JP2005195655A - 自動焦点検出装置およびそれを備えた電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】不要な処理をなくし焦点検出に要する時間を短縮することが可能な自動焦点検出装置およびそれを備えた電子カメラを提供する。
【解決手段】対となる位相差検出領域を複数備える焦点検出センサ123と、複数の対となる位相差検出領域毎に対の位相差検出領域から一方の位相差検出領域を選択し、選択した一方の位相差検出領域群から蓄積データを読み出し、読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する制御回路13とを有し、焦点検出領域の多点化に対応し、焦点検出領域する際に水平、垂直方向の位相差検出を一方向について先に行い検出できなかった領域のみ他方で検出する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、いわゆる位相差方式を採用した自動焦点検出装置およびこの自動焦点検出装置を備えた電子カメラに関するものである。
自動焦点検出装置において、従来は、焦点検出領域が5点や7点など検出領域としてはさほど多くはなかったが、近年になり9点、11点、45点と検出領域が増えていき検出方向についても水平、垂直方向の両方の位相差を検出する、位相差方式を採用するようになっている。
従来は、リニアセンサにより光電変換がおこなわれているが、検出領域が増えるに際し、エリアセンサを使用したものもでてきている。
また、リニアセンサでは、蓄積終了とともに蓄積された像信号の電荷を出力しているが、これは電荷にノイズがのるのを回避するために、全焦点検出領域の出力を一気に行っている。
ところで、カメラの姿勢を検出するセンサをもつ装置で、水平、垂直方向の位相差検出の一方を優先して検出を行うことにより、位相差検出の効率化をはかった自動焦点検出装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、多点化において検出領域が増えることからセンサからの像信号の出力や位相差演算にかかる処理時間もふえるため、不要な処理をなくすための改善が要望されている。
特開平4−175739号公報
上記のように、焦点検出領域の多点化の傾向にともない、検出に要する処理時間は、たとえば従来の焦点検出領域が5点の場合、中央が十字の水平方向、垂直方向の位相差を検出する領域と周辺の水平もしくは垂直方向の位相検出する領域の、計6回の像信号出力の読み出しと位相差検出演算を行う必要がある。
これが15点の全てについて、水平、垂直の位相差検出を行う場合には、像信号の読み出しと位相差演算を30回も行うことになり5倍の処理時間がかかることになる。
このため、多点化にあたっては、不要な処理時間をなくすための具体的な方法が必要となっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不要な処理をなくし焦点検出に要する時間を短縮することが可能な自動焦点検出装置およびそれを備えた電子カメラを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点の自動焦点検出装置は、対となる位相差検出領域を複数備える位相差検出手段と、上記複数の対となる位相差検出領域毎に対の位相差検出領域から一方の位相差検出領域を選択する選択手段と、上記選択手段により選択した一方の位相差検出領域群から蓄積データを読み出す読出手段と、上記読出手段により読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する演算手段とを有する。
好適には、上記演算手段による位相差データの有効性を複数の対となる位相差検出領域毎に判断する判断手段と、上記判断手段により有効でないと判断した位相差検出領域が存在する場合に上記選択手段により選択していない他方の位相差検出領域から蓄積データを読み出す第2の読出手段と、をさらに有し、上記演算手段は、上記読出手段により読み出した蓄積データと上記第2の読出手段により読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する。
好適には、上記選択手段は、前回の上記判断手段により有効であるとした一方の位相差検出領域を優先的に選択する。
好適には、前回の上記判断手段により有効であるとした位相差検出領域を記憶する記憶手段を含み、上記選択手段は、上記記憶手段に記憶されている領域情報に基づいて位相差検出領域を選択する。
好適には、上記複数の複数の位相差検出領域の全ての検出領域が十字の水平方向と垂直方向の位相差検出を行い、上記選択手段は、水平、垂直方向の一方を選択して、検出処理を先に行い、検出不能な領域があるときには他方の検出処理を検出不能領域についてのみ行わせる。
好適には、上記読出手段および演算手段は、蓄積データの読み出しと位相差検出演算を交互に行う。
本発明の第2の観点の電子カメラは、位相差データを演算する自動焦点検出装置と、光学系と、上記自動焦点検出装置により位相差データにより上記光学系を制御して光学系の合焦制御を行う制御回路と、を有し、上記自動焦点検出装置は、対となる位相差検出領域を複数備える位相差検出手段と、上記複数の対となる位相差検出領域毎に対の位相差検出領域から一方の位相差検出領域を選択する選択手段と、上記選択手段により選択した一方の位相差検出領域群から蓄積データを読み出す読出手段と、上記読出手段により読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する演算手段と、を有する。
本発明によれば、不要な処理をなくし焦点検出に要する時間を短縮することができる利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の係る自動焦点検出装置を採用した電子カメラを模式的に示す図である。
本実施形態に係る電子カメラ10は、図1に示すように、光学系11、焦点検出装置12、および制御回路13を有している。
焦点検出装置12により本発明の位相差検出手段が構成され、焦点検出装置12および制御回路13により本発明の選択手段、および読出手段が構成され、制御回路13により本発明の演算手段が構成される。
光学系11は、図1に示すように、撮像レンズ111、クイックターンミラー112、フォーカシングスクリーン113、ペンタプリズム114、サブミラー115、および反射ミラー116を有する。また、図1において、117はフィルム面を示している。
この光学系11においては、被写体の像は撮像レンズ111を通りクイックターンミラー112に導かれ、上方のフォーカシングスクリーン113に結像する。
一方、クイックターンミラー112を通過した被写体の像はサブミラー115、反射ミラー116で反射し、焦点検出装置12に導かれ、焦点検出装置12内のセンサで受光される。
焦点検出装置12は、図1に示すように、反射ミラー121、再結像レンズ122、および焦点検出センサ123を有している。
図2は、焦点検出装置12における再結像レンズ122、および焦点検出センサ123による結像状態を模式的に示す図である。
図2に示すように、焦点検出装置12で、被写体から反射した光束は絞り124によりしぼられ再結像レンズ122に導かれる。再結像レンズ122を通った光束は4つのセンサ面A,A’,B,B’に被写体の像を結像する。
図3は、焦点検出装置12の焦点検出センサ123の具体的な構成例を示す図である。
上述したように、再結像レンズ12を通過した光束はセンサ123のA,A’、B,B’面に結像する。A,A’、B,B’面はフォトダイオードが2次元に配置されたエリアセンサで受光した被写体の像を光電変換する。
またA,A’面は対になっており垂直方向の位相差を検出するセンサ面で、B,B’面は水平方向の位相差を検出する構成となっている。
焦点検出センサ123で受光された被写体の像は光電変換された後、メモリに転送され焦点検出装置外部の制御回路13の指示により出力を行う。
センサ面Aにより情報はメモリMAに転送されて記憶され、センサ面A’により情報はメモリMA’に転送されて記憶される。
センサ面Bにより情報はメモリMBに転送されて記憶され、センサ面B’により情報はメモリMB’に転送されて記憶される。
また、焦点検出センサ123は、制御回路13との通信制御を行う通信制御部1231と、信号処理部1232とを有している。
図4は、本実施形態に係る焦点検出装置の焦点検出センサのおける焦点検出領域の配置例を示す図である。
また、図5は、図4中の焦点検出領域のセンサ上(A,A’,B,B’の各面上)での配置を示す図である。
図2に示すように、再結像レンズ122を通った光束は、4つのセンサ面A,A’,B,B’に被写体の像を結像することから、図5に示すように、図4の一つの領域が4つのセンサ面A,A’,B,B’に結像される。
本実施形態においては、図4に示すように、焦点検出領域は15点とし、15点の全点において水平方向、垂直方向の位相差の検出を行う。
また、図5に示すように、焦点検出領域センサ123におけるA,A’面では垂直方向の位相差を検出するため、対になっておりAとA’面の像信号のズレを位相差として検出する。B,B’面では水平方向の位相を検出するためB,B’が対になっており像信号のズレを位相差として検出する。
図6は、本実施形態に係る焦点検出装置と制御回路との信号処理および信号転送について説明するための図である。
制御回路13は、マイクロコンピュータを主体として構成され、焦点検出装置12の焦点検出センサ123と接続されており、制御信号と通信コマンドにより焦点検出センサ123を制御する。
制御回路13の制御信号には蓄積を開始するCG信号、前記水平、垂直方向の検出方向を選択するABSEL信号、焦点検出領域を選択するAS0−AS3信号、像信号を出力するVout等がある。
焦点検出センサ123において、蓄積終了した被写体の像信号はメモリMA,MA’,MB,MB’に転送されたのち、上記制御信号と通信コマンドにより制御回路13に出力する。出力信号は焦点センサ123からのクロツク信号に同期し制御回路13でA/D変換し、位相差演算が行われ、焦点検出を行う。
以上のような構成で多点化した焦点検出を行う。
次に、本実施形態における動作について図7〜図9に関連付けて説明する。
図7は、本実施形態に係る動作の概要を説明するためのフローチャートである。
図8および図9は、本実施形態に係る焦点検出の第1動作例を明するためのフローチャートである。
図10は、本実施形態に係る焦点検出の第2動作例を明するためのフローチャートである。
まず、図7に示すように、カメラの電源をON状態とし(ST0)、焦点検出を行うモードを選択する(ST1)。
次に、複数の焦点検出領域を選択する(ST2)。
焦点検出のモードには複数の焦点検出領域から1点を選択し行うスポットモードと15点の全点から焦点検出を行うエリアモードがあり、本実施形態ではエリアモードの例により説明する。
そして、レリーズスイッチを1段オンして(ST3)、図8または図9に示す焦点検出動作を行う(ST4)。
ここで、図8および図9に関連付けて、前回に有効であるとした一方の位相差検出領域を優先的に選択する場合の焦点検出動作について説明する。
被写体から反射された光束は、光学系11を通し、焦点検出装置12に入射され、焦点検出センサ123で受光し光電変換を行う。
ここで制御回路13はCG信号により、センサ123に蓄積を開始する(ST101)。
ここで、前回の検出にて、水平方向の検知が良好な数(OK数)iが、垂直方向検知が良好な数(OK数)j以上であるか否かの判定を行う(ST102)。
ステップST102において、水平方向の検知が良好な数(OK数)が、垂直方向検知が良好な数(OK数)以上であると判定した場合には、水平方向検出を優先する設定を行う(ST103)。
なお、このセンサは蓄積状態の確認を焦点検出領域ごとに監視することができ、検出方向を選択するABSEL信号と焦点検出領域を選択するAS0〜3信号により蓄積状態の確認をする領域を選択することが可能である。
Vout端子から出力される信号を制御回路13でA/D変換し、蓄積状態確認する。出力があるレベル以上の場合は蓄積を終了する通信コマンドを制御回路13から送信し終了する。
15点の焦点領域が蓄積終了(ST104)したら、像信号である水平データの読み出しを行う(ST105)。
像信号の読み出し(出力)は焦点検出領域をABSEL、AS0〜3信号により選択し、通信コマンドをセンサ123に送ることにより開始する。
そして、制御回路13において、位相差検出のための演算を行う(ST106)。
出力は上記の通り、焦点検出領域および検出方向を選択し出力することができ、また蓄積の終了時にメモリに蓄積状態が保持されているため、検出領域ごとに出力し位相差検出演算を交互に行うことができる。
データの読み出し(ST105)、位相差検出演算(ST106)を交互に行い、水平方向の位相差について15点の検出領域の検出を行う。位相差検出演算では公知のとおり相関演算が行われ、被写体の像信号から高コントラストの有効な被写体であるか判断される。
全水平データの読み出しが完了すると(ST107)、パラメータjを0に、パラメータiを1にセットして(ST108)、位相差演算結果が所定値以上であるか否かの判定を行い、i番目の領域で位相差検出ができたか判断する(ST109)。
そして、ステップST109において、位相差演算結果が所定値以上であると判定した場合には、i番目の領域が有効であるとして、パラメータiを+1し(ST110)、i=16になるまで、ステップST109,ST110の処理を繰り返す。
一方、ステップST109において、位相差演算結果が所定値以上でないあると判定した場合には、i番目の領域が有効でないとして、有効でない焦点領域のみ垂直方向の位相差検出を行う。
具体的には、有効でないi番目の垂直データの読み出し(ST112)、位相差検出演算(ST113)を行い、i番目の領域で位相差検出ができたか判断する(ST114)。
i番目の領域が有効であるとして、パラメータjをi+1とし、パラメータjをj+1として(ST115)、i=16になるまで、ステップST109〜ST115の処理を繰り返す。
ステップST114において、有効でないと判断した場合には、両方向の位相差検出の結果、有効な被写体が見つからなかったとして、ステップST116の処理に移り検出不能処理を行う。
そして、iが16になると、垂直方向検知が良好な数(OK数)j以上で、水平方向の検知が良好な数(OK数)が15−jとなり(ST117)、15点の演算結果から有効な被写体として合焦点動作を行う(ST118)。
なお、ここで、ステップST109からステップST111の処理にて読み出した15点の演算結果を全て用いてステップST118にて合焦動作を行う実施形態を示したが、ステップST109またはステップST114にて、最初に所定値以上の位相差検出が得られた時点で、その値のみを用いて合焦動作を行うようにしてもよい。
ステップST102において、水平方向の検知が良好な数(OK数)が、垂直方向検知が良好な数(OK数)以上でないと判定した場合には、垂直方向検出を優先する設定を行う(ST119)。
なお、このセンサは蓄積状態の確認を焦点検出領域ごとに監視することができ、検出方向を選択するABSEL信号と焦点検出領域を選択するAS0〜3信号により蓄積状態の確認をする領域を選択することが可能である。
Vout端子から出力される信号を制御回路13でA/D変換し、蓄積状態確認する。出力があるレベル以上の場合は蓄積を終了する通信コマンドを制御回路13から送信し終了する。
15点の焦点領域が蓄積終了(ST120)したら、像信号である垂直データの読み出しを行う(ST121)。
像信号の読み出し(出力)は焦点検出領域をABSEL、AS0〜3信号により選択し、通信コマンドをセンサ123に送ることにより開始する。
そして、制御回路13において、位相差検出のための演算を行う(ST122)。
出力は上記の通り、焦点検出領域および検出方向を選択し出力することができ、また蓄積の終了時にメモリに蓄積状態が保持されているため、検出領域ごとに出力し位相差検出演算を交互に行うことができる。
データの読み出し(ST121)、位相差検出演算(ST122)を交互に行い、垂直方向の位相差について15点の検出領域の検出を行う。位相差検出演算では上述のとおり相関演算が行われ、被写体の像信号から高コントラストの有効な被写体であるか判断される。
全垂直データの読み出しが完了すると(ST123)、パラメータjを1に、パラメータiを0にセットして(ST124)、位相差演算結果が所定値以上であるか否かの判定を行い、i番目の領域で位相差検出ができたか判断する(ST125)。
そして、ステップST115において、位相差演算結果が所定値以上であると判定した場合には、i番目の領域が有効であるとして、パラメータjを+1し(ST126)、j=16になるまで(ST127)、ステップST125,ST126の処理を繰り返す。
一方、ステップST125において、位相差演算結果が所定値以上でないあると判定した場合には、i番目の領域が有効でないとして、有効でない焦点領域のみ水平方向の位相差検出を行う。
具体的には、有効でないi番目の垂直データの読み出し(ST128)、位相差検出演算(ST129)を行い、i番目の領域で位相差検出ができたか判断する(ST130)。
i番目の領域が有効であるとして、パラメータiをj+1とし、パラメータiをi+1として(ST131)、j=16になるまで、ステップST125〜ST131の処理を繰り返す。
ステップST130において、有効でないと判断した場合には、両方向の位相差検出の結果、有効な被写体が見つからなかったとして、ステップST132の処理に移り検出不能処理を行う。
そして、iが16になると、水平方向検知が良好な数(OK数)iで、垂直方向の検知が良好な数(OK数)が15−iとなり(ST133)、15点の演算結果から有効な被写体として合焦点動作を行う(ST134)。
以上のように、第1焦点検出動作は、有効でない被写体のみ他方向の検出を行うことにより像信号の読み出しと位相差演算が省略され処理時間の短縮が図れる。また、制御を行う制御回路では像信号の読出しにおいてA/D変換したデータを保持するメモリを15点の検出領域分だけもてばよく効率化が図れる。
なお、ここで、ステップST125からステップST127の処理にて読み出した15点の演算結果を全て用いてステップST134にて合焦動作を行う実施形態を示したが、ステップST125またはステップST130にて、最初に所定値以上の位相差検出が得られた時点で、その値のみを用いて合焦動作を行うようにしてもよい。
次に、図19に関連付けて、前回に有効であるとした位相差検出領域を記憶しておき、記憶データに基づいて一方の位相差検出領域を選択する場合の焦点検出動作について説明する。
被写体から反射された光束は、光学系11を通し、焦点検出装置12に入射され、焦点検出センサ123で受光し光電変換を行う。
ここで制御回路13はCG信号により、センサ123に蓄積を開始する(S201)。 なお、このセンサは蓄積状態の確認を焦点検出領域ごとに監視することができ、検出方向を選択するABSEL信号と焦点検出領域を選択するAS0〜3信号により蓄積状態の確認をする領域を選択することが可能である。
Vout端子から出力される信号を制御回路13でA/D変換し、蓄積状態確認する。出力があるレベル以上の場合は蓄積を終了する通信コマンドを制御回路13から送信し終了する。
15点の焦点領域が蓄積終了(ST202)したら、パラメータiを1にセットする(ST203)。
次に、W(i)が0であるか否かの判定を行う(ST204)。
W(i)が0であると判定した場合には、像信号である水平データの読み出しを行う(ST205)。
像信号の読み出し(出力)は焦点検出領域をABSEL、AS0〜3信号により選択し、通信コマンドをセンサ123に送ることにより開始する。
そして、制御回路13において、位相差検出のための演算を行う(ST206)。
一方、W(i)が0でない判定した場合には、像信号である垂直データの読み出しを行う(ST207)。
そして、制御回路13において、位相差検出のための演算を行う(ST208)。
次に、iを+1して(ST209)、iが16になるまでステップST204〜ST209の処理を繰り返す(ST210)。
そして、全領域(15カ所)の読み出しが終了する。
次に、iを+1して(ST211)、水平方向の位相差演算結果が所定値以上であるか否かの判定を行い、i番目の領域で位相差検出ができたか判断する(ST212)。
そして、ステップST109において、位相差演算結果が所定値以上であると判定した場合には、i番目の領域が有効であるとして、パラメータiを+1し(ST213)、i=16になるまで、ステップST212,ST213の処理を繰り返す(ST214)。
一方、ステップST212において、位相差演算結果が所定値以上でないあると判定した場合には、i番目の領域が有効でないとして、W(i)が0であるか否かの判定を行う(ST215)。
W(i)が0であると判定した場合には、w(i)を1にセットして(ST216)、像信号である垂直データの読み出しを行う(ST217)。
W(i)が0でないと判定した場合には、w(i)を0にセットして(ST218)、像信号である水平データの読み出しを行う(ST219)。
そして、制御回路13において、位相差検出のための演算を行う(ST220)。
次に、垂直または水平方向の位相差演算結果が所定値以上であるか否かの判定を行い、i番目の領域で位相差検出ができたか判断する(ST221)。
そして、ステップST220において、位相差演算結果が所定値以上であると判定した場合には、i番目の領域が有効であるとして、パラメータiを+1し(ST213)、i=16になるまで、ステップST212〜ST220の処理を繰り返す。
ステップST221において、位相差演算結果が所定値以上であると判定した場合には、ステップST222の処理に移り検出不能処理を行う。
そして、iが16になると、15点の演算結果から有効な被写体として合焦点動作を行う(ST223)。
なお、ここで、ステップST212からステップST214の処理にて読み出した15点の演算結果を全て用いてステップST223にて合焦動作を行う実施形態を示したが、ステップST212またはステップST221にて、最初に所定値以上の位相差検出が得られた時点で、その値のみを用いて合焦動作を行うようにしてもよい。
以上のように、第2焦点検出動作は、15点分の焦点検出を行った結果から検出がどちらの方向でみつかったか記憶しておき、回の焦点検出時に先に検出する方向を決定する。これにより一方で焦点検出がみつかる領域が増えるため、不要な処理を減らすことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、対となる位相差検出領域を複数備える焦点検出センサ123と、複数の対となる位相差検出領域毎に対の位相差検出領域から一方の位相差検出領域を選択し、選択した一方の位相差検出領域群から蓄積データを読み出し、読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する制御回路13とを有することから、焦点検出領域の多点化に対応し、焦点検出領域する際に水平、垂直方向の位相差検出を一方向について先に行い検出できなかった領域のみ他方で検出することにより処理時間を短縮し、制御を行うマイクロコンピュータのメモリ容量を減らすことができる。
また、前回の焦点検出から検出方向をどちらから先に検出をするか決定することにより焦点検出がしやすくなり不要な処理をへらすことができる。
なお、本実施形態は、位相差検出領域において、垂直および水平方向(すなわち十字)を例に説明したが、右斜め左斜め(すなわちX字)としても同様の効果を得ることができる。
本発明の係る自動焦点検出装置を採用した電子カメラを模式的に示す図である。 本実施形態に係る焦点検出装置における再結像レンズおよび焦点検出センサによる結像状態を模式的に示す図である。 本実施形態に係る焦点検出装置の焦点検出センサの具体的な構成例を示す図である。 本実施形態に係る焦点検出装置の焦点検出センサのおける焦点検出領域の配置例を示す図である。 焦点検出領域のセンサ上での配置を示す図である。 本実施形態に係る焦点検出装置と制御回路との信号処理および信号転送について説明するための図である。 本実施形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る焦点検出の第1動作例を明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る焦点検出の第1動作例を明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る焦点検出の第2動作例を明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…電子カメラ、11…光学系、111…撮像レンズ、112…クイックターンミラー、113…フォーカシングスクリーン、114…ペンタプリズム、115…サブミラー、116…反射ミラー、117…フィルム面、12…焦点検出装置、122…再結像レンズ、123…焦点検出センサ、A,A’,B,B’…焦点検出領域(センサ面)、13…制御回路。

Claims (7)

  1. 対となる位相差検出領域を複数備える位相差検出手段と、
    上記複数の対となる位相差検出領域毎に対の位相差検出領域から一方の位相差検出領域を選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択した一方の位相差検出領域群から蓄積データを読み出す読出手段と、
    上記読出手段により読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する演算手段と
    を有する自動焦点検出装置。
  2. 上記演算手段による位相差データの有効性を複数の対となる位相差検出領域毎に判断する判断手段と、
    上記判断手段により有効でないと判断した位相差検出領域が存在する場合に上記選択手段により選択していない他方の位相差検出領域から蓄積データを読み出す第2の読出手段と、をさらに有し、
    上記演算手段は、上記読出手段により読み出した蓄積データと上記第2の読出手段により読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動焦点検出装置。
  3. 上記選択手段は、前回の上記判断手段により有効であるとした一方の位相差検出領域を優先的に選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動焦点検出装置。
  4. 前回の上記判断手段により有効であるとした位相差検出領域を記憶する記憶手段を含み、
    上記選択手段は、上記記憶手段に記憶されている領域情報に基づいて位相差検出領域を選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動焦点検出装置。
  5. 上記複数の複数の位相差検出領域の全ての検出領域が十字の水平方向と垂直方向の位相差検出を行い、
    上記選択手段は、水平、垂直方向の一方を選択して、検出処理を先に行い、検出不能な領域があるときには他方の検出処理を検出不能領域についてのみ行わせる
    請求項1から4のいずれかに記載の自動焦点検出装置。
  6. 上記読出手段および演算手段は、蓄積データの読み出しと位相差検出演算を交互に行う
    請求項1から4のいずれかに記載の自動焦点検出装置。
  7. 位相差データを演算する自動焦点検出装置と、
    光学系と、
    上記自動焦点検出装置により位相差データにより上記光学系を制御して光学系の合焦制御を行う制御回路と、を有し、
    上記自動焦点検出装置は、
    対となる位相差検出領域を複数備える位相差検出手段と、
    上記複数の対となる位相差検出領域毎に対の位相差検出領域から一方の位相差検出領域を選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択した一方の位相差検出領域群から蓄積データを読み出す読出手段と、
    上記読出手段により読み出した蓄積データに基づいて位相差データを演算する演算手段と、を有する
    電子カメラ。
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