JP2005199613A - 卓上切断機 - Google Patents

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Eisaku Oka
栄作 岡
Hideaki Terajima
秀晃 寺島
Koji Takase
弘二 高瀬
Hiromi Ozawa
広身 小沢
Masayuki Tajima
真行 田島
Takashi Matsuoka
岳志 松岡
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】 本発明の課題は、保護カバーを強度向上すると共に保護カバーから発生する振動、騒音を軽減する切断機の保護カバー装置を提供することである。
【解決手段】 保護カバーを丸鋸部の外側を回動自在に支持し、材質の異なる部材を重ね合わせた2重構造で構成し、また、2重構造で構成された保護カバーの外側カバー適所に複数の開口部を設け、または外側カバーを透明色にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、切断刃を覆う保護カバーを備えた卓上切断機に関するものである。
従来の卓上切断機の一例である特許文献1には、被切断材を載置可能なベースと、切断刃を回転可能に支持する切断部と、切断部を前記切断刃の軸方向とほぼ平行な揺動軸を支点として揺動可能に支持する支持部材と、切断部に回動可能に設けられ、一部の切断刃外周を覆う保護カバーとを有する構成が開示されている。
従来の保護カバーは厚さ3mm程度の樹脂製の単一材料で成形されたものであった。
特開昭63−169217号
上記した従来の保護カバーでは樹脂製の単一材料、1枚板で構成されているため、切断時に発生するモータ等の振動や切粉の衝突により発生する振動が全体的に伝わり、騒音が発生する欠点があった。また、保護カバーの一部が切断部本体や被切断材等に当たった際も同様に振動、騒音が発生するものであった。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解消し、保護カバーの強度向上を図ると共に保護カバーの振動、騒音を軽減する卓上切断機を提供することである。
上記目的は、保護カバーを固有振動数の異なる2つの部材を重ね合わせた2重構造とすることにより達成される。
本発明によれば、保護カバーを固有振動数の異なる2つの部材を重ね合わせた2重構造としたことで、一方の保護カバーに加わった振動力が他方の保護カバーとの当接によって減衰されることとなり、保護カバーの強度向上を図ると共に保護カバーの振動、騒音を軽減する卓上切断機を提供することができるようになる。
本発明卓上切断機の一実施形態を図1〜図7を用いて以下説明する。図1は切断機の全体側面図、図2は部分BB背面図、図3は部分正面図、図4は図1のA−A線部分断面図、図5は図1の状態から切断刃物本体を押し下げた切断機の全体側面図、図6は内部保護カバー、及び外部保護カバーを正面側から見た斜視図、図7は内部保護カバー、及び外部保護カバーを後面側から見た斜視図である。
図において、ベース1の中央にターンテーブル2を水平方向へ回動自在に埋設し、ターンテーブル2の上面は、ベース1の上面と同一面になっている。ベース1及びターンテーブル2の上面には木材等の切断材料41が載置されている。なお、本発明においては切断材料41が載置される部材(本実施形態においてはベース1とターンテーブル2)を総称してベース部という。ベース1上面に切断材料41の側面を支持するフェンス3を固定している。ターンテーブル2後端にはホルダシャフト4を介して支持部材であるホルダ5を立設し、ホルダシャフト4の軸心は、ターンテーブル2上面とほぼ一致するように位置されることで、ホルダ5はホルダシャフト4を支点にターンテーブル2の上面を中心に傾斜自在に軸支されている。
図2に示すように、ホルダ5の後部からはホルダシャフト4を中心とする長穴5aが形成され、長穴5aにクランプレバー6を貫通させ、クランプレバー6の先端に形成したねじ部がターンテーブル2背面に形成したねじ穴部にねじ嵌合している。クランプレバー6を緩めると、ホルダ5はホルダシャフト4を支点に長穴5aの範囲内で傾斜し、クランプレバー6を締め付けると、ホルダ5はターンテーブル2とクランプレバー6間に締め付けられ、任意位置で固定される。なお、長穴5aはホルダ5が左右45度の範囲で傾斜できるように形成されている。
ホルダ5上方にはシャフト7を介してベース1上面に対し上下揺動自在に切断部8を軸支している。ホルダ5と切断刃物本体8の間には切断部8を上方に付勢するスプリング9が設けられている。
切断部8は切断刃物軸16、丸鋸などの切断刃物10、切断刃物10の上半分を覆うブレードケース12、切断刃物10を回転駆動するモートル13、モートル13のハウジング15に取り付けられたハンドル26で構成されている。
図4に示すように、ブレードケース12の下方には水平方向に切断刃物軸16を設け、切断刃物軸16は軸受17、18で回転自在に支持され、この切断刃物軸16の一端にボルト19で切断刃物10を固定している。
ホルダ5の前面にはV字状の突起部5bが設けられ、ターンテーブル2上面後方には突起部5bの移動軌跡上に位置するようにストッパボルト24、25が直角方向にねじ嵌合している。ホルダ5を傾斜させると、所定の傾斜角度で突起部5bがストッパボルト24またはストッパボルト25の頭部に係合し、切断部8の傾斜位置を設定する。通常、ストッパボルト24、25はホルダ5が左右方向に45度の位置に傾斜したときに突起部5bに係合するように設けられている。
図4において、ブレードケース12の下方開口部を覆う内部保護カバー30がブレードケース12にねじ31で取付けられた取付けプレート32の突起部外周32aに内部保護カバー30の穴部30aが回転自在に嵌合している。内部保護カバー30の反取付けプレート32側にカバー33を内部保護カバー30に回転固定された状態で設け、カバー33、取付けプレート32中央の穴33a、32bに段付ねじ34を貫通し、ナット35で内部保護カバー30が取付けプレート32の突起部外周32aを案内にして回転自在に固定する。内部保護カバー30の凹部溝30b内には一端が取付けプレート32に、もう一端が内部保護カバー30に支持され、図1の矢印B方向に付勢するうず巻き状のリターンスプリング36が設けられている。内部保護カバー30の外側には側面及び外周に開口部を有する外部保護カバー37が内部保護カバー30を覆うように設けられ、内部保護カバー30に設けられた複数の凸部30cに外部保護カバー37の穴37aをはめ込み固定する。
内部保護カバー30及び外部保護カバー37に段付きねじ38をリンク39がリンク39の長溝39a内を移動自在に取付け、一方リンク39の他端は段付ねじ40により回転自在にホルダ5の適所に取付けられている。
内部保護カバー30の材質はポリカーボネートのように剛性のある材質とし、外部保護カバー37はポリプロピレンのように伸びのある材質となっている。
また、内部保護カバー30は透明な樹脂材で成形されており、外部保護カバー37には図6、図7のように側面、及び外周面に複数の開口部37bがあり、内部保護カバー30及び外部保護カバー37が切断刃物10を覆っている状態でも内部の状況が見えるようになっている。更に、外部保護カバー37を透明な樹脂材で成形すると、前記外部保護カバー37に側面、及び外周面に複数の開口部37bがある状態よりも更に内部の状況が良く見えるようになる。
上記構成においてハンドル26を持って切断部8を押し下げると、図5のように、段付ねじ38、40間でリンク39が突っ張り、内部保護カバー30及び外部保護カバー37が取付けプレート32の突起部外周32aを中心に回転し、切断刃物10が突き出し、切断できるようになる。切断後、切断部8を上方へ戻すと内部保護カバー30及び外部保護カバー37を矢印B方向に付勢するリターンスプリング36のスプリング力により内部保護カバー30及び外部保護カバー37を矢印B方向に回転させ、再び図1のように切断刃物10を覆うことができる。
上記したように保護カバーを固有振動数の異なる2つの部材30、37を重ね合わせた2重構造としたので、切断時に発生するモータ等の振動、切粉の衝突により発生する振動、保護カバーの一部が切断部本体や被切断材等に当たった際に発生する振動を減衰することができるようになり、騒音の発生を低減することができるようになる。
また、外側保護カバー37に複数の開口部37bを設けた構成とすることによって、軽量化を図りつつ保護カバーの強度向上を図ることができると共に、切断刃物10の視認性の低下を抑制することができる。
本発明卓上切断機の一実施形態を示す切断機本体の正面図。 本発明卓上切断機の一実施形態を示す部分BB背面図 本発明卓上切断機の一実施形態を示す部分正面。 図1のA−A線部分断面図。 本発明卓上切断機の一実施形態を示す切断機本体の正面図。 本発明卓上切断機を構成する内部保護カバー、及び外部保護カバーの一実施形態を示す分解斜視図。 本発明卓上切断機を構成する内部保護カバー、及び外部保護カバーの一実施形態を示す分解斜視図。
符号の説明
5はホルダ、8は切断刃物本体、10は切断刃物、12はブレードケース、30は内部保護カバー、32は取付けプレート、33はカバー、34は段付ねじ、35はナット、36はリターンスプリング、37は外部保護カバー、38は段付ねじ、39はリンク、40は段付ねじである。

Claims (4)

  1. 被切断材を載置可能なベース部と、切断刃を回転可能に支持する切断部と、前記切断部を前記切断刃の軸方向とほぼ平行な揺動軸を支点として揺動可能に支持する支持部材と、前記切断部に回動可能に設けられ、一部の前記切断刃外周を覆う保護カバーとを有する卓上切断機において、前記保護カバーを固有振動数の異なる2つの部材を重ね合わせた2重構造としたことを特徴とする卓上切断機。
  2. 前記保護カバーは、前記切断部外周に設けられ、前記切断部が前記ベースから離間した揺動位置にある際に前記切断部から突出する前記切断刃の外周を覆い、前記切断部が前記ベース側に向けて揺動するに従って前記切断部から突出する前記切断刃を露出させるように動作させるリンクと連結されていることを特徴とする請求項1記載の卓上切断機。
  3. 前記保護カバーの外側カバーは少なくとも1つの開口部を有することを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の卓上切断機。
  4. 前記保護カバーの内側カバーは透明性を有する部材により形成され、外側カバーは弾力性を有する部材により形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の卓上切断機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007075981A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Makita Corp 切断機
JP2009107102A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Makita Corp 切断機のカバー装置

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