JP2005196840A - データ記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 データ記録再生装置において、削除されたデータを容易な操作で回復させる。
【解決手段】 ハードディスク120は、録画領域122と、録画領域122に記録された各ファイルデータのインデックスデータを記憶するインデックスデータ記憶領域123と、バックアップデータ記憶領域124とを含む。録画領域122内の各ファイルデータは、インデックスデータ記憶領域123内のインデックスデータに基づいて再生される。録画領域122内の或るファイルデータを削除する操作がなされると、当該或るファイルデータに対応するインデックスデータがインデックスデータ記憶領域123からバックアップデータ記憶領域124へ移動される。一方、当該或るファイルデータを回復させる操作がなされると、当該或るファイルデータに対応したインデックスデータは、バックアップデータ記憶領域124からインデックスデータ記憶領域123へ移動される。
【選択図】 図2
【解決手段】 ハードディスク120は、録画領域122と、録画領域122に記録された各ファイルデータのインデックスデータを記憶するインデックスデータ記憶領域123と、バックアップデータ記憶領域124とを含む。録画領域122内の各ファイルデータは、インデックスデータ記憶領域123内のインデックスデータに基づいて再生される。録画領域122内の或るファイルデータを削除する操作がなされると、当該或るファイルデータに対応するインデックスデータがインデックスデータ記憶領域123からバックアップデータ記憶領域124へ移動される。一方、当該或るファイルデータを回復させる操作がなされると、当該或るファイルデータに対応したインデックスデータは、バックアップデータ記憶領域124からインデックスデータ記憶領域123へ移動される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、データ記録再生装置に関し、特に、記憶されているデータの削除に関する動作に特徴を有するデータ記録再生装置に関する。
従来から、データ記録再生装置において、記録されているデータの削除に関する動作について、種々、技術が開示されてきた。
たとえば、特許文献1では、データ削除無効化装置において、記録媒体にデータおよび当該データのインデックスデータが記録され、管理情報がデータの有効期限やデータの再生回数等の条件と対照され、条件が満たされていると判断されると、当該管理情報に対応するデータが削除または無効化される技術が開示されている。
また、特許文献2には、光磁気ディスクドライブ装置において、光磁気ディスク上の未記録部とされているエリアの開始位置と終了位置とが指定され決定されることにより、当該開始位置から終了位置までのエリアが有為な情報を記録されているエリアとして登録される技術が開示されている。具体的には、特許文献2に記載された技術では、光磁気ディスク上のデータを削除する旨の処理が行なわれると、当該データの記録されていたエリアが未記録部とされる。つまり、データの削除のための操作がなされた場合、当該データを管理する情報が削除されて当該データが記録されていたエリアが未記録部とされるだけであって、当該データが削除されるわけではない。そして、上記のように、未記録部とされているエリアについてデータの再生が行なわれ、当該再生が行なわれている中で開始位置と終了位置の指定がなされることにより、当該開始位置から終了位置までのエリアに記録されたデータを管理する情報が変更される。ただし、上記のような、データを管理する情報の変更によるデータの回復は、データは記録されているが未記録部とされているような上記のエリアにおいて、データの上書きがなされるまでのみ、実行可能となる。
特開2001−283501号公報
特開平7−334889号公報
一旦ユーザが削除するための処理を実行したデータを再度有効化させるという観点では、特許文献2に記載された技術は、有益であると考えられる。
ただし、特許文献2に開示された技術には、データの回復を希望するエリアの開始位置と終了位置を指定しなければならず、処理が煩雑であるという課題が残されていると考えられる。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、削除のための操作がなされたデータを、容易な操作で、回復させることのできるデータ記録再生装置を提供することである。
本発明のある局面に従ったデータ記録再生装置は、ファイルデータの記録および再生を行なうデータ記録再生装置であって、ファイルデータを記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを管理する情報である管理情報を記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部とは独立して設けられた第3の記憶部と、前記第2の記憶部に記憶された前記管理情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを再生する再生部と、外部からの操作を入力される入力部と、前記入力部において、前記第1の記憶部に記憶された或るファイルデータを削除する操作がなされた場合、前記第2の記憶部に記憶された前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第3の記憶部に移動させて記憶させる第1の情報移動部と、前記第3の記憶部に記憶された前記管理情報に対応するファイルデータを特定する情報を表示させる表示部と、前記入力部において、前記表示部によって特定する情報を表示されたファイルデータの中から前記或るファイルデータの削除を取消す操作がなされた場合、前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第2の記憶部に移動させて記憶させる第2の情報移動部と、映像データを受信する受信部と、前記受信部の受信した映像データを前記第1の記憶部にファイルデータとして記録する記録部と、前記第1の記憶部において前記記録部がファイルデータを記録するための領域が不足した場合に、前記第1の記憶部において記憶されているファイルデータの中から上書きの対象となるファイルデータを決定する決定部とを備え、前記管理情報は、対応するファイルデータが前記第1の記憶部に記憶された時を特定する情報である記憶時特定情報を含み、前記決定部は、前記第3の記憶部に記憶されている前記管理情報の中の、前記記憶時特定情報で特定される時が最も過去である前記管理情報に対応するファイルデータを、前記上書きの対象となるファイルデータと決定し、かつ、前記データ記録再生装置の電源の投入時に、前記上書きの対象となるファイルデータを特定する情報を表示させることを特徴とする。
本発明のある局面に従ったデータ記録再生装置は、ファイルデータを記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを管理する情報である管理情報を記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部とは独立して設けられた第3の記憶部と、前記第2の記憶部に記憶された前記管理情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを再生する再生部と、外部からの操作を入力される入力部と、前記入力部において、前記第1の記憶部に記憶された或るファイルデータを削除する操作がなされた場合、前記第2の記憶部に記憶された前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第3の記憶部に移動させて記憶させる第1の情報移動部と、前記第3の記憶部に記憶された前記管理情報に対応するファイルデータを特定する情報を表示させる表示部と、前記入力部において、前記表示部によって特定する情報を表示されたファイルデータの中から前記或るファイルデータの削除を取消す操作がなされた場合、前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第2の記憶部に移動させて記憶させる第2の情報移動部とを備えることを特徴とする。
また、本発明のデータ記録再生装置は、映像データを受信する受信部と、前記受信部の受信した映像データを前記第1の記憶部にファイルデータとして記録する記録部と、前記第1の記憶部において前記記録部がファイルデータを記録するための領域が不足した場合に、前記第1の記憶部において記憶されているファイルデータの中から上書きの対象となるファイルデータを決定する決定部とをさらに備え、前記管理情報は、対応するファイルデータが前記第1の記憶部に記憶された時を特定する情報である記憶時特定情報を含み、前記決定部は、前記第3の記憶部に記憶されている前記管理情報の中の、前記記憶時特定情報で特定される時が最も過去である前記管理情報に対応するファイルデータを、前記上書きの対象となるファイルデータと決定することが好ましい。
また、本発明のデータ記録再生装置では、前記決定部は、前記データ記録再生装置の電源の投入時に、前記上書きの対象となるファイルデータを特定する情報を表示させることが好ましい。
本発明に従ったデータ記録再生装置では、第2の記憶部に記憶された管理情報に基づいて、ファイルデータの再生がなされる。つまり、再生可能なファイルの管理情報は、第2の記憶部に記憶される。なお、当該データ記録再生装置では、或るファイルデータを削除するための情報が入力されると、当該或るファイルデータに対応する管理情報は、第2の記憶部から第3の記憶部に移動される。つまり、データ記録再生装置において、或るファイルデータを削除するための情報が入力されただけでは、当該或るファイルデータは削除されず、さらに、当該或るファイルデータの管理情報も消去されることがない。これにより、ユーザは、データ記録再生装置において、当該或るファイルデータの回復を希望する場合、つまり、或るファイルデータの削除の取消しを希望する場合、第3の記憶部に記憶された管理情報に対応するファイフデータを特定する情報を表示させ、当該表示に基づいて当該或るファイルデータの削除を取消す操作を行なえば良い。つまり、ユーザは、データ記録再生装置において、当該或るファイルデータの回復を希望する場合、当該或るファイルデータに対応するエリアの開始位置と終了位置とを指定するという、煩雑な処理を必要とされない。
したがって、本発明によると、ユーザは、データ記録再生装置において削除のための操作がなされたデータを、容易な操作で回復させることができる。
また、本発明によると、管理情報を第3の記憶部に移動された、つまり、削除するための操作がなされたファイルデータの中で、古いものから順に、上書きの対象とされるようになる。つまり、削除されたファイルデータが、上書きの対象とされるのに好ましいと考えられる順に、上書きの対象とされる。
また、本発明によると、データ記録再生装置において、電源の投入時に、ユーザは、どのファイルデータが次に上書きの対象となるかを容易に認識できるため、万が一、上書きの対象としたくないファイルデータが対象とされていた場合に、何らかの処置を考えることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明のデータ記録再生装置の一実施の形態であるハードディスクレコーダ1の構成を示す図である。
ハードディスクレコーダ1は、当該ハードディスクレコーダ1の全体的な動作を制御するシステム制御回路10を備えている。
ハードディスクレコーダ1において、チューナ11は、システム制御回路10からディジタル放送のチャンネル指定信号が供給された場合には、この指定されたチャンネルのディジタル放送波を受信する。この際、チューナ11は、受信したディジタル放送波を復調することによりMPEG(Moving Picture Experts Group)信号を得て、これをMPEG信号M1としてハードディスク装置12に供給する。また、チューナ11は、システム制御回路10からアナログテレビジョン放送(NTSC(National Television Standards Committee)方式、PAL(Phase Alternation by Line)方式、またはSECAM(SEquential Couleur A Memoire)方式)のチャンネル指定信号が供給された場合には、この指定されたチャンネルのアナログテレビジョン放送波を受信する。この際、チューナ11は、受信したアナログテレビジョン放送波を復調して得たテレビジョン信号をMPEGエンコーダ14に供給する。MPEGエンコーダ14は、かかるテレビジョン信号に対してMPEG符号化処理を施して得た信号をMPEG信号M2としてハードディスク装置12に供給する。
ハードディスク装置12は、再生MPEG信号RMをMPEGデコーダ17に供給する。MPEGデコーダ17は、ハードディスク装置12から供給されたMPEG信号に対してMPEG復号処理を施すことにより、映像信号を得てこれを映像信号DAVとしてセレクタ18に供給する。ハードディスク装置12は、ハードディスクレコーダ1における補助記憶装置であり、ハードディスク120と当該ハードディスク120に記録されたデータを再生させるためのピックアップ1200とを含む。
OSD(On Screen Display)画像生成回路19は、システム制御回路10から供給された各種メッセージ表示指令に応じた画像を表示させるべきメッセージ画像信号DC を生成し、これをセレクタ18に供給する。セレクタ18は、上記映像信号DAVおよびメッセージ画像信号DC の中から、システム制御回路10から供給された選択信号に応じた方を択一的に選択し、これを表示装置200に供給する。
表示装置200は、ハードディスクレコーダ1から供給された上記映像信号DAV、またはメッセージ画像信号DC に基づく画像表示を行なう。
操作装置22は、ユーザからの、放送チャンネルを指定する操作、録画済みファイルの中から再生するファイルを指定する操作等、各種の操作を受付け、その操作に応じた各種操作信号をシステム制御回路10に供給する。なお、操作装置22は、たとえば、ハードディスクレコーダ1の筐体とは分離しているリモートコントローラからなる。
また、システム制御回路10は、計時動作を行なうタイマ23に接続され、さらに、ハードディスクレコーダ1における主記憶装置であるメモリ100を備えている。
図2に、ハードディスク120内に定義されている記憶領域を模式的に示す。なお、図2では、ハードディスク120内で複数の領域が定義されていることを、領域を区切ることにより表現しているが、区切られた各領域の大きさと、各領域を構成するデータ量との間には、直接的に比例関係などは考慮されていないものとする。
ハードディスク120には、主に、リングバッファであるタイムシフト領域121と、情報を長期記録するための録画領域122と、タイムシフト領域121および録画領域122を管理する情報を記録されるインデックスデータ記憶領域123とが定義されている。タイムシフト領域121は、タイムシフト再生が行なわれる際に利用される。タイムシフト再生とは、チューナ11またはMPEGエンコーダ14からハードディスク装置12に入力されたデータを、タイムシフト領域121に記録しつつ、(ほぼ)同時に再生する再生パターンである。
インデックスデータ記憶領域123に記録される、タイムシフト領域121および録画領域122を管理する情報とは、たとえば、録画領域122に記録された各番組データ(ファイルデータ)を管理する情報(インデックスデータ)を含む。図3に、インデックスデータ記憶領域123に記憶される内容を一部を模式的に示す。
図3に示された状態では、インデックスデータ記憶領域123に、録画領域122に記録され、それぞれ「A」「B」「C」「D」「E」および「F」というタイトルを付けられた、6つの番組データ(ファイルデータ)についてのインデックスデータが記憶されている。また、各ファイルデータのインデックスデータは、タイトルに関連付けられた、「A1」等で示された各ファイルデータの録画領域122において記憶される位置を示す情報(アドレス情報)および「A2」等で示された各ファイルデータが録画領域122に記録された日時を特定する情報(記録日時)を含む。各インデックスデータは、タイトル、アドレス情報、および、記録日時以外にも、ファイルデータを管理する情報を含んでいても良い。なお、図3において、タイトル、アドレス情報、および、記録日時は、それぞれアルファベットまたはそれと数字の組み合わせによって記載されているが、これらの情報のデータ形式は図3に記載されたものに限定されない。
さらに、ハードディスク120には、バックアップデータ記憶領域124が定義されている。当該バックアップデータ記憶領域124は、後述するように、録画領域122に記録されたファイルデータの中で、削除されるための操作がなされたファイルデータについて、当該ファイルデータに対応するインデックスデータを一時的に記憶するための記憶領域である。
次に、ハードディスクレコーダ1の動作を、システム制御回路10が実行する処理に基づいて説明する。図4に、システム制御回路10の実行するメインルーチンのフローチャートを示す。
図4を参照して、ハードディスクレコーダ1に電源を投入されると、システム制御回路10は、ステップS1(以下、「ステップ」を省略する)操作装置22に対して何らかの操作がなされたか否かを判断し、操作がなされたと判断すると、処理をS2に進める。
S2では、システム制御回路10は、操作装置22に対してなされた操作が、録画領域122に記憶されたファイルデータの再生のための操作であったか否かを判断する。そして、そうであると判断するとS3へ、そうではないと判断するとS4へ、それぞれ処理を進める。
S3では、システム制御回路10は、ファイルデータの再生のための処理(再生処理)を実行して、S1に処理を戻す。なお、再生処理の詳細については、後述する。
S4では、システム制御回路10は、操作装置22に対してなされた操作が、録画領域122に記憶されたファイルデータを削除するための操作であったか否かを判断する。そして、そうであると判断するとS5へ、そうではないと判断するとS6へ、それぞれ処理を進める。なお、録画領域122に記憶されたファイルデータを削除する、とは、当該ファイルデータを再生できない状態にする、という意味である。
S5では、システム制御回路10は、ファイルデータの削除のための処理(削除処理)を実行して、S1に処理を戻す。なお、削除処理の詳細については、後述する。
S6では、システム制御回路10は、操作装置22に対してなされた操作が、S5における削除処理で削除されたファイルデータを回復させるための操作であったか否かを判断する。そして、そうであると判断するとS7へ、そうではないと判断するとS8へ、それぞれ処理を進める。なお、削除されたファイルデータを回復させる、とは、一度再生できない状態とされたファイルデータを再生できる状態にすることを意味し、つまりは、削除を取消すことを意味する。
S7では、システム制御回路10は、ファイルデータの回復のための処理(回復処理)を実行して、S1に処理を戻す。なお、回復処理の詳細については、後述する。
S8では、システム制御回路10は、操作装置22に対してなされた操作が、録画のための操作であったか否かを判断する。そして、そうであると判断するとS9へ、そうではないと判断するとS10へ、それぞれ処理を進める。なお、録画とは、チューナ11を介して受信した新たな映像データを録画領域122に記録することを意味する。
S9では、システム制御回路10は、録画のための処理(録画処理)を実行して、S1に処理を戻す。なお、録画処理の詳細については、後述する。
S10では、システム制御回路10は、なされた操作に応じた処理を実行した後、処理をS1に戻す。
図5は、S3の再生処理のサブルーチンのフローチャートである。図5を参照して、再生処理では、システム制御回路10は、まず、S31で、インデックスデータ記憶領域123にインデックスデータを記憶されているファイルの一覧を、表示装置200に表示させる。たとえば、インデックスデータ記憶領域123に図3に示したようなインデックスデータが記憶されている場合には、S31の処理によって、表示装置200には、たとえば「A」〜「F」の各ファイルのタイトルが一覧表示される。なお、本実施の形態では、一覧表示の際にファイルの一覧として表示されるのは、各ファイルのタイトルに限定されず、各ファイルに含まれる画像の1コマ等であっても良い。
次に、システム制御回路10は、S32で、ユーザからの、操作装置22を介した、再生するファイルを指定する情報の入力を受付ける。なお、ここでは、たとえば、ユーザは、操作装置22に対して、表示装置200に表示されたファイルのタイトルの中から、再生させたいファイルのタイトルを入力する。また、S31において、各ファイルが番号に関連付けて表示されている場合には、ユーザは、操作装置22に対して、再生させたいファイルに対応する番号を入力する。以下、本実施の形態では、ユーザによるファイルを指定する情報の入力は、同様に行なわれるものとする。
そして、システム制御回路10は、S33で、インデックスデータ記憶領域123において、S32で受付けた情報によって指定されるファイルのインデックスデータを検索する。
そして、S34で、システム制御回路10は、S33における検索結果であるインデックスデータ(特に、アドレス情報)に基づいて、録画領域122に記憶されたファイルデータの中から、指定されたファイルのファイルデータを再生させて、リターンする。
図6は、図4のS5の削除処理のサブルーチンのフローチャートである。図6を参照して、削除処理では、システム制御回路10は、まず、S51で、インデックスデータ記憶領域123にインデックスデータを記憶されているファイルの一覧を、表示装置200に表示させる。
次に、システム制御回路10は、S52で、ユーザからの、操作装置22を介した、削除するファイルを指定する情報の入力を受付ける。
そして、システム制御回路10は、S53で、S52で受付けた情報によって指定されるファイルのインデックスデータを、インデックスデータ記憶領域123からバックアップデータ記憶領域124に移動させる。
ここで、たとえば、インデックスデータ記憶領域123に図3に示されるように「A」〜「F」の6つのインデックスデータが記憶されている状態を考える。ハードディスクレコーダ1がこの状態にあるときに、タイトルが「D」「E」という2つのファイルを削除するための操作がなされると、S53の処理により、インデックスデータ記憶領域123に記憶されるインデックスデータは、図3に示された状態から図7(A)に示すように変化する。つまり、インデックスデータ記憶領域123に記憶されるインデックスデータは、タイトルが「D」「E」という2つのファイルのインデックスデータが削除されたような、つまり、タイトル「A」「B」「C」「F」という4つのファイルについてのインデックスデータとなる。また、これに対応して、バックアップデータ記憶領域124には、図7(B)に示すように、インデックスデータ記憶領域123において削除された、タイトル「D」「E」という2つのファイルのインデックスデータが、記憶されるようになる。
そして、システム制御回路10は、S54で、バックアップデータ記憶領域124にインデックスデータを記憶されているファイルの一覧を、表示装置200に表示させて、リターンする。バックアップデータ記憶領域124の記憶内容が図7(B)に示すような場合には、S54の処理によって、たとえば、表示装置200に、図8に示すような画面が表示される。図8に示された画面では、タイトル「D」「E」の2つのファイルのタイトルが一覧表示されている。
図9は、図4のS7の回復処理のサブルーチンのフローチャートである。図9を参照して、回復処理では、システム制御回路10は、まず、S71で、バックアップデータ記憶領域124にインデックスデータを記憶されているファイルの一覧を、表示装置200に表示させる。
次に、システム制御回路10は、S72で、ユーザからの、操作装置22を介した、回復させるファイルを指定する情報の入力を受付ける。
そして、システム制御回路10は、S73で、S72で受付けた情報によって指定されるファイルのインデックスデータを、バックアップデータ記憶領域124からインデックスデータ記憶領域123に移動させる。
そして、システム制御回路10は、S74で、バックアップデータ記憶領域124にインデックスデータを記憶されているファイルの一覧を、表示装置200に表示させて、リターンする。
たとえば、インデックスデータ記憶領域123にタイトルが「A」〜「F」である6つのファイルについてのインデックスデータが記憶されていた状態から、タイトルが「D」と「E」である2つのファイルを削除する操作が行なわれ、その後、タイトルが「E」であるファイルを回復させる操作が行なわれたとする。
この場合、結果として、タイトルが「D」であるファイルのみが、削除されることになる。したがって、S74の処理によって表示装置200の画面に表示されるのは、図10に示されるように、タイトルが「D」であるファイルについての情報のみである。
また、この場合、インデックスデータ記憶領域123には、図11(A)に示されるように、タイトルが「A」「B」「C」「E」および「F」である5つのファイルのインデックスデータが記憶され、バックアップデータ記憶領域124には、図11(B)に示されるように、タイトルが「D」であるファイルのインデックスデータのみが記憶される。
図12は、図4のS9の録画処理のサブルーチンのフローチャートである。図12を参照して、録画処理では、システム制御回路10は、まず、S91で、アンテナ11を介して受信した映像データを、逐次、録画領域122の空き領域に書込みを行なう。空き領域とは、インデックスデータがインデックスデータ記憶領域123またはバックアップデータ記憶領域124のいずれかに記憶されているファイルデータについて、当該ファイルデータの記録がなされていない領域である。システム制御回路10は、どこが空き領域であるかを、たとえば、インデックスデータ記憶領域123およびバックアップデータ記憶領域124に記憶されたインデックスデータのアドレス情報を参照することにより、認識することができる。
次に、システム制御回路10は、S92で、S91における書込み動作を終了するための条件(記録終了条件)が成立したか否かを判断する。記録終了条件の成立の例としては、たとえば、ユーザによって録画を終了するための操作がなされたことや、録画予約に従った録画動作において録画を終了すべき時刻となったことを挙げることができる。そして、システム制御回路10は、記録終了条件が成立したと判断すると、S98で、映像データの書込み動作を終了させる処理を行なった後、リターンする。一方、記録終了条件が成立していないと判断すると、システム制御回路10は、S93に処理を進める。
S93では、システム制御回路10は、録画領域122における未録画領域(空き領域)が、予め定められた所定のデータ量未満となったか否かを判断する。そして、システム制御回路10は、空き領域が、所定のデータ量未満であると判断するとS94へ、所定のデータ量以上であると判断するとS91へ、それぞれ処理を進める。
S94では、システム制御回路10は、バックアップデータ記憶領域124に記憶されているインデックスデータの中で、最も記憶日時の古いインデックスデータを、「インデックスデータX」として、S95に処理を進める。
S95では、システム制御回路10は、録画領域122の中で、インデックスデータXが記憶されているアドレスを、データの上書きの対象となるアドレスとして、S96に処理を進める。
S96では、システム制御回路10は、インデックスデータXを、バックアップデータ記憶領域124から削除して、S97に処理を進める。
S97では、その時点でバックアップデータ記憶領域124にインデックスデータを記憶されているファイルの一覧を表示装置200の画面に表示させて、S91に処理を戻す。
以上説明した記録処理では、録画領域122における空き領域が所定のデータ量未満となった場合には、バックアップデータ記憶領域124に記憶されている中で最も記憶日時の古いインデックスデータ(インデックスデータX)に対応したファイルが、上書き対象とされる。また、S97の処理による一覧表示では、インデックスデータXに対応するファイルについての表示がなされないことから、ユーザは、インデックスデータXに対応するファイルの回復が不可能となったことを認識できる。
以上説明した本実施の形態では、図2等を用いて説明したように、インデックスデータ記憶領域123およびバックアップデータ記憶領域124は、いずれもハードディスク120内に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、これらの領域のいずれか一方または両方が、システム制御回路10のメモリ100内等に設けられていても良い。
また、以上説明した本実施の形態では、たとえば、ハードディスクレコーダ1に電源が投入されたときであってユーザの操作を受付ける前に、表示装置200に、次回上書き対象となるファイルのファイル名等を表示させても良い。次回上書き対象となるファイルとは、削除するための操作が行なわれたファイルであって、バックアップデータ記憶領域124において記録日時が最も古いインデックスデータに対応するファイルである。なお、バックアップデータ記憶領域124において記録日時が最も古いインデックスデータに対応するファイルとは、バックアップデータ記憶領域124にインデックスデータを記憶されているファイルの中で、最も古くから録画領域122に記録されていたファイルである。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハードディスクレコーダ、10 システム制御回路、11 チューナ、12 ハードディスク装置、18 セレクタ、14 MPEGエンコーダ、17 MPEGデコーダ、19 OSD画像生成回路、22 操作装置、23 タイマ、100 メモリ、120 ハードディスク、121 タイムシフト領域、122 録画領域、123 インデックスデータ記憶領域、124 バックアップデータ記憶領域、200 表示装置。
Claims (4)
- ファイルデータの記録および再生を行なうデータ記録再生装置であって、
ファイルデータを記憶する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを管理する情報である管理情報を記憶する第2の記憶部と、
前記第1の記憶部および前記第2の記憶部とは独立して設けられた第3の記憶部と、
前記第2の記憶部に記憶された前記管理情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを再生する再生部と、
外部からの操作を入力される入力部と、
前記入力部において、前記第1の記憶部に記憶された或るファイルデータを削除する操作がなされた場合、前記第2の記憶部に記憶された前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第3の記憶部に移動させて記憶させる第1の情報移動部と、
前記第3の記憶部に記憶された前記管理情報に対応するファイルデータを特定する情報を表示させる表示部と、
前記入力部において、前記表示部によって特定する情報を表示されたファイルデータの中から前記或るファイルデータの削除を取消す操作がなされた場合、前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第2の記憶部に移動させて記憶させる第2の情報移動部と、
映像データを受信する受信部と、
前記受信部の受信した映像データを前記第1の記憶部にファイルデータとして記録する記録部と、
前記第1の記憶部において前記記録部がファイルデータを記録するための領域が不足した場合に、前記第1の記憶部において記憶されているファイルデータの中から上書きの対象となるファイルデータを決定する決定部とを備え、
前記管理情報は、対応するファイルデータが前記第1の記憶部に記憶された時を特定する情報である記憶時特定情報を含み、
前記決定部は、
前記第3の記憶部に記憶されている前記管理情報の中の、前記記憶時特定情報で特定される時が最も過去である前記管理情報に対応するファイルデータを、前記上書きの対象となるファイルデータと決定し、かつ、
前記データ記録再生装置の電源の投入時に、前記上書きの対象となるファイルデータを特定する情報を表示させる、データ記録再生装置。 - ファイルデータを記憶する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを管理する情報である管理情報を記憶する第2の記憶部と、
前記第1の記憶部および前記第2の記憶部とは独立して設けられた第3の記憶部と、
前記第2の記憶部に記憶された前記管理情報に基づいて、前記第1の記憶部に記憶されたファイルデータを再生する再生部と、
外部からの操作を入力される入力部と、
前記入力部において、前記第1の記憶部に記憶された或るファイルデータを削除する操作がなされた場合、前記第2の記憶部に記憶された前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第3の記憶部に移動させて記憶させる第1の情報移動部と、
前記第3の記憶部に記憶された前記管理情報に対応するファイルデータを特定する情報を表示させる表示部と、
前記入力部において、前記表示部によって特定する情報を表示されたファイルデータの中から前記或るファイルデータの削除を取消す操作がなされた場合、前記或るファイルデータに対応する前記管理情報を、前記第2の記憶部に移動させて記憶させる第2の情報移動部とを備える、データ記録再生装置。 - 映像データを受信する受信部と、
前記受信部の受信した映像データを前記第1の記憶部にファイルデータとして記録する記録部と、
前記第1の記憶部において前記記録部がファイルデータを記録するための領域が不足した場合に、前記第1の記憶部において記憶されているファイルデータの中から上書きの対象となるファイルデータを決定する決定部とをさらに備え、
前記管理情報は、対応するファイルデータが前記第1の記憶部に記憶された時を特定する情報である記憶時特定情報を含み、
前記決定部は、前記第3の記憶部に記憶されている前記管理情報の中の、前記記憶時特定情報で特定される時が最も過去である前記管理情報に対応するファイルデータを、前記上書きの対象となるファイルデータと決定する、請求項2に記載のデータ記録再生装置。 - 前記決定部は、前記データ記録再生装置の電源の投入時に、前記上書きの対象となるファイルデータを特定する情報を表示させる、請求項3に記載のデータ記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000513A JP2005196840A (ja) | 2004-01-05 | 2004-01-05 | データ記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004000513A JP2005196840A (ja) | 2004-01-05 | 2004-01-05 | データ記録再生装置 |
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ID=34816317
Family Applications (1)
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JP2004000513A Withdrawn JP2005196840A (ja) | 2004-01-05 | 2004-01-05 | データ記録再生装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005196840A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8031361B2 (en) | 2006-09-19 | 2011-10-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US8089662B2 (en) | 2006-09-25 | 2012-01-03 | Brother Kyogo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US8125670B2 (en) | 2006-09-28 | 2012-02-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Data processing apparatus and recording medium |
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2004
- 2004-01-05 JP JP2004000513A patent/JP2005196840A/ja not_active Withdrawn
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