斜プレートを前記船体壁の高さ方向に所定間隔を存して2段設けるとともに、前記2段の傾斜プレート間に該傾斜プレートの上部空間と下部空間とを連通する貫通部を設ける。
このように構成すれば、プレートの下部空間の気泡を含む水流が、2段の傾斜プレート間の貫通部を通り、プレートの傾斜面に案内されてプレートの上部空間へと抜け出すことができる。
このように構成すれば、プレートの下部空間の気泡を含む水流が、2段の傾斜プレート間の貫通部を通り、プレートの傾斜面に案内されてプレートの上部空間へと抜け出すことができる。
また、かかる発明において好ましくは、前記プレートを前記船体壁の高さ方向に所定間隔を存して2段配設して、該2段のプレートを前記複数のブラケットの上端面及び下端面に固着し、さらに前記貫通部を該2個のプレートの外周部と前記船体壁との間に形成する。
このように構成すれば、ムーンプール内の水面変動によって発生するムーンプール内の水流が前記2段のプレートの間に形成された容積部に溜められることによってダンピング作用がなされ水面変動が低減される。
また、かかる発明において好ましくは、前記船体壁に突設されたプレートを、水平方向に一定間隔をおいて複数個列設するとともに鉛直方向に傾斜させて配置し、各プレート間に気泡通路を形成する。
このように構成すれば、水中の気泡Sを前記複数の気泡通路を通して、容易に上方に抜き出すことができる。
このように構成すれば、ムーンプール内の水面変動によって発生するムーンプール内の水流が前記2段のプレートの間に形成された容積部に溜められることによってダンピング作用がなされ水面変動が低減される。
また、かかる発明において好ましくは、前記船体壁に突設されたプレートを、水平方向に一定間隔をおいて複数個列設するとともに鉛直方向に傾斜させて配置し、各プレート間に気泡通路を形成する。
このように構成すれば、水中の気泡Sを前記複数の気泡通路を通して、容易に上方に抜き出すことができる。
また、かかる発明において好ましくは、前記プレートは、前記複数のブラケットへの固着部毎に前記船体壁側に突出して該船体壁に固着された張出部を備え、前記貫通部を前記プレートの各張出部と船体壁との間に複数個区画形成する。
このように構成すれば、プレートに、複数のブラケットへの固着部毎に張出部を設けたので、気泡を含む水流が通流する貫通部を確保しつつ、プレートの強度を向上することができる。
このように構成すれば、プレートに、複数のブラケットへの固着部毎に張出部を設けたので、気泡を含む水流が通流する貫通部を確保しつつ、プレートの強度を向上することができる。
本発明によれば、船体壁の全周に亘ってムーンプール内に突設されたプレートの船体壁に近接する外周部またはムーンプール中央部寄りの内周部の何れか一方または双方に貫通部を設けたので、ムーンプール内の水面変動によって生起される水流が貫通部を通って該プレートの上部空間と下部空間の間を往復することによってダンピング作用が発生し、該ダンピング作用によって水面変動が低減される。
また、前記プレートの下部空間の水中に貯まった気泡が前記貫通部を通ってプレートの上部空間へと容易に抜け出すことにより、該下部空間の水中に気泡が滞留するのを回避でき、従って、かかるプレート下部空間の水中における気泡の滞留が回避されることにより、該気泡による計測機器の機能への悪影響、船体壁の腐食の促進、等の不具合の発生を防止できる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施例に係るムーンプール付き浮体構造物の全体構成を示す概略側面図、図2〜図4はムーンプールにおけるプレート及びブラケットの第1例を示し、図2はムーンプールの平面図(図1のA−A矢視図)、図3は前記プレート及びブラケットの側面形状を示す図2のB−B矢視図、図4は図3のW矢視図、図5はムーンプールの背面図である。図6は前記プレート及びブラケットの第2例を示す図3対応図、図7は図6のU矢視図である。
図8は前記プレート及びブラケットの第3例を示す図3対応図、図9は前記プレート及びブラケットの第4例を示す図3対応図である。図10は前記プレート及びブラケットの第5例を示す図3対応図、図11は前記プレート及びブラケットの第6例を示す図3対応図である。図12は前記プレート及びブラケットの第7例を示す図3対応図、図13は前記プレート及びブラケットの第8例を示す図3対応図である。図14は前記プレート及びブラケットの第9例を示すムーンプールの概略側面図である。図15(A)は前記プレート及びブラケットの第10例を示すムーンプールの概略要部平面図、(B)は(A)におけるZ矢視図である。図16は前記プレート及びブラケットの第11例を示す図15におけるZ矢視図である。図17は前記プレート及びブラケットの第12例を示すムーンプールの平面図(図1のA−A矢視図)、図18は前記第12例におけるプレート及びブラケットの側面形状を示す図17のC−C矢視図である。
図8は前記プレート及びブラケットの第3例を示す図3対応図、図9は前記プレート及びブラケットの第4例を示す図3対応図である。図10は前記プレート及びブラケットの第5例を示す図3対応図、図11は前記プレート及びブラケットの第6例を示す図3対応図である。図12は前記プレート及びブラケットの第7例を示す図3対応図、図13は前記プレート及びブラケットの第8例を示す図3対応図である。図14は前記プレート及びブラケットの第9例を示すムーンプールの概略側面図である。図15(A)は前記プレート及びブラケットの第10例を示すムーンプールの概略要部平面図、(B)は(A)におけるZ矢視図である。図16は前記プレート及びブラケットの第11例を示す図15におけるZ矢視図である。図17は前記プレート及びブラケットの第12例を示すムーンプールの平面図(図1のA−A矢視図)、図18は前記第12例におけるプレート及びブラケットの側面形状を示す図17のC−C矢視図である。
本発明の実施例に係るムーンプール付き浮体構造物を示す図1において、101は船体、100は該船体101の長手方向におけるほぼ中央部の内部に形成されたムーンプールである。該ムーンプール100は、筒状の船体壁103に囲まれて船底111から上甲板110を貫く開放区画に形成されている。102は水面、106はムーンプール100周辺の船底111に取り付けられた計測機器である。
1は前記船体壁103からムーンプール100内に水平に突設されたプレート、2は該プレート1を支持するブラケット、3は該プレート1に開設された外周貫通部で、これらの詳細は後述する。4は前記プレート1の間に形成されるムーンプールの中央貫通部である。
1は前記船体壁103からムーンプール100内に水平に突設されたプレート、2は該プレート1を支持するブラケット、3は該プレート1に開設された外周貫通部で、これらの詳細は後述する。4は前記プレート1の間に形成されるムーンプールの中央貫通部である。
前記ムーンプール100におけるプレート及びブラケットの第1例を示す図2〜図4において、1は板材からなるプレート、2は板材からなる複数のブラケットで、図2に示されるように、各ブラケット2は前記船体壁103の周方向に沿って等間隔(不等間隔でもよい)に、かつ該船体壁103の壁面に垂直にかつ鉛直上下方向に延びて突設されている。1jは前記プレート1の下部のブラケット2の中央部側に固定された案内部材である。
また前記プレート1は前記船体壁103の周方向に沿って配設されるとともに、図3のように、前記各ブラケット2の上端面に溶接によって固着、支持されている。
そして、前記プレート1の前記船体壁103に近接する外周部には、前記貫通部3が船体壁103の全周に亘って開設され、該貫通部3により前記プレート1の上部空間1aと下部空間1bとを連通している。
また前記プレート1は前記船体壁103の周方向に沿って配設されるとともに、図3のように、前記各ブラケット2の上端面に溶接によって固着、支持されている。
そして、前記プレート1の前記船体壁103に近接する外周部には、前記貫通部3が船体壁103の全周に亘って開設され、該貫通部3により前記プレート1の上部空間1aと下部空間1bとを連通している。
かかる実施例において、ムーンプール100内の水面102に水面変動が発生すると、該水面変動によって生起される水流が前記プレート1の貫通部3を通って、該プレート1の上部空間1aと下部空間1bの間を往復する。かかる貫通部3を介しての水流の往復動によってダンピング作用が発生し、該ダンピング作用によって前記ムーンプール内水面102の水面変動が低減される。
また、前記水面変動によって、前記プレート1がムーンプール100内において空気中に露出されあるいは前記ムーンプール内の水面102の極く近傍に来ることにより、ムーンプール内の空気が該プレート1の下部空間1bの水中に吸い込まれて、該下部空間1bの水中に気泡が貯まるような事態となっても、該気泡は前記貫通部3を通ってプレート1の上部空間1aへと抜け出し、該下部空間1bの水中に滞留することはない。
従って、前記下部空間1bの水中における気泡の滞留による計測機器106の機能低下の悪影響が回避されるとともに、該気泡の滞留による船体壁103の腐食の発生を防止できる。
また、前記水面変動によって、前記プレート1がムーンプール100内において空気中に露出されあるいは前記ムーンプール内の水面102の極く近傍に来ることにより、ムーンプール内の空気が該プレート1の下部空間1bの水中に吸い込まれて、該下部空間1bの水中に気泡が貯まるような事態となっても、該気泡は前記貫通部3を通ってプレート1の上部空間1aへと抜け出し、該下部空間1bの水中に滞留することはない。
従って、前記下部空間1bの水中における気泡の滞留による計測機器106の機能低下の悪影響が回避されるとともに、該気泡の滞留による船体壁103の腐食の発生を防止できる。
また、前記複数のブラケット2を船体壁103の周方向に沿って所定間隔でかつ該船体壁103の壁面に垂直に突設して、各ブラケット2を前記貫通部3への水流の案内部材に兼用するように構成したので、前記水面変動等に伴い下部空間1bの水中に貯まった気泡は前記各ブラケット2の板面に案内されてスムーズに貫通部3へと流入し、該貫通部3を通ってプレート1の上部空間1aへと抜け出すことができる。これにより、下部空間1bの水中に貯まった気泡を確実に上部空間1aへと導くことができる。
前記プレート及びブラケットの第2例を示す図6及び図7においては、前記第1例における案内部材1jを、プレート1の上部及び下部のブラケット2の中央部側に固定している。
前記プレート及びブラケットの第3例、第4例及び第5例を示す図8、図9及び図10においては、前記第1例と同様に、船体壁103の周方向に沿って等間隔(不等間隔でもよい)に、かつ該船体壁103の壁面に垂直に突設されたブラケット2の上端面にプレート1を溶接により固着するとともに、該ブラケット2の側端面に前記船体壁103と平行にかつ船底側111(図1参照)へと延びる案内部材01aを溶接により固着している。
そして第3例においては、図8に示されるように、前記貫通部3を、プレート1の船体壁103に近接する外周部に該船体壁103の全周に亘って開設して、該貫通部3により前記プレート1の上部空間1aと下部空間1bとを連通している。
また第4例においては、図9に示されるように、該プレート1の内周部の案内部材01a側に内周貫通部3aを該船体壁103の全周に亘って開設し、該内周貫通部3aにより前記プレート1の上部空間1aと下部空間1bとを連通している。
前記プレート及びブラケットの第3例、第4例及び第5例を示す図8、図9及び図10においては、前記第1例と同様に、船体壁103の周方向に沿って等間隔(不等間隔でもよい)に、かつ該船体壁103の壁面に垂直に突設されたブラケット2の上端面にプレート1を溶接により固着するとともに、該ブラケット2の側端面に前記船体壁103と平行にかつ船底側111(図1参照)へと延びる案内部材01aを溶接により固着している。
そして第3例においては、図8に示されるように、前記貫通部3を、プレート1の船体壁103に近接する外周部に該船体壁103の全周に亘って開設して、該貫通部3により前記プレート1の上部空間1aと下部空間1bとを連通している。
また第4例においては、図9に示されるように、該プレート1の内周部の案内部材01a側に内周貫通部3aを該船体壁103の全周に亘って開設し、該内周貫通部3aにより前記プレート1の上部空間1aと下部空間1bとを連通している。
また第5例においては、図10に示されるように、前記貫通部3をプレート1の船体壁103に近接する外周部に該船体壁103の全周に亘って開設するとともに、該プレート1の内周部の案内部材01a側に内周貫通部3aを該船体壁103の全周に亘って開設し、該貫通部3及び内周貫通部3aにより前記プレート1の上部空間1aと下部空間1bとを連通している。図8ないし図10において、101は船体である。
かかる第3例ないし第5例によれば、プレート1の内周部つまりムーンプール100の中央貫通部4(図1参照)寄りの内周部に設けた前記案内部材01aによって、プレート1の下部空間1bにおける、該案内部材01aの内側及び外側に貯まった気泡を含む水流が、該案内部材01aに案内されてから前記外周側の貫通部3を通り(第3例)、あるいは内周貫通部3aを通り(第4例)、あるいは外周側の貫通部3及び内周貫通部3aを通り(第5例)、プレート1の上部空間1aへと円滑に抜け出すことができる。
前記プレート及びブラケットの第6例を示す図11においては、船体壁103の周方向に沿って等間隔(不等間隔でもよい)に、かつ該船体壁103の壁面に垂直に突設されたブラケット2の上端面に、プレート1cを、内周部よりも前記船体壁103寄りの外周部が上方(図1に示す上甲板110側)になるように所定角度α傾斜してなる傾斜プレートに形成して溶接により固着するとともに、前記貫通部3をプレート1cの外周部と船体壁103との間に形成している。101は船体である。
また、前記プレート及びブラケットの第7例を示す図12においては、前記プレート1cを前記第6例とは逆に、内周部よりも前記船体壁103寄りの外周部が下方になるように所定角度α傾斜してなる傾斜プレートに形成している。
かかる第6例及び第7例によれば、前記プレート1cの下部空間1bにおける気泡を含む水流が、船体壁103寄りの外周部が上方(第6例)あるいは下方(第7例)になるように傾斜して設けられた該プレート1cの傾斜面に案内されて上方へと滑らかに流れて貫通部3を通り、該プレート1cの上部空間1aへと抜け出すことができる。
また、前記プレート及びブラケットの第7例を示す図12においては、前記プレート1cを前記第6例とは逆に、内周部よりも前記船体壁103寄りの外周部が下方になるように所定角度α傾斜してなる傾斜プレートに形成している。
かかる第6例及び第7例によれば、前記プレート1cの下部空間1bにおける気泡を含む水流が、船体壁103寄りの外周部が上方(第6例)あるいは下方(第7例)になるように傾斜して設けられた該プレート1cの傾斜面に案内されて上方へと滑らかに流れて貫通部3を通り、該プレート1cの上部空間1aへと抜け出すことができる。
前記プレート及びブラケットの第8例を示す図13においては、船体壁103の周方向に沿って等間隔(不等間隔でもよい)に、かつ該船体壁103の壁面に垂直に突設されたブラケット2の上端面に、前記第6例(図11)と同様に、内周部よりも前記船体壁103寄りの外周部が上方(図1に示す上甲板110側)になるように所定角度α1及びα2傾斜してなるプレート1c及び1dを、前記船体壁103の高さ方向に所定間隔を存して2段設けている。
そして、前記貫通部3をプレート1cの外周部と船体壁103との間に形成し、さらに前記2段のプレート1cと1dとの間にプレート1c及び1dの上部空間1aと下部空間1bとを連通する内部貫通部3bを形成する。101は船体である。
かかる第8例によれば、プレート1c及び1dの下部空間1bにおける気泡を含む水流が、2段のプレート1c、1d間の内部貫通部3bを通り、プレート1cの下側傾斜面に案内されて、前記貫通部3を通ってプレート1cの上部空間1aへと滑らかに抜け出すことができる。
そして、前記貫通部3をプレート1cの外周部と船体壁103との間に形成し、さらに前記2段のプレート1cと1dとの間にプレート1c及び1dの上部空間1aと下部空間1bとを連通する内部貫通部3bを形成する。101は船体である。
かかる第8例によれば、プレート1c及び1dの下部空間1bにおける気泡を含む水流が、2段のプレート1c、1d間の内部貫通部3bを通り、プレート1cの下側傾斜面に案内されて、前記貫通部3を通ってプレート1cの上部空間1aへと滑らかに抜け出すことができる。
前記プレート及びブラケットの第9例を示す図14においては、船体壁103の周方向に沿って等間隔(不等間隔でもよい)にかつ該船体壁103の壁面に垂直に突設されたブラケット2を設け、2段のプレート1f(上部プレート)及び1e(下部プレート)を前記船体壁103の高さ方向に所定間隔を存して配設して、該2段のプレート1f及び1eを前記複数のブラケット2の上端面及び下端面に固着している。
さらに該上下2段のプレート1f及び1eの外周部と前記船体壁103との間に、貫通部3及び3cをそれぞれ形成する。
かかる第9例によれば、ムーンプール100内の水面変動によって発生するムーンプール内の水流が前記2個のプレートの間に形成された容積部に溜められることによってダンピング作用がなされ、水面変動が低減される。図14において104は船底である。
さらに該上下2段のプレート1f及び1eの外周部と前記船体壁103との間に、貫通部3及び3cをそれぞれ形成する。
かかる第9例によれば、ムーンプール100内の水面変動によって発生するムーンプール内の水流が前記2個のプレートの間に形成された容積部に溜められることによってダンピング作用がなされ、水面変動が低減される。図14において104は船底である。
図15(A)、(B)に示す前記プレート及びブラケットの第10例においては、船体壁103に突設されたプレート51を、図15(B)のように、水平方向に一定間隔をおいて複数個列設するとともに、各プレート51を鉛直方向に互い違いに傾斜させて配置し、各々プレート51間に気泡通路52を形成している。
また、図16に示す前記プレート及びブラケットの第11例においては、船体壁103に突設されたプレート51を、水平方向に一定間隔をおいて複数個列設するとともに、各プレート51を鉛直方向に平行に傾斜させて配置し、各々プレート51間に気泡通路52を形成している。
かかる第10例及び第11例によれば、水中の気泡Sを複数の前記気泡通路52を通して、上方に抜き出すことができる。
また、図16に示す前記プレート及びブラケットの第11例においては、船体壁103に突設されたプレート51を、水平方向に一定間隔をおいて複数個列設するとともに、各プレート51を鉛直方向に平行に傾斜させて配置し、各々プレート51間に気泡通路52を形成している。
かかる第10例及び第11例によれば、水中の気泡Sを複数の前記気泡通路52を通して、上方に抜き出すことができる。
図17〜図18に示すプレート及びブラケットの第12例においては、船体壁103の周方向に沿って等間隔(不等間隔でもよい)にかつ該船体壁103の壁面に垂直に突設されたブラケット2を設けて、各ブラケット2の上端部に前記船体壁103の周方向に沿ってプレート1gを溶接によって固着している。そして、図17に示すように、該プレート1gに、前記複数のブラケット2への固着部毎に前記船体壁103側に突出した張出部1hを形成し、該張出部1hの先端面を該船体壁103に固着し、前記プレート1gの各張出部1hと船体壁103との間に複数個の貫通部3を区画形成している。図17において4は中央貫通部、図18において101は船体である。
かかる第12例によれば、プレート1gに、複数のブラケット2への固着部毎に張出部1hを設けたので、気泡を含む水流が通流できる貫通部3を確保しつつ、プレート1gの強度を向上できる。
かかる第12例によれば、プレート1gに、複数のブラケット2への固着部毎に張出部1hを設けたので、気泡を含む水流が通流できる貫通部3を確保しつつ、プレート1gの強度を向上できる。
本発明によれば、ムーンプール内における水面変動による気泡の発生を回避して、該気泡の形成に伴う計測機器の機能への悪影響、船体壁における腐食等の不具合の発生を防止したムーンプール付き浮体構造物を提供できる。
1、1c、1d、1e、1f、1g プレート
1a 上部空間
1b 下部空間
1h 張出部
01a、1j 案内部材
2 ブラケット
3 貫通部
3a 内周貫通部
3b 内部貫通部
3c 貫通部
4 中央貫通部
100 ムーンプール
101 船体
102 水面
103 船体壁
106 計測機器
110 上甲板
111 船底
1a 上部空間
1b 下部空間
1h 張出部
01a、1j 案内部材
2 ブラケット
3 貫通部
3a 内周貫通部
3b 内部貫通部
3c 貫通部
4 中央貫通部
100 ムーンプール
101 船体
102 水面
103 船体壁
106 計測機器
110 上甲板
111 船底
Claims (9)
- 船体内に、筒状の船体壁に囲まれて船底から上甲板を貫く開放区画からなるムーンプールを備えたムーンプール付き浮体構造物において、前記船体壁に該船体壁の周方向に沿って所定間隔で複数のブラケットを固着し、該複数のブラケットにより支持された板状体からなるプレートを該船体壁の全周に亘って前記ムーンプール内に突設するとともに、該プレートの前記船体壁に近接する外周部または前記ムーンプール中央部寄りの内周部の何れか一方または双方に、該プレートの上部空間と下部空間とを連通する貫通部を該船体壁の全周に亘って設けたことを特徴とするムーンプール付き浮体構造物。
- 前記複数ブラケットを前記船体壁に沿って所定間隔でかつ該船体壁に垂直方向に突設するとともに、各ブラケットの上部に前記プレートを固着して、該ブラケットを前記貫通部への水流の案内部材に兼用したことを特徴とする請求項1記載のムーンプール付き浮体構造物。
- 前記プレートの内周部に前記船体壁と平行にかつ船底側へと延びる案内部材を固着するとともに、前記貫通部を前記プレートの外周部と前記船体壁との間または前記プレートの内周部と前記案内部材との間の何れか一方または双方に形成したことを特徴とする請求項1記載のムーンプール付き浮体構造物。
- 前記プレートを、内周部よりも前記船体壁寄りの外周部が上方(前記上甲板側)になるように所定角度傾斜してなる傾斜プレートに構成して前記ブラケットに固着するとともに、前記貫通部をプレートの外周部と船体壁との間に形成したことを特徴とする請求項1記載のムーンプール付き浮体構造物。
- 前記プレートを、内周部よりも前記船体壁寄りの外周部が下方(前記船底側)になるように所定角度傾斜してなる傾斜プレートに構成して前記ブラケットに固着するとともに、前記貫通部をプレートの外周部と船体壁との間に形成したことを特徴とする請求項1記載のムーンプール付き浮体構造物。
- 前記傾斜プレートを前記船体壁の高さ方向に所定間隔を存して2段設けるとともに、前記2段の傾斜プレート間に該傾斜プレートの上部空間と下部空間とを連通する貫通部を設けたことを特徴とする請求項4記載のムーンプール付き浮体構造物。
- 前記プレートを前記船体壁の高さ方向に所定間隔を存して2段配設して、該2段のプレートを前記複数のブラケットの上端面及び下端面に固着し、さらに前記貫通部を該2個のプレートの外周部と前記船体壁との間に形成したことを特徴とする請求項1記載のムーンプール付き浮体構造物。
- 前記船体壁に突設されたプレートを、水平方向に一定間隔をおいて複数個列設するとともに鉛直方向に傾斜させて配置し、各プレート間に気泡通路を形成したことを特徴とする請求項1記載のムーンプール付き浮体構造物。
- 前記プレートは、前記複数のブラケットへの固着部毎に前記船体壁側に突出して該船体壁に固着された張出部を備え、前記貫通部を前記プレートの各張出部と船体壁との間に複数個区画形成したことを特徴とする請求項1記載のムーンプール付き浮体構造物。
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JP2004009790A JP2005199938A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | ムーンプール付き浮体構造物 |
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-
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- 2004-01-16 JP JP2004009790A patent/JP2005199938A/ja not_active Withdrawn
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