JP2005198373A - 誘導発電機の同期起動方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻線形誘導発電機を電力系統に接続する時に流れる突入電流を少なくする。
【解決手段】起動時のみ回転子巻線に直流電流を流して同期発電機として起動し、常時は巻線形誘導発電機として運転する。
発電機が多数ある場合は起動装置を切り替えて使用する。
【選択図】 図１
【解決手段】起動時のみ回転子巻線に直流電流を流して同期発電機として起動し、常時は巻線形誘導発電機として運転する。
発電機が多数ある場合は起動装置を切り替えて使用する。
【選択図】 図１
Description
本発明は、誘導発電機を電力系統に接続するときだけ同期発電機とし、突入電流を抑制する装置および操作に関するものである。
従来の起動方式は、誘導発電機を直接投入するもの、誘導発電機に直列にインピーダンスを接続するもの、誘導発電機の回転子巻線に抵抗を接続するもの、誘導発電機の結線をスターデルタに切り替えるもの、インバータで周波数変換するもの、等であった。
解決しようとする問題点は、誘導発電機を電力系統に接続するとき発生する突入電流を完全に無くすることが出来ないため、別に電圧変動を抑制する装置を付加したり、同期発電機を用いたりしなければならない点である。
本発明は、巻線形誘導発電機の起動時だけ同期発電機とし、常時は誘導発電機とするものである。
具体的には巻線形誘導発電機の回転子巻線に起動の時だけ直流電流を流し、同期速度に回転しながら、巻線形誘導発電機の固定巻線の電圧が系統電圧と同じ値になるよう直流電流の大きさを制御し、回転を制御して巻線形誘導発電機の電圧と系統電圧の位相角が等しくなるようにして遮断器を投入することを最も主要な特徴とする。
具体的には巻線形誘導発電機の回転子巻線に起動の時だけ直流電流を流し、同期速度に回転しながら、巻線形誘導発電機の固定巻線の電圧が系統電圧と同じ値になるよう直流電流の大きさを制御し、回転を制御して巻線形誘導発電機の電圧と系統電圧の位相角が等しくなるようにして遮断器を投入することを最も主要な特徴とする。
巻線形誘導発電機に同期発電機と同じ起動特性をもたせて、突入電流を同期発電機と同じ程度にすることが主な効果である。
巻線形誘導発電機の回転子巻線にスリップリングを通して直流電流を流し、巻線形誘導発電機の固定巻線の電圧の絶対値と位相角を電力系統と一致させてから電力系統に接続する。
常時は直流電源を切り離し、スリップリングを短絡して巻線形誘導発電機として使用する。
巻線形誘導発電機が多数ある場合は１台の直流電源や同期投入システムを起動時だけ切り替えて使用する。
常時は直流電源を切り離し、スリップリングを短絡して巻線形誘導発電機として使用する。
巻線形誘導発電機が多数ある場合は１台の直流電源や同期投入システムを起動時だけ切り替えて使用する。
図１は本発明の方式を示すブロック図で、巻線形誘導発電機の固定巻線１と電力系統５とのあいだに遮断器Ｓ３を接続する。
遮断器Ｓ２、Ｓ３を開いて巻線形誘導発電機の回転数を同期速度にしてから遮断器１を閉じ、直流電源４を制御して巻線形誘導発電機の固定巻線１が定格電圧を発生するよう調整する。
巻線形誘導発電機の固定巻線１が発生する電圧の大きさと位相角が電力系統５と同じ時に遮断器Ｓ３を閉じれば同期発電機とまったく同様に起動することが出来る。
遮断器Ｓ２、Ｓ３を開いて巻線形誘導発電機の回転数を同期速度にしてから遮断器１を閉じ、直流電源４を制御して巻線形誘導発電機の固定巻線１が定格電圧を発生するよう調整する。
巻線形誘導発電機の固定巻線１が発生する電圧の大きさと位相角が電力系統５と同じ時に遮断器Ｓ３を閉じれば同期発電機とまったく同様に起動することが出来る。
起動後は遮断器Ｓ１を開いた後、ただちに遮断器Ｓ２を閉じて巻線形誘導発電機として連続運転に入る。
ダイオードＤは遮断器Ｓ１を開いた時にフライホイールダイオードとして作用する。
巻線形誘導発電機が多数用いられる場合は、直流電源４および同期投入装置を１台だけ用い、起動する時だけ巻線形誘導発電機の回転子に直流電源４を接続する。
ダイオードＤは遮断器Ｓ１を開いた時にフライホイールダイオードとして作用する。
巻線形誘導発電機が多数用いられる場合は、直流電源４および同期投入装置を１台だけ用い、起動する時だけ巻線形誘導発電機の回転子に直流電源４を接続する。
風力発電機や小水力発電機のように発電機が小型軽量安価であることが求められる用途に使用される。
１ 固定巻線
２ 回転子巻線
３ スリップリング
４ 直流電源
５ 電力系統
Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３ 遮断器
Ｄ ダイオード
２ 回転子巻線
３ スリップリング
４ 直流電源
５ 電力系統
Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３ 遮断器
Ｄ ダイオード
Claims (2)
- 巻線形誘導発電機の回転子巻線に起動時だけ直流電源を接続することを特徴とする巻線形誘導発電機の起動方式
- 巻線形誘導発電機が多数ある場合、１台の直流電源と同期投入装置を全ての巻線形誘導発電機に切り替えて使用することを特徴とする巻線形誘導発電機の起動方式
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003436995A JP2005198373A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 誘導発電機の同期起動方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003436995A JP2005198373A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 誘導発電機の同期起動方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005198373A true JP2005198373A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34815951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003436995A Pending JP2005198373A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 誘導発電機の同期起動方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005198373A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11539215B2 (en) | 2021-03-16 | 2022-12-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Voltage control inverter, power source apparatus, and control method |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003436995A patent/JP2005198373A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11539215B2 (en) | 2021-03-16 | 2022-12-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Voltage control inverter, power source apparatus, and control method |
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